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悪夢が現実に変わったとか、夢が現実を凌駕するというのはこういう時だろうか。チェインである黒ウサギ「アリス」と契約して。現実のオレの世界に返ってきて。でも、そこでは10年もたっていて。友達のギルは大人になって、しかもうちの家と仲が悪い家の跡継ぎで。あの館はボロボロになって。シャロンちゃん達は姿が変わってなくて。わけがわからない時はしょうがない。まずは頭の中を整理して、冷静に。受け入れて、現状把握を。「そういえば、ギル。お前、婚約者とか恋人いるのか?」ティータイムを三人で何気なくしてる時にオズが言うと、ギルバート(レイヴン)はわかりやすいくらい持っていた角砂糖やクッキーをぶちまけた。「な、何を・・・突然」「そういう反応は変わってないね。で、いるのか?」子供独特の輝くばかりの無邪気な笑顔をオズは浮かべている。・・・完全に面白がっている。「まさかその年でいないなんていわないよね、(若様)?」性質が悪い笑顔だ。「・・・オズ、お前性格悪いぞ」アリスはそういいながらロイヤルミルクティーを飲み干した。「それはどうしても言わなければいけないのか?」ギルバートはごくり、と喉を鳴らす。「ギルはオレの従者だよな、主人と従者の間で秘密ごとはなしにしようぜ」「・・・・・いない」ギルバートはポツリとつぶやいた。「ええっ、ギルバート、お前大丈夫!?」オズは無駄に驚いて見せた。「・・・皆が皆、お前みたいな脳みそしてないという事だ」「だって、貴族の家のものなら小さい頃から婚約者なり恋人作るの慣わしみたいなものだよ」アリスとオズがぎゃあぎゃあと叫んでる間、ギルバートは深くため息をついた。
2007.01.29
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大空太陽という人間は単純で友人思い出、陽気で行動派。いわゆる楽天家に見られている。まあ、本人の態度から見てもその通りといえばその通りなんだが。だけど、私は知っている。命の尊さを、それがどんなに恐怖を感じさせる者なのかを彼が誰よりも強く認識している事を。両親の死、その直後芽生えたサバイバルナチュラルという特殊能力。だから、彼は決して仲間を裏切らない。仲間がいるから自分がいるということをわかったのだろう。太陽にとって、MRRは家族そのものなのだ。「太陽、散歩に行くの?こんな時間に」もうすぐ夕日も落ちて、暗くなり寒くなるというのに。「うん、ちょっと海岸沿い歩きたくなって。今日の訓練厳しかったしな」ズキン、と鈴の胸は痛む。あいつをジェイを探すつもりなんだ。―オレは信じる、あいつは生きている。あの時の太陽の揺れていた、強い瞳。「そっか、いってらしゃい」「じゃあな」そういって、太陽はペットの犬を連れて出て行った。―太陽、あいつと友達になったの?―あいつさ、何と言うか俺と似てるんだよ。あいつ、ジェイは俺たちと同じ子供なのに戦え、マシンロボを倒す為に生まれたって言われてたらしくて・・。情け深い太陽の事だ、きっとジェイに自分の境遇をあわせて重ねてみてるんだろう。―でも、あの子のせいで傷ついた人もいるんだよ。―そうだけど、でも、俺もそうは思うけど胸の中がもやもやするというか、何かあいつ放って置けないんだ。
2007.01.27
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「失ってから気付く事ってあるんですね、彼女の笑顔でどれだけ自分が救われてきたか。もう喧嘩したり笑いあう事もないんだなぁって」「・・・好きだったんですね、その人のこと」「今はもうわかりません・・・」「いつか・・・朝は着ますよ」曇りが晴れた笑顔でシャーリーは笑う。さっき、自分はどんな表情で笑っていたんだろうか。いまさら、こんな気持ちになるなんて・・・。―王の力はお前を孤独にする。結局、自分はわかってなかったのだ。シャーリーという友人を失って、彼女の罪を背負う事になってやっと理解するなんて・・・。自分はもっと耐える心を持たなければならない。「・・・今まで、有難う」「え?」もう、俺は立ち止まる権利も迷う権利も残ってないのだから。「変わった事はないか?」電話越しで聞くルルーシュの声。「あるよ、ルルーシュ・・君がいない」「あのなぁ・・・」「・・・あの、初めまして。ルルーシュ・ランペルージです」生徒会長のミレイに連れられ、生徒会にはいったあの日、シャーリーやリヴァルにであった。「よろしくな」「よろしく・・・」ニーナやリヴァルが次々と挨拶してくる。「・・・よろしく、ルルーシュ君」その場所は温かい普通の世界で、オレには何の意味も泣いただの隠れ場所でしかなかった。だから、普通の学生のように友達を作って、ミレイさんたちとも適当に付き合っていた。ナナリーが安心して暮せる平和な世界を作る。その思いは今も変わってない。「本当に大切なら遠ざけるべきだ」だから、シャーリーをオレから遠ざけたんだ。
