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食品をメインにした宣伝販売の仕事を始めて22年目。振り返れば、いろいろな商品が現れては消えていったように、案件(デモンストレーション)自体も、時代の変化その他の理由でなくなってしまったものが多い。例えば、手作りケーキを作るための生クリーム。2010年頃までには、クリスマス時やバレンタイン時を中心に、頻繁に仕事があった。例えば、やはりクリスマス時に特に依頼が多かったベビーリーフ。コロナ禍に見舞われるまでは、夏場をのぞき、月に一度はデモンストレーションが実施されていた。例えば、お中元お歳暮用のギフトセット。販売がさほど難しくないことからデモンストレーターの間では人気がある案件だったのに、お中元お歳暮文化の廃れと共に2010年代前半で姿を消した。例えば、パン。今でもないことはないけれど、めっきり見かけなくなったねえ、、、パンを品出ししながら食パンや菓子パンを試食販売しているおねえさんやおばさん。何より、業界用語で言うハム・ソー。ウィンナーや各種ハム、焼き豚、チキンナゲットなど、メーカー製造の加工肉食品を扱い、宣伝販売の言わば「華」だったのに、なくなったねえ、、、恐らくは上のパンと同じ理由で。そう、コロナ禍以降、メーカーや店舗側の衛生基準が厳しくなり、かつてのように大皿に一口大に切ったウィンナーやパンをドカッと載せて試食に出すことが出来なくなったのだ。世は変わる。人も変わる。仕事も変わる。写真は、孫たちが子ども料理教室で作ったケーキ。
2025.12.29
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結局、2025年度の仕事納めは、12月23日に大阪北部の中型スーパーで実施された、新潟米の宣伝販売となった。12月の土日に仕事がない週があるなんて、ぶっちゃけ、コロナ期をのぞいたら業界にとっては月と地球が衝突する確率並みに珍しいことだ(つまり、限りなくゼロ)。その米のデモンストレーション。炊飯場所が売場ではなくバックヤードだったことを考慮しても、試食人数も売上数も厳しかった。価格そのものは、昨今ならこんなものだろうと思わせる範囲だけれど、米って、味噌同様に使う銘柄がみなさん割と決まっているからね、、、。プラス、まだまだ知名度がない米だと、「毎日食べるものだし、やはり今まで食べていた(銘柄の)ものの方が無難」というところに落ち着くのだ。味はコシヒカリも真っ青の美味しさなので、食べてもらえば高評価をいただく。ただ、お米ではなくても、その時に必要でなかったら、嵩張ることではあり、買わないよねえ(溜息)。それにしても、最近のお米は精米をきちんとしていて、研ぐ回数がせいぜい2回までなのは嬉しい限り(むしろ研ぎ過ぎると米の旨味が抜ける)。なーんて、今の世には「米を研ぐ? 研ぐって何ですか?」と真顔で聞く人もいて、しみじみ時代を感じる。
2025.12.28
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昨日の夕方。無事に仕事を終え、帰宅すべく現場からバスに乗って近鉄京都線高の原駅まで着いたら、あらあら、肝心の電車が動かない。何でも、午前中に高の原駅の少し手前にある新祝園駅付近で踏切事故があり、以後の新祝園駅も含む「高の原〜新田辺」までのルートが不通になっていると言う。駅の人によると、現段階では復旧はいつになるか確かなところはわからないとの話だったので、仕方がない、帰る方向とは逆の線に乗って大和西大寺まで行き、そこから大阪の鶴橋に出ることにした。鶴橋まで行けば、あとはJR一本で京都へ。結果、通常の帰宅予定時間より2時間も後になり、身体はクタクタの極み。仕事に使うグリル鍋その他の調理器具をつめたカートを引いていたこととも関係しているだろう。それにしても、町中なら、事故なり天災なりのアクシデントがあって一部の交通が完全遮断されても別の路線や交通手段を使うことで何とかなるけれど、仮に過疎の地域だったら、どうなるのだろう?やむを得ずその地で一晩過ごすことになっとしても、ホテルもないだろうし。
