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最近某ソーシャルネットワークでも日記を書き始めたバニーです。ここと両立出来るんでしょうか?甚だ不安です。両立が上手くいくか、どちらかがフェードアウトするか。もし「あっち」が生き延びるようなら、そのうち招待状が届くこともあろうかと思います。その節は、ぜひ。それはさておき。わが職場の一番の新人ちゃん、2週間前から働いてもらってます。彼女はピチピチの15歳。でも「自分のモノは自分で買いたくて」13歳の頃からカフェでアルバイトを始めたという、なかなか天晴れな女子高生です。彼女に自己紹介をした時「ああ、バニーは日本人なの。私、日本人の歌手で好きな人がいるわ」と言うので、思わず、えっ?と聞き返したら「アユゥミィ ハマズァキ」ですって。もちろん日本語で何を歌ってるかは分からないけど、なんかスゴクいい!んですって。浜崎あゆみって今も日本で人気なの?今でも女子中高生のカリスマ?と思った私の方が、日本サブカルチャーに取り残されてる気がしました。。。
2007.03.25
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ある日パートナー氏が「ジラフって日本語で何て言うの?」と聞いてきた。giraffeはキリンだよ、KIRIN。と教えると「おお、ビールだ、ビール!」とミョーに偏った日本文化の知識を持つパートナー氏が喜ぶ。いや確かにビールメーカーですけどね、でもそのキリンはこのキリン?「ちがーう!ビールのキリンは別物だあ!」「えっ、キリンは2種類いるのか?」「。。。(そ、そんなこと聞かないで)」という感じで、日本語を英語で説明するのが苦手な私。というか、多分英語力より知識不足が問題なんでしょう。ここ2日私が本を読みながら笑ってると(前日記参照)、それはどんな本?とパートナー氏が軽く聞いてきました。その時私が読んでいたのは、妖怪が出てくるミステリー。なんて、、、どう説明すればいいの?妖怪。モンスター?いや、それじゃあ怪物って感じでニュアンスが違うよね。麒麟を説明した時に出てきたmythical creature(神話上の/架空の動物)という言葉の響きとも違うしな。ううん。幽霊、ゴーストでは絶対ないし。唸る私を見て、いや説明はいいよ、難しそうだから、とあっさり退くパートナー氏。いや待て、待て。私が気になる!そもそも妖怪の起源はいつごろ?陰陽道のころにはいたのかな?いたんだよね?鬼も妖怪のうち?ってことは平安時代かしら?ううん、もっと前からいそうな気がするな。起源も土着的なものから大陸から渡ってきたものから、色んな種類があったよね?ああ、せっかく妖怪に詳しい京極作品をあれだけ借りて読んだというのに、知識としては身についてないんだわ。気が付くと、口を開きかけては止め、言いかけては唸り続ける私を放って、パートナー氏は自分の読書に没頭。私の頭には「千と千尋の神隠し」の背景を説明しようとして断念した時の記憶が蘇ります。やはり、生半な知識で日本文化は伝達できないということ。なんでしょうねえ。
2007.03.19
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おとついの土曜日で今夏のDay Light Savingが終了しました。デイライトセイビング、いわゆるサマータイムで、毎年夏が始る10月から開始され、翌年3月に終わります。サマータイムというのは「1時間繰り上げて明るい時間を延ばす」制度だから、終了する時は「時刻を元に戻す=1時間遅らせる」ことになります。と言っても、この国の人達でさえ「あれ、時間を早めるんだっけ?遅らせるんだっけ?」とよく混乱してます。1時間時計を遅らせるということは、、、1日が25時間になる!(もちろん開始する日は23時間。)土曜日が出勤だった私は日・月曜日がお休み。日曜日は遅寝が出来る~とシアワセいっぱいでございました。でも帰宅してみると、実家の姉から小包が。。。それは誕生日プレゼント兼、頼んでいた書籍でした。娯楽の少ないNZで、日本(語)の小説を読むのは一番楽しい時間のひとつ。3冊送られてきたうち2冊はさっさと読み終え、気がつくと夜更け。でも明日は25時間あるし。でも1冊くらいは後の楽しみに取っとかないと、早読みし過ぎって怒られるか。そう考えて、同じ本の第2ラウンド。1回目は速読、気に入ったら2回目を読みその時は熟読。というのはわたくしめの読書スタイル。しかし2冊熟読しても、まだ午前1時にもなってない。明日は25時間、1時間余裕があるし。逡巡したあげく、恐ろしいことについつい3冊目に手が。。。最後の頁を閉じた時、とらが「めずらしいやん。まだ寝えへんのん?」と見上げてました。時刻は午前4時前。日本ならともかく、NZでは異常な時刻です。あ、でも時計を遅らせるとまだ午前3時やん。自分に言い訳しつつ、ベッドへ。翌日、お礼の電話を日本にかけます。日曜出勤でいなかった姉の代りに母とお喋り。「ひょっとしてもう3冊読んじゃったんじゃないでしょうね?」と母。スルドイ指摘に頷く娘。「あのねえ、バニーが本読むのが速いことは知ってるけど、それじゃあ2時間かけて作った料理を10分で食べちゃうようなものでしょう?」本当に早食いでもある娘はこれにグサッ。まあ、その晩が25時間の一日でなかったら、私も2冊で止めてた(はず)。読書にぴったりな秋の夜長のはじまりだということよね。
2007.03.19
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土曜日の晩、ビクトリアスクエアで開催されたチャイニーズランタンフェスティバルに行ってきました。このお祭りに行くのは3年連続です。アジアの多くの国では旧正月をお祝いしますが、中国なんかでは夜の街にランタンを飾って爆竹を鳴らしたりしてお祝いするそう。地域などで様式に違いはあるのでしょうが、台湾を旅行した時、ちょうどこのお祭りで、夜中じゅうランタンの下を友人たちと歩き回ったことを思い出します。数年前オークランドに行った時も、ちょうどこのお祭りの準備をしている最中でした。クライストチャーチは街の規模も移民人口もオークランドに比べて小さいので、お祭りの規模もこじんまり、という印象がありました。が。今年はどうしてか、すごい人、人、人。NZでは旧正月=夏の終わり。夏のあたたかい宵を惜しむ人々で、年々人気が高まってるようです。ランタンの種類も少しづつですが増えてます。でっかいドラゴンはいかにもチャイニーズ!だし、牛やヒツジまでいるのはやっぱりNZを意識してでしょう。大きな柳の木にはスイカ型ランタン(夏だから?)もひしめいてましたし、エイボン川のせせらぎには鴨や金魚が浮かび、その土手にはカエルとツルと鹿が輝いていました。きれいですが、すごい組み合わせ。。。私たちも提灯型ランタンを購入しそれを手に夜の公園をそぞろ歩き、と行きたかったのですが、人ごみにろうそくと紙製提灯は危なっかしくて、風情どころではありません。。。しかしクライストチャーチでは珍しい混みように、日本の夏祭を思い出して、ちょっと懐かしい気持ちになります。今年の私のお気に入りのランタンはこちら。今年が亥の年、ということでもっと立派な猪のランタンもあったのですが、この愛敬たっぷりの母豚(写ってませんが子豚も数匹いた)と写真を撮る人々が絶えませんでした!
2007.03.12
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今日ラジオのニュースで「Butterfly Loverの皆さんには憂慮すべきニュースです」とアナウンサーが言ったのが、私の耳に飛び込んできました。仕事中だったのでちゃんと聞き取れなかったんだけど、なんでも環境の変化等により、蝶の人口(蝶口?)が激減してるんだそう。思わず笑顔になったのは私だけでしょうか?専門家の皆さんには是非とも、対策など練らないで頂きたいものです。。。(蝶愛好家の方々、ゴメンナサイ!)
2007.03.05
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ひなまつりの日だから、というわけではないですが、昨日は丸一日、女の子とばかり遊んでおりました。朝から公園を歩きまわり、午後はカフェでお茶をして、夕方は違う友人とパブで一杯、宵にはもう一軒梯子して。帰宅後は時差で4時間遅れの日本の友人に電話をかけ、真夜中過ぎまでお喋り。でも、楽しい、と思ってた一日の締めくくりは少しbitter。受話器を置いたのは午前1時半、日付はすでに3月4日。ベッドに行くと、少しだるいと言っていたパートナー氏は熱を出していたし、電話で聞いた友人のgood newsを素直に喜んであげれない自分に気付いて落ち込むし、結局私自身はリセットしちゃうし。最後の店で締めくくりにテキーラショットを一気飲みしててよかった。Bitterな気分で寝付けないかと思ったら、結構早くに眠りが訪れてくれました。一夜明けた日曜日。現在時刻は午後1時半。睡眠を含む12時間が経つとbitternessも和らいで、私も落ち着いて昨日の出来事を眺めています。昨日色々話した3人のガールフレンド達のそれぞれの悩みや自分のこと。私が快刀乱麻を断つ様に彼女たちの悩みを解決することは出来ないし、誰も私の状況をスッパリ片付けることは出来ない。誰の状況が一番マシかとか、誰の悩みが一番desperateかなんて、それは比較も出来ないこと。今日は生理も生理痛も私には痛いけど、昨日の電話の友人にもう一度、おめでとうとガンバレのメールを送らなきゃ、と思うひなまつり明けなのでした。
2007.03.04
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弥生ついたち。今日は秋の初日でした。なんでか3月から「公式に」秋というニュージーランド。あと少しで今夏のサマータイム制度も終了です。今日はパートナー氏が会議で遅くなるというので、仕事の帰り道、友達と買い物に寄り道しました。彼女が奢ってくれたアイスクリームを食べながらふと見上げると、夕方でもまだ青い空が、高く感じます。「秋やねえ」と彼女。「ニュージーランド人も高い空を見て秋と思うのかな?」なんて2人で話しながら帰途に着きます。ところで。ニュージーランドに来てから身につけた習慣の一つに「屋外で爪切り」があります。ある夏の日、NZ人の友人が玄関のポーチの階段に腰掛けて爪を切ってました。団地育ちの私はビックリ。でも試しにやってみると、外の方が明るいし、爪が飛んじゃっても気にしないでいいし、かなりの開放感。それから夏には私もポーチに座って爪を切って、たまにはペディキュアまで塗ってます。(←開放感浸りすぎ)今宵もまだ日の高いうちに、ポチポチと爪を切ってました。寒くなるとさすがに出来ないので「外爪切り」ももうすぐシーズンオフかあ、なんて思いながら。すると通りかかったとら。よく見ると、毛が伸び放題。冷夏で抜け毛も少なかったので、長毛種の猫はボサボサです。そこでハサミを持ってきて「屋外毛刈り」。そしたら途端に機嫌が悪くなって、、、帰ってきたパートナー氏に「とら、なんか四角っぽくなってるけど、どうしたの?」と言われました、私の毛刈りのせいじゃないやい。暴れるとらが悪いんだい。秋が本格的になる前に、とらの毛、伸びてくるといいんですが。そんなこんなで、少しづつ初秋です。
2007.03.01
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夏になると夕食後の散歩によく行きます。残念ながら今年は冷夏で雨も多く、お散歩が楽しめる日は少なかったのですが、晩夏に入ってから暖かいゆったりとした夕暮れが続いています。そうして2人で歩くお気に入りのルートに、小さなパブが立っています。本当に小さな店で、パブにつきものの喧騒もなく、ご近所のご老人達がのんびり井戸端会議をしにくるところ、といった感じです。そこの看板が、いつも気になっていました。「ROAST$8.95 7DAYS」ローストというのはNZの庶民的かつ代表料理ロースト肉のこと。(肉は鶏、豚、羊、牛問いません。)それに付け合わせのジャガイモ、茹でたグリーンピースとニンジンなど。全てが大皿にぼん、と乗ってやってくる、ボリュームたっぷりのごはん。それが8ドル95セント=750円だというのです。しかも7デイズ=平日週末問わず毎日価格とのこと。NZの物価、例えばマクドナルドのセットメニューが大体7ドルから8ドル。とすると、、、9ドルは夕食としてかなり安い!大体マクドの「ディナーセット」(最近見ないけど今でもやってるのかな?ハンバーガーはありません。お持ち帰り定食みたいなの)で10ドル50セントでしたから、天下のマクドゥーナル(英語式発音)の晩ご飯より安いわけ。一応お肉がメインの料理なのに、そんなに安くて大丈夫なん?きっとロースト肉は作り置きのパサパサ、冷凍のフライドポテトに茹ですぎた冷凍野菜が出てくるんだろう、、、なんて想像しておりました。ところがです!美味しかった。。。(←野次馬で食べに行った。)私が頼んだ豚はジューシーで、やっぱりオーブンでローストされたジャガイモとかぼちゃは皮がパリっとしてて、冷凍でないニンジンもカリフラワーもちゃんと茹で上がってて。ソースもナイス。食べ終る頃にはおなかもいっぱい。これで9ドルは安い!店内はビール片手のおじいちゃんたちとおばあちゃん、午後7時ですでに顔の真っ赤なお客さんでひしめいてます。ベタな雰囲気にちょっと気後れする大和撫子ですが、ここはつっかけと短パンで、地元の(老)人に混じってみるのもいいかも。私たちの「夕食後散歩」が「散歩がてら夕食」になる日が来そうな予感です。。。
2007.02.27
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いまさら、、、です。でも買っちゃいました。発売から4ヶ月くらい経ってるけど、買ってなかった理由の一つはこのタイトル!「FUTURESEX/LOVESOUNDS」。。。ジャスティン、もう少し肩の力を抜きなよ~と言うくらい力が入りすぎ。過激を狙ってむしろ幼さを感じるから、こっちが赤面したくなるよ~。どこかの批評で、タイトルと同時に歌詞もかなり失笑モノと書かれてました。23歳で自分のことを「ダディ」と呼んだりするのは、似合わないギャングスタ気取り?って(辛口だー)。そこで購入に二の足を踏んじゃった私。でもよく考えれば、私の英語力では歌詞なんぞ分からないので気にもならないはず。私のお気に入りはセカンドシングルにもなった「My Love」。このミュージッククリップもカッコイイです。でもうちのパートナー氏には大不評。「とら、どうだ?ジャスティン好きか?何?バニー、とらがこんなのrubbishだと言ってるぞ!!!」(rubbish=クズ。くだらないモノ)と猫を使ってコケ落します。ひどーい!!!
