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2018年9月22日朝、妻と一緒に東京日本橋高島屋に行き、「MINIATURE LIFE展~田中達也 見立ての世界~」を見ました。田中達也さんはミニチュア写真家で、2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックを担当されました。発想の豊かさに感心することしきりでした。一部を紹介します。その後高島屋の地下で妻と昼食を取りました。↑ 田舎ぶらし↑ 一本一本丁寧に塗られています↑ カウンターテーブル↑ 「1920072025000房の囚人が脱走しました」 「その番号もっと短くならんのか!」↑ 隠れた名曲を掘り起こす↑ 北海道の雄大なポテ地↑ ペースを乱さない走り方↑ チャーフィン↑ 問題の解き方は人それぞれ↑ 25㎝プール↑ 食器ングな事故↑ 地球温暖化の影響がここにも↑ ミニチュアライフ↑ 今夜はここに泊めてクリップ↑ 山を甘く見るべからず↑ クモワッサン↑ ナットくのドラムプレイ↑ たっぷり遊んで心の洗濯↑ 地球は甘かった↑ その一歩の積み重ねが大事↑ 甘の川↑ 牛がモウ大変↑ 未完の宇宙船↑ 食べ散らかされた星屑↑ 収納下手な食器棚の奥にある世界遺産↑ 芯シティ↑ 古代エジプトの古王国時代につくられたマルィンクス↑ 帰り道↑ 昼食
2018.09.24
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2018年6月24日に、東京ステーションギャラリーで、イザベラバード展を見ました。JR東日本のトレインスイート「四季島」の観光ルートと、1878年にイギリス人の女性イザベラ・バードが東北、北海道を旅行した地域に重なる所があり、展示で紹介がありました。イザベラ・バードの日本旅行は「イザベラ・バードの日本紀行(上)、(下)/イザベラバード 時岡敬子訳/講談社学術文庫」に詳しく記載があり、読むととても面白いです。日本の宿では蚤や蚊に悩まされ、障子の隙間からは男性達がこっそり覗いたり、三味線の音がうるさかったりと、苦労したようです。イザベラ・バードは22歳でアメリカ、カナダを旅行したのをきっかけに、オセアニア、日本、韓国、中国、ハワイ、中東、エジプトなどを回り、72歳で亡くなりました。もともと体が弱く、脊椎の手術を受けたり、首にコルセットを付けて一日中ベッドで横になるような生活が続きましたが、医者から転地療法を勧められ、旅に出ることになりました。あの時代に、よく長期旅行をしたなあと感心します。↑ イザベラ・バード展。東京ステーションギャラリー。↑ 東京駅構内。↑ JR東日本トレインスイート「四季島」の内部。↑ イザベラ・バード展。↑ イザベラ・バードの著書「Unbeaten Tracks in Japan」。↑ イザベラ・バードの旅支度。外套にスカート、ブーツ、蓑、鉢型の笠を被った。持参の荷物は柳行李2個で、50キロ。↑ 旅の持参品リスト。↑ 赤線はイザベラ・バードのルート。黒が「四季島」のルート。↑ イザベラ・バードが持参した日本地図。↑ イザベラ・バードは、チョコレートとブランデーを愛用していた。↑ 「四季島」の模型。↑ 四季島と東北の景色。↑ 伝統的な鉄瓶。↑ 北海道のアイヌの民族衣装。↑ 落雁、甘納豆。【読んだ本】↑ イザベラ・バードの日本紀行(上)、(下)/イザベラバード 時岡敬子訳/講談社学術文庫」↑ イザベラ・バードの山形路。アルカディア街道散策のススメ/渋谷光夫/無明舎出版。↑ 旅にとり憑かれたイギリス人 トラベルライティングを読む/窪田憲子・木下卓・久守和子編著/ミネルバ書房。
2018.09.03
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2018年8月25日、上野の東京国立博物館・平成館で、「縄文 一万年の美の鼓動」展を見ました。北海道から九州まで、色々な種類の縄文土器があり、前期、中期、後期でもデザインに大きな違いがでていることが分かりました。新潟県十日町で出土した火焔土器の、炎が燃え上がるようなデザインにも驚かされます。教科書の写真では大きさが分かりませんでしたが、実際に大きな土器を見ると迫力があります。本物の国宝土偶や、遮光器土偶を見ました。横や後ろも見ることができ、しっかり作られていました。猪形土製品があり、猪と子供のうり坊の人形がありました。うり坊は横の縞があり、両方とも肛門の穴がありました。青森市の三内丸山遺跡から出土した、小さな籠のポシェットもよく出来ており、感心しました。縦横に編んであり、中にはクルミが入っていたそうです。1㎝程度の小さい人形の土偶で、細い金属細工で作ったような姿が展示され、すごく印象的でした。