2007.01.25
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実の姉から言うと、僕は冷たいらしい。「女の子がせっかく好意的に接してるんだから」だとか、「優しいんだけどどこか他人行儀なのよね」と好き勝手なことを言う。それはしょうがないと思うんだけどな、僕今まで「恋」だとかそういう対象で見られたことがないし。「・・・言い訳だな」とルドルフ様には突っ込まれた。「しかし、アーディアディトのいうことも一理あるぞ。お前、そういうところ淡白というか興味が薄いからな」「・・・なんですか、その言い方は。それじゃあ、僕がまるで女の子に興味ないみたいじゃないですか。皇太子殿下と違って、私は奥手なんですよ」「・・・人を女好きみたいに言うな」ルドルフは少しだけ機嫌を損ねたらしく、ヴォルフリートをにらんだ。「それに僕は仕方ないだろう、そういう決まりで生きなければいけないんだから」それを聞いて、ヴォルフリートはすまなそうな表情で顔を背けた。特別な女性との交際、それは皇族に生まれた者には叶えられない夢だ。たとえ、付き合えても常に回りの視線が付きまとう事になる。「・・ヴォルフリート、じゃあ君はどういうのが好みなんだ?」「・・・僕ですか?ええと、そうだなぁ・・強気で自分の意思は突き通せるおてんばタイプ化、清楚な年上の女性かなぁ、多分」まさか、自分にそういう話題を振るとは。「そうか、僕は優柔不断で純粋で野性味あふれる女性とか金髪の女性とか好きだぞ」「それって、皇后様みたいな?」結婚相手は大概、自分の親の容姿と重ねる人がいるときいたことはあるが。ルドルフは深くため息をつく。「そんなの論外だろう、どこの世界にこの話題で自分の母親を持ち出す男がいるんだ?ヴォルフリート」無意識なのかわざとなのか、それとも計算なんだろうか。こいつはたまに確信をついてくる。「ヴォルフリート、お茶をするぞ。アレキサンダーを連れて来い」
2007.01.23
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「私も一緒に死んで揚げるから」混乱して、人を撃ってしまったシャーリー。【君の罪は全部俺が持っていくから」そういって、シャーリーから自分に関する記憶を消して、シャーリーの父親を殺した罪を悔いるルルーシュ。シャーリー死亡の予想していましたがこれは予想外でした。でも、それ以上に辛い選択でした。友人として、その笑顔に救われていた事に失ってから気付き、忘れたシャーリーと初対面の人間のように話すルルーシュ、と挿入歌・・。刹那過ぎる。切な過ぎます、ルルーシュが・・。「大切なら遠ざけるべきだ」ルルーシュが今回その言葉で下した決断。「王の力はお前を孤独にする」・・・、あの言葉がようやくルルーシュの決意が悲しい者だと感じさせました。「朝は着ますよ、必ず・・・」シャーリーの笑顔が眩しい。「変わった事はないか?」「あるよ、ルルーシュ君がいない」「せっかく同じ学校なのにこれじゃあ意味がない」天然たらしなんだろうか、スザクは。というか、そうとしか見えないような・・・。シャーリーの部屋を家捜しするシーツーとルルーシュ。一応、そういうプライバシーは持っていたんだね。シーツーのゴスロリチックな衣装も可愛くてよかった、でもバイクを取ってはいけないと思う。新キャラ、マオ。人の心を読めるギア巣を持っていて、心が病んでる人。シーツーとどんな過去があるんでしょうね。
2007.01.22
