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「お前の言うルルーシュはどんな人物だ」アーニャを膝で抱えながら、シーツーが扉の前で聞いてきた。「・・・ナナリーの兄で、友達思いでプライドの高い人だよ」ナイトオブワンに剣を向けた時、ルルーシュやナナリーにした事を償って欲しいと僕は言った。「それは当然現在のあいつのことを言ってるよな」シーツーが視線をスザクに向ける。「今のルルーシュはゼロだ・・・」「ゼロもルルーシュだ」ぐっ、とスザクは言葉を詰まらせた。「・・・他に方法があったはずだ、ルルーシュなら」「軍や警察に入る事か?皇族に戻り、お前のユフィに協力する事か?」「ゼロになる以外にも選択肢はあったはずだ」シーツーはスザクを見つめる。「何だ・・・」「お前、本当にルルーシュを知らないのだな」「そんな事ない、彼のことなら誰よりも知っている」スザクは少しムッとなった。
2012.01.31
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「君はユフィを殺した」スザクがルルーシュに剣を向ける。「だから?」ルルーシュは冷静な表情を少しも変えない。かぁぁ、と頭の中が熱くなった、「だからって、君には償うべき責任がある」ルルーシュはただスザクを見るだけだ。「お前の為に死ねと?そうだな、俺のした事は無意味だった、だが、お前がした事には意味があるのか?お前はカレンに言ったな、俺は他人の尻馬に乗り、審判者を気取る、他人の血が流れるのを承知で戦っていると」「ああ・・・」「その思いは変わっていないのか?」「当然だ」ルルーシュはスザクを見た後、再び口を開いた。「お前の言う正しい方法とは何だ?軍人となり、ブリタニアにこびへつらい、お恵みで日本を貰う事か?スザク、お前は俺がゼロにならなくても新宿で生き残る事ができたと?皇族に騎士に選ばれたと?」「僕はお前とは違う」「当たり前だ、俺だってお前と同じなどなりたくもない」履き捨てるように言われ、剣を持つ手がきつくなる。「貴様・・・」「お前は偶然生き残り、ゼロである俺が現れ、出世のチャンスを得た、偶然ユーフェミアとであった事で騎士になった、どちらもお前の力で呼び出したことじゃない」「ちが・・・」「違うと言い切れるか?それでは、お前は俺をゼロと疑いながら逮捕しなかった、ゼロを憎んでいた、それはお前が軍人だからか?ブリタニアの平和の為に俺を憎んで、蔑んだのか?それともユーフェミアやアシュフォード学園のために?ゼロを憎む、倒そうとするのは審判者を気取ってるからじゃないか?それにお前はブリタニアを内側から変えるといったが、それは犠牲ありきと言うことか?」「違う、違う、何を言ってるんだ!!」「俺を殺した後、どうする気だと聞いている。俺もお前の正義が本物かわからないのに、ただ死にたくはないからな、スザク、お前は矛盾だらけで他人よがりに見える」「君だって!!」「スザク、お前はもうユフィの騎士を止めている、お前はユフィのために俺を殺せば楽になるか?」
2012.01.29
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合衆国日本で、最初は反発を覚えたルルーシュたち兄弟も、周りの協力もあって、理解を示し、興味を抱く人間が増えてきた。一方、エリア11の行政特区では、ユーフェミアを無能な人間だと蔑む人間が出てきた。公式発表での、皇位継承権の放棄がユーフェミアの思い違いを現実にした。コーネリアは厳しい表情で、政庁に着たユーフェミアを出迎えた。「元第3皇女ユーフェミア、お前に行政特区の管理者に携わるものとしては立場を残すが、これまでの特権や権利は全てなくなり、今後総督である私に許可なく動くことを禁じ、柩木スザクを一時的に私付きの騎士見習いとして扱う事にする。ユーフェミア、お前の側にはおくが、あくまで護衛であり、柩木スザクをプライベートで付き合うことは一切禁じ、敬称で呼び合うように」「・・・・・・・・え?」頭の中が真っ白になる。姉は何を言っているのだ。「スザクは私の騎士です、いくら、お姉さまでも・・・」「総督だ、お前はもう皇女ではない、血はつながっていても」「・・・で、でも、会えなくなるわけじゃ」「皇族でないものがそうではない対応すればどうなるかお前でもわかってるだろう、お前がそれを選んだのだ」 「所詮、現実を知らない子供だったという事だな」「部屋に入るなり、何の話だ」「いや、くだらない世間話だ」シーツーはルルーシュが見ているノートパソコンの映像を見た。