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"RESURRECTION" 監督・・・ラッセル・マルケイ出演・・・クリストファー・ランバート、リーランド・オーサー、デヴィッド・クローネンバーグ、ロバート・ジョイ、他。 ・物語序盤・ ジョン・プリュドムは妻サラと二人暮しのシカゴ警察の刑事。かつて一人息子を事故で亡くすという悲痛な過去を背負っていた。妻との間もギクシャクし、仕事に打ち込む事で悲しみから逃れようとしている。そんなある日、殺人事件が発生し、彼は現場に呼び出される。被害者は生きたまま右腕を切断されて死亡していた。そして部屋の窓には、「彼は来たる」と鮮血で書かれた文字が…。その後、プリュドムが相棒のホリンズワースと共に捜査を進めてゆくと、同様の手口で左腕や頭部を切り落とされた遺体が発見された。殺害されたのは、全員使徒の名を持つ者ばかりで、プリュドムは犯人がキリストの肉体の再生を謀っていると推測する。 「セブン」などの猟奇殺人モノの二番煎じという見解もあるでしょうけど、これだけ独立して鑑賞すると、わりと確りとした骨組みのある作品なのですよね。クリストファー・ランバート主演という事で、もっとB級でツッコミ所がわんさかあるのかと思いきや、脚本にも殆ど綻びがありません。マイナーですが、サイコキラー物の隠れた佳作ではないでしょうか。何か物凄く驚くような仕掛けはありませんが、無難に作られていると思いました。少し気になったのは、遺体の作り物っぽさでしょうか。蝋人形のような感じで、生々しさを感じませんでした。その他は、プリュドム刑事の推理や勘が冴えまくっていて、あまりにもズバリ的中し過ぎという点でしょうかね。お蔭で、こちらは真相を考えたりしている暇がありません。ストーリーが滞る事無く進んでゆくので、それはそれで良いのですが、余韻や不気味さを味わっている余裕はありません。猟奇殺人モノですが、刑事側の人間ドラマもソツ無く描けていたと思います。子供を失った主人公とその妻の間の葛藤。唯一心を許し合える相棒の悲運。無駄なく且つ不足も無く、上手く脚本に練り込まれていたと思いました。サイコ・キラー物愛好家の方は、レンタルしてみて下さい。特に物珍しい展開でもありませんが、結構楽しめる作品に仕上がっていますので。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 30, 2005

"RADIO FLYER" 監督・・・リチャード・ドナー出演・・・ロレイン・ブラッコ、ジョン・ハード、アダム・ボールドウィン、イライジャ・ウッド、ジョセフ・マッゼロ、ベン・ジョンソン、トーマス・イアン・ニコラス、スティーヴ・カーン、トム・ハンクス、他。 ・物語序盤・1969年。マイクとボビーの幼い兄弟は、両親が離婚した為、母親メアリに連れられて、母の姉が住むカリフォルニアに向かう。暫く後、メアリはキングという男と恋に落ち再婚した。しかしキングは酒を飲んでは、ボビーに折檻するようなタチの悪い男だった。だがボビーは母親を悲しませない為に、彼から暴力を振るわれている事を隠していた。マイクはそんな弟が可哀想でならないが、幼い身ではどうする事も叶わなかった。慣れない土地での暮らしは、兄弟にとって辛いものだった。近所の子供達からも苛められる二人は、庭の古ぼけた物置を隠れ家にして遊んでいた。兄弟はラジオ・フライヤーという小さなワゴンを引いて遊び、困ったことがあるとお願い山という岩山に願をかける。 子役時代のイライジャ・ウッドが愛くるしいです。(#^.^#)私が彼の名を認知したのは、「ロード・オブ・ザ・リング」でした。という事で、彼が子役俳優出身である事も露知らず。出演作品を調べてみると、マコーレ・カルキン主演のサスペンス「危険な遊び」にも出ていました。あの恐ろしいカルキン少年に翻弄される男の子が、幼き日のイライジャだったのか。イライジャ・ウッドって、今でも童顔ですが、子供の頃の彼はとにかく可愛いです。大人の彼しか知らない方は、是非子役時代の彼をご覧下さい。さて映画の中身についてですが、何より幼い兄弟がいじらしくて、愛しいです。いつも一緒の仲の良い兄弟です。そしてシェパードのシェーンが、まるで寡黙な保護者のように、彼等を悪ガキや暴力親父から彼等を護っています。頼りになる忠犬ぶりが、愛犬家魂をくすぐりました。義理の父親は、母親に隠れて一番非力な弟を虐待し続けます。あまり生々しい映像はありませんが、殆ど顔の映らない義父が不気味で、幼いボビーの味わう恐怖が伝わってきます。罪もなく逃げ場すら無い子供が虐待される映画というのは、それだけでつらいですね。本来、子供達が可愛らしい作品なのですが、バックボーンに虐待という暗い事実があったので、気分が憂鬱になりました。流れとしては、子供達の目線で撮った普通の映画なのですが、ラストに向けては、わりとファンタジックな内容になっています。結末は一応ハッピーエンディングなのかもしれませんが、考え様によっては微妙な感じでした。現実の生活で幸せになれる方法は無かったのかな…。そう考えると、切ないような、何とも言えないエンディングでしたね。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 29, 2005

7/9(土)より全国ロードショーです。監督・・・秋山貴彦 出演・・・中村雅俊、本郷奏多、多部未華子、堀北真希、小林涼子、村上雄太、加藤諒、原沙知絵、牧瀬里穂、原田美枝子、他。 ・物語序盤・小学生の岩本サトルは、母親サユリと一緒に交通事故に巻き込まれ、自分は助かったものの、サユリは他界してしまった。そのショックからリハビリも拒否し、完全に心を閉ざしてしまったサトルは、父親薫にも口をきかず、自室に閉じこもる毎日だった。そんな息子に、勤務する会社でロボットの開発をしている薫は、遠隔操作のできるロボット<H-603>を与え、ロボットを代理登校させる事に。学校の生徒は突然やって来たロボットにビックリ仰天。ロボットは材質の一部に檜を使用している事から、彼はヒノキオという渾名を貰う。ガキ大将のジュンは、早速仲間と一緒にヒノキオを偵察して、彼に悪戯をする。だがそれが切っ掛けで、ヒノキオはジュン達と仲良くなり、彼等と行動を共にするようになる。 予告編から想像していたような作品と違った事に、少々面食らいました。もっとストレートな子供達の心の交流を描いた作品かなと、おぼろげに思っていたものですから。ロボットという、ファンタジー若しくはSF的要素を使いながらも、単純なジュヴナイルであると予想していました。勿論、根幹としては、そういう種類の映画です。ただ少しばかり、不思議な方向に傾いている部分があって、どう感想を書いて良いのやら迷う結果になりました。その妙な意外性の元になったのが、劇中に出てくる"ハーガトリー"というテレビゲームの存在です。煉獄という場所を探検するゲームなのですが、これが現実の世界とリンクしているらしいという設定なのですよね。テレビゲームという題材自体は、今時の監督らしいと思えるのですが、この魔法のようなゲームがかなり重要な位置を占める事によって、映画の雰囲気が現実離れしてきます。普通に少年・少女達の交流を描きながら、一方で荒唐無稽なテレビゲームの世界を出してくる。このアンバランスさが、妙な違和感を齎していて、微妙な映画だなぁという感想を持ちました。監督の秋山貴彦氏は、映画「FINAL FANTSY」などでVFXを担当していた方なので、元々ゲーム的な世界に親近感があるのかもしれませんね。ストーリーもゲーム的なファンタジーという印象でしたし。ロボットのHINOKIOはよく出来ていましたね。これはCGなのでしょうか?それとも実物を動かしているのかな?とにかく動きが滑らかで自然で、本当に軽やかに二足歩行できるロボットが目の前に居るような感覚でした。面白くない訳でもないのですが、凄く楽しいという映画でもなくて、とても微妙でした。でもジュンとHINOKIOとの遣り取り、サトルとの交流はほのぼのしていて爽やかな気分になれました。他には、YUIさんの歌うエンディング・テーマ曲が、映画と合っていて良かったと思います。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 28, 2005