2007.02.23
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パートナー氏の友人の奥さんが他界され、今日がお葬式でした。私の結婚式に来て下さったのがお会いした最初で最後でしたが、うちのパートナー氏はこのご夫婦によくお世話になっていました。遺されたご主人とご家族のことが気にかかると同時に、本当にまだまだお若かったのに、、、と言葉が出てきませんでした。心からお悔やみ申し上げます。ところで。子宮がんで亡くなった彼女の訃報を聞いて、同時に、ずっと気になっていたことが心の中で膨張してきました。それは私自身の子宮がん検診のこと。2年前からひっかかってばかりの検診。現在癌細胞はないけど、なるかもしれない細胞があるから定期検査必須、と言われ続けてます。最後の検診は去年の6月で、病院からの通知では「6ヶ月後に再検査」となってます。6ヶ月後ってもう過ぎてるよなあ、、、と最近ちょっぴり気になってはいたのですが。そこで今日GPに行く用事があったので、担当の先生に聞いてみました。(GP=ホームドクターのこと。他の多くの西洋諸国と同様、病気はなんでもホームドクターに診てもらってから、必要があれば専門医を紹介されます。ちなみにGPは実費払い。私はGPで癌検診に2回引っかかって公立病院へ回されました。従って現在は公立病院からの連絡待ち。)「公立病院からウンともスンとも言ってこないんですけど、いいんでしょうか???」「あらそうなの?(とデータをチェックして)本当ね。確認してあげるわ。あとで電話で知らせてあげる」と気軽にドクターが請け負ってくれて、仕事から帰宅すると先生から留守電が入ってました。「ハーイ、バニー。病院に聞いたら、今スケジュールが大幅に遅れてるらしいの。8週間遅れですって。2ヶ月待っても連絡なかったら、私がまた聞いてあげるわね。それより前に不安だったらうちで検査してあげるから連絡ちょうだいね」なに?8週間!?以前にも書きましたが、ニュージーランドは圧倒的に医者不足。医療費が無料の公立病院で診てもらうには、予約リストに載ってから半年から1年待ちというのはザラなんですが、、、モノは癌ですよ!定期検診必要患者ですよ!いや「まだ癌じゃないから」後回しにされてるんでしょうね、きっと。GPが言うように彼女の医院でも基本検診は出来るけど、精密検査は出来ないから大きな公立病院に回されたはずなのに。若いほど癌細胞も強く増殖も速いとよく聞きます。とすると、7ヶ月+8週間という期間は待つには長い気がしてきました。ここはやっぱり基本検診だけでも受けるべきかなあ。(私はまだ「予備軍」止まりだからいいけれど、本当に病を患ってらっしゃる方やそのご家族にしたら、この国の医療制度はもっと改善されるべき、ですよね。。。)
2007.02.22
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って響きがカッコイイ。でも現実はキビシイ。「外人の同僚たちとお酒を飲みながら談笑」なんて、昔は憧れだったけど、現実は。。。アルコールのおかげで皆早口になるし、しかも私には分からない若者言葉と話題が続出。ついてけないのに、ヘラヘラ笑ってるしかない!そんなわけで、今日は職場の「バイト君送別兼歓迎会」でした。中国人のお客さんでいっぱいの場末の中国料理店で、11人の西洋人プラス日本人1名が一番デカイ回転テーブルを占領して、くるくる回してました。(とはいえ、歓迎されるハズの新バイトちゃんのうち1名は今日すでに辞表を提出しにきたけれど。(笑))そんななか店長に続く古株のワタクシめは勤務歴3年半。肩書き的には副店長。もっと仕切っていいくらいなのに、飲み会でもおとなしいのは、やっぱり言葉のハンデ?それとももともとの性格でしょうか?この3年半で言葉のハンデも人種差別もそれなりに味わって、それなりに乗り越えてきたけど、誰かの気のきいた冗談もよく分からなかったりして、爆笑の渦に一人でキョトンとしてると、やれやれ3年じゃあ足りないのかーと思っちゃう。先日NZにワーキングホリデーに来たばかりの日本人の人に「英語ってどうやったら上達しますか?」「どれくらいで上手になれますか?」と真剣に聞かれました。私も、自分より英語が上手な人に出会うたび、何度同じ質問をしたことでしょう。「こんな素敵な国に暮らせていいですね。羨ましい」とも、よく言われます。でも。海外で暮らす。海外で働く。それだけでこんなに四苦八苦しちゃって、自分はブサイクだなあと。しみじみ。。。でもでも。「きっと周囲からは「外人の同僚とゴハンで談笑なんてカッコイイ」と思われてるハズ!」と信じて、クールぶってみるバニーなのです。
2007.02.21
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先日の日記にお祝いコメントをいっぱい貰って嬉しいバニーです。皆さん、ありがとう!正直、夫婦仲は悪いわけでは全然ないんですが「エブリディ イズ ワインディングロード♪」って感じです。多分、お互いの人生の先行き(仕事とかね)が現在はっきり見えてなくて、揺れてるんでしょうね。30代と40代にして未だに人生に揺れてるのはどうかと言う気もするけど~。それはさておき。土曜日にブルワリー兼レストランに行ってきました。ブルワリーはビール工場ですが、ここは工場という大規模なものでなく、まあ自家製ビールを作ってるレストランっていう感じです。待ち合わせの6時半に行くと、レストランのある裏通りで大きなジャズのバンドが生演奏してて、小さな通りはすごい人ごみ。夏の終わりの夕暮れにジャズとビール。ぐぐっときます。外の席は立ち飲みの人もビール片手に踊ってる人も大勢いたけれど、パートナー氏の友人たちは「花より団子、ジャズよりビール」の人々でしたので、中のテーブルを陣取ってすでにジョッキを空けておりました。この日のメンバーは全員イギリス人でした。イギリス人ってやっぱり発音が違います。「カメルーン ハイランド(カメルーン高地)」という地名を皆が話しているあいだじゅう「カメルーン アイランド(カメルーン島)」だと思って、「カメハメハ大王がいそう。あ、それはハワイか!」と一人で自分にツッコミを入れてた私。(しかもカメしか共通点がない。)そしてイギリス人はビールが好き。この日ここのブルワリーが選ばれたのも「イギリス製法のビールを作ってるから」だそう。イギリスのビールって苦いのね。でも皆3時間くらい、ずーっと飲んでました。話題はもちろんサッカーで。そしてイギリス人は別れ際に(頬に)キスをする。キウィ達の握手でもたまに手を差し出すタイミングが分からないのに、キスなんて高度すぎる!どっちのほっぺを差し出せばいいの!?
