COVID-19の影響で派遣社員の雇い止めが相次いでいることがニュースになっています。それを目にした父が「でもさ、会社から見たら派遣社員って切りたいときに切れるのがメリットだし。それに派遣社員っていう働き方を選んだ人の責任でもあるし。」と感想を述べていて、個人的にムッとしました。
過去にテレビで介護と貧困に関するドキュメンタリーが流れていて、親の介護のせいで派遣という働き方を選ばざるを得なかった人が出ていました。それを私と父は一緒に観ていたはずなのなのに、思慮の浅い発言を父がするので、私は頭が真っ白です。
お金の話を抜きにして、父は忙しすぎて私が幼かった頃は子育てで手を貸すことはあまりなく、母が9割私を育ててきました。また、父は老人の世話をしたこともありません(核家族でしか育ったことがないのに「みんな核家族から大家族に戻れば子供とお年寄りの面倒を見れる」と簡単にお花畑みたいなことを主張しますが)。こういう「長期間無給で人の世話をしたことがない人間」が某大企業で部長をして「派遣社員の自己責任」を言うから、私は気持ちがふさがります。
介護レベルによりますが、働いて食い扶持を得ながら老人の面倒を見るのは大変です。幼児と違って、体が重くて扱いづらいし、プライドがあるし、手が離れる見込みがないですから。でも父に限らず、ケア労働を軽視する人間が「強くて偉い立場」になっているケースが多いのではないでしょうか。やはり、強者は弱者に対する想像が全く及ばないようです。
この一件で、老後の面倒は見れなくても恨むなよ、と父に対して腹が立ちました。私はなんだかんだで「弱者」のポジションなので、自分の食い扶持を最優先にして生きていきたいです。
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