経理は地味だが役に立つ〜マラソン二刀流HIROの経理の仕事とマラソン日記〜

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2020年09月03日
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カテゴリ: 海外
海外での事業展開には、様々な困難が付きまといます。
本来のビジネス展開面での困難のみならず、最近では会計や税務面での困難が重くなっていると感じます。

税務の面は、特に重いと感じます。
海外と日本との間では、移転価格税制という税制に気をつける必要があります。

海外子会社に本社から商品やサービスを提供する場合、子会社でない第三者と同じ価格で販売することが必要となります。
安く販売した場合、日本の税務当局からすると、日本で納税すべき額が海外に移転することと判断するため、厳しく見られます。

これ以外にも様々な制約があり、子会社への出向者の給与などについても、現地での負担分が少ないと判断される場合があります。
現地負担が少ないと、日本本社が多く負担していることとなり、日本での納税額が減少します。
その場合は、海外子会社に対する寄附金と認定され、日本で課税されます。


がんじがらめに縛られており、多くの企業が税務調査で追徴されています。

では、子会社に全部負担してもらおうとするのが一番良いのですが、子会社は資金がない場合が多く、赤字の場合も多々あります。
それを見越して多額の出資を行う方法もあります。

しかしながら今度は、会計の問題がのしかかります。
ずっと赤字で多額の投資が回収できないと、減損しろという話になります。

会計も税務も理屈はわかりますし、その通りなのですが、日本企業の海外での競争力を削いでいる要因にもなっていると感じます。
これはどうにもなりませんが、モヤモヤしたものを感じます。

海外で成功している企業は、そのような困難も乗り越えてきているというのはわかりますが、事業のスピード感を考えると、何とも言えないものを感じます。
それでも、文句を言っていても始まりません。

頑張って、海外事業の成功のために、邁進するしかありません。





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最終更新日  2020年09月03日 18時28分31秒
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