2007.02.19
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今日はバレンタイン=結婚記念日。早いもので4周年です。周囲から”すこしふしぎ発言”で知られる某友人が先日「バニーちゃん、結婚4年目には全然見えないね!スゴイね!」と褒めてくれましたが、結婚4年目だと普通はどんな風に見えるんでしょうか。。。いまだにギモンです。それはさておき。記念日というわけでディナーを食べに行きました。 人気のレストランはどこもバレンタインズデイということで予約でいっぱいのようですが、運良くキャンセルになった席を取ることが出来たので、小さなワイナリー兼レストランへおでかけです。夕暮れ時のレストランも庭園もロマンティックで、「バレンタインスペシャルコース」の前菜もメインもデザートも美味しかったのですが。なぜ一人$65(=5000円くらい。NZの食事としては結構良い値段だと思う)も払って、コーヒーだけはどうしてセルフサービスなのか、私にはとーっても理解に苦しむ締めくくりでした。それまで丁寧にお給仕してくれたのに。コーヒーくらい注いでよー。まあ、そんなわけで、来年も「結婚5周年に見えないね」と言われるように、頑張りたいと思うバニーです(やっぱり意味不明)。ここしばらく坂道を上ったり下ったりして、たまに息があがってる私たちですが、パートナー氏君、今年もよろしくね。
2007.02.14
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隣の部屋でTVを観てたパートナー氏が「わっ、めっちゃカワイイ!」と叫んでたので見に行くと、画面にはアライグマが映ってました。「あ、ラスカル」と言ったら「何?」と聞き直されたので、ラスカルは単に名前だったなあ、、、と気が付いて「えーっと、、、ウォッシング ベア」(多分違うだろうな、と確信はしつつも)控えめに訂正。「なんでこれが熊なんだ!ウォッシングというのは何だ!これはラクーンだ!」「えっ、ラクーンってタヌキのことでしょ?タヌキとウォッシングベアは全然違うよ」と混乱する夫婦。もちろん、イングリッシュネイティブスピーカーが正しかったです。アライグマはラクーン=raccoon。タヌキはラクーン ドッグ=raccoon dog。しかし、これを調べて不意にデジャヴに襲われる私。以前もこの2つの動物たちのせいで混乱した記憶が。だいたいタヌキにラクーンドッグ=アライクマ犬などという、英名がおかしい!(ちなみにパートナー氏はアライクマの習性を知りませんでした。ウォッシングベアじゃあ、通じないわけだ。)
2007.02.12
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Mさん家の愛猫Pくんは、一文字になって寝るのが得意なんですって。とらは「丸まる型」です。猫といってもそれぞれなんだなあ。そしてとらは長毛なので、起きたら寝ぐせで毛がぺたんこになってたりします。
2007.02.08
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今年のニュージーランドの夏は冷夏でした。地球温暖化というグローバルな現象にすら遅れをとっているなんてねえ。とはいえこの冷夏は、日本に暖冬をもたらした同じニーニョちゃんのせいだとのことです。ずーっと気温も低かったですが、天気も悪かった今夏。2月に入ってからようやくお天道様を拝める日が出てきましたが、こちらで2月というともう夏もそろそろ終わりかけ。どんより続きの夏のあいだ、それでも薄着をしたかったバニーは、12月にセルフタンスプレーを買ってきました。日本だと美白美白と化粧品会社が騒がしいけれど、自然派なニュージーランド人は「夏やから日に焼けてへんと何やら気分が乗らへんわ」と言って(そう言ったのはうちの女子高生バイト2人組ですが)なまっ白い腕や足を出すのを嫌います。そこで大活躍なのがセルフタン。焼けないのなら塗ってしまえ、とのことなのです。ちなみにバイトの一人はマオリ系の女の子で元々色素が濃いのに、サンベッドに通って、さらにセルフタンを塗って「完璧なブロンズ肌」を目指してました。私も職場で短パン(!)なんぞで働いていましたので、ナマアシだと大根なのが目立って恥ずかしいと気になっていました。そんなこともあって、セルフタンスプレーを使いはじめたんだけれど、、、これってやっぱり西洋人用なのかしら?東アジア人のビミョーに白くて黄色い肌にかけたら、何故かブロンズではなくゴールドに近い色に。。。(安物だったから、という気もします。。。)「金粉ショーみたい」と愚痴ったら、パートナー氏が首をかしげてましたが、あえて説明はしませんでした。まあ銅メダルより金メダルの方が目出度いし、お金ももったいないので、しばらくは薄く塗っていた私です。しかし2月に入って、再び「NZは日本の7倍紫外線」攻撃が始りました。もうあえてエセ日焼けをする必要もありません。ああ、でも秋口にはシミを隠すために、やっぱりセルフタンが要ったりして。。。
2007.02.08
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遅い夏休み、ということで大好きな西海岸に行ってきました。ニュージーランドの南島の西海岸というと、緑鮮やかな温暖雨林の山々が青いタスマン海に迫り出さんばかりのダイナミックな地形。トロピカルほど暑苦しくないけど、どこか熱帯を思わせる、セミトロピカル。この地形のおかげで開発から取り残されてしまった、ひなびた感のある西海岸は遅い夏休みにぴったり。お盆が終わって帰省していた孫たちが帰ってしまったあとの海辺の田舎町のような、からっぽな明るさが日ざしに満ちています。「夏の家」は店じまいしたけれど、海はまだ青い、みたいな。ですが、出発前からパートナー氏の機嫌が悪い。肩が痛い、頭が痛い、歯が痛い、としかめっ面。1泊2日だし出発は朝早く、と話していたにもかかわらず、家を出たのは10時半。しかも途中で中国マッサージ師に寄るし。休み休みのドライブでたどり着いたらもう午後5時。お宿は森林のなかにある小さなコテージの貸し切りで、はしゃぐ私を見もせずにパートナー氏は「昼寝」と横になったきり。そんなら一人でお散歩でも。と林を抜けてビーチへ。まことに素敵なロケーションでございました。明るく長い夕方を、るんるん歩いてました。しかし、ふと気がついたら、足の裏近くからボトボトとすごい出血が。。。サンドフライ(小さなブヨみたいな虫。小さいくせに刺されると死ぬほど痒い)でした。体長5ミリくらいのくせに、服の上からでも刺すという、強敵です。思いっきり血管の上をやってくれたようです。そこ以外にもいっぱい刺されていたと気づいたときには、もはやすでに遅し。夜は痒くて眠れず、しかも森林の中という宿のロケーションが災いして?夜行性の鳥やポッサム達が屋根の上で大暴れ。気になって朝まで寝付けませんでした。。。朝ぐずぐずしていると、パートナー氏が起き出してきて「カタ ゲンキニナッタ ヨ。ハモ ゲンキ」とニコニコ顔。パートナー氏よ、その日本語はかわいいけれど、肩も歯も元気になるとは言いませんよ!(←不機嫌)
2007.02.06
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Sちゃんに借りたダン・ブラウン著「天使と悪魔」を読みました。読む前に「あまり面白くないかも(ダ・ヴィンチ・コードに比べて)」という評判を聞いていたので、大きな期待はしないで頁を開いたんだけど。。。面白かったです、ダヴィンチコードより。正直、「ダ・ヴィンチ・コード」は「女性と宗教」という見地に立ってみると面白かったんだけど、ネタ的にはキリスト教徒でない私には衝撃は薄かったし、キャラクターにも魅力を感じられませんでした。で、こちらの「天使と悪魔」はというと、、、テーマは「宗教と科学」。こう書くと、ああそうですか、くらいの印象だけど、読んでるうちに、ずっと個人的に気になってた事項に深く関わってることに気がつきました。気になってたこと、というのはマルグリット・ユルスナールというフランスの作家のことです。もう10年くらい前になりますか、この作家のことを書いた須賀敦子さんの「ユルスナールの靴」という本に大感銘を受けた私はユルスナール作品を読んでみたい、、、と熱望しつつも、一冊も読破出来ないでいます。(一度図書館で借りたんだけど、古くて分厚い英語版は頁のあいだに蛾のしおりが挟まっていたため、即放棄。)このフランスの作家の作品のなかに「黒の過程」という小説があって、前述の本の中で須賀氏が紹介されているのですが、これは異端審問かけられて死を迎える16世紀の錬金術師の生涯を描いたものだそうです。この作品の解説に、須賀氏はジョルダーノ・ブルーノやガリレイといった異端審問にかけられた人物と歴史的背景に触れています。科学がそこにあって当たり前の現代。教会の(聖書の)意に添わないという理由で、たくさんの人が異端審問にかけられ、迫害され、殺されてきた事実。遠いヨーロッパの古い歴史、と片付けてきたけれど、実はそこから、苦難を経てなお新しい知識を追求した人々から科学は生まれたのだ、と須賀氏の本を読んであらためて愕然としたのでした。気になっていたこと、もうひとつ。クライストチャーチでとてもお世話になった先生のこと。元ジャーナリストで、いつも世界情勢から経済まで関心の目を光らせていたとても知的な先生。なのにある日話題が「進化」に及んだとき、彼は断固としてダーウィンの進化論=人間はサルから進化した、を否定されたのです。最初は冗談かと思いました。でも彼は真剣で、ダーウィンの進化論をまるで汚らわしいとでもいうかのような顔をして、私たちの意見にも耳を貸してくれません。そんな先生の態度は初めてでしたし、まさかどれほど敬虔なクリスチャンでも進化論をいまだに信じてない人がいるなど、知るのも初めてでした。これはかなりのカルチャーショックでした。が。「天使と悪魔」を読んでいて、実は先生のような考え方をされている人は少なくないのだ、と分かりました。アメリカの多くの学校では進化論を取り上げてない、とか、ハーヴァード大学で神学部の学生が遺伝子工学のカリキュラムに反対するデモをした。とか。異端審問のあった中世から時を経た今でも、宗教と科学はいまだに対立しているんだ。。。そんなわけで、個人的に興味のあった事柄に迫ってくれていた「天使と悪魔」。面白かったのは舞台がヴァチカンだったからかもしれません。10年前にはパッケージツアーで気がついたらサン・ピエトロ広場に立ってたけど、あのころは無知で無邪気なおのぼりさんでした。今ならじっくりミケランジェロを見たいです。ベルニーニも。あと。物語の核となる「反物質」。物理は苦手ですが、ここはそれ。主人公と同じように「あー、スター・トレックね」と納得しました。やっぱり分系頭脳ではこれが精一杯。。。?
2007.02.02
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木曜日の夕方、外食のあとに本屋さんへ。そこでふと棚に飾られている本に目が留まりました。「インサイド リトル ブリテン」モノクロのシンプルな表紙に写っているのは、いつものメーク姿ではないけれど、明らかに「リトル・ブリテン」(イギリスの人気コメディー番組)の2人。インサイドとあるから、きっと番組の裏話なんだろうなあ、と手にとってみていると。し、視線を感じます。真横に。最初は私が立っているから本が取れないのかと思い、道を空けるのだけど、視線の主はさっと私と同じ本を手に取ると、でも本でなくやっぱり私を見てるようです。じっと声なく見つめられると怖い。しかし沈黙を破ったのは向こうでした。「君もリトルブリテン、好きなの?面白いよね、全話観たことある?」と聞かれてやっとまともに相手を見ると、若いフツーの健全そうなお兄ちゃんでした。どうやらフツーに健全そうなナンパらしいと分かって、適当に会話して、ハイ終わり。それにしても「リトル・ブリテン」かー。と思って、思い出したのが大学の頃。某本屋さんである本を手に取っていると、隣にやっぱり強烈な視線を感じたことが。あれは怖かったです。相手はオジサンだったし、私がその時手にしていた本が本だったから。。。それは団鬼六氏の「花と蛇」でしたから。。。(別に緊縛が趣味じゃないです。あれはあの頃私のゼミ担当のY教授のせいだったと思う。Y教授がどうして団氏の話をしたかは覚えてないんですが。え、責任転嫁?)やっぱり「リトル・ブリテン」の方が健全でしたね。よかった。ちなみに私は「マイケル首相と補佐官セバスチャン」が好き。首相はちゃんとした政治家なんですが、補佐官であるところのセバスチャンは、首相夫人にもイヤミを言うくらい嫉妬深~いゲイのお兄さんなのです。この嫉妬深さと首相への愛の深さは抱腹モノです。「リトル ブリテン」はゲイネタが多いのですが、本屋で会った前述のお兄ちゃんによると、それは脚本主演の2人がゲイだからなんだとか。ほんと?