エリア11のニュースらしい。「柩木も自分を守ってくれる人間がいなくてあせっているだろうな」ひょいとシーツーが覗き込んだ。「アイツはユーフェミアにそんな期待しない」「ナナリーがそういっただけだろう」「でも・・・」行政特区では、特権は存在しないが責任者がいきなり総督の指揮下に入ってしまったので、コミュニティーも中断したような、それでいて、参加できなかった日本人との軋轢が少しずつ生まれていた。新しい家も仕事もブリタニアの管理下という意味なら、なんら外と変わらない。「お姫様は始めて今喪失を感じてるだろう・・・」「・・・・」「お前が責任感じる事はない、ゼロに協力を申し込んだ事も今回の事もユーフェミアが決めた事だ」
2012.01.29
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「ゼロ。ゼロ、ゼロ~」観衆のこだまが鳴り響き、新しい時代が来た。誰もがそう思っていた。ゼロレクイエムの後、誰もが希望通りの明日が来ると思っていた。「代表は神楽耶殿!?」「ああ、元議長で黒の騎士団の関係者、事情を知らない人間よりはマシな選択だろう」ゼロはそう扇に言った。「?何か、疑問でも」「・・・お前が彼女を押したのか」不思議そうに、仮面の下の朱雀は眉を顰めた。「お前の卑怯な策略で今までがんばってくれた彼女を陥れたのだろう」・・・・なんだ、この人は。怒りよりも不思議な生き物を見たような感情がスザクの中で生まれた。黒の騎士団の幹部だが知らないが、軍人が上官にこんな口を利くなんて、常識がないのか?「答えろ、お前には俺たちの疑問に答える義務がある」「扇要、君は私が上司である事を忘れたのか、何だ、その言い方は」「何ガだ」気付いていないらしい、心の中でため息をついた。「私は誰かさんが勝手に追い出された後、不本意な形で居座ってる時も、ブリタニアを倒すために動いて、今、理解を得て、君の上司に戻っている。イツまで、素人のつもりでいる、君も軍人ならば言葉を慎みたまえ」「お前が黒の騎士団を裏切ったんだろう、それを図々しくまた俺たちを苦しめるつもりか」スザクは壁際に扇を押さえ込んだ。「何をする・・・っ」「私は君に言葉を慎めといったはずだ、その耳は飾りか、扇事務総長殿。それとも、牢獄にまた戻りたいか、私がいなければ、君は正当な裁判の後、処刑されていたはずだ」「俺を脅す気か・・・」「理解しろといっている」スザクは扇を離した。「・・・・・卑怯な・・・っ、無抵抗な人間を・・・」
2012.01.27
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アリエス宮を模した庭園で、ユフィとスザクはいちゃいちゃしていた。「あ、ごめんなさい」「いや・・・」手が触れただけなのに、恥ずかしい。お互いの思いが通じ合い、見詰め合うだけで何も考えられなくなる。「お姉さまに怒られるかしら・・・」
2012.01.25
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「行政特区日本の設立を宣言します」「ブリタニアが日本を認める!?」・・・しまった。「日本人にもブリタニア人にも平等なセカイなのです!!」「聞いてますか、ゼロ!!貴方も行政特区に参加してください!」ブリタニアが日本を認める、スザクはその事が突然現実に起こって混乱し、ルルーシュは怒りに燃えていた。「日本人って、今更?」ユフィ・・、そうやって君は何もかも手に入れる気か・・、俺たちの居場所すらまとめて・・、君には決してわからないだろう、この苦しみを。「ホラ、恋人がイレヴンだから」「ああ、なるほど」なぜならば、俺は顔を隠したテロリストで、そして、君はー・・。違うんだ、もう昔とは、ユーフェミア・・・・!!その日の夜、スザクが自分の所に着た。「副総督に頼まれたのか」スザクならナナリーを任せられる、いつか仲間になってくれると思っていたのは間違いだった。「違うよ、彼女は関係ない、僕が、柩木スザクがルルーシュとやりたいんだ」スザクが語るのは理想ばかり、都合のいい一面ばかり。愕然とした、自分勝手な感情にしても。何故?自分たちの事情も、ブリタニアが日本に何をしたかも知っているはずなのに。