MM2022のブログ

PR

×

プロフィール

MW2022

MW2022

カレンダー

コメント新着

天国にいるおじいちゃん@ Re:打席に入る前に、バットを天にかざして、天国にいるおじいちゃんに『力を貸してくれ』(08/24) 天国にいるおじいちゃんについては、 089…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2026.05.30
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
37

内村鑑三Q&A 山本泰次郎

その1 札幌農学校入学前のキリスト教との出会い

入信-最初の信仰-札幌農学校における強制的入信とクラークの札幌伝道

Q 内村鑑三は17歳で札幌農学校へ入学した時に初めてキリスト教に接したと聞いていますが。

A それより5年ほど前に、友だちに誘われて東京の外人居留地(築地あたりと思われます)の教会へしばらく通ったことがありましたが、それは「居留地への日曜遠足」か物見遊山に過ぎず、信仰を求めていたものではありませんでした。

キリスト教によって内と外から、すざましい改宗-革命を強いられるに至ったのは、札幌農学校へ入学した時からです。

内村鑑三 

「余の記憶すべき喜ばしき夏は余の十二三歳の時に始まれり、余の家は時に上州高崎にありて余は何時しか殺生の快楽を覚りたれば、夏来る毎に余は其附近の山川に河魚の捕獲に余念なかりき、余の父は余が読書を放棄して、簗(やな)、掬手(すくて)、鉤(つりばり)等の製造修繕に従事するを見て甚だ不興の面を示せしと雖も、余の全心は碓氷(うすい)、烏(からす)両川の水産物に在りし事なれば厳父の些少の叱責の如きは余の省みる処にあらざりし。」

「余の魚類界なるものは此等十数種に限られ、長き夏の日に友と互に語るべき事は唯是等有鱗の族に就てのみなりき、曰く何の誰は幸福なり、彼は今日何十目の鰻を得たり、余は残念なりし、余は今日尺余のクキを釣り落としたりきと、鮎と鰷(はや)とは余の夢に上り、鰻と鯰とは余の希望を繋ぎ、魚籃(びく)に溢るゝ雑魚を得んとするより外に余に野心は存せざりき。」

真正の智識は実験を以て始まる 、余の天然物の愛は烏、碓氷両川の天然物の観察を以て始まれり。」(「上州の夏」『東京独立雑誌』40号、1899年8月15日)」

 明治6年(1873 13歳)3月上京し、旧久留米藩主有馬氏がその邸内に設立した有馬学校(有馬頼威の「報国学社」明治5年8月開業)に入る。報国学社では、英国人教師が英語学を教授していた。内村鑑三は、ここでイギリス人の厳しい女教師から英語を学んで上達した。また、この頃に外国居留地のキリスト教公会堂に日曜日ごとに通うなど、キリスト教に触れている。

「How I Became a Christian Out of My Diary」by KANZO UCHIMURA CHAPTER SECOND に、

「キリスト教に接す(INTRODUCTION TO CHRISTIANITY)」という次のエピソードが載っている

「ある日曜日の朝、私の級友が私に尋ねた。君は僕と一緒に『外国居留地のある場所』(a certain place in foreigners' quarter)へ行きたくはないかと。『そこでは美しい婦人が歌い、長い鬚をはやした背の高い大きな男が高い檀の上で腕をふり、体をくねりながらずいぶん風変わりな姿で怒鳴り吼えるのを聴くことができる。入場は一切無料である』(pretty women sing and a tall big man with long beard shout and howl upon an elevated place, flinging his arms and twisting his body in all fantastic manners, to all which admittance is entirely free)と。それはキリスト教会堂(Christian house)で、当時私には耳新しい言葉で礼拝が行われていた彼の描写だった。私は友人についていった。そしてその場所は私には不愉快ではなかった。日曜日また日曜日、私はこの場所に通った。こういう習慣に伴ってくる恐ろしい結果を知らずに。(Sunday after Sunday I resorted to this place, not knowing the awfully   consequence that was to follow such a practice.)」

内村鑑三が最初の英語を教わったイギリス人の老婦人(ミス・ピアソン)は彼の教会行きを喜んだ。「 東京青山に於て英国女教師某より新訳聖書物語一冊を貰ひ受けし時に余は既にジーザスクライスト (余は当時未だ主の名を日本音に於て知らざりし也) を拝せんとの念を起こした 」(「回顧と前進」)とあり、この頃、キリスト教の物語に親しみ、信者の示す親切を楽しんだのだった。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.05.30 08:00:04


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: