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総監督、原作、脚本・・・富野由悠季 出演(声)・・・飛田展男 カミーユ・ビダン 池田秀一 シャア・アズナブル 榊原良子 ハマーン・カーン 島田敏 パプテマス・シロッコ 鈴置洋孝 ブライト・ノア 岡本麻弥 エマ・シーン 勝生真沙子 レコア・ロンド 浪川大輔 カツ・コバヤシ 新井里美 ファ・ユイリィ 井上和彦 ジェリド・メサ 小杉十郎太 へンケン・ベッケナー 名取幸政 ウォン・リ一 大塚芳忠 ヤザン・ゲーブル 池田勝 ジャミトフ・ハイマン 郷里大輔 バスク・オム 島村香織 サラ・ザビアロフ ・物語序盤・宇宙世紀0087年、地球圏では多くの勢力が入り乱れ、戦局は混迷を極めていた。反地球連邦組織エゥーゴの代表として、カミーユやシャアらは、ザビ家最後の生き残りミネバを頭に戴き、その復興を掲げる旧ジオン軍残党アクシズの指導者ハマーン・カーンと接触する。シャア達はミネバの前で暴行に及んだとして、一時身柄を拘束されるが、無事に脱出。後の話し合いで、エゥーゴとアクシズは暫定的に手を結び、共同戦線を取る事に。またジャミトフ指揮下の連邦軍エリート組織ティターンズの内部では、その権力を掌握しようと野望を抱く、木星帰りの男パプテマス・シロッコが暗躍していた。三つの勢力の地球圏の覇権を賭けた、政略と軍略が絡み合い、戦局は巨大レーザー砲へと改造されたスペースコロニー、グリプス2を巡る最終局面へと突き進んでいく。 3月末で映画館が閉鎖になるという事で、頑張って行ってきました。その映画館は、名前が変わって、リニューアル・オープンするらしいですけど、系列が変わるのかな?只券が使えなくなれば、立地条件的に、もう二度と足を運ぶ事はないでしょう。さらば。ええっと、新訳「Zガンダム」の完結編です。お客は1作目は満席、2作目は混雑、今回は余裕という感じ。やはり段々と客足も減少するのですね。でも1作でも観た人は、是非最後まで見通してほしいものです。2作目が完全な急ぎ足ダイジェストだったのに対し、今回はストーリー展開も無理な端折り方をせず、「Z」自体をすっかり忘れているような私でも、すんなりと理解できる内容になっていました。さて、「Z」の結末と言えば有名な、主人公カミーユの廃人化でございます。あれにはショックを受けたファンが多かったと思います。今回の新訳Zが映画化されるに当たって、噂されていたのは、この結末が変わるというものでした。内容は観てのお楽しみですが、確り変えられていましたよ。個人的には、カミーユが発狂してしまうバッド・エンディングも嫌いではないのですが、限られた時間内にストーリーを凝縮させた映画版では、今回のラストの方がしっくりと馴染んでいたと思いますね。当たり障りの無い普通の結末になったなという印象はありますが、爽やかで観て良かったという気分になれます。今回は物語もクライマックスという事で、今迄登場してきたキャラクター達が、惜し気もなく宇宙の塵となって散ってゆきます。第1作から出ていたあの人もこの人も、次から次へと死ぬは死ぬは。時間的な都合もあって、それぞれの死に然程時間を割いていないので、呆気なさが戦争という言葉を際立たせます。終盤の主要キャラである、ハマーンやシロッコが参戦してきた事で、戦局も一気に加速してきます。アクシズ、エゥーゴ、ティターンズ、三つの勢力が入り乱れて戦い、その裏では指導者達がそれぞれの思惑に従って駆け引きをする。派手な戦闘シーンと、裏舞台での人間の遣り取りが交互に出てきて、一瞬たりとも目を離せない感じでした。ハマーンやシロッコは、自分もモビルスーツに搭乗して実戦にも参加しつつ、各勢力の代表として、会談にも出席するという、とっても多忙な人達ですよね。味方だった人が敵にころっと寝返ったり、敵同士戦闘中に宇宙でべらべら喋ったりと、お馴染みのガンダムワールドも健在です。戦争中だから、もう少し距離を置こうよ、君達…と冷静に見てしまうと、つまらなくなってしまうので、この辺はアニメと割り切るべしですね。しかしレコアの寝返りは、どうしても無理があるというか違和感が残ります。ラストにはセイラも一瞬ですが登場します。テレビ版「Z」では台詞は無かったと記憶しているのですが(?)、カイと話す短い台詞がありました。声は井上瑶さんでした。過去に録音したものを使用した模様です。どんなに短い出番でも、やっぱりセイラは井上さんじゃないとね。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 31, 2006

4/8(土)より全国順次ロードショーです。"FIGHTER IN THE WIND" 監督・・・ヤン・ユノ原作・・・パン・ハッキ 出演・・・ヤン・ドングン、加藤雅也、平山あや、チョン・テウ、チョン・ドゥホン、パク・ソンミン、国分佐智子、真樹日佐夫、他。 ・物語序盤・太平洋戦争の頃の朝鮮半島。チェ・ペダルは空から降ってきた日本の航空隊への勧誘のチラシに心惹かれる。パイロットになる事を夢見て、日本行きの船に密航するペダル。その後、航空学校へ入隊するものの、朝鮮人という事で差別を受け、結局パイロットにはなれず、そのまま日本で終戦を迎えた。敗戦の混乱期に、相棒と共に露天商で食い繋いでいたペダルは、幼い頃、武術を教えてくれた師匠ボムスと再会する。ペダルはかつて、強い格闘家になる事を夢見ていた自分を思い出し、ボムスに教えを乞うが彼はペダルを拒絶した。そんな折、日本のヤクザとの確執が原因で、ボムスはヤクザに殺害されてしまう。ペダルはボムスの遺した宮本武蔵の著書を読み、壮絶な修行の旅に出る事を決意する。 極真空手の創始者である“神の手”大山倍達ことチェ・ペダル(崔倍達)をモデルにした物語。原作は韓国のベストセラー・コミック『風のファイター』。 日本で言えば、「空手バカ一代」も大山倍達を主人公にした漫画ですね。ちなみにこの映画には、「空手バカ一代」原作者梶原一騎氏の実弟で空手家でもある真樹日佐夫氏が特別出演しています。荒筋というか、置かれた境遇などは、先日鑑賞した「力道山」に似ていますね。ただこちらは、原作がコミックというだけあって、全体に漫画っぽさが漂っています。シリアスに徹して、時代背景なども忠実に再現していた「力道山」に比べ、こちらは漫画だけにツッコミ所も多いです。主人公のペダルには、俳優でラッパーでもあるヤン・ドングン。また序盤から登場する最大の敵役である加藤は、武術に長けた誇り高き軍人で、加藤雅也が演じています。加藤の腹心の部下である龍馬という男が、先ず最初のツッコミ所です。髪型が鬼太郎ヘアーなんですよ。戦時下なのに、あの髪型は有り得ん…笑。しかも日本語が微妙に下手で、韓国俳優である事がばればれ。他、日本人ヤクザも全員が揃って、妙な発音の日本語を喋っており、真面目に作ろうという意思が見受けられません。一応、日本が舞台という設定なのですから、端役にも日本人俳優を起用する位の意気込みは見せてほしかったですね。敗戦後の日本のセットなども、どうも日本に見えなくて、外国を撮るに当たっての時代考証の好い加減さが目に付きました。ペダルの恋人陽子役の平山あやは可愛いですね。でもこの人も、設定が曖昧で、日本人が観ると変な感じがします。最初に出てきた時は、「お嬢様」と呼ばれていたので、何処かの令嬢なのかと思っていたら、後で芸者さんだと判ります。花柳界は日本人でも判り辛い世界なので、韓国の人に的確に描けと言っても無理でしょうけど、やはりこの辺も考証不足は否めません。ツッコミ所は多々ありますが、龍馬の未亡人が凄い田舎の農民だったのには笑いました。エリート軍人の妻子が、田舎で貧農なんかやってる訳ないでしょ…。この辺も日本をステレオタイプなパターンでしか捉えられない異国の漫画という印象でした。色々難癖は付けましたが、お話としては結構楽しめました。朝鮮国籍故に、差別を受け、武道家としても正式には認められなかったペダルですが、重苦しい空気は映画にはありませんでした。宮本武蔵の再来のように、単独で日本中を旅して歩き、道場破りを続け、満身創痍になりながらも、挑戦者達を倒し続けるペダル。ただひたすら、己の武術の技を磨き、頂点に立つ為に…。力の無い正義は無能であり、正義の無い力は暴力である、というような言葉は心に残りました。(記憶、曖昧です…。)アクションシーンは全てスタント無しで撮影されたようです。挑戦者となった人達が、全員武術の心得のある本物だけあって、格闘シーンはなかなか見応えがありました。そして主演のヤン・ドングンも獣のような男を熱演していたと思います。本物の大山倍達の人生とは、全く違うストーリーだと思いますが、これはこれで漫画として楽しめたかなという感じですね。でも飽く迄B級娯楽映画なので、その辺は誤解なきように。(^_^;)↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 29, 2006

