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3/11(土)より全国ロードショーです。"AEON FLUX" 監督・・・カリン・クサマ出演・・・シャーリーズ・セロン、マートン・ソーカス、ジョニー・リー・ミラー、ソフィー・オコネドー、フランシス・マクドーマンド、ピート・ポスルスウェイト、アメリア・ワーナー、他。 ・物語序盤・21世紀初頭、人類は品種改良によって発生したウィルスによって、99%までが死滅するという状況に陥った。それから400年後。ワクチンの開発で僅かに生き残った人々は、外界と高い壁で隔てた都市プレーニャで生活していた。そこは一見理想郷のようだったが、かつてワクチンを開発した科学者の子孫であるトレバー8世が君主として君臨し、その配下の科学者のメンバー達が市民に圧制を強いていた。そんな体制に反旗を翻したのが、モニカンという反政府組織だった。イーオン・フラックスはそのメンバーの一人。彼女にはユーナというモニカンとは無関係な妹が居たが、彼女は政府組織によって抹殺されてしまう。モニカンの司令塔であるハンドラーは、イーオンにトレバーの暗殺を命ずるが…。 う~ん、微妙かな…。トレードマークだったブロンドの髪を漆黒に染めて、戦士という新たな役柄に挑戦したシャーリーズ・セロンに期待していたのですが。シャーリーズ・セロンそのものは、相変わらずとても綺麗で、頑張っていたと思うんですけどね。如何せん、SF映画を撮影するには、予算が不足していたと感じました。SF映画を迫力と見応えのあるものに仕上げようと思ったら、それなりに潤沢な資金が必要なんですよね。セット一つにしても、現代には無い物を作って、未来であるという説得力を与えないといけません。またSFには欠かせないCG映像も、てんこ盛りと言える程に作らなければなりません。結論から言うと、これらの物が欠如していて、非常に安っぽい映画と映りました。四百年も未来を描いているのに、人類の理想郷と言われた都市は、現代社会と殆ど変わっていません。紙で出来た風変わりな日傘を差している女性は居ましたけどね(笑)。市民の服装も基本的に未来を感じさせるものは無かったし、機械や装置なども全然進歩した形跡がありません。モニカンに所属するメンバーだけが、奇抜な服装をしていましたが、あれでは自分が反政府組織のメンバーであると主張しているようなものでは…?CGで言えば、空中を漂っている飛行船くらいで、チープな印象は否めませんでした。この映画の基になったのは、アメリカの同タイトルのアニメという事です。イーオン・フラックスは全身が武器の戦士らしいですが、映画を観る限り、普通の女性でしたけど…。原作を未見なので、比較は出来ませんが、キャラクターが立っていないと感じましたね。ストーリーに関しては、そこそこ面白かったと思います。わりと有り勝ちな話で、特に目新しいものは感じませんでしたが。とにかく、もう少し予算枠を増やしてあげれば、ずっと面白い作品に仕上がったと思うので残念でした。シャーリーズ・セロンは元々バレエをやっていたという事で、体が柔軟ですね。宣伝などで頻繁に見掛ける、前屈で地面スレスレの所に静止しているポーズは、その柔軟性の賜物です。映画の中では、このポーズでシャカシャカと猛スピードで前進していました。真面目にやっているのですが、ちょっと可笑しかったです。あと、何気にお色気たっぷりの衣装も披露してくれました。面白くない訳ではないけれど、面白かった~と言い放つ事もできない微妙なラインの映画でした。 ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 28, 2006
おいおい、また感想が溜まってるよ、ねーちゃん。いや、オバちゃん。と誰かにツッつまれる前に、自分ツッコミしとこ。忘れる前に書かないとな。頑張れ、ニッポン。いや、オリンピックは終わったから。頑張れ、自分。そうそう、それ。オリンピックと言えば、殆ど観ない内に終わりましたね。メダルは結局、荒川さんの金一個でしたか。まあ、どーでもいいや。個人的には、村主さんがご贔屓なんですけどね。折角の健闘も、荒川さんのメダルの陰に隠れてしまいました。残念。しかし常に採点基準が変わるので、選手の皆さんも大変ですよね。
Feb 28, 2006

"SUBMERGED" 監督・・・アンソニー・ヒコックス出演・・・スティーヴン・セガール、ヴィニー・ジョーンズ、ゲイリー・ダニエルズ、ウィリアム・ホープ、クリスティーン・アダムス、ニック・ブリンブル、アリソン・キング、他。・物語序盤・南米ウルグアイで、アメリカ大使が射殺される事件が発生。3人の犯人はシークレットサービスだったが、何者かに操られるように、大使を殺した後、互いに頭を打ち抜き全員が死亡した。この事件を捜査していたCIAのチャペル博士は、犯人達がマインドコントロールを受けていたと推察する。捜査の結果、浮かび上がったのは、その道の専門家アドリアン・レイダー。アメリカ軍からは彼等のアジトに特殊部隊が送り込まれたが、部隊は敵の待ち伏せで壊滅、捕虜にされた隊員達はレイダーの実験に利用され、暗殺の道具へと変えられてしまう。次にレイダー暗殺の刺客として選ばれたのは、以前任務中に問題を起こして、刑務所に収監されていた元海軍軍人のクリス・コーディーと、その元部下達だった。コーディーは成功報酬として、全員の自由と一人10万ドルの金を要求する。 もう好い加減、セガール作品に、沈黙の何とかという邦題を付けるのやめません?全然関連の無い作品なのに。どれがどれか判りません。確かに、どれを観ても似たり寄ったりのB級アクションという、恐るべきマンネリズムではあるのですが…。それにセガールという呼び方も定着してしまいましたが、発音的にはシーガルですよね。相変わらず、ヒットからは程遠い、うらぶれた映画ですね…。セガール主演の映画を観る度に、思い出すのが藤谷文子。 大阪で結婚していた時に生まれた娘ですが。彼女、最近見ないけど、どうしてるんでしょうか?ちなみに剣太郎セガールという兄も居て、同じく俳優をやっております。セガールは俳優になりたいと言って、アメリカに帰国する際に家族を捨てた訳ですが、女房子供や道場を捨ててまで撮りたかったのが、こんな映画なのか、セガールよ、といつも問い掛けてしまいます(笑)。制作会社も既に彼を見限っていて、彼に金を掛けても元が取れない事は判っているので、毎度ショボい映画しか撮れないのですが、何だか無性にやるせないですねぇ。演技は下手だし、声は甲高いし、頬の肉は垂れ下がっているし、そんな彼に良いブレーンや後ろ盾が付いてくれるとは思えませんが、誰か何とかしてやってよ…。少しは映画の内容についても語らないとね。恐ろしい映像を見せ続ける事で、マインドコントロールできるというシステムがストーリーのメインです。原題の"SUBMERGED"は浸水したとかいう意味の単語ですが、このシステムによって潜在意識の中に暗殺命令などが仕込まれた状態を指すのでしょう。しかし怖い映像を見せるだけで、相手を催眠状態にして、自在に操るという発想自体が変てこりんじゃないですか?しかしセガール映画にしては、そこそこストーリーがあったので、もう少し推敲すれば面白味のある映画に化けたかもしれませんね。その分、セガールの露出度は低くて、アクションも少なめでしたけど。特に笑えるツッコミ所も無く、あまり語る言葉も浮かばないB級映画でした。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 27, 2006

