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定期的に必ずリピートしているアイスがある。ラ・メゾン・ドゥ・ショコラのショコラグラース&フランボワーズソルベ(チョコレートアイスとラズベリーシャーベットの組み合わせ)。ラ・メゾン・ドゥ・ショコラのチョコレートアイスは、「重くない」のが特徴。だが、カカオの風味や深みは軽さの中にしっかりと。口当たりもしっとりと滑らかで、食べたあと変に喉が渇かないのがいい。そしてラズベリーのシャーベットは、酸っぱい果実味をストレートに出していて、それでいて香料臭くなく、ラズベリー好きにはたまらない逸品。サロン(カフェ)で食す場合には、チョコレートアイスとバニーユとの組み合わせも可能なのだが、断然フランボワーズ(ラズベリー)とショコラ(チョコレート)のコンビのほうがお互いの個性を引き立てあって、素敵だ。上の写真ではチョコレートアイスが隠れてしまっているが、下のほうにちゃんと入っている。上にトッピングされているのは甘くない生クリームとナッツ、そして薄い一口サイズの板チョコ。アイスとシャーベットはカップのものもお持ち帰りで買えるのだが、このトッピングはサロン(カフェ)ならでは。しっかり冷やしたガラスの器に、硬すぎず柔らかすぎずのアイスとシャーベット。値段は高いが、他では味わえない個性を求めて、定期的に通っている。しかし、行きつけだった銀座松屋店のサロンが閉鎖になってしまったのは残念な限り。この逸品が味わえるのは今は丸の内店だけのよう。
2017.08.18
オリンピック二連覇を狙う羽生結弦選手のフリーのプログラムが発表になった。「和」の要素を採り入れて評判のよかった『SEIMEI』。ショートはショパンのバラード第1番なので、曲だけに関して言えば、ショート、フリーとも「昔の名前で出ています」の、新鮮味のないものに。同じ曲でもジャンプの構成は違うし、振り付けも変えてくるだろうから、それはそれで楽しみではあるが、羽生陣営としては、過去高得点をたたき出し、芸術性でも高い評価を受けた2作品をもってくることで、ジャッジに演技・構成点を下げさせないというのも狙いとしてあるように思う。つまり、非常に勝負にこだわった選曲だな、と。他の選手を見ても、選曲に新鮮味のないプログラムが多い。日本期待の新星、本田真凛のフリーは、トリノの女王の曲で、バンクーバーの女王の振付師。特に振り付けはキム・ヨナ選手のプログラムに似すぎている。女王の系譜を継がせるという意味では力が入っているが、本田真凛という唯一無二の個性がどこにいるのか分からない。すでに唯一無二の個性を発揮しているのは宇野昌磨選手だが、選曲そのものは、ヴィヴァルディとプッチーニの、フィギュアではよく聞く曲。順位調節の一環としか思えない演技・構成点の不可解なアップダウンは、全体として選手の選曲や振り付けを保守的にしている。ジャッジの「愛」(苦笑)は、急に誰に行くか分からない。特にオリンピックシーズンには。だから、新しい冒険をするよりも、馴染みのある曲で、名の通った振付師で。実績のある選手なら、すでに評価を得たプログラムで。高橋大輔選手や小塚崇彦選手の時代にはあった、「こういう曲があるんだ!」とプログラムを見て知る新鮮な驚きとその楽しみが、日本の有力選手の中から失われつつある。氷上の舞踏芸術としてフィギュアを捉えれば、これは残念な流れだが、今の採点の傾向を考えると、勝負に勝つためには、「誰も見たことのないような、まったく新しいプログラム」に常にこだわるのは、あまり意味がないということだろう。どのみち、採点システムはオリンピック後に大きく変わるだろう。その意味でも、世界最高得点など、もう意味はないのだが(もともと、基礎点やルールが変わってる時点で、史上最高得点など意味のない数字だったが)、それでも、視聴者の興味を引くため、テレビ局が「出るか? 最高得点!」