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著 者=アンドリュー・パーカー(Andrew Parker)訳 者=渡辺政隆、今西康子書 名=眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く原 題=In the Blink of an Eye The Cause of the Most Dramatic Event in the History of Life発行所=草思社発行年=2006.3評 価=★★★★★眼の誕生カンブリア紀の爆発、生命大進化がなぜ起こったのかは諸説あるが、本書は「光スイッチ説」すなわち眼の誕生によってもたらされたとする仮説である。これまで、酸素濃度増加説やスノーボールアース説などがあるが、本書のように周辺の事実を一つ一つ取り上げながら、核心に近づいていく論旨は非常に説得力があり・納得させられる本である。眼=視覚は生物の生存にとって最も重要な感覚であることからして、これが真実かもしれない。ただ、受光器としての眼が誕生してもこの光の刺激を映像として構築する脳がなければ視覚(見えるということ)にはつながらない。本書には、どのように眼が進化できたのかは記述があるが、残念ながら視覚を形成する脳の進化についてはまったく触れられていない。この点が少し消化不良の感があるが、全体としてはすばらしい本であることには変わりはない。良書でした。
2011.01.16
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著 者=ギャヴィン・プレイター=ピニー(Gavin Pretor-Pinney)訳 者=桃井緑美子書 名=「雲」の楽しみ方原 題=THE CLOUDSPOTTER'S GUIDE発行所=河出書房新社発行年=2007.7評 価=★★★★☆【送料無料】「雲」の楽しみ方例えば、花の楽しみ方や鳥の楽しみ方は、ガーデニングやバードウォッチとしてその行為自体が一般化されているのに対し、雲を愛でる人々が存在することは全く気がつかなかった。どこかへ行かずとも、ただ「上を見上げる」だけで、その趣味の対象が有ることは素晴らしい。宇宙人ジョーンズ氏のレポートによると、「この惑星の住人は、上を見るだけで元気になれる」らしいので、なんと手軽でかつ元気の出る趣味なんだろうと感心してしまう。こんなに身近にあったのに、この年まで気づかなかったことが悔しくて残念でならない。ただ、遅くはない、こらからは雲を楽しもうと思う。まずは、10種類の雲の分類を頭に叩き込むことから始めよう。
2011.01.16
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