"THE GLASS HOUSE" 監督・・・ダニエル・サックハイム出演・・・リーリー・ソビエスキー、ダイアン・レイン、ステラン・スカルスガルド、ブルース・ダーン、トレヴァー・モーガン、キャシー・ベイカー、リタ・ウィルソン、他。 ・物語序盤・ルビー・ベイカーは両親と弟レットと暮らす、裕福な家庭の活発な女子高生。ある晩、友達と夜遊びから帰ったルビーを待ち受けていたのは、交通事故死という突然の両親の訃報だった。一夜にして孤児になってしまった姉弟は、両親の遺言に従って、かつて隣人だったグラス夫妻の家に引き取られる事になった。管財人から告げられた遺産の総額は400万ドルという大金。しかし未成年の二人は保護者の元で暮らさねばならず、夫妻の家にやって来る。マリブ・ビーチにある夫妻の家は、ガラス張りの美しい豪邸だった。しかし二人に与えられた私室は、姉弟で一室のみ。ルビーは新しい公立学校にも不満を抱くが、取り敢えず新しい生活をスタートさせる。 ごく普通のサスペンスでしたね。テレビで鑑賞するには丁度良い程度の。タイトルの「グラスハウス」というのが、殆ど活きていなくて、何が言いたかったのだろうと思いました。とても綺麗なガラス張りの邸宅だったので、ここをもっと印象的に使えば良かったのに。グラスハウスに住んでいるグラス夫妻というのも、何だか安直なネーミングですよね。主人公の少女が一人追い詰められてゆく過程は、なかなか良く出来ていたと思います。如何にも怪しげな邸宅の主人。そして上辺は親切そうだけれど、腹に一物ありそうな、その妻。弟はすっかり夫妻を信じきっていて、話にならない。管財人は誠実そうに見えるが、果たして本当に信じても良いのだろうか?主人公ルビーの、誰を信じて良いのか判らず、追い詰められた孤独な心境は、良く伝わってきました。 グラス夫妻は事業に成功したビジネスマンと医師というカップルで、絵に描いたような成功者でした。しかしその内実は…。もし彼等が成功者の道から転落する事無く、万事が順調に進んでいたのなら、悲劇は起こらなかったのに。ダイアン・レインがかつて幸せだった頃のビデオを再生しているシーンには、悲哀を感じました。グラス・ハウスは、ガラスのように脆い、人の幸せの象徴なのかもしれませんね。ただ映画としては、もう一捻りも二捻りもほしい内容でした。テレビでぼぉーっと眺めて観る分には、そこそこ満足できましたけど。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 26, 2005

ジャンルはアクション・アドベンチャーでしょうかね。超ダサダサなタイトルに惹かれて買ってしまったソフトです(笑)オープニングを見た瞬間に、ズッコケそうになりました。音楽が軽い…。音が変。何だか、パチモン・ルパン三世みたいでした。取り敢えず、開始です。最初はチュートリアルがあります。先ずは練習という事で、指示に従って操作。ふーんと思いつつ、物語が始まりました。そこで二度目にズッコケたのが、アドベンチャー・ステージ。画面にキャラクターの絵が出てきて、下にテキストが出ます。今時、こんなんアリですか?声は?ムービーは?PS2のゲームとは思えない仕打ちに唖然。ムービーを作る余裕が無ければ、せめて音声だけでも入れて下さいよ。折角、渋い声の声優さんを起用しているのに、殆どムービーが無いというのは残念です。そしてアクション・シーンが始まりました。三度目のズッコケと言うか、オドロキです。メチャメチャ難しいよ、これ。始まった途端に瞬殺されてゲームオーバー。倒れた主人公の声がすかさず、「こ、こんな所で…。」私も一緒に呻きましたって(笑)四方八方から雑魚が撃ってきて、あれよあれよという間に死んでしまいます。最初のステージから、容赦が全くありません。凄いゲームです。死にまくっていたら、easy continueという文字が出てきました。何とか少しずつ進んでいたのですが、やはりどうしても上手く行きません。更に死にまくると、very easy continueという文字が…。「私にはプライドなんか無い」と超簡単モードでプレイ再開。他の所でレビューを読むと、とても難しいゲームのようで、アクションが苦手な人には向かないとありました。先に言って下さい…。「マトリックス」のような映像効果はなかなか面白くて良いですが、て言うか、激しくパクリですけど。でも見た目には、スローモーションで弾道が見えたりして楽しいです。ただ操作性は悪いですね。何処を向いてるんだ~?!という間に、集中砲火を浴びて終わりですから。もう少し簡単にしてくれたらなぁ。ついでに言うと、ストーリーも超B級です。個人的には好きだけど。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 25, 2005

7/2(土)より全国ロードショーです。監督・・・羽住英一郎 原作・・・島本和彦『逆境ナイン』(小学館サンデーGXコミックス) 出演・・・玉山鉄二、堀北真希、田中直樹、藤岡弘、柴田将士、出口哲也、寺内優作、坂本真、青木崇高、土倉有貴、境沢隆史、栩原楽人、小倉久寛、他。 ・物語序盤・全力ならざる者は死すべしがモットーの高校・全力学園。この学園の3年で野球部キャプテンの不屈闘志は、校長室に呼び出される。校長は彼に、野球部の廃部を言い渡した。弱小で公式戦に一度も勝利した事の無い野球部など無用だと、冷たく言い放つ校長。この突然の逆境に、不屈闘志は無謀にも甲子園への出場を宣言した。そしてそれを実証する為に、去年の甲子園の覇者・日出高校を練習試合で打ち負かすと言うのだ。これを聞いたナイン達は絶対に無理だと声を揃えるが、不屈闘志の甘言に惑わされ、俄かにやる気を起こす。先ずは練習試合までに、9人ギリギリしか居ない部員の安全を守るのが、不屈闘志の使命となった。しかし、そんな彼の前に更なる逆境が。新監督として社会科の新任教師・榊原が現われたのである。彼はセパタクローで日本代表になった人物だったが、野球については全くのド素人だった。次々と襲い掛かる逆境に、不屈闘志と全力学園野球部は打ち勝てるのか? 島本和彦の同名コミックを実写映画化した作品です。 島本和彦と言えば、「燃えよペン」「吼えろペン」「炎の転校生」など、ひたすら熱くバカっぽい漫画を描く漫画家さんですが、今作も熱血度とおバカ度は同じです。チラシを見ていて気になったのですが、出演者の中に"炎尾燃"という文字が…。これって、「燃えよペン」の主人公ですよね。誰の事なんだろう?凄く気になります。情報をお持ちの方、ご一報願います。映画の感想なのですが、期待していたほど爆発的パワーはありませんでした。漫画が原作というだけあって、随所に漫画っぽい演出がなされています。その辺は漫画に忠実に実写化されたのだなという感じでした。ただ観ていて、何となく物足りないと思ってしまうのですよね。一つ一つのシーンは、出演者全員、全力で演じきっているのです。だから細かく観れば悪くはありません。問題は全てのシーンが同じテンションである事です。大きな音でも、ずっと鳴りっ放しだと、人の耳は慣れてしまいます。それと同様に、熱血おバカシーンも、始終同じ調子だとインパクトが薄まるのです。常に全力投球で、緩急を付けなかったが為に、作品が一本調子になってしまい、結果として、全体的にパワーが弱まってしまったという事ですね。全体的にそこそこは面白くて楽しめるのですが、ここだ!という山場がありません。それと、コメディにしては上映時間が長いのは問題ですね。メリハリを付けて、一時間半くらいにシェイプアップすると、もっとテンポの良い作品になったのではないでしょうか。役者や制作サイドの熱意は充分理解できるのですが、今一歩本来原作が持っていた筈の爆発的パワーは表現し切れなかったと感じました。所々はくすっと笑えるのですが、お腹を抱えて爆笑できなかったのは残念でした。しかし逆境の時こそ、人は燃えねばならぬものなのだという熱いメッセージは、確かに受け取りました(笑)。・・・炎尾燃というのは、原作者の島本和彦氏でした。実況者役の金田明夫さんの隣に座っている方との事です。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 24, 2005

7/9(土)より全国ロードショーです。"STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH" 監督、脚本・・・ジョージ・ルーカス 出演・・・ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、クリストファー・リー、サミュエル・L・ジャクソン、フランク・オズ、イアン・マクディアミッド、ジミー・スミッツ、アンソニー・ダニエルズ、ケニー・ベイカー、他。 ・物語序盤・クローン大戦の勃発から3年が経過していた。戦争は終息に向かっていたものの、依然としてジェダイの騎士団と分離主義者達との戦闘は各地で繰り広げられていた。そんな中、パルパティーン最高議長がドゥークー伯爵によって誘拐される事件が発生する。救出に向かったオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーは、見事議長を奪還する。それ以降、パルパティーン最高議長はアナキンを気に入り、彼を傍に近付けるようになる。議長の力で評議会のメンバーに加わったアナキンだったが、マスターの称号を受けられず、彼の不満は鬱積する。一方オビワンは議長の動きに不信感を抱き、アナキンに彼の動向をスパイするように命じる。汚い手口に、次第にアナキンのジェダイへの信頼感は揺らいでゆく。また、心揺れるアナキンの様子に不安を抱くパドメ。彼女のお腹には彼の子の命が宿っていた。 大きな会場というだけあって、凄い人数でした。わりと早めに行ったのに、既に長い行列ができておりました。みんな、気合入ってますね。私は人ごみを見ただけで、疲れてしまいましたよ。(^_^;)既に一度同じ会場で試写会が行われたらしく、司会者のお姉さんが「前回の時はオープニングで拍手が起こっていました~」と暗に拍手を求められて、気分が萎え萎えに。勿論、私は拍手なんかしません。だってそんな熱狂的なファンじゃないし…。天邪鬼だし。さて映画について。率直な感想として、普通に面白かったけど、別に鳥肌モノという程、興奮はしなかったです。何度か現実に戻りそうになって、「集中、集中」と自分に言い聞かせました。映画の出来の問題ではなくて、単に私が熱烈なファンじゃないからでしょうね。別の原因としては、シーンの切り替え方が気になった事もありました。わりと短いシーンを、特殊効果を入れて切り替えるもので、漫画臭く感じてしまいました。その他、エピソードをてんこ盛りにし過ぎて、目まぐるしかったという点もありました。てんこ盛りというだけあって、居眠りしている余裕もありません(笑)序盤から拉致されたパルパティーン最高議長の奪回作戦が展開され、見応えたっぷりの戦闘シーンが繰り広げられます。宇宙空母や戦闘機などが宇宙空間で入り乱れて、息つく暇も与えない戦闘です。そして宇宙船の中に飛び込んでは、オビワンとアナキンが無数のドロイド相手にライトセーバーでチャンバラを繰り広げます。序盤から「SW」の世界に圧倒されて、頑張って観ていないと押し負かされてしまいそうな気分に。(^^ゞ今回は長い長いシリーズを締め括るラストの作品という事と、エピソード1&2と初代のエピソード4~6を繋げて完結させるという大切な作品という位置付けになった訳ですが、その意味においては及第点だったのではないでしょうか。アナキンがダース・ベイダーになる事は初めから決められた事実だったので、ここへの道程がどう描かれるかが焦点でした。元々少し不安因子を抱えていた優秀なジェダイだったアナキンが、如何にしてダーク・サイドに堕ちてゆくのか。そして彼の二人の子、ルークとレイアはどのようにして生まれ、何故別れ別れになったのか。そして母親のパドメの運命は?と他にも色々、謎とされていた事がすっきりと解決されてゆきます。ダーク・サイドに堕ちてからのヘイデン・クリステンセンの眼光が鋭くて良かったですね。彼は俳優業に嫌気が差して引退するなどという噂を聞きますが、どうなのでしょうか?ユアン・マクレガーは髭面で、普段より老けたイメージ作りをしていました。アナキンが大人になったので、オビワンも老けないといけませんからね。でも、ユアンてこんなにオジサンだったっけと思ってしまいました(笑)それと、ドゥークー伯爵役のクリストファー・リーの出番が短くて寂しかったです。エンドクレジットでは特別な扱いを受けておりましたが。とにかくドラマよりも戦闘シーンの比重が大きくて、満腹感がありましたね。主要メンバー同士の戦いが次々にあって、流石にラストだなぁと感慨深いものがありました。でもシリーズに詳しくない私は、諸勢力の固有名詞と位置付けが分からず、実はあまり確りと理解はしていないのでありました。共和国や分離主義者、その他諸々、どれとどれが敵対関係にあって、そもそも何故戦争が起こっているんだろうと、とても基礎的な部分で躓いているオバカさんなのであります。それでもテンポが途切れなかったので、映画としては充分楽しめましたけど。マニアの方からは小バカにされそうな観客なのでした。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 23, 2005

7/9(土)より全国ロードショーです。"ALFIE" 監督・・・チャールズ・シャイア原作戯曲・・・ビル・ノートン出演・・・ジュード・ロウ、マリサ・トメイ、オマー・エップス、ニア・ロング、ジェーン・クラコウスキー、スーザン・サランドン、シエナ・ミラー、ゲディ・ワタナベ、他。 ・物語序盤・アルフィーはニューヨークで暮らす英国人男性。リムジンの運転手をしながら、何人もの女性と気儘に付き合うプレイボーイである。相手にするのは様々な境遇の女性だが、誰とも本気で付き合っていない事だけは共通している。人妻のドリー、子持ちのシングルマザー・ジュリー、仕事仲間で親友のマーロンの彼女ロネット、年上のリッチなビジネスウーマン・リズ、そしてクリスマス・パーティーで出会ったブロンド美女のニッキー。いつか自分の勤めるリムジンサービスの会社を買い取り、経営者になる事を夢想しながら、気楽な女遊びの日々を過ごすアルフィーだったが。 マイケル・ケイン主演で1966年に公開された同名作品をリメイクした映画です。ミック・ジャガーとデイヴ・スチュワートが手掛けた主題歌は、ゴールデン・グローブ賞を受賞しています。うーん、感想を書くのに苦労するタイプの映画ですね。先ず第一に、ジャンル分けが困難。宣伝から受ける印象は、軽いタッチのラヴ・ストーリーかなという感じでしたが、その類の映画ではありませんでした。ストーリーそのものが殆ど無いのですよね。ジゴロ君の怠惰で気儘な毎日を、ただ淡々と綴ったものです。私小説的な作品で、主演のジュード・ロウが画面のこちら側に居る観客に、常に自分の心情を語り掛けてきます。アルフィーは金目当てで女に近付くとか、打算的・野心的なタイプの男性とは異なります。彼の望みは、その時の気分に任せて、ただお気楽な生活をエンジョイする事だけ。目標も無ければ、特に夢も向上心も無い。リッチになりたいなぁ、イイ女と巡り会いたいなぁ、と呑気に夢想している独身男性です。観ていて面白い映画かと問われれば、はっきり言ってNOですね。特にメリハリも山場も無く、延々と続くアルフィーの独白交じりの私生活には、正直途中で飽きてきます。何処を取ってもジュード・ロウが出ているので、彼を眺めたいファンの方なら、満腹になるほど堪能できるでしょう。しかし年に数回程度、映画館に出掛けるような方がふらっと観に行って、満足して出てこられるタイプの映画でない事は確実です。どちらかと言えば、ミニシアター系ですね。ジュード・ロウ・マニアか、コアな映画ファン以外には、取り立ててお勧めできる作品ではありません。辿り着く結末が孤独という点も、あまりに当然の帰着という感じで、少しは意外性があっても良かったと思うのですが。蛇足ですが、前説に来ていたお笑いコンビ(名前失念…)、なかなか面白かったです。舞台で客席に向かって、飴をばら撒く人なのですが。(誰かご存知の方、教えて下さい。)笑えたのが前説だけというのも、結構複雑な試写会でした。(^_^;)・・・"お笑い 飴"で検索したらコンビ名が判りました(笑)。ビッキーズのお二方でした~。知らなくてゴメンね。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 22, 2005

7/2(土)より全国ロードショーです。"MARATHON"監督・・・チョン・ユンチョル 出演・・・チョ・スンウ(ユン・チョウォン)、キム・ミスク(キョンスク)、イ・ギヨン(ソン・チョンウク)、ペク・ソンヒョン(ユン・チュンウォン)、アン・ネサン(チョウォンの父親)、他・物語序盤・チョウォンは自閉症の少年。一家は両親と健常者の弟の4人暮らし。しかし障害を抱えるチョウォンの存在で、家庭内は争いが絶えずギクシャクしていた。チョウォンを気遣うあまり、夫や下の息子を等閑にしている母親キョンスク。やがて月日は流れ、チョウォンは二十歳の青年になった。子供の頃から走る事が大好きだったチョウォンは、母親に連れられて、マラソン大会に出場し、好成績を収めた。息子の長所を伸ばしたいと考えるキョンスクは、元有名ランナーのチョンウクに、コーチを依頼するが、彼はただ闇雲に全力疾走するだけのチョウォンにフル・マラソンは無理だと拒絶する。 決して悪い映画ではないと思うんですよ。ただ私は乗り切れず、途中で冷めてしまいました。単に波長が合わなかったという事でしょう。あと、宣伝が大袈裟過ぎて、期待が膨らんでいたのもマイナス要因でした。もっと心に響いて、感動できる作品だと思い込んでいたんです。チラシの宣伝文句に「韓国で500万人が号泣」というような内容が書かれていたので、泣ける映画なのだなと。結論から言うと、泣けるタイプの映画ではありません。わりと軽いタッチの笑いに重点を置いた作りになっていました。真面目なストーリーでもコメディ感覚の作風にするのは、韓国の風潮ですよね。その辺が私には、ちょっとついて行けない部分がありました。また、これは映画そのものとは直接関係無いのですが、観客の反応が私には気になりました。自閉症という深刻な病気を扱っているにも拘らず、時折ジョークを交えて描いているので、観客がコメディ映画と勘違いしているみたいなんですよね。ここは真面目な部分だよ、という所でも、あちこちで笑いが起こっていて、私は自閉症という病気を軽んじられた気分になって不愉快でした。勿論、これは映画の主旨を理解せず、笑えばいいのだと勘違いしている日本人がいけないのですが…。多分、自宅で一人で鑑賞していたら、もっと評価が高くなったと思うので残念でした。とにかく会場の観客の質が悪かった。(後ろのオバサン、ずっと喋り通しだったし…(-_-;)殺したかったっす、マジで。)実話が元になっている映画ですが、現実はもっと厳しかっただろうなぁと想像できます。家族の問題もわりとさらっと描いていますが、障害児を抱えるという事は、本当に深刻な問題です。母親は障害児の息子に掛かりきりで、父親はそんな妻に嫌気が差して、殆ど家に帰らない。そして健常者の弟は、母親の愛情や注目を受ける事ができず、一人冷え切った家庭の中で孤独を味わっている。コーチが母親に言った言葉は、まさに核心を突いていたと思います。息子が居なければ生きていけないのは母親の方だと。支えているつもりが、いつの間にか、母親の方が障害者の息子に依存するようになっていたのですね。チョ・スンウの演技は、上手いのかあざといのか、微妙なラインだと感じました。韓国のお国柄だから仕方ない話ですが、とにかくコミカルに演技しすぎ。自閉症にせよ何にせよ、障害を持つという事は、笑い事ではないのです。5歳の心を持った20歳の青年?そんな生易しいものじゃありませんよ。自閉症患者は、可愛い子供とは違うんです。少なくとも、この映画を観て、自閉症への理解が深まるというタイプの作品ではないですね。軽く爽やかな娯楽映画と思って観る分には、そこそこ面白い映画だとは思いますが。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 21, 2005