4/15(土)より全国ロードショーです。"連理枝" 監督、脚本・・・キム・ソンジュン 出演・・・チェ・ジウ、チョ・ハンソン、チェ・ソングク、ソ・ヨンヒ、他。 ・物語序盤・ゲームソフト開発会社の社長ミンスは、絵に描いたようなプレイボーイ。しかしある雨の日、ミンスはバス停に居た女性ヘウォンと運命的な出会いをする。ミンスの車のせいで、ずぶ濡れになったヘウォンを、病院まで送り届けるミンスは、いつもの癖でナンパをするが、ヘウォンは相手にしなかった。その後、同じ病院に検査入院していたミンスは、ヘウォンを口説き落とそうと、院内を探し回るが、彼女自身も入院患者の一人だった。 タイトルの「連理の枝」とは、白楽天の有名な漢詩「長恨歌」の一節から取った言葉。二本の樹の枝が成長するにつれて、寄り添うように絡み合い、恰も1本の樹のようになっていく様を表したものです。さて、"涙の女王"と異名を取るチェ・ジウですが、私は彼女が演技をしている所を観るのは初めてでした。あの「冬のソナタ」すら一度も観ていないのですから、流行モノには鈍感でございます。でも彼女、韓国映画界では演技が下手な女優として見られているそうですね。真偽の程は、韓国語が分からない私には、さっぱり判断できませんが…。一方、涙のイメージがあるが、実はコミカルな演技が得意という話も聞きました。今回の映画、観る前は、タイトルやチラシの写真のイメージから、シリアスな悲恋モノと思っていました。「ある愛の詩」みたいな、「愛とは決して後悔しないこと」と観客の大粒の涙を誘う作品なのかと。ところが、いざ上映が始まってみると、ずっこけてしまう位、おちゃらけた雰囲気でした。主人公であるヘウォンとミンスも、妙に明るい遣り取りをしているし、二人のそれぞれの友人同士のカップルが、これに輪を掛けるように、お笑い路線に走っていました。確かに各シーンだけ切り取って観れば、可笑しいし笑えるんですけど、悲恋モノにこんな笑いは必要なのかと、韓国との感覚のズレに悩みました。韓国映画もそこそこ観てきましたが、やはり日本とは意識のズレがありますね。日本でこの映画を撮ったら、終始一貫、シリアスで悲哀なムードな作品になったでしょう。しかし韓国映画は、薄っぺらで軽い笑いを挿入する事で、まずは作品をライトな雰囲気にしておいて、終盤に掛けて、一気に悲劇的な展開に持ってゆく。この感覚に慣れていないと、違和感が強くて、物語に馴染めません。加えて、その悲劇にも、非常に無理を感じました。難病を抱えて、チェ・ジウが余命幾許も無いというのは、普通に設定として許せるのですが、ダブルで来るのは如何なものかと…。可哀想という以前に、あり得ね~!という気持ちが先行してしまいます。あれで泣けというのも、かなり厳しいものがありました。印象としては、韓国のメロドラマ全体に言える事ですが、一昔前の日本のテレビドラマみたいなベタな感じですね。失笑してしまうような在り得ない設定に、悲喜の掘り下げが中途半端なドラマ。古臭さを感じるような、陳腐な演出、など等。こういうものにノスタルジーを感じる人なら、共感できるかもしれません。少なくとも私には生理的に合わない映画でしたね。チェ・ジウは綺麗でしたけど。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 28, 2006

"FEARLESS""霍元甲" 監督・・・ロニー・ユーアクション監督・・・ユエン・ウーピン出演・・・ジェット・リー、中村獅童、スン・リー、原田眞人、ドン・ヨン、コリン・チョウ、ネイサン・ジョーンズ、バオ・キージン、ソムラック・カムシン、他。 ・物語序盤・道場を開く武術家を父に持つ少年霍元甲(フォ・ユァンジア)は、父と同様に自分も強くなりたいと望んでいた。しかし彼の父は、息子が自分と同じ道を進む事に難色を示し、読み書きの練習ばかりをさせていた。母からも人から尊敬されるような人格者になるよう諭されるが、ユァンジアは親友であるジンスンの協力の下、隠れて武道の練習を続けていた。やがて成人したユァンジアは、天津一の格闘家へと成長していた。しかし名声が高まるに連れて、彼の態度は傲慢になり、料亭を経営するようになったジンスンは、彼の増長ぶりに眉を顰める。ある時、ライバルである格闘家に門下生が怪我をさせられた事で、ユァンジアは報復に向かい、その結果相手を死に至らしめる。しかし恨みを買った彼は、最愛の母と娘を殺されてしまった。絶望の果てに、天津を離れ、放浪の旅に出るユァンジア。 約100年前の中国に実在した伝説の武闘家、霍元甲(フォ・ユァンジア)を主人公にした作品。彼の人生と共に、1910年に上海で開催された史上初の異種格闘技戦を描いています。一言で言うと、面白かったです。オープニングは、いきなり1910年の上海で行われた霍元甲対4人の外国人格闘家との戦いで幕開けです。序盤からジェット・リーのアクションが、続けざまに観られる美味しいシーンから入ってくれて、気分が高まりました。相手の武器に合わせて、ジェット・リーもその都度、武器を変えます。剣あり槍あり、彼の武術をのっけから堪能できる訳ですよ。この冒頭部分の入り方が気に入りましたね。辮髪のジェット・リーを観るのも久し振りのような気がします。中国に帰ってきてくれたのね~という感じで嬉しかったです。今作はアメリカ映画でもあるのですが、監督がロニー・ユー氏なので、安心して中国を観られますね。ジェット・リーの使い方も弁えているし、納得の出来でした。問題点というと、これは映画そのものの出来栄えとは関係ないのですが、映画館で流される予告編に苦情を言いたいです。中盤までのストーリーが、全部判ってしまう内容だったんですよ。霍元甲という武術家については、その名前すら知らなかったのですが、予告編で栄光を掴み、どん底に叩き落され、田舎で癒されてゆく迄のエピソードが全部流れに沿って見せられていました。初めて知った人物で、初めて観る映画なのに、途中まで全部知っているというのが、物凄く残念でしたね。映画は新鮮な気分で観たいので、予告編はストーリーが露見しないように注意してほしいです。もう一つは、エンディングのテーマ曲差し替え。折角、高揚した心地で満足感に浸っているのに、いきなり日本語の歌が流れてくるのは如何なものかと…。中華な気分から、一気に日本に引き摺り戻されました。歌の善し悪しではなくて、エンディングまでオリジナルで観せてもらいたいものです。映画はストーリー的にも確りした作りになっていたと思います。強くなり対戦相手を打ち負かす事だけに喜びを感じていた元甲。挑戦相手を倒し続ける事で、全ての人の頂点に立ったかのような錯覚に陥り、徐々に驕慢になってゆく性格。幼馴染で親友のジンスンの苦言にも耳を貸さず、周囲の恨みを買い、自ら悲劇を招く結果に…。一度落ちる所まで落ちて、自分を見詰め直した元甲自身の成長も良かったですが、それに応えてくれたジンスンの友情に胸が熱くなりましたね。あんな良い友達を持って、元甲は幸せ者ですよ。日本代表の武術家・田中安野役で出た中村獅童は、なかなか美味しい役どころでした。西洋の選手が単なるやられ役だったのに対して、中村獅童は元甲の思想に共感し、互いをリスペクトし合える相手という描き方でしたので。台詞は中国語と日本語の二通り。日本語の時に、喋り方が棒読みな気がしたんですけど…。(^^ゞでも役柄的にカッコ良かったですけどね。同時、諸外国から東洋の病人と言われていた中国。元甲は周りがそう言うのは構わない、本当に怖いのは、自分が病気である事に気付かない事だと言いました。流派の違いだけで憎み合い、時には相手の命を取って勝ち誇る国内の武術家達。祖国が諸外国から侵食されている時に、何故自分達は同国人同士で争い合っているのか?国民の意識改革を目指して、流派を越えた組織を作った元甲。最期は非業の死を遂げ、志半ばでの他界だったかもしれませんが、彼の理想は後続の人々に確りと受け継がれたと思います。ジェット・リー、最後のマーシャル・アーツ作品と言われていますが、それに相応しい映画だったと思います。彼の美しい武術をたっぷり観られて、筋書きも確りしていてと、期待を大きく上回る出来でした。しかしマーシャル・アーツを捨てて、この先彼は、演技派俳優にでもなるのでしょうか?一ファンとして、今後を心配しております。(^_^;)頑張れ、ジェット・リー。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 26, 2006

"THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE" 監督・・・アンドリュー・アダムソン原作・・・C・S・ルイス出演・・・ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ、ジョージー・ヘンリー、ティルダ・スウィントン、ジェームズ・マカヴォイ、ジム・ブロードベント、他。出演(声)・・・リーアム・ニーソン、ルパート・エヴェレット、他。 ・物語序盤・第二次世界大戦下のイギリス。ドイツ軍の空襲を受け、市街地は危険な状況だった。ペベンシー家の4人の子供達、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーは、母親と離れ、田舎にあるカーク教授の屋敷に疎開する事に。ハウスキーパーは厳格な婦人だったが、子供達は広い屋敷の中で隠れんぼをして遊び始める。隠れる場所を探していた末っ子のルーシーは、空き部屋で大きな衣装箪笥を見付ける。その中に隠れようとしたルーシーだったが、何故か奥は深く、真冬の森に繋がっていた。唖然とするルーシーの前に、半分獣の姿をした不思議な人物タムナスが現れる。彼はここがナルニアという国で、百年もの間、白い魔女によって冬が続いている事を教える。初めは白い魔女を恐れて、ルーシーを魔女に差し出そうと考えていたタムナスだったが、考え直して、彼女を逃がす事に。無事に元の世界に戻ったルーシーだが、他の兄弟は彼女の話を全く信じなかった。 かなり前から映画館では予告編が流れておりました。最初に観た時は、またファンタジーで続編モノ?という感じで、期待感ゼロ。この手の作品は「指輪物語」が映画化されたので、もう充分だろうというのが本音でした。更に制作会社は私の嫌いなディズニーですから、何をどう楽しみにしていいのか判らない状態で。でもとにかく観るだけは観ないとと思って、チェックしてきました。全然期待していなかったのと、原作の筋書きを知らなかった事で、思いの外、楽しめたかなという感じでした。物語の時代設定も知らなかったので、最初に戦争シーンが出てきて、ちょっと驚きました。ペベンシー一家の子供達は、空襲を逃れて、田舎に疎開するというお話だったのですね。第二次大戦の時、イギリスの子供達も疎開していたという事実は知らなくて、変な所で感心してみたり。日本の子供達だけじゃなかったんですね。全体的には御伽噺なんですけど、大人の鑑賞にも堪えうる出来栄えだったと思いました。子供達が主人公なので、「指輪物語」よりも御伽噺的な色彩が強いですけどね。あと、喋る動物達が出てきたりしますから、子供が観たら喜びそうかな。ライオンがリーダーなのは、あまりに常套すぎる発想ですが、映像的にはよく出来たライオンでした。声はリーアム・ニーソンなのですね。他の動物も、上手く映像化されていました。映像だけ観ても、結構見応えはありましたよ。ストーリーを全く知らない状態だったので、展開を楽しみながら鑑賞できたのが良かったです。エドマンドのチキンぶりが面白いというか。4人兄弟はずっと行動を共にしているのかなと思っていたので、エドマンドの単独行動には意外な感じがしました。お菓子が欲しくて、こっそり女王の所に行くなんて、お前は姑息すぎ(笑)最終的には、ナルニアの王様の一人に落ち着いていましたが、お前にその資格があるのか、と軽くツッコミ入れました。また長男のピーターは、剣を授かるのですが、戦いでは物凄く強かったので唖然としてしまいました。君は普通の子供だったでしょ…。御伽噺だからと言ってしまえば、それまでですけどね。個人的には末っ子のルーシーが可愛かったです。最初に箪笥からナルニアに行ったのもこの子でしたし、わりと出番が多いキーパーソンでした。兄弟の疎開先屋敷の主人カーク教授は、優しい人物だったのですね。家政婦さんが厳しいだけで、教授自身は人懐っこい性格で、箪笥の秘密も知っていたご様子。白い魔女役のティルダ・スウィントンは、初めて見る女優さんでしたが、冷徹な女王ぶりに貫禄を感じました。理解できないものの恐怖を出そうとしたと話していた通り、心の内側の読めない人物を演じていましたね。次回作も制作が決定しておりますが、またペベンシー兄弟が出てくる話なのですか?ナルニア国の物語は、時代的に凄く長いような事が書いてあったと思うのですが、またあの箪笥から、別の時代に飛ぶのかな?訊いてないで、原作を読めって?(^^ゞラストの締め括り方が、夢オチとも取れるような内容で、個人的に「全部、妄想と違うのん?」という印象もありました。「指輪物語」や「ハリーポッター」が、独自の世界の中で繰り広げられるお話なら、こちらは現実世界をペースに置いた夢物語という感覚ですね。でも、そこそこ面白かったので満足していますが。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 25, 2006

弊サイトのアクセス数が、200000HITを記録致しました。つい今しがた、楽天さんからお知らせメールが届きました。キリ番を踏まれたのは、ゲストさん。ここまで続けられたのも、懲りずに覗いて下さる皆様のお蔭です。本当にありがとうございます。とお礼を言いつつ…。全然、更新しとらんやないかい、君!ひゃー、すみません。すみません。折角、記念すべき200000HITの夜なのに、日記は書きかけで放置。更に今日は「Zガンダム」の第三部を観に行く予定じゃなかったのかい?貧しさに負けた~、いいえ、自分に負けた~♪気力が萎えきっとりますなぁ。明日こそは、映画館に行こうと思っているのですが。「ナルニア」、そろそろ行きますよ。「Zガンダム」は来週中に行かないと、映画館そのものが閉鎖になるし。こいつぁ、痛いぜ。とりあえず、週末は「ナルニア」と「SPIRIT」を制覇するべしです。観たら、書いてない映画の感想も一緒に書きますね。日曜日になるかもしれませんが。映画通いもサイト運営も、いつまで続けられるか判りませんが、可能な限り続けたいと思っています。私を取り巻く諸事情が、それを許さなくなるまで。それも近いのかなぁ…なんて、弱気になっていますが。愚にもつかない独り言でした。↑気合入れの、ぷちっとクリック。こんな文章書いて、ボタンを設置すな…。
Mar 24, 2006

4/8(土)より全国ロードショーです。"THE PRODUCERS" 監督・・・スーザン・ストローマン 出演・・・ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、 ウィル・フェレル、ロジャー・バート、ゲイリー・ビーチ、アンドレア・マーティン、デブラ・モンク、他。 ・物語序盤・ブロードウェイ・ミュージカルのプロデューサー、マックスは、かつてはヒットメイカーであったが、今や発表する作品が悉くコケて、すっかり落ち目。そんな彼の元に会計士のレオが帳簿を調べにやってくる。二千ドルの差額を見付けたレオは、独り言で、ショーが失敗すると、逆に儲かる事もあるのかと呟く。これを耳にしたマックスは、出資金を集めて、わざと失敗作を作れば、配当金を払わずに済み、その金を丸ごと持ち逃げできると考える。計画を持ち掛けられたレオは、初めは渋っていたものの、プロデューサーになる夢を捨てきれず、マックスの計画に乗ってしまう。果たして、彼等は最低の脚本と最低の演出家、最低のキャストを集め、確実にコケるミュージカルの制作に奔走する事に。 メル・ブルックス監督の同名作品(1968)を、2001年にブロードウェイでミュージカル化、トニー賞史上最多の12部門を獲得した舞台を、再度映画版としてリメイクしたミュージカル・コメディ。マックスとレオ役には、ブロードウェイ版と同じキャスト、ネイサン・レインとマシュー・ブロデリックを起用。監督は、舞台で演出・振付を担当したストローマン。脚本と楽曲の作詞・作曲はメル・ブルックスが当たっています。何度も公言している通り、私はミュージカル映画は苦手です。という訳で、この映画も全然期待せず、取り敢えず観ておくかという程度で鑑賞しました。でも当初の不安は何処へやら、最初から最後まで充分楽しめました。コメディーなので、全体的に楽しい雰囲気で、あちこちで笑えるという点も良かったですし、歌と台詞のバランスも適度でした。普通の会話まで歌にされてしまうと、私は受け付けないのですよ。その点この作品は、会話する所は普通にお芝居で会話して、その合間に歌が入るという具合だったので、ミュージカル映画嫌いでも大丈夫でした。主演の二人や周りの脇役達は、舞台からの続投という事で、歌唱力も抜群で安心して聴いていられました。映画化された事でのメリットは、舞台の領域が広がった事でしょうか。大抵ミュージカル映画というのは、歌うシーンはセットの中でという感じなのですが、この映画は街中へ繰り出して歌い踊ります。街や公園など、屋外での撮影を盛り込んだ事で、新鮮な空気を感じる事ができました。映画版で初めて起用されたユマ・サーマンとウィル・フェレルですが、歌は吹き替え無しのようですね。映画を観ている間、ずっと本人の声か吹き替えか悩んでいたのですが、公式サイトで二人とも歌の特訓をしたと書いてありました。ユマ・サーマンはスウェーデン出身の女優の卵、ウィル・フェレルはヒトラー総統を敬愛する脚本家志望のドイツ男という役どころでした。歌と同時に、訛りも勉強しなければいけなかったので、大変だったと思います。この映画のコミカルさを支える一つの支柱が、それぞれの人達が話す英語の訛りなので、本当の意味で全ての可笑しさを堪能できるのは、ネイティヴスピーカーだけかもしれません。ただ、そこそこ英語に慣れている人ならば、変な発音だなという事は判ると思うので、可笑しさは伝わると思います。流石に細かい言葉遊びなどは、字幕では伝えきれない部分もあると思いますが…。ユマ・サーマンは、室内で歌いながらのダンスも披露していましたが、本物のミュージカルスターのように華やかに見えました。プロのオーラを発揮してくれた感じでした。ウィル・ファレルも相変わらず面白い人ですね。「奥様は魔女」では酷評もされましたが、あれだってコミカルな役だったし、この人はコメディ畑の人なので、今回もハマっていたと思います。ネイサン・レインとマシュー・ブロデリックは舞台からの引継ぎなので、歌が上手いのは当たり前ですが(でも俳優さんだけど)、声も良いですね。特にマシュー・ブロデリックがよく通る綺麗な声で聞き惚れました。男性でも声が綺麗な人が歌うと、心地良く聞こえますねぇ。(^^♪エンドロールにも歌が流れますので、席を立つ方は少ないと思いますが、鑑賞の際は最後まで帰らないようにして下さいね。ウィル・フェレルの歌の歌詞は笑えますし、エンドロール後にもフィナーレとして、オマケの映像が流れます。最後の最後まで楽しませてくれる愉快なエンターティメントでした。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 23, 2006

