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岸恵子の "わりなき恋"を読む。岸恵子は今は80歳。10年ぶりの描きおろし小説である。70歳を目前にして日本とパリを拠点にする女性ドキュメンタリー作家と12歳年下の大企業重役との5年を超える不倫愛が題材となっている。タイトルは古今和歌集のなかにある “理屈や分別を超えて、どうしようもない恋”を意味する。以前に岸恵子の書いた本を読んだが難しくてあまり好きになれなかった。今回は夫が買ってきた本である。あまり読む気がしなかったがシアトルの娘の家に行くと時差ボケで夜中に目が覚めてしまうので持参した。興味を引く内容だったのでしっかりと読んできた。不倫小説は、性のことも含まれる。医師に相談して薬を使うが、なかなか思うようにいかない。性の描写はたんたんと書かれている。よく話したりメールをしたりして話の合う人たちである。恋をしなければ5年も続くはずがない。徹子の部屋での岸恵子の対談で、徹子さんは、先ず、“ご自分のことを書かれたのではないか”との質問に“とんでもない、いろいろな人から聞いた内容を書いただけである”と言っていたが、本を読んでいくと岸恵子さんの姿が重なってくる。フランスと日本を行ききしている、娘が一人いる、医師と結婚している。夫である医師は若いときに亡くなっているところが違うだけである。自分史として考えると岸恵子さんは意外と素直な気持ちでかけたのではないかと思った。主人公は美人でスタイルよく、徹子の部屋での岸恵子さんはとても80歳に見えない綺麗な人であった。
July 23, 2013
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東京は暑いのではと思っていたらそれほどもなかった。12日にどうしてもみたいと思っていてのびのびになっていたが13日が展示会の最終日、おもいきって東京に出てきたのである。新聞やニュースで両陛下が見にいらした安野光雅の絵を展示してある弥生画廊へ行く。場所はパソコンで調べて画廊の地図を印刷する。初めて行く美術館で、探し歩くのは大変だと思って市ヶ谷駅からタクシーに乗った。タクシーの運転手は新米で研修員であると腕章に書いてある。場所はわからないと言う。印刷しておいた地図を渡すとお礼を言いながらカーナビに打ち込んでいた。弥生画廊は2キロ以内にあった。少しは貢献した気分になった。御所に咲く花である。水彩画であるが、小さいお花など丁寧に描かれ見ていてこころ温まる絵画でる。絵葉書を買った。午後からは横浜美術館で開催されている「プーシキン美術館展」を見に行く。有名な画家の今まで見たことのない絵画が飾られていた。女帝カテリーナ2世からロマノフ王朝時代の皇帝や貴族が収集したコレクションである。見ごたえのある展示絵画である。セザンヌ「ジャンヌ・サマリーの肖像」マティスの「カラーアイリス・ミモザ」の絵葉書を買った。
July 12, 2013
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