2025.12.21
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2日連続で実施される、ウィンナー・ソーセージの第1日目。今、現場に向かっている途中。今日の現場であるスーパーが所在する場所から想像すると、恐らくは節度ある試食をされるお客さんがほとんどの店だろう。そう!先の記事内で書いた「(試食品を)ハイエナ顔負けに食べ散らかすお客さんが多い店」の大半は、町にある大型店である。ハイエナ顔負けは、決して大袈裟な表現ではない。ここいら、ハムやソーセージ、あるいは焼肉などの宣伝販売を担当した体験のある方は、切実にわかって下さると思う。なんたって人間、基本的に「自分以外の人間がトクをしているのが許せない」気持ちを心の奥底に色濃く持っているイキモノなのである。だから、例えば「俺が食っていない(試食の)ウィンナーをあいつはタダで食っている。あいつはズルい」となるわけだ。実際「お前、独り占めするな」とか「お兄ちゃんばかり食べて!」とか、お客さん同士で喧嘩をおっ始めるケースもある。もっとも、こんなタイプのお客さんのシンボルとして出された、当のハイエナはどう感じるだろう。剥き出しされた欲望をギラギラとたぎらせなから食べ物にがっつく人間どもに対し、多分こう言い放つのではないか。「わてら、もっと行儀よう食べまんがな。一緒にせんといてや」。飽食の時代なればこそ、考えさせられることが、試食の現場ではたくさんある。
2025.12.20
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本当に本当にオヒサである。ウィンナー・ソーセージを主とするハム・ソー(業界用語。ウィンナーやロースハム、焼き豚など、加工肉全般を指す)の宣伝販売の仕事が入ってきたのだ。この週末、奈良県郡部にある某店で実施する。「ワァーッ、大変だね」と言う人は、われわれの仲間でなくても大勢いそう。「ウィンナーを焼いたりハムを切って売っているおばちゃんたちっていつも忙しくしていて、時間によってはキリキリ舞いのことがあるよね」と。確かにそんな面はある。それでも、店によりけりだ。ハイエナも真っ青の食べ散らかしぶりを見せるお客さんが多いところもあれば、ほとんどのお客さんが節度ある試食ぶりを見せてくれるところもある。ぶっちゃけ、その店が所在する「地域」の差だな。ところで、ハムソーの中でも1番人気はやはりウィンナー・ソーセージなんだけれど、皆さんはどうしてか、考えたことある?「うーん、味がはっきりしていて、そのことが子どもからお年寄りまで受けるからじゃない?」「焼いたり茹でたりするだけで食べれるもんね」「お弁当のおかずの定番だよね」「冷めても美味しい」。「冷蔵庫に入れておけば、けっこう長く持つ」はい。どれも当たっています。つまり、調理の仕方や保存方法も含め、素人にも扱いやすい食材なのだ。基本的に味付け不要だからウィンナーを使った料理を失敗することもほぼなく、そこいらも嬉しいし。ただ、毎日摂るのは、健康上、どうなんだろう?市販ウィンナーに含まれている食品添加物もさることながら、大腸がんとの関連の疑いを聞くと怖くなるよね。塩分も心配だし。ここは、メーカーにも頑張ってもらって、なるべく添加物が少ない、安全性が高いウィンナー・ソーセージを開発して欲しいところだ。繰り返すが、こんなに扱いやすい商品はないのだからね。写真はウィンナー・ソーセージ(Wikipedia)。
2025.12.19
