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たくさんの方々から、退院祝いのメールをいただきました。本当にありがとうございます。こんなにもたくさんの人に応援していただいて、*ももたろう*はなんて幸せな子供なんだろうと改めて思います。*ももたろう*は、自分に注がれているみなさんからの愛情を、出会った人たちに返しているのではないかと思います。入院中に知り合った人たちは、*ももたろう*に会えて良かった、勇気をもらった、励まされた、癒されたと言ってくれました。その言葉はそっくりそのまま、私たち親子が毎日感じていることです。先週木曜日に退院してから今日まで、台風の中にいるような気分でした。(いや、「台風の目」じゃありませんよ。そんなに平穏ではなかった)木曜日は*かぶ*と合流してお気に入りのイタリアンレストランでパスタを食べ、装具の下に着ける汗取り用の手袋を買いに何軒かお店を回りました。アトピー用のかきむしり防止手袋が欲しかったのですが、ベビー用では小さすぎるので、ちょうど良いサイズがなかなか見つかりませんでした。それから市役所に行って、医療費受給者証の手続きをしたり、乳幼児医療費の請求をしたり(県外の病院を受診したとき必要)、オムツの助成金について相談したりしました。夜は、病院から持ち帰った荷物の片付け。金曜日は健診のため*ももたろう*が生まれた病院へ。でも指を動かせないので、リハビリを開始して機能回復が進んでから再度受診し直すように言われました。手術のことなどを説明して帰宅。夕方からは留守中山積みになっていた郵便物や荷物の片付け。土曜日は1ヶ月半かけて積もったホコリを退治すべく大掃除。指が使えないのでひとり遊びがうまくできず、*ももたろう*は私を追いかけて這い回るので、なかなか仕事が進みません。入院中は*ももたろう*と遊んでいればよかったのに、家に帰ると右を見ても左を見ても、用事とモノが散らばっています。きゃ~病院に帰りた~い!というのがホンネだったかも。月曜日は久しぶりの親子通園でした。異口同音に「太ったんじゃない?!」…私ではありません。*ももたろう*は術後にもかかわらず、誰の目から見てもまるまると肉をつけ、ずっしりと重みを増しているのです。先生に名札を差し出され、どうするかと見ていたら、装具で固まった両手でしっかりと名札を挟んで受け取りました。先生や友達に会えて本当に嬉しそう。保育の間中、キャハキャハと楽しそうに声を立てて笑っていました。先生力作のアンパンマンケーキ(紙粘土製)でお誕生会もしてくれました。カードを渡されると、足の指で起用に閉じようとしていました。2歳のお誕生会では、みんなの前で椅子に座ったとたん、お祝いの歌も聞こえないほど大泣きだったのに、今年は床の上にひとり座りして、ず~っとニコニコしていました。成長したね!午後は車で30分の大学病院へ。手術をした病院から預かった紹介状の返事を渡して、手術のことなどを説明しました。アデノイドを手術して、呼吸音がかなり小さくなったと言われました。そんなこんなで、あちこちを回って手術や入院のことなどを語って、夜には喉が重~くなっている私です。一方*ももたろう*は、私が手術の話を始めると、決まって不機嫌になってぐずり出します。やっぱり分かっているのかな?「夜食会」で野球少年の母が言っていたのですが、「ことば」には力があって、前向きな言葉、プラスの言葉ばかり遣うように心がけると、気持ちも現実もプラスの方向に向かって行くそうです。*ももたろう*は「言葉の力」を感じ取っているのかもしれません。よぉし、これからは前向きな発言を心がけるよ!(これ以上なれるかっていうくらい前向きだけど)ということで、お祝いメールのお返事が著しく遅れていることの言い訳日記でした。現時点で1通も送れていません…ごめんなさい(めちゃくちゃマイナス)。「返事はいいよ」という皆様の善意に甘えさせていただきました。
2006年09月26日
リョウ君のパパとママが昨日会いにきてくれました。昨夜は「夜食会」で*ももたろう*のお別れ会をしてくれました。今朝はデイルームで会うオバチャンから四つ葉のクローバーをいただきました。シンタローとサト君は、昨日から一日中*ももたろう*とべったりです。朝ご飯が終わったら野球少年の母が部屋に来てくれました。野球少年は1週間前に脳幹の腫瘍を摘出する手術を受け、立ち上がるのがまだ困難なのでお部屋に挨拶に行きました。彼の手術結果を見届けることができて良かった。レイちゃんは10時のおやつのビスケットをくれました。手が空いている看護師さんたちがエレベーターまで見送ってくれました。シンタローはタクシー乗り場まで見送ってくれました。メールアドレスを聞かれたりプレゼントをもらったり。入院をスタートしたときには、こんな気持ちで病棟を去ることになるなんて考えもしませんでした。*ももたろう*をベビーカーに乗せ、リュックを背負って颯爽と退院、のはずが、荷造りをしてみると未使用オムツや頂き物など荷物がかさばり、「パンパース・ウルトラジャンボパック」の空き袋2つパンパンを両手に提げるはめになりました。自宅から最寄りの駅に*かぶ*が車で迎えに来ているはず。*ももたろう*は私の膝の上でミルクを飲んでぐっすり眠っています。みんな、お疲れさま。
2006年09月21日
水曜日は計測の日。ギプスやシーネが外れて初めて体重を測りました。なにやら重いと思っていたら、11.715g。入院して1kg増えています。母の体重もしかり。毎夜毎夜、シンタローたちが「お夜食会」の誘いに来るのです。最近は朝から「今日の夜食は何食う?」「今日は何時から?」とワクワクしたトーンで聞かれるので、入院生活の数少ない楽しみを取り上げるのもしのびなく、喜んでおつきあいしています。シンタローはいつも*ももたろう*と遊んでくれるので、お礼にときどき彼の夜食用カップラーメンを売店に一緒に買いに行きます。*ももたろう*も大喜び。ベビーカーから転げ落ちそうなほど身を乗り出して車椅子のシンタローと話しながら買い出しに行きます。シンタローに遊んでもらうと*ももたろう*はお腹の皮が裏表になりそうなほど大笑いしています。シンタローは退院できるのに、今は帰る家がありません。ここの子供たちが抱えている問題は病気だけじゃないんですね。レイちゃんも1週間前に退院許可が下りたのに母親が迎えに来ません。野球少年の母は毎日つぶやいています。「せつないねぇ」
2006年09月20日
レントゲン検査の結果、ホネ完成までさらに2週間かかることが分かりました。しかし左手薬指以外はほぼ完成しているようなので、ホネを固定しているワイヤーが抜けました。ワイヤーは、親指は1mmその他の指は0.7mmの針金で、第2関節の少し上から第2関節に向かってホネに刺さっています。外に出ている端はテントを固定する鉄の杭のようにくるりと折り返されています。その輪になった端をペンチで握ってひっこ抜くわけですが、抜糸ほどは痛くないと聞いていました。ところがところが、*ももたろう*は最初から大号泣。抜かれたワイヤーを見てみると「く」の字に曲がっているではありませんか。先生はペンチで次々ワイヤーを抜きつつ「ああ、ワイヤーを入れた後に矯正したから曲がっていたんでした~」とケロリ。抜いたあとの傷だって出血しているし、先生(若手)を不信の目でニラみつつ*ももたろう*をなだめます。濡れタオルで軽く拭いて傷に絆創膏を貼ってハイおしまい。しばらくすると、どこからともなく悠長な装具屋さんが登場して、真っ白な装具を*ももたろう*の垢まみれの手に被せ、調節してくれました。私はこれから何ヵ月も着ける装具が垢色に染まるのを阻止するため、内側にガーゼを当てて、*ももたろう*が装具で顔や腕をカキカキしないように見張っていました。最後に手術を執刀してくださった先生が点検して診察終了。私はすみやかに装具をガーゼハンカチで覆いました。右手は2日後からお風呂にチャポンと浸けてもよいそうです。左手のワイヤーが入っている部分は濡らさない触らない。装具はお風呂のときなどを除き24時間着けて両手の指を固定。外したときは自分で曲げる程度は構わないけれども、なるべく曲げない。次の診察は2週間後の火曜日で、そのときには最後のワイヤーが抜ける予定です。その後も、少なくとも1ヵ月は固定した方がよいとのことです。ギプスが外れたらすぐにでも積極的に指を動かしてリハビリを始めるものと思っていたので、ちょっと拍子抜けしました。しかし、焦る気持ちはみじんもありません。*ももたろう*のように、の~んびり、ゆ~っくり、何事にも動じることなく笑って今日を楽しむことにします。*ももたろう*の手と、私の手が、ぴったりと合わさりました。
2006年09月19日
ギプスが重かったり目が離せなかったりで、今まで一人座りさせることがほとんどなかったのですが、昨日なんとなくベッドの上に座らせてみると、なんだかとても上手になっていました。いつも膝を曲げて体を安定させていたのに、自分で足をスルッと伸ばせるようになりました。後向きに倒そうとするとグッと腰を踏張ります。ぐるぐる巻きの手先を体の横について背筋を伸ばしたりもします。足の上に絵本を置くと、手でめくったり足でめくったり器用に遊びました。ベビーカーに乗っていても、体を起こして前のめりになったり、足を上げてフレームの上に投げ出したり、自由に姿勢を変えています。連休に入って妙な遊びを始めました。私が用事をする間、携帯電話で童謡を流してベッドに置いておくと、大事そうに引き寄せて携帯を枕におとなしく寝転がっていたのに、一昨日から、携帯をベッドの柵の間から払い落として「へへへ」と笑うのです。気づかないふりをしていたら、私が拾うまで目を三角にして「あーっ!」と騒ぎます。私は最終手段を失ってしまいました。明日はついに診察日。ホネくん今夜はラストスパートだ!
