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窓辺にたたずみ、深いため息をつくベリルの姿にある者は心配そうに、ある者は見惚れていた。「最近、ベリル少し落ち込んでるみたいなんだ。何とか励ませないかな」「ふぅん」アゲートは飛行機関係の本を広げて軽い調子の声で返す。「年末も近いと言うのにね、どうしよう」「・・・・じゃあ、ベリルのテンションあげたり、気分変えればいいんだね」「?う、うん・・」それから二日後。今日も周りの視線を一身に浴びるベリル。「あ、ベリル、これあげる」二階からアゲートが元気よく笑いながら、ベリルを見下ろしていた。「・・・!」放り投げられ、手渡されたのはラッピングされた包みモノ。メッセージカードつきだ。「・・・アゲート、これは・・」プレゼント?ベリルは微かに頬を緩めた。「嫌がらせなプレゼント!ちゃんと自分の部屋で見てね!」「・・・・・それは嫌がらせじゃない」自分からばらしてるし。その夜、ベリルが自室でそのプレゼントを開けると、中からふざけた表情のピエロのびっくり箱や包帯がついたピンクのうさちゃんぬいぐるみ、にっこり笑顔のサンタ姿のベリルの人形があった。「・・・・・・・・へたくそ」そういいながら、なぜかベリルの表情は明るく優しかった。「ええっ、ベリルにそんなものあげたの?」「うん、男相手にそんなプレゼントされたら怒るかなぁって」アゲートはそう言いながら、教室の扉を開いた。
2005.12.28
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なんというか、最終回がひどかったのを反省したのか最終回のやり直し+シンがキラに洗脳された?、ラクスとカガリが支配する新世界に突入といった内容でした。OPのヴェステージを使ったのは好感持てました。携帯を抱え、後ろにルナマリアが控えるシンのカット、リボンを身体に巻きつけたラクスとキラの恒例の裸踊り。何気にレイ達のカットも新しかったです。最後のカットは優秀な子分を抱えた王様といった感じでした。EDは何でか前作のカットの使いまわしだったし・・。で、本編ですが議長の心がこもったコメント、アスランに食って掛かるシンの心情、メサイアに乗り込むアスラン(意味あったんでしょうか?)。ステラとの夢の邂逅、「やっと・・」が追加されました。明日を感じるシンが切なかったです。議長を打つレイの表情が丁寧にかかれてました。っていうか、2人ともタリアかレイの自殺を止めればよかったのに。シン・・・彼は彼なりに平和な世界を目指していた事やルナに襲い掛かるシーンで迷った事が印象に残りました。遺骨さえ残らない親友や議長が眠る慰霊碑、シンの始まりの場所であり、悲劇である場所。やっと世界を受け入れ始めたシンにはつらかっただろうな。キラとまた同じ場所で、また初めて本当に出会うシン、「吹き飛ばされるかもしれない、でもまた僕達は花を植えるよ」「一緒に戦おう」といわれるシン。きっと、こういわれた瞬間、シンの憎しみや今までの孤独から解放されたんだろうなと思いました。もう彼は一人じゃないんだと。アスラン・・・正式にカガリと分かれたらしく、隣にはメイリンがいた。よかったなあ、メイリン。・・いいのか、アスラン。戦闘が終わった後、シンとルナをつれて帰る場面がお兄さんっぽくて嬉しかったです。何だかんだ言って、後輩である彼らを思ってたんですね。彼の個性は結局キラで始まり、キラで終わるらしい。カガリ、スペシャルなのに会話がない、可哀想に。キラ・・・ついに議長を恋人に、姉は国の代表。最強の権力と強さを手に入れた。何でこうなったんだろう、傍若無人なキャラになっちゃて・・。シンを諭したのはよかったけど。しかし、国を裏切って自国の戦艦やMSを強奪、絶対正義の名の元に自国を攻撃した危険人物によく議長やらせる気になったな。結局、得したのってイザークだったし。