2007.02.02
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まだ1月なのに「2007年の目標」を早くもくじけそうになってるバニーです。土台無理な目標だったかー。と自分を笑ってみたところで、なかなか気分は晴れません。今日は土曜出勤だったので鬼のように働いてみたけど、塞いだ気分は今一つぱっとしないし。帰り道ふと思いついて、遠回りながらアジアン食料品店に寄ってみることに。気分も体調もイマイチだと、やっぱり日本のモノが恋しくなります。私のお気に入りは最近話題?の某韓国スーパーでなく、チャーチコーナー(地名)にある小さなお店。職場からバスで10分かからないし、何よりここは安くて品揃えが豊富で、いつ来ても東アジア人(中韓日ね)のお客さんで賑わってます。ニラやら中国野菜の新鮮なのから、豆腐や生麺、しゃぶしゃぶ用の薄切り肉、そして調味料からお菓子まで。私が今日ついカゴに入れてしまった冷凍タコ焼きは20個入り=5ドル60セント=日本円で450円くらい。よくここでメロンパン(もどき)やら、寒いときは暖かい肉まんを買って帰ったりするんだけど、やっぱり夏は喉ごしスッキリの飲み物=ウーロン茶が欲しい!しかししかし。気を付けなければならないのは、「中国・台湾のお茶系ペットボトルは甘い」ということ。無糖と銘打ってない限り甘いんです。でも甘いお茶はキライな私は慎重に、低糖でもない「無糖の烏龍茶」を探します。と、あれ。見覚えのある渋い柄のパッケージのペットボトル発見。でも中国語表記。パッチモンかしら、と見てみるとまぎれもなく三得利の文字が。卒論に開高健を選んだ私はこの会社に親近感を抱いてます。(だからって?)こっちは別メーカーさんですが「午后紅茶」も見つけましたので、買ってみました。明日はお昼にタコ焼きでも食べて、またがんばります。
2007.01.27
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今日は新人アルバイトのT君のトレーニングをしました。バニーはどこの出身?と聞かれたので日本だというと、日本に行ったことある!とのこと。「ずーっと昔にクラシキでホームステイしたんだ。10歳くらいの時だっかかなあ」10歳でホームステイですか。お金持ちねー。「そこでね、でっかいゴールドフィッシュを見たんだ。あのデカさが忘れられないな」とT君は両手で40センチくらいの幅を示します。40センチの金魚?ああ、鯉ですか。思わずそれは「コイ フィッシュ」というのよ、と言いかけたけど、金魚だろうが鯉だろうが、きっと彼の日本の思い出は変わらないだろうと思い直し、「いるいる、でっかいゴールドフィッシュ」と一緒になって笑ってました。で、家に帰ってこの話をパートナー氏にすると「そのでっかいゴールドフィッシュっていうのはカープのことかい?」と聞かれ、、、そうだ。鯉は「コイフィッシュ」なんて造語にしなくとも、カープという英単語が存在したんだ。とようやく思い当たるお馬鹿な日本人。T君に突っ込まなくて、本当に良かった。。。
2007.01.26
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日曜日。突然アイスクリームが食べたくなる。それじゃ、せっかく夏だし、夏限定でしかやってないベリーのお店に行きましょう、となりました。私たちが「ベリーのお店」と勝手に呼んでるのは、空港近くのソウヤーアームスロードにある、ベリー農場直営店のこと。そこまで行くならお義父さんも誘って行こうと、ケアセンターへ。最近では「いいとき」と「悪いとき」のあいだを反復横跳びで、毎日暮らしている義父。そんなわけで、今日の調子はどうかな、と緊張してケアセンターに入ります。「やあ、窓からお前の車が見えたから、出てみたよ」と意外にも、義父は受付でニコニコして待ってくれていました。彼の個室に戻って少し話してから、ベリーのお店へ。でも部屋を出るときに、お義父さんは「お母さんがあとで座るかもしれないから」と優しくソファのひざ掛けを直していました。道すがら。「最近ねえ、この辺を散歩に出たりするんだよ。お母さんと一緒に」とお義父さんが話しはじめます。「お父さん、お母さんは、、、」とパートナー氏が不機嫌に言い募るのを、私はぽんぽんと彼の膝を叩いていさめます。「、、、お母さんは最近、そんなに歩くの好きじゃないだろう?」と言い直すパートナー氏。「うん、だから遠出はしないよ」と義父。のんびりした父とギクシャクした子の会話に、思わずニヤニヤしちゃう私。ベリーのお店。間取りは小さいけど、外は車でいっぱい。今日も人気のよう。ここで買えるのはストロベリー、ラズベリー、ブルーベリー、ボイズンベリー、ブラックカラント、レッドカラント、グースベリーなど、あらゆる「ベリー」。つみたてももちろん、冷凍も買えます。でも奥はカフェになっていて、アイスクリームやケーキを頂けます。私は初志貫徹でアイスクリーム。これは好きなベリーを選んで、その場でアイスクリームにしてもらえます。パートナー氏はサンデー。これも好きなベリーのソースを作ってかけてくれます。お義父さんとラズベリーアイスを頬張ってると、隣のテーブルの、でっかいベリータルトに目がいったりして、、、優柔不断の食いしん坊にはちょっと困ったお店なのです。帰り道。お義父さんが言います。「今朝考えたんだけれども、なあ」「はい?」と私。「問題点を書き出して、みんなで話し合った方がいいと思うんだ」「何をですか?」「お母さんのこれからを、だよ」思わず返答が出来ずに、パートナー氏を見ると、彼は聞かなかったふりでフロントガラスを見つめていました。ここは彼に倣って、私も聞こえなかったふり。「あ、飛行機だ」と空港に向けて急降下してくる機体を見つけて、声を上げるお義父さん。「カンタスだね」と何事もなかったように頷くパートナー氏。やっぱり、ちゃんと聞こえてるやん。「お母さんのこれからって言ったって、どうするんだよ。これからも何もないのになあ」と2人になってから、パートナー氏はぼやきます。「いいんじゃない?お義母さんがケアセンターにいても、追加料金は取られないでしょ。食費もかからないし」そう、お義父さんだけなのです。亡くなった義母が見えて、彼女が彼のケアセンターの個室に住んでいると主張するのは。ベリーのお店は4月でお仕舞い。それまでにまたアイスクリーム(かタルト)を食べに行きたいです。
2007.01.23
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週末、ダニエルを観たいと思って出かけたら、レオ様を観ることになってしまいました。そう「007」のチケットを買おうと並んでいるあいだに、なんと満員御礼となってしまったのね。おそるべしジェームス・ボンド。 公開から1ヶ月は経ってるから、と油断したのが間違いでした。仕方なしに、近い時間帯で上映している映画を探す。ビヨンセとジェイミー・フォックス主演の「ドリームガールズ」が私の候補で、ディカプリオ主演の「ブラッド ダイアモンド」がパートナー氏の候補。「っていうか、それはどんな話?」と私。「ダイアモンドを巡って、色んな人が取り合いして、次々に人々が死んじゃったりする話。スリラーだよ」と彼。そこでアナタならどんなストーリーを思い浮かべますか?私が思い浮かべたのはマリー・アントワネットの件の呪われたダイアモンドのお話でした。ふぅん、それなら面白そう。と、元々宝石だの怪盗だのという物語に惹かれる性質のワタクシは「じゃ、それで」と言っちゃったのでした。でも、あれ、なんか違うんじゃない?と思ったのは始まって5秒後。。。ダイアモンド鉱を有する、アフリカの小国シエラレオネ。90年代この国で起こった内戦とダイアモンドの違法取り引き、それによってもたらされる武器売買と紛争の激化、長期化。そんな話だと気が付かされるまで10分はかかりませんでした。パートナー氏が言った通り、ダイアモンドを「色んな人が取り合い」し「次々と人々が死んじゃったり」する映画でしたが。。。人々が死ぬのは、ダイアモンドの呪いなんかではなくて、内戦のむごいむごい殺戮の果てなのでした。あとで聞いた話によると、この映画、アメリカの宝石業界からは反発をくらったそう。確かにダイアモンドがこんなに多くの罪のない人々を紛争へ、虐殺へと追い込んでいたという事実を知ってしまったら、指輪を買うお財布を開けるのがためらわれるというもの。映画は、問題提起と言う意味も含めて、とても良く出来ていると思います。密輸人役のディカプリオも他の主演2人も、素晴らしい演技でした。なのに、途中で私がひたすら「もう映画館から出たい。。。」と思ってしまったのは、上映時間が長いから。。。リアルな凄まじい殺し合い(一方的に一般市民が殺されるだけの)シーンが多すぎて、初めは衝撃的だったのが、後半では逆にウンザリしてしまったのでした。いや、心の準備が出来てなかった私のせいかもしれません。ウンザリしてた時に周囲を見渡したら、皆真剣な顔で見入ってましたから。007を観るつもりで来て、お気楽スリラーと勘違いして観ちゃったのがいけなかったのかも。そんなわけで、皆さん、この映画は是非、上映時間とストーリーを心してからご鑑賞を。。。
2007.01.21
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お友達の三六母さん(仮名。笑。ごめん、Sammyちゃん)がバトンの返答をされていました。とてもほんわかした、彼女らしい答えを読んで、素直にいいなあと思ったバニーです。試しに自分もやってみようと思いました。以下はオリジナルの質問▼と、バニーの答えです。▼あなたの名前、性別、職業は何ですか? Ms Bunny(ミズ バニー)Female(女性)Retail Assistant(販売業)▼あなたの1番の長所はどこですか? (いきなり就職面談みたい~。)はったりがきくこと。 ▼あなたの1番の短所はどこですか? ストレスを溜めやすく、胃を壊しやすいこと。小心者なんだよね。はったりは得意なのに。 ▼あなたが1番幸せを感じる時間はいつですか? 何かを読んでるとき。実は広告とかしょうもないのを読むのが好き。皆から「本を最後から読むくせは治しましょうね」とよく言われます。 ▼あなたが1番戻りたいと思う過去はいつですか? そこまで年寄りじゃあないんだけどな。▼あなたが1番興味を持っていることは何ですか? えっ。ひみつ。 ▼あなたが1番人を愛したという時期はいつですか? そんな遠い過去は思い出せません。って、何だかすごい質問だよね、これは。▼あなたが1番ハマってることは何ですか? 朝の通勤時バスの車窓から野性のウサギを探すこと。運が好ければ2羽くらい見れます。私のなかでは「ウサギを見た朝はラッキーデイ」となってます。▼あなたが1番生きがいを感じるときはどんな時ですか? ウィンドウショッピング。財布同伴だとさらにいい。▼あなたが1番行きたい場所はどこですか? UK。もしくは京都。 ▼あなたが1番辛かった時期はいつですか? うむむ。今が辛いといえば辛いけどもっと辛かった時期はいっぱいあったし、でもそれは終わったことだから気にしないし。 ▼あなたが1番「青春」だと思った時期はいつですか? 演劇少女だったとき!▼あなたが1番悩んでいることは何ですか? 仕事を変えるべきか、踏ん張るべきか。 ▼あなたが1番頑張ったことは何ですか? 一番最近だと、8日連続「激」務を無事終えたこと。まだ胃が痛いです。でも来月は連休取ります。 ▼あなたが1番輝いているときはどんな時ですか? 肌の調子が良く(アレルギー持ちなので)天気が良く暖かく(この国では難しい)爽やかな日に、ノースリーブとヒールで闊歩するとき。最近肌の露出が高いんじゃない?と実家の母が心配してますが。▼このバトンをあなたが回したい人5人に回してください 。 あ、ご自由にお持ち下さい♪
2007.01.17
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を今更ながら買っちゃいました。もう半年以上前のリリースだと思うんですが。最近たまたまTVでこのアルバム収録の「マシュ ケ ナダ」のミュージックビデオをやってて、「やっぱりいいなあ」と買いに行ったのです。セルジオ メンデス。ピアノをひくブラジルのおじさん。くらいの知識しかなかった私ですが(というか今でもそれくらいしか知りません)それでも「マシュ ケ ナダ」の旋律はおなじみです。題名を知らなくても、きっと誰もが耳にしたことのある曲。でもここではフューチャーされているのがTHE BLACK EYED PEASだけあって(アルバムのプロデューサーがBEPのWill-i-amなんです)「なつかしあたらし」な曲になってます。BEPファンとしては、BEP部分だけでも楽しめるけど、やっぱりここでの主役はセルジオさんのピアノです。いいですねー。ついついリビングルームで踊ってたら、通りかかったとらがビックリして見上げてましたけど。誰かが「うん、この曲いいよね」と言ってくれないかな、と思って書きました。それだけでーす。サルサの次はサンバを習いたいバニーでした。
2007.01.13
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年末に「スターウォーズ トリロジー」を3夜連続で放映していたのですが、これが古い方、エピソード4から6まで3部作で、私はとーっても若いハリソン君なんかを懐かしく観ていました。(とりわけてハリソン・フォードのファンってわけでもないんだけど。)この物語の要はやっぱりダースベイダー。黒仮面の下から「スー、フォー」と誇張した呼吸音が聞こえてくる、お馴染みの悪役。この、一度聞いたら誰もが真似してみたくなる呼吸音。で「ダースベイダーとジェダイ」ごっこをしていたら、我が家のとら(別名 鼻血猫)のいびきに似てるなあという話になりました。鼻血は出すわ、いびきはかくわで、お騒がせな猫、とら。最近では夜行性を発揮して、同居人を睡眠不足にさせるのがお気に入りらしい。ある真夜中。闇の中で「パシャ、パシャ」と机の方から音がして目が覚めました。気味の悪いその物音が、とらがキーボードの上で遊んでいる音と気付くまではホラーでした。。。また別の夜には、トツゼンとらが何かと格闘している大きな騒音が!とらよ、確かに緑の光が点滅したりして怪しいモノに見えるかもしれないけれど、それはね、モデムという機械であって、君の敵でも獲物でもないのだよ。。。と説明が通じるわけもなく、彼は2夜おきくらいにキーボードとモデムと遊んでいます。遊んでない夜は大いびきで寝ているわけです。メイ ザ フォース ビー ウィズ ユー!
2007.01.10
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今朝、出勤前のことです。とら(仮名・洋猫)がやたらとくしゃみをしていました。それが最初は「くしゅん、くしゅん」とかわいらしいものだったのに、段々「クッシャン、クーッシャン」となり、しまいに止まらなくなって、大口開けてゼーハー言いながら、それでもくしゃみしています。これは只事じゃない!と思って覗き込んだら、窒息しそうなくらい苦しそう。えっ、えっ、何?花粉症?喘息?アレルギー?えっ、どうしたの?どうしたらいいの?パートナー氏とうろたえながら、獣医さんへ連れて行こうかと話してたら、そのうちとらは、くしゃみをしながら、前足でやたらと顔をかく仕草をしはじめました。こんな時に顔を洗っているわけではないでしょう。きっとくしゃみを止めたくてもがいてるに違いありません!しまいに鼻血まで出てきました。くしゃみをすると血が飛んで、周囲もとらの顔も血まみれ。きゃー、とら!死なないでー。と思ってよく見ると、あれれ、鼻から何かが出てきてます。棒?木の小枝?もがくとらをなだめながら、そっと引き抜いてみると、それは長さ4、5センチの草でした。途端にとらのくしゃみが止まりました。どうやら庭で齧った草が、何かの拍子で気管に入り込んだらしい。血(と鼻水)まみれの草を片手に、安堵と呆然で立ち尽くす私を無視して、あー疲れたと言わんばかりにゴロニャンと横になるとら。疲れたのはこっちよー、とら!それから慌てて出勤し、帰ってきたら帰ってきたで、とらの鼻水と鼻血まみれのシーツやらベッドカバーを洗う私。その隣でとらは今日は天気が良いねえと、ひなたぼっこを楽しんでました。くそー、居候のくせにー。心配かけたくせにー。でも猫がひなたで寝ているのは、平和な証拠かもしれません。。。
2007.01.08
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昨日は知らない人のお家のバービー(BBQのこと)に行きました。えー、でも結婚式(下の日記参照)と少し違って、メンバーは「知ってる人々」なのに何故か「知らない人のお家」でバーベキューだったんですね。始りはバイトのBちゃんからの電話。「あ、バニー?あのね、日曜日に皆でBBQするんだけど来ない?」「皆って職場のみんな?」「うん。今のところ皆来るって言ってるよ」「場所はどこ?」「XXX通りの○○番地」「それって誰の家?」「うーん、知らない。とにかく5時半からだからねー。待ってるよー」で、とにかく言われた番地に行ってみると確かに職場のメンバーが勢揃いで、でっかい遊戯室でビリヤードやらダーツやらで遊んでました。うーん、みんな我が家のように寛いでるけど、しかし遊戯室まであるこの豪邸はどなたのでしょう?(こんなお金持ち、うちの店にいましたっけ?)「あ、この家?元オールブラックスのXX選手ん家だよ」え??確かによく見てみると、壁中トロフィーやらオールブラックスの写真やらで埋まってます。(オールブラックス=NZのラグビー代表チーム。ラグビーが国技のこの国でオールブラックスは国の英雄なのです。)聞けばバイトのS君が、人づてに頼まれて、家人が休暇中の家のハウスシッティングをしていたのでした。それにしても、皆いいの~!?他人の家で勝手にBBQ使ったり、ビリヤードしたり、果てはTVゲームで盛り上がって?と思ってたら、思いっきりグレープジュースを絨毯にこぼしてしまったバニーです。ごめんなさい、XX(元)選手。カーペットの紫の染みは、アナタの知らない、がさつな日本人がつけましたー。
2007.01.08
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週末は知らない人の結婚式に行ってきました。身も蓋もない言い方ですが、、、新郎新婦ともお会いしたことがなかったので。わかっていたことは、新郎が我がパートナー氏の古い友人で、(トツゼン招待状が届いたときは、パートナー氏も唖然とするほど、長年コンタクトが途絶えていたお友達だったということで。)彼は数年前からバンコクとメルボルンに住んでいて、花嫁さんはタイ人だということでございました。会場から予想はしていたのですが、式は、先月の私の友人が海岸で挙げたのとは大違いの、フォーマルなものでした。教会に入るとパートナー氏の別の友人方々がやはり列席されていたので、「最近どうよ」「ぼちぼちね」みたいな会話が、無骨な男達のあいだでぼそぼそと始ります。粛々と式が終わり、場所が移ってホテルの披露宴へ。あー、お酒が入るとさっきまでの男達のギコチなさはどこへやら。うるさいぞー、君たち!で、ぐるりと庭園(で食前酒とオードブルのおもてなし)を見回すと花嫁さんのご家族が一斉に私に微笑みかけてくるではありませんか。たしかに、招待客では私が唯一のアジア人。親近感からか、微笑みの国からの人々は、にーっこりと笑顔を投げかけてきます。しかし彼らが英語を話すのか、イマイチ分からなかった私。そこで花嫁さん本人にご挨拶に行くことに。「おめでとうございまーす。私、新郎の友人のパートナーでバニーと言います。良いお式でしたね」「ね、アナタ日本人?韓国人?」はい?え、えっとイキナリ出身国のご質問ですか~?日本人です~。「オー、ジャパニーズ!皆、アナタのこと何人かしら?って話してたんだけど、私は絶対フロム ジャパンだと確信してたのよー。私の元彼が日本人でね、彼が日本語を教えてくれたことがあるのー。それでね、その彼は。。。」えっ、えっ?花嫁さん、新郎が隣で固まってますよー。ウェディングで元彼の話はいかがなもんでしょう?と私の方が焦ってしまう。花嫁さんもすでに酔っ払ってたのかしら?(そんな彼女によると、タイランドでは「日本人女性は働かず、オトモダチ同士で午後のお茶に花を咲かせているだけ」の人々なんだそう。いいなあ、それ。私もそんなジャパニーズガールになりたいわー。)そんなこんなで気がつけば、私もワインボトル1本は空けていた気のする結婚式。ごちそうさまでしたー。もとい、おめでとうございますー。国際結婚、末永くお幸せにー。
2007.01.07
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従姉妹のPから聞いた話。シドニーでゴージャスなアパートメントに住んでいたお金持ちのP。雑誌の取材が来るほどお洒落なインテリア、ハーバーに面したバルコニーからは海越しにオペラハウスが見える優雅なロケーション、そして日当たりの良いリビングルーム、と言うことなしのお家だったらしいです。その豪華アパートメントの同じ階に、やはり裕福な70歳過ぎのおばあちゃんが住んでいたそうな。ある日そのおばあちゃんが告白していわく、彼女は「XXXの会」のメンバーだという。Pもその会の名前はおぼろに聞いたことがあったけれど、それが新興宗教だということくらいしか知識がなかったという。で、おばあちゃんによると「2012年X月X日に、地球の自転が止まり、その後逆回転を始める」「XXXの会ではそれに備えて活動している」そうなんであります。「地球の自転が止まったら大変なことになる」(でしょうね。)とPにいいつのるおばあちゃん。これは会への勧誘なんかな、と身構えるP。「アンタ、地球が逆方向に回りはじめたら、アンタの家の日当たり、超悪くなんで。うちは今、全然日ィ入ってこうへんけど、そうなったらうちの方が一日日当たり良くなるねん」(確かにおばあちゃん家は、Pと正反対の間取りになっている。)言葉を失ったPに勝ち誇った笑顔を残して、おばあちゃんは去って行ったそうです。お金持ちって、考えることが違うよねえ。
2007.01.03
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大晦日は友人Sちゃん宅でごはんに招待していただきました。(ごちそう様です!)その夜はTVで「タイタニック」と「ロードオブザリング 旅の仲間」が放映されていたのですが、「タイタニック」派の心優しきSちゃんは、「LOTR」派の私に気を使ってくれて、2つのチャンネルを交互に変えて観てました(ほとんどお喋りで見てなかったけど。。。)私は「東京ディズニーランドに行ったことのない珍しい日本人」という異名を持っているのですが、実は「タイタニックを観たことのない珍しい女の子」というあだ名も持っています。別に嫌いで見てないんじゃないんだけど、結末がわかりすぎててあまりそそられないのと、上映時間が長くてTVの前に座っていると集中力が持たないんですね。(レオ様が私の好みならもうとっくに観てるんでしょうが。。。)でもタイタニックの凄いところって、予告編見ただけでセリーヌ・ディオンの「ニーア、ファーー、フェアエーバ ユウゥアーーー(以下歌詞不明)」と「段々重ね」で高音になっていく歌声が頭の中で回ってしまうこと。大晦日の晩は気がつくと、こればかり口ずさんでました。おそるべし、タイタニック。今年は今日から仕事始めで、さっそく問題発生で、急性胃痛に襲われた私。ああ、2007年は穏やかにストレスフリーで過ごしたかったのに。。。みなさんも、健康一番。体にはくれぐれもお気をつけて、のんびりお正月を過ごして下さいね。今年もよろしくお願い申し上げます。
2007.01.02
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いまだ鼻詰まりバニーです。喋ると鼻が詰まって呼吸困難に陥ってます。使えない販売員です。スミマセン。接客はバイトに任せて私は事務仕事を、と言いたいところだけど、今週の忙しさは予想以上でした。みんな、1年分の買い物をこの1週間にまとめてするのでは?というくらいの混みようでした。クリスマスは毎年12月25日なんだから、計画立てて前以ってプレゼントの準備をすればいいのに、と思うけど皆最期になって走り回るのよねー。私もです。今週は職場と健康面以外にも、大変な騒ぎに巻き込まれた私とパートナー氏。久しぶりにFwordを使いたくなる人に出会いました。エフワードとは、英語圏では放送禁止用語のFxxkとかFxxkingなんかのことで、ようは「お行儀の良い人は人前で口にだしてはいけませんよ」とされてる言葉です。でも今週の事件を犯人は本当にFxxking idiotでした。あまりの腹立たしさに、私たちは影で「Old B」(BはBitchの略です。これもお行儀悪い)とか「Mrs.クレイジー」と呼んでました。この顛末はまたそのうちお話しましょう。。。クリスマスが近いので、クライストチャーチに里帰りしている人にも出会います。(こちらのクリスマスは日本でいう正月かお盆みたいなもの。)昨日はパートナー氏の従姉妹のパットが立ち寄ってくれました。オーストラリアで超有名ファッション雑誌の編集をしていた彼女はお洒落でお金持ちで、なのに超気さくで面白い話をいっぱい蓄えてて、パートナー氏の親戚のなかでは大好きな人。そのパットが「ねえ、ミヤケの服って着ることある?」と「買ったけどサイズが合わなかった」という、ミヤケイッセイのタンクトップを惜しげもなく私に持ってきてくれました。そういえば彼女は結婚式のウェディングドレスがなかなか決まらなかった私に、自分の「貰ったけどサイズの合わない」カルバンクラインのドレスを貸してくれようとしたことがあったなあ。。。一度彼女のワードローブを覗いてみたいバニーでした。明日はクリスマスですね。日本だとイブばっかりもてはやされるけど、こちらでは先述の通りイブは大晦日、クリスマスデイは元旦みたいなもので、家族や親戚と過ごすだけの、とても静かな一日です。私も義姉の家で恒例のクリスマスランチに行ってきます。クリスマスが誕生日のパートナー氏は毎年「また歳をとるー」と嘆いて、あまり嬉しい日ではないようですが。
2006.12.24
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土曜日から風邪をひいてます。今日はたまたまシフト上お休みだったので、私もクリスマスの買い物やら、クリスマスデイが誕生日にあたるパートナー氏のお祝いディナーやらを予定してたのに、午前11時現在ではまだまだ鼻水大魔王です。昨日「こんなプライベートも仕事も超多忙なクリスマス前に風邪ひくなんてバカねぇ」と店長に言われて凹みました。そりゃ、風邪は自己管理がなってない私の責任でしょうよ。でも真夏の最高気温が13度とかっていう気候は私のせいじゃないですよ。クリスマス商戦只中の職場では、営業時間も延長。年間売上げも予算達成に近い(=ボーナスが貰える)ので、店長の目もアニマル系が入ってます。かなりワイルドです。ぐるるるる。「買い物客のクリスマス気分を盛り上げて、たくさん売りつけるのよ!」という彼女の命令で、スタッフはみんなかわいいヘアバンド付けて販売してます。去年あたりはトナカイの角バンドだったけど、今年はスノーフレーク型の妖精チックなヘアバンドや光るサンタの帽子でプチコスプレです。近所のお店の方にも「かわいいね」とお褒め(半分憐れみ)のお言葉も頂きました。今日はもう少し横になって、気分がマシになったら、やっぱり買い物に行ってきます。皆様もお体に気をつけて~。
2006.12.21
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年末です。忙しいのと体調不良にかこつけて、ブログも年賀状も書いてないバニーです。コメントやメールを下さった皆様、どうか来年も見捨てないで、長い目で眺めてやってくださいね。12月は日本だと31日までですが、こちらだと24日間しかありません(と思います)。25日のクリスマス以降は「ホリデイ」であって、12月とはまた違う「特別期間」扱いです(と思います)。だから24日までにクリスマスの買い物(プレゼント、七面鳥、ハム、BBQ用品、ワインにビール、キャンプ用品etc)を全部済ませないといけない、という強迫観念が人々の頭脳にインプットされているようです。小売業が休みなのは25日の1日だけなのに。。。小売業で生計を立てているバニーは、そんなわけで大忙し。近況を駆け足で報告すると(1)友人の結婚式/美しい浜辺での挙式。芝生にピクニックシートを広げてゲストが座り、くつろいだ中でのウェディング。でも花嫁は風邪で鼻水鼻声でした。かわいそうに。。。(2)職場のクリスマスファンクション(忘年会)/いわゆる「飲み会ゲーム」に火がついて大乱れ。レストランのスタッフ、他のお客さんを巻き込んでの大騒動。女の子とキスを(2回も)するという、大学以来のハプニングも。。。(3)本社からボスが来る/(2)の時にパパラッチされた写真を何の説明も無しでボスに公表されたバニー。それでも給与アップしてくれたボスに感謝。(4)パンティングをする/クライストチャーチ名物のパンティング(=パンターの漕ぐ小さな英国風の小船で小川にあそぶ。柳川下りの西洋版?)に行ってきました。パートナー氏の仕事の関係のクリスマス会だったので、バンドを乗せた舟とワインやピザを振る舞ってくれる舟をお供に、夏の夕暮れのエイボン川で涼みました。そして鴨の団体にカツアゲされる。。。(5)南極探検センターでクリスマス/これはパートナー氏の会社のクリスマス会。ペンギンを見ました。ここは怪我や生まれつきの障害で野性で生きていけないブルーペンギンたちを保護しています。しかし施設には海より狭い水槽でしかないわけで、そうすると人工の岩の上で過ごす時間が長くなり、足の裏を傷めるそうです。そこで足裏保護に考え出された「ペンギンスリッパ」。特製の青いソックスをはいたペンギンはキュートです。(6)我が家の新しい一員とら/病気になったり行方不明になったり怪我をしたり、大変ハタ迷惑なとらちゃん。我が家とは左右対称で建っている隣家に間違って「帰宅」したり、目が離せません。。。(7)ホストマザーになりかける/パートナー氏の旧友(日本人ビジネスマン)が15歳の男の子のホームステイ先探しを頼んできたのですが、その代金に目が眩んだパートナー氏が「うちで引き受けない?」と言ってくる。年末年始は仕事で殺気立ってる私に即効却下されました。明日は友人宅でガレージセールです。皆さまも体に気をつけて、忙しい師走を楽しく乗り切りましょう!