2006年09月18日
食事はデイルームでオバチャンたちに声を掛けてもらいながら私と2人で食べていた*ももたろう*。他の子供の患者は、ほぼ全員病室で食べていました。ところが最近になって、*ももたろう*と一緒に食べたいと、わらわら、わらわら、子供たちが集まって来るようになりました。食事のトレーを膝に起き、シンタローやトントンが車椅子でやって来ます。レイちゃんも気紛れに来ては子供椅子を部屋の隅から運んできて、昨日からはサト君も参加。車椅子3台ベビーカーにベビー椅子、子供椅子。6人掛けのテーブルにトレーやコップ、カップ麺がひしめきあっています。私は、子供たちができないことは手伝います。「だて車椅子」のシンタローは立ったり走ったりできるので何でもできますが、薬のせいで味覚や嗜好が変わり、食べられない・食べたくないものが多いので、その始末を手伝います。サト君は片足が痛むので立たせたくないのですが、自分でちゃっちゃとやってしまいます。しかし口を閉じることができないのでずっと話相手をします。レイちゃんはわがままを我慢できないので、病棟中追い掛け回して後片付けを自分でさせます。「しなさい」と言うと「イヤダ」と叫んで逃げ出しますが「一緒にやろう」と言うと「うん!」と素直に働きます。トントンは手術した方の足に体重をかけてはいけないので、手の届かないところに転がった箸を取ってあげます(ふざけたりちょっかいを出したりするので何度も落とす)。また、ふざけたり(食べていることを)忘れたりするので、しょっちゅう「サラダをもっと食べたら?」とか「トレーがまだ片付いてないよ」とか「コラ~ッ!」とか言ってます。食後は車椅子で競争しながら4号室へなだれ込み。ふと気付くと*ももたろう*はベビーカーごと連れ去られ、6号室の前の廊下の真ん中へ。2台のラジコンカーがウィンウィン音を立てながら*ももたろう*の周りを回っています。ベビーカーから落ちそうなほどキャッキャと大はしゃぎの*ももたろう*。リモコンを操作しているスキンヘッド(治療で髪が抜け始めるとスッパリ剃る)の男の子たちは誰?車椅子や点滴ポールをガラガラ鳴らしながら廊下を何往復もダッシュする男の子たちは、中央に位置する4号室へピット・イン。何度も何度もやって来ては*ももたろう*を笑わせて喜んでいます。そんなこんなで、ゆっくりメールを打ったり日記を更新したりするチャンスは*ももたろう*が夜寝たあと。しかし、その時を狙ってシンタローとサト君、野球少年の母がてんでに夜食の誘いに来たり、シンタローが「おやすみ」を何度も言いに来たりするので、ブログの更新はとぎれとぎれになるのです。
2006年09月17日
今夜は台風のため窓の外は大荒れ。怖がりのシンタローは、携帯でこの日記を書いている私を何度のぞきに来たことか。シンタローは、携帯電話と車が大好き。部屋は車のポスター、雑誌、模型、ラジコンカー、ドリフトのDVDで溢れています。自称「病棟の大先輩」。*ももたろう*のわがままを何でも聞いてくれる優しいお兄ちゃんです。
2006年09月17日
9時過ぎに外来に呼ばれ、いそいそと出かけて行くと、すぐにギプスを外してくれました。先生が電気ノコでウィーンと作業をする間*ももたろう*は泣きもせず、ピクリとも動かず、じーっと天井を見つめていました。続いて抜糸。さすがに痛くて大泣きでしたが暴れることはなく、私が手首を軽く押さえているだけで処置は滞りなく終了。しかしレントゲンを撮ってみるとあと2週間は固定する必要があるとのことでした。マジ?装具屋さんを待って型取り。手にラップを巻き付け、包帯を水に浸けると固まるギプスを巻いて、固まりきらないうちに手際良くカッターで切って手を引き抜くのですが、担当の技師が悠長な人で、トロトロ、トロトロと作業をするうえに2度も失敗するものだから、後半*ももたろう*はウトウトと寝ていました。この技師さん、じっとしていない子供のときは催眠術が必要だわ。