メモするのを忘れてしまい、どこで発掘された物かが分からず、すごく後悔しています。昨日娘が博物館に行ったのですが、事前に詳しく説明していなかったので、娘もどれだったか分からなかったと言っていました。岡本太郎さんは1951年に縄文土器の素晴らしさに惹かれ、写真や論文を発表しました。大阪万博の太陽の塔のデザインも、縄文土器の影響があると言われています。↑ 上野の東京国立博物館・平成館「縄文 一万年の美の鼓動」展。↑ 東京国立博物館 平成館。↑ 国宝の縄文土器。↑ 火焔型土器。新潟県十日町市 笹山遺跡出土。↑ 土偶 合唱土偶。青森県八戸市 風張1遺跡出土。↑ 土偶 中空土偶。 北海道函館市 著保内野遺跡出土。↑ 土偶 縄文のビーナス 長野県茅野市 棚畑遺跡出土。↑ 土偶 縄文の女神。 山形県舟形町 西ノ前遺跡出土。↑ 土偶 仮面の女神 長野県茅野市 中ッ原遺跡出土。↑ 岡本太郎さん。↑ 岡本太郎さんが撮った写真。
2018.09.02
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2018年8月10日に東京都美術館で「BENTO おべんとう展」を見ました。京都市立芸術大学教授の小山田徹さんの作品「お父ちゃん弁当」が、とても印象に残りました。小学2年生のお嬢さんがアイデアとイメージを描いた指示書を父親に渡し、それを基に幼稚園児の息子さんの弁当を作ることを続けられています。散歩の時に見た植物や虫、地球の絵本で見た「噴火」、「傾斜地層」などもあります。お子さんの興味が良く分かるし、それを弁当で表現したことろも感心しました。沢山掲示されており、そのうちの一部を紹介します。指示書が弁当になるのはとても面白く、ぜひ会場で見てください。↑ BENTO べんとう展。(東京都美術館)↑ 小山田徹さん。↑ 「お父ちゃん弁当」↑ 「夏の大三角形」。息子さんが遠足でプラネタリウムに行く日の弁当。↑ 「ショートケーキ」。翌日が母親の誕生日とのこと。↑ 「クワガタの幼虫」。山で幼虫を見つけ、家で飼っている。↑ たまご(割ったとき)。↑ 「ピカイア」。脊椎(せきつい)動物の祖先。最初に神経の束ができ、その後に脊椎になったらしい。↑ 「噴火」。田舎の桜島の噴火が印象に残っていたのではないかとのコメントあり。↑ 「おとうちゃん」。↑ 「ライオン」。弟さんのリクエストでお嬢さんが指示書を描いた。↑ 「しまうまのおしり」。お嬢さんが図鑑を見てひらめいた。弟さんは「尻は嫌だー」と言ったらしい。↑ 「四つのプレート」。娘さんはプレートが気に入っているらしい。ケチャップの点々は火山を表している。↑ 「プレート・火山」。指示が細かい。↑ 「目つきの悪いフクロウ」。目つきの悪いという指示が笑える。↑ 「たいふう」。北半球と南半球で渦の方向が違うと娘さんに説明したが伝わらなかったとの事。↑ 「天の川」。七夕の日にちなんでお嬢さんから指示あり。↑ 「ズバリ大文字山」。大文字山に遠足に行くお嬢さん用の弁当。右の払いから登山し、左の払いから下山するそうです。↑ 「シルエットで浮かぶ富士山」。指示のある唐揚げは、卵焼きの下に埋めてある。↑ 「散り桜」。昨夕、鴨川の見事な桜吹雪を見たとの事。↑ 「蛇行する川と三日月湖」。これを弁当のアイデアにするとは驚いた。↑ 「傾斜地層」。娘さんの指示内容は素晴らしい。見入ってしまった。↑ 「火山」。娘さんが最近読んでいる絵本が「地球はどうできたか」。
2018.09.01
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2018年6月20日に山口県の田舎に帰った時、私の母が孫達に時計をプレゼントしました。チェコ・プラハのオールドタイマー(The Prague Old Timer)です。一つはプラハの旧市街にある天文時計をイメージしたデザイン(Astronomical Edition)で、もう一つは19世紀後半から20世紀前半に流行した建築、ファッション、宝石、家具、時計など、アールヌーボーをイメージしたデザイン(Art Nouveau Edition)です。母は老後も毎年ヨーロッパ旅行をしており、最近チェコに行ったとき買ったそうです。私がオランダとシンガポールで生活していたとき、両親が時々遊びに来てはヨーロッパ、東南アジアを回っていました。老後は気に入ったヨーロッパに絞って、好きな街を巡っているそうです。↑ プラハ オールドタイマー 天文時計/ The Prague Old Timer Astronomical Edition.↑ プラハ オールドタイマー/ アールヌーボー時計/ The Prague Old Timer Art Nouveau Edition.
