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これだけはあなたに伝えたい。私は、明るいから、みんなと一緒に、みんなの前で、いろんなことができたんじゃないよ。自分の扉を開いたから。開いてくれようと繰り返し繰り返し手を差し伸べてくれた人に、納得いかないままだけど、ふてくされたような顔をしながら、それでも自分で自分の扉を開いたんだ。そうしたら、そのあとはおのずと道が開けたんだよ。でも、辛いこともいっぱいあったし、まだまだ迷っていることもたくさんある。本当にこのまま進んで行けるのかなんてわからない。必死で付いて行こうとはしているんだけどね。ある、若い新聞記者に、お酒のせいか「ふん」と鼻で笑われながら、「ちゃんとみんなが全員聞いてくれるわけじゃないのに、体験談なんか話して虚しくなんないですか?」ってね。彼は、私の話を聞いたことなどない。おそらく、もう体験談なんて聞く必要はないと思っているんだね。彼には良い記事は書けないな、と思った。批判的ではなく、とにかく素直に話を聞いてくれる人は、やっぱり素敵な記事を書くよ。これは、その新聞記者に当てたものではないけれど、あなたももの書きの端くれならば文字を世界に出す仕事ならば、心をまずはフラットにしてみようよ。たくさん心配してる人がリアクションしていることに、素直に感謝しようよ。攻撃からは何も生まれない。あなたは、本当は、とってもとても寂しくて苦しいんでしょう?そのままでいいと思っていない、そこから抜け出したいのでしょう?抜け出すことは、忘れ去ることではない。苦しみも悲しみも、一生ズルズル引きずっていっていいんだって、私は出会った人に教わったよ。故郷の行く末を、見守って行こうよ、と一番初めに声をかけてくれたのはあなたじゃないの。だから、私は日和山まで出かけて行った。あの日がなければ、あなたに声をかけられなければ、今の私はいないんだ。本当に心から感謝しているよ。ヘソ曲げたままでも屁理屈ばかりこねても愚痴ばかりこぼしていてもかまわないからさ、そのまんま、こっちにきて、これからの石巻のこと、考えようよ。あなたみたいな人は、あなただけじゃない。私たちのように、今現在石巻に住んでいなくても、そのふるさとを失った苦しさにもがいている人たちはまだまだいるはず。そんな人に、少しでも勇気をもってもらおうよ。・・・・・なんて偉そうなことが言えるほど、私もまだ、よくわかっていなんだけどね。活動をはじめてやっと1年、震災後から頑張ってきた人たちとは、周回遅れの感が否めない。まるでリハビリのようなこの1年。苦しみながら、迷いながら・・・・それでも続けていくこうと今は思っているんだよ。
2016年01月21日
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もう、そろそろ「あけましておめでとうございます」って言ってもいいだろうか? ネットの中をさまよっていると、 大切な家族の死と向き合わざるを得なかった人たちのこと、 自分の命と向き合わざるを得なかった人たちのことが、 やっぱり気にかかる。 みんな必死にもがいている。 弱音を吐いたり、くじけそうになったり、 でもやっぱり自分に言い聞かせたり、 コメントに勇気付けられたり。 言葉って、すごいな、って思う。 でも、言葉に残さなくても、 苦しんでいる人がたくさんいることも、 悲しみの種類は十人十色だということも、 この5年で少しだけわかったような気がする。 私に何が起きたかわからない人は、 新聞やテレビでそのことを知ったり、 誰かにそのことを聞いたりして、 「いつもニコニコ明るいから、そんな風には全く見えなかった」 と言われる。 そりゃそうだよ、 泣いている時には、人に会いたくない時には、 外に出かけたりしないもん。 それから、 「いつもアクティブでうらやましいです」 っていうのもよく言われるんだけれど、 そんな「ハレの日」は、日数に置き換えたら、一年の十分の一にもならないんじゃないかな? 「ハレの日」以外は、 リビングのソファやベッドで一日を過ごすことがほとんどだから、 落差の激しい日々。 それでも、 石巻に出かける日数は、 おととしよりもはるかに増えた昨年でした。 語り部として(この言い方あまり好きじゃないのですが)石巻とまた繋がれて、 それが縁でまた色んな人とも繋がれて、 石巻はふるさとなのに、実家も両親も土地も街もなくなり、 疎外感いっぱいだった私が、 なんとなくまた石巻と繋がれて、 今後の変わりゆく状態をほどよい距離感で見守ることができるようになったような気がします。 やっぱり、実際に足を運んで自分の目で見て、 色んな人の話を、まっさらな状態で聴いて感じないと、 わからないことってあるんだなあと思いました。 マスコミや、誰かの話だけでは、わからない。 こつこつと、 そこを守るために日々の努力を淡々と続けている、 悩み迷いながらも何が一番良いのかいつも真摯に向き合っている人たちが、 石巻のために活動してくれている、 そんな人たちの存在を肌で感じることができて、 心からありがたいと、 私も腐らず微力ながら協力していきたいと、 ただただ思うのです。 今でも情けないことに、 「おかあさーん。。。。」 「おとうさーん。。。。」 とつぶやいて涙することが多々有ります。 でも、しょうがないよね、 こればっかりは、 一生背負っていく、いや、引きずっていくしかないんだもん。
2016年01月02日
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