その後さらに診察。待合室で順番を待つ間、ガーゼを濡らしてひたすら*ももたろう*の垢擦りをしていました。1カ月半ギプスの中で熟成させていただけあって、出るわ出るわ。診察に呼ばれてみると、*ももたろう*はおとなしいし、入院中は外れてもすぐに巻き直せるので、ギプスではなく、シーネと呼ばれる添え木をあてて包帯で固定することになりました。肘が自由になった*ももたろう*。身も心もすっかり軽くなり、「できること」が増えました。そのほとんどは母が困ることですが…しかし抱っこしても軽いし、殴られても痛くないので、やっぱり入院していて良かった♪来週火曜日の診察でレントゲンを撮って順調なら針金を抜いて、シーネから装具に切り替える予定です。そうなれば親が管理できるので安心して退院できます。ところでギプスを外して指を見たとき、腫れて倍の太さになっていたり、関節を矯正したので手の甲側に肉溝ができていたりと、傷口だけでなく手術の跡が生々しかったので、ちょっぴりショックでした。足のときと同様、ギプスが外れたらキレイサッパリ「ふつう」になっているんじゃないかと根拠なく期待していたからです。ブログの更新が遅れてたくさんの方々にご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。*ももたろう*とその仲間たちが元気すぎて、母には自由な時間が許されていなかったのです(泣)シンタロー、レイちゃん、トントンに加え、再入院の野球少年とその母、サト君(初出)…付き添いライフは多忙を極めています。つづく
2006年09月12日
ギプス外し2週間延期を言い渡された2日後、「火曜日の外来日に一度ギプスを外してレントゲンを撮ってみましょう」と変更になりました。ギプスをしたままレントゲンを撮っても、ホネがはっきりとは写らないからです。もしまだホネができていなかったら再びギプスを巻くのですが、子供はじっとしていられないからギプス外しは慎重です。足の抜糸をしたときや普段の様子を見て、*ももたろう*が大人しかったので予定が早まりました。先生、英断ありがとう。昨日までは嬉しくてウキウキしていましたが、今朝起きてみると、どーんと不安が憑いてきました。ギプスの中で指がどうにかなっていたらどうしよう、という非科学的なものはさておき、はたして指は治っているのか、という不安。ちゃんと指が動かせて機能が回復してこそ「手術成功」と言えるのです。今日*かぶ*は立ち合えません。仕事が忙しくてしばらく休みが取れないのです。もう退院までずっと無理かな。しかもギプスを外すことを言いそびれています。やっぱりまだだったからギプスを巻き直しましょう、となるやもしれないので、わざわざ失望させるのもナンだな~と迷っているうちに今日になってしまいました。遠く離れているからこそ、つぶさに報告して共に一喜一憂すべきなのか。それとも、心配や失望は遠ざけるのがよいのか。今日抜糸までこぎつけて退院が早まったら、連絡なしに帰宅して驚かせてやろうかな~♪というのは冗談にしておこう。不安は二人で分かつと半分になるんだろうか…
2006年09月12日
先週の火曜日に1歳1ヵ月のレン君がお向かいに引っ越して来て、木曜日に今日10歳の誕生日を迎えたトントンがお隣に入院してきました。レン君のママもトントンの「オンマ」(トントンは北朝鮮の国籍・日本生まれ)もすっごく良い人で、*ももたろう*の病室の雰囲気はとても明るく楽しくなりました。レン君は先週の土曜日に救急車で運ばれて来て2号室にいたのですが、大人の患者を受け入れるため子供は3号より奥に集められたのです。両手両足が包帯でグルグル巻きのレン君。先日初めて外来診療棟に行ったあと、ママは半ベソをかいて帰って来ました。人々の好奇の目や「可哀想に」などの言葉が全て自分を責めているように思えて辛かったようです。「*ももたろう*君のママは強いですね」と言われましたが、慣れ、ですよ。