"THE PACIFIER" 監督・・・アダム・シャンクマン Adam Shankman 出演・・・ヴィン・ディーゼル、ローレン・グレアム、フェイス・フォード、ブリタニー・スノウ、マックス・シエリオット、クリス・ポッター、キャロル・ケイン、ブラッド・ギャレット、モーガン・ヨーク、テイト・ドノヴァン、他。 ・物語序盤・アメリカ海軍特殊部隊の豪傑エリート軍人、シェーン・ウルフ大尉。彼は、誘拐されたプラマー教授の救出任務に当たっていたが、任務は失敗し、教授は殺害されてしまった。プラマー教授は、"ゴースト"というプログラムを発明したが、その保管場所は謎のままである。シェーンは、プラマー教授の未亡人が留守の間、子供達を守る為に、ハウスキーパーとして行動を共にする事に。軍人としては無敵を誇るシェーンだったが、5人の身勝手我儘邦題の子供達には翻弄されっぱなし。挙句に家政婦も逃亡してしまい、シェーンは赤ん坊の世話までする羽目に陥る。 肉体派アクション俳優のヴィン・ディーゼルによる、ほのぼのコメディーです。アクション映画専門の俳優って、少しその方面でキャリアを築くと、大抵コメディー映画に出ますよね。「俺はコメディーだってできるマルチ俳優なんだぜ。」とアピールして、新境地を築きたい訳です。ヴィン・ディーゼルも同様の道を選びました。それが今作です。コメディーと言っても、一応アクション映画でもあるのですが。ディズニー映画という事で、ファミリー層向けに無難に仕上げています。毒にも薬にもならない、毎度のゆる~い、ぬる~い展開で、如何にもディズニーよなぁと思わせてくれます。今迄接した経験の無い子供達との遣り取りに、四苦八苦するヴィン・ディーゼルはお茶目という事にしておきましょう。逞しい胸筋をおっぱいと笑われていた姿は確かにお茶目だったし。最初はバラバラだった子供達が、ヴィン・ディーゼルの健気な努力で一つに纏まってゆく流れは、予定調和ですが、ほのぼのしていてそこそこ楽しめました。これと言って何という事も無い映画ですが、家族で休日に観るにはいいと思います。コメディーですが、仄かに笑える程度ですので、爆笑は求めないで下さい。どちらかと言うと、ハートウォーミングな世界観です。ヴィン・ディーゼルに演技派になれと言っても無理でしょうから、今後どういう路線で行くかが問題ですね。ほのぼのコメディーは何度も使える手ではありませんから身の振り方が難しいかも。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 26, 2006

3/18(土)より全国ロードショーです。監督・・・河野圭太 原作・・・竹田津実『子ぎつねヘレンがのこしたもの』(偕成社刊) 出演・・・大沢たかお、松雪泰子、深澤嵐、小林涼子、吉田日出子、藤村俊二、阿部サダヲ、田波涼子、他。 ・物語序盤・母・律子の都合で、東京から北海道に引っ越してきた少年・太一。律子はプロのカメラマンで長期出張中で、太一は律子の恋人である獣医の矢島の家に預けられていた。ある日太一は、道路脇で一匹の子狐を見付ける。母親とはぐれた独りぼっちの子狐を放っておけない太一は、矢島の家に連れ帰ってしまう。しかしその子狐は、目も耳も不自由である事が判明する。死んだ方が幸せだという矢島に、必死に食らいつく太一。太一はヘレンと名付けられた子狐を一生懸命に世話するのだった。 基本的に子供向け、ファミリー向けの映画ですね。お話のディテールも童話みたいでしたし。時折出てくる、太一の心象風景が、特に童話の世界のようで、この辺はかなり子供向けだと感じました。一応実話を基にして作られていますが、ストーリーは映画用に新たに作られています。太一が子ぎつねを拾って、交番に届けるエピソードは不要だったと思うのですが。お巡りさんが連れてきた動物病院が、偶然太一の預けられていた家だったというのは、あまりに出来過ぎていて、とても可笑しな印象を受けました。序盤の荒筋には書いてしまいましたが、実際は太一が何故、矢島の動物病院兼自宅に預けられているかという事情は、映画の後半にならないと判りません。自分の都合しか考えず、周囲の気持ちなどその存在すら意に介さないような自由人の母・律子のせいで、太一は一人北海道へ送られ、見ず知らずの男の家に預けられます。太一が拾った子ぎつねは、まるでヘレン・ケラーのように、何重もの障害を背負っており、とても大人まで成長できそうにない。自分でミルクすら飲めない子ぎつねに、苦しい世界で生きている位なら死んだ方が幸せだと言う矢島。動物を助ける医者の言葉とは思えない台詞に、太一はミルクが飲めなければ、生きる資格が無いのかと噛み付きます。太一にとってヘレンは、ただの子ぎつねではなく、母親に捨てられたも同然の孤独な自分の分身でもあったのです。ヘレンの親代わりとなって、懸命に子ぎつねを救おうとする太一の心がいじらしかったですね。太一の親身な看病で、少しの間だけ、幸せな時を過ごしたヘレン。ヘレンが迎えられない夏を、どうしても見せてあげたい太一。親を呼ぶ鳴き声さえ上げられない筈のヘレンが、太一を求めて鳴く姿は切なかったです。子供向けと小馬鹿にしつつも、クライマックスでは確り泣いておりました。大沢たかおに、小林涼子演ずる中学生くらいの娘が居るという設定は、ちょっと違和感がありました。もう少し小さい女の子なら判るのですが…。松雪泰子は、回想シーンを除いては、途中からしか出てこないのですが、実際に出てくると、どんだけ自己中な奴だよ…と呆れるようなキャラでしたね。まあ、取り敢えず、子ぎつねは可愛いので、動物好きの方なら許容範囲かと。でも飽く迄子供向け映画です。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 25, 2006

監督、脚本・・・SABU 原作・・・重松清『疾走』(角川書店刊) 出演・・・手越祐也、韓英恵、中谷美紀、豊川悦司、大杉漣、寺島進、加瀬亮、菅田俊、高橋ひとみ、柄本佑、田山涼成、鈴木一真、矢沢心、平泉成、他。 ・物語序盤・シュウイチとシュウジは平凡だか幸せな家庭に育った兄弟。彼等の住む地域は以前から"浜"と呼ばれ、干拓地である"沖"とは区別されていた。"浜"の者は"沖"を蔑み、殆ど立ち入る事も無かった。ある日、シュウジは"沖"に自転車で遊びに行って帰れなくなっていた所を、ヤクザ者の鬼ケンと愛人アカネに助けられる。しかしその数日後、鬼ケンは他殺体で発見された。やがて中学生になったシュウジは、親友の徹夫と共に、"沖"に出来た教会を覗きに行く。そこの神父は人殺しだという噂だった。成績優秀で生徒会長を務めるシュウイチは、この神父と殺人事件に強い興味を持っていた。教会にはエリという少女が出入りしており、彼女はシュウジのクラスに転校してくる。エリは幼い頃に両親が自殺し、叔父夫婦と共に暮らしているらしかったが、周囲には完全に心を閉ざしていた。 原作の小説をそのまま映像化すると、年齢制限が上がってしまうので、そういう場面は削って、PG12にまで抑えたそうです。不思議な印象が残る悲劇的な青春ムービーでした。舞台は日本なのですが、何処とは特定せずに、沖と浜という抽象的な呼称で呼ばれる地域が出てきます。そして何故か干拓地・沖の方を差別する浜の人々という構図が出来上がっています。沖にリゾートホテルが出来る事になり、暴力団のような人々が、沖の土地を買い上げてゆき、シュウジやエリが通っていた教会にも立ち退きを求めるヤクザがやってくる。そんな中、放火事件が相次いで起り、その犯人がカンニングが露見して以来、人格が崩壊してしまった兄シュウイチであった事から、シュウジの平凡な幸福は瓦解してしまう…。昨日まで当たり前に存在していた一家団欒は消えうせ、家族は離散し、独りぼっちになるシュウジ…。観ていて感じたのは、現代っ子が書いた小説だなぁという感覚。現代の日本の若者、若しくは若い感性を持った人物にしか書けない世界観ですよね。この映画、海外では多分全然理解してもらえないと思います。非常に繊細で、脆く壊れ易い人間関係を書きながら、反対側で儚い人間の温もりを描いています。真面目に考えると、細かい部分は可笑しな点も多くて、如何にも頭の中だけで考えましたという空想のストーリーなのですが、これが現代日本社会の象徴なのかもしれませんね。エピソード的にも、汚れ歪んだ人間関係が沢山書かれていて痛々しいのですが、それがとても作り物の小説っぽくて、現実味はあまり感じませんでした。それでも主人公達の気持ちが、水のように心に沁み込んでくるのは、空想世界の中に今という時代を書き込んであるからなのでしょう。演技面では、NEWSの手越祐也君は、不器用で寡黙な少年という役柄も手助けしていたようで、一応及第点スレスレ。一番目に付いて仕方なかったのはシュウイチ。人格が壊れてしまう少年の役なので難しいとは思うのですが、高笑いが下手すぎ…。誰ですか、このキャスティングを敢行してしまったのは…?(-_-;)いい意味で印象に残ったのは、ヤクザの愛人役の中谷美紀さんでした。残酷で救いの無い現代の寓話でしょうか。死刑囚の神父の弟が、「お前は俺なんだよ。」と言い放った時は、スクリーンを跳び越して、自分に言われたような気がして、ドキっとしました。手放しで絶賛するような映画ではありませんが、妙に陰鬱な余韻は残りましたね。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 24, 2006