2006.12.16
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ついに猫と暮らし始めました。広い家と庭から、狭い我が家へ。しかも我が家の前は、朝夕の交通量が多い通りなので、しばらく家に軟禁状態。少なくとも家そのものに慣れて、前のおうちへ帰ろうとしないようになるくらいの期間は、外に出さないことに決定。(獣医さんによると2週間くらい閉じ込めて下さいとのこと。)ごめんね、とら。連れてきた初日。新しい家で不安そうな顔をして、すぐにベッドの下に潜り込んでしまう。何が起こったのか理解できてない様子。パートナー氏は哀れがって、わざわざ生肉(ニワトリの心臓。私は触りたくない。。。)を買ってきたり、とらの好きな生クリームをあげたり。。。って、生クリームは脂肪分が高い!体に悪い!甘やかしすぎ!と怒りながら、私も新鮮なサカナをちゃんと買ってあるのだから、親馬鹿度は変わらないんですが。しかし、とらはその年齢(推定12歳)に関わらず、意外に順応性があったよう。いまは人のベッドで大股開き+高いびきで寝てます。餌も普段と同じ缶詰へと戻りました。それでも昼間、窓の外をずーっと眺めてたり、ドアの下の隙間をじっと見つめたりする後ろ姿にはごめんね、とら。あと1週間は我慢してね。と声をかけてしまう養母なのでした。
2006.11.29
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ニュージーランドは南島クイーンズタウンへ行ってきました。2泊3日の週末旅行。3年ぶりのクイーンズタウンは、噂通り、そして想像通り、ものすごいスピードで町が広がっていました。もはや町でなく、街と呼んだ方がいいのかもしれません。そんなに開発して大丈夫なん?とちょっとヒヤヒヤするくらい、街は山肌を削ってあらたな「郊外」を生み出してました。でも仕方ないのかもしれません。クイーンズタウンは世界でも有名な観光名所、息を呑む素晴らしい景色に囲まれています。その魅力にとりつかれて、住みたいと思う人が後を絶たず、高騰する値段に関わらず住宅ブームはまだ飛ぶ鳥落とす勢いです。でも、その開発スピードに追いついていけないのが労働力。どの店のウィンドウを見ても「スタッフ募集」の張り紙があって、初めは笑っていたけれど、地元の友人に聞くと労働者不足はかなり深刻らしいです。それなら労働力を国外に求めようということで、現在なら二日かからずワークビザの申請が通るそう。英語力も要らない、ただ仕事のオファーの証明だけあればいいの、とは友人の言。そのうち独自の移民法が出来そうな勢いですね。いろんな意味で凄いです、クイーンズタウン。美しく青いワカティプ湖に面し、リマーカブルズなどの山脈に抱かれた、ダイナミックな自然風景。でもクイーンズタウンをさらに有名にし、その人気を押し上げたのは言うまでもなく、バンジージャンプをはじめとする「スリル系アトラクション」の豊富さ。今回はわたくし、人生初の「ジェットボート」と「ヘリコプターライド」をしてきました。ジェットボートって川の水面をすごいスピードで駆けるだけでしょ。とタカをくくって、以前は同じ川でラフティングをした私だけど、、、反省。面白いです。確かに内容的には↑なんだけど、狭い峡谷にあいだをかなりのスピードで岩にスレスレに近づいたり、飛んだり跳ねたり(するんです、ボートが)。360度回転にいたってはジェットコースター気分でした。思い切り「キャー」と叫びながら、水飛沫の瞬間にキラリと虹を見ちゃったりして。ラフティングのような達成感はないけれど、お手軽なアドレナリンアトラクションとしてオススメです。ヘリコプターは、、、5分しか乗らなかったけど、酔いました。もういいです。下ろしてー。今回の旅は交通費から宿泊代からジェットボート代、はてはディナークルーズまで格安、もしくは無料でさせていただきました。お世話になった皆様、ありがとうございます。今度は自費で(多分)遊びに行きますね。
2006.11.19
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タイトル変えてみました。実は11ヶ月目にしてブログ倦怠期。忙しいというほど多忙ではないけど、いまだに2つの家を行ったり来たりの生活で何とも落着かないし、日記を書けば書いたでナゼか内省的内容ばかりだし。。。しばらく止めようかなあ、とか新しいブログに移ってみようかなあ(またか!)とか考えたけど、とりあえずもう少しここに居着くことにしました。よろしくです。今日スーパーマーケットで「ライスケーキ ヨーグルトコーティング」なるお菓子を発見。ライスケーキというのは、ぽん菓子あるでしょ?あの丸いおせんべい型のやつ。ニュージーランドでは無味の食べ物なのね。恐ろしいほど味がない(一度だまされた)。それの「ヨーグルトコーティング」だという。ヨーグルトコーティングと聞いていまいちピンと来ない方は無印とかの「ホワイトチョコレーズン」の「ホワイトチョコ(ただし少しだけヨーグルト風味)」がかかってるんだと思って下さい。砂糖をまぶし忘れたパサパサした食感だけのぽん菓子に、ホワイトチョコがごってりコーティング、みたいな想像で大方当たりだと思います。一応ヘルシースナックのつもりかもしれません。でも私は買わないだろうな、きっと。日本のぽん菓子(甘いやつ)は好きなんだけど。
2006.11.13
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ニュージーランドで水着のことは「トッグス」という。(NZだけでないだろうけど他の英語圏のことはよく知らない。)これはswimming togsの略なのだが、swimwearとかswimming costumeというよりも一般的だ。3年前スポーツ店で働き始めたとき、お客さんに「ねぇ、トッグス売ってる?」と聞かれたときには、タッチシューズ*を置いてるかと聞かれたときくらい「???」だった。*タッチ=Touch Rugbyのこと。そういうスポーツがあるのを知らなかった。それはさておき、この国の人は男性競泳用水着のことを「スピードゥ」と呼ぶ。どうやら競泳用水着で有名なブランドSPREEDOがその代名詞になってしまってるようなのだが、この国の人々はこの「語源」をどこまで知っているのだろう。それくらい人々は「スピードゥ」で親しんでる。一度パートナー氏に聞いてみたら、「SPEEDOって水着会社のことだろ」と答えたから、知られていることかもしれないけど、では競泳用水着って本当は何て言うの?と聞くとぐっと詰まっていた。。。少し前の話になるが、私の勤務する店でも男性競泳用水着を入荷した。職場はドイツの某スポーツブランドであって、だからそれをSPEEDOと呼ぶのは間違っているのだろうけど、皆「あ、スピードゥだ!」と叫んだ。そのなかでも我らスタッフの目を引いたのは赤のローヒップパンツで、サイズがなんとXXLまである。外国のXXLって、デカイ。みんなでびろーんと広げて笑ってたら「ねえ、このサイズをはける人が、これをはいているところを想像してみて。この大きさよ!スゴクない?」と店長が口走った。そのせいで周囲は2秒ほど沈黙し、、、お互い同じような映像を想像したようだった。なかでもたまたま店に遊びに来てたバイトのBちゃんは「店長、私高校生ですよ、まだ16です。変な想像させないで下さい!」と叫んでいた。その男性競泳用水着のことを日本の男友達が「どうだパンツ」と呼んでいたことを思い出す。大昔の話だが、それまでそんな呼び名を聞いたことがなかったので、「え?」と聞き返すと「だって『どうだーッッ!』って意気込みがなきゃ着れへんやん。着てる奴も『どうだーッッ』で感じやし」というのが答えであった。意気込みって、、、まあね、水泳選手でもない限りあれを公共の場で着るには、確かにかなりの自信か勢いが必要かもしれない。英語でSPEEDOを発音するとき、スピードゥのドゥにアクセントが来る。その「ドゥ」と、どうだパンツの「どう」の力の込め方が似てる気がする。英語日本語ともやっぱり力が入っちゃうのが可笑しい。ちなみに、今までのところ、我が店のスピードゥのサイズXXLはまだ一着も売れてません。。。
2006.11.10
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彼女が逝って1年経った今、自分が今も「悲しみに沈んでる」とは思わない。実際一番悲しかったのは生命装置を外すことが決まったときで、息をひきとった時ではなかった。短いつきあいに終わってしまったけれど、義母は大切な大好きな人であったし、彼女がいなければ自分がニュージーランドにいたかも分からない。でもそんな思い出とは別にして、彼女の死をどこかで引きずってる自分がいるのも確かだ。(そうでなければ、ブログ名もこんなのではなかっただろうし(苦笑))彼女が脳卒中で倒れてから亡くなるまでの3週間。意識はあっても全身麻痺を起こしている体では、話すことも食べることも(食べ物を嚥下することも)出来なかった。もともと弱ってた心臓でその状況を克服するのは不可能に違いなかった。だからと言って、周囲が死への準備を始めることに(そしてそのやり方に)私は抵抗を感じずにはいられなかった。どうしても。その抵抗が、それまでこの国に暮らした3年間でもほとんど感じたことのなかった、文化や宗教からくる価値観の違いだと気が付いたときから、私は「異邦者」になった。それまで「そと」から来た私の背景に好奇心と大きな理解をもって接してくれてたのは義母で、だから私は何も言えないまま、黙って彼らの流儀を見守るしかなかった。義母は小さな意思表示すら出来ない状態だったけれど、やっぱり義母は「こちら」の人で「こちら」の流儀でいきたいだろうと思ったから。でも今でも何が良くて悪かったのか、私にはわからない。決められない。あの最期の3週間、自分が義母にしたことと、しなかったことについて、交互に後悔したりする。これからこの国で生きていくなら、また同じような大きな淵にに立たないといけないに違いない。これまでこの国の流儀を自分なりに解釈し受け入れてきたつもりだけど、誰か大事な人の、もしくは自分の、生死という境界に向き合わないといけなくなったとき、後悔しないようになりたいのだけど。世界のあちこちで戦争が行われている。みんなで仲良く暮らせたらいいのに、と願ってみても、文化や宗教の違いはやっぱり大きいと思わざるを得ない。「ほか」を受け入れることと、それまでの自分であることは、思うほどた易くない。普段はなんとも思ってなくても、それが生死に関わるときには。それこそがアイデンティティなのだろうから。今日はちょっとディープになってしまいましたね。でも1周忌だから、義母と彼女が遺していってくれたものについて考えてみたかった。でも午後からはお天気がいいようなので、出かけようかと思っています。明日はお墓参りしなきゃ。
2006.11.10