2018.08.26
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2018年8月10日、東京都美術館で「没後50年 藤田嗣治展」を見に行きました。史上最大級の大回顧展ということで、約120点の絵画が展示されています。夕方までずっと絵を眺め、とても幸せな気持ちでした。女性の絵を見ると、顔の描き方が変化していくのが分かります。「カフェ」(パリ・ポンビドゥセンター)は、パリの雰囲気が絵全体に漂っている感じがしますし、女性の物憂げな表情がとても良いです。乳白色の肌と黒い服のコントラスが素敵で、大好きな絵です。この絵を見ると、河合奈保子さんの写真集「Treffen / 撮影 武藤義/1987年12月25日 株式会社ワニブックス」にある奈保子さんの写真を思い出します。肌色に黒い服が合っており、魅力的な奈保子さんです。絵と写真の雰囲気が良く似ている気がします。↑ 没後50年 藤田嗣治展/東京都美術館 フジタ画伯とねこ(しりあがり寿さん)↑ カフェ/藤田嗣治/ボンビドゥセンター蔵(フランス・パリ)↑河合奈保子写真集 Treffen / 撮影 武藤義/1987年12月25日 株式会社ワニブックス↑ 藤田嗣治氏の「カフェ」に雰囲気が似ている奈保子さん。↑ 没後50年 藤田嗣治展 図録を買う。
2018.08.11
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2018年6月24日に、東京駅内にある東京ステーションギャラリーで「夢二繚乱」展を見ました。出版社の龍星閣は竹久夢二の画集刊行を行った会社ですが、夢二の作品、資料等も収集しており、それら約1200点を東京都千代田区に寄贈したので、展覧会が開催されました。夢二の学生時代の作品から、夢二が結婚した岸たまきの店「港屋絵草子店」で販売された夢二の作品の紹介、セノオ楽譜の原画など、見るのにいくらあっても時間が足りない感じでした。作品を見ていると、マティスの「ダンス」を思い出させるような輪になる構図の絵や、クールベの威張った態度で有名な「こんにちはクールベさん」の絵を模したものもありました。今回一番面白かったのは、1927年に都新聞で掲載された夢二の自伝小説である「出帆」の挿絵原画134点の展示でした。夢二と関わった女性の人生が詳しく描かれており、なんと恋多き人かと驚きで一杯でした。何度も行ったり来たりしてみていたのですが、人も多くじっくり見えないので、「夢二繚乱展図録」を購入して家で見直しました。娘に展示会の話をしようとすると、すでに見に行ったと言っていました。私が見に行く美術館には、ほとんど娘が先に見に行っています。お互い好きな絵はじっくり見たいので、一緒に行くことはありません。↑ 「夢二繚乱展」東京ステーションギャラリー。↑ 東京駅の天井。↑ 「夢二繚乱」展図録 千代田区x東京ステーションギャラリー/千代田区・東京ステーションギャラリー・株式会社キュレイターズ発行/2018年。↑ 「出帆」の挿絵を順番に見たが、面白かった。
2018.07.20
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2018年6月23日に、東京赤坂のフジフィルムスクエアで、「時代を語る林忠彦の仕事」展を見ました。林忠彦さんは1918年(大正7年)に山口県徳山市(現・周南市)に写真館の長男として生まれ、プロの写真家として活動されました。昭和が生んだ写真家と言われ、昭和時代の貴重な写真を多く発表されてきました。会場では林忠彦さんの4男で写真家の林義勝さんが、展示された写真の紹介、説明をされていました。一番印象に残ったのは、林忠彦さんが銀座5丁目のバー「ルパン」で昭和21年に撮影した太宰治さんの写真の話です。高い椅子に胡坐をかきながら、カウンターの横で楽しそうに談笑する太宰治さんを撮影した大変有名な写真ですが、実はこの写真は正方形の写真の左側をトリミングしたもので、切り取られた右側は、坂口安吾さんが写っていました。会場ではトリミング前の原版写真が展示されていました。太宰治さんと坂口安吾さんが、バーでどんな話をしていたのか、色々想像します。家にある林忠彦さんの本は、「時代を語る 林忠彦の仕事/写真 林忠彦/監修 林義勝/光村推古書院株式会社/平成30年4月30日発行」と、「林忠彦 x カール・マイダンス展 焼け跡からの半世紀ー日米フォトジャーナリストの観た日本/図録発行 PPS通信社」です。カール・マイダンスさんは、雑誌「ライフ」のスタッフであり従軍カメラマンとしてダグラス・マッカーサー司令官と行動を共にし、日本の姿を写真に収めました。写真を通じて戦後の様子、風景を垣間見ることができます。↑ 東京赤坂フジフィルムスクエアの「時代を語る林忠彦の仕事」展。↑ 林忠彦さんが銀座のバー「ルパン」で撮影した、有名な太宰治さんの写真。原版には、右側に坂口安吾さんが椅子に座っている姿も写っている。↑ 東京赤坂のフジフィルムスクエア家にある本。↑ 時代を語る 林忠彦の仕事/写真 林忠彦/監修 林義勝/光村推古書院株式会社/平成30年4月30日発行。↑ 林忠彦 x カール・マイダンス展 焼け跡からの半世紀ー日米フォトジャーナリストの観た日本/図録発行 PPS通信社。
2018.07.19