"THE FINAL CUT" 監督、脚本・・・オマー・ナイーム出演・・・ロビン・ウィリアムズ、ミラ・ソルヴィノ、ジム・カヴィーゼル、ミミ・カジク、ステファニー・ロマノフ、トム・ビショップス、ヴィンセント・ゲイル、ジュヌヴィエーヴ・ビークナー、他。 ・物語序盤・近未来世界。ゾーイ・チップと呼ばれるマイクロ・チップを脳に移殖する事によって、人々は全人生をそこに記録する事が可能になった。誰かが亡くなると、その中のデータを編集して、故人を偲ぶ追悼上映会を開くのが、上流階級の流行となる。一方、それを冒涜行為だとして反対する運動も起っていた。一流の編集者であるアラン・ハックマンは、ゾーイ・チップを開発したアイテック社の顧問弁護士だったバニスターの未亡人から、亡夫の記憶の編集を依頼される。アランには幼少期に、通りすがりで知り合った少年を見殺しにしてしまったという苦い記憶があった。しかしバニスターのチップを編集する内、死んだ筈の少年とそっくりの男が映っている事に気付く。アランは過去を確かめようと、規則を破って自分のチップにアクセスを試みる。 ロビン・ウィリアムズとジム・カヴィーゼルが出ている、近未来SFという事だったので、ちょっと興味が湧いて観てみました。特にジム・カヴィーゼルがわりと好きなので。一通り観て、正直、何を訴えたいのか、よく判りませんでした。ストーリーの軸となるべきエピソードが、大別して二つ存在しているんですよね。一つは、ロビン・ウィリアムズ演じる記憶の編集者アランが過去に体験したトラウマ。もう一つは、ゾーイ・チップとそれを製造している企業への反対運動。これに深く関っているのが、ジム・カヴィーゼル演ずる元編集助手のフレッチャーです。ストーリー的にメッセージ性を強めようとすれば、後者の方の比重を重くすれば良いと思うのですが、映画では前者の方がメインで語られています。アランが子供の頃に一緒に遊んだ子供を殺してしまったかどうか、という疑問についてです。それについて描きたいなら、それでも良いと思うのですが、ゾーイ・チップの存在意義や、記憶を機械に記録し、勝手に編集して良いものなのか、という問題提起を作品の中に盛り込んでしまったが為に、結局どのテーマもインパクトを失ってしまったような気がしました。映画そのものもメリハリがなくて、霧の中をぼぉーっと彷徨い歩いているような感じで、どうも締りがありません。だから何なんだよ?何が言いたい訳?とエンドロールを眺めながら、内心ぼやいておりました。ロビン・ウィリアムズ、ほのぼの系からの脱却を図って、色々な映画に出演していますが、私の目から見ると、段々落ち目になっている感じ…。もう少し映画を選んでほしいです。SFとしても、全然お金を掛けていないので、記憶を編集する装置も果てしなく普通でした。一言で言うと、凡作ですね。カナダ・ドイツの合作映画という事で、ハリウッド映画とは一味違った作品とも言えますが。でもあまりに地味すぎて、少々眠気を催してしまいましたよ。ちなみに思い出したのは、清水玲子さんの漫画「秘密」でした。あれは遺体の脳そのものに直接アクセスして、その人の見た記憶を再生するというものでしたけど。でもこちらは、その映像を殺人事件解決に利用するというストーリー。ご大層なチップを埋め込んで、その利用方法が葬式の上映会のみという発想より、ずっと自然且つ有効だと思いません?葬式の上映会なら、生前のビデオ映像でも流せば充分ですし…。あと、赤ん坊が生まれた時に母親の顔を見ていた映像がありましたけど、新生児の目は開いてませんから。ここ、どうしてもツッコミ入れたかった。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 23, 2006

3/4(土)より全国ロードショーです。"RIKIDOZAN" 監督、脚本・・・ソン・ヘソン 出演・・・ソル・ギョング、中谷美紀、藤竜也、萩原聖人、鈴木砂羽、山本太郎、船木誠勝、秋山準、橋本真也、武藤敬司、リック・スタイナー、梶原しげる、他。 ・物語序盤・1944年、第二次世界大戦下の日本。周囲からきんと呼ばれる朝鮮人の若者が、横綱になる事を夢見て、相撲部屋の稽古に励んでいた。しかし同じ部屋の先輩達から、毎日のように朝鮮人として虐待を受ける過酷な日々であった。ある日、空襲警報で防空壕に非難した彼は、芸子の綾と出会う。彼女は相撲部屋の後援者である菅野会長に世話になっている芸子だった。力士として成功したい若者は、一計を講じて、菅野会長の関心を引く。菅野会長に気に入られた若者は"力道山"という四股名を貰い、関取となった。その際に欲しいものはと聞かれた力道山は、綾が欲しいと頼み、二人は夫婦になる。その後、力道山は頭角を現し関脇になるが、人種差別の問題で大関への昇進が叶わなかった。激怒した力道山は、自ら髷を切り落としてしまう。 本作の為に28kg体重を増やして臨んだ主演のソル・ギョングが、日本語の台詞に果敢に挑戦しています。朝鮮人の仲間と語る時は韓国語ですが、それ以外は殆どが日本語。若干、聞き取り辛い部分はありましたが、よく頑張ったなと思います。感情を込めて話さなければならないシーンは、日本語が追い付かない分、俳優としての表現力でカバーという感じでしたね。プロレスのシーンも体当たりで演じていたので、とても迫力がありました。力道山が他界したのは、1963年12月。リアルタイムで彼の活躍を観たことの無い私には、力道山と言えば、昔のテレビ放送で見るくらいの遠い存在でしかありませんでした。彼の生い立ちや人生についても、全く知らなかったので、新鮮な気持ちで鑑賞できました。元々関取だった事も知らなかったので、とても驚きました。今と違って、朝鮮が日本の支配下にある時代です。そんな時に、日本に渡って、成功しようと志した彼の決意は、とても強かったのでしょうね。時にはその熱意が気性の荒さに転じて、粗暴な振る舞いを引き起こします。外国人という事で、非道な差別も受け、苦汁を舐めてきた半生だったからこそ、反抗心も並大抵のものではありません。関取として挫折してから、プロレスに出会い、渡米してプロレスラーになったのですね。観ていて、本当に苦労人だなぁ、短い人生を常に燃え尽きるように生きた人だったのだなぁ、と思いました。テレビの中で成功した彼しか知らない私は、そこへの道程が並々ならぬ苦労の上に成り立っている事を初めて知って、心を動かされました。プロレスラーとして、日本に凱旋帰国しても、プロレスを知らない日本では、簡単に受け入れられない。こういう世界では、大きな金が動くので、後ろ盾になってくれる人物が不可欠で、彼の尽力も大きいのですが、本人も苦労が絶えなかったと思います。成功してからも、彼の闘志は常に燃え滾っていて、その事で周囲とぎくしゃくしてゆく過程が寂しかったですね。最大の後見人だった菅野から、お前は敵を作りすぎたと言われてしまう力道山。唯一心を許せる筈の妻・綾に対しても、懐疑心を持ち、自らを孤独な方向へと押しやってしまう不器用な性格。何処かで折れたり、無難に折り合いをつけられる気質だったら、彼ももっと幸せな人生を送れたのに。最期は暴漢に刺され、腹膜炎で呆気なく、この世を去ったヒーロー。人生、思い切り笑って生きたいと願っていた力道山。しかし成功すればするほど、彼から笑顔が消えてゆくようで、とても切なかったです。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 22, 2006

3/11(土)より全国ロードショーです。"THE EXORCISM OF EMILY ROSE" 監督・・・スコット・デリクソン出演・・・ローラ・リニー、トム・ウィルキンソン、キャンベル・スコット、ジェニファー・カーペンター、コルム・フィオール、ジョシュア・クローズ、ケン・ウェルシュ、ダンカン・フレイザー、他。 ・物語序盤・鄙びた町に暮らすローズ一家の長女エミリーが、無残な姿で変死を遂げた。彼女に悪魔祓いの儀式を施し、現場に居たムーア神父は、警察に連行される。彼は拘留され、ローズの死に対して、過失致死罪で起訴された。そんなムーア神父の弁護人となったのは、少し前に凶悪犯の無罪を勝ち取り、波に乗っている野心家のエリン・ブルナー。裁判でトマス検事は、ムーア神父がローズに医者から処方されていた薬をやめさせた事が、彼女の死因であると糾弾する。これに対してエリンは、悪魔祓いを科学的に立証する事で対抗しようとするが…。 この映画を観る前に頭に浮かんだのは、何年か前に騒がれた、某新興宗教のシャクティー・パットでした。エクソシストの悪魔祓いの儀式も、シャクティー・パットで頭をぺちぺち叩くのも、胡散臭さは似たようなレベルではないでしょうか。(^^ゞこういう悪魔の存在と悪魔祓いを正当化するような映画を作ったら、またそっちの世界へふらふら~っと足を踏み入れてしまう人が出てくるんじゃないかしら。映画は映画として、現実と確り区別して楽しんでくれれば良いのですが。これはホラーではなく実話です、というのが売り文句の映画ですが、確りホラーな部分はホラーです。あちこちに観客を怖がらせるシーンがあって、ホラーとして充分楽しめます。逆にホラーが苦手な人には、ちょっとつらいかも。テーマ自体は非常に真面目で、悪魔の存在を争点にして、法廷で争った経緯が丁寧に描かれています。法廷論争が見所の一つなのですが、基本的にこの映画は、悪魔は居るというスタンスで撮られています。という訳で、オカルト世界からは最も遠い位置にあるような法廷劇でありながら、同時にホラーでもあるという、一風変わった映画に仕上がっています。タイトル・ロールに抜擢されたジェニファー・カーペンターは、まだ新進女優という事ですが、悪魔憑きになった少女を見事に演じきっておりました。大体この人、元気な頃から、反則というくらいに顔が怖いです(笑)そして悪魔に憑依されてからは、全身の筋肉を強張らせて、凄い表情で観客を圧倒します。彼女が体験する怪奇現象も怖いけど、彼女自身が一番怖いかも…。(^^ゞラストは非常に宗教的で神秘の世界へと到達するので、純粋に恐怖だけを期待すると物足りない感じもありました。ただ、そのラストこそが、この映画の最も語りたかった事柄なので、それはそれで納得はできます。所々で出るぞ出るぞと怖がらせてくれて、映画としてはなかなか見応えがありました。でもやっぱり、エクソシストなんて胡散臭いという思いは変わりませんが。(^_^;)↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 21, 2006
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ネタが無いので、久し振りにゲーム話です。少し前に買って、少しだけやりました。「影牢2」。ホラーゲームの「零」シリーズを発売しているテクモが、このシリーズ以前に制作していた"罠シリーズ"の復活です。ちなみに"罠シリーズ"はPSで3作品発売されております。「刻名館」「影牢」「蒼魔灯」です。私がプレイした事のあるゲームは「影牢」のみなんですが。何をするゲームかと言いますと、様々なトラップを使いこなせる主人公が、その技を駆使して、館内に侵入してきた追っ手や敵を虐殺してゆくというものです。「影牢」をプレイした時に、何が楽しかったかと言うと、鬼畜な所です(笑)。ゲームの敵は大抵、悪党なんですが、このゲームの敵は一般人や正義の味方。主人公には主人公なりのポリシーもあるのですが、悪くもない人達を残酷に殺してゆく所が、なかなかツボでした。子供まで殺してましたからね。今だったら、社会問題になりそうな内容ですよ。それで今回、PS2版で久し振りに、このシリーズが復活したので、買ってみました。基本的にシステムは「影牢」と同じですね。画像はPS2なので、以前より綺麗になりました。でも期待していたほど、残虐シーンは生々しくありません。あと、ヒロインが陰謀に嵌められた可哀想な女の子なのが、ちょっと残念。ヒロインの行動に正当性があるので、鬼畜な興奮が薄れています。難易度はPS版より上ですね。敵のバリエーションが多いので。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 18, 2006
映画の感想、全然書く気がしないです。もう終わってますね、私。"お前はもう死んでいる!"状態です。気分が常にロウだし。全てが厭。明日、書こう。きっと書こう。必ず書こう。だから今日は寝るんだ。と言いつつ、いざ寝ようとすると眠れないのですが。頭の中の思考回路が切れないんです。次から次へと厭な事ばかりが頭を巡って。子供の頃から私、寝つきが悪いんです。布団を被って、何時間も格闘しています。これは拷問に近い。導眠剤も最近、全然効かないし。何錠飲んだら、安眠できるのやら。背中に電源を切るスイッチが付いていたら良いのに。
Feb 17, 2006

3/4(土)より全国ロードショーです。"SYRIANA" 監督、脚本・・・スティーヴン・ギャガン原作・・・ロバート・ベア『CIAは何をしていた?』(新潮社刊) 出演・・・ジョージ・クルーニー George Clooney マット・デイモン Matt Damon アマンダ・ピート Amanda Peet クリス・クーパー Chris Cooper ジェフリー・ライト Jeffrey Wright クリストファー・プラマー Christopher Plummer ウィリアム・ハート William Hurt マックス・ミンゲラ Max Minghella ジェイミー・シェリダン Jamey Sheridan ・物語序盤・長年中東で危険な諜報活動に従事してきたCIA工作員ボブ・バーンズは、ミスを犯して、デスクワークに戻される。大学に進学する息子は、隠し事ばかりの両親に嫌気が差していた。一度は引退を考えたボブだったが、重大な極秘指令が下され、彼は再び中東へと飛ぶ。一方、ワシントンの大手事務所で働く敏腕弁護士ベネットは、石油企業コネックス社絡みの合併問題の調査を任されていた。またエネルギーアナリストのブライアンは、アラブの某小国の王子のパーティーに家族連れで参加するが、その会場で事故が起り、愛息を失ってしまう。しかしその事が切っ掛けで、ブライアンは改革派ナシール王子の相談役の座を手にした。更に、ナシールの国にあるコネックス社の油田に出稼ぎに来ていたパキスタン人の青年は、今回の大合併の煽りを受けて、突然解雇され、路頭に迷ってしまう。互いに何の接点も無い彼等の運命が、静かに交錯しようとしている事を誰も知らない…。 この映画のタイトルを見た瞬間、"ass hole"を連想したのは私だけ?(^^ゞだって、"しりあな"って…。お下劣。はい、違いますね。"シリアナ"とは、イラン・イラク・シリアが一つの民族国家になる事を想定する、アメリカによる中東再建の構想を現す用語だそうです。鑑賞後の素直な感想。難しくて、さっぱり話が理解できなかったぞ…。観ている途中から、ずっと理解しようと努力して、画面を一生懸命見詰めていたのですが。観る前から、こういう結果はある程度予想していましたが、惨敗でございました。互いに関係の無い人物達による群像劇で、加えてドキュメンタリー・タッチに撮影されている為、物語の全貌を把握するのが、非常に困難な構成になっています。これから、ご覧になる方は、公式サイトでストーリーを読んで、予習される事を強くお勧めします。ただ、大雑把な題材としては、それほど衝撃的な内容ではありません。チラシでは、"タブー解禁"と大きく煽っていますが、その程度の事は誰でも知ってるよと言いたくなる様なものです。本当の意味で理解しようと思ったら、中東事情に精通していなければなりませんが。でも中東問題に裏工作や陰謀はあって当然です。現代社会を動かす最も重要な資源、石油が産出される地域なのですから。石油ある所に、ビッグマネーが動く。ここにアメリカが深く関っている事は常識ですよね。イラク戦争だって、アメリカが石油の利権を求めて起こしたものだし。アメリカが汚い国だって事くらい、世界は知ってますよ。そして生きる拠り所を失った人々は、テロに誘われ、その身を投じてゆく。知らないのは、おめでたいアメリカ国民だけです。だからこの映画を観て、何か衝撃を受けるような事はありませんでした。映画としては、個人的にはあまり評価できないですね。とにかく、ここまで判り辛くする必要性があったのか疑問ですし。もっと誰にでも簡単に理解できる、ドラマや繋がりのある脚本を考えるべきではなかったでしょうか。ジョージ・クルーニーはこの映画の為に、13kgも体重を増やしたとか。確かに一見すると、彼に見えないくらい変わっていました。他にも俳優が沢山出てくるので、顔と配役を覚えるのが結構大変です。「トラフィック」が好きな人なら、それなりに楽しめるかもしれません。私は「トラフィック」も苦手だったので、今作も共感できませんでした。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 16, 2006

"THE AMITYVILLE HORROR" 監督・・・アンドリュー・ダグラス原作・・・ジェイ・アンソン出演・・・ライアン・レイノルズ Ryan Reynolds ジョージ・ラッツ メリッサ・ジョージ Melissa George キャシー・ラッツ ジェシー・ジェームズ Jesse James ビリー・ラッツ ジミー・ベネット Jimmy Bennett マイケル・ラッツ フィリップ・ベイカー・ホール Philip Baker Hall キャラウェイ神父 レイチェル・ニコルズ Rachel Nichols リサ イザベル・コナー Isabel Conner ブレンダン・ドナルドソン Brendan Donaldson ・物語序盤・1974年11月13日、ニューヨーク州ロングアイランドのアミティビルにある邸宅で、そこに住む一家の長男ロナルドが、両親と4人の兄弟をライフルで射殺するという事件が起った。逮捕された彼は、家の声に操られたと供述した。それから1年後の月日が流れた。二人の子連れの未亡人キャシーと結婚したジョージ・ラッツは、家族で暮らす新居を探していた。破格の値段で売り出されていたこの邸宅を、夫妻は喜んで購入し、一家は幸せな生活を夢見て引っ越してきた。しかしその直後から、一家は家の中で次々と不気味な現象に遭遇する事に…。 実話を基にした同名オカルト・ホラー(1979)をリメイクした作品です。オリジナルは確かに観たと思うのですが、他の映画と混同していて、はっきり思い出せません。とにかくホラー・ファンの端くれとして、今回のリメイクもチェックせねばなぁと思って観てまいりました。本当に正統派のリメイクですね。現代的な要素など何も入れずに、昔のまんまを撮り直した印象でした。非常にオーソドックスな仕上がりとなっていました。基本的に、一昔前に流行ったオカルト映画なので、恐怖感はあまり感じません。わっ!という感じで驚かす手法は使っていますが、心理的にじわじわくる恐怖はありませんでした。一応実話という事です。多分、本当に一家殺人事件が起ったのでしょうね。そこに安いからと言って引っ越してきた一家が、恐怖体験をするという内容です。ただ惨殺事件が起った家で、平然と暮らせる人の方が珍しい訳で、ここで人が死んだんだと思えば、物音一つでも怖く感じるものです。結局、恐怖に耐え切れなくなって、引っ越しましたというのが真相だと思いますけどね。勿論、映画的には、幽霊の存在を前面に押し出してきています。アメリカンホラーではお約束の、子供の幽霊が出てきて、一家の子供と会話します。最初は楽しかった筈の我が家も、段々みんなの様子がおかしくなってきて、不穏な空気が流れ始めます。そして危険な程に変化してゆくのが父親。初めは優しくフレンドリーな性格だったのに、徐々に支配的になり、別人のようになってゆきます。彼は家の声に従って、家族を皆殺しにしてしまうのか…?お祓いに来たキャラウェイ神父の腰抜けっぷりが笑えましたね。「私はこの家が怖いんだ~」みたいな事を言って、逃げ出すかなり頼りない神父です。それだけ家の呪いが強いという事なのですが。その他、インパクト抜群なお色気ムンムンのベビーシッターは、お気の毒&お笑いキャラでした。しかしあの家、その後、どうなったんでしょうね。実話なら、現在どうなっているかの情報も教えてほしいものです。格安で売られているなら、是非住んでみたいものです。ウソ。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 15, 2006

"THE PROMISE""無極" 監督、脚本・・・チェン・カイコー出演・・・真田広之 Hiroyuki Sanada 光明 チャン・ドンゴン Jang Dong-gun 昆崙 セシリア・チャン Cecilia Cheung 傾城 ニコラス・ツェー Nicholas Tse 無歓 リィウ・イエ Liu Ye 鬼狼 チェン・ホン Chen Hong 満神・物語序盤・遥か遠い昔。まだ神と人間が共に暮らしていた時代。 戦乱の世で孤児となった少女・傾城は、死人の手から饅頭を盗んだ。一度は突然現れた少年に奪われてしまったものの、必死の思いで饅頭を取り戻す傾城。しかし彼女は不覚にもそれを湖に落としてしまった。泣いている傾城の前に、女神・満神が現れ、一つの選択をさせる。この先彼女は全て望む物を手に入れられる、その代わり、真実の愛だけは永遠に手に入らないが構わないかと。時が流れ、傾城は国王の王妃となって贅沢な暮らしをしていた。しかし傾城を我が物にしようと、侯爵・無歓が反乱を起こす。国には無敵を誇る将軍・光明が居り、彼は国王救出を命ぜられる。しかし途中、光明は刺客によって負傷し、彼の奴隷・昆崙が将軍の鎧を纏って城へ攻め込むが…。 まず冒頭のシーンで、ドン引きしてしまいました。敵の作戦で牛の大群が暴走するのですが、その中を奴隷の昆崙が主人を背負って疾走するんです。このシーンを観た瞬間に、「この映画って、ギャグ?」と皆さんが思われるのではないでしょうか?どどどーっと怒涛の如く暴走する男の表現は、完全にギャグ映画のノリです。「カンフー・ハッスル」かと思った…爆。この時点で、自分が何を観ているのか判らなくなり、暫く話についてゆけませんでした。後々、この奴隷・昆崙が、かつて滅んだ"雪国"の出身者である事が判るのですが、その解説を聞かないと、昆崙のギャグ的暴走が受け入れられません。"雪国"の国民は、常人より遥かに俊敏に動き回れる特殊能力を有していたのです。しかしこの解説を聞いても、やっぱり昆崙が走っているシーンは、最後までちょっと苦笑いでしたけどね…。観終わった後の結論から言えば、嫌いな映画ではなかったです。間違っても大絶賛するようなタイプの映画ではありませんが、私の中では一応全体的には許せる範囲内…かなと。ジャンルはファンタジーですが、予想だにしないパワーを秘めた映画だったと思います。妙に印象に残りましたし、これはこれで面白かったのかも…と。メインのキャラクターがそれぞれ個性的だったと思います。その辺は、漫画的であったかもしれません。ストーリー自体も、ファンタジー漫画みたいな感じでしたしね。真田広之、チャン・ドンゴン、セシリア・チャン、ニコラス・ツェーと、俳優陣はアジア俳優の寄せ集めです。そして台詞は全て中国語です。現地の人が聞いたら、きっとたどたどしい発音なのでしょうが、真田広之もチャン・ドンゴンも頑張っていたと思います。侯爵・無歓を演じたニコラス・ツェーは、チラシで見るほど美形ではなかったですね。王子様ルックはそこそこハマってたけど。チャン・ドンゴンは終始薄汚れてましたし(笑)。綺麗な男を目当てに行くと、ハズレかもしれません。昆崙に引っ張られて、凧状態で飛翔する傾城役のセシリア・チャンには笑えました。これに限らず、本来笑うシーンではないと思うのですが、失笑モノのシーンが満載ですので、その辺を楽しむのも良いでしょう。最後に傾城に拘っていた無歓の理由には、「コイツ、器、小せぇ~。」とツッコミました。涙流しながら、そんな事を告白しないで下さい。(^_^;)ある意味、トンデモ映画かもしれませんが、終わってみると意外と楽しい時間だったような、不思議な映画でした。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 14, 2006

監督、脚本・・・小泉堯史 原作・・・小川洋子『博士の愛した数式』(新潮社刊) 出演・・・寺尾聰 博士 深津絵里 杏子 齋藤隆成 ルート 吉岡秀隆 先生(ルート) 浅丘ルリ子 未亡人 ・物語序盤・高校で数学教師をしているルートという渾名の青年は、新しく受け持ったクラスで、自分自身と数学との出会いの物語を語り始める。彼の母・杏子は家政婦として働きながら息子を育てるシングルマザー。彼女の新しい派遣先は、義姉の家の離れで暮らす、数学博士の家。彼は交通事故に遭った後遺症で、記憶が80分しか持続しない初老の紳士だった。最初は博士とのコミュニケーションの取り方に戸惑う杏子だったが、博士が温かい口調で語る数字や数学の話に次第に心和ませてゆく。杏子に息子が居ると知った博士は、子供を一人にしてはいけないと、毎日息子を家に連れてくるよう指示する。博士は訪ねてきた少年を、どんな数字も受け入れる"ルート"と呼んで可愛がった。それから3人は親睦を深め、和やかな日々が続くかに思われたが…。 第一回本屋大賞に輝いた小川洋子の同名ベストセラーを映画化した作品です。私が数学と離れて何年になるでしょう?あの当時の知識は、もう完全に頭から抜けていますね。まず、その事を痛感させてくれた映画でした。映画は、かつて博士の元で共に時を過ごしたルートが、高校の数学教師となり、受け持ちのクラスで博士と過ごした日々を語る形で展開します。時折、現在のルート先生が出てきて、黒板で数学の易しい講義をしてくれます。あんな授業とは関係無い話をするのに、確りマグネットのプレートを用意している所が可笑しかったな(笑)。授業の中で、"i"という記号が出てくるのですが、これが日本語で何の事だったか思い出せなかったんですよ。我ながら情けなかったです…。"i"は虚数でしたね。あと、"e"とか、昔勉強したよね~と思いつつ観ておりました。映画はほのぼのしていて、心温まるストーリーでした。少しだけ切ない部分もありましたが。寺尾聰演ずる、温厚な博士の人柄が良いですね。常に優しい態度で、実はとても難しい数学の話を、親しみ易く話してくれる。以前観た「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」に一切、数学の専門知識が出てこなかったのに対して、この映画では、色々な数学の用語が出てきます。それが数学の映画だなぁと思えて嬉しかったですね。でも観客に数学的知識は必要ありません。博士とルート先生が全部親切に解説してくれるので。友愛数や完全数などという聞き慣れない数学用語が沢山出てくるのに、何故か冷ややかでなくて人間臭い温かみに溢れています。そこがこの映画の良さだと思いました。ツッコミ所が無いかと言えば、多少あるんですけどね。80分しか持続しない記憶のわりには、人間関係が円滑に行き過ぎている感じで。80分という区切りも、ずっと一緒に居れば忘れないのかな?と結構曖昧な線引きでした。でも全体的に優しい気持ちにさせてくれる映画だったので、満足しています。切ないのは博士と義姉との関係です。かつて、お互いに許されない"-1"同士で居ましょうと告げた相手に、博士が数式に1を足して合計を0とした所は心に響きました。ちなみにこれ、eのiπ乗 + 1 = 0で、オイラーの等式というものです。でも映画的には悲しい結末ではないので、安心して観て下さい。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 13, 2006

