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IFJTでR.先生の講義。第4回。 第1部の4を中心に解説が進んだ。 『感情教育』を読んでいると、こんな感覚に襲われることがある。「おや?この突然出てきた人物は誰だろう…この人は何なのだろう…あれ?さっきの人物がまた出てきた…誰だったっけ…」 主人公フレデリックの友人デローリエ、フレデリックがほぼ“追っかけ”になっているアルヌー夫妻のほか、妙に人の出入りが激しくて、把握し切れない感触がつきまとうのだ。自分はもしかすると頭が相当悪いのか?と少々不安にさえ思えたりもする。 この回の講義でR.先生から「雑多な要素からなった、混交の:heteroclyte」という言葉が出てきた。さらに「並列、並位:parataxe」「列挙、枚挙:enumeration」「省略:ellipse」との解説が続いた。 あぁ、そういう仕込みがあるのなら、私の感触も当然か、と安心した。 配布された「一単語からの冒険:L'aventure d'un mot」は、「偶然、巡り合わせ、運:《hasard》」だった。 R.先生のお話をきちんと理解できているかどうかとても怪しいが、偶然《hasard》というのは突発的なことを指すものの、物事の偶然には前もって伏線がいくつもあり、偶然は必然から派生する…とも考えられる、と先生は強調したかったのではないか。 『感情教育』は、若者の主人公フレデリックが時代の流れに揉まれながら有益無益の各種経験を重ねる話だが、若さゆえ未来の偶然に過度の期待を寄せて無駄な疾走を続け、そこに滑稽さ・悲哀さが見え隠れする…という解釈ではないだろうか。 次回11月7日(土)の第5回は、残念ながら都合により休む予定。
2009.10.31
職場が定休日だった。自宅で知人から借りたDVDを見た。 『燃えつきた納屋 Les granges brulees』。監督:ジャン・シャポー。出演:アラン・ドロン、シモーヌ・シニョレほか。1974年に劇場公開らしい。 サスペンス・ドラマである。映画としては、それほど派手な面はないと感じた。しかし、どの出演者も非常に良い芝居をしているのが、印象に残った。 アラン・ドロンが、やはりカッコいい。映像の様子から、今の自分と同じくらいの年齢では?と思えたので、見終わってから調べてみた。1935年11月8日生まれ。撮影当時は、37~38歳だったのだろう。ほぼ的中した。 劇中の雪深い村はいったいどこなのか?というのも気になった。スイスとの国境から遠くない都市の名前が少し出てくるだけで、具体的にどのあたりなのかは、良くわからないのである。 そこで、Web上で『燃えつきた納屋』から検索してみたところ「オートドーフ」という地名らしきものが出てきた。そのままgoogleマップで探すが、該当する所がない模様だった。 それなら「オートドーフ」の手がかりをと思い、仏語の映画タイトル『Les granges brulees』から検索して「Haut-Doubs」に辿り着いた。これは“オートドーフ”ではなくて“オー・ドゥ”と発音するのではなかろうか?ただ、地名などの固有名詞は例外があるようなので、何とも言いがたいが… 日本語風には“上(かみ)ドゥ”と言えば良いのだろうか。ドゥ県のジュラ山脈寄りの地域を指すようだ。 ところで、『燃えつきた~』の劇中に登場する人物・ピエール(ポール・クローシェ)が、時計の修理を趣味にしている。ドゥ県からスイスにかけては時計産業が伝統的に盛んな地方らしいので、その土地柄を映画にも反映させたのだろう。
2009.10.28
たまには日記らしく。ここ数日のことをメモする。・10月23日(金) 母校(=高校)の東京同窓会の会合。一般的には“校友会”と呼ばれるものだろう。先輩卒業生の講演会。引き続いて懇親会。講演会は元海上自衛隊の方の南極体験談だった。 懇親会の際に昨年の講師を務め12月に逝去されたKKさんの話題が出た。某大手広告代理店の社長・会長を歴任した方。・10月24日(土) 東京日仏学院でR.先生の講義に出席。前週休んだが、それほど進んでいなくて安心した。『L'Education sentimentale』は、比較的読みやすいのではと思う。 職場はかなり繁忙。朝まで営業。・10月25日(日) 午後起床。東京ビッグサイトへ向かう。「デザイン・フェスタ」観覧。知人の出展ブースにも訪問できた。初めて行ったがいろいろと刺激を受けた。アートイベントと銘打たれながらもその枠に収まらないパワーがあるように感じた。 夕方から出勤。閑暇を生かし当ブログの記事作成。他にもやるべきことはたくさんあるのだが。 最後に。 昨年の東京同窓会の講演会で前掲のKKさんが話していた事柄をメモしておきたい。 ○情報感度を高める 「人に会え 本を読め 旅をしろ」 ○情報を生かして行動する 「大局着眼 小局着手」 ○行動の根底に徳目を 「武士道」「仁・義・礼・智・信」
