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Q 八百万(やおよろず)の神仏を拝する偶像教国日本に育ち、昨日まで儒教道徳によって養われてきた日本の青年たち-特に彼らは皆武士の子弟だったと聞きます(※)が-にとり、それはまさに革命的な大事件だったことでしょう。
A 特にクラークの道徳教育の厳しさに、彼らは驚かされました。
クラークは、粗暴に流れがちな上に、性道徳において特に低く、みだれている日本の青年を救う道はキリスト教道徳以外にない、と固く信じていました。
着任早々、生徒のための細かい規則や心得の草案を示されると、
「ソンナものは要らない。“Be gentleman!”(紳士たれ)でたくさんだ」
と一喝してしりぞけてしまいました。
※ 宮部、内村、新渡戸と広井は武士の子弟であり、士族出身が多かったことは事実だが、「イエスを信ずる者たちの契約」した者たちが、皆武士の子弟というのは誤りである。
また始業式の席上、生徒らに向かって、「節制につとめ、性欲を慎しめ」と訓辞して、黒田長官以下のなみいる人々を驚倒させました。
そして直ちに「禁酒、禁煙の誓い」を起草して自ら筆頭に署名し、米国人教師と生徒の全員にも署名させました。
彼自身、率先してこれを厳守し、いかなる場合にも、黒田長官の招宴の席でさえも、決して杯に手をふれませんでした。
彼はまた日曜日を聖く守るべきことを強く教え、厳しく実行させました。
彼はニューイングランドの清教徒(ピューリタン)のキリスト教を、しかもその最も純真な、厳格なキリスト教をそのままに生徒らに伝え、自らまっ先に実践したのです。
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