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文庫: 296ページ 出版社: 祥伝社 (2008/8/30) 同じ店にいた奈緒と恵美の確執、キャバクラ勤めが初めてだということが嘘のように客を笑わせている笑子。元歯科助手の梨花は予想以上の活躍を見せた。 やはり藤堂社長は現れた。嫌味たっぷりな言葉を発し「半年以内にお前を潰す」とも。 プライド、嫉妬、我が儘、意地、独占欲、いじめや敵対心が複雑に絡み合う中、店の維持と藤堂からの攻撃に耐え凌ぐ。 引き抜き合戦と潰し合いの結末は…。黒い太陽(下)
December 30, 2008
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文庫: 376ページ 出版社: 祥伝社 (2008/8/30) キャバクラの世界に踏み入れた気分になれます。 都内のキャバクラとはいかないけど、地元のスナックなどよく飲みに行った頃を思い出しますねー。この作品は黒新堂でも白新堂でもない作品でした。水商売に徹した作品でした。 水商売といえばヤクザですが、そのヤクザが介入してこないので、ちょっと違和感がありました。 その辺もあえて外したのかなぁ。.......................................... 「この世界はな、自分さえよければってやつの吹きだまりだ」 様々な風俗店を経営する藤堂は、風俗界のカリスマ「風俗王」と呼ばれていた。 キャバクラ「ミントキャンディー」の売れっ子ホステスである千鶴のことが気になっているホールスタッフの立花篤。 千鶴はありがちな媚を売るタイプではなく、自らが醸し出す清楚とおくゆかしさを地で表すことにより客に好かれていた。仲間にも決して偉ぶらない。 物事をとことん突き詰める性格の立花は、雲の上の存在である社長に対しても臆することなく質問をした。 ある日、千鶴がスケベな客に触られようとしているところに出くわし、思わずカッとなり客を殴ってしまった。 たまたま来ていた社長に呼び出され、一週間の謹慎を言い渡されたと思ったら「謹慎が明けたらおまえはホール長だ、しっかり今日の分を挽回しろ」と思わぬ辞令が下った。さらに謹慎中は社長のお供に付くことに。 社長の研修は数々の風俗店を巡らされ、最後に案内されたのは売上げナンバーワンの六本木にあるキャバクラだった。そこにいるナンバーワンホステスは千鶴の倍は稼いでいるらしい。さらにホール長の長瀬は社長が一番信頼している男だった。 ホール長に抜擢されたはいいが、思ったとおり仲間からいじめや嫌がらせに遭う立花。さらには千鶴にまで相手にされなくなり篤は店を辞める決意をした。 半年が経ち、立花は自分の店を出した。店の名は『フェニックス』。 ミントキャンディーからはナンバー2の奈緒を引き抜いた。 藤堂にばれれば嫌がらせにあうかもしれない・・・。..........................................黒い太陽(上)
December 30, 2008
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文庫: 347ページ 出版社: 講談社 (2007/5/15) 2005年『本屋大賞5位』 再読。 伊坂さんの作品で自分が気に入った作品は、何度読み返しても面白いなぁ。これは結構奥が深いなぁ。 相変わらず陣内さんのキャラは面白い。 短編のようで長編のようで短編です。(笑)●バンク 銀行強盗に襲われ、人質となった鴨居は、アニメのキャラクターのお面を被らされていた。他の3人の人質も同様に。 その中に盲目の長瀬青年もいた。 長瀬の推理によると人質以外全員仲間だという。銀行員が仲間だというのだ。 余裕の表情を読み取られない為に、銀行員にもお面を被せたのか…。 「奥に銀行員が二人隠れていた」と人質に思わせることで…。●チルドレン 少年少女に裏切られることが日常茶飯事な家裁調査官の武藤。 万引きをして家裁に呼ばれたジャズ好きの少年は、全国チェーン店を持つ父親のことを「あの人」という。 「あの人」と呼んでいる理由は、普通じゃない状況があったのだ。 ●レトリーバー 駅前の歩行者横断高架歩道の広場には、2時間も時間が止まったような空間があった。 陣内の観察によると皆動きが矛盾しているらしい。 妙なカップル、ヘッドフォン男に文庫本を読んでいる女。女子高生たちもその場から動かなかった…。●チルドレン2 少年少女たちを更生させる為に、日々努力している陣内は言う。 「そもそも大人が格好良ければ子供はぐれねえんだよ」 「おれたちは奇跡を起こすためにこの仕事をしてんだ」 離婚ばかりしている父親と、娘の親権について話し合う。 そして陣内たちのバンドが前座で演奏するライブに誘い…。●イン 盲目の長瀬の目の代わりを時々してくれる優子と一緒にいると、盲導犬のベスは拗ねる。 優子が飲み物を買いに行っている隙に、知らない女性が声をかけてきた。 目が見えないことが分かると、優子が買ったばかりの限定品バッグを盗もうとした。目がみえなくとも色んな要素が絡み合い分かるのだ。 そして陣内は妙な格好で登場するのであった。チルドレン
