わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年12月23日
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イタリア、ミラノのスフォルツェスコ城と焼き栗とミケランジェロのピエタ の3本合体です。

クリスマスが目前で正規の信者の方々は教会の礼拝にいそしまれている事でしょう。
関係のない日本人、何処のケーキを食べる? とか、プレゼントは何か? とか、誰とどこで過ごすのか? などとかなり本筋からずれた事をしているようですが・・・。
本場ではクリスマスは家族と静かに過ごすものですよ・・・。
ある意味「巣ごもり族」は正解ですね大笑い

場所はミラノのセンピオーネ公園前にある中世の名門アヴィスコンティ家の城の城門前です。
焼き栗屋台 4

秋も深まると欧州で出回るマロン・・・焼き栗の屋台が城門の前に出ています。
これは欧州の秋冬の風物詩と言える屋台です。
焼き栗屋台 1
ここの屋台は普通ですが凝った屋台もあちこち見かけます。

甘栗と書いてありますが、甘栗ではありません。
焼き栗屋台 2
昔は小つぶだった栗は最近大つぶになったようです。でも、見栄えは良いけど味は今一になったようです。
(栗の仕入れが変わったのかな? 小粒の不揃いのが美味しかったと言います。)
まあ、たまには当たりもあるでしょうが・・・ぺろり
焼き栗屋台 3

さて、スフォルツェスコ城に戻ります。
ここにはミケランジェロ作の有名なピエタがあるのです。だからミラノに来たら皆さん必ずここに立ち寄るのです。
スフォルツェスコ城 1

スフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)
1450年にミラノ公フランチェスコ・スフォルツァがヴィスコンティ家の居城を改築して居城としたもので、100年前に大修復 されて今の姿に。

円形の隅櫓は正面角に2つ、シンメトリーに建てられています。(写真は中庭から。)
スフォルツェスコ城 2

因みに ヴィスコンティ家のヘビの家紋はミラノ市の紋章となり、車のアルファロメオのマーク にも使われています。

ミケランジェロの最後の作品「ロンダニーニのピエタ」

生前手掛けた最後の作品は、彼の4番目のピエタ像だそうです。
晩年、腰が曲って頭を上げることも苦痛の中で、さらに視力を失い、手探りで掘り続けたと言います。それは倒れる前日まで続き、まぎれもない遺作
なのだそうです。

ミケランジェロ・ブオナローティ(1475年3月6日~1564年2月18日)

制作は一度中断して1559年に再開。
ミケランジエロ作ピエタ 1
見て解る未完成作品ですが、さすがミケランジェロの作だけあります。完成の姿が頭に浮かんで見えます。
ヴァチカンの座っているピエタとは違う、母のぬくもりが感じられる一品です。

因みに完成したのは「サン・ピエトロのピエタ」のみです。

ミケランジエロ作ピエタ 2
かつて、サン・ピエトロのピエタ制作時、当時の枢機卿から「マリアの姿が若過ぎる」と批判されたそうです。
それに対してミケランジェロはを「聖母は歳をとらないのだ!」と答えたと言います。
この聖母は未完ですが、私には少し老いた母が感じとられます。(憔悴しているような・・。)
ミケランジエロは、実際、若い聖母か老いた聖母かどちらで彫るつもりだったのか・・・気になるところです。

おわり






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Last updated  2009年12月23日 21時16分13秒
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