"THE RING" 監督・・・ゴア・ヴァービンスキー原作・・・鈴木光司出演・・・ナオミ・ワッツ、マーティン・ヘンダーソン、ブライアン・コックス、デヴィッド・ドーフマン、リンゼイ・フロスト、アンバー・タンブリン、レイチェル・ベラ、デイヴィー・チェイス、他。 ・物語序盤・ある晩、二人の女子高生が、観るとちょうど七日目に死ぬというビデオの噂について話していた。彼女等の内の一人ケイティは、実際にそのテープを友人達と共に観ており、その日が七日目であった。その夜、ケイティは変死を遂げ、一緒に居た友人は精神病院に入院した。新聞記者のレイチェルは息子エイダンと二人暮しのキャリアウーマン。死んだケイティは、エイダンの従姉だった。悲しみに暮れる姉からケイティの死因について調査してほしいと頼まれたレイチェルは、一週間前、彼女と一緒にコテージに泊まった三人も同じ日の同じ時刻に死亡している事実を突き止めた。レイチェルは、問題のコテージに行き、謎のテープを発見する…。 試写会で観て以来ですので、結構久し振りの鑑賞です。先日「ザ・リング2」を観た時に、前作の内容をはっきりと思い出せずに苦労したのですが、改めて観直してすっきりしました。試写会ヴァージョンと劇場公開ヴァージョンは、微妙に違うのですよね。その点も見比べられて良かったです。ジャパニーズ・ホラーはアメリカでとても人気があり、次々にリメイクされておりますが、思い起こせばこの作品が火付け役でした。オリジナル版とどちらが好みか、どちらが怖いかと聞かれると、やはり日本人の私は日本版の方に軍配を上げてしまいますが、このリメイクは多々ある作品の中でも、かなりの高得点でした。オリジナルの怖さや雰囲気を壊さずに、アメリカ的な味付けをしていたのが印象的でしたね。流石に肌に張り付くような、じとっとした気持ち悪さはありませんでしたが、ハリウッドのホラー作品の中では充分怖い作品に仕上がっていました。人間関係や舞台設定を少しずつ変えて、独自の作品として完成させている辺りが好印象でしたね。貞子=サマラの家庭環境を牧場にした事で、オリジナリティーが生まれたと思います。サマラ自体の解釈も、それなりに筋を通していてアメリカ的でした。ノアの扱いが軽いのも印象的な違いですね。日本版では彼は準主役として、大きな役どころだったのですが、こちらのお父さんは陰も無くて何だか軽い男性でした(笑)。その分、息子の方がキーパーソンになっていましたね。ラストはオリジナルの方が、やはり残酷でどす黒い闇を感じさせました。リメイク版はコピーを誰に観せるのか判らないまま終わってしまいましたから。その辺は少し呆気なくて残念な点でした。でも全体的には良くできたリメイク作品だと思います。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 18, 2005

"VERONICA GUERIN" 監督・・・ジョエル・シューマカー 原作・・・キャロル・ドイル出演・・・ケイト・ブランシェット、ジェラルド・マクソーリー、シアラン・ハインズ、ブレンダ・フリッカー、バリー・バーンズ、サイモン・オドリスコール、コリン・ファレル、他。 ・物語序盤・1996年6月26日、アイルランドのダブリン。サンデー・インディペンデント紙の名物記者ヴェロニカ・ゲリンは、道交法違反の件で裁判所に出向いていた。スピード違反に駐車違反と様々な違反行為を繰り返していたが、何とか免許取消を免れ、罰金刑だけで済んだ。しかしその帰り道、彼女は何者かに襲撃を受ける…。その二年前。ヴェロニカは私生活では、夫グレアムと息子のカハルと共に暮らす一般的な女性だった。しかし彼女は、幼い少年少女達まで蔓延している麻薬被害の実態に憤りを覚え、精力的に危険な取材を繰り返すジャーナリストでもあった。彼女は情報屋のトレーナーなどから、麻薬ディーラーの情報を仕入れ、麻薬組織の核心に迫ってゆく。しかしそれは彼女や彼女の家族を危険に晒す行為でもあった…。 実話に基づいて作られた作品です。最初から主人公が組織の差し向けた殺し屋の凶弾に倒れた事が判っているので、その場面に近付いてくるのが切なかったですね。初めから承知していた結末なのですが、ラストでは泣いてしまいました。彼女の友人や家族達の衝撃や悲しみは、どれ程大きかった事でしょう。彼女が危険な仕事に携わっている事は理解していても、最悪の結果は予想したくなかったでしょうに。でも同時に、ジャーナリストとして社会の暗部に踏み込み、麻薬売買で甘い汁を啜っている連中の所業を、白日の下に晒したいというヴェロニカの執念は理解でき、共感もしました。命の危険を賭しても、やり遂げなければならない事が人生にはあるのですよね。そういう使命を持って日夜孤独な戦いを続けている人々を、私は尊敬し羨望しています。自分には命懸けでできる何かが無いから。考えてみると、いや改めて考えるまでもなく、私の人生って空しいカスみたいなものだなぁ…。うーん、凹み。だからこそヴェロニカが、恐ろしい脅しを掛けられ、内心ではひどく怯えながらも、絶対に屈しなかった気持ちが良く判りました。しかし麻薬犯罪の摘発や壊滅に、彼女の死が必要だったと考えると切ないです。彼女は民衆や政府を鼓舞する為の生贄の羊だったのでしょうか?社会の荒廃は些細な非行から始まります。もっと沢山の人々が、日頃から自分の周りで起きている荒廃の兆しを察知し、これらを見過ごさない社会体制が必要だと感じました。ケイト・ブランシェットはどんな役でもこなす才能豊かな女優さんですが、やはりこういったシリアスな役が一番ハマりますね。見応えのある社会派作品でした。ところでコリン・ファレルは何故出てきたのかと思ったら、アイルランドのダブリン出身なのですね。カメオ出演ですが、相変わらず濃い~お顔でインパクトがありました(笑)。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 17, 2005

"GOOD BYE, LENIN!"監督・・・ヴォルフガング・ベッカー出演・・・ダニエル・ブリュール、カトリーン・ザース、マリア・シモン、チュルパン・ハマートヴァ、フロリアン・ルーカス、他。 ・物語序盤・1989年の東ベルリン。アレックスは、母クリスティアーネと姉のアリアーネと共に暮らす青年。父親は彼等が幼い頃に、西側に家族を捨てて亡命し、それきり音信普通だった。その反動で、母親は愛国主義的な思想を強め、社会主義国家に貢献する事を生き甲斐にするようになる。ある時、アレックスが反体制のデモに参加した際、偶然その現場を目撃してしまったクリスティアーネは、心臓発作を起こして倒れる。病院に運ばれたものの、彼女は昏睡状態に陥ってしまった。その後、クリスティアーネが眠り続けている間に、社会は大きく変化する。ベルリンの壁が崩壊し、ドイツは資本主義国家として統一されたのである。クリスティアーネが昏睡状態に陥ってから8ヶ月後、彼女は奇跡的に覚醒するのだが…。 ベルリン国際映画祭で最優秀ヨーロッパ映画賞受賞をはじめさまざまな映画賞に輝いた作品。評判が良かったので、観てみたかった作品です。噂通り秀作だったと思います。ベルリンの壁が崩壊して、ドイツが民主国家として統一された事を知らずに眠り続け、何も知らないまま目覚めた母親。社会主義の体制を信奉し、熱心に社会活動をしていた母親の心を真実を知らされるショックから守ろうと、奮闘する息子の姿は涙ぐましくも微笑ましいです。東ドイツ製の商品を捜し求め、食品の空き瓶を探し回る日々。姉や姉の恋人、そして主人公の恋人は、彼の行動に呆れつつも、彼の熱意に押されて渋々協力している。そして彼の職場の同僚は、偽物のテレビニュース番組を作って、何とか辻褄を合わせようとする。真実を隠蔽して、母親を誤魔化そうとする行動がユーモラスで笑いを誘います。しかしコメディではなく、何処か悲哀を感じるんですよね。その辺の微妙なバランス感覚が絶妙だったと思います。主人公の台詞にもありましたが、最初は母親をショックから守る為のお芝居が、いつの間にか存在しない理想のドイツの姿を作り出すという、彼主体の行為に変わってゆきます。この映画は家族の問題を描きながら、同時に広く旧東ドイツの人々が思い描きつつも成し得なかったもう一つの祖国統一を描いてみせた作品なのでしょうね。その点がドイツ国民から熱い支持を受けた要因だと思います。東ドイツに暮らしていた人々は、突然の民主化にカルチャーショックを受け、期待半分戸惑い半分だったと思います。そして時代の大きな変革の中で、当然のように否定される社会主義体制。だが社会主義とはそんなに悪いものだったのか?民主主義は唯一絶対で万能な政治体制なのか?否。民主主義体制にも、綻びや深刻な問題点は沢山ある。旧東ドイツの人々はそれらの事実を、統一から時を経た現在、その身で誰よりも感じていると思います。そういう彼等の抱えたジレンマのような歯痒い気持ちが、この映画には良く顕れていると感じました。単純に家族の映画として観ても楽しいですし、東西ドイツの問題として観ても面白い。全てをユーモアたっぷりに描きつつ、噛み締めると色んな味わいが出てくる、奥の深い映画でした。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 16, 2005

「メトロイドプライム2~ダークエコーズ」発売中(GC)FPSの名作だと思います。でも難易度が高いんですよね。実は前作もクリアしていないのであった…。「DRAG ON DRAGOON2 封印の紅、背徳の黒」発売中前作は登場人物全員、心の何処かが歪んでいて、暗い世界観はわりと好きでした。戦闘が少し単調なのが気になりましたが。「OZ -オズ-」6/30発売予定デモ・ムービーを観ていると、三人の連携プレイが楽しそうでしたね。私がやると華麗ではなくなると思いますが…。「影牢II Dark illusion」6/30発売予定PS版で発売されていた罠シリーズの新作ですね。リアルな画像で皆を罠に掛けられると思うと楽しみ。(^^♪「零~刺青の聲~」7/28発売予定零シリーズの新作が登場ですね。物語もリンクしているようです。今回もまた恐怖の世界へいざなってくれるのでしょう。「GENJI」6/30発売予定取り敢えず、義経が流行りなので作ったかなというゲーム。でも時代物は好きなので、気になってます。「シャドウハーツ~フロム・ザ・ニュー・ワールド」7/28発売予定今回は全てリニューアルなのでしょうか?ジャッジメント・リングは健在のようですが。どんな物語になるか楽しみな一本です。
Jun 14, 2005

Jun 13, 2005

映画日記をサボっていて、スミマセンです。映画、観てません…。パワー・チャージしないといけませんわ。映画館に行く予定は、「バットマン・ビギンズ」が一番早いかな…。試写会も予定無しで、「SW」はハズれたっぽいし…。うるるん。ともかく未定です。さて今日は久し振りにゲームネタをば。「DEMENTO」。ジャンルは、ホラー・アドベンチャーですね。カプコンから発売されているのですが、「クロックタワー3」ととても似ています。スタッフ同じだろ!?とツッコミたくなるくらい。「クロックタワー4」と銘打って発売してもいいですよ、これは。主人公の少女フィオナは非力で、簡単な反撃はできるものの、基本的に敵からは逃げ回るしか手立てが無いという仕組みです。敵に追い掛けられると、次第に心拍数が上がって、パニック状態になってゆきます。そしてパニックになると、画面が反転したような色になり、ヒロインは暴走します。また、彼女と行動を共にするホワイト・シェパードのヒューイという存在があります。しかしヒューイも、フィオナよりは攻撃力を持っていますが、追跡者を一時的にダウンさせるのみ。追跡者はストーリーの進展に従って、変わってゆきますが、しつこいのはどなたも同じです…。アドベンチャーなので、色々と探索して謎を解かないと進めないのですが、考える余裕すら与えてくれず、プレイヤーは「また来た~」と必死で逃げ回らねばなりません。私の操作が下手というのも原因ですが、何度も殺されてゲームオーバーになるタイプですね。殺されながら、少しずつ、少しずつ前進という感じです。しかし正直、もう少しゆっくり考える余裕が欲しい…。セーブデータを読み込む度に、精神的疲労が大きいので。ヒロインが理由も知らされずに置き去りにされた古城の雰囲気が良いですね。入り組んでいて、逃げ回る度に地理が判らなくなるというツラさはありますが。でもゴシック・ホラーの名に恥じない、おどろおどろしい城です。実はまだ途中であっぷあっぷしている状況なのですが、フィオナ同様、早くこの城から逃げ出したいです。お願いだから、もう誰も私を追い掛けないで~。(ToT)結末はどうなるんだろう?エンディングはマルチという事ですが。それ以前に、私がラストまで辿り着けるのか。とても不安です(笑)。ホントにちっとも進めないんだもの。ヘタレです。・・・なんとかかんとか、ラストも間近ですが。燃えるおっさん、好い加減にして下さい。追い付かれて即死、もう何回やってると思ってるんですか。(-_-;)女神像が倒れてきて、ボタン連打で何とか押し返そうとしているのですが、指が遅いのか、どうしても燃えるおっさんに追い付かれてしまうぞ~。早くエンディングが見たいなり~。・・・やった、クリアしたぞーい!でもとてもショックだったのは、ヒューイの好感度がD判定だった点。何が気に入らないんだ、ヒューイ?あんなに撫でて、声を掛けてあげたのに。ジャーキーだってあげたじゃないの。うーん、攻撃の際に、誤って蹴飛ばしたのが響いたかな?それともこき使い過ぎ?これでは愛犬家失格ですねぇ。クリアまでの記録時間は14時間強でした。普通にプレイしていると、一周目にはこの位、要するようです。アクション・アドベンチャーにしては、少し疲れる長さかな?数限りなくゲームオーバーになっているので、本当のプレイ時間は不明ですしね…。取り敢えず、追い掛け回されて、心臓が疲弊しました。(^_^;)
Jun 12, 2005

"BANDITS" 監督・・・バリー・レヴィンソン出演・・・ブルース・ウィリス、ビリー・ボブ・ソーントン、ケイト・ブランシェット、トロイ・ギャリティ、ブライアン・F・オバーン、ステイシー・トラヴィス、ジャニュアリー・ジョーンズ、他。 ・物語序盤・オレゴンの刑務所に服役中のジョー・ブレークと、テリーー・コリンズの2人。ある日ジョーは、唐突に刑務所に入ってきたトラックを強奪し、脱獄を試みる。突然の事に驚いたテリーだが、強引なジョーによって、一緒に脱獄する羽目に。神経質で物事を色々と考え込むテリーは、無鉄砲なジョーに振り回される。車を奪い、銀行強盗を働くジョーに、戸惑いつつも同行するテリー。ジョーの無計画な行動を諌め、テリーは犯罪計画を考える。それは晩に銀行の支配人の自宅に押し入り、その翌朝、銀行に行って、支配人から金を貰うというもの。計画は成功して、二人はお泊り強盗として、全米で有名になってゆくのだった。 「バンディッツ」と言うと、ドイツ映画の方を連想するのですが、こちらはハリウッド映画です。全体的に言うと、可愛らしい映画ですよね。強盗映画に可愛らしいという表現も何ですけど(笑)でもコメディータッチで、軽いノリが楽しかったです。オープニングからニュースが流れ、主人公二人が死んだ事が報道されます。それを聞いた時は、暗い映画なのかなと思ったのですが、全然違いました。ノリだけで突っ走るタイプなので、ディテールを細かく分析し始めると、有り得ない事ばかりです。どの犯罪も上手く運びすぎますしね。でもコメディーなので、全て軽く流しましょう。一番印象に残っているのは、キッチンで"hero"をBGMに踊りまくる、赤毛の奥様役のケイト・ブランシェットです。完全にイっていまっていて、「大丈夫?」と声を掛けたくなりました(笑)。わりと真面目な女優さんというイメージがあったので、こういうお茶目な役柄は意外でしたね。ジョーとテリーの二人と恋仲になってしまい、どちらも選べないと開き直る所が妙に納得してしまいました。全然違う料理を二つ並べられて、どちらも好物だったら選べませんよね。どっちも好きという事は、世の中には多々あるのです(笑)。飛び抜けて秀でているとか、とても面白いという作品ではありませんが、テレビで軽く楽しむ小品としては、そこそこの出来ではないでしょうか。普通に楽しめました。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 10, 2005