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先だっての現場での話。夕方に店舗責任者が持ってきた販売実績の書面の数字があまりに「?」だったので、よくよく見たら日付が前日になっていた。コンピュータを操作したチーフのミスだね。たまにあるんだよ、こういうの。過去にもあった。夕方、店舗は本当に忙しい。だから、ミスも仕方がないのかもしれないし、そもそも売上データを出すのを面倒くさがる人もいる。そんなこともあり、私は、おおまかな売上数提出を求められるメーカーの案件を受けた場合、撮影禁止の店でなければ業務開始前と業務終了後に、売場の写真を撮ることにしている。業務中、店からの商品追加(品出し)がなければ、そのまま写真に写っている商品数の最初と最後の差額で総売上数が弾き出されるし、品出しがあればその品出し数(ケースで出すことが多いから数は簡単にカウントできる)を控えておけば、これまた総売上数はわかる。驚くのは、写真撮影に対する店側の変化。ほんの数年前には「店内撮影禁止」のところが珍しくなかったのに、現在では少数。それどころか、「店内撮影、歓迎いたします。お客様のお気に入りの商品やディスプレイはどんどん写して下さり、インスタなどにアップして下さい」と、堂々とPOPで告知している店もある。時代なのか。ただ、アップする時には、個人情報に配慮すべく、人が写っている写真は慎重にならないといけないね。私も、仕事で撮った写真は絶対に公にはしないし、役目を果たすや速やかに削除しているよ。
2025.12.17
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オーガニックネタ、ベジタリアンネタを引っ張ろう。15年前、いや、もっと前か。1990年代半ばにインターネットで知り合い、長らくメール交換してきた某国の人が、夫婦ともども日本に観光旅行に来ることになった。「距離から察するに、幾度も会えるわけではないから、この機会を逃す理由はない」とお互いに感じ、それを伝え合った結果、会うことになった。場所は、彼らが宿泊しているホテル近くにある、精進料理に近いメニューを出す和食専門店(ただし、卵は食材に出す)。以前に食品関係の仕事をしていた関係もあり、納豆や豆腐などの日本の食材に関心を抱く奥さんの嗜好を考慮したのだ。驚いたのは、彼らが、メニューの一品であるだし巻き玉子や茶碗蒸しを食べたばかりか、ことのほか気に入っていたこと。と言うのも、それまでのメールのやり取りから夫婦がベジタリアン(菜食主義者)であることを知っており、ならば卵は食べないのではないかと勝手に想っていたからだ。「あなたたちがベジタリアンであることは知っています。でも、卵を食べるのですか?」失礼を承知で私が尋ねると「はい。確かに私たちはベジタリアンだけど、卵を食べます。私たちが属するベジタリアン・グループにはそれが許されているのです」。つまり、こういうことだ。一口にベジタリアンと言ってもいろいろな考え方をする人がおり、その主義、思想、行動は、個々や個々が所属するグループによって異なる。完全菜食者(ヴィーガン)はもちろん、原則、ベジタリアンは魚介をも含めた動物肉食を御法度としているが、魚介はオッケイのグループもあるし、肉のうちでも鶏肉だけは許されるグループもある。また、乳製品は食べても卵は食べないグループも(その反対もあり)。なんともエエ加減なのだ。もっとも、これでよいのだと思う。ベジタリアンも人間。菜食をすることも修行のひとつである身分、例えば僧籍にいるわけじゃなし、となるとベジタリアリズムはライフスタイルの問題だからだ。これは、オーガニックも同じなのではないかな。
2025.12.17
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デモンストレーター以外に出来るかも「しれない」仕事として、オーガニックもののガレージショップの経営がふと頭をかすめたけれど、これにあたいする商品の宣伝販売の体験は、25年のデモンストレーター歴で、ただ1回。「えっ? そんなに職歴があって? ほとんどないに等しいじゃないの」と、驚かれるあなた。よく考えてみて。私たちデモンストレーターが「現場」と呼ぶ店舗のほとんどは、いわゆる「普通」のスーパーやデパートやドラッグストアその他。並んでいる商品も「普通」だし、来店されるお客様も「普通」の方々。オーガニックなどの特別な付加価値と言うか「こだわり」は、どの面からも必要とされないのだ。それでも、ここ数年は、それら「普通」の店舗でも、ごく一部のコーナーながら有機野菜や化学調味料無添加の食品、すなわちオーガニックものを置くケースが増えてきた。