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2018年6月3日午後、東京国立新美術館で「ルーブル美術館展 肖像芸術 人は人をどう表現してきたか」を見に行きました。ヴェロネーゼの「美しきナーニ」の女性の絵は、どこから見ても視線が合わないという事で有名なので、実際に絵の前を右左に動きながら目に注目しました。ナポレオンのデスマスクを見ると、絵に描かれた顔から想像できないくらい別人に思えたり、アレクサンドロス大王の肖像を見ると、「アレクサンドロス大王東征記 上、下/アッリアノス著 大牟田章訳/岩波文庫」の内容を思い出します。このマケドニア王がギリシャ、シリア、エジプト、ペルシャ、インドまで進撃した話が書かれています。↑ 国立新美術館 ルーブル美術館展。手前から。①「赤い縁なし帽をかぶった若い男性の肖像/サンドロ・ボッティチェリと工房」、②「エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像/エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン」、③「女性の頭部/シリア・パルミラ出土」。↑ 手前から。①「棺に由来するマスク/エジプト出土、アメンヘテプ3世の治世」、②「アルコレ橋のボナパルト/アントワーヌ=ジャン・グロ」、③「女性の肖像、通称 美しきナーニ/ヴェロネーゼ」 ↑ 国立新美術館。↑ 真ん中の穴に顔を入れて記念写真が撮れる。↑ 棺に由来するマスク/エジプト出土、アメンヘテプ3世の治世。↑ 第2代メングラーナ男爵、ルイス・マリア・デ・シストゥエ・イ・マルティネスの肖像/フランシスコ・デ・ゴヤ・ルシエンテス。↑ アルコレ橋のボナパルト/アントワーヌ=ジャン・グロ。↑ フランス王太子、オルレアン公フェルディナン=フィリップ・ド・ブルボン=オルレアンの肖像/ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル。↑ 性格表現の頭像/フランツ・クサファー・メッサーシュミット。↑ 女性の肖像、通称 美しきナーニ/ヴェロネーゼ。↑ エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像/エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン。↑ 春/ジュゼッペ・アルチンボルド。
2018.06.06
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2018年5月18日、日本テレビの金曜ロードショーで、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」(2013年スタジオジブリ)が放送されました。筆で描いたような線で絵が描かれています。かぐや姫は美しく、表情がとても豊かで見入りました。高畑勲さんの「十二世紀のアニメーション -国宝絵巻物に見る映画的・アニメ的なるもの/高畑勲/徳間書店」という本があり、12世紀に日本で作られた有名な4つの絵巻物に関し、高畑さんのアニメ作家としての視点から詳細に絵の説明がなされています。これを読むと、描かれた絵の何がすごいのかが理解でき、とても勉強になります。「かぐや姫の物語」の最後で、月から迎えが雲のようなものに乗ってやってきます。これは「十二世紀のアニメーション」p59に紹介されている「阿弥陀二十五菩薩来迎図/京都・知恩院蔵」によく似ているなと感じました。4つの絵巻物は次の通りです。1)「信貴山縁起絵巻」。ある金持ちの家にいつも鉢が飛んでくるので、お布施を鉢に入れるとどこかに戻っていく。ある日お布施をせず鉢を倉に入れておくと、鉢が転がり出て、鉢の上に倉を乗せ、空を飛んでいった。金持ちが追いかけると、命連という僧の家に着いた。金持ちの願いにより倉の中の米俵は戻すことにした。鉢の上に米俵を載せると鉢が浮かび、他の米俵も引き連れて、空を飛んで戻っていった。この他に、命連が醍醐天皇の病気を遠隔で直したり、仏の導きにより姉と再会する話がある。2)「伴大納言絵詞」。清和天皇の時代、放火により応天門が焼けた。伴大納言が大臣の源信(みなもとのまこと)が放火したと噂を流したので源信は捕まりそうになった。そこで源信は直接天皇に無実を訴え、許しを得ることができた。ある役人は伴大納言の放火を見たのに黙っていたが、その役人の子供が伴大納言の部下に怪我をさせられた事をきっかけに、朝廷側に犯人は伴大納言だと言った。伴大納言は大臣の地位を狙っていたが、流罪となった。3)「彦火々見尊絵巻」。(12世紀の絵巻物は原本が残っておらず、江戸時代の模本のみ)ある兄弟がおり、弟が兄の釣り針を借りて魚釣りをすると、魚が針を食って逃げた。兄はあの釣り針をすぐに返せと弟を責めた。弟は途方に暮れ、道で出会った翁に相談すると、竜宮城に連れて行かれた。竜王は喉の痛い男を探し出し、医者が喉の釣り針を取った。竜王は弟を気に入り、娘を妻とさせた。弟は兄に釣り針を返したいと言い、地上に戻ることにした。竜王は自由に潮の満ち引きができる玉を弟に渡した。兄は釣針を受け取るも弟を許さないため、弟は満ち引きの玉を使い、兄を懲らしめた。そして竜宮城へ戻った。竜王の娘は産屋で弟の子供を産んだ。4)「鳥獣人物戯画」。甲乙丙丁の4種に巻物が分かれ、擬人化された動物達の絵や、人間像を描いたものがある。2018年3月に東京国立博物館平成館で、「仁和寺と室生派のみほとけ展」を見ましたが、3)の「彦火々見尊絵巻」(福井県小浜市明通寺蔵)が展示されており、じっくり見ました。2015年に同じく平成館で、「鳥獣戯画展」を見ました。何時間も待った挙句、絵巻物の前では立ち止まらずに進んでくださいと言われ、オリジナルの絵をほとんど見ることができずがっかりしました。しかし、隣の国立博物館本館に行くと江戸時代の模本が展示されていたので、模本の鳥獣戯画をゆっくり見ることができました。↑「かぐや姫の物語」の紹介。金曜ロードシネマクラブ画面より。↑ 「十二世紀のアニメーション -国宝絵巻物に見る映画的・アニメ的なるもの/高畑勲/徳間書店(1999年)」↑ 「十二世紀のアニメーション」p9.目次。1)信貴山縁起絵巻、2)伴大納言絵詞、3)彦火々見尊絵巻、4)鳥獣人物戯画↑「十二世紀のアニメーション」p59。「阿弥陀二十五菩薩来迎図/京都・知恩院蔵」。↑「阿弥陀二十五菩薩来迎図」拡大。雲に乗って阿弥陀と菩薩たちが空から降りてくる。
2018.05.19
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絵本作家で児童文化研究家のかこさとしさんが、2018年5月2日に亡くなられました。私が幼稚園児の時、かこさとしさんが描かれた「とこちゃんはどこ」(松岡享子作/加古里子絵/1970年/福音館書店)を買い、本がボロボロになるまで読みました。絵の中でとこちゃんがどこにいるかを探す楽しさがあり、海水浴場やデパートなど描かれた場面も好きでした。↓ 2018年5月8日(火)朝日新聞の記事。↓別冊太陽 日本のこころ248 かこさとし 子どもと遊び、子どもに学ぶ2017年3月20日 平凡社発行。 ↑ かこさとしさんの生い立ちから仕事のことが詳しく書いてある。↑ 別冊太陽 かこさとし 平凡社 p62~63の紹介部分「とこちゃんはどこ」↑「とこちゃんはどこ」 大好きな絵本だった。↑ 別冊太陽 かこさとし 平凡社 p142かこさとしさんが、福島県の白河天体観測所で取材をした写真が掲載されており、びっくりした。
2018.05.16
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2018年5月3日、神宮の Cromatic Gallery にて、写真家ゆりあさんの「ふともも写真の世界展 2018原宿」を見ました。会場は若い人たち、カップルで一杯でした。
2018.05.03
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2018年4月30日夕方、池袋パルコ本店で「中村佑介展」を見ました。なぜ描かれた女性の多くが左横を向いているのかなど説明が書いてあり、理由が分かりました。子供たちにメールで展示会に行ったと伝えると、アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)のCDジャケットで絵を見たことがあると返事がきました。「夜は短し歩けよ乙女」、「謎解きはディナーのあとで」、音楽の教科書の表紙などの絵も紹介されていました。↑ 池袋パルコ本店 「中村佑介展」。↑ アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION) ALBUM 「ソルファ」。↑ ジャケットの絵が立体的に。↑ 「J-POP SUMMIT 2015」。下記は展示会の売店で購入した本。↑BEST 2002-2017 15th anniversary illustration book/中村佑介/飛鳥新社。 ↑ きららちゃん/中村佑介/小学館。
2018.05.02
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2018年4月29日、東京上野の東京国立博物館・平成館で、「名作誕生 つながる日本美術展」に行きました。1889年に創刊された美術雑誌「國華(こっか)」は現在も発行が続いており、創刊130周年を記念し、この展覧会が開催されました。日本美術の名作、名品が展示されています。一本の木から彫られた薬師如来立像や、普賢菩薩象、聖徳太子絵伝がありました。広島厳島神社の平家納経の観普賢経もあり、文字の美しさに関心します。聖徳太子の偉業も絵で紹介され、幼くして36人の子供たちの話をそれぞれ理解したりする姿もありました。雪舟の「四季花鳥図屏風」、伊藤若冲「仙人掌群鶏図襖」、俵谷宗達「扇面散屏風」、菱川師宣「見返り美人図」なども見ました。伊勢物語の八橋図、源氏物語の夕顔、初音の場面図も展示されています。岸田劉生の「野童女」は、中国の顔輝「寒山捨得図」の笑顔を参考にして、少女の笑顔を描いた絵ですが、ものすごく強い印象が残りました。美術館のフロアの一角に「見返り美人を探せ」というパネルがあり、国宝「洛中洛外図屏風」の中に見返り美人が4人隠れているので、それを探そうという「ウォーリーを探せ」のような楽しいパネルです。すぐに分かるので、探してください。↑ 東京上野 東京国立博物館・平成館 「名作誕生 つながる日本美術展」。↑「仙人掌群鶏図襖」(一部) 伊藤若冲 大阪・西福寺蔵。 ↑ 雪舟等楊 「四季花鳥図屏風」(一部)↑ 「見返り美人をさがせ」↑ 菱川師宣 「見返り美人」。↑ 国宝「洛中洛外図屏風」↑ 風俗図屏風(彦根屏風)一部。 今回は展示期間が違い、本物は見られなかった。
2018.04.30
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2018年4月28日午後、東京都美術館で「プーシキン美術館展 -旅するフランス風景画」を見ました。ロシア・モスクワのプーシキン美術館のフランス近代絵画の中で、風景画のコレクションが紹介されています。美術館の名前は、ロシアの文豪アレクサンドル・プーシキンから付けられています。プーシキンは人生の中で何度も拳銃の決闘をしますが、相手の弾が外れ、何度も助かってきました。しかし妻を巡る最後の決闘では弾が当たり、死んでしまいます。美術館のフランス絵画コレクションは、実業家のシチューキンとモロゾフが何度もフランスに行っては購入してきたものです。モネの「草上の昼食」1866年が一番のお目当てです。パリ近郊のフォンテンブローでモネが26歳で描いた絵で、マネが描いた絵をモチーフにしたとされています。モネの絵の右の樹には、Pの文字とキューピットの矢が彫ってあります。1863年にマネが「草上の昼食」(オルセー美術館)を描きましたが、2人の女性が裸で、特にポーズを取った女性のビクトリーヌ・ムーランは、モネが何度もモデルとして描いています。当時はリアルな裸の女性を描くのはタブーとされ、かなり批判されたようです。ムーランが描かれた絵は「オランビア」が一番有名ですが、私はマネの「鉄道」 (Le chemin de fer)が好きです。パリのサンラザール駅の橋で、ムーランが座り膝には子犬と本を置き、横には友人の娘が鉄道を見ています。アメリカのワシントン・ナショナルギャラリーで本物の絵を見ました。機関車の煙しか描かれていないのに、その場の雰囲気がリアルに伝わってくるような気がします。他に気になった絵は、エドゥワール・レオン・コルテスの「夜のパリ」です。当時のパリの光がうまく描かれており、絵葉書が売ってあれば、ぜひ買いたかったです。クールベの「水車小屋」、「山の小屋」を見て、絵葉書を買いました。クールベの大作「オルナンの埋葬」はルーブル美術館で見た事があります。「水車小屋」はオルナンの村を流れるルー川とオルナンの白い崖が描いてあります。クールベはナポレオン政権崩壊後にパリコミューンに参加し、記念柱を引き倒した事を問題にされ、スイスに亡命します。アルプスと小屋を描いた絵が「山の小屋」で、クールベはそのままスイスで亡くなります。ルノワールの「庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰」の絵葉書も買いました。昔、妻と一緒にムーラン・ド・ラ・ギャレットのレストランで食事をしたり、ラパンアジルで飲んだりした事が思い出されます。↑ プーシキン美術館展 -旅するフランス風景画 モネの「草上の昼食」↑ 木にPの文字とキューピットの矢がハートに刺さっている絵が彫ってある。↑ 東京都美術館 アンリ・ルソー 「馬を襲うジャガー」 1910年
2018.04.29
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東京・上野に黒田清輝さんの遺言により建設された黒田記念館があります。入場無料なので、上野公園にいくと見に行きます。黒田清輝さんの作品が展示されていますが、一部の作品は期間限定で特別開示されます。2018年10月30日~11月11日は、「湖畔」が特別室で見ることができます。添付写真は、2017年10月15日に撮ったものです。↑ 黒田記念館。↑ 入り口。↑ 黒田記念館には、上島珈琲店がある。
2018.04.27
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2018年4月22日、東京藝術大学美術館に行き、「東西美人画の名作 上村松園 <序の舞>への系譜」を見ました。上村松園さんの「序の舞」(重要文化財)が2年かけて修理され、公開となりました。女性の顔の白い胡粉などが少しずつ剥がれたり、色々と痛んだりしたところを直したそうです。「序の舞」を描くための下絵も紹介されており、女性の顔の表情が少しずつ変わってきているのが分かります。上村松園さんの母が、娘が絵を描くことをずっと支えてきた事が紹介されていました。東の美人、西の美人と分けて絵が展示されていました。東では、鏑木清方さんの「たけくらべの美登利」、西では菊池契月さんの「散策」、「友禅の少女」は知っていましたが、他の作品は知らず、勉強になりました。数年前、国立新美術館の売店で「美少女の美術史 浮世絵からポップカルチャー、現代美術にみる”少女”のかたち /美少女の美術史展実行委員会編 川西由里、工藤健志、村上敬/株式会社青幻舎」を買って読みました。今回見た絵も、いくつか本に紹介されていました。↑ 東西美人画の名作 <序の舞>への系譜↑ 上村松園 「序の舞」↑ 東京藝術大学↑ 東京藝術大学美術館↑ 美少女の美術史 浮世絵からポップカルチャー、現代美術にみる”少女”のかたち /美少女の美術史展実行委員会編 川西由里、工藤健志、村上敬/株式会社青幻舎。
2018.04.25
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2018年4月22日に、東京都文京区弥生にある弥生美術館・竹下夢二美術館に行きました。東京大学のそばにあり、2つの美術館がつながっています。弥生美術館では「セーラー服と女学生」展があり、イギリス海軍の水兵服が日本では女性服として流行した歴史が分かるように展示してありました。明治時代の女学生は、当初男袴を着ていましたが、鹿鳴館時代はコルセットで体を縛る服装になったりし、その後女袴になりました。そして日本で初めてセーラー服が導入された学校として、名古屋・金城女学院、福岡女学院、平安女学院の紹介がありました。高畠華宵さん、松本かつぢさん、藤井千秋さんなど歴代美少女の絵が展示され、森 伸之さんの女子高生の制服の絵、武内直子さんの「美少女戦士セーラームーン」の原画、中村佑介さんの作品も沢山見ることができました。竹下夢二美術館でとても興味があったのは、晩年に竹下夢二さんがアメリカ、ヨーロッパを2年3カ月旅行し、描いた絵です。アメリカ・モントレーの景色を油絵で描いた絵や、ヨーロッパで日本人駐在員から援助をもらい、お礼に渡したヨーロッパの少女の絵、駐在員の子女を描いた絵、そしてパリ、ハンブルグの景色を描いた絵がありました。↑ 弥生美術館 セーラー服と女学生展。 中村佑介さんの絵。↑ 弥生美術館・竹下夢二美術館入口。↑ 100年前の女学生。↑ 平安女学院の女学生。↑ 福岡女学院の女学生。↑ 竹下夢二美術館。↑ 美術館の通り。右側は東京大学。↑ 高畠華宵さんの紹介。