監督・・・蔵原惟繕 出演・・・高倉健 潮田暁 渡瀬恒彦 越智健二郎 岡田英次 小沢隊長(第一次越冬隊) 夏目雅子 北沢慶子 荻野目慶子 志村麻子 日下武史 森島教授 神山繁 堀込隊長(南極観測隊長) 山村聡 岩切船長(宗谷) 江藤潤 徳光隊員(第二次越冬隊) 佐藤浩市 戸田隊員(第二次越冬隊) 岸田森 喫茶店マスター 大林丈史 野々宮隊長(第二次越冬隊) 金井進二 尾崎隊員(第一次越冬隊) 中丸新将 長谷川隊員(第二次越冬隊) 佐藤正文 昭和号パイロット 坂田祥一郎 武井隊員(第二次越冬隊) 志賀圭二郎 梶原隊員(第一次越冬隊) 内山森彦 池内隊員(第一次越冬隊) 川口啓史 宗谷通信士 市丸和代 志村真紀 スーザン・ネピア カトリーヌ チャールス・アダムス バートン号艦長 浜森辰雄 稚内市長 大谷進 野口隊員(第一次越冬隊) 前島良行 江藤隊員(第一次越冬隊) 佐山泰三 隊員(第二次越冬隊) 野口貴史 隊員(第二次越冬隊) 寺島達夫 宗谷航海長 大江徹 中村隊員(第一次越冬隊) 長谷川初範 鶴田隊員(第一次越冬隊) ・物語序盤・昭和33年。南極に日本で始めて作られた観測所・昭和基地で、第一次越冬隊は15匹のカラフト犬と共に活動していた。隊員で犬の世話係である潮田・越智ら3名は、犬橇で一月弱の行程を往復する。帰路は霧に閉ざされ、遭難寸前となったが、タロ・ジロを先に基地へ返した策が成功し、救援隊が迎えに来てくれた。そんな中、第二次越冬隊を待つ隊員達の元に、突然の退去命令が下される。悪天候の為に、第二次越冬隊を待たずして、基地を離れなければならなくなった隊員達。潮田らは後ろ髪を引かれる思いで、15匹のカラフト犬を残して基地を後にする。しかし観測船・宗谷に到着した彼等を待ち受けていたのは、第二次越冬隊派遣の中止という残酷な現実だった。あまりに放置し過ぎて、書くべき事が浮かばなくなってしまった…。取り敢えず、覚えている事だけでも。(^_^;)先日、ディズニーのリメイク版を観た時に、オリジナルが無性に観たくなったんですよね。と言うのも、ハリウッド版ではラストに、犬がいっぱい生き残っていたのですが、確か生きていたのは二匹だった記憶があって、それを確かめたかったんです。その他、犬が置き去りにされる経緯など、リメイク版はリメイクというよりは、ネタをパクって新作を作りました~という雰囲気だったので、本当の話を思い出したかったんですよ。何しろ、私がこの映画を観たのは、公開当時映画館で一度きり。それ以来、テレビ放映時も観なかったので、中身はすっかり記憶から消えておりました。キャストも今、改めて見直して、こんな人達が出演していたのかと感慨深いものがありましたね。私が覚えていたのは、当時まだ少女だった荻野目慶子が出ていた事くらいでしたから。それにしても、この映画は空前の大ヒットでしたよね。映画館も今みたいに完全入れ替え制ではないので、立ち見客が凄かった。私もその中の一人で、何も観えないまま、まる一回分棒立ちしてました。次の回に漸く座ったんですけど。立ち見の時に、大胆不敵な痴漢に遭遇して、心底驚きましたわ。当時、まだ幼げな少女だったので、自分が痴漢に遭っている事に気付かなかったんです。後ろの人、はぁはぁ言ってるなぁと、ぼぉーっと立っておりました。まあ、そんな思い出話は置いといて。音楽、「炎のランナー」のヴァンゲリスだったんですね。聴いてみると、そうそうこんな曲だったと、懐かしく思い出しました。 そしてナレーションは、今は亡き小池朝雄氏。ナレーターはコロンボ刑事だったのか~!と、ここでも今更な発見に感動。ディズニー版が徹底した娯楽作品なら、こちらは限りなくドキュメンタリーに近い作風ですね。実際に事実として判っているのは、15匹の犬が置き去りにされた事と、タロ・ジロが生存していた事、そして基地に繋がれたまま死亡した犬たちの死体が何体か残っていたという事だけです。でも映画は、恰も犬たちの行動をつぶさに観察していたかのような形で描いていました。想像で作ったものなのだと判っていても、犬が氷の海に消えてゆく姿には涙が出ましたね。そして犬たちを置き去りにしてしまった犬の世話係二人のやり場の無い悲しみもよく伝わってきました。高倉健さん演ずる潮田隊員は、大学を辞めて、犬を提供してくれた人達の家を回ってのお詫び行脚。渡瀬恒彦さん演ずる越智隊員は、考えないふりをしながらも、ずっと心の奥で犬たちの事を思い続け、犬たちを救えなかった自分を責めている。そして彼の婚約者には、夏目雅子さんが扮していたのですね。夭逝してしまった彼女の、在りし日の活き活きとした表情に、改めて時の流れを感じました。映画館で観た当時は、それほど騒ぐ映画か?というのが本音でした。多分、淡々としたドキュメンタリータッチの作風が、少女期の私にそう思わせたのだと思います。でも今の年齢になって観ると、逆にこの作風が心に沁みました。氷原を走る犬たちを遠方からのカメラで追い続ける映像。厳しい自然の中を逞しく生き抜く犬たちの姿が目に焼き付きました。と同時に、ディズニー版のお気楽さが、更に浮き彫りにされた感じで情けなくなりましたね(笑)。犬を置き去りにする以前のエピソードからして、事実を基にしている日本版と作り話であるディズニー版は、リアリティーの面でも全然比較になりませんから。南極暮らしで雪焼けの一つもしていない犬橇ガイドには、観客を舐めるのも程ほどにしろよと言いたい(笑)。二つの映画を比較して観ると面白いです。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 18, 2006

3/25(土)より全国ロードショーです。"A SOUND OF THUNDER" 監督・・・ピーター・ハイアムズ原作・・・レイ・ブラッドベリ『いかずちの音』(ハヤカワ文庫刊『太陽の黄金の林檎』所収) 出演・・・エドワード・バーンズ、キャサリン・マコーマック、ベン・キングズレー、ジェミマ・ルーパー、デヴィッド・オイェロウォ、ヴィルフリート・ホーホルディンガー、コーリイ・ジョンソン、他。 ・物語序盤・ 西暦2055年の世界。人類はタイムトラベルの技術開発に成功していた。今全米で人気を集めているのは、シカゴの大手旅行代理店タイム・サファリ社が主催している、6500万年前にタイムトラベルして楽しむ恐竜狩りツアー。しかし過去への干渉は、時の流れを変えてしまうかもしれない危険性を孕んでいる。管理システム"TAMI"の元々の開発者であるソニア・ランド博士は、このツアーを中止させようと、パーティー会場に抗議に現れるが、乱入者として追い返されてしまう。その後もタイムトラベルは何事も無かったかのように続けられた。しかしある時、ツアーのリーダーであるトラヴィス・ライヤー博士の銃にトラブルが起った事が発端で、チームの誰かが過去の世界から何か微量な物質を持ち帰ってしまう。すぐに異変は起った。地球上の進化が大きく狂ってしまい、タイム・ウェイブが現代社会に押し寄せてきた結果、異常な進化が地上を覆い尽くした。ソニアの自宅を訪ねたトラヴィスは彼女から、タイムウェイヴは続けて何度も押し寄せ、数回の後には人類も滅亡する危険性がある事を知らされる。 完成までに多難な道を乗り越えて出来た作品のようですね。予告編を観る限り、大金を投じて制作したスケールの大きなSF作品というイメージでした。原作がレイ・ブラッドベリというのも、SFファンにとっては、興味を引かれるポイントです。総評としては、なかなか面白いアクションアドベンチャー映画に仕上がっていたと思います。B級クラスの映画かもしれませんが、個人的には結構好きでしたよ。展開も、次はどうなるのか?最後はどう締め括るのか?と、先が読めなくてワクワクできる内容でしたし。未来都市を描いた背景のCGと人物の合成が成功しておらず、明らかにブルースクリーンの前で演技してます、というシーンには、チープな印象は否めませんでした。風景関係のCGは、全体的に浮いていて安っぽい感じがしましたね。セットも物凄く豪華な作りとは言えませんでした。正直、序盤はチープさが目に付いて、物語に入り込めなかった所もあります。でも進化の波が押し寄せてきて、人類滅亡のタイムリミットが迫ってくる中盤あたりから、段々とお話が面白くなってきます。別の進化を遂げた植物や動物達が、まるでモンスターのようになって、進化の歪みを修正しようとするトラヴィス達に襲い掛かります。一人、また一人と、殺されてゆくメンバー達。この辺は、バイオハザードのゲームでもしているような気分になって、ドキドキしました。サバイバルゲームのような展開です。モンスターの種類は豊富ではないのですが、わらわらと現れる数で恐怖感を煽って、上手く予算不足をカバーしていたように思えました。しかし、あれだけボロボロになって、水浸しになってしまった装置が、まだ正常に機能している所は笑えました。あの状態でも電源は生きていたんですね。まあ、それが使えなかったら、打つ手なしなんですけど。(^^ゞあと、進化の歪みを元に戻してしまったら、全てが無かった事になるのが問題だったのですが、トラヴィスの取った行動程度で、破滅の確証になるのか?また、危険を孕む恐竜狩りツアーはどうなるのか?と疑問も残りました。人類の別ルートの進化形は可愛らしかったですね。白い毛むくじゃらの姿に、一瞬、吹き出しそうになりましたよ。あれなら、今の姿より良いかも(笑)。細かい事を気にせず、少し安っぽい部分に目を瞑れば、充分楽しめる娯楽映画だと思います。俳優も私が知っているのはベン・キングズレー位で、他はギャラの安そうな俳優を集めてきてますが、その分、ストーリー展開とテンポの良さで引っ張る作品でしたね。私は好きですよ、これ。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 17, 2006