それなのに、失敗するとわかっているといえば、スザクは真っ直ぐに答える。「失敗するとか、成功しそうだからじゃないんだ、損得勘定では人はついてこない」「ユーフェミアには人がついてくるというのか」「少なくとも、僕はゼロより彼女を信じたい」わかっていない、成功しなければ日本人には何の意味もない。善意で何もかも許されると信じてるのか。お前以外に彼女を本気で守ろうとする人間がどれだけいる?「すまない、スザク」「ルルーシュ・・・」「難しいことをいったね、二度とは言わない、忘れてくれ」「行けよ、ユーフェミアが待ってるんだろ」スザクが立ち去った後、ルルーシュは愕然とした。「―私の言ったとおりだろう」黒の騎士団本部でシーツーが言った。「あの男は邪魔になると、だからギアスをかけておけと」「・・・ああ」「否定しないのか」「アイツはブリタニア側の人間で、ゼロの敵だ、あいつは何もわかっていない」「そうか、ナナリーはどうする」「ナナリーは俺が守る、ブリタニアの隙にはさせない」ルルーシュは何かを決意をしていた。
2012.01.24
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―私に協力してくれますか、スザク。世間では今、スザク派の恭順派、ゼロに賛同する派で分かれているという。心なしか、足どおりも軽い。「機嫌よさそうだね、スザク君」ミレイがスザクに話しかけてきた。「そうかな?」「表情が柔らかくなった」生徒会室に、コーヒーの匂いが包み込む。「・・・・」スザクの頬がゆるくなる。「ユーフェミア様はどんな方?テレビどおり、本当に日本人や私たちのことを考えてくれてるの?」ミレイが少し真剣に見えたのは、気のせいだろうか。ちなみに、このごろ、学園にいても、ルルーシュとの時間が合わない。キュウシュウのときのように協力してくれれば、今まで批判的だったゼロも見直してもいい。「勿論、あの人は僕たちのこともブリタニアの人たちも心から幸せになってほしいといつもがんばっています」「本当にそうなのか?」ルルーシュがいつの間にか部屋に入ってきた。「何が?」「報道やパソコンでも、確かに慈善活動はしているが、副総督としてはどうなんだ?コーネリア総督の噂は流れるが、ユーフェミア殿下の副総督の活躍は聞こえてこないし、ブリタニア人の評判も良くないぞ」「彼女に文句をつけるのか」さすがのスザクもムッ、となった。「心配してるんだ、俺は、俺には彼女がどうも公私を区別できてないように見える」「ユーフェミア皇女殿下は日本人の中でも評価されている、憶測だけで彼女に文句をつけないでくれ」心外だといわんばかりに、スザクはルルーシュを見る。「いっただろう、心配だと、お前も副総督の騎士ならいろんな噂を聞くだろう、中にはお前がユーフェミアの愛人だという話もある」「何言ってるんだ」「噂だ、熱くなるな、騎士はいかなる時も主を守り、時には知ったし、支えなければいけない、だが、現実は副総督はお前を甘やかし、学生のままにしている、オマケにあの電撃的な宣言だ、お前と彼女の間を疑う人間が表れてもおかしくはないだろう。お前はお前で、彼女とのプライベートな付き合いを隔そうとしない、使える人間なのに時々、愛称を読んでるだろ?これで疑うなという方がおかしい、副総督の騎士は本気で騎士をやる気はないと思われてもな」「・・・・そんな事ない」「・・・日本人に今、ユーフェミア様が襲われたらお前はどうする?」「守るよ、日本人から」「そうか、なら、学生を辞めてくれ」「何を言って・・・・、そんなの君が決める事じゃないだろ」
2012.01.22
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あんたは知らないんだ、本当に。「ネズミ、本当にシーソーしたことないの?」「あいにく、陛下と違って、自分は生きていくのに必死でね」「嫌ないい方だな」「後であのイスみたいなのも教えてくれ」ネズミが指差したのは、公園にあるそれをさした。「ネズミならすぐ覚えられると思うけど、大きくなったらあまり乗らないと思うよ」俺があんたにどれだけ救われたか、その意味を知らない。
2012.01.22
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「皇帝陛下とあろうモノが、恋に溺れるか」「・・・そうなのか、これが」「どうした・・・」「スザクは、何で・・・・」「・・・お前はわからないだろうな、あの男は昔からお前に参って、狂っていた事に」「戻せないのか」