2009.10.25
IFJTでR.先生の講義。第3回(第2回は都合により欠席)。 前週1回分欠席したが、それほど進んでいなくて安心した。 第1部の3を中心に解説が進んだ。 主人公フレデリックの性質を示すいくつかの単語が、R.先生から提示された。・不安定な instable ・移り気 inconstance・(行動未満の)意思 velleite;優柔不断な velleitaire 学校へ行ってもすぐにイヤになり、いろいろなところへ顔を出すが人付き合いは常に浅薄。まさに上掲の単語通りだ。 配布された「一単語からの冒険:L'aventure d'un mot」は、「暇・無為:《desoeuvrement》」だった。 彼は「漁夫の子シルヴィオ」という題で小説 を書きはじめた。…あまり思い出ばかり書きつ らねていることに気がついて、意図がくじけた。 それきり筆はすすまず、彼の無為の生活はます ますひどくなった。 (生島訳『感情教育』p.41) Il se mit a ecrire un roman intitule : Sylvio, le fils du pecheur. ... Les remi- niscences trop nombreuses dont il s'apercut le decouragerent ; il n'alla pas plus loin, et son desoeuvrement redoubla. (『L'Education sentimentale』Pocket p.46 ) いつも気持ちが揺れていて、無為な時間を過ごしている青年、フレデリック。 自分もこうだったのだろうか?と考えてみるのだが、この年齢になるとさすがに記憶は鮮明でない。 とはいえ、以下の部分を読むと、こういう傾向は若い頃あったかもしれない…と思い当たるところもある。 …そこで、彼は抒情的な抑揚と呼びかけたくさ んの12ページの手紙を書いた。が、すぐにそれ を破った。うまくいかなかった場合の心配で釘 づけされて結局、何もせず、何一つ試みもしな かった。 (生島訳『感情教育』p.39 ) ...Alors il composa une lettre de douze page, pleine de mouvements lyriques et d'apostrophes ; mais il la dechira, et ne fit rien, ne tenta rien, ― immobilese par la peur de l'insucces. (『L'Education sentimentale』Pocket p.44 )
2009.10.24
なぜか標記の言葉を思い出した。 昨日の日記「私の故郷」を書いた直後、お客様の紹介で隣町出身の方とお会いした。お話してみると、知った名前がたくさん出てきた。非常に驚いた。 職場のブログにその経過を一部記録した。 偶然に偶然が重なった結果の邂逅。 そこに驚き感動する反面、何かの偶然には何かの必然が伴っているのは当たり前か、とも思う。生まれ育った土地が近い者同士が会って、何かしらの共通項が見つかるのは、珍しくないことかもしれない。 とはいえ、邂逅の驚きと感動が、今の職場では妙に多いように思う。自分としては、面白く感じている。 3年弱の短い期間で、この山間地の小集落に血縁がある人に、2名遭遇した。
2009.10.21
昨日、職場のお客様と雑談しながら面白いものを見付けた。ある山の頂上から麓の集落を写した、この画像だ。 私の故郷である。この中に、私が18歳まで過ごした実家がある。 3年ほど前に撮影したものらしい。今では大きなコンクリートの橋梁ができたり、集落の家屋が消えたり移動したりしている。 画像の真ん中を横断している樹木のベルト部分に、吾妻川が流れている。 巷で話題になっている八ッ場ダムは、この吾妻川に作られる計画だ。建設予定地は、このすぐ近くである。 今後、私の故郷はどうなっていくのだろう。
2009.10.20
