『大人の精神力』
(斎藤孝、KKベストセラーズ ベスト新書、2013/1、800円)
この本の読書メモの続きです。本日が最終回。
第1回は こちら 。
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『大人の精神力』
3
(第7章から最後まで。
・以降の 太字
部分が、本の内容。
顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)
・
(ビジネスでも) 子どもに勉強やスポーツを教える場合でも同じで、
イメージ
から入ってそれを実現しないと 顧客を満足させにくい。
私は子どもを教える場で
”何歳までにはこうなっていたいなら、
それを逆算すると、今やらなければならないことはこれだろう”
という考え方を取り入れている。
イメージを持たないと 目標 がはっきりしないから。
・ビジネスマンが
「課長の椅子、部長の椅子をイメージしろ」
という表現を使うことがあるが、
これも、「あの椅子に座りたい」とイメージを持つと、
何となく心がそちらの方向に向いていくという作用があるから。
「特別支援教育」では「個別の指導計画」というものを
子ども一人一人に作ることになっていますが、
その中の「長期目標」がまさにそれだろう、と思います。
「目標はいらない」という人もいますが、
僕は目標があった方がいいと思う派で(^^;)、
通級指導教室での子どもたちの学習記録にも、
一番上に「目標」が書いてあり、常に目に入るようにしています。
目標が具体的でハッキリしている場合は、
かなりの確率で実現しています。
目標の大事さを思う所以です。
ただ、大人になると目標が明快に描きにくいことも多くなります。
1つにシンプルに決まれば、常に目に付くところに貼るなどすると
よさそうですが・・・。
・【 内観法 】:
1 両親、きょうだい、配偶者、会社の上司や同僚などの身近な人に、
いままで「何をしてもらったか」を思い出す。
2 身近な人に「自分は何をしたか」。
また、「どんな迷惑をかけたか」を思い出す。
過去に遡って内観をしていくと、
驚くほど素直に他人への 感謝
の念が湧いてくる。
・「人生の三楽」
人生も半ばにきたら、あまり欲張らず、
「この3つがあれば幸せだ」
というものを持つといい。
・ 過去のいい 記憶
を強化して、
「これもできる」「あれもできる」「こんなに楽しい思い出がある」
と自己肯定していく
ことで
自信
が生まれ、
精神力を養っていくことにもつながる。
過去の成功体験をリストアップして思い出すことは、
自分の自信がなくなったときに、よくやっています。
やはり思い出すとうれしいもので、かなり効果があると思います。
自分以外の人がすごく落ち込んでいるときにも、
過去の成功体験を聞いてあげて、自己肯定感を上げてあげると
すぐに元気になってくれるかもしれませんね。
・「自分の中に誰かが生きている」と感じられることも幸福力。
・精神的な拠り所がなく、不安で仕方ないときも、
誰かにすべてをゆだねてしまうのではなく、
自分を立て直す方法を見つけ、
自分自身を築いていきたい。
不安な時代であるからこそ、地に足をつけ、
失敗しながらでも経験を積むことで、精神力が養われていく。
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この本の読書メモは、これで終わりです。
本書には、何冊か著者の人生を変えた本が紹介されていました。
そういう影響力の強い本は、ぜひ読んでみたいと思っています。
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