"MUNICH" 監督・・・スティーヴン・スピルバーグ原作・・・ジョージ・ジョナス『標的(ターゲット)は11人 モサド暗殺チームの記録』(新潮文庫刊) 出演・・・エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、キアラン・ハインズ、マチュー・カソヴィッツ、ハンス・ジシュラー、ジェフリー・ラッシュ、アイェレット・ゾラー、ギラ・アルマゴール、ミシェル・ロンズデール、マチュー・アマルリック、モーリッツ・ブライブトロイ、他。 ・物語序盤・1972年、ドイツ・ミュンヘンではオリンピックが開催されていた。平和な筈の選手村に、夜間武装したパレスチナのテロリスト集団“黒い九月”が侵入し、イスラエル代表選手達を人質にするという事件が勃発。そして最終的に、選手団の11名が犠牲となる大惨事で、事件は集結した。これを受けてイスラエル政府は、失われた人命と同数のパレスチナ幹部の暗殺を決定し、諜報機関“モサド”の精鋭5人による暗殺チームを秘密裏に組織する。暗殺チームは、リーダー・アヴナー、車輌のスペシャリスト・スティーヴ、後処理専門のカール、爆弾製造のロバート、文書偽造のハンスの5人。アヴナー達は情報を提供してくれるルイという男と接触し、ヨーロッパ中散らばっている標的の抹殺を図る。 スピルバーグ監督の社会派映画です。娯楽大作の合間に、時々こういう系統の映画を撮りますよね。彼の抱えたアイデンティティーに纏わる重いテーマの映画です。しかし、ぶっちゃけた感想を書くと、「長すぎて、ちょっと退屈しちゃったかなぁ」なんですよ(笑)上映時間が長い割に、山場などメリハリが全く無い。更に、主人公のアヴナーの心的風景も殆ど描写されていないんです。(ラストはそれまでの苦悩が一気に爆発した感じの描写がありましたが。)アヴナー自身の経歴ははっきりしないのですが、諜報機関に属するエリートのようでした。父親もエリートで、英雄的な存在のようです。この彼が、イスラエル選手団を虐殺したパレスチナのテロリスト組織に属するメンバー達を、報復として抹殺するチームのリーダーに抜擢される所から物語は動き出します。集められた仲間は全部で五人。抹殺チームといっても、誰も人殺しなどした事はありません。最初の一人を殺す時は、躊躇して、どうするか互いの顔を見合したりして、なかなか決断できません。そんな彼等も任務を少しずつこなす内に、徐々に人殺しに対して、無表情になってゆきます。それでもアヴナーの中には、何処かで自分のやっている事に対する疑問や空しさがあったと思うんですよね。ただ、この辺の彼の心の動きが殆ど表面に出てきていないので、彼に対して感情移入ができませんでした。淡々とターゲットを探しては、一人ずつ殺してゆく映画と映りました。慣れない仕事でなかなか思うようにゆかない所が、笑って良いのか悩みましたが、ちょっと可笑しかったです。現場って案外、こんな間抜けなものですよね。この映画を本当に理解しようと思ったら、イスラエルやパレスチナの問題に精通していないといけません。私は先ずこの点で躓いてしまいました。全然、判らないんですよ、この辺の問題…。汗。だから物語に入り込めず、心にも響かず、消化不良気味だったんですよね。ユダヤ人の国家として、欧米の力で誕生したイスラエル。パレスチナの人々は彼らに対して反感を持っています。互いに対する恨みや憎しみは、解決策が見出せないほど深いのです。殺されたら殺す。その報復として、更に殺す。何処までも何処までも果てしなく続く、憎み合いの鎖です。観ていて、とにかく空しいなという気持ちが湧いてきました。アヴナー達がターゲットを殺しても、別の人間が台頭してくる。殺したからと言って、問題が解決する訳でもない。そしてパレスチナにも彼等の立場があれば、主義主張もある。どちらが善でどちらが悪と決められる問題でもない。誰か何処かで、争いをやめませんか?無理とは判っていても、そう言いたくなりましたね。観終わっても、すっきりする映画ではありません。疲れた溜め息の出る映画でした。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 10, 2006

"FLIGHTPLAN" 監督・・・ロベルト・シュヴェンケ出演・・・ジョディ・フォスター Jodie Foster カイル・プラット ピーター・サースガード Peter Sarsgaard カーソン ショーン・ビーン Sean Bean リッチ機長 マーリーン・ローストン Marlene Lawston ジュリア エリカ・クリステンセン Erika Christensen フィオナ ケイト・ビーハン Kate Beahan シテファニー ・物語序盤・ドイツで暮らしていた航空機設計士のカイル・プラットは、愛する夫を亡くしたばかり。傷心の彼女は、6歳の娘ジュリアを連れ、夫の遺体の入った柩と共に、彼女の所属していたチームが設計した最新型ジャンボジェット機に乗り込み、祖国アメリカへと帰国しようとしていた。離陸して暫く経った頃、転寝から寝覚めたカイルは、ジュリアの姿が消えている事に気付く。慌てて機内を探し回るが、ジュリアの姿は何処にも無かった。カイルはリッチ機長を呼び出し、乗務員総出でジュリアの捜索をするよう依頼。しかし乗務員から知らされた報告では、ジュリアは初めから搭乗していないという事だった。更にジュリアは夫と共に死亡しているという連絡も…。全ては家族を失ったカイルの生み出した妄想なのか?カイルは一人、ジュリアを探し出す決意を固め、行動に出る。 前半は良かったと思います。ダイジェスト的な予告編で観た通りの展開です。一緒に乗った筈の娘が忽然と消え、狼狽しパニック状態に陥る母親。彼女は数日前に最愛の夫を不慮の死で失ったばかり。娘と二人で故郷へと帰る筈だったのに、娘は居ない。当然のように必死で探し回る母親の前に突きつけられたのは、信じがたい報告だった。娘ジュリアの搭乗記録は無いと言うのだ。そして暫く後、もっと驚くべき報告が。娘は夫と共に、既に死亡していると。周囲はカイルが夫と子供を同時に失ったショックから、彼女が錯乱し、娘が生きていると妄想していると考える。そしてカイル自身も、自分が可笑しいのかと疑念を抱く。それでも絶対に信じられない。娘ジュリアは確かにそこに居たのだ。こうなったら誰も信じられない。乗客・乗務員全ては敵とばかり、飛行機に詳しいヒロインは、あの手この手を使って、娘を探し出そうとします。貨物室にも侵入し、荷物は破壊するわ、機内に酸素マスクを投下させて、内部の電灯を消してしまうわ、とにかくやる事が常軌を逸しています。娘を探す為だから、必死になるのは判るのですが、そこまでして良いのか?と冷静にツッコミ。最後まで観ていると、彼女は無罪放免で良いのか、かなり疑問に思いました。娘を探すとは言え、あそこまでやったら、後々賠償問題になると思うんですけどね。(^_^;)だって最終的には飛行機が…。それに無関係なアラブ人が被った、甚大な精神的被害については、謝罪も無しですかい…。事件の真相が判るまでは、わりとハラハラしたりして、面白く出来ていたと思います。ただ、犯人が判ってからの後半は、一気に失速した感じでしたね。そもそも犯人の犯行計画に、あまりに杜撰で無理がありすぎて、納得できません。もしヒロインが少しでも彼等の予定通りに行動しなかったら、計画は成立しないのですから。脚本として説得力が無く、破綻していると思いました。ところで航空保安官カーソン役のピーター・サースガードは何処かで見た顔だと思ったら、「ジャーヘッド」で見たばかりでしたね。特にハンサムな顔立ちではありませんが、癖のある役をやらせると上手い俳優だと思います。総評としては、あまり高評価はあげられない映画でした。ジョディ・フォスターは出演作選びには、とても慎重な筈なのですが、どうもこの選択は失敗だったのではないでしょうか。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 9, 2006

