昨日から読み始めて、
「これはすごい本だ」と
恐れ入りました。
清水克衛『しあわせ読書のすすめ』 本の紹介2
『少女パレアナ
』
(ポーター:作/村岡花子:訳、角川文庫、540円)
児童書ですが、
大人でもうなる。
いや、大人のほうが、忘れていた「やさしさ」や「明るさ」「快活さ」を取り戻せる分、いいかもしれない。
ヒロインの少女パレアナは、
どんなことにも「喜び」を見つけ出す「喜びのゲーム」
を習慣にしています。
そもそものこのゲームの始まりは、「人形」が欲しかったのに「松葉づえ」が届けられたところからでした。
その場面と、パレアナが気難しくて厳しい叔母さんに対して
何の疑いもなく、「心やさしい保護者、慈愛の天使」であるかのように扱う場面が
特に印象に残っています。
物語全編を通して、
パレアナが相手の憂鬱を引き飛ばすように 明るい話し方でしゃべりまくります。
このパレアナの明るさがとてつもない魅力になっています。
周囲の人々は、次第にパレアナの「喜びのゲーム」にはまっていく・・・。
そう、読者である自分もね。
良質な物語は、読者を幸せにしますね。
読んでいるときも、そう。
読み終わった後も、そう。
人生のお供に、良質な読書を!
続編は 『 パレアナの青春 』 。
この2冊の「パレアナ」本は、
アメリカ全土の人気を集め、すさまじい売れ行きを示したのだとか。
なにしろ「パレアナ」という言葉が「喜び」の代名詞として
普通に日常会話の中で交わされ、
ウェブスター辞典にも登録されたというのですから、驚きです。
続編はまだ読んでいないので、
何としても読もうと思います。
応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓
![]()
ブログ王ランキング
「完璧なマニュアルを示してその通りにし… 2024.05.10
「ASK→FIND→GIVE」 ~クリス… 2024.03.28
「結果」よりも「プロセス」 2023.11.17
PR
Category
Keyword Search
Free Space
Calendar
Comments