わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年04月18日
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ローズ・ラインとオベリスク


「キー・ストーンはローズ・ラインの下に隠されている。サン・シュルピス教会のオベリスクの根本に。」

「灰色の花崗岩の床に細長い真鍮片が埋め込まれ、金色の線が教会の床を斜めに横切っている。線に定規を思わせる目盛りがきざまれているのが見える。指時計(グノモン)といい、異教徒が作った日時計のようなものだと、シラスは教えられていた。世界中の旅行者、科学者、歴史学者、そして異教徒がこの名高い線を見るためにサン・シュルピス教会を訪れる。」

パリのサン・シュルビス教会のオベリスク
写真上の右がオベリスクです。オベリスクは古代エジプトのモニュメントです。エジプトの神殿から運ばれたオベリスクはパリのコンコルド広場(ルクソールから運ばれた)にも、もっと大きいのがあります。因みにワシントンDCにあるワシントン記念塔はアメリカ人建築家の作品であり、本物ではない。その前にローズ・ラインが引かれているのだが、イスが置かれていて見えない。
教会が特に宣伝していないので、どこに何が、どれが何か、の説明もついていなくて自分で見つけなければならなかった。写真より実際はもっと薄暗い教会である。

(ダ・ヴィンチ・コードより抜粋)
「エジプトの巨大なオベリスク。輝くローズ・ラインはここから90度以上に向きを変え、オベリスクの表面をたどって約33フィートの高みまで登り。ピラミッド形のとったんでようやく終わっていた。」

「堂内を分断する真鍮の線は正確に南北方向を示している。古代日時計の一種でかつて異教徒の寺院が同じ場所に建っていた名残だ。南側の窓から線上へ差し込む陽光が毎日少しずつ位置を変え、それが夏至から冬至までの時の経過を表す。この南北に走る線はローズ・ラインと呼ばれている。何世紀ものあいだ、薔薇は地図や、正しい方向へ人々を導くものの象徴だった。」

パリのサン・シュルビス教会のオベリスク台座
上の写真はオベリスクの台座です。真鍮線が真ん中を通っています。(残念ながら床の写真がありません。)
ローズ・ラインは北極と南極を結ぶ経線にあたります。ローズ・ラインは無数に引けるので昔は北極星からのみ割り出して航海していたので、非常にあやふやなものでした。航海の為には真のローズ・ライン(経緯0)が必要でした。現在それはグリニッジ(イギリス)にあります。

(ダ・ヴィンチ・コードより抜粋)
「フランス人にとってのぱゼロ度の経線はパリのサン・シュルピス教会を通っていた。真鍮の標線はその事実を記念したものであり、1884年にグリニッジにその名誉を奪われたものの、元来のローズ・ラインとして今も残っている。」

ローズ・ラインと言う名を私はこの本で初めて知りました。宗教や歴史は好きでよく色々な系統の本を読んでいたつもりですが、今までその言葉にあたった記憶がありません。資料もなかなかないようです。だから見に行ってみたくなりました。


リンク ​ パリ司教座聖堂(臨時)サンシュルピス教会






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Last updated  2020年07月07日 11時51分32秒
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