December 29, 2008
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内容(「BOOK」データベースより)「誰もがなりたくないと思い、それでいて誰もがなれてしまう。そこがホームレスの面倒なところだな」。代々木公園のホームレスで元刑事の椎葉明郎は、女性刑事、吹石夕子に日当二千円で雇われ、一家惨殺事件の推理に乗り出す。考えるホームレス、椎葉の求めた幸せとは?ハーオウォーミングな長篇ミステリ。 ナナメ読みでした。
December 29, 2008
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文庫: 365ページ 出版社: 文藝春秋 (2008/9/3) マイベストを発表していきなり、大当たり作品に出会ってしまった。 これは来年にまわしましょう~。 重松さん自身の恩師が亡くなったことがきっかけで、これを書いたそうだ。 昔を懐かしむことができたり、人の生死に胸を打つ短編集。 あなたの命はあと少しです、と告げられたらどんな気持ちになるんだろう…。 胸が苦しいどころの話じゃないだろうな…。 どれも内容の濃い短編集でした。 ●ひこうき雲 30年ぶりに、かつて住んでいた飛行機雲がよく見えた町に訪れると、小学6年生の頃の切ないことを思い出した。 色黒で男勝りでいつも元気な女子だったが、急に病気で入院したのだ。 みなで寄せ書きをし、お見舞いに行った。どうして彼女だけがあんな短い人生を歩まなければならなかったのか…。●朝日のあたる家 福田という名前から「ぷくちゃん先生」と呼ばれている女教師が、朝のマラソンをしていると10年ぶりの教え子に会った。だが、その教え子の女性は万引きが病みつきになっており、さらに離婚も考えているという…。●潮騒 42歳の俊治は余命3ヵ月の宣告を受けた・・・。 小学生の時に過ごした町に急に行きたくなり電車揺られ、かつての友人の家へ。 海に誘われたのに俊治が行かなかったことで友人が死んだ、と皆に罵られた町へ…。 そして仲直りをしないまま別れた友人のもとへ…。●ヒア・カムズ・ザ・サン 父が早くに死に、母は化粧品の営業販売でひとり息子を高校生まで育て上げた。 その母が健康診断に引っ掛かり再検査だという。 母は息子に言いたいことを、駅前で歌っている少年に託した…。●その日のまえに 妻の余命が告げられ、ふたりとも嫌というほど泣いた、子供たちに気付かれぬよう、泣いた…。 昔住んだ町へ行くと懐かしい思い出を嫌というほど思い出した。 これが最後の妻の外出だった…。●その日 衰弱した姿を子どもたちに見せたくない、という最後の我儘を破り、病室に連れて行く。 ママに「がんばったね」と言ってやれ。●その日のあとで 妻あてのダイレクトメールなどが、届く度に辛い気持ちになる。 数日経った頃、病院で世話になった人から、妻が残していた手紙を頂いた…。 「忘れた頃に渡してください」と言われていたらしい。 友人とケンカをしたまま転向になってしまった話がでてくるのですが、私もそんなことあったなー、なんて思っちゃいました。 中学生の時、すごく仲が良くて、家に遊びに行ったりレコードの貸し借りとかしていた友人と、何が原因か忘れたけど、ケンカをして、仲直りできないまま高校にあがっちゃったんだよなぁ。 すごく後悔しています。その時はお互い妙なプライドが先行して意地になっていたんだろうなー。子供だったよねー。 今、突然街であったら「やあ」なんてお互い声かけられそうだけど。その日のまえに
December 28, 2008
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ブログを始めて早2年。今までは読みっぱなしだった小説が、ブログに記録しておくことによって、想い出にもなり、宝物が増えた感じ。売っぱらちゃった本なんか忘れちゃうしね。そして、今年もお仲間のお陰で色んな本に出会えました。その中から今年のマイベストを発表しますー。<長編>殿堂入り ホワイトアウト 真保裕一 (単行本で何度か読んで以来、文庫本を買って再読。もう何度読んだか憶えていないくらい読んでいますが、改めて惚れ直したので殿堂入りとしましたー)第1位 果断 今野敏 第2位 悪人 吉田修一第3位 ストロベリーナイト 誉田哲也(その他候補に上げた作品)クローズド・ノート 雫井脩介チーム・バチスタの栄光 海堂尊とせい 今野敏誘拐ラプソディー 荻原浩<短編>第1位 陽炎 今野敏 第2位 冷たい誘惑 乃南アサ第3位 吐きたいほど愛してる。 新堂冬樹<エッセイ>われ笑う、ゆえにわれあり 土屋賢二 <ノンフィクションなど>第1位 歌舞伎町のシャブ女王 石原伸司 第2位 続・警察裏物語 北芝健第3位 墜落現場 遺された人たち 飯塚訓 (その他候補に上げた作品)ナース裏物語 中野有紀子 生協の白石さん お徳用エディション 白石昌則 <泣けた作品>出口のない海 横山秀夫 連合赤軍「あさま山荘」事件 飯塚訓 <今年のキャラ> 誉田さんの作品に登場する姫川玲子刑事 <今年の読み残し> 積んである本は50冊くらいかな・・・。 <今年気になった記事>今年色んな方のところでお見かけした作家さん「梁石日」が気になっています。以上ー。
December 26, 2008
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文庫: 429ページ 出版社: 講談社 (1998/07) 『このミステリーがすごい95』国内部門第1位。 すべての登場人物が外国人という設定でした。DISK-1 (第一部)●密室症候群 アンの5歳になる息子が自分の殻に閉じ籠り、言葉を発しなくなってしまった。 心理療法士であるロンキスに相談すると、自閉的傾向が強いという。 ボール紙で密室部屋作りに専念する息子ケン。 一方、密室の巨匠作家パトリック・ロシターは、密室トリックを思いつかず、空間恐怖症に陥ってしまった。自分の部屋以外の空間を恐ろしく感じるようになってしまったのである。 (とここまで書いて・・・、という展開が2回あり、どっちがどっちだか分からない話でした)●禍なるかな、いま笑う死者よ 拉致されて、椅子に縛られた状態の番組プロデューサーが「もし笑ってしまうと銃が発射される」という仕掛けの挙げ句殺され、さらにもうひとり笑った状態で死亡していた・・・。●いいニュース、悪いニュース 息子のデイビッドが、デートをしただけで退学になるかもしれない、と言われた母親がびっくりしていると、さらに、相手は男だという事実も突きつけられた。●音のかたち オーディオや音に関する一編。●解決ドミノ倒し 山荘(ドミノ荘)の主人ジェイムズ・マンズフィールドが地下室で殺された。 ワインのビンを掴んだまま死んでいた。 ちょうどいいことに、雪崩により孤立した山荘は容疑者を絞り込むのに楽かと思われた。 だが、山荘の食堂に集まった人々の正体は次々にばれていき・・・。DISK-2 (第二部)●「あなたが目撃者です」 テレビ番組で、連続娼婦殺害事件を取り上げ、視聴者から情報を募る・・・。●「私が犯人だ」 部屋で目が覚めると、刑事がいた。昨日殺してしまった教え子の捜査にきたようだ。 「私が犯人だ」と刑事に話しかけるが、聞こえないのか見えないのか無視をされ・・・。●蒐集の鬼 レコード収集家のセールスマンの話。●《世界劇場》の鼓動 奇妙な海沿いの館で繰り広げられる、奇妙な演奏を聴くと・・・。●不在のお茶会 自分が自分でなくなるような症状、離人症を感じていた植物学者達は、アリスが作り出した人物だった。 植物の意識や夢、無意識、幽霊の話。ミステリーズ
December 25, 2008
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新書: 273ページ 出版社: 祥伝社 (2006/05) 再読。 前半は4人以外の目線で語られる短編で、後半が誘拐された女性を助け出すべく行動する物語。(ネタばれ有)第一章●悪党たちはそれぞれの日常を過ごし、時に、他人の世話を焼く 市役所に勤める大久保が、成瀬と行動を共にしていると、苦情を言いにきたおじさんがマンションの屋上で何者かに脅されているようで、一帯が騒ぎになっていた。 隙を見ておじさんが投げ落とした紙を頼りに、向かいのマンションに行くと・・・。●ガラスの家に住む者は、石を投げてはいけない 友人が朝の4時に電話を掛けてきて「バイクを轢いてしまった」という。 そして、自分の部屋には知らない女の書置きが・・・。 そのことを喫茶店のマスターである響野に相談する。●卵を割らなければ、オムレツを作ることはできない バーでアルバイトをしている鮎子が、知らない客から喜劇のチケットをもらった。 気持ちが悪いので雪子さんに相談する。 実際に喜劇に行ってみることにしたが、相手は右でも左でもなく前にいた? ●毛を刈った羊には、神も風をやわらげる 何者かがいきなり男性を殴り、久遠の方へ逃げてきてぶつかった。 その隙に、すかさず財布を掏っておいた。 中には歯医者の診察券が入っており、ちょうど明日の9時から予約が入っていた。 歯医者に行き男が来るか待っていると、男は現れた。 だが、その男も財布を掏られたのだという・・・。第二章●悪党たちは前回の失敗を踏まえ対策を打つが、銀行を襲った後で面倒なことに気付く 「一度噛まれると、二度目は用心する」 銀行を襲い、帰ろうとする時、見たことある女性が立っていた。さらに妙な男が後ろにいる。 成瀬が職場へ行くと、部下の大久保を見て思い出した。大久保が結婚を考えている女性だったのだ。 その女性はドラッグストアの社長令嬢で、部下との結婚に反対され、抵抗する為家出を決行したが、最近になって行方がつかめなくなってしまったという。 久遠が掏っていた怪しい男の財布を頼りに男のマンションを訪れるが、途中に寄ったトイレにちょうどその男がおり、久遠が捕まってしまった・・・。第三章●悪党たちは仲間を救い出すため、相談し、行動する 「愚か者は、天使が恐れるところに突進する」 久遠はわざと捕まり様子を伺っていた。 女性を監禁している犯人たちは小西と大田といった。 覆面をしているが、つい名前を呼んでしまう間抜けな連中だった。 ドラックストアの社長は、全国展開しているチェーン店で、かなり荒っぽい商売をしていたので、何かしらの恨みを持った連中らしかった。 さらに別の人間も絡んできて・・・。第四章●悪党たちは段取りどおりに敵地に乗り込むが、予想外の状況にあたふたとする 「最大の富はわずかの富に満足することである」 監禁されているであろうカジノに潜入するが、彼女の姿はなかった。 バニーガールに変装した彼女を見つけ、火災を装い助け出し、表に出ると柔道部の一団に胴上げされた形で助け出され・・・。陽気なギャングの日常と襲撃
December 24, 2008
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文庫: 436ページ 出版社: 新潮社 (2000/12) 後半ちょっとダレました…。 女装をする為に、デパートで化粧品を万引きした巡査部長秋吉と、連続強盗傷害犯を逮捕しに行った先での銃撃戦後のどさくさの隙に、札束を着服した白州巡査部長。 二人は謹慎処分となり自宅待機となった。外出は一切許されない。 「ある任務を遂行すれば不問にする」と監察官はいう。 それはある公安警察官の内定だった。 「溺れる魚」と名乗る人物からある企業へのテロ、DPE店へのいやがらせ、恥ずかしい格好をさせて街を歩け、などの脅迫。やがて三千万円の要求が。
December 24, 2008
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文庫: 232ページ 出版社: 光文社 (2008/4/10) イマイチでした・・・。 双子の姉妹の妹の方である遥花は、子供の頃から姉の美月が煩わしかった。そっくりそっくりと言われ続けられるのが嫌いだった。 ある日姉の美月は、結婚するという男を連れてきた。相手の男も双子だった。 兄に比べ弟の方が暗い雰囲気の双子だった。 自然な成り行きで遥花は双子の兄弟の片方と付き合うようになり・・・。 姉の美月の結婚生活が安定してきた矢先、突然美月がいなくなった。 美月がいなくなってしばらくがたち、夫である真也は体調も悪くなり、塞ぎ込む毎日だった。 次第に真也からの要求で、美月を思い出したいので同じコロンを付けて会って欲しい、ハンカチに臭いを付けて欲しい、と・・・。 体を要求されるわけではなかったのだが・・・。美月の残香
December 23, 2008
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文庫: 475ページ 出版社: 集英社 (2007/08) 地上げに、人物の取替え、浮気の調査をしていた探偵の死。 顔が潰された死体の捜査にあたっていた刑事は、追いかけている女性と以前面識があり、好意を寄せていたことから、自ら犯罪の道に手を染めてしまった・・・。 2件の殺人事件の犯人はダレなのか・・・。水底の森(下)
December 22, 2008
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文庫: 434ページ 出版社: 集英社 (2007/08) シャンソンがエンドレスで流れるアパートの一室で、顔が潰された死体が発見された。 部屋の主ではなかった。 その部屋に住んでいる夫妻は行方不明。 かかっていた曲は、フランス語の曲で『もう森へなんか行かない』という題名らしい。 さらに、行方不明の夫妻の夫の方も公園で、遺体で発見される。 金沢でのホステス時代に、病院の副院長の愛人として過ごしていた風子。 だが、副院長は破産してしまい、風子を道連れに自殺。風子は助かったのだが、地元にいることはできなくなった。 そして、東京に出てきた風子はヤクザ物に拾われ、妾として舎弟たちも住む屋敷に一緒に住むように。 やがて風子はそのヤクザの跡取り息子を産んだ。 ホステス時代に将来を約束した相手のことが忘れられない風子。 偶然にも夫が地上げしようとしていた男は、その忘れられない男だった。 なんとかそれを止めようとするが風子にはそんな力はなかった・・・。水底の森(上)
December 22, 2008
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文庫: 394ページ 出版社: 祥伝社 (2006/02) 再読。 嘘を見破るのが得意で、自閉症の息子を持つ、市役所勤めの成瀬。 弁が立つ屁理屈男響野。スリ名人久遠。精巧な体内時計を持つ雪子。 普通の表の生活を持つ4人組みの強盗集団。 4人が出会うこととなったのは映画館爆破未遂事件だった。 現金輸送車を襲った連中と銀行を襲った連中が、逃げる際に鉢合わせ。 金を奪われた連中の一人から、久遠は財布を掏っていた。 中に免許証が入っており、それを頼りに男のアパートに行くが、本人は殺されており、固定電話からリダイヤルし仲間を割り出そうとするが、掛かった相手は響野だった・・・。 潰れたパチンコ屋でリンチを受けていた中学生を、響野と久遠が助け出し、いじめていた金髪達をねじ伏せていると、知らない男が拳銃を持って現れた。だが、パトカーのサイレンが近づくと男は逃げていった。逃げる際、久遠が携帯を掏っていた。 響野と久遠が車でパチンコ屋を後にすると、さっき掏った携帯が鳴った。出てみるとなんと成瀬の声が・・・。陽気なギャングが地球を回す
December 21, 2008
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文庫: 411ページ 出版社: 幻冬舎 (2008/10) 木下さんは、脚本家で元俳優とか。 サスペンス・コメディ劇団「ニコルソンズ」というのも主宰し、全公演の脚本・演出を手がけている人だという。 映画に向いてそうな作品でした。.......................................... 27歳の売れない芸人熊川達郎は、チビの為アフロヘアーで少し高く見せている。 同じく売れない先輩芸人に運び屋のアルバイトを紹介された。 ボクシングの影響か、突然子供になったり女子高生になったりする、多重人格の猫多と運び屋コンビを組む。 借金まみれで車ごと海に落ちた父親が残した借金は2億。女詐欺師に引っ掛ったのだ。ひとり残された五十嵐桜は高校へは上がらず、ひたすら詐欺師になるべく勉強した。そして、悪人を騙すことを生きがいとした詐欺師になった。 父を騙した女を捜しに大阪の十三へ行く桜。そして弟子にしてくれと女に付きまとう。 熊川と猫多はハリウッドスターの、ピンクのキャデラックを運ぶ仕事を依頼された。 だが、途中でボウガンに襲われ殺されそうになり、なんとキャデラックのトランクには大きな麻袋に入ったあるものが・・・。 ヤクザと組んでいる悪徳刑事に、女詐欺師とそれを追う少女。外国人スターと韓国人マフィアまでも絡み合い、大阪を舞台に熊川たちはキャデラックに乗り、ある物に振り回され、すったもんだの結末は・・・。.......................................... 解説:三木聡(奥田さんの映画「イン・ザ・プール」を手がけた監督)
December 18, 2008
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単行本: 524ページ 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/11/28) 2段組でかなりの長編でした。『邪魔』より長いかな? 東京オリンピックの開催時の物語なので、こういうこともあったんかな~、という感じ。 昭和の匂いがぷんぷんしました。 飯場で働く島崎国男を中心に、それを追う刑事の様子や国男の同級生の話が前後して語られる。 給水制限、ヒロポン、アカ、肉体労働者にやくざが絡み、オリンピックに影響が出ることを心配し、事件は隠ぺいされる。 東京オリンピックまであと残り40日と迫った8月下旬、警備予行練習ともいえる花火大会の最中、須賀家は炎上した。 警視監の自宅であり、オリンピック最高警備本部の幕僚長だった。幸い怪我人はなかった。 警察には、世間を騒がせていた連続爆弾魔の草加次郎から犯行声明が届く。 その後、警察官官舎、モノレールの橋脚も破壊された。 オリンピックに浮かれる裏では、工事に携わった男達が何十人何百人と犠牲になっていた。 ビルの建設現場や橋の工事、新幹線の工事を入れれば数百人が死んだとされていた。 飯場内で死んだ兄の為、事件を隠蔽する国家に鉄槌を下すべく、東大出の島崎国男が報復に出ているのか・・・。
December 16, 2008
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文庫: 288ページ 出版社: 大和書房 (2008/8/6) 『歌舞伎町のシャブ女王』の筆者が、刑務所での出来事を綴ったノンフィクション。 キレて看守を半殺しにしてボイラー室に放り込み殺してしまった男など、オモロイというより、ほとんどが怖い話でした。 警務官がもっとも恐ろしいとされるのは徳島刑務所、と刑務所に合計30年近く入った経験を持つ筆者は言う。 府中のカレーは最高に美味いという。 だが、殆どが家畜の餌か、というくらいまずいらしい。 トイレに行くチャンスを逃すと、午前中の作業時間中の休憩時間はないのでとても辛いという。実際には許可を得て行けるのだが、一人を許すと俺も俺もときりがないので、よっぽどのことがないと行かせてくれないという。 その他、夏場の夜の蚊に悩まされる話や刺青自慢にアソコに入れる玉の話などなど。 もちろんあっちの話もありましたよ。ムショの中の怖くてオモロイ人々
December 14, 2008
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めっきり寒くなりましたね。そうですね。今年の目標としていた歯医者に、やっと行けました。やっと足が向きました。痛いところがあればすぐに行くのですが。何をしに行ったかというと歯石取り。何年ぶりだろ・・・。近くに出来た新しい歯医者さんに行ったら何と女医さんでした。ちょっとうれしい。いや、結構嬉しい。何故って綺麗な先生だから。えへへへ。マスクをしているので顔は全部見えないけどね・・・。男の先生より丁寧な印象を受けました。これからの歯医者さんは女医さんに限ります。歯石取りって半年に1回はやった方が良いとのことです。虫歯や歯周病の原因にもなり、口臭予防にもなるようです。さらに、タバコやコーヒーによって変色した表面も、白くなってスッキリ~!モッチリ~!半年に1回は大げさとしても年に一度はやっておこうかな、なんて思いました。5年に一回位でいいのかと思っていました。職場の人間も全然やっていないようです。年齢と共に溜まりやすくなるのかなぁ。歯抜けにならないよう、定期的にケアしておこうと思いましたね。
December 11, 2008
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文庫: 368ページ 出版社: 筑摩書房 (2005/10/5) 吉展ちゃん誘拐事件のノンフィクション。 1963年3月31日、村越吉展ちゃん4歳が誘拐され、身代金が要求された。 警察の失態もあり、吉展ちゃんはとうとう帰ってこなかった・・・。 色んな意味で、戦後の日本を変えた事件なんですね。 工務店を営む村越家には、従業員も数人同居し、かなりの大所帯だった。 そんな中、吉展ちゃんは公園に出かけたまま戻ってこなかった。 守秘義務を盾に逆探知をさせなかった電電公社時代。 警視庁の強い要望により、逆探知ができるようになったのは事件から1ヶ月後だった。 犯人像は東北訛りで40~50歳。 当時でもそう高くはない身代金50万円は犯人の手に渡ってしまう。 警察はその紙幣番号も控えていなかった。 いたずら電話にいたずら手紙が捜査をかく乱。 最終的に自供に追い込んだのは、のちにあの3億円強奪事件の捜査にもあたる警視庁刑事の平塚八兵衛だった。 1967年に死刑が確定し、1971年に犯人の小原保が38歳になった年、死刑が執行された・・・。 事件を起した時の年齢は30歳なので、裁判を経て執行までが当時は早かったのですね。誘拐
December 11, 2008
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文庫: 312ページ 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/10/25) 秘密組織で育てられ、悪人を倒す為に鍛えられた『殺人マシーン』アサシン。 国家転覆を狙う宗教団体『光源教』の教祖を抹殺せよ。 涼と岬、2人に最初に与えられた任務だった。 数年後、紙袋の中で拳銃を握り締め、梅沢組組長に狙いを定め涼は近づく。 だが、あと数歩というところで悲鳴が上がった。組長が刺されたのだ。刺したのは年頃の少女だった。 涼は危険を承知で少女のもとに駆け寄り「逃げるんだ」と手を掴んだ。 ニュースによると傷は肺にまで達していた。 だが、少女が刺した果物ナイフは致命傷には至っていなかった。 混乱の中駆け寄った身内らしい黒いコートの男を涼は見た。身内に止めをさされたのか・・・。 最初に刺した少女リオを救う為に、花城涼は行動に出るが・・・。アサシン
December 10, 2008
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文庫: 369ページ 出版社: 講談社 (2008/9/12) シューベルトの『魔王』の話がでてきました。そこから取っていた題名だったのね。 憲法改正や議員年金と、全体的に政治の話が多かったです。 言いたいことを、別の人間にしゃべらせることができる能力を知った安藤。 電車の中で、大音量で流れてくるイヤホンの若者に「大きな音で音楽を聴いてすいません」とやってみた。 その腹話術にも似た超能力の条件は、相手が見えていること、あまり離れていては無理なこと、などだった。 政治家の街頭演説で妙な発言をさせ・・・。 第二部では弟の潤也の勘の良さは、どこまで働くのか、競馬に出掛け・・・。 前半の乗りでこの後どうなるのかと期待しましたが、なんだかな、弟の方に話はシフトして・・・。 難しいというか、奥が深いというか、不思議な一冊でした。魔王
December 9, 2008
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文庫: 238ページ 出版社: 集英社 (1995/09) 内容(「BOOK」データベースより)S大学病院看護婦舞川苑子は、看護学校を卒業して3年。脳神経外科の織田医師に恋したが、彼は苑子を捨て、同僚の看護婦と結婚した。失恋の痛手は大きく、病院をやめると、故郷の産婦人科病院に勤めた。「特異体質」の従妹の出産に関わるが、母子を死に追いやってしまう。愛する人を失い看護婦としての自信を失ってしまった苑子。―看護とは何か、人間とは何かを追求したドキュンタリー小説。 1982年の作品なので、ちょっと古い。 医療少年院での話しや、養護老人ホームでの話し等々。 ちょっとダレました・・・。看護婦物語
December 9, 2008
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単行本: 415ページ 出版社: 文藝春秋 (1998/09) 再読。 単行本を持っているのですが、、表カバーを外すとなんともかわいいんですこの本。 藻奈美の部屋をイメージして描かれているようです。 改めて値段を見てビックリ。2,000円もしたのね。2段組でもないし、そんなに厚くないし・・・。 やっぱこの絵が高いんだな? 私が読んだ東野圭吾さんの作品の中でも、上位に入る、なんとも切ない作品。 親戚の葬儀に向かった、妻と小学5年生の一人娘を乗せた大型バスが、雪道で滑り、崖に転落、死傷者が出た。 娘の藻奈美は助かったのだが、妙なことが起きた。死んだ妻、直美の意識が、娘の藻奈美に乗り移っていたのだ。 なんとも不思議な3人の?生活が始まった・・・。秘密 文庫秘密 単行本
December 8, 2008
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文庫: 205ページ 出版社: 新潮社 (2008/8/28) この本は、筆者の奥様の話である。 一人暮らしの頃、一度ダイエットに成功し158センチ48キロという理想の体系を実現したことにより『いつでもできる』という自信があるからか、次第に体重は膨れ上がり、とうとう80キロ代に・・・。 あんまりガリガリでも気持ち悪いけど、横綱級になると病気が心配ですね。 実際この奥様は、夜中に苦しくなって救急車騒ぎにもなったらしい。 若い頃はキョンキョンに似ていた、という奥さんのキャラは最高です。 そして、高橋さんは奥さんのことを愛しているんだなぁ、って。 「痩せ方は分かっている」 「何もしないで痩せたいのよ」 「ナチュラル・ボーン・ビューティーよ」 どういうダイエットならやってみたい? 「朝、目が覚めたらやせてた、っていうやつ」 奥さんのサイズを計測するくだりに笑っちゃいました。 よく週刊誌などにでているダイエット関係の広告。「これを飲むとやせる!」明言し広告を出すと、薬事法違反になるので『これでわたしはやせました』という体験談を必ず紹介し、商売している、という。なるほどね。 奥田英朗さんが、この作家さん好きみたいで、色々読んでいるみたい。 奥田さんのエッセイに書いてありました。やせれば美人