で盛り上げに来ることは見えている。ヤレヤレ、付き合う選手もファンも大変だ。「6点満点時代」にあった、「6」点が出た時の観客の熱狂と興奮を、世界最高得点で蘇らせようとしているのかもしれない。しかし、あのころとは決定的に違ってしまったものがある。それはジャッジの眼に対する人々の信頼だ。どのジャッジがどの国のどの選手に何点出したか明確に分かる時代は、ジャッジがあからさまに直接のライバル国の選手の点を低くつけたりしても、人々はそれを「不正」だとは思わなかったのだ。今ほどはフィギュアにマネーが絡まなかった、という背景もあるかもしれない。不正防止のために作られたシステムだが、その理想とは裏腹に、ジャッジへの信頼は地に落ちた感がある。インターネット時代になって、玉石混淆とはいえ様々な情報にアクセスできるから、人々が「大本営発表」をそのまま信じてくれなくなっているというのもあるだろう。個人的にはバンクーバー時代に比べれば、今のほうがずっと採点はマトモに、つまりあのころよりは「より公平」に、なっていると思っている。その理由は何度も書いた。だが、そう思わない人もいるかもしれない。どちらにしろ、この世の中には誰もが納得できる「公平」などないと思ったほうが現実的だろう。その中でどう戦い、それをどう評価するか。それは選手個人とファン個人に委ねたいと思う。
2017.08.10

あのエルメスに、「強いて言えばわが社のライバルは、とらや」と言わしめた日本を代表する和菓子の老舗。とらやの凄いところは、日本人ならほとんど誰でも1つは、「とらやの●●は美味しい」と言わせるモノを出すところだと思う。羊羹が一番有名だが、羊羹は好きでなくても、最中が、その手の和菓子に興味がなくても、生菓子が、あるいはあの季節の和菓子が、という具合。伝統的な定番だけでなく、季節ごとのラインナップも実は豊富なのだ。この夏、店頭のディスプレイでその佇まいの美しさに惚れて買った「水の宿」。清々しい透明な水色につぶつぶ感のある白の取り合わせが、夏の涼を漂わせる。手ごろなサイズの紙包装のものがあったので、それを買うことに。和菓子は見た目に惹かれて買うと、味で期待を裏切られることもあるのだが、この「水の宿」は絶品だった。水色はクチナシ青色素で染めた寒天。白は道明寺粉。寒天の滑らかな舌触りと、関西風桜餅を思わせる道明寺粉のつぶ感のある食感の取り合わせがシンプルながら、至高。甘さも、さほど強くなく、といって控えめすぎず、日本茶とよく合う。夏なので、水出しにした煎茶と一緒に楽しんでいる。夏の思い出のひとこまになる、涼やかな感動。こうした和菓子は立派な「作品」。食べているときに、デザインや素材の組み合わせなど、試行錯誤している作り手の姿が浮かんでくる。
2017.08.08

三宅一生のBAO BAOのバッグに目が留まったのは、東京駅のそばにKITTEがオープンしたころなので、もうかなり前のことになる。光沢のある三角形のピースをつなげたモダンで斬新なデザイン、置くとクシャッとなる、そのフレシキブルなフォルムに惹かれたが、当時でショルダータイプの小ぶりなバッグが3万円台半ば。レザーのバッグが買える値段だった。デザイン性は高いが、ちょっと設定価格が高いのでは? そんなに命長くないかも、このブランド。などと思っていたのだが、現実には真逆の現象が起こった。アジア圏で人気に火が付き、それと共に値段もますます強気に。新宿高島屋ではBAO BAOショップがあるのだが、いついっても外国人(欧米ではなくアジアからの)観光客が、スマホ片手に「このモデルはないのか?」「これはいくら?」などとやっている。一時品薄状態になったときの、売り場の光景はシュールですらあった。ほとんどカラの商品棚の間を店員が仕方なさそうにブラブラと歩いている。話しかけて、「在庫もないんですか?」と聞くと、「そうなんです。朝はもう少しあったのですが…」という答え。