グルグル巻き歴1ヵ月。トントンはとってもシャイ。オンマは優しくて厳しい人で、しつけもきちんとしています。プレイルームでブロック遊びをしていたトントンに*ももたろう*がからんでいって、二人はすっかり仲良しになりました。今はオンマが夕方帰るので、朝食と昼食はデイルームで一緒に食べています。さて、付き添いなしの癇癪玉4歳児レイちゃん。ときどき暇つぶしに*ももたろう*のベッドを覗きに来ていましたが、スタッフへの暴言暴挙が目に余るものだったので取り合わないようにしていました。ところが金曜日、喜びに弾けたようにやって来て「見て!レイ、点滴外れたよ!!」と報告してくれたのです。冷たかった私に、同室というだけで一番に報告してくれたレイちゃん、これからは私が面倒を見てあげるよ!ということで、トントンとレイちゃんを朝起こし、食事、歯磨き、ベッドの片付けの世話をする重責を自ら背負い込んだのです。まあ、*ももたろう*と飽きずに遊んでくれるので、もちつもたれつ?二人ともよく言うことをききます。
2006年09月09日
シンタローは相変わらず暇暇にやって来ては携帯で遊んでくれたりベビーカーを押して散歩させてくれたりします。今日は散歩中、個室に入院している車椅子仲間のお兄ちゃんに紹介してくれたみたい。「コイツおもれ~」って言ってたよ、と報告してくれました。嘘か本当かその茶髪ヤンキー系兄ちゃんは高校生で、歩いていたらマンホールに片足落として怪我をしたそうな。バサバサの前髪を額の上で束ね、「カッチョエエやろ~。クジラの噴水をイメージしてみたんやけど」と自慢され、シンタローは「エエやん」*ももたろう*は「ひゃはははは!」。人相見て反応選べよ~さて今日の夕食後、私がデイルームにお湯を汲みに行って帰ってみると…*ももたろう*のベッドの上でトントンとシンタローが(この二人はいつの間に仲良くなったんだ?)*ももたろう*を撫でたりつっ突いたり、ウチワであおいだりして大騒ぎ。レイちゃんも自分のミルク飲み人形を*ももたろう*のベッドに寝かせてキャッキャと参加。トントンが被っていた猫はいつの間にか逃げて、レイちゃんの人形にパラパラを踊らせたり、立たせて曲げた手を腰に付けミルクを飲ませたり、目をこじ開けたり、ウチワで*ももたろう*のお腹をこすったり、それはもうお祭騒ぎ。次第に稲妻が頻繁に光るようになり、興奮は最高潮に。監督者(私じゃないよね?)のいない3人は、*ももたろう*のベッドを拠点に廊下で追い掛けごっこ。稲光がしては叫びながら病室に駆け込み、雷が轟けば叫び声をあげて*ももたろう*(にミルクを飲ませている私)に身を寄せてきます。カーテンを身体に巻き付けてかくれんぼ。お気に入りの雑誌を広げたり、ベッドの下にもぐったり。*ももたろう*にちょっかいを出すことも忘れません。子供たちが疲れて騒ぎが下火になった頃、帰ったはずのオンマが泣きながら病室に入って来ました。今までに4、5回、自分のすぐ側に雷が落ちたことがあるというオンマにとって「雷は落ちるもの」。恐くて恐くて、必死の思いで病院に引き返したそうです。みんなでオンマを慰めて、今夜の騒ぎはお開きとなりました。
2006年09月09日
昨日で術後4週を迎えた*ももたろう*。あれ?ギプス外しは?ホネがまだつながっていないので、2週間延期です。トホホ。ここ数日部屋が暑く、4人満室になるとこうも違うかと思って我慢していたら、実は4号室のクーラーが壊れていました。*ももたろう*のオムツゾーンやワキ、もちろんギプスの中もアセモが大量発生し、可哀想なことになっています。また、ここ数日変な匂いがするんだけど、誰かの薬やオムツの中身だと失礼だから聞けずにいたら、犯人は*ももたろう*のギプスでした。暑くて臭くてうるさい4号室。騒ぎの間中熟睡していたレン君のママが「一抜けするのは誰かな~」とポツリ。ただ今退院予定者ゼロ。
2006年09月09日