とは言え、まだまだ少ないな、、、そもそもお値段がお値段で、そのこともあってか、売上はイマイチなので、店側にしてもオーガニック品の販売はあくまで「実験段階」なのが現状。そのオーガニック商品のただ1回のデモンストレーションを体験したのはコロナ禍の1年前。場所は都会のど真ん中にある某大型店で、担当は動物性食材をいっさい使用していない粉末タイプのスープだった。わかりやすく説明するなら、ベジタリアン・スープね(ベジタリアンとは菜食主義)。このスープ。一般に市販されているク◯◯社やポ△カ社のそれと比べると味も香りもあっさり気味で、人によっては物足りないと感じられるだろうが、反面、飲んだあと喉奥に変な引っかかりがなく、飲みやすい。それでも、いわゆるインパクトに欠けることは事実で、ベジタリアンが持つ思想、すなわちベジタリアニズムのメリットもデメリットも含めた上で、うーん、これは最終的には好みの問題なのだろうな、と思った。売上は、まあ、その種の商品にしてはそこそこ。少なくとも店の担当者は「普段は1個も売れないのに、、、」と喜んでくれた。驚いたのは、購入者の過半数が外国人(顔立ちや言葉で推測して欧米人)だったこと。店の周辺にはホテルが多く、部屋で飲むのにちょうどいいとの理由からだろうけれど、でも、「ベジタリアン」の言葉からして、日本人のお客さんよりはるかに反応したことは事実。やはり、ベジタリアニズムの浸透度が日本と欧米では違うと感じた。逆にとらえたら、そのぶん、日本での今後の伸びしろが期待される分野が、ベジタリアンも愛好するオーガニック部門だろう。写真が、ベジタリアンが食べられるもの(Wikipediaより。Public Domain)。(注)ベジタリアンにもいろいろなタイプがあり、卵や乳製品、さらに肉も鶏肉はオッケイのベジタリアンもいる。事実、欧米のある国の人と結婚した友人のご主人のお姉さん一家はベジタリアンだが全員チキンソテーが大好き。
2025.12.10
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今日からまた連続仕事。考えてみた。仮に、天職と感じているデモンストレーター以外に仕事をするとなれば(会社社長やYouTuberや作家や漫画家など、今現在の段階での私の経歴やスキルでは雲を掴むような職業ではなく、少なくともほんのチョイの背伸びがあれば、もしかすると実現するかもしれないと想像される職業)、、、ぶっちゃけ、私は無農薬野菜やオーガニック食品を扱う小さなガレージショップをやりたいなあと思う。以前にも書いたけれど、無農薬、例えばほうれん草なんか、ゆがくだけで美味しい。それに醤油をかけるか、せいぜい鰹節だけでじゅうぶん。トマトも、無農薬のもぎたては塩すらいらないよ。そのままガブッで、極上の味。鶏肉も、平飼いのものなら肉に弾力があり風味にコクがあるから、塩胡椒だけでイケる。その平飼い鶏が産んだ卵もめっちゃ濃くて、ご飯にかけて醤油を一滴垂らせば、感動もんなんだわあ。つまり無農薬やオーガニックは確かに価格が高いが、味付けの調味料はホンマに最低限でいいことを考慮すればそんなに高いもんでもないなあと、個人的に感じている。プラス、例えば食べた後の無農薬みかんの皮を干して挽いて陳皮(風邪に効果が期待できると、漢方薬にも使われているね。もちろんスパイスとして料理やお菓子作りにもオッケイ)を作ったりするのは、お金には変えられない喜びで、そのことを、時には試食やレシピカードを通して伝えたい。何より、消費者と生産者を極力つなぎたい。これも以前に書いた。「卵が高くなったと騒いでいますよね。でも、鶏の肥料、その鶏や鶏が住む鶏舎の管理費、採れた卵をパック詰めして運ぶ際の手間賃や運送費。それらすべてを考えたら、今までの卵が安過ぎたんですよ」と。このことは、やはり、生産者と消費者が向かい合わないと、しんからは互いに分かり合えないのではないか。私は販売は慣れているし、POPも描ける。ついでに文章を書くことも嫌いではない私。レシピカードやPOPに添える文案も考えられる。さらに、ガレージショップなら、実は場所があるのだ。