'英'語学習ブログ
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また時間が経ってしまったが、ブログを書くのが面倒だと思う時期が続いたというだけで、英語の勉強は細々と続けていた。次の英検1級の試験日用に、「カウントダウン」アプリをスマホに入れて、毎日にらめっこしている。英検準1級までで、全ての文法を網羅している以上、準1と1の差は、運用力と語彙力だ。運用4種類については濃淡があってはいけなくて、高いレベルで安定している必要があり、語彙力も同じで、「こういう系統は読めん」ということがあってはいけない。日本語の新聞で、どのページも万遍なく読める&ざっくり理解できる教養と同じような意味において、いわゆる「文系」も「理系」も「芸術系」も、読めなくてはいけないのだ。というわけで、ひたすら語彙力をアップするために、とにかく手当たり次第、読んでいる。バイリンガル辞書片手に、カウントダウンタイマーで合計2時間に到達するまで、読みまくっている。もし辞書で引いた単語にマークがついてたら、それはすなわち上位13,000語ぐらいに入るはずなので、英検1級受験者としてはカバーしておくべき単語であるから、100均で買ってきた「単語カード」に即座に書き込んでいる。書き込む時間も入れての2時間だから、実際はこの7割ぐらい〜?「単語カード」をXX年ぶりに導入したのは、結局これが一番復習において手軽で、充電も要らないし、赤信号で待ってる間もできるし、安いからだ。書き込む手間というのはあるものの、スマホの似たようなアプリと比較しても、単純に「気が散らない」。わたしの場合、「気が散らない」とか「気付いたらネットをしていた」とか、そういうものを省くことが集中したい時のカギなので、それを極力排除した結果が「単語カード」に落ち着いたのである。これの利点は差し替え可能ということで、復習をやり過ぎてると場所で覚えてるので、トランプのカードを切るように適当にシャッフルしている。ちなみに、文具メーカー純正の単語カードは、乾きが早くインクがしみ込む。100均で買ったものは、インクが乾きにくく紙もザラザラしていて、ボールペンのボールを削っていく感じがする。純正が1つ80円で、100均は3つで100円だ。まあこの辺は、お気に入りのものを見つけるまで比較していくつもりだ。ところで。唐突ではあるが、今読んでる英検対策で語彙を広げるために読んでる「理系っぽい英文」がすこぶる面白い。門外漢な分野だが、がんばって進出すると、読めそうなのも見つかるものである。基礎知識の教養が無い・・・という悲しい事情があるにせよ、タックルできなくもない・・・ので、食わず嫌いを直していきたい。面白いと思ったのは下の2つで、どちらも同じことを扱っている。NYTの 'A Possible Breakthrough in Explaining a Mathematical Riddle' (2012) はNYTだからやっぱりちょっと難しい。確かこの記事が援用される感じで、日本の新聞もニュースを後追いしたような感じであった(当時)1年後のこちら↓はとても読みやすい。物語風になっていて「理系のよみもの」っぽいから素人でも分かる感じで書いてある。The Paradox of the proofhttp://projectwordsworth.com/the-paradox-of-the-proof/話は5年前に遡る(が、興味ある方のみ読んでください・・・)2012年に京都大学の某せんせいが、とある論文を発表した(というニュースが流れた)。その後続ニュースとして、その論文はあまりに難解で斬新すぎるゆえに、論文の真価どころか中身を理解する所まで誰ひとり到達していない、という恐ろしい話もネットで流れた。それは壮大で深遠な宇宙をひとりきりで何年も歩いていくようなものかもしれない。孤高にもほどがある。一般ぴーぷるにはその孤絶感を想像するのは難しい。それとも、いわゆる天才と称される人には、孤独を孤独と感じない何か特別な心の作用でも、あるのだろうか?さて、あれから5年後の今年2017年に、進展があったらしいというニュースをウェブで見かけた。どうやら、「旅の仲間」が見つかり増えつつあるようなのである。関連する記事の中からテクニカル過ぎなさそうなのを選んで読んでみたのが上の2つだ(「理系の読み物」レベルの意味)。ところでこのせんせいは個人のホームページを持っておられるので、(思いっきり覗き趣味で恥ずかしいのだが興味には逆らえない故、僭越ながら・・・)いくつかクリックしてみた。単純にどういう英文を書くのかとか、フォントや余白を・・・まぁ眺めたりした。(注:これはこれで面白かった。非凡な科学の世界の英語とその書き方は「わたしたち」のとはまるで違う)しかし中には何とか読めそうなのが1つか2つあった。数式がほとんど出てこない報告で「こういう経緯です」的な進展を書かれている(と思われる)。そしてその日本語は、まさに圧巻であった。あっけにとられるほど非常に丁寧な言い回しで、敬語は自分を守るためではなく、純粋に相手が時間や熱意を費やしてくれたことに対する感謝などを表明するために使われており、文体はやや古風な雰囲気があるのも加わり、自分でもよく分からないがちょっと感動した。しかしこれ以上に感情が揺れ動いてしまったのは、同じ事を書いているわけではなさそうな、別の英文で書かれた報告を、これは分かるかな?と思いながら読み始めた時である。震え上がるような峻烈で冷厳な単語が散りばめられており、「知らない単語だ」と思って辞書を引くと、見た瞬間に指先が一気に零下まで冷えきった。英文は短く淡々と書かれているだけに余計に怖い。余分な表現が極限まで刈り取られているので圧縮率が高く、心に刺さりまくる。読み終わった瞬間おもわずパソコンをぱたんと閉じたのは言うまでもない。孤独を孤独とは感じないのかもしれないが、尊重しないという非礼は絶対に許されないという確固たる主張であった。「わたしたち」のレベルの、社内会議用のちょっとしたプレゼン、でも当てはまりそうな正論だから、だからこそ震え上がるには十分な凄烈なものであった。この印象の違いは何故だろうか?わたしがいま思い当たるとしたら、言語特性、ぐらい?。英語はより直截的でグッサリ突き刺さるように書くことができ、日本語だとより情緒的でなってしまう、ということなのだろうか・・・?思考空転中なのでこれぐらいで。
2017年10月30日