今日は誕生日ということで、*かぶ*は有給をとっていつもより1日早く面会に来ました。お昼ご飯のトレーには、栄養士さんからのカードと誕生日のデザートが載っていました。夕方5時過ぎ、病室で3人ホヨヨ~ンとしていたら、突然ドヤドヤと7人ばかり看護師さんたちがやって来て、*ももたろう*のベッドをぐるりと囲みます。そして看護師さんや先生がお祝いのメッセージを寄せ書きしてくれたカードを手渡して、ハッピーバースデーの歌を歌ってくれました。主役の*ももたろう*は父ちゃんの膝の上で、目をパチクリさせて看護師さんたちを見ています。友達からも、お祝いメールがたくさん届きました。今年はケーキもプレゼントも間に合わなかったけれど、ステキな誕生日になったね、*ももたろう*。でも、話題は親王殿下御誕生にかっさらわれちゃいました。これからは毎年、日本国民全体が*ももたろう*の誕生日に盛り上がるな~♪
2006年09月06日
ボクは今日で3歳になりました。朝、いつものように6時半(早起き!)に目が覚めて、母ちゃんとこんな話をしました。人の存在価値はどのようにして決まるのだろう。すごい発明や発見をして役に立つこと?類い稀な能力を発揮して記録を作ること?佐々木正美先生は「人の存在価値は、人間同士の関わりの中で見いだされる」という言葉を引用されました。そうであるなら、ボクの存在価値は、ボクを大切に思ってくれているみんなの心の中にあるってことだ。「何を成し得るか」じゃない。「何を成し遂げたか」じゃない。何もできないボクにも、ボクのことを想ってくれる人がいる限り、その人にとってボクは存在価値があるんだ。誕生日には、今まで3年間抱えてきた不安や、乗り越えてきて辛さなんかを思い出すものとばかり思っていたけれど、朝を迎えて心に生まれたものは、希望だった。何もできなくていいんだ。今のキミでいいんだ。生まれてきてよかったね。ボクを支えてくれている人たちから、こんなメッセージが届いたよ。「お誕生日おめでとう」って、そういう意味だよね!
2006年09月06日
1週間があっという間に過ぎました。お隣さんは治療が始まり免疫力が下がったので奥の人通りが少ない部屋に引っ越しました。入れ代わりに昨日9ヵ月の女の子と上品なママが入院してきました。付き添いのない4歳の女の子は電話で母親に怒鳴られては癇癪をおこしてベッドの柵やスタッフ相手にストレス解消の毎日。野球少年のあとには、今日、別の部屋から両手足+オムツの中身が火傷の男の子が引っ越してくる予定です。*ももたろう*と同じく両手が包帯ぐるぐるらしい。さて、*ももたろう*はユナちゃん8歳に気に入られたようです。プレイルームで一緒に遊ぼうと誘いに来たので行ったら、ベビーカーから降ろそうとしたり抱っこしようとしたり。やめてね、と言ったら今度はチュウ責めで顔中ベトベトにされます。それでも*ももたろう*は嫌がらずスマイルなので、ユナちゃんはエスカレートするばかり。そこへゴンちゃんあらため「シンタロー」登場。「やめたれやっ!」と*ももたろう*を守ってくれますがユナちゃんも一歩も引かず二人は喧嘩に。う~ん、カーペットにゴロッと転がってニコニコしているだけの2歳児がなぜこんなにモテるのか?!デイルームで食事をしているオバチャンたちはほぼ全員、電子レンジやティーサーバーを使いに来たママたちも、*ももたろう*に話し掛けたり、ほっぺや二の腕をつっついたりしてから部屋に帰ります。まあ、自分と目が合えば必ず喜んで笑顔を返す幼児なんて、めったにいないかも。でも、その付き添いさんは大変なんです。*ももたろう*に代わって皆様のお話相手を務めなければなりませんから。私の発話の半分は*ももたろう*の代弁。「母ちゃんボクひま~」「はいはい、絵本読もうね~」*ももたろう*相手に、つい一人芝居。
2006年09月05日
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