2005.12.26
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揺れる。緑色に輝く液体に包まれているこの世界にひとつの光がさまざまな光をつれてさえぎろうとする。耳を引き裂くような、銃弾の音。その音は誰かの悲鳴と一緒に鳴り響く。「やめろ、触るな・・・」やめて、聞きたくない。オレを起こさないで。「あの人造体はお前らが扱えるような・・・、この子供は私達でさえ・・」ダァン・・・・!!その音でオレは目を開けて起きた。周りの液体が、オレを包むガラスがゆれ、ゆっくりと空中に赤い液体と、見慣れた白衣のおじさんが床にスローモーションのように落ちていく。赤い液体がオレの視界を包み込む。「・・・・・っ」―ーオレの世界が壊される、崩れてしまう。周りの世界がオレの瞳に、オレの心に勝手に入ってくる。声をかけてくれたケンキュウインのおじさんやお姉さんと激しく銃撃戦を繰り返す軍人。その表情は悪魔、鬼といわれる怖いものと同じだ。この人たちは、メイレイで自分の仲間を殺す、消去する。「あ・・・ああ・・ああ・・・・」どうして?どうして、自分の仲間を殺すの?瞳がガクガクする、身体がピリピリして熱い。自分の中の何かが、まるで硬い殻でも押し破ろうと疼きだす。次の瞬間、頭の隅がカッと熱くなった。もう、いやだ。仲間同士、争う所なんて見たくない。赤い液体、血が流れる所なんて見たくない。ここから逃げ出したい。「・・・・・・・・・・オレはダレ?」その人造体は「力」を使った後、意識を失った。目が覚めると、少年は淡い金色の光を持った電灯の下で木造の小屋の中でベッドの中で寝ていた。「―--」「目を覚ましたかい?アゲート」目の前には一台のノートパソコン。パソコンの中には一通のメールが開放されていた。「アゲート・フローライト・・、クラスター学園・・・」そして、汽車に乗るための切符とトランク。「・・・アゲート、そっか、おれアゲート・フローライトなんだ」クラスター学園、そこが俺の行く場所。オレは飛行機好きで15歳の子供で、たくさんの友達と学校で楽しく遊んで勉強する。「あさってかあ、楽しみだなぁ~」アゲートは嬉しそうに切符を抱きかかえた。何だかとても怖い夢を見た気がする。どうして、オレあんな夢見たんだろう。いつもは優しくて、懐かしい楽しい夢を見てるのに―・・「失礼しました・・・っ」ベリルは乗務員をしりぞけると、ふと自分の前に同い年の少年が立っていることに気づいた。少年はベリルを見て、軽やかに道を譲ると、優雅に緩やかに微笑んだ。漆黒の髪、黒い瞳、人懐っこい笑顔。「―----」なぜか、わからなかった。心が少しだけその笑顔に引き寄せられるように、自然にベリルはその一瞬、一瞬を忘れまいと見つめた。アゲートはまるで知り合いでもなるのを知ってるかのように笑った。
2005.12.22
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ごめんなさい、エマ先生。元親友、現在アゲートの部屋で夜中こげた壁に向かって親友の回想にふけるシーンは気持ち悪かったよ。学園の言うとおりにしないで、アゲートの荷物片付けたりしないでいいのに。フォンの言うとおり、思い出は消えないのに・・。前回から色々、教団やら軍やらがアゲートの力を狙って物語が動いてますね。教団の人、アゲート関連の書類持って死ぬし。・・・教会の人って結婚していいんだっけ?