T・K's DAY CARRER

Jul 18, 2005
XML
テーマ: 養育する大人(8)
カテゴリ: カルチャー
 記号とは、みえざる「神の右手 悪魔の左手」 

グランファルーンとは「誇りを感じさせるが意味のない人間同士の連帯」だ。
これが、どういう特性や性質を含んでいるか理解できただろうか。

『人格を育てるのであって、良さそうに見える「記号」を育ててはいけないのだ。』

これを、グランファルーンにあてはめて考える。
グランファルーン=「誇りを感じさせるが意味のない人間同士の連帯」
これが「記号」である。
「人格」をグランファルーンの特性や性質として考えてみる。


「セールステクニック」としてのグランファルーン

・規律やルール、期待を破らないように行動する
・自分と相手との間に共通項を創り出す
顧客の「話を引き出し」、意図して「共感する」
つまりその結果が自分への評価を上げることが出来る。


「コミュニティサイト」としてのグランファルーン
(情報交換などのコミュニケーションを中心としたWebサイト)
・同じ職業
・同じ趣味
・同郷
・同じ出身校など
要するに、「誇りを感じさせるが意味のない人間同士の連帯」そのものである。その人とのつながりは単に「○○が同じ」というだけで、連帯感が生まれる。○○が記号でもある。

招待制、非招待制があるにせよ、「○○つながり」が特徴である。
ヒューマニズムの感じられるサービスにする為、常に「人」を尊重し、掲示物を大切に考え、変造、毀損、削除されないように最善を尽くして保護を誓約し、新たな友人関係を広げることを目的に、参加者が互いに友人を紹介し合い、友人の関係、個人の興味・嗜好等を登録していく、実名登録制の制約されたコミュニティサイトである。

さて、あるコミュニティサイトで、もっともグランファルーンの性質を表しているグループが出現した。
『○○のマナー違反者を運営者側へ通報し、平和で安全な場所を作っていく為に力を合わせている「○○ポリス」達が集まるグループです。違反者を追放する為には皆様のご協力が必要です! 正義感の強い方々の参加をお待ちしております!』
「マナー違反者を通報し、追放する」という、誇りを感じさせるが意味のない人間同士の連帯である。



「組織・団体・国」としてのグランファルーン
グランファルーンでは、同じグループに属する人は、同じグループの規律やルール、期待を破らないように行動する傾向にあることがわかっている。
・仲間意識(連帯意識)
・明確な差別意識
・規律をつくる
・ルールの徹底
・友好的で穏やかな説得と命令
・心理的な高揚感と誇らしさ

「マナー違反者を通報し、追放する」
・焚書
・報道、言論の自由と規制
・社会的真実(記号による属性)
・人権問題

群集心理とは、強力に見える指導者の存在を追い求め、進んで服従し、夢を託し、それと一体化しようとする大衆という「記号」ではなく、「性質」を捉えている。


※人事工学研究所:人事用語集から
 グランファルーン
所属している事に誇りを感じるが、意味のない人間同士の連帯。例えば、同郷の出身であるとか、同じ学校の出身である等。同じグループに所属する人は、同グループの規範やルール、期待を裏切らないよう行動する傾向があるという。自分と相手との間に共通項を創り出すことによって、自分への評価を上げることが出来ることから、セールステクニックとして使われる。




 ・おもいやり・傾聴
 ・支持・交渉
 ・励まし・愛
 ・友情・信頼
 ・受容・歓迎・尊敬

これは、グランファルーンでは意図的である。
「記号」で連帯感を強めているからだ。

「人格」といわれる特質や性質に着目すると
意図的な「記号」に悩まされない。

「やさしい」という記号の性質は何か。
その個人の「ものさし」によって差異があるはずである。
・たやすい人
・わかりやすい人
・なんでもしてくれる
・怒らない人
・口うるさくない
・心配りがある人
・穏やかな人
・物静かな人
・思いやりがある人
・上品で美しいしぐさ
・人に尽くす姿
・心づかいをして控えめである。
・つつましやかである。

「やさしい」という「記号」を使うとき、「何」を指しているのか。
「人格」というのはそこである。
また、意図的なものを判断することもできるのではないか。
それが真実の連帯すべき仲間、伝統的価値観、従うべきルールや秩序を得ることになる。




大衆とは、無個性で周囲の人間と同じだと感じ、しかもそれを苦痛に感じない、むしろ満足感を覚える全ての人々のことであるとしたのは、スペインの哲学者ホセ・オルテガだ。
フランスの社会学者ギュスターヴ・ル・ボンは、大衆は弱い権力には常に反抗しようとするが、強い権力には卑屈に屈服するとしている。
※大衆と政治の心理学/若田恭二/勁草書房
※世論と群集/ガブリエル・タルド著/稲葉三千男 訳/未来社
※群集心理/ギュスターヴ・ル・ボン/桜井成男 訳/講談社学術文庫







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jul 18, 2005 05:00:09 PM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

背番号のないエース0829 @ アンネフランク(11/12) 「松谷みよ子」に、上記の内容について記…
icon library@ Re: What necessary words... super, a bri…
icons designs@ Re: It absolutely agree P.S. Please …
icon downloads@ Re: Completely I share your opinion. In i…
icon design@ Re: Really and as I have not thought abou…

Favorite Blog

ONE SWEET DAY sasuke-motleyさん
Optical Pro Shop 4R… Optical Pro Shop 4REALさん
文の文 sarisari2060さん
速聴 自己啓発 能… step7さん
今日も・・・はれば… じゃかバターさん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: