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坂東眞砂子 H12『山妣(上)』新潮文庫.【備考】直木賞受賞作.【感想】この著者のイタリアを舞台にした『旅涯ての地』がとても印象に残ったので日本を舞台にしたらどうなるのかなと思い,手に取った.そもそもは映画化された『死国』など日本が舞台の小説をたくさん書いていることを知った.この人は,旅涯…でも思ったが,人間の「業」を書くのがとてもうまい.運命というよりは,「業」と言った方がふさわしいような感じ.持って生まれたもの,定められたこと,欲望などなど,登場人物の1人1人が業を背負って短い限られた生涯の中で何をつかむのか.登場人物は架空なんだけれども自分を振り返ってみてあてはまるような感覚とか考えとかが,湧き上がってくる.
2005.06.30
途中から道がないので,車を降りる.ここからは,江戸時代にできた旧街道を通って村の中に入って行く.地震では新しい道が壊れ,昔からの道が残ったという.木をかきわけて進むAさんの背中を追いかける.崖があちこちで崩れている.足を踏み外したら,どこまで落ちるだろう.「それでもね, 戻った時は,牛に餌やらないといけないし, やることがいっぱいあって道をたどるのももどかしくて この崖を駆け下りて行ったんだ」林が開けてくる.「ようこそ…我が集落へ.」泥がのたうった痕が家や地面に残っている.やがて水没地区へ近づいてきた.
2005.06.30
「環境と地域」という講義のTAもしている.今日は,3ヶ月に1回の巡検(社会見学)の日である.テーマは,「名古屋の歴史を訪ねて」.江戸時代の建物や街並みの名残を見たり,今も健在の嫁入り菓子問屋を見たり.曇りとはいえ,昼間13時から17時過ぎまで歩き通しはしんどかった.大須の商店街で解散.その前に,1時間ごとに上映される,からくり人形劇を見学した.貧しい甘酒売りの夫婦が美女に化けた狐に,木の葉のお金で甘酒を全部飲まれてしまうが,それが縁起を呼んで繁盛するようになる話.話自体は,よくありそうな昔話なんだけれど会話がこてこての名古屋弁だった.夫が「どえりゃー美人だなも」と言えば「あんた,だまされたんだがね!」と妻が答える.こういう調子でこれでもかこれでもかとからくり人形が名古屋弁を繰り出すので大笑いしてしまった.4時間の疲れが一気に吹き飛んだ.
2005.06.29
おばあちゃんに電話したら「バケツをひっくり返したような雨」だって.場所を選んで降ってくれれば.
2005.06.28
私がTAをしているゼミの野外授業.学生を連れて「アメリカン・センター」へ行った.入り口では,空港にあるような金属探知機でボディーチェックと荷物のスキャンを受ける.アメリカ政府の機関で新聞,演説の内容,アメリカのことなら何でも答えられるをコンセプトにしているそうな.センターの見学が終わった後はゼミコンパである.予約係は私.「着いてのお楽しみ」と15人を引率したのは,カラオケボックス.先生がびんびんにエコーのかかったマイクで「えー,みなさん,今日の宿題ですが, センターの感想を…」と授業の続きを始める.面白すぎる.これでミラーボールを回せば最高.
2005.06.27

金谷敏博編 2005『新説 アインシュタイン』Gakken Mook Science Issue vol.2.【感想】アインシュタインが画期的な論文を3本書いた年が1905年.「奇跡の年」と呼ばれているという.今年は,アインシュタイン没後50年,奇跡の年から100年 ということでたくさんの雑誌で彼の特集が組まれている.最も有名な公式はE=エネルギー,m=質量,c=光の速さなんだって.中学生の頃にNHKで「アインシュタインロマン」って彼の理論をCGを駆使しながら映像で説明するというのがあって,理論を理解しているわけじゃないんだけれど,不思議な世界観がとても面白かった.光の速さで光を追いかけたらどうなるか?ブラックホールは?宇宙は?相対性理論のことは,けっきょく理解できんかったが,これからも,GPSとか,色々なところで応用されていくようだ.なぜこの本を買ったか?それは,GPSの利用のところで放牧している牛たちに発信機を付けて管理するシステムが紹介されていて,黒牛くんたちのイラストがとても可愛らしかったからだ.
2005.06.27
鄭讃容著,金淳鎬訳 2001.『英語は絶対,勉強するな!』サンマーク出版.【感想】韓国で出版された,英語力を上げるためのアドバイス本.日本でも少し前に結構話題になっていた.この本の売上はタイトルで成功している.絶対勉強するなって言われたら英語を勉強している人なら気になるだろう.内容は要するに,「勉強じゃなくて訓練をすべし!」ということでもっと勉強しなきゃだめという結論なんだけれどネットのレビューなどでそれは分かっていて,訓練の中身を参考にしたくて買った.色々な訓練の仕方があると思うが,この本の特徴は,母国語(日本語であれ韓国語であれ)を介さずに英語を英語のままインプットしようとする所にある.今,別の方法で訓練しているのでそのまま使おうとは思わないが,これを読んでいるうちに・発音を良くしようと少なくとも心がけること・ディクテーション(英語を何回も聴いて書き取る)をやってみたいと思うようになったのが収穫.日本人はこうは書かないよな,と思ったのは,著者が,アメリカ映画がリスニングに役立つと主張する時に「アメリカ映画を見たら文化侵略を受けるのではないか」という批判を想定して「他国の文化をむやみやたらに恐れるな」と強調している点.
2005.06.27
まつばらあつし,西塔薫,渡辺正人,渡辺勝利 2003.『名刺・DMデザインマスターピース』毎日コミュニケーションズ.【紹介】Iフォトショップとイラストレーターを使った名刺やDMのアイデア集.どうやってソフトを使うか,というよりこういうデザインどう?と提案している本.2つのソフトの基礎は他の本を読むとして,いかに使いこなすか,が中心.こんな使い方があったんだーという発見があれば読む価値あり.私は,闘牛のシルエットのついた白黒のシンプルな名刺を使っている.仕事ではこの名刺を使い続けるとしてこの本を見ているうちに,個人的な情報を載せた(このHPのアドレスとかね)楽しい名刺を別に作りたくなってきた.そういうわくわくをくれる本である.
2005.06.26
結婚式のご衣裳を購入.落ち着いたピンクのレースをあしらったかわゆいワンピースとストール.もちろんケッコンするのは私ではない,念のため.服屋のキレイなお姉さんは「こういうの着られるの 若いうちだけですから, いいですよお,やっぱり. 私はもう.えーんみたいな. 切なくなってきました」としみじみ言っておられたが振り返って考えてみても,私とそんなに年,変わらなかったような気がする.
2005.06.25
村の闘牛を共同で飼っていた牛舎も倒壊した.8頭の牛が下敷きになって亡くなった.1頭だけ,地面が一緒に陥没して助かった牛がいた.その牛は,徳之島に引き取られた.牛舎の脇に,牛のお墓がある.牛の尻尾が取り残されていた.
2005.06.24
牛が道を指した.もうすぐ充電はおしまいだと牛は言う.
2005.06.23
小学生の時,おじいちゃんとおばあちゃんがプレゼントしてくれたCDラジカセを今も使っている.数えてみたら,14年間も一緒に過ごしてきたマシン.初めてCDを聴いたのも,NHKの基礎英語を録音したのも,リクエストが読まれる声に耳を澄ませた早朝FMも,毎朝,起こしてくれてきたのもこのラジカセである.しかし,いつの頃からかカセットデッキが動かなくなり,AMの音が消え,FMも入らなくなり,リモコンにも反応しなくなった.CDの音質が良いので,目覚まし用に使っていたがここ1年くらいで音量が落ちているのに気付くようになった.昨日,はっと思い立ってクリーニングCDでチェックしてみたら右のスピーカーから音が出なくなっていた.そりゃ音が小さくなるはずだ.でも,左のスピーカーの音が聞こえなくなるまで使おうと思う.
2005.06.22
アルバイトで,となる授業のTA(ティーチング・アシスタント)をしている.時間をいただいてちょこちょこっとしゃべったり,準備をしたり,学生のこまごまとした相談に乗ったり.今学期の最終課題について,学生が「早めに準備をしたいので 早く教えて欲しい」という.私も同じ時期,授業に対して非常に一生懸命な学生であった.だけど,教える立場に立ってみてようやく分かってきたことがある.懸命であることは,決して悪いことではない.自分はそのようにしか物事に取り組むことができない人間である.なめてかかる,とか,ふざけ半分でやるくらいならやらない方がいい,とさえ思ってしまう.しかし,そのベクトルを何に向けた時,自分を最大限トレーニングできるのか,成長できるのか,ということも同時に念頭に置いた方が良いだろう.あの時,それが分かっていれば,私の道は違うものになっただろうか?妹が言う,「あの時,一生懸命だったからこそ 今,分かった!と思えるんでしょ. 一生懸命でさえいなかったら 今のお姉ちゃんはいないでしょう」That's a good point.いいこと言うね. 今になってようやく分かったことなのだ.あの当時の状況で,「これはこの程度やったら これくらいの成果が現れる」と計算ずくで取り組む自分を私は許せないだろう.何が起こるか分からない.うまくいくか分からない.それでもやってみる.一生懸命ってそういうことかもしれない.振り返った時に「わけも分からずがんばっていたな」と懐かしく,よくやったね自分,と思い返すことができればそれでいいのかもしれない.その時,初めて,少し前に進んだと言えるのかも.
