T・K's DAY CARRER

Jul 15, 2005
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テーマ: 養育する大人(8)
カテゴリ: カルチャー
カール・ロジャースの来談者中心療法が、教育・開発系に多く使われているが、もともとロジャーズは、日本には適さないと見なされていた時期があった。

社会背景、教育体制などで、心理学の源流が変わることがある。
ただ、文明は進化したが、「人」としてどこが進化しただろうか。

過去100年間の科学技術の進歩は急速な上向きのグラフになるが、過去100年間の人間関係の進歩は、やや上向きの横ばい状態である。

ロジャーズもチョイス・セオリーも、「傾聴」があり
マズローもチョイス・セオリーも、「欲求説」がある。

その子や、あるいは自分自身の資質や性質、特性、環境を考えて、歴史のある心理学を新しいやり方で取り入れたり、放棄したり、新しい理論を受け入れたりと、人間関係を築く方法を、選択する時代ではないだろうか。

何を使うかではなく、誰がどの方法を「どのように取り入れるのか」だ。
心理学や療法は、人をコントロール(指示・支配)するものではない。

選択は一つではない。いくつも正しい選択肢があるのだ。
それを「選択」できる判断をもつ大人が、「養育する大人」なのだ。

「養育する大人 1」 -子育てごっこ-  ぱぴ1729さんのコメントから
どのような家庭で育つかで、その子どもの学ぶ意欲は大きく変わるでしょうね。それだけではないでしょうが、非常に大きな要因でしょう。

また、少し違うことかもしれませんが、「学びたくても学べない環境の子ども」や「教育したくてもできない経済状況の大人」も多いですね。そして、それが個人の問題とされる社会になっています。
そういう人たちを助ける社会の仕組みも必要です。


  cultural deprivation -文化の喪失-  livedoor carrer counseling

労働者階級のバックグラウンドを持つ子供たちが、良い教育を受けることができず、豊かな家庭の子供たちと同様のアドヴァンテージを持つことができない場合などに文化の喪失が起こります。
家庭環境に書物をはじめとする文化的経験のできるものが欠如してしまします。

 ※ 引用:English for Intelligent Conversation 著者:Karl・R・Twohig (英国) ベレ出版

「養育する大人 2」 -掲載記事から-   まんまる84さん
ストレスを“害悪”と決め付けたのはいつ頃でしょうね?
気兼ねや緊張といったストレスこそ、多くを学ぶきっかけになるんだけど・・

「養育する大人 2」 -掲載記事から-   こつぶおやぢさん のコメントから
朝起きて学校に行き、塾に行く子供たち。良いサラリーマンになるためにそこまで苦労したいとは思わないんですけどねぇ。うん。


ぱぴ1729さん の質問
『人格を育てるのであって、良さそうに見える「記号」を育ててはいけないのだ。』についてはもう少し詳しくお聞きしたいと思います。

・・・記号とは、シンボルです。
・・・幸せ・不幸せ、良い・悪い、反抗・素直など
・・・学歴、身分、職業など

いずれも人格を表す表現ではなく、単なる言葉の記号です。





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Last updated  Jul 15, 2005 08:20:55 PM
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