6/25(土)より全国ロードショーです。"OPEN WATER" 監督、脚本・・・クリス・ケンティス出演・・・ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス、ソウル・スタイン、エステル・ラウ、マイケル・E・ウィリアムソン、他。 ・物語序盤・毎日互いの仕事で多忙の夫婦、ダニエルとスーザン。漸くお互いに休暇が取れ、夏のバカンスにカリブ海へと向かう。 ホテルで休暇を過ごす二人は、ダイビング・ツアーに参加する事に。ボートは参加者で満員の状態だった。夫妻はグループには混じらず、2人だけでダイビングを楽しむ。しかし暫くして2人が海面に上がってみると、スタッフのミスによって、ボートは彼らを残して帰路についていたのだった。予想だにしない状況に呆然とする2人は…。 ストーリーとしては、非常に単純なお話です。置き去りにされた二人が、助けを待ちつつ、広い海原を漂流する。その間に起こる様々なトラブルを、延々と描き続けた映画です。長時間海水に浸かっている為に、体が冷え切ってしまう。水も飲めず、喉はからからで脱水症状を起こす。クラゲの集団に囲まれ、刺されて激痛が襲う。そして何より恐ろしいサメ達の襲撃…。逃げる事も反撃する事も叶わず、ただ足元から近付いて来るサメに怯えて浮かんでいるしかない恐怖。極限状態に追い込まれてゆく過程が自然に描かれていて、こちらまで無力に海に浮かんでいる絶望感を味わいました。正直、下手なホラー映画より、何倍も怖かったです。観ていて感じた事は、人間とは何と非力な生き物だろうという事でした。道具を使って、海に潜れるけれど、我が身一つではちゃぷちゃぷと海面に浮かんでいるしかできない。魚のように泳げたなら、助けを求めて行けるのに。そして空を飛ぶ鳥達を見上げながら、翼があれば、こんな恐ろしい場所から、一目散に逃げられるのにとも思いました。でも人間にはエラもヒレも、大空を飛ぶ翼も無い。魚に牙に突かれれば、すぐに出血する、無防備な皮膚と、戦う術さえ無い非力な手足があるのみ。考えていると、怖くて怖くてたまりませんでした。成す術も無く、生きたままサメに足を食い千切られ、餌にされるのを待っているだけだなんて…。団体行動の時は、集団から離れず、身勝手な行動は慎むべきだと痛感しました。特にはぐれる、即、命に関わるような状況の時は尚更。忘れられないように、確りガイドさんにくっついていましょうね。でもこういう事件て、結構頻繁に起こりますよね。ダイバーが忘れられて置いていかれるケース。怖いですねぇ…。気を付けましょう。極限状態で追い詰められてゆく二人の遣り取りがリアルで良かったです。さてはて、置き去りにされた二人の運命は?それは勿論、語りません。実際にご覧になって確かめて下さい。ああ、怖かった。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 9, 2005

監督・・・鈴木清順 音楽・・・大島ミチル、白井良明 出演・・・チャン・ツィイー(狸姫)、オダギリジョー(雨千代)、薬師丸ひろ子(お萩の局)、平幹二朗(安土桃山)、由紀さおり(びるぜん婆々)、山本太郎(駝鳥導士)、高橋元太郎(家老狸)、パパイヤ鈴木(次郎狸)、美空ひばり(光の女人/デジタル出演)、他。・物語序盤・がらさ城の主の安土桃山は、この世で最も美しいのが自分でないと気が済まない男。ある日、いつものように、配下の切支丹で予言者のびるぜん婆々に、最も美しい者を問い掛けた安土桃山は、思いも寄らぬ答えに唖然とする。安土桃山の跡取りである一人息子の雨千代が、間もなく父の美しさを凌ぐ、というのである。自分の意にそぐわない者は、決して容赦せず、かつて妻でさえも放逐した安土桃山は、雨千代も妻と同様に、恐ろしい霊峰・快羅須山へ追放する事に。しかし雨千代はその陰謀を幸運にも逃れ、狸御殿に住む狸姫と出会い、恋に落ちるのだった。 狸と人間が繰り広げる恋の行方をユーモラスに描き一世を風靡した往年の人気シリーズ“狸御殿”を、鈴木清順監督が独自の美学で甦らせたオペレッタ。オペレッタとは、「小さなオペラ」を意味します。ラブ・ロマンスを題材にした、大衆娯楽要素の強い“喜歌劇”です。さて、私、以前から繰り返し書いておりますように、ミュージカル映画は苦手。という訳で、これを鑑賞するのも余り乗り気ではありませんでした。取り敢えず、期限が切れそうな映画招待券があるから観ておくかという程度のノリです。始まって暫くは、この雰囲気で最後まで行くのか…と、少々うんざりしておりました。でも不思議な事に、独特の世界観に慣れてくると、段々と楽しくなってきたのですよ。自分でも驚きましたが、結構ノリノリかも私(笑)。笑ってしまいますが、サントラ欲しいとまで思いました(爆)。色々な楽曲がありましたが、それらのメロディーが自分に合っていたのだと思います。それと日本語だった事で、当たり前ですが、そのまま理解できたのが大きいです。映像はかなり実験的というか前衛的というか、舞台演劇を映画で撮影したような感じでした。何も無いスタジオに、小道具やセットを並べた場所で、役者達が歌ったり話したりします。その辺も、これは演劇なのだと納得できて、登場人物達が歌い出すのに違和感を覚えなかったのかもしれません。何故、狸姫が一人外国人のチャン・ツィイーなのかは定かではありませんが(単なる監督のミーハー的好みか?)、少なくとも私はキャストが彼女だったからこそ、最後まで楽しく観られたと思いました。取り敢えず可愛いですし(笑)、異質な要素が一つ混じった事で、劇が活性化されたと感じました。彼女の台詞は時々日本語で、長台詞は中国語という構成でした。狸同士は何処の国出身でも言葉が通じるとは、なかなか上手い言い訳ですね。歌も何度か日本語で歌っていました。透き通った綺麗な声で、歌唱力もあったと思います。歌唱力については、他の俳優陣も頑張っていたと思いました。薬師丸ひろ子さんの歌が久し振りに聞けたのは、とても懐かしくて嬉しかったです。丸みを帯びた声が良いですね。由紀さおりさんが上手いのは当たり前なのですが、平幹二朗さんも歌がお上手ですね。最初のシーンで彼の歌があったのですが、堂々としていて引き込まれました。ちょっと厳しかったのは、オダギリジョーさんかな(笑)決して下手ではないのですが、オペレッタの歌い手としては歌唱力が不足していたような印象でした。これは役者が本業なので、致し方ないのですが…。ストーリーは歌って踊ってというのがメインなので単純です。その辺はオペレッタですよね。でも個人的には思いの他楽しめましたし、好意的な印象を持ちました。ただ、だからと言って、安心して皆さんにお勧め出来るというタイプの映画ではありません(苦笑)。むしろ殆どの人は、これを観て退屈されるのではないでしょうか?ごく一部、波長の合う人だけが楽しめ、それ以外の人達は取り残される、そんな感じの作品でした。美空ひばりさんはデジタル出演という事ですが、確り台詞も喋っていました。今の技術って凄いなと驚きです。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 8, 2005

