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1、力石は矢吹丈と試合する前に、一度バンタム級に減量して試合をしていた。これでは、丈と少年院以来の決着をつけるために、過酷な減量をする説得力が弱くなる。まずは、契約体重(今でいうS・バンタム級)で試合をさせるが、その減量も凄まじいものであった。さらに丈との試合でバンタムへ……としたほうが、より過酷さが伝わる。2、力石には命日がない。つまり、亡くなった日付が明記されてない。これは、致命的なミスだろう。もし命日があるとすれば、それは力石が死んだ雑誌の発売日か?3、白木ジムの資金力は、バックである白木財閥であるが、それがいかに凄い組織力・事業なのかが分からない。4、丹下ジムは、橋の下のおんぼろ道場から、いつの間にか新しい近代的なジムへと変わっているが、丈のボクシングだけで金銭的に潤うわけがない。スポンサーがついたとしか考えられないが、それに関するエピソードは皆無である。やはり、丹下ジムはおんぼろ道場のままで良かった。最後まで、段平は貧乏だったとしたほうが、愛着・親近感がある。5、段平は、いつの間にか常識的に大人しくなってしまっている。比較するのもなんだが、亀田の父は長男のフライ級・初防衛戦での初黒星の後、WBCの役員、JBCの事務局長を控室に呼び出して恫喝した。まさに漫画以上の キャラクターである。段平はやはり、ホセ・メンドーサとの世界戦でジャッジに食って掛かるぐらいの破天荒さがあっても良かった。その言動を見かねた西やドヤ街の子供たちが止めに入る……。丈は、そんなことは無関係とばかりに燃え尽きた充実感を味わう。(実際、試合では丈が優位なシーンも多々あったし、ホセは怯えていたし、引き分けで良かったのでは?)
2015年03月05日
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2015年5月3日、プロボクシング史上最大の一戦、フロイド・メイウエザー(米国)VSマニー・パッキャォ(フィリピン)が決定した。 (WBA・WBC・WBO世界ウエルター級タイトルマッチ)この数年、 何度も決まりかけてはご破算になり、そのたびに世界中のボクシングファンは失望・落胆した。しかし急転直下、 史上最高の技巧派(テクニシャン)といわれる無敗の5階級制覇王者・メイウエザーと、フライ級からスーパー・ウエルター級まで10階級を股にかけ、6階級制覇(実質は8階級制覇)を成し遂げたパッキャォが激突する。やはり、ボクシングの神様が見たいがために実現させたに違いない。 「結果、知りたいも~ん」(神様) 世界的マッチメーカーのジョー・小泉さんによると、二人のファイトマネーは総額250億円以上になるという。 《2月25日・スポーツ報知のコラムに掲載(水曜連載)》 2月22日の日刊スポーツには、「スポーツの歴史上、最も大きな出来事」と書かれてある。 一般にチケットが販売されないこの日のリングサイドは900万、一番安い席でも40万。 今どき、漫画でも「リアリティがない」と、編集者に拒否されそうな数字である。さらに、ファイトマネーの合計が330億に上方修正されたとの情報もある。当日にならないと、はっきりしたことは分からないが。そんな世紀の決戦に水を差すつもりはないが、二人は全盛期を過ぎている……にもかかわらず、これだけの注目度である。PPV(有料放送)の歩合を入れたらどこまで伸びるか分からないが、ここまでの額はヘビー級を含めても史上最高額である。 果たして二人はどんなファイトを見せるのか。 決してクリーンヒットをさせないメイウエザーは時に、したたかにポイントを稼ぎ安全運転に徹する。格闘技としてのボクシングではなく、スポーツというに相応しいスタイルともいえる。が、それだけに隙がない。 片やパッキャォは1Rから倒しにかかるボクシングで、派手なKOシーンを生み出すも、その攻撃的(アグレッシブ)なスタイルは、痛烈なKO負けと常に隣り合わせだ。そんな二人が闘うと、どんな噛み合わせになるのか。スリリングな激闘(打ち合い)か、もしくはパッキャォの闘志を空回りさせるだけの巧みさをメイウエザーは見せるのか。おそらくメイウエザーは、パッキャォと打ち合わずに自分のスタイルに徹すると思われる。 足とボディワークを使いながら、前に出るパッキャォの突進力を逆に利用して、ボクシングの上手さを見せつけるかもしれない。それは闘牛と闘牛士に似ている。 KOならパッキャォ、判定ならメイウエザー。と予想できるが、メイウエザーが判定で逃げ切る確率が高いだろう。 個人的にはパッキャォのKO勝ちを期待したいが、やはり47戦無敗の戦績は付け入る隙がないと見るほうが妥当だ。だが積極性に上回るパッキャォに対し、ジャッジがどんな評価を下すのか。おそらくは試合結果に納得しないファンの熱望によって、リ・マッチ(リターン・マッチ=再戦)が組まれるだろう。ここで問題になるのは、ボクサーとしての疲労度(寿命)だ。 長年に渡って世界のトップクラスと激闘を続ける過程で、 全盛期に近い体力と反射神経・スピード・打たれ強さを維持し続けることは至難の業である。それは、ボクシングが頭を打たれる競技だからだ。 脳神経が麻痺(破壊)すると、これらの機能が確実に落ちてくる。しかも五体満足であることはなく、腰や膝・肩・拳など、どこかしらを痛めている。その点、憎らしいほど打たせないことに徹していたメイウエザーのほうがダメージが少ない。 再戦でも、自分のスタイルを崩さない完璧さを見せるメイウエザーがパッキャォを制するのか。それともパッキャォが、大逆転のパンチを爆発させ世界中を仰天させるのか。 両者の命運を握るキー・ポイントは、パッキャォがサウスポー(左構え)であることだ。パッキャォの素早い踏み込みと左ストレートが、完璧に近い(負けない)ボクシングを見せるメイウエザーにとって、どんな誤算を生むのか。 史上最高にスリリングな二人の対決は、WOWOWでしか見られない。
2015年03月01日
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