2012.01.20
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運命とか、一目ぼれとか信じない。ただ、ジノに流されてしまう最近の僕がいる。「それは恋よ」「はぁ?」目が自然にジノを追いかける自分がいる。「モニカ、何を」「ジノがすきなのよ、この前もまるで恋人を見るようにジノを見てたじゃない」スザクの顔がなぜか赤くなる。「違う、いきなり、何を言うんだ」「そう?」「友達だよ」「それなら、ジノに女の子が近づくたび、いらいらするのは止めて欲しいわ、こっちも身が持たないし」「違うって、言ってるだろ」まったくもにかは何を考えてるのか、男が男を好きになるわけがない。僕が好きなのはユーフェミア様なのに。「スザク~」
2012.01.17
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目を覚ますと、黒の騎士団の戦艦の中だった。「ここは・・・」「黒の騎士団だ、久し振りだな」「・・・シーツーさんですか」「ああ」混濁した頭で考え、エリア11でのフレイヤのことを思い出す。「・・・・私を捕虜にしたのですね、返してください、私を!!」ナナリーがシーツーに詰め寄る。「・・・」「シーツーさん」「何故?エリア11が心配だからか?」「はい・・・」「ルルーシュはゼロだ」「・・・・何を言ってるんです、冗談を」突然の事に頭がついていかず、ナナリーは身を硬くした。しかし、シーツーはあくまで冷静だ。「状況を考えてみろ、太平洋の、あの局面で、何故、敵であるお前をゼロが迎えに着た」「総督である私を利用する為に」「ブラックリベリオンが起こる前、ルルーシュは学園にいる時間が極端に減っただろう、ナナリー、お前はそれをただのサボりだと?」「そんな事はないですけど・・・」疑うのが怖くて、兄のいうことを信じていればいい、そう思っていたのは事実だ。「それに面識のないお前の為に、本来なら敵であるゼロが何故、行政特区に一時的とはいえ、協力した?」「・・・・・」「おかしいとは思っていたか」ナナリーは頭を混乱させた。お兄様がゼロ?それでは、それでは・・・。嫌な考えがナナリーに浮かぶ。「・・・・ユフィ姉さまやクロヴィスにい様を、その」「そうだ、アイツが殺した」信じられない、ありえない。だって。「貴方は嘘をついています、お兄様は私に嘘をつかないって」「嘘をつかない人間などこの世に存在しない」
2012.01.17
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「ミレイさん、リヴァルさん、お久し振りです」アシュフォード学園に、ナナリーはゼロをつれて訪れる。「・・・・・ナナリー」ミレイやリヴァル、ニーナは驚いたように、ジノやカレンはうれしそうな表情を見せる。「思い出してくれたのですね・・・」ナナリーは嬉しくて、頬を緩める。「学園で花火をやると聞いて、来てしまいました」スザクからその話を聞いて、忙しい現実のさなか、ナナリーは時間を作って、この日にきた。「・・・そ、そうなの?」「良かった、お元気そうで・・・・」「・・・・今更、何に着たんだよ」「リヴァルさん?」「ここはルルーシュの、俺たちの思い出の学園だぞ、またルルーシュをバカにしに着たのか?あいつは・・・・、そいつに殺されたのに!!」「・・・・それは、・・・ゼロは私や超合衆国、世界のために働いてるんです、ですから」ナナリーはリヴァルが何故怒ったのか、すぐにはわからなかった。ルルーシュの友達だとわかっていても、彼らにとってゼロが敵であるという事実を考えようとしなかった。「・・・・だからって、何で、ゼロをつれて来るんだ、ゼロは超合衆国の人間で、ナナリーの部下ではないだろ?それにこの学園にそいつが何をしたのか、ナナリーだって忘れたわけじゃないだろう」「確かにゼロは過去、この学園を占拠しました、今は理解できないと思うんですが、ゼロは私やブリタニアのために協力するんです、明日のために」「・・・・なんで?俺ら友達より、ナナリーはそいつを憎むべきだろ、ゼロはルルーシュを殺したんだぞ」「リヴァル、落ち着いて」ミレイが慌てて止める。「落ち着いてるよ、十分。ルルーシュがどう思われて、何してきたかを、けど、そんなので納得できるかよ、ルルーシュは友達で、一人で全部背負って、・・・なんで、否定してくれなかったんだよ、ナナリーはルルーシュの家族だろ?悪逆皇帝じゃないって」「それは・・・・」「カルデモンド、ナナリー代表も現状を変えるためにがんばっておられる」その言葉にミレイは表情を変えた。