"我的父親母親""THE ROAD HOME" 監督・・・チャン・イーモウ出演・・・チャン・ツィイー Zhang Ziyi チャオ・ディ(若き日の母) チョン・ハオ ルオ・チャンユー(若き日の父) スン・ホンレイ Sun Honglei ルオ・ユーシェン(私) チャオ・ユエリン チャオ・ディ(老母) ・物語序盤・都会で働く余生は、父親が亡くなった為、生まれ故郷に帰ってきた。老いた母親チォオディは、昔ながらの方法で夫を葬ってやりたいと願う。しかし村には人手も無く、彼女の希望を叶えるのは難しい状況だった。余生は家にあった両親の写真を見て、二人の恋物語を思い出す。二人が出会ったのは、チャオディが18歳の時だった。都会から、村で初めての学校に教師として赴任してきた若い教師ルオ・チャンユーに、チャオディは一目惚れする。何とか思いを伝えたいチャオディは、一生懸命に食事を作ったり、毎日学校の近くを歩いたりしていた。そんなチャオディに、チャンユーもいつしか心を惹かれるようになるが…。 まだあどけなさが残るチャン・ツィイーが初々しいですね。チャン・ツィイーのプロモーション・ビデオのように、彼女の姿や表情を追い続けているカメラ。チャン・イーモウ監督、余程、彼女が気に入ったのでしょうね(笑)チャン・ツィイー・ファンならお腹いっぱいになれる一本でしょう。主人公の両親の、素朴で一途な恋のお話がメインです。大好きな彼をひたすら追い続ける純情な少女。大胆に接近して、愛を告白するのではなくて、遠巻きに憧れの人を見詰めるような純朴な恋心です。まだ純情だった若かりし頃の自分を思い出して、懐かしい思いに浸れました。遠くからでも良いから、少しでも見詰めたい。目があったり、幸運にも言葉を一言二言交わせたら、嬉しくて舞い上がってしまう。そういう初な恋心を思い起こさせてくれる映画ですね。そしてそんな素朴な恋愛を演出するのが、色彩豊かな田舎の風景です。四季折々の色が目に鮮やかで、眺めているだけでも安らいだ気分になれます。小金色に輝く草原の陰から、そっと愛する人を見やる少女。輝くような美しさでしたね。てくてくと小走りで、田舎道を駆けてゆく姿も可愛いです。ぶっちゃけた話、あの変な髪形のとっぽい先生に、どうやったら一目惚れするんだよ、とツッコミたい気持ちは多々あります。もう少し見栄えのする俳優を起用した方が説得力があったような…。でもきっと田舎者で学の無い少女にとっては、見知らぬ都会からやってきた先生は、神様のように見えたのでしょうね。そういう事にしておきましょう。現在の映像がモノクロで、過去の回想がカラーという構成も興味深いです。二人にとって、恋をしていた過去こそが、いつまでも色褪せない日々だという事なのでしょう。母親の願いを無理をしてでも叶えてやりたいと思う、息子の愛情にも心動かされました。木枯らしの中を進む葬列のシーンには、じーんと胸が熱くなりました。全編長閑で、特別な出来事は何も起こらない映画ですが、穏やかな気持ちにさせてくれる作品でした。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 6, 2005

"BLESS THE CHILD" 監督・・・チャック・ラッセル原作・・・キャシー・キャッシュ・スペルマン出演・・・キム・ベイシンガー、クリスティナ・リッチ、ルーファス・シーウェル、ジミー・スミッツ、ホリストン・コールマン、アンジェラ・ベッティス、マイケル・ガストン、他。 ・物語序盤・クリスマス・イヴのニューヨーク。大学病院に勤務する看護婦のマギーの自宅に、一人の女性が訪ねてくる。それは行方知れずだった妹ジェンナだった。彼女は生まれたばかりの赤ん坊コーディーと一緒だったが、薬物中毒らしい。マギーは母親らしく確りした生活をするように説教するが、ジェンナはコーディーを置き去りにして、何処かへ消えてしまった。それから6年の月日が流れた。マギーはコーディを娘のように大切に育てていたが、コーディーには情緒面で発育不全があると診断され、医療施設で治療を受けていた。一方、街では幼児連続誘拐殺人事件が多発しており、NY市警はFBIの捜査官トラヴィスの協力を得て、悪魔崇拝者の線から事件の捜査を進めていた。被害者の子供達は全員、6歳で12月16日に生まれており、それはコーディの誕生日でもあった。 とってもフツーなオカルト映画ですね。特筆すべき点も無く、全てが当たり前のように流れて、そのまま終わってしまった感が強かったです。幼児連続殺人や不気味なカルト集団など、設定としては、それなりに面白くできる要素もあったのに、どれも活かしきれていなかったと思います。もう少し、不気味にするとか、残虐にするとか、何か突出したベクトルが無いと、観終わっても心に残りませんね。キム・ベイシンガーは、とても好きな女優さんなので、応援したい気持ちはやまやまなのですが、この映画に関しては、あまり褒める所が見付かりません…。ちょい役で出ているクリスティナ・リッチの方が、印象に残った感じです。ストーリー展開上、わりと重要な役柄なのですが、出番は短かかったですね。少しお気の毒でした。特にツッコミ所も無く、決して出来の悪い映画ではないのですが、何しろ平凡な内容なので…。悪魔と神との戦いを描いた、正統派のストーリーです。捻りも何もありません。今時、ここまで何の捻りも無い映画も珍しいくらい、最後まで中庸を突き進んでくれました。しかし神に祝福された子供は、何となく気味が悪くて悪魔っぽかったですね。神も悪魔も紙一重という事なのでしょうか(笑)あの先、少女はどう育って行くのでしょう?ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 5, 2005

"MILLION DOLLAR BABY" 監督・・・クリント・イーストウッド原作・・・F・X・トゥール『テン・カウント』(早川書房) 出演・・・クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー、ジェイ・バルチェル、マイク・コルター、ブライアン・オバーン、マーゴ・マーティンデイル、マイケル・ペーニャ、他。・物語序盤・フランキー・ダンは、ロサンゼルスのダウンタウンで、寂れたボクシング・ジムを経営する老トレーナー。ウィリーという有能な黒人ボクサーを育て上げたが、タイトル戦になかなか挑戦させない為、ウィリーは他のマネージャーと契約を結んで、彼の元を去ってしまった。そんな折、マギー・フィッツジェラルドという女性が、フランキーの指導を受けたいと志願してくる。しかし女性ボクサーは指導しないと、フランキーは拒絶した。マギーは昼間はウェイトレスの仕事をしながら、ずっとボクシングの練習を続けてきた貧しい女性。彼女は断られても諦めず、フランキーのジムに通い続ける。そんな彼女をフランキーの親友で、ジムの管理係をしている元ボクサーのスクラップが世話をし始めた。そして遂に頑なだったフランキーも、マギーのトレーナーを引き受ける事に。 アカデミー賞で作品賞、主演女優、助演男優、監督賞の計4部門を受賞した作品です。取り敢えず、最初の感想は「ビックリした」です。まさか、こういう映画だったとは。予告編を観ている限り、皆さんそうだと思いますが、ボクサーとしては年齢の行き過ぎた女性が、逆境を跳ね除けてボクシングに打ち込み、勝利を手にしてゆくサクセス・ストーリーだと思いますよね。ところが蓋を開けてみると…、なんですね。本当に驚きました。と、同時に、観ながら、ぼんやりと考えていました。「これって、そんなに素晴らしい映画なのか?」と。アカデミー賞作品賞を受賞したという事は、その年作られた映画の中で、最高の作品という事ですよね、一応、安易な解釈上。それがこの作品だというのでしょうか?個人的に、感動もしなかったし、取り立てて、素晴らしい映画だとは思いませんでした。勿論、普通の映画の基準から言えば、充分見応えのある映画だとは思いますが。でも全ての頂点かと言われると、否と感じてしまうのです。今迄もしばしば感じた事ですが、アカデミー賞の基準て、重い暗いテーマ=上質の映画という公式が成り立っていますよね。私は重ければそれで良いのか?と、どうしても反発せずにはいられませんでした。映画の中身についても語りたいと思います。演技の面では何も文句はありません。ヒラリー・スワンクのボクシングは、厳しいトレーニングを積んだ事が滲み出ていました。音響効果で補っている面もありましたが、スピード感のあるパンチだったと思います。ボクシングのシーンは、本当に興奮して血が騒ぎました。またそれぞれの登場人物の背景が、ドラマをより深く演出していますね。ヒロインの、貧しい生活が故に、浅ましく歪んだ卑しい家族。トレーナーには娘が居るらしいが、手紙はいつも彼の元に戻ってくる。どういう状況なのかは、観客が想像するしかない。そして、試合中の怪我で片目を失明し、引退した老ボクサー。全ての人が痛みを抱え、孤独の中で一人戦い続けています。その人々の間に生まれた堅い絆。"モ・クシュラ"と書かれたヒロインのガウン、その意味は…?今回も音楽は監督自身が作曲していました。どれもとても静かな音楽で、BGMもあまり無い作品なので、映画全体が静寂に包まれています。そこにモーガン・フリーマンの低く穏やかな語り口が響いてくる訳です。魅せる演出として、小技が上手いですね。ラストの選択は、自然に受け入れられました。私も彼女の立場なら、そうしてほしいですから。ボクサーになる事だけを夢見て、人々の歓声に包まれた彼女にとって、生きる事はボクサーとしてリングに上がる事だけだから…。1本の映画としては嫌いではないですが、疑問も感じました。「ミスティック・リバー」もそういう意味では、首を傾げる部分もありましたからねぇ。アカデミー賞ってそういうものと割り切ってしまえば良いのですが。蛇足ですが、映画館で私の後方に座っていた人が、途中から鼻をぐすぐすし始めました。泣くのは仕方ないけど、息をする度に、ずずっずずって…。物凄くイライラ。そこまで泣く映画かよ?!私はこの人のせいで、目すら潤まなかったです。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 3, 2005

