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カテゴリーを植物に替えて写真入れ替え追加しました。
Break Time (一休み)
メイプル
(
Maple)
とメイプル・シロップ
メイプル(
Maple)
メイプル・シロップの採取
シロップの採れるカエデの種類
カナダのお土産と言えば、やはりこれははずせません。
メイプル・シロップ(maple syrup) は、パンケーキやワッフルには欠かせないハチミツに似た甘味料です。
しかし、 ハチミツは蜂が集める花の蜜(みつ)ですが、メイプル・シロップはメイプルと言う樹木から採れる樹液なのです。
サトウカエデの樹液を濃縮して作る
のですが、ちょっと驚きの採取方法でした。(植物から採れるとは聞いていましたが・・。)
カナダのケベック州が世界最大の産地として、知られており、続いてオンタリオ州も有名
です。
下は若葉のメイプル・シュガーの葉っぱです。
カナダの国旗のデザインはここから来ているのですね。
下は、うっそうと繁るメイプルの木です。
メイプルの木の分布から、カナダ南西部~アメリカ北東部の生産が多く知られ、カナダのケベック州、アメリカのニューイングランド地方の物が有名です。

メイプル(
Maple)
一般にはサトウカエデ(砂糖楓、学名:Acer saccharum)が有名。
ムクロジ科カエデ属の落葉高木。高さは30~40mにもなる。
カナダを代表する木でありアメリカでもウィスコンシン州、ニューヨーク州、バーモント州、ウェストバージニア州では、州の木である。
樹液のシロップ以外に、木材としても堅牢で家具や床材に良いらしい。
メイプル・シロップの採取
直接パケツがついているダイレクトな取り方
下は木に穴を開けてチューブど収穫しているようです。直接樹木からいただく手法が驚きです。![]()

すでに一度開けた穴も見えます。
せっせと樹木が造りあげた樹液を横取りしているようで恐縮ですが、樹木に無理のない分量だけいただいているのでしょう。
メープルシロップの収穫は「シュガーブッシュ」と言われるサトウカエデの木立の中で行われています
。(何してるの? と思わず聞きたくなるような妙な光景ですね。)
樹液は、2-4月の春先、寒暖の差が最も大きくなる季節に、直径 30cm以上の木の幹を選び、小穴をあけてバケツやホースで採取さ
れます。
1本の木から約 40-80 リットルも採れる
らしいです。
下は、サトウカエデの樹液を集めて「シュガーシャック」と言われる小屋の中で沸騰濃縮させる装置です。(元は、ストーブみたいですね。)

水の沸点以下で固体になるまで濃縮されたものはメープル・シュガー(maple sugar)
水の沸点以上で濃縮されたものは、メープルバター (maple butter) と呼ぶそうです。
カナダにおいては、シロップもグレードが決められるようでシロップの琥珀色が薄いほど、高級。
つまり 煮詰めて濃くすると甘くはなるが、分量が減る。従ってお値段も高くなる
。
濃い色のものほど濃度が高い
のでお値段もすごく高くなります。
もっとも濃度は何に使用するかで選ぶそうです。
独特のくせがありますが、パンケーキにはハチミツよりもメープルが好きと言う人もいます。
シロップの採れるカエデの種類
シロップの採れるカエデの品種は幾つかあるようですが、 砂糖楓(sugar maple) がポピュラーでこれから作られるメープルシロップは品質が高いようです
。
クロカエデ (black maple)、
アメリカハナノ(red maple)、
ギンカエデ (silver maple)、
シロスジカエデ (striped maple)、
アメリカヤマモミジ (mountain maple)、
ノルウェーカエデ (Norway maple)
ケベックやのメープルシロップ産地では、シロップ収穫時期の毎年2月にはシュガーシャックでお祭りが開催
されるのだそうです。
シロップ収穫期間中、パンケーキやワッフルを食べさせるシュガーシャックもあって、人気のあるシュガーシャックには行列ができるのだそうです。
下はカナダのケベック州オルレアン島にあるシュガーシヤックのお土産屋さんです。
買い物してもらうのがメインですが、収穫の見学をさせてもらえます。
おまけにカナダの郊外で撮影した紅葉して落葉ほ始めた秋のカエデの写真です。



カナダの国章にもなっている葉です。
割と枝が長いですね。
サイズは日本のカエデと異なり葉の部分だけで横幅幅12~15cmくらいある大きな葉っぱです。
おわり
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