"WALK THE LINE" 監督・・・ジェームズ・マンゴールド出演・・・ホアキン・フェニックス、リース・ウィザースプーン、ジニファー・グッドウィン、ロバート・パトリック、ダラス・ロバーツ、シェルビー・リン、ダン・ジョン・ミラー、ラリー・バグビー、他。・物語序盤・"JR"ことジョニー・キャッシュは、失業者を雇用する綿花畑で働く貧しい一家に育った。父親は酒に溺れ、暴言を吐く男で、家族の苦しみの種だった。ジョニーはラジオから流れてくる音楽を聴くのが大好き。何より好きなのが、音楽一家に育った少女ジューン・カーターの歌声。また、仲の良い兄のジャックは利発で将来は牧師になるのが夢である。しかしある日、ジャックは小遣い稼ぎでやっていた木工所の仕事中に、誤って大怪我をし、そのまま亡くなってしまう。優秀だった兄ジャックの方が死んだ事で、父親は荒れ、遺されたジョニーの心には深い傷が残った。成長したジョニーは家を出て、空軍に入隊し、2年の月日が流れる。除隊後、恋人ヴィヴィアンと結婚し、セールスの仕事をするが、ジョニーは音楽への夢を捨ててはいなかった。バンド仲間と受けた録音スタジオのオーディションに合格したジョニーは、夢だったレコードデビューを果たす事に。 後の数々のミュージシャン達に影響を与えた伝説のカントリー・ミュージシャン、ジョニー・キャッシュの半生を描いた作品です。しかしハリウッドのネタ切れ状態も深刻(?)で、作る映画と言えば、リメイクか伝記かって感じで、観る側にとっては、また?という気もしないではないですねぇ。音楽に疎い私は、ジョニー・キャッシュと言われても誰?状態です。故に、特にこの人の足跡を見ても、特に感銘を受ける事はありませんでした。一応、しゃくれ顔のリース・ウィザースプーンがアカデミー賞を取ったのと、わりとお気に入りの俳優ホアキン・フェニックスが主演という事で、上映最終日に滑り込みで観て来ました。感想は、そんなに絶賛される程の映画か?という感じでしたね。実在の人物を描いた作品ですが、ジョニーの送った人生も、スターとしては在り来りで、特に型破りな事も無く、わざわざ映画にする程の内容だったのかな?と思いました。型破りというより、まさにその逆、型通りセオリー通りのサクセスストーリーではないですかね?貧乏からスタートして、スターとして成功して、浮気して女房に逃げられ、ドラッグに溺れ転落、その後何とか立ち直り、もう一度音楽活動再開、その後生涯の伴侶と結ばれて、末永く幸せにくらしましたとさ。めでたし、めでたし。はい、然様で、という感じで、別に悪い映画だとは思いませんが、観ていて感動するとか泣けるとか、そういう感情は起りませんでした。恋愛のエピソードでは、同業者のジューン・カーターと友情と恋愛の間くらいの付かず離れずの長い長い関係が続くのですが、今ひとつ心に響かなかったです。逆に夫人であるヴィヴィアンから見たら、あんまりな状況じゃないですか?ジョニーが部屋にジューンの写真を飾ろうとしたシーンがありましたが、それはいくらなんでもNGでしょ。奥さん、怒って当然です。でも全体的に、人間ドラマは希薄な描写しかされていなかったので、怒りも悲しみも葛藤も、どれも心に深く刻まれるようなエピソードは無かったですね。父と子との確執も、いつの間にか改善されたのか、結局その辺の事も詳しく描かれておらず、リッチになった息子のお陰で、随分お洒落になった母親の髪型が妙に浮いていたのだけが印象に残りました(笑)。やはり基本的に、この映画は音楽映画なのだと思います。ホアキンとリースが吹き替え無しで歌って、更に楽器まで演奏するという成りきり演技が最大の見所です。ホアキンの歌は、一番最初にギター一本で歌い出した時は、正直言って、微妙?と思ったのですが、段々聴いている内に、ノリが良くなってきました。でも素晴らしく上手いのかというと、聞き惚れる程ではないかな…?というレベルでした。(個人的には。ゴメン、ホアキン。)歌が抜群だったのは、リースの方ですね。エンドロールでジョニーとジューンの実際のデュエットが流れるのですが、ジューンの声より、リースの声の方が魅力的だったかも…という位、素敵な歌声でした。ところでジューンの弾いていた楽器は何という物なのでしょうか?竪琴のような変わった楽器でしたけど。ストーリー面では特記すべきものはありませんでしたが、実在の人物像を研究し、ストイックな演技を見せたホアキン、そして見事なパフォーマンスを見せてくれてリースには、惜しみない拍手を送りたいです。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 16, 2006

4/1(土)より全国ロードショーです。"FIREWALL" 監督・・・リチャード・ロンクレイン 出演・・・ハリソン・フォード、ポール・ベタニー、ヴァージニア・マドセン、ジミー・ベネット、メアリー・リン・ライスカブ、他。 ・物語序盤・ジャック・スタンフィールドは、ランドロック・パシフィック銀行で、コンピューター・セキュリティーの責任者を務める幹部社員。家族は建築士である妻ベスと娘と息子。仕事は順調、家庭は円満、豪邸に住み、何不自由ない暮らしをしていた。しかしある晩、ジャックの留守中に、強盗グループが彼の家に押し入り、家族を人質にしてしまう。その夜、新会社設立の話で紹介されたビジネスマン、ビル・コックスは、実はこの強盗団のリーダーだった。ビルはジャックを脅迫し、銀行の預金1億ドルをネットを通じて、自分の口座に振り込むよう要求するのだった。 戦う男ハリソン・フォードが、今回も戦います。たとえ、見た目老いぼれの爺さんになったとしてもです(笑)。彼はこれからも銀幕の中で戦い続けてくれるでしょう。今回は銀行のセキュリティー責任者です。狙われたのは、銀行のネットワーク。厳重な管理下に置かれ、鉄壁のファイヤーウォールで守られた銀行預金を、ネット上で奪おうというのが、悪党たちの計画です。予告やチラシから想像すると、とてもハイテクな犯罪者集団による緻密な計画的犯行を思わせました。しかし、蓋を開けてみると、物凄く杜撰な計画で機器もローテク…。細かくチェックすると、ツッコミ所はいっぱいあります。そもそも犯人達の立てた計画が、序盤で崩れ去るのが情けないです。コンピューター・セキュリティーのプロ、ジャックを利用しようと、彼についての全てを調べ上げ、会社設立を餌に近付いた悪役ビル。仲間に自宅を襲撃させ、家族を人質に取ったまでは計画通りでしたが、肝心な事を調べていないという間抜けぶり。銀行は他行と合併する為、ジャックの務める銀行内に、預金を管理するパソコンが既に移動されているではないですか。ここで唖然としているビルの顔が情けないです。息子のピーナッツアレルギーを調べるより、銀行の合併予定を知っておく方が何倍も大事なんですけど…。(^_^;)偉そうにしていたわりに、物凄くお惚けちゃんですよね。他の犯人仲間もとても長閑で、家族と寛いでいて、中盤くらいまで、全然緊張感が感じられませんでした。その辺の一般人のお兄ちゃん達がやって来た位の印象で、悪党らしさが全く無い連中なんですよね。自分達が犯罪者である事を、本当に理解しているのか怪しく思えました。他の映画の悪党達のように、下卑た言葉を吐くでもなく、殺気が全然感じられず、穏やかなのが不思議でした。話が本格的に動き出すのは後半に入ってからで、前半のテンポは鬱陶しくなるくらい緩いです。犯人側・人質側、共に細かい動きはあるのですが、どうでも良いから、さっさと話を進めろと言いたくなる感じ。最初に立てた計画がぽしゃった事で、犯罪が進まなくなり、ビルはジャックに、何とかしろと無茶でまる投げな要求をします。そこでジャックが思い付いた作戦で、預金を別口座に移す訳なのですが、この方法が非常にローテクで笑えるんですよ。それ以前に、絶対そんな方法では無理と断言したいです(笑)。ツッコミ所は多々あるのですが、犬の扱いも可笑しかったです。一家は犬を一匹飼っているのですが、悪党に襲撃された時、この犬が一切吠えないんです。その後も暫く犬が登場しなかったので、殺されたという設定なのかな?と思っていたら、ピンピンしてました。実はこの犬、ストーリー展開上、とても重要な役どころにあるんです。しかしそこへ話を繋げる為に、犬を最後の最後まで温存しておかなければいけなかったのが苦しかったですね。普通なら最初に殺される役ですのに。(^_^;)他、ハリソン・フォードの不死身さには笑わせてもらいました。元祖戦う男ですので、ボスとの格闘シーンも用意されていますが、絶対死んでるし…と思える戦いの後でも元気でした。凄いよ、ハリソン君。これからも戦い続けて頂戴ね。ラストの方は結構楽しめました。でも全体的には、こじんまりした印象の凡作かな?(^^ゞ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 15, 2006