6/4(土)より全国ロードショーです。"ELEKTRA" 監督・・・ロブ・ボウマン出演・・・ジェニファー・ガーナー、ゴラン・ヴィシュニック、ウィル・ユン・リー、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、テレンス・スタンプ、カーステン・プラウト、ナターシャ・マルテ、クリス・アッカーマン、ボブ・サップ、コリン・カニンガム、ジェイソン・アイザックス、他。 ・物語序盤・かつての戦いで一度命を落としたエレクトラは、スティックという盲目の武術の達人の技で蘇った。その後彼女はスティックの元で修行に励むが、悟りには程遠いと破門されてしまう。現在エレクトラは、腕利きの暗殺者として恐れられていた。エレクトラは新たなオファーを受け、湖畔の別荘へとやって来る。そこで近くに住む少女アビーと、その父親マーク・ミラーと知り合った彼女は、二人と親しくなった後で、実は彼等こそが今回のターゲットである事を知らされる。非情に職務をこなそうとするエレクトラだったが、結局二人を殺す事はできなかった。そして新たに現れた別の暗殺者達から親子を助けたエレクトラは、二人を守ろうと誓うのだった。 以前ベン・アフレック主演で映画化されたアメ・コミ「デアデビル」の登場人物“エレクトラ”を主人公にしたスピンオフ作品です。会場には、格闘家で俳優としても活動している須藤元気さんが、ゲストとして来てくれました。「ツッコミ所満載です。」という素直な感想を話してくれるゲストは稀有なので笑えました。正直な方ですね。さて映画の方は、「デアデビル」が元ネタという作品です。私、わりと最近「デアデビル」を観たと思うのですが、ジェニファー・ガーナーがエレクトラとして出演していた場面を、どうしても思い出す事ができません…。うう、痴呆が進んでいる…。という訳で、完全に新しい登場人物としてしか観られませんでした。でも映画自体、独立したストーリーなので、「デアデビル」を未見でも全く問題ありません。作品の出来栄えは、C級に限りなく近いB級とでも言いましょうか。とても微妙な位置にある作品でした。何が一番問題かと言うと、日本(東洋)の雰囲気を取り入れている点です。ハリウッド映画が東洋的なものを織り交ぜて撮った作品のヘンテコさは、誰でも容易に想像が付くと思います。この映画も他の東洋かぶれ映画と同様、如何にも胡散臭い好い加減さが漂っています。日本を知らないアメリカ人が観れば、「こんなものか」で終わってしまう事でしょうが、当の日本人が観ると、明らかに変なので小恥ずかしい気分に成らざるを得ません。純粋にアメリカン・テイストで作ってくれれば、エレクトラをカッコいいと思えたのに残念です。まあ、ヘンテコ日本を楽しむつもりで鑑賞する分には、ツッコミ所には事欠かないので面白いのですが…。奇妙な事に、一箇所だけ、日本語の会話が唐突に入ります。理由は良く判りませんが、たどたどしい発音が笑えます。あと、他人の心を読んだり、未来を見通したりする不可思議な能力の名前が"キマグレ"というのは…。語源は恐らく"気紛れ"ですよね。誰が教えた単語か知りませんが、絶対に使い方を間違っている…爆。エレクトラが守る親子を狙う集団"ザ・ハンド"には、ボブ・サップも所属しています。これがハリウッド・デビュー作という事ですが、出番はわりと短いです。悪役ですので、当然やられてしまうのですが、死に方が思い切り「はあ~?!」というバカっぽい感じでした。お気の毒に…。コミックが原作というだけあって、他の敵キャラクターも漫画っぽい人達ばかりでしたね。CGを駆使して、戦闘シーンを盛り上げていたので、その辺は見た目に楽しかったです。しかし"ザ・ハンド"を全滅させただけで、もう安心というエレクトラ達の判断には疑問が残りました。だって彼等の背後には、もっと大きな組織があった筈…。あの組織はどうなったんだろう?色々考え出すと、変な所がいっぱいで、ストーリーとして破綻しているのですが、ツッコミ用B級映画として観れば、そこそこ楽しめるでしょうかね。でも映画館で観ていたら、ちょっと怒ったかも(笑)ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 2, 2005

総監督・・・富野由悠季 出演(声)・・・池田秀一、飛田展男、鈴置洋孝、岡本麻弥、勝生真沙子、新井里美、井上和彦、郷里大輔、島田敏、鵜飼るみ子、古谷徹、他。 ・物語序盤・地球連邦軍とジオン公国との一年戦争から数年が経過した宇宙世紀0087年。スペースコロニー、グリーン・ノア2に住む少年カミーユ・ビダンは、地球連邦軍のエリート組織ティターンズと揉め事を起こして補導される。両親共に技術系軍人で、自らもコンピューター技術に長けた少年カミーユは、モビルスーツの事故のどさくさに紛れて脱出。その後、ティターンズへの反抗心から、対抗組織であるエゥーゴへ、ガンダムMk-IIと共に身を投じる。エゥーゴにはクワトロ・バジーナ大尉として生きる、かつての赤い彗星ことシャア・アズナブルも所属していた。 「機動戦士Zガンダム」のTVシリーズ全50話に、新たな解釈でアレンジを加え、新作カットを追加した上で、全三部作の劇場版として再構成した作品の第一作目です。実は私、ガンダマーを自称しつつ、「Z」を殆ど見ていないのですよ。理由は簡単、大好きなセイラが出てこなかったから、反発していたのです(笑)。一応、キャラクター達や凡その流れだけは知っているのですが。という訳で、今回とても新鮮に観られました。中身とは無関係ですが、映画館は満員御礼。いつもとは明らかに違う客層。ガンダマーな若いお兄様方に囲まれ、一人明らかに浮いていて、ちょっとだけ居心地が悪かった、おばさんファンなのでありました(笑)でもおばさん、観たかったのよ!それは置いといて、映画の話。三部作の第一回目なので、今作はアムロとシャアが合流する所までです。最初に映画化の噂を聞いた時は、「Zガンダムが新たに映画になるんだ~!絶対観たい。でも何故今更Zなんだろう?」と色々と考えておりました。その後、あちこちで調べる内に、テレビシリーズを編集して、少しだけ新しい画像も入れるという手法だという事が判ってきました。正直それを知った時は、制作方法と公開の仕方が、初代ガンダムと全く同じだったので、かなり失望しました。初代ガンダムが映画化された頃とは、時代が違うのです。今になって「Z」を映画化するのに、古いテレビ映像を使い回しして、新作映画として公開するとは、何とふざけた商法だろうと憤りを覚えました。一気に情熱が冷めてしまったのですが、やはり観ておきたいというのが、ガンダマーの悲しい性ですね…。(^_^;)色々と腹も立てていたのですが、映画が始まると、懐かしいガンダム・ワールドにすっかり入り込んでおりました。ガンダムの何が好きって、私はあの独特の台詞回しがお気に入りなのですよね。日常会話とは明らかに異なる、ガンダム特有の言葉遣い。久し振りに聞いて、ああ、ガンダムだぁ~!と胸がわくわくしました。やっぱり好きなものは、理屈抜きで好きみたいです(笑)また映画館という事もあって、音響設備が整った環境で観られて良かったです。音が足元からお腹まで響いてくる。至福~♪新たに作画した部分は、当たり前なのですが、とても綺麗でしたね。キャラクター達の顔も綺麗で嬉しかったのですが、特に興奮したのはモビルスーツの戦闘シーン。現代の技術で懐かしい百式などが動いてくれると、それだけで幸せな気分に。しかし同時に、どうせなら全部書き下ろしてほしかったという気分が高まって複雑ではありましたけど。ストーリーはかなり端折ってあるので、全く知らない人が観ると、ついて来るのが大変だと思いますが、恐らくガンダムを知らずに観に来る人は殆ど居ないと思うので大丈夫でしょう。とにかく今はさっさと続きを観せてくれという気持ちです。三部作、全部続けて観ないと、気分的に収まりませんよ。OPとEDの両方にかかるGacktの楽曲は少し煩いと思いましたが、ご本人も熱烈なガンダム・ファンなので、同士という事で許しましょう(笑)。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Jun 1, 2005
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