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個人的だがツァイスのレンズに温度をあまり感じたことがない。無論、仕事では絶大な信頼性を持つレンズで特にディスタゴンやゾナーは非の打ち所のない玉ではある。けれども淡い光のゆらぎや香りや空気を感じたときに、その手触りを喉の奥に感じたいときに、傍らにいたのはライツがほとんどだった気がする。それはハッセルを普段持ち歩かないせいもあるが、ズミクロン50mmを入手してテスト撮影を室内で済ませ、すぐに現像、そして最初にプリントしたとき、現像液の中から浮かび上がって来た印画紙に震えたことを今でも覚えている。数日後にはニコンのフルセットが一台のライカに化けた。ドイツという国はとんでもないレンズを生む国だ。一時期、プラナー80mmをニコンに装着していたことがあるが、重くて日常には向かない。コンタックスGも所有してはいるが、オートフォーカスのレンズがどうもしっくり馴染めない。デジカメが進化して、フィルムが淘汰されていっても、やはり最後はレンズの持ち味と性能なんだと、いまさら思う。切りとる視点が手触りなら、やはりレンズも手触りなのだ。主力機材をほとんど手放した今、生涯を伴にするカメラをといえば、やはりライカだ。一本だけレンズを選ぶなら?最高峰はノクチだが、重い。ライツならズミクロン。ツアィスならライカマウントのプラナーかゾナー。ツアィスは残念ながらどちらも未体験だが、無性に感じてみたい衝動にかられている。特に、ゾナーはガウスタイプレンズ全盛になってしまった昨今、唯一ポートレイトには最高なのだけれど。アマチュア名でコンテストにでも応募しようかしらん。
Feb 26, 2010
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密度のある空気が遠くに視界を運んでいった。夜半に目を覚ました。半端なアルコールが体を巡ったせいか短時間の睡眠から今夜というどうしようもない現実に意識を引き戻されていた。深夜の街は遠くに水銀灯の寂しさを運んで視界を明るくしている。無人の道路の静寂を。白く描かれた中央の線は長く連なって冴えた意識をシンメトリーに分けている。右と左に。あるいは表と裏に前と後ろに。たったひとつの真理に向かって。それは命が終わるというイデアの先にある揺るぎ難い現実。抗うことできない宿命。冴えた空気と遠くへ続く白い線。けっして軽くはない空間だけが自分にふさわしい冷えた厚みをさらけ出した。くちなしの疼きが夜を走って小さな安堵を落としていった。冬の夜。水銀灯のまどろみ。
Feb 23, 2010
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Who has seen the wind?Who has seen the wind? Neither I nor you; But ?When the leaves hang trembling The wind is passing thro'. Who has seen the wind? Neither you nor I; But when the trees bow down their heads The wind is passing by. Christina Rossetti
Feb 13, 2010
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