2012.01.13
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ロロが、ハート型のロケットを触れているのを見て、突然ルルーシュは折鶴のことを思い出した。本当にふいにだ。―優しい世界でありますように。ロロが、自分に言ったのだ。「兄さん、起きてたんだ」「あ、ああ」
2012.01.12
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「シーツー、これは・・・」「いっておくが、これは私がアイツとの間に生んだんではないぞ」紫のヒトミの黒髪の少年がシーツーの手を握って、あどけない表情でスザクを見上げている。年は7才くらいか。「貴方がゼロですか?僕はルルです」「ルル?」「はい、本名は個人情報なのでだめだそうです」
2012.01.11
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泣きじゃくりながら、自分をののしり、謝れというミレイの姿にナナリーは戸惑いを感じる。無条件に受け入れてくれると信じていたのだ。なだめるリヴァルを横目に、ニーナがナナリーとゼロを移動させる。「大丈夫、ナナリー・・・」「・・・・はい」「ミレイちゃん、記憶が戻って、混乱してるの」ついたのは、クラブハウスの前だった。「当然よね、ただの昔からの知り合いのルルーシュが皇子様で、妹が弟になって、あんな形で死んだんだから、ミレイちゃんからしたらあんなに大切にされていた貴方が何も理解せずに、ルルーシュの敵になっていたんだから」「・・・・それは、お父様が・・・」「そうね、でも、ナナリー、ルルーシュが死んで、何故、そんなに立っていないのにここに来たの?貴方、公式でこういったわよね、悪逆皇帝で壊れたセカイを自分が変えるって、それがルルーシュの意志なのは知ってる、・・・・貴方、本当に変えるつもりあるの?」「どういう意味ですか」「貴方は、公式の場で意識してなくても、元貴族や特権階級で周りを固めて、皇族時代のドレスに身を包んでいる、これで一般の人はどうおもうかしら、エリアが解放されただけで、一時的に特権が廃止されただけで、貴方がすぐ旧体制に戻すと考えるんじゃない?」「そんなことありません、・・例えそう見えても、皆さん、過去は忘れて、私のために働いてくれています」「ナナリーがそうなら、そうかもね。ナナリーはフレイヤが全部廃棄されて、それで終わり?世界は、貴方達がフレイヤを使った事で加害者と思っている事はどう思ってるの?」「ゆっくり話し合って、誤解を解いていくしかないと思います」「誤解?誤解ではないでしょう、貴方は自分の国にフレイヤを使ったのよ、ルルーシュと戦ってる時、世界の誰もがシュナイゼル殿下が帝国に逆らって、黒の騎士団と手を組んだ事は知っている、フレイヤの恐怖を忘れたわけじゃない。ダモクレスの職員だって生きているわ、当然シュナイゼル殿下の意思は知っている。オマケにあなたは責任放棄したエリア11の総督で、フレイヤを打ったとされているルルーシュの妹よ。貴方はどういう立場で、目的で、世界を変えるの?」「それはお兄様の意志を継いで・・・」「アインシュタイン、代表が困っている、これ以上の詰問は・・・」ゼロがかばうように、ニーナノ前に進み出る。「ゼロ・・・・」ナナリーはホッとした。「詰問じゃないわ、ブリタニアの人間なら誰もが思う事よ」
2012.01.11
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「君が僕のものだったらいいのに」「は?」「君の好きな香水で、音楽で、君の何でも好きなもので満たすのに」ユフィも大変だな、とルルーシュは心の中で思った。「親友だからって、何もかも許すと思うな、お前はそんなに刑務所に入りたいのか?」ゼロを止めて、君は僕の元にくればいい。それなのに現実は理想どおりに動かない。「スザク、貴方に会えて」「よかった・・・」何故だ、何故、人を殺す、戦う、何故何も言ってくれない。何故、いつもナナリーなんだ。
2012.01.08