2005.06.21
先日,ローカルで放送されたのが全国版に.M先生始め,私の教室の島畑(田に浮かんだ畑)研究グループの活動が,21日朝5:30~NHKのニュースで全国放映される.私は過去の写真のみで出演.ローカル版を見た先輩が言った.「卒業生のAさん,写真で出てたね.懐かしいなあ」…私も隣に写ってたんだけどなあ.ショートカット,クルクル眼鏡時代?のnawobeの貴重な1枚と思われる.出るぞ出るぞと心の準備をしないと気付かないと思われる.注意して見るべし!しかし,あれを見てみんなでほほえましく?笑えるようになるまでにこぎつけたのは我ながら素晴らしい.まじでまじでまじで.
2005.06.20
大学生協でフェアをしていて買い物をしたら,くじ引き券がもらえた.2回分,引けるという.1枚目…ポップコーン. ダイエット中なので, 研究室のお茶部屋に, さりげなく放置しておいたら, 3時間くらいで消化されていた.お見事!2枚目…「とちぎコシヒカリ フリーザーパック ―強力チャック付便利袋―」 製造元を見ると,「JA全農とちぎ」と書かれている. …なぜに,とちぎ?
2005.06.19
熱には勝てません.というわけで休むことにm(__)m
2005.06.18
こんにちは.通信,拝見しました.まず,私のことを,メンバーとして紹介下さったことをありがたく,そして大変嬉しく思いました.温かいご飯と,安心して眠れる場所と,何よりも,仲間として過ごさせていただいていること,スタッフのみなさんの温かいご好意をいつも強く感じています.それから,私の撮った写真を取り上げてくださりありがとうございます.ほとんどの方がまだ入ることができない場所に,連れていってもらい,写真を持ち帰ったことで,私なりに少しでもお役に立てたならばこんなに嬉しいことはありません.牛飼いさんとのやり取りで,今も考えていることがあります.水没している地区の真ん中に神社があります.境内の石に腰掛けながら,牛飼いさんは言いました.「わしもあんたに訊ねたいことがあるんだ. あんただったらどうする? 村に戻る?それともどこかへ行く?」私は,自分なら,やはり村に戻りたいと思うだろう,と答えました.牛飼いさんは,にこっと笑い「現実は厳しいぞ.」牛飼いさんの家のある地区は,集落全体が水没しました.今も,家も牛舎も水の中です.そこを人のすめる場所に戻す計画は,ないそうです.つまり,村内にであれ,村外にであれ,集落みんなで移転せねばなりません.村内で,未開拓の地を切り開くか,村外で,なじみない土地でも快適さと安心を取るか.どちらかを選ばねばなりません.「わしらが選べば,市は, そのようにしてくれるそうだ」ならば,何年かかるか,何十年かかるか分からないけれど,一歩ずつ,村へ戻っていければ….「わしらはそれを,今月中に決めなければならないんだ. 時間はない. あんたならどうする?」 私は….牛飼いさんは,再びにこっと笑いました.「いいんだよ. 私はもう若くないから,残された時間は少ない. いかに締めくくるかを考え始めている ここは過疎の村だ. 子供が生まれない. 滅びるかもしれない. でもね,私は村の中で良い場所を探して そこを,住民も,外から来てくれる人も集まれるような 場所にしたいと思っている. この地震によって新しい流れができて, 100年後くらいに,また人が住むいい村ができたらって 夢があるんだ.」私は,「住民の方が早く村に戻れますように」と祈り,そのお手伝いが少しでもできれば,とそれまで思っていましたが,それが,時に酷な行為であることを感じました.以前の議論,復興とは何か,に通じることですが,「村に戻る」とは,時間が戻ることではなく,単に再び住む,ということでもなく,暮らしを取り戻すための新しくて長い闘いが始まることだと,改めて思いました.闘いを含めた意味で「戻る」と言わなければ,あるいは一緒に闘う覚悟をしなければ,それは実のない,心のない言葉になってしまうのですね.牛飼いさんは,押し寄せてくるマスコミはどっちでもいいんだ,と言われました.みんなといっぺんにではなく,1人1人と話をしたい.だから,私を連れてきたのだと.「誰もいないこの村で, こうやってあんたと話すのは 最初で最後だね, あんたにも,わたしにも何かが残るだろう.」私は忘れません.そして,考え続けると思います.