3/18(土)より全国ロードショーです。"WALLACE & GROMIT: THE CURSE OF THE WERE-RABBIT" 監督・・・ニック・パーク、スティーヴ・ボックス出演(声)・・・ピーター・サリス、レイフ・ファインズ、ヘレナ・ボナム=カーター、ピーター・ケイ、ニコラス・スミス、リズ・スミス、ジョン・トムソン、他。 ・物語序盤・ウォレスは奇抜な発明品を次々に作り出す人物。頼りになる相棒の犬グルミットと共に、害獣駆除隊"アンチ・ペスト"として、畑を荒らし回る兎の捕獲に追われる日々。町では数日後に、古くからの伝統行事"巨大野菜コンテスト"を控えており、ウォレス達は引っ張りだこだった。そんなある日、ウォレス達は町一番の名士でコンテストの主催者であるレディ・トッティントンから兎の駆除を依頼される。早速、新作の兎回収マシーン"BV6000"を駆使して、庭に蔓延る兎達を全て捕獲するウォレス。心優しいウォレスは、捕獲した兎達を殺したりせず、餌を与えて飼育していた。彼は兎の食の好みを変えれば問題解決と、発明品の心コントローラーで、兎を野菜嫌いにしようと試みる。ところがある夜、正体不明の巨大兎が出現し、町中の畑を荒らし回る事件が勃発する…。 これまでに3本の中編作品が作られ、2度アカデミー短編アニメ賞を受賞した人気クレイ・アニメーション「ウォレスとグルミット」初長編作品です。今作は長編アニメーション部門で、アカデミー賞を受賞しました。制作は、英国アードマン社と米国ドリームワークス社。概要は上述した通りですが、私個人としては、今まで全く知らなかったシリーズです。タイトルもなかなか覚えられなかった位で。アカデミー賞を受賞したので、どんなものなのかな?と少し興味を持ち、観に行って来た次第です。しかしアカデミー賞では短編アニメ部門で、既に受賞済みなんですね。ただ短編は劇場公開されないので、殆どの日本人には、今作が初お目見えとなるのではないでしょうか。粘土で作られたキャラクターを動かして作るクレイ・アニメです。そこにCG映像も加えて作られたのが、この作品。クレイ・アニメを観る事自体、かなり久し振りかも。童心に戻ったような気分で鑑賞できました。基本的に、子供向けですので、ストーリー展開も低年齢の子供向けアニメそのものです。大人が一人で映画館に行って観るのは、クレイアニメマニアが同シリーズの熱狂的ファンくらいにしかお勧めはしません。でも日頃、毒された世知辛い社会の風に晒されている人は、こういう優しい作品で心を洗濯するのもいいですよね(笑)。もさもさ髪のレディ役にヘレナ・ボナム=カーター、彼女の財産目当てで結婚を迫る悪役ヴィクターにレイフ・ファインズが、それぞれ声を当てているので、洋画ファンは是非字幕版をご覧下さい。個人的にお気に入りだったのは、犬のグルミットです。ウォレスの相棒ですが、犬なので喋れません。吠える事も無く、終始無言です。しかしその表情や仕種が、彼の心情を雄弁に語っています。凄く利口で、"大人"な犬ですね。ウォレスにとっては、相棒というより、よく出来た奥さんという感じ。陽気で能天気な旦那を、陰で上手く操縦しつつ確りフォローする賢い妻みたいな雰囲気です。今回はウォレス自身が、トラブルの元凶になってしまうので、それを知っているグルミットは、一人困惑して奮闘します。犬好きでなくとも、グルミットは応援したくなると思いますね。他のキャラクターは、造形が日本人の好みからは、かなり外れていると思われますが、観ている内に愛嬌すら感じるようになるので不思議。ブタ鼻のウサギ達など、とても"うさちゃん"とは呼べないような顔立ちなのですが…。人間も同様に西洋の子供向け風です。主人公のウォレスも、これの何処が可愛いのかなぁ?と思ってしまう外観。美女として登場するトッティントンも、美女らしいよ…と自分に納得させないといけません。西洋の美的感覚って、やっぱりよく判りませんわ。(^^ゞアニメって、どんな技法を使っても、凄い労力を要するジャンルだと思いますが、人形を一コマずつ動かして撮影するクレイアニメには、とんでもない根気が必要ですよね。長編を作っただけでも賞賛に値するかも。スタッフの皆さん、よく頑張りました。(#^.^#)↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 14, 2006

アクセス数も多くて、多数の人から支持されるブログに、どうすればなれるのか、時々ぼーっと考えます。当サイトは、人気ブログランキングに登録しておりますが、順位は上がったり下がったりで、一定しておりません。どっちにしても、低空飛行なんですけど。(ふっ、自嘲)さっき見たら、91位だってよ。しかも上向き矢印付きさ。それまで何位だったの?って感じよねぇ。ランキングサイトで上位に位置している方のブログを読んでみると、「人気あるだけあって面白いな~。センスいいな~」と素直に思える所もあるんですけど、逆に「え?何でこのブログは上位なの?」と思う所も結構あったりします。よね???(おいっ…。そりゃ爆弾発言よ。)で、上位の人達に学ぶ。・基本は、毎日、確り更新すべし。→ああ、この時点でもう無理。基本がなってないよね、自分。・コミカルな文章の方がウケは良い。→私ね、お笑いのセンスがないみたいなの。・写真を入れて、見栄えも良くしましょーよ。→ごめん、ひたすら文字ばっかりで。面倒臭~よ。・長文は敬遠されるぜ。(確り中身があれば大丈夫とは思うけど)→とりあえず、ある程度の長さは書かないと満足できないの。・トラックバックを送りまくれ。→これも面倒臭~よ…。TB返しすらまともにできとらんし。私のブログ順位が上がらないのは当然の結果です。結論。意欲の無い面倒臭がり屋さん(=我)は人気ブロガーにはなれません。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 11, 2006

3/18(土)より全国ロードショーです。"THE MYTH" 監督、原案・・・スタンリー・トン出演・・・ジャッキー・チェン、キム・ヒソン、レオン・カーフェイ、マリカ・シェラワット、スン・チョウ、マギー・ラウ、チェ・ミンス、パトリック・タム、他。・物語序盤・秦の始皇帝が中国を支配していた時代。始皇帝の部下であるモンイー将軍は、某国から妃として献上されてきた姫君ユシュウを出迎えに行っていた。しかしそこへ姫の婚約者の武将チェが、彼女を奪還しに現れた。激闘の末、チェを倒したモンイーだったが、姫と共に崖の下へ落下してしまう…。というのは、現代香港で生活している考古学者ジャックの見た夢だった。彼は最近、似たような夢ばかり観ているのだった。ジャックは、美しく悲しげなユシュウ姫の面影が気になって仕方がない。自分の見る夢が何を意味しているのか、それを調べ始めたジャックは、遠くインドへと渡る事に。 長い俳優人生で、時代物に一度も出演した事が無かったジャッキー・チェン。その理由は、中途半端な作品に出たくなかったから、との事。そこで満を持して登場したのが、この作品です。しかーし。思いっきり、中途半端やないかい!アジア中から色々な俳優を集めてきて、気合を入れて作ったんでしょうね。でも観ていて、何も心に響いてきませんでした。韓国から招いた、キム・ヒソンとチェ・ミンス。姫君役のキム・ヒソンは、とても清楚で美しい人だと思いました。前説で大きく取り上げていた韓国のアクション俳優チェ・ミンスは、本当に序盤だけの出演で唖然としました。特別出演だったのですね。インド女優のマリカ・シェラワット。インドでは有名な方のようです。彫が深くて、本当に綺麗な方ですね~!インドパートでしか観られませんが、この華やかな美貌は必見です。そして「ラ・マン」で有名なレオン・カーフェイも、ジャッキー・チェンの相棒として出演しています。これがビックリするほど容色が衰えていて、何処のブサイクなおっさん?と思うほどでした。映画鑑賞中、ずっとレオンは何処に出演しているのか、探し続けていましたもの。目の前に何度も出てきているのにね(笑)。時の流れはげに残酷なり~。先程、中途半端と書きましたが、色々な部分でそう感じました。歴史物としても、現代と過去が入り乱れていて中途半端。物語も時空を超えた恋愛物かと思いきや、変にお笑いを取り入れたりして中途半端。インドでのドタバタは、確かにそこだけ観ていると笑えるんですけど、ストーリー全体から見て、必須のものだったのでしょうか?シリアスならシリアス、おバカならおバカ、どちらかに的を絞って、脚本を書かないと、行き当たりばったりな感じがして、筋書きが散漫になってしまいます。どうしてもシリアスになりきれない所は、香港映画・ジャッキー映画の弱点ですね。コミカルな動作で笑いを取らないと、不安なんですかね?もっと筋書きをじっくり楽しめる映画と期待していたので、ただドタバタしている内容には、正直失望しました。しかしジャッキー・チェンて、鎧兜が似合いませんね。貫禄のある将軍でなければいけないのに、まるでお猿さんが兜を被っているみたいです。他の人達は、みんな衣装が似合っているのに、ジャッキーだけ恥ずかしいくらいに不細工…。今迄時代物にチャレンジしなかった本当の理由は、単に衣装が似合わなかったからではないかと疑いたくなりました。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 10, 2006