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なぜだろう、あいつとアゲートが2人でいるといらいらする。大体、あのベリルって奴は変だ。アゲートへといくベリルの視線はとても友達に向ける者ではない。「それでね、飛行機のエンジンが・・・」「それなら、こういう方法があるんじゃないか」と、提案するベリル。フォンにその事を尋ねると、ただ困ったように笑うだけだった。「う~ん、ベリルアゲートもう、感情のベクトルが友情を超えてるからな」「じゃあ、家族か?兄か弟みたいに思ってるのか?」「それもちょっと違うかな」と、どう説明すればいいかなとフォンはつぶやく。「愛情といえば愛情なんだけどね」ただ、ベリルはアゲートに自身のことを忘れられていて、僕よりショック受けてたんだよと最後にフォンは行った。「え?ベリル?別にどこもへんなところはないけど。あの人、いい人だよな」アゲート本人はベリルの妙な感情に気付いていないらしい。「・・・あいつの事好きか?」「うん、友達だし」親しげな笑顔、どこにもよどみがない笑顔。この笑顔を見るととてもあんな凄い力を持つ人造兵とは思えない。「ああ、そういえば、今日同じ部屋で話し合いたい事があるんだって。何か、大切な話があるとか」クロムの眉が曲がる。「・・・何?」「顔が赤かったし、雰囲気が違ってたな。風邪引いてるかもしれないのに平気なのかな」オレ、心配だなとアゲートが見当はずれのコメントしてる時、クロムはなぜか顔を青くして口をパクパクさせていた。「オレも行く」「え、うん?・・でも、2人っきりで話したいといわれてるんだけど」「アゲート、俺がついててやるからな」「・・・・クロム?顔、怖いよ」その晩、アゲートの部屋からベリルとクロムの激しい口論が廊下中に響いていたらしい。
2007.01.19
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「君を隠の王にしてやる」あの瞬間、確かに俺の中で何かが弾け飛んだんだ。誰もが俺を求める。でも、それはおれ自身じゃなく俺の中の森羅万象を求めているだけ。雲平先生は「隠の王」になれというけど、束縛も契約もオレの心を包んでくれるとげも。友達が人を殺した。森羅万象の為に。友達の家族はそれを欲した。森羅万象の為に。皆は優しくしてくれるけど、オレはずっと怖かったんだ。誰かを失う事、傷つける事、誰かに嫌われる事が。常に緊張を強いられる。そんな日常に追い詰められそうで。でも、見つけた。オレを見て、俺が必要だといってくれる人間を。闇の中でもがいて、それでも唯一つの光を目指して手を伸ばしている。「オレは森羅万象を使って宵風を助ける」それはもう誰にも曲げられない、自分が決めた決意。壬晴は、宵風を選んでしまったのだ、そうやって。「握手」「・・・僕に障らないほうがいい」変化に気付きながら、宵風はそれを受けいるのに動揺しているように見える。「だめだよ、俺の決意を逃がさないで。オレが消してあげる、宵風が望むなら」そんな感情も記憶も望んでない。僕が望むのは自信の消去だけだ。六条壬晴は森羅万象の入れ物でしかない。彼は僕に仲間の命を脅かされ、僕に付き合ってるだけだ。「・・・後戻りできない、君も」そのはずだ。「わかってるよ、余計な感情も記憶も要らないんでしょう。君は気を使わなくていいからさ」僕の望みを憎みながら叶えるだけで、お前は無関心を望んでるはず。なのに・・・。「君は必ずオレが消す。これは俺が決めた事でもう誰にも曲げられない。だから、三つ目、消すまで絶対に死なないで」わからない・・・こいつが何をしたいのか。
2007.01.17
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今回も色々見所がありました。それにしてもシャーリーがかわいそう、お父さんを殺したのが自分の好きな人で、ゼロなんて。ゼロとスザクがお互いの劇場をぶつけ合うのも印象的でした。今回の事でよりスザクのゼロに対する憎しみが強まった模様。「・・なぜお前は無駄な血を流す」、「間違った結果」「結果ばかり見ていてお前には人の痛みがわからないのか」とか毒を吐くスザク。その言葉をシャーリーの父の墓の前でスザクの後ろで聞いていたルルーシュはどんな気分だったんだろう。「これも一つの結果だ」今のスザクにとってゼロは血を流させ人を殺す悪である。ということだけどゼロがルルーシュと知ったら、ルルーシュがナイトメアのパイロットとわかったらどうなるんだろう。「こんなの虐殺じゃないか」・・・・組織に組してるとこういう社会の上下関係も。シーツーに自分の心を見透かされるルルーシュ。「まさか想像してなかったとでも言うつもりか、お前はその行動であるいは言葉で数多くの人間を殺してきたんだ。