2005.06.17
全村避難の山古志村.住民の方が制限時間内に入る以外,厳しく立ち入りが禁止されている.警官に許可証を見せない限り,決して足を譜見れることができない場所,同行することを牛飼いAさんは私に許してくれた.村の入り口にて,許可証No.を控えられた上で車で入って行く.いたるところで土砂崩れがあるが,村の入り口辺りは,中に比べたら被害が少ないという.村から,両肩いっぱいに荷物を担いだおばあさんがゆっくりと歩いてきた.向こうから日が差して,お婆さんよりも大きな荷物の影を作っている.だんだんと近づいてくる.おばあさんは,遠くの地面を見つめながら,同じ速度で歩き続ける.その姿を遠目に見ながらAさんがつぶやく.「ああいう姿を見るとね, プロの写真家は,サッとシャッターを切るものさ. 震災難民だ,ってね」言葉が出ない.動くことができない.Aさんは気さくにお婆さんに声をかける.「やあ,どうですか」「どうもこうも.運べるだけ運ぶさ」お婆さんは,来た時と同じ足取りで通り過ぎていった.これからどれだけ歩くのだろう.後ろ姿を見送ってから「さあ,行こう」とAさんが促す.(続く)
2005.06.17
ここ半年ほど続けていた仕事がもうすぐひと段落しそうだ.21時,翌朝10時便でぎりぎりの時間に郵便局で文書を投函.Kおばあちゃんから電話をいただいた.「まだ家に帰ってないの? 忙しいねえ」勉強もいいけど早く結婚しなさい,と言われるかと思いきや,「頑張れる時にね, これでもかってくらい 頑張っておくのはいいもんだよ. 若い時なら,疲れても一日寝ればだいじょうぶ. 私は,もう体が動かんけどねえ」最近,だるくて毎日点滴を受けているという.畑仕事を休めないのも負担になっているかも.おだいじに.早くよくなりますように.そうだな,力を尽くすことが今後に生きてこれば.しかしどうやらのどが痛く,体が重い.かぜ引いたな.明後日は,闘牛大会だ.見に来ることが一番の励みになる,と牛飼いさんには言われた.行きたいなあ.
2005.06.16
今日は,これから久々に朝カフェ会話に行くのだ.この前,初めて行った時に,「闘牛のこと,紹介してよ」と言われていた.何を話そう.写真を持っていって説明するのが良いかな.…行ってきた.初回より,緊張しなかった.闘牛のことを紹介するんだから前回より発言回数は増えた.しかし,簡単な単語が出てこない.知っている言葉でも使いこなせない.ちなみに,今日,増えたボキャブラリー.「仮設住宅」=temporary house ついでに「地震の被災者」=earthquake victims
2005.06.16
ハードフィールドワークのために,新しいノートパソコンを買った.重さ1キロ,ワイヤレスインターネットができ,鞄にひょいと入れて,どこでも使える.でも,軽くて性能の良いやつは高い!高い!すっからからからかんだ.もう,これからは,飛行機も新幹線も使わない.バスと船で移動することにする.以上.追伸:牛車を忘れた.人生,牛車で.たどりつかねえー.
2005.06.15
柳美里 1999『家族シネマ』講談社文庫.表題作は,芥川賞を受賞.ばらばらになった家族が,団欒を取り戻そうと,記録映画に挑戦するが,撮れば撮るほど白けていき,取り返しのつかなさが曝露されていくという話.解説の一文が印象に残った.p.176:「家族というシステムが, もっとも大切な時期に機能を十分に果たしていれば, メンバー同士が一緒に暮らす意味は徐々に消滅していくはずである. …一緒に住むことによって取り戻せるはずもない」「いつもニコニコ仲良し家族」なんてのは存在しないわけで.ないものを理想に掲げすぎてしまうと,目の前にある自分の課題を放棄することになるのかも.【更新】2005-06-09 新潟0609「無音の村」出だしだけ 2005-06-08 新潟0608「+-=0」
2005.06.14
目立つところに貼って言い聞かせよう.あんちじぎゃく!
