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ちょっと加筆
今回はクイズ式でバザールを紹介。
ハーン・アル・ハリーリは、地区によって店の種分けがされています。それは市場の構成としては一般的ではありますが、ここアラブ圏にしかないようなお店もたくさんあります。
一目見て想像のつくお店は当然ありますが、近づいて確認しても「ヘー」と思うお店があり、今回はそんなお店を出題です。
正解はだんだんに出てくる? よく見ればわかるのですが・・・。
エジプト・アラブ共和国(Arab Republic of Egypt)
カイロ(Cairo) ハーン・アル・ハリーリ(Khaan il-Khaliiii)
おじさん達がたまっています。
正直私は「健康ドリンク屋か?」と思いましたよ・・・。
15件に1件くらいあるこのようなお店ですが、ここらの一角はお隣も、お隣もそうです。
そんなに需要のあるものか? 私たちに日本人には解らないかも・・・。
ここもおじさんばかり? いや、ここはお兄さんが多いな・・・・。
男性化粧品屋か?
平成ボーイには解るかもしれない
物を拡大。容器は2タイプあるようです。
何かのボトル・・・お取り置きボトルに見える名前入り?
実は「カクテル」と呼ばれるボトルのようです。
ボトルで混乱・・オーソドックスな店を発見。
お兄さんが何やらやっています。ライターのオイル入れか? とも見えましたが・・・。
実は彼は調合をしているようです。
何の調合か?
香油を薄めてアロマオイルでも調合しているように見えます。
良く見れば最初の看板にパフュームと書いてあります。
ここは 、「パフューム(Perfume)屋さんでした。
つまり香水屋さんなのですが、実は、 こちらではアルコールで薄めた香水やコロンなどはあまり使わないそうです。
せめてキャリアオイルくらいで薄めるのでしょうが、所謂 原液の精油、エッセンシャル・オイルの販売専門店なのです。
ですから、 香水屋と言うよりは、香油屋さんと言う方がベスト・アンサーかもしれません。
街の香油屋さんは、私たちが思うプロの調合師ではなく、個人商店のお兄ちゃんやおじさんでした。
香水は女性が着けるものか? と思いきや、ここでは男性ばかりが香水屋に群がっています。もちろん女性も使うのですが、アラブでは昔から慣習的に香油を身に付けるようです。
香油の使い方
次回香料のお店を紹介するつもりですが、 古代エジプト時代、ミイラの防腐剤としても使用されていた香料の用途は広く、その芳香を祭祀や儀礼、治療、美容に用いられてきました
。
水蒸気蒸留法が確立された10世紀頃にエッセンシャル・オイルと呼ばれる植物生成の精油ができたのだそうです。
こちらの人は、 肌に深く染みこませたり、持ち物に染みこませて長く香らせて使用
するそうで、濃い溶液を使うようです。(香水はかなりうすめているのですぐに飛ぶから)
因みに、 着けた香油は、個人の持つ体臭と混ざり合って香りを発するので、液そのものの香りとは異なる香りに変化して発散
するのだそうです。
肌の
酸性度(ペーハー)や水分量、皮脂量、個人の持つ皮膚のアミノ酸に反応するのでコンディションによっても微妙に違う
のでしょう。
また、 香水は付けた時間とともに変化もします。
ドップノート・・・香水をつけて10分くらい
ミドルノート・・・香水をつけて20分から30分ぐらい
ラストノート・・・時間が経って消えてしまうまでの香り
「香水を着ける」は英語では「put on perfume」となります。まさしく香水は香りのベールを着る事なのです。
追記・・オーダーすればシャネル? のような物も作ってくれるそうです。
バザールはつづく
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