そいつらにも家族も友人も恋人もいた。お前にはもう困惑する権利も立ち止まる権利もないんだ」この言葉がやけに胸に引っ掛かりました。そして、ルルーシュはシャワーを浴びながら、様々な出来事を思いしつつ苦悩し、そして冷徹な決意を下す。それが間違いだとしてもルルーシュは行動するんだろうなと思いました。しかしルルーシュ、女性を口説くのがうまい。半裸のゼロに正義と思ってたのにと相談するカレンは、今ならまだ戻れるというゼロの気遣いに感激した様子。「いいえ、私は行きます・・貴方とともに」、うわア・・、カレン完璧にゼロに取り込まれてるよ。来週は怖くて見れないかもしれないしそうでないかもしれない。微妙だ。
2007.01.15
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ブリタニアの内側から変えていく。黒の騎士団とあの憎きゼロをこの手で倒してみせる。それがスザクを動かしている原因のひとつだ。クラブハウスに行ってみると、ルルーシュは珍しく眠りに入っていた。夕日に照らされ、輝く黒髪は美しい。その閉じられた瞼の中の紫の瞳も。スザクは一瞬、言葉がつまりそうになる。ルルーシュ、良く出かけていると聞いたけどどこに出かけてるの?それは言わなければいけないのか?ルルーシュはいつもの笑顔は浮かべてるが、これ以上質問してくるなとガードをスザクに向けた。「・・・僕はただ君が心配なんだよ」お兄様って、最近シーツーさんって言う彼女が出来たんですのよ。ナナリーが言っていたあの言葉は本当なんだろうか。スザクはそっ、とルルーシュの肩に触れる。髪が流れて、ルルーシュの白くて細い首筋に伝っていく。「―--」身体の奥から、喉元から何か強い衝動めいたモノがスザクの中で駆け巡っていく。頬が紅潮していく。「・・・・ルルーシュ」ゆっくりとスザクの影がルルーシュに近づいていく。その声はどこか切なげで甘く、悲鳴じみていた。「・・・・・・・・・・ルルーシュ、僕は君が・・・」あと数センチという所で、ルルーシュがスザクの気配に気付いた。「・・・・スザク?・・・お前、いつの間に。顔赤いぞ、風邪か?」目が覚めたルルーシュが寝ぼけた視線のまま、スザクの肩に触れようとする。「うわあああああ!!」スザクは自分が今無意識に行った行動を思い出し、慌ててルルーシュから後さずる。「ごっ、ごめん、僕、その・・・軍で色々あって、その」ルルーシュは不思議そうにスザクを見た。「?そうか、・・・仕事のし過ぎのようだな」納得は十分してないまでも、ルルーシュはスザクの不審な行動をそう受け取り、書類を持って歩き始める。「・・・早く帰って、休めよ」「うん、ありがとう」スザクはその場から早く離れたくて、慌てて走り去った。恥ずかしい恥ずかしい。なんて自分勝手でこんな・・・、明日からどうやってルルーシュと顔を合わせればいいんだ。はぁ・・・、と息をきらしながら、スザクは庭園の中にある木に自分の背中を預けた。ルルーシュは僕が君を友達としてみてないということを知ったらどうするだろうか。軽蔑するだろうか。7年前、君が僕の前に現れた時から君が僕の特別な人となって。誰よりも愛しくて、欲しくて。好きだ、僕はルルーシュ、君のことを愛してるんだ。誰にも君を上げたくない、他には僕は何もいらないんだ。僕の全てを捨てていい。「どうして・・・・」神様、どうして僕はこんな感情を抱いてしまったんでしょう。しかもルルーシュは僕と同じ男なのに。神様、どうか僕の異常でこの汚らわしい感情を切り取ってください。僕から彼を守ってください。この感情が十分すぎるほど、ルルーシュを傷つけ、壊してしまうことがわかってるのに。あの罪からも、僕はこの感情からも逃げれない。欲望は抑圧しようと、消し去ろうとしても、それが反対のエネルギーとなってますますあふれ出していく。・・・・・・・・・・・・・・・ルルーシュ、僕は。
2007.01.14
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僕はどうしてこんな所にいるんだろう。赤くて冷たい月、錆付いたさびのような匂いを漂わせた空気。「ジェンド、カイ?」僕は夢の中で砂の中を独り歩いていた。―が、シオンを殺したんだ。イールズオーヴァ。僕の友達。嘘だよ、おじちゃんがそんなことするなんて。お姉さんはその人に会ったら倒すって言ってた。あの時僕が感じたジェンドの混乱、恐怖、あふれる力。ぐちゃぐちゃになった感情が僕の中に入ってくる。「・・・・何、これ」十六夜~、遠くで僕を呼ぶ声は・・・。「・・・・・姉さん?」早くこっちに着なさいよと僕を読んでる。だめ、僕はそこにはいけない。だって、僕は・・・。