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「じゃあね、ママ。行ってくるよ」優しい声で部屋の中に言葉をかけて出てきた義父を、私は見つめた。日曜日、義父と昼食を一緒に食べようと、彼をケアセンターまで迎えに行ったときのことだ。パートナー氏はケアセンターの職員と話していて気付かなかったようだ。途惑う私を、やはり困った顔で義父は見かえした。「ここ2週間くらいだけどね」「うん」「彼女は僕の部屋にいるんだよ。ずっと、そこにいるだけなんだけど」返す言葉も思いつかず、私は黙って頷いた。義父が「ママ」と呼ぶのは、彼の実母ではなくて、長年連れ添って一緒に家庭を築いてきた妻のことだ。私にとっては義母(日本語でなら姑と呼ぶ方が合ってるのかもしてないけど、英語のmother-in-lawを頭に思い浮かべる時、義母と訳す方がしっくりくる気がする)のことである。彼女は長年患った心臓病と脳卒中のために、去年他界した。だからセンターで暮らす義父の個室には、もとより誰もいないはずだけれど、だから私がその時思ったのは「義父の病状も篤くなってきてる」だった。でも同時に、少し羨ましいような気もした。私のところに義母は錯覚ででも、幽霊ででも、枕元にでも、姿が現れることがないからだ。でも今週に入って、義父の調子が悪い。精神的にかなり落ち込んでいるようだ。「彼女がいなくなってしまった。部屋から消えてしまったんだ。もう探せない」と言う。やっぱり、うんうん、と頷いて聞いてあげるだけの私はふと思った。vanished without a trace。死者が消える時、そこには何の痕跡も残らないだろう。私たちには探せない。義母が亡くなった日は、お天気のいい初夏の一日で、公園の草木が緑に萌えて眩しかった。今日は一周忌である。
2006.11.10
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パートナー氏が5日間ほど雲隠れしてしまったので(別の噂では5日間不倫旅行という説もある。不倫相手が人間じゃないだけで、妻を置いて夢中になってる点では正しい)この3連休はひたすら空を見て暮らしている私である。って、そんなことはしませんでしたけどね。そんな事態を想定して心配くれた心優しい友人I夫妻が、今夜は夕飯を招待してくれた。美味しい焼き肉とサラダ、おひたしetc。しかも上げ膳据え膳で、ご馳走になりました(感謝)!そう、ニュージーランドでは明日のLabour Dayが祝日のため、土日合わせて3連休中なのであるが、昨日は急用の入ったアルバイトに泣きつかれて彼の代わりに働いた。職場から家に帰るより義父宅の方が近いので、金曜日と土曜日は現在猫だけがひっそりと住むあの家に泊まっていたのだが、一人で滞在してみると家が大きすぎて静けさが気になった。静かだと余計なことを考えてしまっていけない。土曜日の晩はその日の仕事でのひっかかりが頭を離れなくなって、悶々とする。聞きたいCDも読みたい本も自宅に置いてきてしまったので、対して興味もない雑誌に目を通すが横文字は目の中を過ぎるばかりでさっぱり身が入らない。風邪なのか花粉症なのか、体調もどこか悪くて、それも憂うつな原因だったかもしれない。しかも外は風が吹き荒れて家のどこかが軋む音がする。南極方面からやってくる低気圧はいつも冷たい南風を伴っているので、気温はどんどん下がっていく。こんなに寒くて憂鬱で退屈な夜は、猫と孤独を分かち合おう!と思い立って、とらを探し回ってみると、あの猫はどこにもいない。もしやと思って庭に出てみると、ごうごうと風が鳴るなか、薔薇の潅木の下でとらはじっと佇んでいた。目を閉じてうっとりしている。「とらー、寒いよ、中入りなよ」と声をかけても知らん顔。低気圧が大好きな猫は、その夜餌を少し食べに来ただけで後は戻ってこなかった。一晩中外出していたからだろう。今日のとらは家の中で丸まりっぱなし。今日は私もすることがたくさんあったので、朝はとらをよく見もしなかったのだが、ふと気が付くと猫は枯れ葉やら花びらやら小枝やら、低気圧の贈り物を体中くっつけて眠り耽っていたのでした。昼間でも風が強いとうっとりしているとら。
2006.10.22
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花の名前が覚えられない。昔植物園で、日本人のYちゃんが「アジサイ」を教えてくれたけど、教えてくれたことは覚えていても教えてくれたことはなかなか覚えられなかった。「こっちでもアジサイって咲くんだね」と言ったYちゃんもおっとりとした声も覚えているのに、ハイドレインジア(hydrangea)がすっと言えるまで長い時間がかかった。水の、という意の「hydro-」と雨に濡れる紫陽花が結びつくと、そんなに難しい名前ではなかったのだが。「タンポポ」は今もすぐ忘れる。「これは日本語で’たんぽぽ’って言うんだよ」と黄色い小さな花を指差したのは私で「tan-po-po」と口真似をして笑ったのはその時のBFだったが、「英語ではXXXだよ」と彼が言ったのを口真似出来なかった私である。あれから数年経った私の生活の中で、彼はBFから夫へと昇格したが、たんぽぽは未だにXXXから昇格できない。今辞書を引いて、ダンデライオン(dandelion)とつぶやいてみるけど、果たしていつまで記憶が保つかどうか。(ちなみに実際の発音はダンダライアンが近いかもしれない。「ライオンの歯」というのが由来だそうだ。)クライストチャーチの春を象徴する「ラッパスイセン」。鮮やかな緑の野を一斉に揺れる黄色の花の群れ。初めてハグレー公園の有名な黄色スイセンの群生を見た時は、日本の野では見たことのない色彩に目を奪われた。緑と黄色、この対比を日本で見るなら菜の花畑だろうか、でも晴れやかな菜の花とは違い、もっともっと深いところで呼吸をしているような重たい感じがある。ダフォディル(daffodil)は英国からの入植者が故郷を懐かしんで植えたに違いない。この花は比較的すぐ言えるようになったけど、スペルをいつも迷ってしまう。dafodil?daffodill?スペルといえばマグノリア(木蓮)もカメリア(椿)もアザリア(つつじ)も全部怪しいのだけど、未だに言えなくて書けない花が「シャクナゲ」だ。たんぽぽは単語そのものをすぐ忘れるのだけど、石楠花は覚えている。Rではじまり、やたらとDが使われる長い単語。石楠花なんて言えなくても困らないでしょ、という声も聞こえそうだが、実は石楠花はこちらでは人気の庭木なのだ。春になるとクライストチャーチの個人宅で一番目立つ花ではないだろうか。周囲でガーデニングの話題になるとよく出てくる名前、それをロードデンドラン(rhododendron)と人は発音してるように聞こえるけど、いざ口にしようとするとrとdがフニャフニャになってしまう。私の発音がフニャラフニャラでも、たいてい分かってもらえるのだが、自信を持って言えない花の名前なのである。そのシャクナゲは今が見頃です。
2006.10.22
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先日はまたもや愚痴ってしまいましたが、精神的落ち込みに加え、連日の冷え込みに背中が縮こまり気味のバニー。昨日はとらにエサをやりに義父宅へ。そこで「とらー、お前のアニマルパワーで癒しておくれー」と抱きついてみた。とらは5秒耐えてから逃げ出していきましたが。ペットセラピーには向かないタイプかもしれない。でもあの毛のふさふさ感は癒し系なんだけどなあ。とらは基本的に人見知りの激しい怖がり猫なのだが、彼の旧友ミンディはフレンドリーを通り越して厚かましい女の子である。油断していると家の中まで入り込み、とらのエサは横取り、果ては(人間様の)ベッドまで入り込んで寝てしまう。彼女は近所のあちこちでその厚顔さを発揮して、他人(他猫)のゴハンをたらふく食べているに違いない。いつ見ても太り気味のでっかい黒猫ちゃんだ。空気を入れ替えようと窓を開けるとあっという間に上ってきます。では彼女でペットセラピーが出来るかというと、、、彼女は嬉しい時も怒った時も人を噛むくせがあるので駄目ですな。そういえば、昨日のニュースで「お行儀の悪い猫用爪カバー」のトピックを見た。飼い主でも飼い主の持ち物でも何でも引っかいてしまう猫のために開発?された商品で、どぎついピンクの「カバー」(多分ゴム製かシリコン製)を爪1本1本に嵌めると、もう家具の引っ掻き傷も安心!ネットで購入出来るらしい。でも噛むくせや引っ掻く癖って、そうなる前に直せないの?というか猫って躾は出来ないものなのでしょうか?その点とらはお利口な方かも。。。?それにしても、ミンディが来るといつも黙って外へ行ってしまうとら。ここはキミの家なんだから、ふてくされて出て行かなくていいんだよ。
2006.10.04
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ここのところ、全く以ってツイてないどころか、悪霊にでも取り付かれてるんじゃないかというくらいBad Luck続きのバニーです。落ち込み過ぎて、ある種の諦観まで発生中。昨日なんか、偶然通りかかった教会に入りたくなったもの。でも一応西洋文化の国にいるのに、残念ながらキリスト教にはどこか馴染めない私は「いやー、ここに禅寺なんかがあったら座禅組んでそう。禅宗でなくとも、写経とかあったらハマってるかも」と思いつつ通り過ぎたのですが。かなり弱ってない???金曜日から職場では災難続き。私は悪くない、と思いつつも落ち込んでしまう。プライベートでも問題は絡まり合って、メビウスの輪にはまりこんだかのよう。こういうのって、時間が経つのを待つしかなんだとは思うものの、、、いつまで待てばいいんだろう。そんななか、昨日のこと。義父の家を整理していた義姉があるものを手渡してくれた。「これね、亡くなった義母の荷物の中にあったの。包装紙も開けてなかったけど明らかに母が買ったものだわ。それに明らかにあなた宛てのプレゼントだったと思うのよ」と言いながら。私もプレゼントの中身を見て、絶対そうだと思った。今はまだ使わないものだけど、将来要ることになるかもしれないもの。過去から届いた、将来への贈り物。今日から10月。デイライトセイビング(夏時間)もスタートし、ニュージーランドは新しい季節がはじまります。私も気分一新しないと。
2006.10.01
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話が前後しまっくって恐縮なのだが、またもやオーストラリア休暇の話である。私達が滞在したサンシャインコーストは、その名の通り海岸に沿った地域なのだが、気候的には亜熱帯地方なので森林も多い。熱帯雨林というと鬱蒼とした緑深いジャングルを想像してしまうが(しません?)ここの森はガムツリー=ユーカリが多く茂っている。ユーカリといえば、そうコアラだ!サンシャインコーストをヌーサという町まで車を走らすと、どんどん目につくのが「コアラに注意」の道路標識。しゃ、写真撮りたい!!!でも高速道路で路肩駐車も出来ず、私は標識を見るたびに指をくわえて見ていたのだ。でもある日道を間違えて住宅街に入り込んだ途端、「きゃー、車止めて、止めて!」と大騒ぎする私。高速道路で見るのはもっと写実的に描かれたコアラで(同じ地域なのに標識によってイラストが違うのは何故?)私はそっちを撮りたかったのだが、この際簡略コアラの標識でも構いません。一緒に記念撮影!コアラってこんな住宅街にも出没するんだ。あるツアーに参加した時ガイドさんが「住宅地ではコアラが上りやすいように石垣なんかには丸太を渡してます」と説明してたけど、よく注意してみるとあちこちの石の塀には丸太や木で作った梯子のようなものが立てかけてあった。サンシャインコーストの道路ではカンガルー標識もよく見かけたが、残念ながらこれは写真に収めることが出来なかった。。。その代わりえ、牛や羊の道路標識ならニュージーランドでも見れるでしょって?飽きるほど見れます。でも牛と羊が一緒になった標識は見たことがなかった。オーストラリアは合理的なのかもしれない。それはともかく、この標識の辺りには牛と馬はいたけれど、羊は一頭も見当たらなかったのは、、、看板に偽りあり?
