わたしのこだわりブログ(仮)

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2010年02月05日
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カテゴリ: 歴史の旅

ヴァイキング 4 (副葬品)

ヴァイキング(Viking)ノルウェー(Norway)オスロ(Oslo)
ヴァイキング博物館(Vikingskipshuset)
塚と死者と副葬品

有力な人が亡くなると大きな家にも似た塚を造り、遺体をその中に安置。
彼の衣装、貴金属、大量の飲食物、貨幣などを遺体に添え、
生きている故人の妻や召使いをも墓所に入れて、墓は閉じられたと言う。びっくり


船葬 で、展示されている3隻の船がそれにあたります。

こうした埋葬は 極めて裕福な身分の者の場合で、6世紀頃から11世紀くらいまでのヴァイキング時代にスウェーデンやノルウェーで主に行われたらしい。

ノルウェーではヴァイキング時代に広まり、ノルウェー本国とその植民地で1000を越す発見があるようですが、あいにく船は木造で、ほとんどが朽ちて無くなっている。

ノルウェーのフィヨルドから見つかった
オーセバルク船(Oseberg)は周囲150m高さ2.5mの塚に埋もれて、ほぼ密閉状態で発掘された。
それは奇跡に近く、今、それがヴァイキングを知る貴重な資料となった。

遺体は、後甲板上の小さな木製のテント形の構造物の中に安置されていたらしい。
ヴァイキング博物館 19
左のテント形の物がそれにあたる。(オーセバルク船のものではありませんが・・。)

塚の主は、老婦人(女王)で、女王に使えた召使の少女も一緒に塚に入っていた。
「誰れがご主人様にお伴をするのかい?」・・奴隷頭が訪ねるようです。
お伴する少女が生け贄のように葬儀の儀式の主役となって埋葬された。しょんぼり

無理矢理、殺害して閉じ込める場合と生きたまま墓に閉じ込められる場合とあったようで、当時、彼らの周りには、奴隷がたくさんいたと言う事も示している。

本より・・イメージ
ヴァイキング博物館 20

オーセバルク船からは10頭以上の馬、牛の骨、犬の骨も見つかっている。
他に副葬品として、4つのソリと武器、ベッドや家具、織物、クシ、ハサミ、靴、鍋、呪術で使用されたと推定される動物の頭部飾り等が出土。
※ 武器や貴重品はほとんど盗掘されて残っていないので副葬品は微妙な展示です。

唯一高額そうな細工のベルトの飾りです。
ヴァイキング博物館 24

何だかわかりませんが金でしょうね・・・穴の所には水晶でもはめられていたのか?
ヴァイキング博物館 25

家具類は貴重だそうです。ベッドや収納ケース、ソリ、荷車も出土。装飾の細工がとても綺麗ですが全体がありません。

一応ソリを縦に見た所台座部分
ヴァイキング博物館 27
ヴァイキングにとってソリは貴重品。

同じく荷車間の装飾も素晴らしいのですが、これも車輪の一部のみ
ヴァイキング博物館 26
必ずつけられている魔除けの印。

バケツはオシャレな装飾付き・・交易で異国から持ち帰った品のようです。

このバケツ? は何につかうものなのか????
ヴァイキング博物館 22
割と知られていないようですが、略奪で得た者よりもむしろ交易で得た物による富の方がはるに大きかったようです。
また、自国の資源や毛皮を売るだけでなく奴隷の売買も大きな交易だったようです。
その話は次回に。

水くみ用にしてはオシャレな飾り付き
ヴァイキング博物館 21

食事用の大鍋
ヴァイキング博物館 23

故人の靴
ヴァイキング博物館 28

ちょっとお出かけ用の小舟。
ヴァイキング博物館 29

陳列物は船以外はちょっと微妙ですが、デザイン的な角度で見ると素晴らしい細工の工芸品が見られるのは確かです。

博物館は一応終わらせますが、ヴァイキングはつづ゛く・・・水に浮いている船も見つけました。
リンク ​ ヴァイキング 5 (奴隷と宗教とスターヴ教会)






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Last updated  2021年04月26日 01時18分55秒
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