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紫苑は自分の事を常識的な人間だと思っているが、恋愛の事に関してはお子様ではなく非常識だ。男女のことはわかってても、この年になるまでアブノーマルな恋を知らなかったらしく、いつものように報告して来た。「ネズミ、ねえ、女同士でも子供は出来るのか?」フォークで舌を噛みそうになった。「・・・・は?」「今日、帰るときに街中で女の人同士が組み合ってて・・・・、ん?何で、口を閉めるの?」
2012.01.06
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「それでせっかく貰ったお姉様手作りのセーターを私がこけて、水溜りの中に落としてしまったんです」「それで、どうなったの」「お姉さまは慌ててしまって、私が泣かないようにセーターを持っていって、次の日新しいのをくれて」「そうだったんだ」
2012.01.06
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「何故って、わかってるだろう」何を今更照れてるんだろう。言葉に形に出してこなかったけど。演技にしても、ルルーシュももう嘘をつかなくていいのに。「君は僕のものだから、僕のものが他の人間に取られたらむかつくだろう」ルルーシュの方に視線を向けると、ルルーシュは首を傾けていた。「お前の友情とやらは随分とゆがんでると言うか、・・・俺はそんな濃い友情は求める気がしないが」本気で言ってるらしく、スザクにそういった。「ジャイアンなんだな、言っておくが、俺は俺のものだぞ」どうにも、意味が通じていない気がする。「恋愛感情の方だよ」「・・・お前両刀だったのか、それにしても」「?」「ユフィはどうした、普通被害者が加害者を好きにならないだろう、凄い納得いかない話だが」
2012.01.04
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スザクの望みどおり、ルルーシュ、いや、ゼロとユーフェミアが手を組む事になったが、ゼロからの条件は合衆国日本を中華連邦の借地にする事、自分や黒の騎士団はあくまで独立した存在である事だった。ユーフェミアの行政特区の責任はユーフェミアにあることだった。「ユーフェミア様が継承権を放棄!?」「勿論、実家の母君が皇帝陛下に掛け合って、公式発表の前に止められたが、今、リ家はユーフェミアの今回の事でかなり揺れている」ギルフォードは冷静な目でスザクを見る。スザクは困惑し、混乱しているようだ。「そんな・・・・」「今回、君を読んだのはそれだけではない、主であるユーフェミア様を止められなかったのは、本来主を守り、時には主の暴走を止める騎士の責任、皇族の中で君をユーフェミア様の騎士から解任する声が上がっている」「・・・・解任?」スザクは信じられないといった表情を浮かべた。「私も君やユーフェミア様を見てきたが、君たちが本気で主従関係にいるとはどうしても思えない、柩木少佐、騎士を続けるなら学生を辞めて、副総督の護衛を今まで以上に勤めるように、同時にユーフェミア様とプライベートでの関係で距離をおきなさい。今後、必要以上にユーフェミア様と接する事を止めるように」「けれど、ユフィは・・・」「ユフィではない、彼女は君と年が近くても、帝国の皇女で副総督で君の上司だ、これは君のことを思って言っている、わかるな、呼ぶ時はユーフェミア様か、皇女殿下と呼ぶように、将来ユーフェミア様が総督となられた場合、ユーフェミア様の将来を脅かす存在にはなりたくないだろう、彼女は帝国の為に、ふさわしい人間と結婚する人間だ、君だってユーフェミア様の幸せを邪魔したくないだろう」「・・・・・」
2012.01.03
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「このイレヴンが・・・」ブリタニア軍人がボロボロになったスザクを残して、去っていく。弱者が存在しない世界。父親を殺したことをルルーシュにいえなかった、離れる時も。日本人が僕のせいで。ルルーシュ、ルルーシュ。―必ず、差し出してくれる手はあるから。ナナリー。君たちに、ルルーシュに会いたい。
2012.01.02
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