3/18(土)より全国ロードショーです。"EIGHT BELOW"監督・・・フランク・マーシャル出演・・・ポール・ウォーカー、ブルース・グリーンウッド、ジェイソン・ビッグス、ムーン・ブラッドグッド、他・物語序盤・米国科学財団の南極基地。ジェリー・シェパードはそこで働く一流ガイド。ある日、地球宇宙学の権威マクラーレン博士が、女性パイロットでジェリーの元恋人であるケイティに連れられて基地を訪れた。博士は事前に知らせていた場所とは違う所へのガイドを依頼する。時期的に危険だと渋るジェリーだが、ボスに押し切られて、八匹の犬橇犬を連れて出掛ける事に。しかし彼等がついに目的地に到着した頃、大嵐が接近しているニュースが伝えられ、ジェリー達は基地へ帰還するよう告げられる。だがどうしても南極に落下した隕石を発見したい博士は、帰るのを遅らせるように頼むのだった。 3/18に日本の「南極物語」がテレビ放映されるそうです。久し振りに観たいなぁと思っていたので嬉しいです。要チェック!1983年の邦画「南極物語」は、実話であるタロ・ジロ等樺太犬達の物語をベースにした映画でした。今回の「南極物語」は実話モノではありません。ディズニーが、邦画「南極物語」のネタを少々借りて作った完全新作と考えた方が良いと思います。「実話を基に云々…」のテロップは出てこなかったので、日本人はともかく、アメリカや諸外国の人達が観たら、単なるフィクションにしか思えないでしょう。犬たちは本当に置き去りにされて、自力で生き抜いてきたのに、それがまるで絵空事のように捉えられるのは残念だと感じました。ディズニー制作という事なので、もう少し厭な予感を感じておくべきでした。感動を求めた私がバカでしたわ。タロ・ジロ達は樺太犬からシベリアンハスキーに置き換えられ、勿論名前も洋風に変わっています。それは全然問題ないのですけどね。とにかく、全編通じてディズニー・テイストなのが受け付けませんでした。「南極物語」はもっと深刻なお話だった筈です。でも今作はいたって陽気でお気楽。ストーリー展開が生易しく、性善説みたいな人間の捉え方も、如何にもディズニーよなぁと溜め息が…。単なるエンターティメントとして考えるのなら、これはこれで良いのかもしれません。でも実話である事に重きをおく私は、中途半端に娯楽面を打ち出してきた作風に反感を覚えました。評価すべき点は、犬たちの演技ですね。よく訓練されていると感心しました。リーダーであるマヤがロープを持って博士を救助しにゆくシーンなど、犬ながら天晴れと思いました。他、細々とした仕種や動作なども、上手く撮れていて、ベストショットを撮影するのは一苦労だったろうと思わせました。しかしシベリアンハスキーって、寒さに強い犬種なのですね。猛烈な雪の中でも、平気で寝ているんですもの。夜は屋内に入れて寝かせてあげるのかと思っていたので、外で雪に埋もれて眠っている犬たちを見て驚きました。人間だったら朝までにかちんこちんですよね(笑)犬たちは芸達者で感心されられたのですが、反対に人間ドラマの方があまりに予定調和すぎて興醒めしてしまいました。下手に恋愛話なども入れないでほしかったし(この女がウザいのよ…)、博士の行動も最初から見え見えで、ストーリー的な面白みが無かったです。犬に顔を舐められるのが嫌いで、飛行機が苦手というクーパーという隊員のキャラクターも、道化役がわざとらしくて目障りでした。個人的にはイマイチ感情移入できず残念な映画に終わりました。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 9, 2006

4/8(土)より全国ロードショーです。"THE TYPHOON" 監督、脚本・・・クァク・キョンテク 出演・・・チャン・ドンゴン、イ・ジョンジェ、イ・ミヨン、他。 ・物語序盤・東南アジアの海を荒らし回っている海賊が、アメリカの民間船を襲撃した。その船は極秘裏に、衛星誘導装置を運搬しており、海賊の狙いはその装置の奪取だった。海賊を仕切っているのは、シンという若者であり、通常の金目当ての海賊ではないようだった。国際問題を避ける為、内密に事件を解決したい韓米は、海軍大尉のカン・セジョンを国家情報院に引き抜き、事件の捜査に当たらせる。やがてシンという男は、二十年前に北朝鮮から南朝鮮へと亡命を試みた家族の一員チェ・ミョンシンである事が判明する。彼の一家は南朝鮮に見捨てられ、北朝鮮の兵士によって射殺されていた。辛うじて生き残ったのは、ミョンシンと姉のミョンジュのみ。セジョンは遠くロシアの地で売春宿に居たミョンジュの身柄を確保する。既に体はぼろぼろで、死を待つばかりの彼女を囮に、ミョンシンの捕獲を試みるセジョンだが…。 親切な方に試写状を譲ってもらい、通常より少し早めの映画館での試写会に行ってまいりました。当日は舞台挨拶があるという事で、その前日にチャン・ドンゴンが来日しており、これは絶対にチャン・ドンゴンが来る!と思い込んで、ウキウキしていた私。しかし実際に現れたのは、映画ではドンゴンと死闘を繰り広げたイ・ジョンジェさんとクァク・キョンテク監督でした。彼等には申し訳ないけど、かなりガッカリしちゃいましたわ(笑)。韓流ブームと言われて久しいですが、私は未だに韓国の俳優さんを殆ど知りません。イ・ジョンジェって誰?状態でしたから。気合の入ったファンの人は大喜びで手を振っていましたけどね。でも映画の中より、実物の方がイケメンでしたよ。映画はとても見応えがあって面白かったです。先に舞台挨拶でイ・ジョンジェさんが、軍人役なので筋肉をムキムキに鍛えたと話しておられたので、裸体を確り確認しないとと思って、一生懸命画面に見入っておりました。実物を見てお喋りを聞いた後だったので、セジョンという役柄にも感情移入し易かったですね。チャン・ドンゴン演ずるシンという青年と同格くらいの位置付けで観られました。お話は悲劇的な過去を背負った主人公シンが、自分達一家を裏切った南朝鮮(韓国)を祖国北朝鮮と同様に激しく憎悪し、朝鮮を滅ぼしてやろうと企むという、かなり壮大な物語です。引き裂かれた南北朝鮮の悲劇物の一つですね。テーマは重く、シンやシンの姉ミョンジュの辿った人生が悲劇的なので、観ていると同情してしまう部分も多くありました。またシンを追い、彼等とは敵対する立場にあるセジョンも、思い遣りのある性格で、黙々と一人任務を遂行している姿が心に残りました。ちょっと、え?と思う箇所もあるんですけどね。例えば、シンの立てた朝鮮半島壊滅作戦ですが。こんなんで成功するのかな…?と淡い疑問が…。あまりに突飛で大掛かりな作戦なので、その実効性が計り知れず、え?と思いつつも、もしかしたら案外上手くゆくのかも…、と自分の中で、はっきりと突っ込みきれませんでした。でもやっぱりあまりにアバウトな作戦よなぁ(笑)。あと、書いちゃうとネタバレになるので、明言は避けますが、最後あたりで、え~!?と仰け反ってしまうシーンがありました。私、その少し前のシーン、最後の決戦に挑むセジョンが、たった一人の肉親である母親に宛てて書いた遺書を読み上げるシーンで、思いっきり泣いてしまったんですよ。あの涙、どうしてくれるの?!という感じでしたね。ああ、びっくりした(笑)。そんなこんなシーンや納得いかない展開も所々にあるのですが、全てを払い除け押し切ってしまう熱いパワーを持った作品だったと思います。後になって冷静に考えると、熱気で騙されたのかな?とも思ったりするのですが(笑)。でも観て損は無い、迫力のある映画だと思いますよ。ファンならずとも楽しめる1本ではないでしょうか。俳優としては、久し振りの映画出演となるイ・ミヨンが印象的でした。薄幸な女性なのですが、病んだ気だるさを漂わせる顔付きが良かったです。その他は、逆境の中を這いずりながら生き延びてきたタフガイ、チャン・ドンゴンと、任務遂行に生きる寡黙なエリート軍人イ・ジョンジェのガチンコ勝負が見所ですね。 ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 8, 2006

"AFTER THE SUNSET" 監督・・・ブレット・ラトナー出演・・・ピアース・ブロスナン、サルマ・ハエック、ウディ・ハレルソン、ドン・チードル、ナオミ・ハリス、クリス・ペン、トロイ・ギャリティ、ミケルティ・ウィリアムソン、他。 ・物語序盤・マックスとローラは公私共にパートナー。彼等の仕事は泥棒。二人は見事な連携プレイで、皇帝ナポレオンが所持していたとされる、3つの“ナポレオン・ダイヤモンド”の内、2つを盗み出した。大金を手にした二人は、これを最後に泥棒稼業を引退し、バハマのパラダイス・アイランドに邸宅を購入し、悠々自適の生活を送る。そこへやって来たのが、二人のせいで大失態を犯し、同僚から嘲笑の的になってしまったFBI捜査官スタン。スタンは執拗にマックスに接近する。島に一時停泊している豪華客船に、最後のダイヤモンドが展示されているのを知っていたからである。マックスがこれを見逃す筈は無いと、尾行を続けるスタン。マックスは島の裏社会を牛耳っている黒人から、ダイヤを盗むように依頼され、ローラの懇願にも関らず、ダイヤ奪取計画に惹かれてゆく。 ピアース・ブロスナンと言えば、私は007のジェームズ・ボンドのイメージしかありません。007シリーズは、どうも苦手で殆ど観た事も無いのですが…。今度もスパイが泥棒に変わっただけで、どうせ007みたいなノリなんでしょ…と、観る前からテンションが下がっていました。でも観ている内に、気持ちが少しずつ陽気になってきました。犯罪モノなのですが、基本的にコメディーなんですよね、これ。FBI捜査官のスタンと怪盗マックスとの掛け合いが軽快で楽しいです。スタンのキャラは少しおバカ過ぎるかなという気もしましたが、一応最後に一オチ用意されています。しかしサルマ・ハエックとピアース・ブロスナン、何度もいちゃつき過ぎ。最初から最後まで、ぶちゅぶちゅキスしまくって、あちこちで抱き合ってます。アメリカンでしかもバカンス気分な映画なので、開放的な気分になるのは判りますが、頭の堅い日本人の私には、べたべたしている二人がちょっと目障りに映りました。ロマンスもこの映画の重要な要素なので、少しは大目に見ないといけませんけどね。ロマンスの側面から心に残ったのは、原題にもある夕日のエピソード。夕日が苦手な人は、大金を抱えて孤独に死ぬタイプ。逆に、夕日、つまり一日の終わりを安らかな気持ちで迎えられる人は、家族に恵まれて温かい一生を送れるという話でした。夕日の時刻が苦手で、パートナーであるローラと共に、テラスで夕日を見ないマックス。彼にとって一番大切な物は、泥棒としてのスリルなのか、ローラと寄り添って生きる人生なのか?ちなみに、私だったら、泥棒稼業はやめられません(笑)。一度覚えたスリルの快感は、そう簡単に忘れられませんよね。島の顔役的なドン・チードルは、あまり活躍しませんでしたね。マックスの計画の一部に組み込まれた、大事なパーツではありましたが。ピアース・ブロスナンはいい年の取り方をしていると思いました。老けてゆくと、若かりし頃の美貌は見る影も無いという俳優さんもいますが、彼の場合は色気を失わず、ダンディーなオジサマになりましたね。その辺は流石にジェームズ・ボンド俳優でしょうか。全編コミカルで、それでいて、確り盗みの面白さも見せて、更に最後は誰が笑うのかな?という結末の見えない楽しさもあり、わりと小粒な作品なのですが、最後までクスクス笑いながら観られる映画でした。気楽に娯楽として観るにはいい作品だと思います。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 7, 2006