朝出たのに、昼にはほぼ完売って、人気の食べ物屋じゃなんだから(笑)。しばらくして、品薄状態は解消され、逆にバンバン新商品が入ってくるようになったが、アジア人観光客の間での人気は相変わらずで、韓国語やら中国語やらタイ語やらで客同士が話しつつ、店員とは英語でやりとりをしている。店員は少し…というか、かなり冷淡だ。日本人に対しても、ネットカタログにある商品の他店からの取り寄せは基本やらない(つまり、基本的に高島屋店にそのときあるものだけを売るシステム)とかで、外国人がスマホで「これは、ある?」と聞いてきても、販売システムの説明などは一切なく、「No」の一言であしらっている。免税の手続きの説明も事務的で、日本人特有のお世辞笑いもあまり出ない。逆に日本人客に対しては、普通に愛想がよく、商品説明も積極的にしてくれる。有名ブランド品を買いに来た外国人観光客への、このそっけない態度。どこかで見た気がする。それはおそらく、昔、昔、まだルイ・ヴィトンがほとんどモノグラムの商品しか出していなかったころ。フランス本国で買えば、値段が日本のほぼ3分の1だった時代。日本人がパリのルイ・ヴィトン店に押しかけ、友人から頼まれた分だとか(本当は並行輸入業者だろうが)言って、買えるだけ買いこんでいた。そのときのフランス人店員の日本人客に対する態度は、いっそ人種差別ではないかと思えるほど冷淡だった。あの光景を――いや、あのときのフランス人ほどひどくはないが――今東京のBAO BAOショップで見ている気がする。別のBAO BAOショップには、狭い店舗に外国人観光客が押し寄せ、店員が対応しきれず入場制限をかけていた。これほどの人気を獲得した日本ブランドのバッグというのは、かつてなかったのではないだろうか?Mizumizu所有のBAO BAOは、白のショルダー。トートタイプではなく、上部にファスナーが付いているのがMizumizuにとっては必須条件。置いたときのクシャッと感は、BAOBAOの最大の魅力のひとつ。横マチタイプのすっきりしたものもあるが、例によってMizumizuは底マチタイプを選ぶ。マチの部分は畳めて、荷物が少ないならペタンとした形で持つこともできる。日本人の間でも、このBAO BAO、非常に人目を惹くようだ。新宿高島屋の入り口では、キモノ姿のおしゃれな年配の女性に話しかけられ、「すいません。そのバッグ、今日見たの5人目なんですよ。灰色と、黒と、黄色も… どこのブランドですか?」と聞かれたことも。そう、都心を歩くと、何人も見かけるのだBAO BAO愛用者。昔だったら、「街を歩けばルイ・ヴィトン」だったように思う。ヨーロッパブランドが呆れるような値上げを続けるから、ついに日本人もヨーロッパブランドのバッグへの「お布施」はやめたようだ。ニューオープンのBAO BAOショップのショーウィンドウを見つけて、「あっ、できたんだ」と隣りにいた家族に言ったら、たまたま横にいたオバサンが、「これいいですよね。私昔買ったんだけど、丈夫でいいんですよ。また買おうかと思って」と話しかけてきたことも。BAO BAOを知らない人でも、ファッション感度の高い人は、「素敵なバッグですね。どちらの?」などと言ってくる。やはり、BAO BAOのインパクトは強烈のようだ。白いバッグを買うと、お揃いの小物が欲しくなるのも人情。こちらはカードケース。こんなふうに両サイドにカードが入るのだが‥‥ はっきり言って使い勝手はかなり悪い。バッグの中に放り込んでおくと、この広がった状態になって、下手したらカードが飛び出してきてしまう。ポーチに入れるか、バッグのサイドの物入れに入れないとダメ。バッグのほうは、中の仕切りも最小限のヨーロッパタイプ(かどうか知らないが、とにかく日本のバッグは中を仕切りすぎ)なので、ポーチ派のMizumizuにはとても使いやすい。