2005.06.14
洗濯物を片付けたり写真を整理したり.以前は,1週間くらいかけていたが,さすがに1日で仕上がるようになった.
2005.06.13

特集 陽気で頑固なポスター職人 レイモン・サヴィニャック.芸術新潮 56-6.19-82.芸術新潮は,新潮社の出している雑誌.初めて買った.新聞で見たこの広告にやられたのだ.牛乳石鹸のポスターである.この牛の表情が何とも愛らしくて可笑しくて哀しい.作者はフランス人.このポスターがヒットし,41歳でブレークした.これが地下鉄にずらりと貼られている光景は壮観.あと,気に入ったのは,「自分の身体を編む女」.どのポスターもユーモアに溢れて生き生きとしていて,こんなのが街中に貼ってあったら歩くのが嬉しくなるだろうな.
2005.06.12
午前中,小千谷市塩谷地区に入る.住民の方と,復旧関係者以外は立ち入り禁止の区域である.私は,蔵壊し班に加わった.すでに重機で解体されているので,木材を運び出して燃やす作業である.「ありがとうございます」お家の方が声をかけてくださる.「こちらこそお世話になります」言葉を返す.今日中に帰宅せねばならないので,午後は,抜けさせていただく.母さんが駅まで送って下さる.しかも,電車が来るまで一緒におしゃべりをしてくれた.今のこと,前のこと,これからのこと.握手をして別れた.ありがとう.行くたびにたくさんのものをいただいて.どんどん財産が増えて行く.ありがとう.
2005.06.11
に似ていると言われた.表情とかとぼけたしゃべり方とか.そうかなあ.通りがかったCD屋でしげしげとジャケットを見てみた.平原綾香ならまあ,いいか.
2005.06.10
*「無音の村」をなかなか更新できない. たくさんのことを見せていただいて聞かせていただいた. 私の中にいっぱいいっぱい入っているんだけれど なかなか出すことができないでいる. 出すには,とてもエネルギーが必要だ.Aさん「ここに車を預けておいたらね, つぶれてしまったんですよ」トンネル.車専用.「地震当時は,使えなくなっていたんですよ. 今は修理して通れるようになっているけどね」真っ暗なトンネルに光が指していて逆光で向こうに何があるのかは分からない.
2005.06.09
全村避難の山古志村.住民の方が制限時間内に入る以外,厳しく立ち入りが禁止されている.警官に許可証を見せない限り,決して足を譜見れることができない場所,同行することを牛飼いAさんは私に許してくれた.村の入り口にて,許可証No.を控えられた上で車で入って行く.いたるところで土砂崩れがあるが,村の入り口辺りは,中に比べたら被害が少ないという.村から,両肩いっぱいに荷物を担いだおばあさんがゆっくりと歩いてきた.だんだんと近づいてくる.おばあさんは,遠くの地面を見つめながら,同じ速度で歩き続ける.その姿を遠目に見ながらAさんがつぶやく.「ああいう姿を見るとね, プロの写真家は,サッとシャッターを切るものさ. 震災難民だ,ってね」言葉が出ない.動くことができない.Aさんは気さくにお婆さんに声をかける.「やあ,どうですか」「どうもこうも.運べるだけ運ぶさ」お婆さんは,来た時と同じ足取りで通り過ぎていった.これからどれだけ歩くのだろう.後ろ姿を見送ってから「さあ,行こう」とAさんが促す.(続く)
2005.06.09
万人(とは言わないまでもほとんどの人)が1つや2つ,時期はともかく持っているもの,それを私は1つも持っていない.「万人が持っているものを,持っていなくても なをべーは,万人にできないことをしているんだから +-=0じゃん」と,とむくんは言う.私の小さな小さな器は,牛でいっぱいだ.少しでも気を抜いたら,崩れてしまいそうだ.万人がしないことをしているのは,私の意志でもあるけれど,神様が決めたことでもあるのだろう.なぜ牛に向かうのか,なぜ気力が出るのか,この先に何があるのか分からないまま無我夢中で走り続けている.この器がいつか大きくなったら….「それがいつ来るか,楽しみじゃない?」そうかも,しれない.
2005.06.08

おばあちゃんの家に行ったらハンバーグの話になって,食べたくなった.「よっしゃ,今夜はハンバーグ!」「んじゃ私はスープを作るわ」このために?家から持ってきたもの.それは,『おいしい自炊のススメ』.この本,超初心者用.ご飯の炊き方からおにぎりの握り方まで説明してある.料理をしない作り手にして最高のコラボレーション作品が出来上がった.我ながら感動.