3/11(土)より全国ロードショーです。監督・・・今村隆寛 原作・・・武論尊(作)、原哲夫(画) 出演(声)・・・宇梶剛士(ラオウ)、阿部寛(ケンシロウ)、柴咲コウ(レイナ)、大塚明夫、大塚芳忠、石塚運昇、堀内賢雄、坂本真綾、浪川大介、他。 ・物語序盤・世界規模の核戦争が勃発し、人類の殆どが死滅してしまった近未来社会。そこは暴力が支配する混沌の世界である。弱き人々は世界を救ってくれる救世主の出現を祈り続けていた。1800年の歴史を持つ、究極の暗殺拳・北斗神拳は、その壮絶さ故に、一子相伝の厳格な掟の下に継承されてきた。修羅の国から養子として迎えられた、長兄ラオウ、次兄トキ、末弟ケンシロウは、長年修練を重ね、それぞれが優れた拳の使い手となった。師父リュウケンから正統伝承者として選ばれたのはケンシロウ。トキは武道家の道を離れ、その技で多く病の人々を救っていた。一方ラオウは、自ら拳王を名乗り、戦乱の世の覇者となるべく野望を抱き、着々と覇権を拡大しつつあった。 新生「北斗の拳」全5部作として構想されたプロジェクトの第1弾作品です。今後の予定は、「ユリア伝」ビデオ・「ラオウ伝激闘の章」映画・「トキ伝」ビデオ・「ケンシロウ伝」映画という順序らしいです。映画とビデオが交互に来るローテーションで制作するみたいですね。しかしこんな壮大な計画を立てて、最後まで貫徹できるのでしょうか?資金繰りが上手くゆくのか、他人事ながら心配です。今作で取り上げられたエピソードは、聖帝サウザーやシュウの登場する"聖帝十字稜編"です。筋書きは基本的に原作と同じですが、ラオウ伝と銘打った位なので、ラオウの視点から観たストーリーが展開されます。原作には出てこないラオウの幼馴染で、兄妹揃って腹心の部下である女性レイナを登場させて、ラオウのパートを広げていました。学生の頃に、テレビで観ていた、あの懐かしい世界が蘇ってきましたよ。毎週欠かさず観るという程、熱狂的なファンではありませんでしたが、結構ハマって観ていた記憶があります。今作についての感想は、勿論、「北斗の拳、懐かしい~。」というのが一番なのですが、色々と言いたい事はあります。先ず、毎度の事ながら、声!阿部寛さんのケンシロウは、意外と決まっていたと思いました。戦闘シーンなどはなかなか迫力があったし、熱演されているなぁと感心しました。普通の台詞の時には、流石にプロの声優に比べると、表現が平坦な感じでしたけどね。個人的に許せないのは、宇梶ラオウでした。声に全然覇気や重厚さが感じられないし、話し方も棒読み…。これの何処がラオウなの?と悲しくなりました。この先もラオウは登場し続けるメイン・キャラクターですが、ずっと宇梶さんが担当されるんでしょうか…。なんだか目眩がします。また、エピソード面では、レイナという女性の存在の必要性に疑問を抱きました。柴咲コウさんは無難に演じていたと思いますが、原作に無い人を無理矢理登場させる事に意義はあったのでしょうか?レイナの存在によって、覇王であるラオウも感情を持った人間であるという事を描いていたのですが。でもね、ラオウが絶対悪でない事は、ファンなら誰だって知っているんですよ。非情の仮面の裏側に、誰より熱い情熱を秘めた男だという事は、今更陳腐なエピソードで語ってもらわなくても判っています。だから瀕死のレイナを抱きかかえて、激昂するラオウなんて見たくないんです。子供の頃のエピソードだって不要。ラオウだって、本当はとっても情に篤い優しい人なんですよ~、なんて講釈は原作やファンに対する冒涜じゃないかしら?と文句を言いつつも、懐かしい世界に暫し浸れて楽しかったんですけどね。懐かしいと言えば、テレビシリーズのオープニング、クリスタルキングの"愛をとりもどせ"が新録されて、劇中挿入歌として使用されています。二十年の時を一度に遡った気分で嬉しかったです。ともかく今後の展開を見守りたいと思います。あ、あと一つ注文。「ひでぶっ」のシーンが殆ど無かったので、もっと取り入れて頂戴な。それに決め台詞の「お前はもう死んでいる」も、もっと効果的な場面で使って下さい。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 6, 2006

監督・・・細野辰興 原作・・・高杉良『燃ゆるとき』『ザ・エクセレント・カンパニー/新・燃ゆるとき』(角川文庫刊) 出演・・・中井貴一、大塚寧々、長谷川初範、中村育二、津川雅彦、伊武雅刀、鹿賀丈史、サマンサ・ヒーリー、スティーヴン・グライヴス、他。 ・物語序盤・東輝水産は築地にある食品メーカー。現在ではアメリカに即席麺を販売する会社サンサンを作り、マーケットを広げていたが、安価なアジア企業の製品に押され、業績不振に陥っていた。一刻も早い経営の建て直しが求められ、会社は新しい社長の下、徹底したコスト削減を断行する。資材担当者として本社から派遣された川森潔も、工場再生の一員として働く事になり、古参の社員らと共に、自社即席麺の問題点を探る。 モデルになったのは、マルちゃんの東洋水産です。折角、実在のモデルがあるのに、映画には全然重みや現実味が感じられませんでした。もっとドキュメンタリータッチで実際にあった事象を追っていけば、もっと見応えのある作品になったのではないでしょうか?観ていて、とにかく、全てが甘過ぎる。現実はこんなに甘くないよと、何度も思いました。いかにも邦画だなぁ~と渋い顔をしてしまうような、甘ちゃんな脚本に苦笑いせざるを得なかったです。社員を家族のように考える会社、その理想は良いと思います。でもそれを真正面から台詞で熱く語られても、こちらは冷めてゆく一方です。こういう奇麗事の理念を描きたいのなら、余程さり気無い脚本に仕上げないと、寒々しい気分しか残りません。セクハラ問題で会社に損害を与えた川森が、本社社長に直に辞表を出すように言われたシーンからの一連の流れは見え見えで滑稽でした。大企業で社長に直々に辞表を提出しにいく会社なんて何処にあるんでしょ。それを社長が却下して、川森に返すのですが、失笑モノですよ。これに限らず、全てのエピソードが甘ちゃん思考で、観ていて恥ずかしかったです。何処かの素人チームが作った自主制作映画レベルの脚本ですね。名立たる俳優達を起用しているのに、この程度の脚本しか提供できないなんて、東映は人材が不足しているのでしょうか?セクハラの話でも、あの程度の演説でころっと改心してしまうなら、初めから裏切りませんよ。ちゃんちゃら可笑しい、お奇麗事ムービーでした。こんな生易しい会社があるなら、私も入社したいです。本当に、どうして現実に東洋水産がアメリカ進出の際に乗り越えてきた、様々な苦難を映画化しなかったのでしょうか。こんな陳腐な内容より、もっと感動的なエピソードが沢山あった筈なのに。甚だ疑問です。日本企業が即席麺でアメリカに進出する際の物語という事で、もっと気分が高揚するような一体感を味わえる映画を期待していただけに失望しました。ところで、作品に出てくるレモン味のカップ麺は、ちょっと試食してみたいな。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 3, 2006

以前試写会の応募に、ペットの名前を使っているという他の方の日記を読んで、なるほど!と思い、私も早速ペットの名前で応募してみる事にしました。我が家のちわわんずの名前は、何度も書いておりますが、プーとモモ。カタカナでは日本人の名前に見えないので(いや、明らかに人間と違うよな…)、プーは"風"と漢字を当て、モモは平仮名で"もも"としました。そうしたら、"風"が当たったんですよ。思わず、笑っちゃいました。当たったのは「北斗の拳 ラオウ伝」。男の子で年齢は16歳にして、「北斗の拳」の大ファンです!と書きました。作品によって、当選する年齢層や性別が決まっているというので、今回はこの十代の少年という設定が良かったのかもしれません。プーよ、ありがとう。お前の代りに、私がケンシロウとラオウをしっかと観てくるからね。協力してくれたちわわんずには、おやつでもあげておこう。これからもプーとモモの名前を駆使して応募するぜ。えへ。更に別の人から聞いた話によると、名前だけでなく、名字も変えて応募しているとか。名字を変えたら、葉書が届かないんじゃないかと思ったのですが、その方によると届くそうです。確かに一文字くらいだったら、間違えたんだなと郵便局も判断してくれますよね。うーん、皆さん当選する為に、色々と工夫されているのね。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Mar 1, 2006
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