2/11(土)より全国ロードショーです。監督・・・堤幸彦出演・・・市川由衣、森本レオ、田中直樹、阿部寛、西田尚美、松尾スズキ、嶋田久作、高橋真唯、西山潤、他。 ・物語序盤・今から29年前、一夜にして全島民が消失するという未曾有の怪事件が起きた夜美島。生存者はたった一人。その男は救助隊に対して、狂ったように「サイレンが鳴ったら外へ出てはいけない。」と叫び続けた。そして時は流れ、すっかり平穏を取り戻した現在の夜美島に、病弱な弟の転地療養のため、天本由貴はフリーライターの父と共に引っ越してきた。迎えに来た担当医の南田豊は親切な青年だったが、島民は不気味に黙り込み、余所者である由貴達を見詰めていた。しかし由貴の一家が住む一軒家の隣家に住む里見は、愛想良く引越しの手伝いをしてくれた。彼女は帰り際に、“サイレンが鳴ったら外に出てはならない”と不可解な警告を由貴に残していく。そして島の高台にある鉄塔にも近付いてはならないと言うのだった。気味の悪い島の雰囲気に馴染めない由貴だが…。 う~ん、どう言うべきなんだろう、これ。取り敢えず結論として、あのオチは納得いきませんねぇ。特にゲームソフトをプレイした身として、あのオチは…。夢オチに匹敵するくらいの禁じ手ではないでしょうか。ジャンルとしては、"ホラー"ではなく、"サイコスリラー"としているので、怖くないのは仕方ないのかもしれませんが。それにしても怖くなかったですね。結構期待していただけに、個人的には残念な結果に終わりました。「トリック」の堤監督がメガホンを取っているので、怪しげな島の住民が、どうしても「トリック」の登場人物に見えてしまうのも難点でした。まさに「トリック」の舞台で出てくるシュールな人々なんですよね。だから、いつお笑いに転じるのかと、妙な不安感がありました。この点は「トリック」シリーズを観ていない方は大丈夫だとは思いますけど。予告編では阿部寛さんが「サイレンがなったら外に出てはならない。」と顔を強張らせて連呼していましたが、彼が出てくるのは実際は序盤だけ。メインキャラとして動いてくれると思っていたので、これには面食らいました。同時にちょっとがっかり。ヒロインの市川由衣さんの怖がり方は、今一歩と感じました。彼女の恐怖が映画を引っ張る源だったので、腰が抜けるほど本気で怖がってほしかったな。 「輪廻」の優香さんくらいに。(^^ゞ父親役の森本レオさんは、ルポライターらしくもなく、父親らしくもなく、このキャスティングは微妙でしたね。こういう役を演じる意外性は感じましたけど。他には、ココリコの田中直樹さんが医師役で出演していますが、こちらは温和な先生らしく、意外と違和感無く嵌っていました。あと、犬の名前が"オスメント"というのは、どうかと思うよ…。ちょびっと恥ずかしいかも。(^_^;)ゲームを連想させるシーンもありました。ゲームの「サイレン」用語では、"視界ジャック"というものですが。"屍人"からの視点を映像化したもので、画面が赤くなります。ただ映画はオリジナル・ストーリーですので、世界観などは独自に展開していました。5.1chドルビーサラウンドシステムを採用し、音に拘った作りになっていますので、ご覧になる時は、なるべく音響設備の整った劇場をお選び下さい。私が観た会場は、その点充分ではなかったので、臨場感が今ひとつ感じられず、少々残念でした。それでも回り込むようにサイレンの音が響いてきましたけど。ところで結局、あの赤い布を纏った少女は何者だったのでしょうか?その点は最後まで明かされなかったと思いますが。最後まで観て、種明かしをされてしまうと、それまでの事は全て何だったんだろうと思いたくなるラストなのですが、そこまでの雰囲気はそこそこ楽しめたでしょうかね。会場にはヒロイン役の市川由衣さんがゲストで来られていました。鉄塔のシーンは実際に鉄塔に登って撮影したそうです。子供を背負って梯子を登るシーンがありましたが、あれは本当の子供だったのかな?私には子供を背負って梯子を登るのは無理だと思うので、凄いかも…と思いました(笑)。彼女曰く、"体感する映画"という事なので、音と映像で「サイレン」の世界を体感して下さい。(^^ゞ↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 6, 2006

2月1日から始まった、"Yahoo! BB 8M ずーっと2,180円キャンペーン"。ずーっと2,180円キャンペーンヤフーのトップページで、この文字を見た時、びっくりしました。よくよく調べると、こういう内容です。 以前からYAHOO BB利用者は月額3,219円新規の顧客は 月額2,180円(ずーっとこの料金) なんと毎月、1186円も差額が…。そして既存の契約者は、このコースに変更は出来ない。適用条件は抜粋すると下記の通り。「既にYahoo! BBをご利用中の方や、お申し込みいただいた方、一度でも解約やキャンセルをされた方の再申し込みの場合は、キャンペーン適用対象外となります。」という事。つまり長年利用しているユーザーには、高い料金を払わせ続け、今日や昨日契約した連中には、安い値段で同様のサービスを提供するという、不当極まりない内容です。これには怒り心頭。この怒りを何処へぶつけようと、色々ネットを巡っていたら見付けましたよ、解決方法を!点線以下は他の方の文章コピーです。-------------------------既存ユーザーでも、電話で解約をちらつかせれば、変更できます。てか、かなり前から、解約阻止裏プランとしてあったようですが...【料金不平等】Yahoo!BB8Mを2180円にする方法【是正の道】 現在Yahoo!BBでは下記URLのとおり、8Mを2180円で利用できるプランを掲げています。 http://bbpromo.yahoo.co.jp/promotion/campaign/8m/index.html 通常であれば月額3366円のところを、 恒久的に2180円で利用できるという格安のプランです。(ただしBBフォン使用不可) しかし、これは新規登録ユーザーに限ったサービスで、現行の利用者には適用されません。 新規加入者は安く、長期利用者には高い使用料を払わせるという、 不平等かつ、あまりに無神経な提案と言わざるを得ません。 ただし、サポセンに解約の問い合わせをすれば、 このプランへの変更が可能になるようです。(この対応も、どうかと思うよ) 手順は以下のとおり、 一般電話:0800 1111 820 携帯電話・PHS:03 6688 1970(東京) 受付時間:10:00~18:00(施設点検日およびメンテナンス日は休業) 6 キャンセル・解約に関するお問い合わせ →5 その他の理由での解約希望・電話加入権不要タイプのお客様 「ボクも2180円にしてください」 <詳しく知りたいヒト>YAHOO YBB 解約電話すると 2100円プランが出てくる 2ちゃんねるの関連スレ -------------------------早速、この記述に従って、サポートセンターに電話して、「古参の客を蔑ろにするお宅のやり方は許せない。企業として信頼できないから解約する。」と言ってやったら、格安の裏プランを提示してきました。客離れを回避する裏技的なプランです。かなり以前から、この裏プランは存在していたようです。安くなったから良いけど、こういうプランをこっそり用意して、苦情を言ってきた人だけに提示する姿勢というのはどうなのだろう。ヤフー、ソフトバンクへの信頼は崩れたままです。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 5, 2006