2018.04.24
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2018年4月15日、東京都目黒寄生虫館に行きました。目黒に行くときには、必ず見学することにしています。医師の亀谷了(かめがいさとる)さんが1953年に開設した世界唯一の寄生虫館です。沢山の寄生虫と病気について説明がありますが、目を引き付けるのは、男性のお腹から出てきた日本海裂頭条虫で、8.8mの長さがあります。蟯虫は小学校の頃に定期検査があり、朝起きるとフィルムを肛門に当てて、学校に提出していました。回虫やエキノコックス、風土病として恐れられた貝を中間宿とする日本住血吸虫なども勉強になります。↑ 目黒寄生虫館。↑ 標本が並ぶ。↑ 日本海裂頭条虫。↑ 8.8mの長さ。驚き。↑ 日本海裂頭条虫の標本と、さなだひも。↑ 蟯虫。↑ なつかしい蟯虫検査。↑ 蟯虫は夜間、肛門周辺に卵を産み付ける。↑ 回虫。↑ エキノコックスに寄生された肝臓。↑ おはよう寄生虫さん 世にも不思議な生き物の話/目黒寄生虫館館長 医学博士 亀谷了/講談社+α文庫。 昔買った亀谷了博士の本。内容は驚く事ばかり。
2018.04.18
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2018年4月15日、東京都目黒美術館で「没後50年 藤田嗣治 本のしごと -文字を装う絵の世界ー」を見に行きました。藤田嗣治さんが家族、知り合い宛てに出した沢山の絵手紙や、フランスや日本での挿絵本とその絵などが展示され、じっくり見ると時間がいくらあっても足りないくらいでした。展示品の量が多く、見たものをすぐに忘れそうだったので、美術館の図録を買って、会社の行き帰りに見直しています。学生の頃、ひろしま美術館に行きましたが、当時は藤田嗣治さんの事を全然知らなかったせいか、絵は記憶に残っていませんでした。初めて藤田嗣治さんの絵を認識したのは、1991年にオランダで生活をし始めた頃にパリに行き、パリ市立近代美術館で「寝室の裸婦キキ」を見た時です。大きなキャンバスの黒い背景に、淡く白いキキが横になっている絵でした。フランス国立近代美術館や、スイス・ジュネーブのプチパレ美術館でも藤田嗣治さんの絵を見ました。今年の夏は、東京都美術館で藤田嗣治さんの回顧展が予定されており、楽しみです。↑ 東京都目黒美術館で「没後50年 藤田嗣治 本のしごと -文字を装う絵の世界ー」↑ 東京都目黒美術館。(家にある本)↑ キキとモンパルナス展カタログ/株式会社アート・ライフ 1998。↑ 藤田嗣治「異邦人」の生涯/近藤史人/講談社、講談社文庫↑ ①藤田嗣治 手しごとの家 ②藤田嗣治 本のしごと ③藤田嗣治 手紙の森へ/林洋子/集英社新書ビジュアル版。↑ 没後50年 藤田嗣治 本のしごと -文字を装う絵の世界ー展図録/林洋子、佐川夕子、下村朝香、松岡佳世、水野昌美/株式会社キュレイターズ。 この図録は今回、目黒美術館で購入した。
2018.04.17
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流鏑馬で的を射る姿です。
2018.04.13
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津和野・鷲原八幡宮の流鏑馬が始まりました。鎌倉時代の衣装を着た射手が馬に乗り、疾走しながら馬場に置かれた一の的、ニの的、三の的めがけて鏑矢を射ます。的は50センチ四方の板です。迫力があります。初めて流鏑馬を見るので、最初はその迫力に驚くばかりで勝手が分からず、射手に写真を向けようとすると、すぐに画面から外れてしまいました。
2018.04.12
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2017年4月9日、島根県津和野町に行き、鷲原(わしばら)八幡宮に奉納される神事の流鏑馬(やぶさめ)を見ました。室町時代の永禄十一年(1568)に、津和野城主の吉見正頼が八幡宮御本殿の改修に合わせて馬場を造り、流鏑馬が行われたとされています。射手などが馬場に現れ、鎌倉時代の衣装を身につけて練り歩きます。小雨が降っていましたが、気になりませんでした。↑ 鷲原(わしばら)八幡宮。↑ 流鏑馬(やぶさめ)の馬場入口。↑ 馬場に馬が入ってくる。↑ 桜の花と射手。
2018.04.11
