浅きを去って深きに就く

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March 19, 2016
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カテゴリ: 抜き書き
自信のある人は、努力しなくても自然と他人の正体が見えてくる。ところが他人の正体を見ぬく必要のある自信喪失に悩む人こそ、実は他人の正体、自分の正体をなかなか見ぬけないのである。

“羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く”という格言がある。羹とは熱い煮物であり、膾は魚を薄く切って酢に浸したものである。自信のない人は、まさに膾を羹と思って吹いてさますのである。とんだ偽物におびえて、身を犠牲にしておべっかをつかう。

自信のある人だったら、「なんか、あの人ずるいなぁ」というだけで終わるものを、自信のない人は、わざわざこちらからすり寄っていってお世辞を言ったりする。だから、気がひける必要のないところで気がひけるのである。

自信のない人は、どんな人に会っても心理的に安定した対等の立場で話ができない。
自信のない人は、めったやたらに他人の前で背のびしてよく見せようとする。劣等感の激しい人は、ことに劣等感の激しい人の前で背のびして、自分を実際よりもよく見せようとするようである。

劣等感の強い人は自分の眼の前の人が、心の葛藤で苦しんでいる精神的幼児であることなどけっして気がつかない。

劣等感があるからこそ自分の重要さを誇示しようとするのであるが、こちらも自信喪失していると、その誇示に負けて、いよいよ身を低くして相手に取り入ろうとするのである。

【自信】加藤諦三著/三笠書房





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Last updated  March 19, 2016 05:19:34 AM
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