とりあえず、セピア達が花を可愛がるシーンは可愛かったけど。1号、本当にいい人だ・・。感情がないなんてウソですね。まさかこのアニメで美少女キャラ、しかもシスターの女の子が見られるとは思わなかった。クロムを教会に向かわせるリナちゃん、可愛かったvアゲート・・学園長が判を押した瞬間、神の運命は変わった。それで飛行機を墜落させる。礼拝や自分が人造兵であることを知らない。人が死んで墓を作って祈ることを知らない。・・・あれ、カールスの記憶が入ってる割には何も知らないですね。グリアン軍による一方的な殺戮に怒るアゲート、力を使って銃弾を跳ね除け拳で戦車を跳ね飛ばし、化け物と呼ばれるアゲート。もう死んでるのに壊れた飛行機に向かって傷だらけで銃を打ち続けるアゲート。人の命を軽んじる事に純粋に怒り叫ぶアゲート。・・・・・うわあ、痛い。そして哀しさを感じる。2話あたりの彼を思い出すととても想像できないですな。クロム・・何も知らないアゲートに苛立ち、乱暴な口調でアゲートにしゃべるクロム、リナに押されるクロム。アゲートの力に驚愕するクロム。何か仲良くなってますね、兄弟のようです。・・女の子には押しが弱いようだ。アゲートにカールスの幻を見たり、墓に祈るクロムが感慨深いですね。戦争をくだらなくも感じてるようですが。次回予告、・・・まさかこのアニメで美少女キャラの回想シーンやクロムのフリルを見れるとは思わなかった。
2005.12.21
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レグラント王国とグリアンの友好関係のために生きたまま献体される、ウイルスに犯されたベリルの母。ベリルの母の死を予感して友好国に自分の家の人間を差し出すジャスパー家。葬式の黒い服で始めてベリルが貴族の坊ちゃまで15歳の少年である事を認識しました。変わらない伝統を護ろうとするクラスター学園。・・というか、女子部との交流・・・。ぜひ、15歳の女の子キャラとベリル達の交流を書いて欲しいです。というか、見たいです。・・・今回、母親の死で泣かないベリルが切なかったです。きっとあんな環境で育ったから泣きたくても泣けないんだろうと思うと痛々しいです。そして飛び出す決意をするベリル、アゲートが何か関係してるんでしょうか?お母さんの事もあるんだろうけど。クロム・・アゲートを殺す計画を立て、一話以前にカールスと一緒にアゲートとあった事があるらしい。同じカールスの記憶を持ち、奇跡の力を持ち、治療したカールスを恐怖させたアゲート。戦士として造られた彼にとっては危険人物にしか見えなかったんでしょうね。「戦闘は本職のオレに任せろ」がクロムを人造兵であることを示している。・・とりあえず、様子見に入ったようですが。アゲート・・今回はシリアスです。殺そうとした2号やクロムに笑うアゲート。人造兵製造の工場の反対派の死に「正しい事言っていたのに・・」と心を痛めるアゲート。冒頭のルドヴィヒの回想で某アニメのコスプレのような派手な鎧。「・・兄さん、オレの名前はアゲートだよね?」と青年から子供に戻っていくカールスに弱弱しく声をかけるアゲート。ルドヴィヒ→世界を滅ぼすために生み出されてしまった「神」。おそらく強行派の教団か何かの身勝手な理由で造られた人造兵がアゲート。カールスの記憶は入ってるけどそれも不安定な状態・・・。この精神や望まれて生み出されたわけじゃない自分の不安定。・・・いつか悲劇が起きなければいいんだけど。本当にアゲートには普通の子供としていて欲しいです。セピアの鳥に餌をあげるシーンが可愛かった。次回、エマ先生で学園が舞台らしい。フォンはまた覗き見ですか。でもタイトルが「アゲートの叫び」。なぜに?