December 7, 2008
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文庫: 642ページ 出版社: 講談社 (1996/10) 六ヶ所村での核燃料リサイクルの為、低レベル放射性廃棄物を積んだ海上保安庁の巡視船が、東シナ海で消息を絶った。何かの予知にかかわる観測の為に、2人が姿を消した。関係者の車両爆破事件、海上での無人潜水探査船ドルフィン、中国との領土問題。中国と日本の共同で油田の地質調査、赤外線や磁力を弱める特殊塗料と各種光電波の欺瞞システム。 物語に引き込まれず、ナナメ読みでした・・・。
December 7, 2008
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今年は、2008年12月12日(金)京都清水寺にて発表される。 昨年は食品偽装が目立った為『偽』でした。 今年もまったく減らないどころか、さらに食品不安が消えない1年でしたね。 儲け主義とはいえ、自分さえ良ければいい、ばれなければいい、みんなやっている・・・。 プライドもなければ、同義道徳や倫理感なんて論外。 日本人の性格が顕著に表れた、ということなんでしょうか。 そもそも人間って意地汚い生き物だとは思っていますが、こうも意地汚いと中国人のことなんていえない。 かといって皆が仲良しこよしじゃ世の中まわっていかないし・・・。 難しいっすね。 天網恢恢疎にして漏らさず、といいますが、悪事は必ず何かしらの影響を及ぼす。 良い仕事をしていれば、必ず報われる。自然と水は流れてくると思うんですけどね。 さて、今年の漢字一字ですが、 『毒』かなー、って思ったら和歌山カレー事件の年が『毒』だったのですね。 『倒』なんかな? と思ったらこれまた山一證券が倒産した年1997年でした。 油に振り回されたから『油』とか? 破綻の破? 株? 暴落の落? 食の安全崩壊で『食』?『米』? 金絡みの事件や詐欺も目立ったので『金』? と思ったらオリンピック絡みで2000年が『金』でした。 個人的には、将来の不安を感じた1年でしたので『不』ではないかと・・・。 これはないか・・・。 チガウカー 「あなたとは違うんです」の『違』がまさかの大穴? これは流行語大賞に持って行きましょうー。 と思ったら辞退しちゃったのね。 ちなみに、2008年度『ブロガーが考える今年の漢字』は「変」 だそうな。 こんな企画もあったんですね。 nifty主催だそうな。
December 2, 2008
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文庫: 696ページ 出版社: 講談社 (2004/02) オウムを彷彿とさせる宗教団体が絡んだSFミステリー。 1992年に刊行された井上夢人としての再出発作品だそうです。 あの一連の騒動以前に書かれていたのですね。 大高村が宗教団体『解放の家』に乗っ取られる、と反対派住民に教祖が襲われそうになった。 その団体の警備と監視役が西岡に命ぜられた。 道場から火の手が上がり、教祖は死亡。その教祖が西岡に乗り移った。 頭の中でお互い会話をし真相を探る。 教祖は殺されたのか…。 イマイチでした。ダレカガナカニイル…
December 2, 2008
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文庫: 344ページ 出版社: 講談社 (2001/08) 現代調査研究所の探偵岡坂神策が活躍する短編集。●カプグラの悪夢 3年前に失踪した娘婿の捜索をする探偵。 そこには夢遊病、カプグラ症候群(家族や知人が別人だと言い張る病気)が絡み・・・。夢遊病者が殺人を犯したと思われた事件は2転3転し・・・。●暗い森の死 カティン事件、ナチの人種差別、虐殺事件についての真相を議論する一編。●連絡のロンド 息子の同級生である女の子にちょっと声を掛けたことから、殺人の疑いが掛かった。 女の子は声を掛けた現場で殺されたのだ。 真犯人はいるのか・・・。●宝を探す女 痛風と脂肪肝で仕事ができなくなった評論家からお鉢が回ってきた。とんかつ屋を取材して本を書くというもの。 取材中に行ったことのある中華料理屋の女将がひったくりに遭ったらしいところに遭遇。 亡くなった母の財産目当てで近づいてきていたらしいことが分かり・・・。●過ぎし日の恋 大女優、長谷川綾乃からの依頼は、付き合っている政治評論家の男の見張りをし、身辺を洗う・・・。カプグラの悪夢
December 1, 2008
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