同じ白の化粧ポーチも出たようで、バオ バオ イッセイ ミヤケ 三宅一生 BAO BAO ISSEY MIYAKE ポーチ 76AG525 PRISM 50 クリーム アイボリー 小物入れ コスメ メンズ レディース ブランド おしゃれ シンプル 小 ファスナー カジュアル スマホ 化粧品 プレゼント クリスマス多分、いずれ買ってしまうだろうなと思っている(笑)。伝統的な意味での高級感とは一線を画す、シャープでスタイリッシュなデザインは、特に夏のファッションによく合う。パンツスタイルでもスカートでも。合う服の幅が広く、そしてバッグ自体が軽いというのも、BAO BAOが人気を博す理由のひとつだろう。
2017.08.03

日本橋高島屋で珠玉と呼ぶにふさわしいストールを見つけた。カシミール製。マハラジャに献上するターバンを制作していた歴史ある手刺繍工房が、ヨーロッパや日本のデザインを採り入れてモダナイズし、「ターラ・ブランカ」というブランドで世界展開をはかっているとか。夏なので薄手のシルクウールにさまざまな刺繍を施したストールが並んでいたが、一番気に入ったのが、パイナップルをモチーフにしたという、こちら。ブルー系やレモンイエロー系というMizumizuの好きな色彩に赤~ピンクの華やかなカラーも散らしている。デザインは大胆で、南国的。アジアンな雰囲気でありながら、ヨーロッパのデザインの洗練も感じさせる。西洋と東洋が見事に融合している、まさに「作品」と言いたい逸品だった。はおらせてもらうと、シルクウールのしなやかで軽い布がしっかりと身体にまといつき、冷房の効いている館内で肩がほんのり暖かい。このごろは夏でも薄手のストールを巻くのがはやりだが、これだけどこでも冷房が効いていたら女性には、おしゃれというより必需品かもしれない。長くて豪奢なストールなので、普段使いにはtoo goodだが、観劇やディナーへのお出かけには活躍してくれそう。Mizumizuが気に入ったストールは「ターラ・ブランカ」の中でも最上級ラインだったらしく、「買います」と告げると、熱心にブランドの説明をしてくれた店員も大喜び。カード清算をしに奥へ行くときは、小躍りするような歩調だった(笑)。モノがいくらよくても、買ってもらうためには、やはりそれを売り込む店員の力というのも大きい。「ターラ・ブランカ」のサイト(こちら)は、確かに美しいストールが並んでいてlook book(製品カタログ)は見ていて溜息ものだが、それだけではやはり買おうというとこまではいかない。ネット販売が発達しても、最初にお客をつかむには、こういうふうに、触れて、試して、勧めてもらえる、対面販売でないと難しいだろう。Mizumizuの買ったストールは、アリー刺繍というものが施されているとか。アリー刺繍とは、細い鈎針を使い、下から糸をすくって刺繍する技法で、円を描くように色を変えながら一針一針さしていくということだ(いただいたブローシャより)。インド・カシミールの刺繍製品というのは、安いものが日本で多く出回っているが、ここまで技術が高い刺繍製品は、さすがにめったに見ない。問題は洗濯できるかどうかだな、と思い、店員に聞いたのだが、案の定、困ったような顔で、「ドライクリーニングも含めて、基本、洗濯はできないと考えたほうが」と言われた。正直な答えだ。ファブリックというものは、上質になればなるほど、洗えなくなってくる。風合いが変わってしまうし、どうしても傷んでしまうから。「汗などがついたら、霧吹きで水をかけて蒸発させるぐらいで…」とのアドバイス。つまり、汚れたらアウトということだ。気を遣うなあー(笑)。旅先に持っていくときなどのために、薄いポーチをつけてくれる。繊細な生地なので、こうしたものは必須。暑い国にバカンスに行くときに、ホテルのディナーなどで羽織るのにぴったり。このポーチも役立ちそうだ。
2017.08.01
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