ピアニストのボビー・ティモンズが好きだ。 厳密には、ピアニストとして好きと言うよりも、作曲家として好きと言うべきかもしれない。 恐らく誰もが知っているであろう、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」もこの人が作曲している。 昨晩、職場でお客様が、このボビー・ティモンズの曲「ダッド・デア」が歌になっているものをレコードで流していた。あのメロディと、女性ボーカルがうまくマッチしていた。 「誰が歌っているのですか?」と思わず私は尋ねた。「リッキー・リー・ジョーンズですよ。」というご返答だった。『POP POP』というアルバムに収録されているとのことだった。【参考】 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの「ダッド・デア」
2009.10.17
新宿のプーク人形劇場へ、知人のバロンなかざわ氏のショー『あしのうら』を見に行った。 歌、パントマイム、タップダンス…いろいろな要素が混在した喜劇だった。ヴォードヴィル、というジャンルに属するようだ。 このヴォードヴィルについて、wikipediaで調べてみると結構面白い。日本語、英語、フランス語、それぞれに差がある。 ところで、出演者のバロンなかざわ氏は、なかなか良い文章を書く。彼のブログは、読みごたえがあると思う。
2009.10.16
東京日仏学院のR.先生の講義に出席した。第1回。 今学期の講読は、フローベール『感情教育』である。 R.先生から推薦のあった仏語版は、Gustave Flaubert『L'Education sentimentale』Pocket。当該書に序文とコメントを寄稿しているPierre-Louis Reyという方が、R.先生の恩師とのことである。 個人的に、邦訳も購入した。生島遼一訳『感情教育』(全2冊)岩波文庫 1971年改訳。 作者や作品に関する概説から、「1840年9月15日、朝の6時頃、出帆まぎわのヴィル=ドゥ=モントロー号がサン=ベルナール河岸の前で、もくもく煙のうずを上げていた。」で始まる第1部・1の解説に入った。19世紀初め~中頃のフランスに関する話が興味深かった。 R.先生は、1枚の印刷物を配布した。「一単語からの冒険:1.《相続》 L'aventure d'un mot: 1.《heritage》」とタイトルが付いていた。『感情教育』の中に数回現れる単語「相続」から、作品の特徴を捉えていく…という、帰納的なやり方を面白く感じた。 次回10月17日(土)の第2回は、残念ながら都合により休む予定。 ところで、上掲のサン=ベルナール河岸あたりへ、3年前の4月に行っていた。 私がはっきり景色を記憶しているのは、オーステルリッツ橋の左岸側周辺である。 もしかしたら…と思い、googleマップのストリートビューで調べてみたところ、まさにその景色が出てきた。少し嬉しかった。
2009.10.15
帰宅してラジオのスイッチを入れた。 NHKラジオ第1で、『ラジオ深夜便』を放送していた。「にっぽんの歌こころの歌 歌謡スター・思い出のヒット:佐良直美&日吉ミミ集」だった。 佐良直美「世界は二人のために」「いいじゃないの幸せならば」「私の好きなもの」「ギターのような女の子」「ひとり旅」 日吉ミミ「男と女のお話」「男と女の数え唄」「ひとの一生かくれんぼ」「たかが人生じゃないの」「世迷い言」 どれも素晴らしかった。 一日の終りにラジオを聴いただけで、満たされることもあるのだな、と思った。
2009.10.07
最近、岩崎宏美の歌が好きである。とにもかくにも、歌声が素晴らしい。 「思秋期」。これは聴き入ってしまう。 “青春はこわれもの 愛しても傷つき 青春はわすれもの 過ぎてから気がつく”“無邪気な春の語らいや 華やぐ夏のいたずらや 笑い転げたあれこれ 思う秋の日”の歌詞が良い。作詞は阿久悠、作曲は三木たかし。 YouTubeをあれこれ見ていて、そういえば岩崎宏美はこれも…と再認識した曲があった。「小さな旅」。 “不思議ね離れるとあなたが近くなる こんなに人恋しいのはなぜ”の歌詞が良い。 作詞は山川啓介、作曲は大野雄二。 この「小さな旅」は、NHKのTV番組「小さな旅」のテーマ曲として一時期使われていたようである。 現在TVでは、インストの「光と風の四季」が使われているとのこと。
2009.10.06
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