課題は、うーん、資金面も含めた計数管理や交渉事、何よりメンタル。こう見えて、関西弁でいう「気にしい」なんですよ、ワタクシは。匿名がアタリマエ(?)で顔が見えないSNSも、何度も嫌な思いをした。過去に、幾度か、宣伝販売に関する分野にいる人たちからお誘いを受けた。「一緒に会社を設立しましょうよ(あるいは、今度会社を設立するから基幹スタッフとして参加して欲しい)。あなた、これからトシとってくるし、生涯デモンストレーターでいるつもりですか?」人に管理されるのが嫌いな私は、その逆の人を管理するのも嫌い。この理由で、誘ってくれたことに対する感謝は述べつつ、いつもお断りしてきた。縦の関係ではなく、横の関係。そこからまた横の関係が広がり、みんな win-win。そんな雇用関係は、しかし、資本主義の社会ではしょせん夢物語か。
2025.12.06
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柿ネタ。まだまだ引っ張ろう。昨日の昼。柿好きの夫が毎年作っている干し柿を、今年はじめていただいた。柿本来の美味しさが凝縮しているのか濃厚な甘味で、しっかりした果肉ながら、いざ口に含むと驚くほどすうっととろける。ちょこんとおさまったディープなオレンジカラーのカタチにも、豪華なケーキやタルトにはない、素朴で可憐な美しさがある。こりゃ、スイーツとして、カフェのメニューに加えられるな。しんからそう思った。同業者仲間がよく口にする。「柿はいちごやオレンジみたいにお菓子や飲料に使われることがほとんどないから、昔と違って果物だけでもいろいろな種類がある今の世では、どうしても馴染みが薄くなる。結果、ますます食べられなくなる」確かに、それはあるよなあ、、、。もっとも、そのことは、例えば緑茶もそうだけれど「食わず嫌い」な面もあるのではないか。緑茶のデモで、温度や時間に気を使いつつ丁寧に急須で淹れたお茶をゆっくりと試飲してもらうと、普段はペットボトルの緑茶オンリーだと語る人のほとんどが感動するのよ。「葉っぱのお茶って、こんなに美味しいんですねえ、、、」と。柿も、きっとそうだ。柿を人気フルーツにするには、何はともあれ、「柿は美味しい」という、この1番肝要なことを、あらためて広い世代に知ってもらわねはならない。これを大前提にした上で、その「美味しい柿」を使ったスイーツをどんどん開発して欲しいものだ。写真は干し柿(Wikipedia)。
2025.12.05
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先だっての記事で、令和の現在においての柿の不人気、及びその理由について、私見を述べてきた。もう少し引っ張ろう。柿が不人気と言っても、それは、あくまで市場での売上高をメインにして判定した一般的な傾向。「私は柿が大好き」とおっしゃる方は、もちろんいる。ほとんどは柿や柿の木に郷愁感をも抱く高年の方で、なかには「熟し柿の、あのねっとりとした甘味と歯触り。わけてもゼリー化寸前のものはたまらんわ。こんなに美味しい蜜を味わえるのかと思うと、心より生きていてよかったと感動に打ち震える」と、過剰なまでの「柿愛」を公言してはばからない人も。実は、我が夫もソノクチなのだ。子どもの頃、少なくとも庶民層には時代の関係で甘いものが手に入りにくい環境にあったそうで、そんな中、柿はスイカやブドウやイチジクなどの季節の果物同様、数少ないスイーツの1つであった。そうした思い入れから、夫は毎年11月も終わりになるとメルカリで渋柿を取り寄せ、手ずから干し柿を作っている。これも、郷愁感がなせるわざ。そう! ある背景を持つ人にとっては、郷愁も美味しさのうちなのだ。地味なイメージもあって、一部にコアなファンはいても大衆的な人気はイマイチな柿がメジャーな存在になりうる秘訣の1つが、ここにある気がする。「郷愁=古き良き日本」の象徴的存在としての柿を打ち出すマーケティングを練り、柿を人気フルーツに押し上げよう!写真は干し柿(Wikipedia)
2025.12.03
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