『 教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)
(LD・広汎性発達障害・ADHD 編
)
』
(森俊夫、ほんの森出版、2006、2100円)
学校教育に対するお役立ち情報満載のこの本。
おかげでとりあげるのが今日でもう第11回目。
本の中身も、終盤を迎えています。
さきほど
、「読書メモをおもしろくしたい」と書いたばかり。
今日は実験的におもしろくアレンジしていきたいと思います。
本書の内容に対する リアクション
を工夫していきます。
本書の内容は、「 DB
」の監督画像を拝借して、
今までの ・ の代わりに でいきたいと思います。(笑)
内容は
「第6章 注意欠陥/多動性障害(ADHD)への対応
」
の後半、 学校での対応について
の第3回です。
下の(3)ですね。(1)(2)は過去ログを参照してください。
(1) ADHDの認知特性に合わせた対応
(2) 一貫した対応
(3) 子どもたちの自尊感情や自己効力感を高める対応
================================
『教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)』
11
(p163~170より。 緑文字
は僕のコメントです。)
5. < 子どもたちの自尊感情や自己効力感を高める対応 >
通常、ADHDのある子どもたちは
「自己コントロール感」が非常に低い。
ほう!なるほど!
★まずは、「自分はやれる!」あるいは「やれている!」という感覚を
子どもたちにもってもらうこと。
ふむふむ。
そのためには・・・
・タイムリーにほめる。
・「増やしたい行動」をしたならば、
そのときその場でほめる。
・具体的にほめる。
「今日の授業態度はよかったよ」
ではなくて、
「○○の時間は、ちゃんと席について○○を一所懸命やってたね」
のほうがいい。
漠然としたほめ方ではなく、
ちゃんと見ていないとできないほめ方をする、ということですね。
そして、 「例外」にかかわる
これについては、
ブリーフセラピーの本にめっちゃくわしく書いてありますね!
「 ああっ、たたいちゃう!
と思って、
先生ハラハラして見てたけど、
今○○くん、たたかなかったよね!
すごい、すごい!」
と、まずは ほめる。
・そして
「どうやったの!?」
または
「どうして今 たたかずにすんだの?」
と言葉を続ける。
・少なくとも、うまくやれた理由を本人に考えさせる。
本人の言った答えに対しては全部支持! です。
答えられたことについて、またほめる。
◎こうした「例外」へのかかわりを通して、
本人の中の
「自分は衝動をコントロールできている
/何かに集中していることがある」
「自分はその力を持っている」
という感覚を育てる
「例外」は必ず存在します!
一般的に、ADHDのある子に対してほめる際には、
こちらがびっくりしているという感じを伝えるような、
何らかの 表情
や アクション
を含ませた方がいい。
そうなんだ!
あんまり言葉は多くしないほうがいい
なんとっ!!
Vサインを送るとか、頭をなでるとかで伝えるだけのほうが
よいこともある。
(やったね!)
言葉を主に使うのは、先ほどの
「どうやってやったの?」
の部分。
「○○がよくできたね」
とほめるよりは、
「○○してくれて、ありがとうね」
と言ったほうが入る子も多い。
(ありがとう!)
その子ばかりでなく、ほかの子のことも、
普段から十分にほめておいてください。
みんなすごいぞ~!!
ほかには、 役割を与える。
「自分は周りから評価されている」
「自分は周りによい影響を与えることができる」
といった感覚を育てていきたいですね。
(p170まで)===============================
リアクションを入れて、読書メモを明るくしてみたつもりですが、
どうだったでしょうか。
これで第6章は終わりです。
イラスト無料素材 子供や赤ちゃんのイラストわんパグ
さんの画像をお借りして、楽しくリアクションをしてみました。
次回は最終章、
「青年期までに診断されるその他の精神障害」
を参照します。
特に「選択制緘黙(かんもく)」のところを
取り上げる予定です。
↓僕も
「自分は周りから評価されている」
「自分は周りによい影響を与えることができる」
と思いたいので、よかったら、クリックしてください(^0^)↓
「兵庫県特別支援教育第四次推進計画」に… 2024.03.14
東京都の都立高校はすべての高校で「通級… 2024.02.08
兵庫県教育委員会が「特別支援教育に関す… 2023.12.27 コメント(1)
PR
Category
Keyword Search
Free Space
Calendar
Comments