2005.12.15
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記憶の中にうっすらとあるどこかの景色、生き物、地図。覚えてないのに判る、それが嘘や幻じゃなく本当の出来事だったと。そこで、僕はとても幸せだった気がする。「もう、やめたら?貴方はここで生きてるんだから・・」「とても大切な事を忘れている気がするんです。そこで僕はとても幸せだった気がする―」中国の神話に出てくる天女のような格好をした女の人達。赤い焔みたいな瞳の男性。優しくて温かい大きな手。たくさんの人々が僕と誰かに向かってかしづく。怖い目をした黒くて大きい鳶色の狼。僕は何を忘れているんだろう。
2005.12.12
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最初、彼を見た瞬間僕の身体にこれまで感じた事のない電気が、衝撃が走った。名門ジャスパー家の御曹司、ベリル・ジャスパー。僕と同い年とは聞いたけど想像以上だった。僕の金髪とは違う涼やかな色の彼の金髪、整った綺麗な顔立ち。全身からあふれ出る気品と優雅な物腰。成績優秀でしかも運動神経も、学園の人気も高い。負けた、と感じるよりも僕は彼の友達になりたいと思った。「ベリル、それでねえ・・」「そうか」付き合ってみると、中身もいい人だった。冷たそうな表情が多い彼だが、友達になると決して友達を見捨てない。でも、それでも最初見た時に感じたどこかいらついたような、周りのものと深く付き合うのを拒んでるような、また寂しそうな瞳はベリルの中に存在していた。それはベリルが実は軍の幹部になるいずれを嫌がってるのか。戦場で戦い負傷したお母さんが原因なのかわからなかった。少しでもいいから、僕がベリルを前向きにさせるきっかけになれればいいんだけど。「僕のペットでね雑種犬のリリーっているんだ。それがすごいバカでね、よく方向間違えて迷子になるんだ」僕はいっぱいベリルに楽しい話をしようとよく喋った。「ああ、ここだ。ここがオレの部屋」転入生といったその黒髪の生徒はそういって、特別室であるクラスターの生徒でも特別待遇の部屋の扉を開いた。「ここが君の部屋?」ここって、うちの学校の中でも特別待遇の部屋だけど。・・・という事は、彼はそれに似合う名門貴族の子息か、後見人が国のトップとかなんだろうか。着てるのが旧式の制服というのが気になるけど。「名前要ってなかったね、僕フォンって言うんだ」「よろしく、オレアゲート」「オレ?」僕は首をかしげた。とにかくアゲートは出会った当初から変わっていた。学園にはない子供のように明るくまっすぐで人懐っこい。飛行機が好きで友達百人くらい欲しいらしい。僕もアゲートといて変わった。―アゲートが意識してるかわからないけど、彼はどこか浮世離れというか悩みなさそうだけど深いというか彼の行動は人に強い影響を与える。「あ、ベリルウインナーちょうだい」食堂に立ち寄ったアゲートが食事中のベリルにそういって、軽くベリルの皿からウインナーを手づかみで食べた。「・・おい」ベリルはじろりとアゲートをにらんだ。「だって残してあるからいらないのかと思って、もらっちゃた」てへ、とアゲートは軽く笑った。そんな彼を好きな人がいれば、当然ねたむ人がいるもんで。
2005.12.08
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「離して・・!汚らわしい・・・!!」そういって、雨の中響いたのは冷たく乾いた自分の頬の音。オレは汚い・・?いや、きっと汚らわしいのだろう。いや、オレは汚れた存在じゃない?「春華・・」帰ってきて会ったのは主人の勘太郎。「オレに触るな、・・オレは汚い・・」オレは鬼食いだから・・・「何いってるの?こんな遅くまで外で遊んで、僕はとっても心配したんだから!!」そういって、勘太郎は後ろからオレに抱きついた。「―--」その時、自分の中でゆっくりと殻が音を立てて崩れていったのを感じた。「春華、お帰り」優しく包み込む笑顔、・・こいつはオレを汚いとかさげすまない。オレをあんな目で見ない、妖怪を友達と呼んでくれる。「・・・ただいま」勘太郎はもしかしたら他の人間とは違うかもしれない。気のせいだろうか、最近僕を見る春華の目が変わったように感じる。あの雨の日からだ、僕を優しく、子供のような視線で親でも見るかのように、依存する存在を見つけたようで見てくる。「勘ちゃん、買い物行くの?」「うん、ちょっと原稿を買いにね」「・・・オレも行く」今まで眠っていた春華が頭をかきながらつぶやいた。「じゃあ、僕外にでて待ってるね」「急いで着替えてくる」春華はそういって、二階に行った。・・誰にも僕の計画は邪魔させないから。
2005.12.02
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