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増山超能力師事務所これまで読んだ誉田哲也さん作品とは一味違います。グロくありません!常人には理解しがたい“超”能力は往々にして胡散臭いと思われがち。それを、「日本超能力師協会」なるものを作って、超能力者を「超能力師」として認定しちゃおう、超能力をビジネスにしちゃおうという発想が独創的です。登場人物も各人の個性が引き立て合って、会話も軽妙です。紹介文に「新シリーズの始動」とありました。二作目も楽しみです。(表紙の所員の面々、特徴をよく捉えていて笑える! 事務員の朋江さん、どう見てもマ〇コ・デラックス!!)ですが…以前『月光』や『ストロベリーナイト』を読んだ時の不快感、今回も感じてしまいました(これに関しては後述)。超能力ビジネスが事業認定され、一級超能力師・増山さんは超能力師事務所を開きました。依頼人からの相談を調査し解決する探偵事務所のようなものですが、探偵事務所と明かに違うのは調査する際に「超能力を使う」ところ!!増山超能力師事務所に持ち込まれた相談を、5人の所員と元所員・河原崎晃、そして所長・増山が解決する7作の連作短編集です。案件を解決していく中、それぞれの苦悩や過去が語られます。(超能力があるって羨ましい限りだけど、自分で制御できないうちはやっかいなんですね)話が進むにつれ、増山さんの過去にはとんでもないものが転がっている感じがひしひしと…それが最後、『Chapter 7 相棒は謎の男』で明らかにされますが…この先、ネタがバレバレです。たぶん次作の伏線になっていると思われ。未読の方はご注意下さい。『Chapter 7 相棒は謎の男』は刑事・榎本の視点で語られます。20年前、女子高生・水原由夏が脳挫傷で重体になる事件が起きます。ところが由夏に外傷はまったくありませんでした。何者かが超能力を使った疑惑が浮上し、超能力師・増山が登場します。由夏が倒れた時、近くにいたのは文乃という同級生でしたが、彼女は能力者ではありません。増山がこっそり彼女に触れて確かめました(おいおい…)。それなら一体誰が…実は文乃は二重人格で、普段はおとなしい人ですが、別の人格が現れると激変、凄まじい能力を発揮するんです。まさに魔王降臨!!由夏に脳挫傷を負わせたのも文乃(正確には別人格の文乃)だし、由夏が飼っていた犬の頭を吹き飛ばしたのも文乃です(ここ、やっぱりグロかった)。精神科医の治療を受けるべきですが、人格が交代する度に大暴れする文乃をあずけるのは不安。超能力を持つ精神科医を探すより、超能力者が精神科医になった方が手っ取り早い。増山は、自分が文乃を治そうと決心します。そしてその後二人は結婚、娘が生まれます。ここで前述の不快感の話になります。こういう理由で結婚するんだ。 ふ~~ん。増山には住吉悦子(事務所の部下で二級超能力師)という周知の愛人がいて、榎本刑事が言うには「増山にとって、文乃との家庭は決して安らぎの場ではない。住吉悦子との不倫関係くらい、大目に見てやってもいいのではと思ってしまう」なんだそうです。ふ~~ん。悦子さんは納得してるらしいからいいとして、奥さん(文乃さん)と娘(アリスちゃん)はそれでいいのかね?女性の扱いが随分ぞんざいじゃない??【内容情報】(本の話 WEBより)超能力ビジネスが事業認定されるようになった日本で、一級超能力師の増山は超能力師事務所を開設。「面倒くさい」が口癖の増山のもと、能力も見た目も凸凹な5人の所員が依頼人の案件を調査、解決します。超能力師事務所といっても内容は探偵業とほとんど同じ、そして解決すべきは所詮人間同士の問題。ユーモラスで、時にシリアスで、著者の筆が抜群に冴えている新シリーズの始動です。【目次】(「BOOK」データベースより)初仕事はゴムの味/忘れがたきは少女の瞳/愛すべきは男の見栄/侮れないのは女の勘/心霊現象は飯のタネ/面倒くさいのは同性の嫉妬/相棒は謎の男
2014年02月27日
太陽のパスタ、豆のスープ突然婚約破棄されてしまった主人公・明日羽が立ち直るまでのお話。失意のどん底にいる(と思われる)明日羽なんだけど、それほどショックではないような・・・婚約破棄ってもっとずっと重たいものじゃないのかなぁ…失恋とは大分違うと思うけどなぁ…婚約者に未練たらたら、恨みいっぱいetc. いろんな感情がせめぎ合ってもよさそうなのに、随分あっさりしているように感じます。そのせいか明日羽が立ち直っていく過程が響いてきません。「ドリフターズ(やりたいこと)・リスト」を作ることやしっかりご飯を食べること等々、“うんうん、毎日を大事に生きるって大事!”と共感することが多かっただけにもったいないなぁと思います。明日羽の周りの人たち(叔母さんや友人)の方が印象的で、影の薄い主人公になってます。少なくとも私は好感が持てなかったし、感情移入もできませんでした。とりあえず読了はしましたけど。。。一ヶ月たったら読んだことすら忘れてしまいそう。。。【内容情報】(「BOOK」データベースより)結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽。失意のどん底にいる彼女に、叔母のロッカさんが提案したのは“ドリフターズ(やりたいこと)・リスト”の作成だった。自分はこれまで悔いなく過ごしてきたか。相手の意見やその場の空気に流されていなかっただろうか。自分の心を見つめ直すことで明日羽は少しずつ成長してゆく。自らの気持ちに正直に生きたいと願う全ての人々におくる感動の物語。
2014年02月15日
1月中旬で既に昨年の積雪量を超えてしまいました…春はまだまだです…3月発売予定コミック一覧はこちら。03/05 白泉社 図書館戦争 LOVE&WAR 13 弓 きいろ/有川 浩 450円03/20 白泉社 スキップ・ビート! 34 仲村 佳樹 450円03/25 集英社 君に届け 21 椎名 軽穂 420円03/下 平凡社 SWAN-白鳥-モスクワ編 4(完) 有吉 京子 662円書籍扱おぉぉ~~! 『SWAN』きましたぁぁぁ~~!!やっとやっと発売です。まぁ、あと一カ月以上先の話ですけど…待ってたんですよ(泣)…『スキップ・ビート!』も随分久しぶりです。はて? どんな話でしたっけ?確か敦賀さんがカイン・ヒールで、キョーコちゃんがセツで…二人はアブナイ兄妹で…はて?
2014年02月08日
ハルさん人形作家の春日部晴彦(ハルさん)は、妻・瑠璃子さんを早くに亡くし、一人娘の風里(ふうり 通称ふうちゃん)を男手ひとつで育てています。そして今日はふうちゃんの結婚式の日!会場へ向かいながら、ハルさんはふうちゃんの成長に沿って起きた謎(というには大げさだけど)を思い出します。幼稚園に通い、小学生になり、やがて反抗期を迎え、大学生になり、そして結婚。それぞれの出来事が5つの短編となり、読者もハルさんと一緒にふうちゃんの成長を見守っているような連作になっています。人形作家という職業柄か生来の性格か、ハルさんは優しくて繊細でちょっと人付き合いが苦手なタイプ。そんなハルさんなので父親の威厳なんて皆無でして、ふうちゃんに何かあるとプチパニックになってしまうのです。「どうしよう、どうしよう…」とわたわたするハルさん。そこへタイムリーに登場するのが亡くなった瑠璃子さんです。瑠璃子さんはハルさんの心の中に生き続けているんですね。瑠璃子さんの助言に背中を押され、ピンチを乗り越えて行きます。そしてむかえた結婚式の日、ハルさんは瑠璃子さんに話しかけます。 ”瑠璃子さん…今日はね、ふうちゃんの結婚式なんだよ。 まさか、この僕が「花嫁の父」になるなんて…” 全てを凝縮したセリフ。これだけでハルさんとふうちゃんの素敵な親子関係がわかります。ハルさんにとって、瑠璃子さんがなくてはならない人だということも。寒い季節にぴったり。とってもハートウォーミングなお話です。【内容情報】(「BOOK」データベースより)(瑠璃子さん…今日はね、ふうちゃんの結婚式なんだよ。まさか、この僕が「花嫁の父」になるなんて…)結婚式の日、ハルさんは思い出す、娘の成長を柔らかく彩った五つの謎を。心底困り果てたハルさんのためにいつも謎を解き明かしてくれるのは、天国にいる奥さんの瑠璃子さんだった―児童文学の気鋭が、頼りない人形作家の父と、日々成長する娘の姿を優しく綴った快作。
2014年02月04日
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