わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年05月14日
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カテゴリ: 生物

Break Time (一休み)

スイス、アルプスの山で仕事するセントバナード犬ですが、山岳救助に行くのではありません。この子達はモデルの仕事に行くのです。

ツェルマットから出発するゴルナグラート鉄道に途中から乗り込み毎朝山頂のゴルナグラートを目指す犬2匹と飼い主。
仕事で電車通勤iするセントバーナード犬
本当は撮影禁止です。この子達には肖像権があるので・・。

モデル仕事中のセントバーナード
ゴルナグラートの展望台のお立ち台でお客様を待っています。写真はこの子達の飼い主が撮影して、ツェルマットの街で受け取ります。(これも密かに撮影・・・)
首にかけている樽にはブランデーが入っていると言う事ですがこれは空でしょうね。

そもそもセントーバーナード犬はアルプスの山岳救助犬としてその名が知られています。古代ローマ時代のモロシア犬が先祖ではないか? と言うスイス原産の犬種で、体重50~90キロにもなる大型犬です。
1660~1670年よりグラン・サン・ベルナール峠にある修道院で雪中遭難救助犬として使役され、(もとは労働力で・・)多くの人命救助をしてきたと言います。
グラン・サン・ベルナールの修道院にちなみ、サン・ベルナール(Saint Bernard)と名付けられました。(セント・バーナードは英語読みです。)

近親交配が続き一時絶滅危機に瀕しましたが、ニューファウンドランド犬と交配して危機をのりきったそうです。(長毛種と短毛種ができた。)大型にもかかわらず、温和な性格のセントバーナードはファミリー犬としても人気ですが、高温多湿を嫌い、静かな所を好むようです。(広さもいる。)
そう言えば、この子達が途中のフィンデルバッハ(ツェルマット次)の駅から乗り込んで山頂まで通っているのも環境の為だったのですね。

つい近年、サン・ベルナール修道院からセントバーナード救助犬を売却すると言うニュースがスイス国内で話題になりました。修道院の縮小化と老齢化が原因らしいです。もちろんスイス国内から寄付の申し出が殺到し、「バリー基金」なるものが設立され犬たちは救われました。
バリーは1815年救出に向かった遭難者に撃たれて亡くなった犬ですが、生涯40人の人命救助をした事で、スイスで最も有名なセントバーナード犬です。
この子達はモデルですが、現在もスイス国内ではセントバーナード犬は山岳救助犬として活躍しています。






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Last updated  2009年05月14日 14時13分53秒
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