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2025.02.23
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カテゴリ: 手塚治虫

【中古】 鉄腕アトムの歌が聞こえる 手塚治虫とその時代/橋本一郎(著者)

現在テレビ放映中のドラマ『アポロの歌』。1970年に『週刊少年キング』で連載がスタートした手塚治虫作品だが、この漫画の「仕掛け人」は橋本一郎氏。『鉄腕アトムの歌が聞こえる』『手塚治虫99の言葉』の著者であり、現在はYou TUBEでの配信もされている。

ドラマ版の脚本・監督は1991年生まれの二宮健氏。

​​ 「『アポロの歌』は、自分の礎を築いた手塚治虫先生の作品の中でも、特に心を揺さぶられた一作」 なのだという。1790年発表の漫画を1991年生まれの映画人がドラマ化する。才能ある表現者に手塚作品が与える、時を超えた影響の大きさを改めて実感するエピソードだ。

さて、その『アポロの歌』だが、
『鉄腕アトムの歌が聞こえる』には、この隠れた名作を世に送り出すまでに編集者・橋本一郎がどれほどの忍耐と情熱をもって臨んだかが、余すところなく描かれている。

当時、永井豪の『ハレンチ学園』が一世を風靡すると同時に、大人たちから激しい攻撃を受けていた。そんな時代背景のなか、『 少年キング』の編集部にデスクとして迎えられていた橋本氏は、少年週刊誌としては後発組で発行部数も振るわなかった 少年キング』の知名度を押し上げるため、とびきりのビッグネーム・手塚治虫を起用し、 『ハレンチ学園』路線の漫画を描かせたいと思いつく。

「手塚が描けば、かつてないアッパーな切り口の作品になるに違いない。手塚にとっては初めてのジャンルだからリスクもあるが、思い切ってチャレンジしたい」

と、編集会議で強く推したのだ。

会議では反対意見は出ずに、橋本氏は手塚治虫に原稿依頼に向かうが、そこから実際に連載が始まるまでは大変な困難が待ち受けていた。

橋本氏は、「手塚について書かれた本を見ると、すべてといっていいほど、『頼まれた原稿は絶対に断らなかった』とあります。だが、現実はまったく違っていました。何よりもまず、いかに原稿を頼むかが、きわめて大変でした」と書いている。

執筆依頼をしたくても、手塚本人に会うのが大変なのだ。手塚身辺には、原稿待ちで殺気立った編集者が幾重にも「無言のバリアー」を張り巡らせて、新参者を入れまいと常に待機している。

マネージャーに新連載の話をもちかけても、「××誌、●●誌に加えて、◆◆の仕事や、□□の企画が入っていて」「アシスタント7~8人が3班に分かれて8時間3交替体制を取っているけど、それでも毎日が修羅場で」「これ以上、手塚に無理をさせるわけにはいかなくて」と、困り果てた顔をされる。

この「手塚治虫本人に会わせない」作戦で、仕事を頼めないでいた経験をもつ編集者には、ジブリの代表の鈴木敏夫氏もいる。彼は『アニメージュ』時代に、手塚治虫に原稿を依頼しようとして、マネージャーに手ひどくブロックされた苦い経験があり、のちに手塚治虫本人に、「どうしてあんな酷い人をマネージャーにしているのですか」と聞いたところ、「それでいいんです。(あとで文句を言われても)『どうしてボクに直接頼まなかったんですか?』って言えるでしょう」と返されたという。

手塚治虫の「愛想のいい安請け合い」を本気にして締め切りを守ってもらえず、悲惨な目に遭った関係者は枚挙にいとまがない。本人に直接、簡単に頼めたら、スケジュールはパンクを通り超えてたちまち破綻してしまうだろう。それで原稿を落としまくったら、いくら才能があっても信頼は地に落ち、漫画家生命は断たれてしまう。

頼まれると断れない手塚治虫の性格を見越して、マネージャーや手塚番の編集者が、新しい依頼者を手塚に近づけないようにしていたのだ。そして、手塚治虫本人もそれはちゃんと分かっていた。鈴木敏夫氏は手塚の返しを聞いて、手塚治虫が競争の激しい少年漫画界で長年「生き残って」これたのは、(純粋な漫画の才能以外の)さまざまな「戦略」があったことを理解したのだという。

この現実を無視して、「手塚治虫は来る仕事をまったく断らなかったから、いつも締め切りに遅れていたのだ」という偽のストーリーが流布されている。実際には、手塚治虫に仕事を引き受けてもらうには大変な忍耐と根性と、時にはそのための戦略が必要であって、それをクリアすれば手塚は絶対に仕事を断らなかった、が正解なのだ。

橋本一郎氏が、新連載を依頼すべく、手塚のもとを訪ねたのは1969年の秋。行くたびに、原稿待ちの手塚番編集者から「また来たのか」と露骨に嫌な顔をされた。だが、すでに過去に手塚治虫と仕事をして、状況を知っていた橋本氏はまったくメゲずに、業界の噂話や新人漫画家の話などをして彼らと溶け込むよう努力したという。

橋本氏の努力が実ったのは、通いはじめてふた月が過ぎたころ。手塚治虫本人と直接話せるチャンスがあるという情報をつかむのだ。

<続きは次回のエントリーにて>



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最終更新日  2025.02.23 20:17:20


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