2007.01.12
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「ギルバート、おい、ギルバート」夜中、使用人部屋で休んでいたギルバートは聞き覚えのある声に思わず目を覚ました。「坊ちゃま?」「夜中に青紫に光る蝶がいるそうなんだ。これから探しに行くから、お前虫かごもって裏門に来いよな」「はっ、はい!!」オズ坊ちゃんはいつも思いつきで行動なさっている。「・・・これは坊ちゃんには小さすぎではありませんか」「ばぁか、いいんだよ。着るのはお前なんだから」一瞬言葉を失うギル。「・・・・・・はい?」「実はな、今度の儀式でお前も出ることになったんだ」「大丈夫だよ、息子の誕生日さえ仕事でこれないんだ。お前を叱りにわざわざ着たりしないって」あ、まただ。坊ちゃんは父親であるご主人様とあまり仲良くない。というかたまに会っても挨拶だけで他人よりよそよそしい親子だった。そんな時の坊ちゃんはどこかさめたような冷たい色を瞳に浮かべる。従者は主人と仲良くなりすぎてはいけないというけど。―マスターは僕が守らなきゃ、僕の役目なのに。―マスターとかわけがわからん、いいか。お前はオレの従者になったんだぞ、これからは俺がお前を守るんだよ。それが主人としての決まりだからな。あの時の言葉にどれだけ僕は救われた事か。「・・・君もどうだい、若様」アレから十年―ー・・。「結構だ・・・・」「そんなに緊張してると成功する者も成功しませんよ」僕はオレはアレから貴族になり、若様と呼ばれレイヴンとも呼ばれている。10年、・・・・・オズが坊ちゃんが帰ってきた。あの時の別れた姿のまま。・・・坊ちゃん!「僕」は慌てて倒れている坊ちゃんの元に駆けつけた。
2007.01.11
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甘くて綺麗なバラは嫌い。あの最悪な女を思い出すから。優しい言葉も、手を差し伸べてくれたのも私をローデンメイデンの第一ドールとして認めたわけじゃなくてただのかわいそうな作りかけだと思ったから。自分の高みを、価値を見出すための踏み台でしかなかった。なんて、嫌な女。「それが馬鹿にしているというのよ!!・・・少しばかり、いい状態にいるからって・・・、お父様に愛されると思って・・。アリスになるのは、お父様に抱きしめてもらうのは、見つめてもらうのはこの私よ!!」貴方がお父様に抱きしめられたのも貴方がお父様からブローチを貰ったのも特別なんかじゃない。あなたなんかが究極の少女、アリスになれるわけがない。そして、彼女は真紅にジャンクといわれて、それがトラウマとなってしまう。水銀燈にとって真紅は忌むべき存在。うらやましい存在。誤解が彼女の心を蝕み愛情が憎しみへと変わり、彼女に似こるのは父親の愛だけ・・・。「だから、何回も難解も踏み潰してあげる・・・・」「私はその花、だいっ嫌いよ・・・」父親の手、目、ぬくもり。求めても求めてもすぐに消えてしまう。お父様、私はここにいるんだよ・・。
2007.01.10
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「シンはケーキのどこが好き?」小さい俺は、マユと一緒にイチゴが好きだと元気良く応えた。他国を侵略せず、他国の争いに介入しない。誰よりもウズミ・ナラ・アスハ、オーブ代表の事を信じていたんだ。なのになのに、どうして・・・どうして、その娘が助かってオレの家族がまるでゴミのように焼け焦げた大地で転がってるんだ。父さんはオーブの技術者でMS製造する事で俺達の生活を支えていて、母さんは優しく厳しく、コーディネーターもナチュラルも関係ないからとこの場所を選んだといっていた。代表は側近と一緒に自爆し、自分の娘を助けて守るはずのおれ達を見捨てた。どうして、他国の争いに介入しないはずなのに。地球連合が無理な注文してたから?自分の誇りの為に命捨てる覚悟でだと?オーブの誇り、そんな者の為にオレの家族は地球連合との争いで死ななければならなかったのか。「うわあああああああああっ」その小さな身体を貫くような獣じみた悲鳴が空を突き上げる。