わたしのこだわりブログ(仮)

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2010年02月26日
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Break Time (一休み)
スペインのビルバオで見つけたアートを紹介ウィンク

グッゲン・ハイム美術館(Guggenheim Museum)
ソロモン・R・グッゲン・ハイム財団が運営するグッゲン・ハイム美術館は1937年 ニューヨーク市に設置されてから世界各地に展開 している20世紀の近代・現代美術を中心とした作品の美術館です。

その分室の1つがスペインのバスク自治州ビルバオ市に1998年開館されました。
ビルバオ・グッゲン・ハイム美術館(Bilbao Guggenheim Museum)
この美術館はビルバオ市の文化再生の事業として立ち上げられたもので、 建物はバルセロナの1989年オリンピック村施設などを手がけた建築家フランク・O・ゲーリーの設計。

ビルバオ市最大の川(ネルヴィオン川)の土手に建設
ビルバオ・グッゲンハイム美術館 1
写真中央にいる巨大クモのオブジェは六本木ヒルズにあるのと同じ。

外観は光触媒としての性質を持つチタニウム板を最先端の技術を駆使して、有機的な螺旋を描くような形を造形
工業都市ビルバオをイメージして設計されていると言う奇抜な建物は中身の美術品よりも印象に残り、オープン以来町に観光客を呼んでいるそうです。

2011年竣工予定の分室、グッゲン・ハイム・アブ・ダビの設計もフランク・O・ゲーリーのようです。
因みに本家ニューヨークの建築設計はフランク・ロイド・ライトの手によるもの。

しかし、今回紹介するのはそれではなく、その正面玄関の脇に鎮座する・・・ワンコであるスマイル

子犬のパピー(Puppy)
近くで見ないとわからないけど・・圧倒されるその大きさ・・・びっくり
ビルバオ・グッゲンハイム美術館 2
名前はパピー。犬種はウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア。

1992年にドイツの展示会用に生み出されて、1995年にはいったん解体されて長持ちする骨組みに設計されて再建。それをソロモン・R・グッゲンハイム財団が購入して、ここにやって来た。パピーは子犬である。大きいけど・・。

高さ12.4mの、鉄の骨組みに種々の花々を植え込んだ巨大なトピアリーになっている。
ビルバオ・グッゲンハイム美術館 3
造形主はアメリカのアーティスト、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)( 1955年1月21日~)

彼の作品は「巨大バルーンアートのようなオブジェ」など、ちまたではネオ・ポップorポスト・ポップと揶揄して評価されているようであるが・・・。彼は気に入らない。

彼曰く、「美術作品は必ずしも隠された意味を持っているわけではない。最初に作品を見たときに感じたもは、作品の中身となんら変わらない。」と言うのが彼の言い分で、見たまんまが彼の作品のようである。

パピーは除幕式の前に過激派に爆破されそうになったと言う。なぜ?
ビルバオ・グッゲンハイム美術館 4
生き延びたパピーは以降、ビルバオ市の象徴となって愛されている。

花はベゴニアのように見える。いずれにせよ手入れが大変である。
私もトピアリーを作った事があるけれど植物の場合太陽のあたる方向に生育が偏るからだ。
季節による差もかなりある。このパピーは一番綺麗な季節の時のパピーかもしれない。

ところで、先程のジェフ・クーンズの理論で、この作品を私が評価するなら、一目見た時に「幸福を感じた。」だからこの作品は幸福な作品と言う事になるのだろう。






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Last updated  2010年02月27日 17時26分40秒
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