2006.09.28
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義父の家を売ることになった。この決定までには長い長いエピソードがあるのだが、とりあえず売却に当たり、家主である義父が家のなかを片付けることが出来ない状態なので、義姉やパートナー氏が時間を作ってぽつぽつと荷物を詰めることになった。先週末私はその手伝いをしていたのだが、嫁とは言えやっぱり他人なので、何をどう処分していいかわからない。まだ新しい広い家には不似合いなほど、その家は「思い出の品」で埋まってた。家財道具や本、CDはもとより、古い写真、古い手紙、古い新聞記事の切り抜き。さっぱりした性格の義姉は「まあ、こんな古いもの取ってたってしょうがないから、捨てましょ」とさっさとごみ袋に入れたりするのだが、それでも自分が生まれた時に届いたらしいお祝いの手紙の束や、お義母さんがつけたらしいメモ(日本の母子手帳みたいな)を見つけて手を止めたりしていた。これを書くと義姉の年齢がバレるけど、もう50年前のものたちである。色褪せた手紙たち(「今日付けの新聞で赤ちゃんのお誕生を知りました。ご出産本当におめでとう。愛するXXより」)はきっと義父母の友人たちからだろう、これらの差出人はいまでもご健在なんだろうか?そんななか、私は「バースディカードの束」を発見した。どうやらパートナー氏が子供の頃貰ったものらしい。片付けが一段落してから、パートナー氏と一緒にひもといてみると、「Gくん、1歳の誕生日おめでとう」が一番古いものだった。これを書くとパートナー氏の年齢がバレるけど、もう40数年前のものたちである。その差出人は私も義母のお葬式でお会いしたことのあるご夫婦で、笑えるのはカードは女の子宛てのもので、購入してからそれに気が付いたのか「To Miss」をマジックで消して「To Boy」と書き直してあることだ。あのご夫婦は40年以上も経ってから、自分たちのミスを笑われるとは思ってもいなかっただろう。パートナー氏4歳くらいのバースデイカードとなると、近所の幼友達からのものが増えてくる。たどたどしい字でスティーブンより、とかマイクよりと書いてあるのは微笑ましい。きっとお母さん達に見守られながら書いたに違いない。彼らも今では立派な40男かと思うと、年月の重みを感じます。そして4歳、5歳、6歳と毎年必ずカードをくれる子がいることを、私は発見。その名はPhilip君。「あ、フィリップ君からだ」「あ、またフィリップ君だ。この子字が上手いね」なんて話してたら7歳のお誕生カードの署名は「Phililip」になっていた。。。しかも字がいきなりたどたどしくなるし。7歳からはきっとお母さんの監修がなくなったのね。。。現在フィリリップ君はどうしてるのかなあ、とお茶を飲みながら古い手紙(私はまだ生まれてない頃の!)をめくる午後だったのでした。
2006.09.27
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今月初めに行ったオーストラリアへの休暇で、ブリズベンからの帰りの便がクライストチャーチに到着しなかったことで大変な目に合った話はしたと思う。悪天候は航空会社のせいではないが、クライストチャーチの代りに緊急着陸したオークランド空港では、連絡の行き違いやら何やらで、パシフィックブルー社DJ82便と75便の乗客たちは真夜中にさまよえる民となってしまって、ベンチでの一睡もままならなかったのだ。上空での乗務員達のフレンドリーさが印象深かっただけに、地上での対応の悪さは寝不足の乗客たちの怒りを買った。私もクライストチャーチに着いた後も、疲労からか発疹が体中に出た。そんな話を今更蒸し返すのもなんだが、今日これに後日談が付くことになった。先週パートナー氏がパシフィックブルーに不平のコメントをメールしたら、お詫びの返事が来たのである。2人で$480(NZドル)分のフライトクレジット付きで!480ドル分、というと一人ならまたサンシャインコーストに往復して帰ってこれる金額である。有効期限は1年間。出来れば同じ便に乗り合わせた人々にも教えて上げたいくらいである「是非苦情メールを出せばいいよ」と。それとも、もうすでに多くの人が苦情を言っていて、これではマズイと判断したのか?こんな対応を期待してなかった(せいぜいお詫びの一言があればね、と思ってたくらいだった)のでかなり驚き。それにしてもパシフィックブルー社はNZ-OZ間しか便がないので、またお金を貯めてオーストラリアに休暇に行くしかないようである。。。嬉しいけど。
2006.09.27
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Kinkyという単語を知ったのは随分昔のことだ。英語を勉強し始めた頃で、その頃私の'英会話の先輩'だった友人が「出身を日本の近畿地方、と言ったら外国人の友人に大笑いされた」というエピソードを教えてくれた。「キンキってアブナイ意味らしいよ」「どうアブナイの?」「そういう意味よ」という、分かったような分からないような説明を彼女はしてくれた。それから私のなかでは「近畿→禁忌→kinky」で、一般的には何となく使わない方がいい単語、という風に覚えてしまったのだった。あれからニュージーランドに住むことになって、キンキィの意味も、ナルホドこういうニュアンスね、と分かるようになったけど、いまだにこの単語に出会うたび、先述の友人の困ったような顔を思い出してしまう。(*kinky=someone who is kinky,or who does kinky things,has strange ways of getting sexual excitement.とロングマン英英辞書には出ていますが、実際この単語をよく目にするのはアダルトショップのボンテージやSMグッズの宣伝とか。。。確かに日本語での説明はニュアンスが難しい!?)「Kinky Boots」はニュージーランドではかなり以前に公開されて、ずっと観たいと思いつつ機会を逃してたら終わっていた英国映画。DVDでも待とう、と思っていたのが、幸運にもオーストラリアに滞在中、ホテルの映画チャンネルで放映していた。英国の、実話を元にした、コメディタッチの映画。それを聞くとどうしても「フルモンティ」を思い出すけれど、この映画の手触りも良く似ている。英国の片田舎、父親が急死して紳士靴工場を継ぐことになったチャーリーは、実は会社が倒産寸前だということを知る。安物の靴が出回る中では、職人たちの業は通用しないのだ。そんななかで知り合うのが、ドラッグクイーンのローラ。女物のヒールではドラッグクイーン達の体重を支えきれずにすぐに折れてしまう、という彼女にヒントを得て、チャーリーは会社の起死回生の道を見出す。それは「ドラッグクイーン御用達」の靴工場に生まれ変わることだった。。。頼りなさげ、でも頑張ろうとする主人公。その婚約者は田舎から逃げ出したがっている。長年紳士靴ばかり作ってきた職人たちはそんなkinkyな(変態チックな)靴なんか作りたくない(当然?)。そんな中デザインを請け負うことになったローラは偏見にも強く立ち向かっていく。それぞれ葛藤のすえ、出来上がった試作品は超ハイヒールの、超ロングブーツ。もちろんエナメルのテカテカしたヒョウ柄の赤(なんと女王様の鞭も仕舞える)!「フルモンティ」も嫌いではなかったけど、見終った後に疑問が残った。ストリップショーを終えて、彼らはこれからどうやって暮らしていくのか?結局決定的打開策にはなってないな、と。その点「Kinky Boots」は現実的だ。解雇の通告を受けた女の子が「リストラよりniche(ニッチ=他の会社が注目しない隙間市場)を開拓するべきだ」と主張したり、主人公も自宅を担保にしたり、ミラノのショーにマーケティングに出向いたりの努力は怠らない。もちろん現実のビジネスはもっと厳しいだろうけど(でもこれが実話に基づいてるだけに)ちゃんと納得がいったりして。見かけはタフで心優しいローラ。キャバレー・エンジェルクラブ(ベティのマヨネーズみたい。。。)では華やかに歌い踊る彼女も、ノーサンプトンの片田舎では偏見の対象でしかない。でも負けずに進んでいくローラは、男らしくて女らしくてカッコイイ。ローラのおかげでこの映画はかなりポイントが上がってるのでは?この映画を見終わった後、あのブーツを履いてみたい、、、という欲求に駆られるのはヒール好きの私だけだはないはずです。
2006.09.27
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どんな日もあるかというと、「病気でもないのに病欠する日」である。ずる休み?いえいえ。例えば、ずっと体調が悪くて目茶苦茶辛くて、でもどうしても仕事を休めない理由があって無理して出勤を続けてたら「あ、明日は僕、代りに働きます」という子が現れて、有り難く申し出を受けて休んでみたものの、その頃には体調は元に戻ってるという、そんな日である。回りくどいけど、そんな日とは今日のことだ。月曜日火曜日は本当に倒れそうなほど気分が悪かったのだが、マネージャーも体調が悪い上に色々仕事が山積みになっていて、しかも世間は現在春休み中で、店はとっても忙しかった。日本人の悪いクセで辛いものを辛いと言えずに頑張ってたら、Casual(=緊急時バイト)のS君が「アシマネの体調悪そう。今度旅行に行くからお金欲しいし、彼女を休ませて代りに仕事ちょうだい」と直接マネージャーに交渉したのだった。で、今日はめでたく私の病欠日に決定。でも今朝起きてみると、体調はそんなに悪くない。昔クラスで嫌なことがあったりして、仮病を使って保健室で寝たふりをした、あのかすかな罪悪感を思い出した。ベッドに横になっていると、遥か彼方の記憶の校庭から級友たちの声なんかが聞こえてきそうだ。最近自分でも気になっていたのだが、かなり過食気味だった。食べたくないのに食べてしまう、このあたりで止めなければ、と思いつつ食べ続けてしまう。しかもジャンクフードばかり。当然の結果体重は右肩上がりで増え続け、私は罪悪感にさいなまされつつも、自棄気味で食べていた。でもそのストレス→過食→ストレスの悪循環にとうとう胃が悲鳴を上げたらしい。それにしても。昨日おとついはほとんど何も食べなかったので、少しは痩せてるかなと今朝体重を量ってみたら。。。変化がなかったのはどういうわけでしょう?しかも体調と同様、今日は食欲も戻ってるし!
2006.09.27
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マーケットとか朝市って、惹かれない方がどうかしている。パリのアンティーク市や台湾の夜市。マーケットは見ているだけで楽しい。(そういえば旅好きの私の女ともだちは皆マーケットが好きだ。)そこで買い物をするかどうかは別にして、あの活気溢れた世界にあそびたいと思う。だからサンシャインコーストには「『有名な』エムンディのマーケット」があると聞いて、是非行ってみたいと思った。エムンディのマーケットは早朝からお午過ぎまで、土曜日と水曜日に開催される。残念ながら行った土曜日も雨だったのだがマーケットはすごい賑わいだった。創意工夫をこらしたクラフト系の店(手作りのアクセサリーや服、家の小物、陶芸etc)が多いなか、もちろん食べ物屋台やマッサージの店、アンティークを扱うところまで出ている。ビーチサンダルの素足に泥をはねながら歩き回り、試着をし、コーヒーとドーナツを平らげる。あまりにも楽しかったので、その次の水曜日にも行ってみた。土曜日にさんざん見尽くしたあとだったので、私自身の興奮度は高くなかったけど、出てる店が少し違ってたりしてそれでも見ごたえはあった。水曜日も雨の平日だったに関わらず、多くの人出でびっくり。こんなお店も出てたよ。ラクダライド、一人5ドル(だったと思う)。小さな男の子が「怖いけど触りたい」欲求にかられてました。
2006.09.24
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