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エイシorアイシ(Ish)と呼ばれるエジプトのパン
パンを最初に食べた人々は、エジプト人だったと言われています。
BC2000年頃の古代エジプトでは、すでに現在につながる発酵パンがつくられてい
た
と考えられ、その製法はBC6世紀にはギリシヤにも伝わっていた事がわかっているようです。
エジプト等の中東のレストランでは、たいてい入り口でエイシを焼いている。
土を固めて作られた素朴な窯は、昔ながらの「 ベル型焼き窯
」です。
パンの歴史(古代)
ナイルの肥沃な大地では、小麦を栽培するのに、適してい
た
ようで、当初はオオムギや小麦をつぶして混ぜ、平らにのばして焼いた 平らな無発酵パン
から始まったようです。
インドやパキスタンなどで食べられているチャパティや、トルコのユフカなどはそのような無発酵パンの仲間だそうです。(エイシとは別物)
その後、小麦はグルテンが多く含まれて膨らむ事。その方が美味しい事。などから大麦よりも小麦の方へとシフトしていったようです。
また、発酵を促す為に、酵母を加える事も考えついたようです。
そして考えられたのが 発酵パンのエイシ
です。
エイシは中東から古代ギリシャ、古代ローマへと伝えられ、後に欧州で改良されて行くパンの祖のような物です。
エイシ(Ish)
エジプトでは、 薄いもちっとした平焼きパン(エイシ)
を主食にしているそうです。
エジプトのレストランでは、どこも店頭でエイシを焼いています。
エイシは、それまでに作られていた無発酵のパンと比べると、冷めても固くならずにおいしく食べることができます。
(焼きたてならともかく、ぶっちゃけ、そんなに美味しくないけど・・。)
写真下がエイシの生地、中が焼き上がりのエイシ。
エイシの材料は、小麦粉、塩、水、砂糖、イースト、オリーブオイルが原料になっています。
ボールに小麦粉とコーンミール、砂糖、ドライイースト入れ、さっくりと混ぜ合わせ、さらにとオリーブオイル、塩を入れてこねてボールにぬれ布巾をかけて寝かして発酵を待つ。
生地が膨らんできたら、ガス抜きをして手ごろな大きさ(1個60g程度)に小分けし、めん棒でそれぞれを丸く平らに伸ばして形を整える。
打ち粉をした天板に並べ、200度以上の高温で両面3~4分焼いて膨らんだらできあがりです。
釜の中では膨らんでいますが、出せばじきにベタンコになります。
ちぎって料理のソースをからめたり、具(ケバブ)などを挟んで食したりもしますが・・・・。
中が空洞なので、半分に切るとポケットのようになっています。
そこにお好みの具を詰めたのが、ポケットブレッドやポケットパンと呼ばれるピタパです。
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