PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
令和6年4月吉日
鹿屋体育大学附属図書館 様
春暖の候、ご清祥にお過ごしのことと存じます。
「現代語訳 鷲山恭平著『報徳開拓者 安居院義道』」を出版致しましたので、謹んで寄贈させて頂きます。
鷲山恭平著『報徳開拓者 安居院義道』 は、大日本報徳社の鷲山恭平氏が 82 歳の時、昭和 28 年 12 月 25 日に発行した安居院義道(庄七)に関する伝記です。今から 70 年前の著作物で、安居院庄七研究にとって非常に大切な名著ですが、旧漢字、旧仮名遣いで、文体も現代人には読むのが難しくなっています。
曽孫にあたる大日本報徳社社長鷲山先生から「読みやすくしてください」とお話しがあり、 『 現代語 安居院義道 』を発行致しました。鷲山先生には序文を寄せていただきました。
昨年 9 月には鷲山先生や共同編集者と共に、秦野市農業協同組合組合長の案内で秦野視察を実施しました。その過程で 「相州北秦大住郡横曽根村仮趣法」などの安居院庄七の報徳仕法に関する新たな資料を発見 し、本書に原文と現代語訳を収録することができました。また「資料編」において 安居院庄七の農書 についても、原文と現代語訳を収録いたしました。
『 現代語 安居院義道 』編集に当って、東京大学戸石七生准教授の 「安居院庄七の報徳運動と参詣講」 https://www.jkri.or.jp/PDF/2020/sogo_80toishi.pdf の論文に啓発されるところが大きく、本書は安居院庄七の前半生の大山御師・庄七に着目するものとなっています。戸石先生には「 本書は安居院義道研究の最前線である。安居院義道や報徳運動、また日本の農業協同組合や地域振興の在り方について知り研究したいという人々にとって必読の書である。 」という書評を頂戴し、あとがきに収録させていただきました。
50 歳を過ぎて報徳を学び、自家の穀物商で元値売りを実践し、近隣の横曽根村に報徳仕法を指導し「 ためし試みてその印あらわさんより、二人に教え、二人より一村に教え、一村より郡国へ伝え、諸国用うとなれば、国益の第一と知るべし 」(万作徳用鏡)との志を抱き、静岡県において報徳社を数多く創設し、報徳の普及に 「骨の髄まで尽した」 安居院先生の生涯は現代の超高齢化社会においても、 「よきお手本」 となるものと考えます。
本書は 全国の大学図書館と安居院先生生誕の神奈川県と報徳活動の静岡県の公共図書館を中心に寄贈しています。 貴大学図書館で蔵書としていただき、静岡県に報徳の教えを伝え、報徳社を続々と設立させた安居院庄七の偉大な功績を町民の皆様に広く知って頂ければと存じます。