2/18(土)より全国ロードショーです。"ASSAULT ON PRECINCT 13"監督・・・ジャン=フランソワ・リシェ出演・・・イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン、ドレア・ド・マッテオ、ブライアン・デネヒー、ジョン・レグイザモ、ジェフリー・“ジャ・ルール”・アトキンス、マリア・ベロ、ガブリエル・バーン、キム・コーツ、他。 ・物語序盤・大晦日のデトロイトは豪雪に見舞われていた。老朽化の為に今夜限りで閉鎖になる13分署は、後片付けに残った職員もまばらで、閑散としていた。居残り組みの中には、かつての囮捜査の際、仲間二人を目の前で失ったローニック巡査部長も居た。彼はその事件の後遺症から、薬漬けの毎日を送るようになり、心理カウンセラーのアレックスの治療を受けていた。他に13分署に居るのは、老警官ジャスパーと警察秘書のアイリス。そこへ吹雪で立ち往生していた護送車が、凶悪犯ビショップら数名を乗せてやって来る事に。一時の監禁であるが、ローニックは人手が足りない事に不安を覚えていた。そんな矢先、分署は武装した謎の男達に包囲されてしまう。外部との連絡手段も絶たれ、完全に孤立した状態で、ローニック達は彼等と対峙する事になる。 ジョン・カーペンター監督による76年の傑作アクション「要塞警察」を、フランスの新鋭ジャン=フランソワ・リシェ監督でリメイク。以前「スズメバチ」というフランス映画を観たのですが、設定が「要塞警察」と似ているという事だったので、一度観てみたかったのですよね。そうしたら、具合良くリメイク作品に当たりました。実は会場に行って、チラシの荒筋を読むまで、「要塞警察」のリメイクとは気付きませんでした。この映画は、外部との連絡が取れない場所に立て篭もり、外から攻撃してくる敵と戦うという設定は同じですが、ストーリーは新たに作りなおしてあります。端的に言って、とても面白かったです。孤立無援になった主人公達が、本来は警察と囚人という敵対する関係にありながら、窮状を脱する為に一時的に手を結ぶ。周囲を包囲する敵は圧倒的に数でも武力でも勝っている。対して、内部の結束は、薄氷の上を歩くように脆い。猜疑し合う、対立する、闇に乗じて逃げ出そうとする奴も居る…。必死の状態であるのに、限られた仲間が100%当てにならないもどかしさ。ストーリー展開も、舞台が狭い警察署一ヶ所だけ、しかも描くのは一夜のみという制約があるにも拘らず、滞る事無く退屈を感じませんでした。内部の人間関係の微妙さに加えて、次から次へと猛攻を仕掛けてくる敵の存在が、物語の幅を予想以上に広げていたと思います。心にトラウマを背負っているが、職務に忠実な正義感の強い刑事役のイーサン・ホークと、自分に益する人間しか必要としない悪のボス役のローレンス・フィッシュバーンとの対比が上手く演出されていました。互いに一番頼りになる仲間であると同時に、敵対関係にある二人。緊迫した状況下で、シンパシーにも似た友情も芽生えるのですが、でも信じ切ってはいけない相手です。個人的に贔屓の俳優ガブリエル・バーンは悪役でした。ちょっと悲しいぞ~。その他、妙にカッコ良く見えたのが、秘書役のドレア・ド・マッテオ。早々に死んでしまうキャラかなと思いきや、拳銃を手馴れたように撃ち、度胸のある女性でした。また女性キャラでは、カウンセラー役のマリア・ベロの扱いも意外でしたね。あまり目立たない映画かもしれませんが、テンポも良く、最後まで緊張感も途切れない作品でした。一応サスペンスの要素もあるので、誰が悪で誰が善か考えるのも楽しいと思います。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 4, 2006
ああ、映画の感想が溜まってきた~!ヤバイっす。書こうと思うんですけど気力が萎え~。なんだかパソコンの画面に向かう気になれない。パソコンの周りに変な拒絶オーラが出ているような…。明日こそ書きます。スミマセン。明日も早いので、もう寝ます。ダメダメ~。ところで寒いですね。明日は特に冷えるみたいで。出掛けるのに厭だなぁ…。雪に埋もれている地域の皆さんに比べれば、甘っちょろい程度ですが。雪国の皆様、お気を付け下さいましね~。
Feb 3, 2006

"TRUE ROMANCE" 監督・・・トニー・スコット出演・・・クリスチャン・スレイター Christian Slater クラレンス・ウォリー パトリシア・アークエット Patricia Arquette アラバマ デニス・ホッパー Dennis Hopper クリフォード・ウォリー ヴァル・キルマー Val Kilmer 助言者エルビス ゲイリー・オールドマン Gary Oldman ドレクセル・スパイビー ブラッド・ピット Brad Pitt フロイド クリストファー・ウォーケン Christopher Walken ヴィンセンツォ サミュエル・L・ジャクソン Samuel L. Jackson マイケル・ラパポート Michael Rapaport ブロンソン・ピンチョット Bronson Pinchot エリオット・ブリッツァー ソウル・ルビネック Saul Rubinek ジェームズ・ガンドルフィーニ James Gandolfini コンチャータ・フェレル Conchata Ferrell クリス・ペン Chris Penn ニッキー・ダイムス トム・サイズモア Tom Sizemore マイケル・ビーチ Michael Beach エド・ローター Ed Lauter ・物語序盤・ビデオショップで働く青年クラレンスは、誕生日に店長の差し向けたコールガール、アラバマと出会う。互いに一目で恋に落ちた二人はさっそく結婚。彼女の元ヒモの所に出向いたクラレンスだが、そこでヒモの男に殺されかけ、逆に男を殺害してしまう。アラバマの衣装ケースと思って奪ってきたカバンには大量のコカインが詰まっていた。二人はコカインを捌いて、外国へ高飛びしようと画策するが、組織と警察の両方から追われる羽目に…。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 2, 2006

2/18(土)より全国ロードショーです。"LES CHEVALIERS DU CIEL""THE KNIGHTS OF THE SKY" 監督・・・ジェラール・ピレス原作・・・アルベール・ユデルゾ、ジャン=ミシェル・シャルリエ出演・・・ブノワ・マジメル、クロヴィス・コルニヤック、ジェラルディン・ペラス、フィリップ・トレトン、他。 ・物語序盤・イギリス、ファーンバラで開催されている航空ショーから、フランス空軍の戦闘機ミラージュ2000が忽然と消息を絶った。その頃、訓練飛行をしていたフランス空軍パイロット、マルシェリ大尉とヴァロワ大尉は、このミラージュの捜索を命令される。程なくミラージュを発見した二人は、上部に指示を仰ぐ。しかし謎のミラージュはヴァロワの載った戦闘機を攻撃してきた。その時、追跡中止命令が下ったが、マルシェリはヴァロワを救う為に、ミラージュを撃墜する。帰還した二人を待っていたのは、政府の役人コストから聞かされた驚くべき事実だった。謎のミラージュは、特殊任務部隊SMS指揮下で、任務遂行中の友軍機だったのである。二人はこの一件について審議に掛けられる事に…。 ナイトというのは、夜の"night"ではなくて、騎士の"knight"です。タイトルが単純な英単語の羅列のわりに、インパクトが無くて、記憶に残らないと思うのは私だけでしょうか?宣伝ではフランス版「トップガン」などと言われていますが、原作は意外にもコミック。それもかなり古いコミックらしいです。映画は戦闘機が出ずっぱりの、まるまる戦闘機映画です。フランス空軍の全面協力により、飛行シーンは本物の戦闘機を使用して撮影されたとか。内部にカメラをセットして、実際に戦闘機から見た映像が撮られています。フランスの戦闘機と言えば、真っ先に思い浮かぶミラージュが、この映画の主役です。このミラージュを巡って、登場人物達がドラマを展開します。ただ、ドラマ性はかなり薄いと言えるでしょう。人間関係の描写が少なく、特に裏で手を結んで暗躍している人々の関連性が見えにくいです。詳細を細かく表現するとボロが出るので、わざと判り辛く誤魔化したのではないかと疑ってしまいそうな位でした。それ位、観終わっても、判ったような判らんような、結局何だったの~?というようなストーリーでした。真面目に一つ一つ検証すると、多分ツッコミ所満載の筋書きだったと思います。でも私は展開の速さに遅れを取ってしまい、全貌を把握する事ができませんでした。と言っても、もう一回観直したいとは思いませんが…。まあ、この映画はミラージュの勇姿を観ていれば充分な内容なので、ストーリーの事は深く考えないようにしましょう。ラストも主人公達が喜んでいるわりに、すっきりしない終わり方で、あれで良かったのか?と首を傾げてしまいましたが。とにかく、戦闘機が空を音速で飛ぶ映像は見応えがありました。あんなスピードで上下左右に展開して、よくパイロットの人は目が回らないなぁ、と感心した程です。空が好きな人にはたまらない感覚なのでしょうが、私は怖くてとても戦闘機には乗れません。いや、後ろに同乗するなら体験してみたいかな…。失神してたりして(笑)。一言で言うと、戦闘機で空の浪漫を満喫する映画です。中身はこの際、二の次という事で、スピード感を楽しんで下さい。ところで、ブノワ・マジメルって何歳?思ったより老けて見えたんですけど。ゴメン。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 1, 2006
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