2005.06.08
高校の友人Oが結婚式に呼んでくれると言う。仲間内では第1号である。すでに3馬身出遅れている私。「馬に乗ってさえないんじゃない?」とトム君から痛いツッコミ。いやいや、私は牛に乗ってるのだよ。「それはまた随分とゆっくりな」とトム。牛には牛の道がある。必要な物、場所、出会い、全て牛が与えてくれた。これからも、きっとそうだ。明日の牛を信じて、私は進む。
2005.06.07
旧拠点から新拠点へ引っ越し.たくさんの物を捨てねばならない.軽トラックでゴミ処理場を往復.なかなか遠い.父さまは,なぜか大張り切りである.夜,誕生会を開いて下さる.たくさんの隊員がこの地で迎えたという.私もその一員に.写真を撮りたかったが,撮らなかった.記憶以上には写せなかっただろう.
2005.06.06
小千谷で闘牛大会。朝から行く。ほとんどの牛が元気良くて大変良い試合を展開した.商店街の親父さんが,「この人に話を聞け!」と有名な牛飼いさんを紹介してくださる.その方の話を聞きながら闘牛を観戦.非常に良い場所で,迫力満点なのだが,その分,砂を被る.牛飼いさん曰く,「相撲も闘牛も良い場所は砂被り」だと.その通りだと思う.しかし,カメラまで砂を株ってシャッターが半開きになってしまうのには閉口した.↓こんな感じの写真になってしまう.夜は反省会に参加。
2005.06.05
午後到着.レンタカーを借りて商店街へ.小さい会社で借りたら高くでショーっク.商店街の親父さんは,小千谷の闘牛を盛り上げようと熱を入れておられる方である.GWにも1度,お話を伺った.挨拶に訪れると,「おお!」入れ入れと言われる.「おい~!」私の苗字を呼び捨てにされるところが何となく嬉しい.その後,闘牛場の下見をする.看板の準備もばっちりである.夜,宿泊地の小出に向かう.なかなか場所が分からず,迎えに来ていただく.
2005.06.04
光陰矢のごとしI am just 26.学成り難し…一歩ずつ.
2005.06.04
行ってきます.
2005.06.03
マイクに向かって話した言葉がそのまま文字としてパソコンに入力されるソフトを購入した.インタビュー記録をテープ起こしするのに何とか時間を短縮できないかと苦肉の策.録音したものをそのまま自動で入力してくれたら最高だが,そこまでのソフトはない.そこで,音声を再生しながら,パソコンに向かって話すことにしてみた.ソフトをインストールして,自分の話し方を登録したところ.画面に出てくる文字を1時間くらい読むんだが,オペレーターがつけるようなマイクを付けていたら,妹が「テレビ電話?」と聞いてきてそしたら,わけもなく笑えてきて,ちっともコンピュータが認識してくれなかった.話し方を登録している最中なんだから笑っちゃいかーんと思うんだけれど思えば思うほど笑えてくる.
2005.06.02
明後日は,明々後日は晴れるかな?晴れるといいな.
2005.06.02
雑誌「地理」に生き物仲間が交代で書く連載が始まった.初回がハチ,2回目が山菜,そして3回目の8月号が私の番である.もちろん,牛.「糸」をキーワードに書いた.アナタとワタシをつなぐ糸ってやつである.糸と糸がどんどんつながっていって…という話.漫画家さんがイラストを描いて下さる.何て素敵な企画!下書きを見せていただいた.主人公の私が糸を張ることで,牛も人,人と人,みんなつながっていくぜ,というのを,実感として分かっていく,というイメージ.積める段階で電話で打ち合わせをすることに.わくわく.
2005.06.01
宮部みゆき 1998『地下街の雨』集英社文庫.初版発行:1994年,集英社から刊行.【解説&感想】著者の短編集.宮部みゆきは読んだことがなかったので,どの本にしようかなあと,アマゾンで見ていたら,「面白い」と評判が高かったので古本で買った.どの短編も最後にオチがつく.これはどういうオチかな?と期待しながら読める.しかしなあ,どれもいかにも「オチだぜ」という感じで,とってつけた感+非現実感があった.印象に残った短編は,「地下外の雨」…忘れもしないネクタイから遡る話.「決して見えない」…愛する人との赤い糸だけではなく, 死を看取る黒い糸も存在するという話.著者の長編を読んでみたい.
2005.06.01
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