空では、白い天使・・・フリーダムが俺たちのことなど知らぬように戦ってる。・・・・許せない。こんなことは決して許してならない・・。フリーダムもオーブの代表も自分だけ安全な場所に逃げたその娘も。オレは絶対許さない。「・・・ぶっ潰してやる、絶対ぶっ潰してやる」力をつけて、いつか見返してやる・・・・。その瞬間から、シンは鋭く冷たい瞳を浮かべ、フリーダムをにらみ見据えた。それから2年後。オーブとプラントは平和条約を結び、世界は和平の道を歩み始めた。「・・・また、流れてるな」エスカレーターの中でレイ・ザ・バレル・・・ザフトのエリートの証である赤服を着た金髪碧眼の少年がシンに声をかける。「ああ、ラクス・クラインか・・。オレ、いい加減同じ曲聴かされて飽きちゃったよ」
2007.01.08
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ニーナ、それはふいうちだよ~、やめて~と突っ込みを入れたくなる問題の百合シーンはスルーすることにして、シャーリーとルルーシュの雨のシーンの一幕が胸を突きました。本当の意味でテロ行為―反逆行為を意識する事になったシャーリーの父親の死。ルルーシュの起こした戦闘に巻き込まれて死んだシャーリーの父。日本のお偉いさんや柾木神社での回想シーン、「修羅の道」を行くかといわれたルルーシュが不敵な笑顔を浮かべるシーン。何でだろう、時代劇の一幕を見たような。デートに誘われたのに気付かないルルーシュ、現在の世界の状況よりカレンとルルーシュのことが気になるシャーリー、軍側にルルーシュの写真が見られたり・・。それにしてもアレ隠し撮りなんだろうか?しかし、あんな時間で雨の中待たされてて良く許せるな。まあ、突然の父の死でそれど頃じゃないか。ルルーシュとシャーリーの顔が重なって・・・アレってやっぱりキスしてたんだろうか。シーツーもまたどこかと電波で交信してたし。新キャラ、登場の会でもあったな。しかし、彼女イメージしてた声と違うな。「正義とは何か」・・・ゼロの起こした悲劇に怒りを覚えるスザク。ゼロがルルーシュだと知ったらどうするんだろうか。そして、ユフィ気の毒に。
2007.01.07
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ルルーシュはゼロのことをヒーローとでも思ってるのか、それとも賛成してるようでその心のうちは否定してるのだろうか。警察に入って変えていけばいいと俺が行ったら、結局その間にいろんなしがらみを持つ事になるといった。ルルーシュ、彼はいつもあいまいな言葉しか言わない。皇子として生まれながらも複雑な生い立ちのせいか、ナナリーも真実の自分を隠している。「大丈夫か、ナナリー」「はい、お兄様」いつも寄り添うように生きる2人の兄妹。そこにあるのは普通の家族の姿だ。ルルーシュの優しい瞳を向ける相手は限られている。シャーリーやミレイさん達に見せる姿は社交的な、彼が作った仮面だ。「たまには、家によっていけよ」「うん」ルルーシュのあの言葉が今の僕、オレを動かしてる事を彼はきっと知らないだろう。―ブリタニアをぶっ潰す。まだ、あの瞬間まではルルーシュは僕と同じ子供だったのにブリタニアがそれまでのルルーシュを壊してしまった。母親が殺され、イレブンと名乗らせる傲慢さ、激しい憤り。「最近お兄様、あまり寝ていないのよ。帰ってくるのも遅くて・・・」ナナリーもベッドで横になるルルーシュを心配そうに見る。最近といえば、ちょうど黒の騎士団やゼロが世の中に現れた頃だ。ナナリーの話では新宿にもルルーシュはいっていた・・・。そう、オレがあの女の子とルルーシュを助けた・・・ちょうど、すぐ後だ。あの仮面の男、ゼロが現れたのは。「ちょっと、二人きりにしてくれない?もう遅いから、ナナリーも早く寝ないと」「あっ、はい」そして、ナナリーは去っていった。違う、そんな事をするわけがない。なんて事を考えるんだ、友人として恥ずかしい。ルルーシュが俺を裏切るはずがない。ルルーシュはあんな自己犠牲を彷彿してるやからと一緒にいるなんて。正義の味方してるけど、彼らのしてる事は独善的でテロ行為でしかない。「・・・違うよな」スザクはそっとルルーシュの頬に触れる。
2007.01.05
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