まりことリンリン~♪

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2009.08.20
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カテゴリ: 読書
世界陸上
スポーツをするのは得意ではありませんが、観るのは好き。
特に一流選手が真剣に勝負する様は、見る側も自然と熱が入ります。

そんな中、女子選手に性別疑惑が持ち上がったそうです。
確かに疑われている選手は、一見どちらともとれるような体型ですが。。。
全然知りませんでした。
過去に何人も、性別詐称でメダルや記録が剥奪されている選手がいた事を。


半陰陽、インターセックス、両性具有などと呼ばれる人達なのですね。
無知な私は、つい先頃までそんな言葉がある事も知りませんでした。
先進国や医療が発達している国では、小さい頃に判明するのでしょうが
大人になるまで自分がそうとは知らないままだった。という方もいるそうです。

本人に比が無いだけに、いきなり
「あなたが申告している性別は間違っているのでメダルを返してください。記録も無しです」
あるいは試合前に判れば「体調不良と言うことにして棄権してください」 
などと言われてしまうのは、本当に気の毒な事だと思います。
でもそれを曖昧にしていると、記録の為に性転換手術をするなども考えられるそうで(そうなの???)、いたしかたないらしいです。
今回の選手、疑惑が晴れると良いのですが。。。


インターセックス 帚木蓬生

実は、つい先日読み終えたばかりです。
ネットで内容紹介を読んで興味を持ったのですが、今まで全く知らなかった世界でした。
この著者の作品は初めて読みました。
著者は医師で、その道の専門家(領域は違います)が書く物はぐいぐい引き込まれますね。
森鴎外、北杜夫、渡辺淳一、海堂尊etc. みなさん医師です。(全部読んでるわけではありません!!)


今までだったら、ふうんそうなんだ。 で済んでいたと思うのですが
今回のこの世界陸上での性別疑惑は、今までと違った形で映ってきます。
検査の結果性別が違っていたとなったら、彼女の人生は今までとは全く異なった物になるのでしょうか?
きっとそうなるのでしょうね・・・



 ★   ★   ★   ★   ★   ★   ★  ★   ★   ★   ★   ★   ★   ★ 


余談
インターセックス にはその前作となる エンブリオ があります。
本当はこのエンブリオも読んでから、紹介しようと思っていたのですが・・・
前出の海堂尊:著 チーム・バチスタの栄光 の時も、そうとは知らずに続編の ナイチンゲールの沈黙 を先に読んで、あれ?何か他の話と続いてる?となった私。
今回も知らずに続編を先に読んでしまいましたっ!
勿論、エンブリオを読んでいなくてもこれはこれで独立した話なのですが、登場人物の本性を判って読めば違った見方が出来るはず。
早く エンブリオ読まなきゃ

余談2
三田誠広:著 遮那王伝説
大分前に読んだのですが、この主人公(源義経)が実は両性具有という設定でした。
当時は随分奇抜な設定だなー、どうやったらこういう発想を思いつくんだろう。
と思って読みましたが(内容は面白かったですよ)、今読み返したらまた違った印象を持つかもしれません。



エンブリオ(上)

チーム・バチスタの栄光(上)

ナイチンゲールの沈黙(上)

遮那王伝説





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最終更新日  2009.08.20 20:24:55 コメント(6) | コメントを書く


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