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2018年3月18日、東京・恵比須の東京都写真美術館に行き、「写真発祥地の原風景 長崎」を見ました。長崎にはピエール・ロシェやフェリーチェ・ペアドなど外国人写真師が訪れ、長崎の写真を多く撮りました。また、上野彦馬など日本人写真家も写真を学び、沢山の写真を撮っています。今回は、江戸期の長崎の図や、江戸時代後期から明治時代にかけて撮られた多くの長崎の写真を見ることができました。江戸時代の長崎・出島の絵、中国人居留地の図がありました。1795年の司馬江漢の西遊旅譚(5巻本)出島図があり、図の端に、オランダ人が出島の土地代として年間銀55貫目を支払うことが記載されていて面白かったです。また、1804年にロシアのレザノフが長崎に来て、日本に通商要求をしますが、半年後に追い返されます。ロシア人の宿泊所として指定されたのが、稲佐山にある悟真寺で、その宿泊所の見取り図もありました。江戸末期に作られた「長崎風物図箱」は撮影可だったので写真に撮りました。螺鈿細工で長崎の風景があり、美しいです。当時の写真を見ると、居留地から長崎港のパノラマを撮ったり、長崎湾の出口にある髙鉾島を撮ったりと、今の人たちが長崎で撮る風景と変わるところが無く、撮りたくなる構図は同じなのだなと思いました。↑ 恵比須の東京都写真美術館。↑ 写真発祥地の原風景 長崎。↑ 眼鏡橋。 1866年 フェリーチェ・ベアト撮影。 DIC川村記念美術館蔵。↑ 長崎パノラマ。 プロイセン東アジア遠征団写真班撮影。長崎大学附属図書館蔵。↑ 紅毛人遠見之図 江戸時代後期 制作者不詳 多色刷り目木版 長崎歴史文化博物館蔵。↑ ボートイン兄弟とその同僚。1865年 アントニウス・ボードイン撮影 長崎大学附属図書館蔵。↑ 長崎風物図箱。 江戸末期 制作者不詳 長崎歴史文化博物館蔵。箱の中に、さらに小さな6個の箱が入っており、それぞれ美しく装飾されている。↑ 相撲の興行風景。↑ 携帯暗室 上野彦馬旧蔵 明治10年頃。長崎歴史文化博物館蔵。長崎の写真、昔と今の対比。
2018.04.01
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2018年3月18日に、東京・恵比須の日仏会館に行き、日仏会館ギャラリーの展覧会「ビゴーの描いた明治ー時代ヲ表ス風刺ト藝術」を見ました。ビゴーは1860年パリ生まれで、1882年に来日し、「トバエ」、「日本人の生活」など多くの風刺雑誌を創刊しました。絵を見ると、明治時代の日本人の仕事、生活を想像することができ、とても楽しいです。会場では、ビゴーの銅版画、水彩画、油絵、グワッシュ絵など色々と展示されていました。ビゴーの筆による「美好画」は立派でした。私が持っているビゴーを紹介している本は下記4冊です。最初の「ビゴー日本素描集」には詳細なビゴー年譜が付いており、明治時代とビゴー、関係する人々の事が良く分かります。1)ビゴー日本素描集 清水勲編 岩波文庫 (ビゴー年譜あり)2)続ビゴー日本素描集 清水勲編 岩波文庫3)ビゴーが見た明治職業事情 清水勲 講談社学術文庫4)ビゴーが見た日本人 風刺画に描かれた明治 清水勲 講談社学術文庫↑日仏会館 「ビゴーの描いた明治ー時代ヲ表ス風刺ト藝術」。↑ 東京・恵比須の日仏会館。↑ 日仏会館ギャラリー入口。↑ 家にあるビゴーの絵を紹介した本4冊。
2018.03.31
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2018年3月17日に、東京新美術館で「ここから2-障害・感覚・共生を考える8日間」を見ました。「障害・感覚・共生を考える」というテーマで、障害のある方たちの作品や、文化庁メディア芸術祭の受賞作などから選ばれた、障害に関連する作品などが展示されていました。撮影可の作品について、一部を紹介します。↑ 東京新美術館で「ここから2-障害・感覚・共生を考える8日間」↑ 「パラスポーツと未来を突き動かすグラフィックマガジン『GO Journal Issue 01』の紹介。↑ 辻紗絵さん。陸上女子短距離。↑ 山本篤さん。陸上走り幅跳び。↑ クリエイティヴ・ディレクター 蜷川実花さん。↑ 杉浦茂さんの作品展示。↑ 杉浦茂さん「少年西遊記」。↑ 杉浦茂さん。「少年西遊記」。↑ 五十嵐大介さん。↑ 五十嵐大介さん。「ディザインズ」。↑ いがらしみきおさん。↑ いがらしみきおさん。「誰でもないところからの眺め」。↑ 吉本浩二さん。↑ 吉本浩二さん。「寂しいのはアンタだけじゃない」。↑ 久野遥子さん。↑ 久野遥子さん。「Airy Me」。↑ ジャン=シャルル・ムホッティ=マロロさん。↑ ジャン=シャルル・ムホッティ=マロロさん。"The Sense of Touch"。↑ OTON GLASS。 この眼鏡を掛けて標示の言葉を見ると、付属のイヤホンから自動的に日本語の音声が聞こえる。ボタンを切り替えると、英語音声になる。↑ 眼鏡で表示を見ると、自動的に標示の日本語が聞こえてくる。↑ 会場のショップで、吉本浩二さんの「寂しいのはアンタだけじゃない」1~3巻を買って読む。今まで知らなかった世界が描かれており、驚く。
2018.03.26
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2018年3月17日に、東京・国立新美術館で「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を見に行きました。スイス・チューリッヒにあるエミール・ビュールレ氏の個人美術館の絵が日本に来ています。2008年に同コレクションの内、有名な絵画4点が盗難に遭いました。最終的にその4点は戻りましたが、警備の問題もある事から閉館となり、ビュールレコレクションは2020年からチューリッヒ美術館で展示されることが決まり、美術館の改修期間中に日本に絵が来ています。一番の目玉は、ポスターに「絵画史上、最強の美少女」とある通り、ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」です。私がオランダで生活し始めた時、骨董店でこの「可愛いイレーヌ」の複製画を買い、部屋に飾っていました。銀行家ルイ・カーン・ダンヴェール伯爵の8歳の長女イレーヌを描いた絵で、あどけない表情が可愛らしいです。実際の絵を見た時、ブラウスの胸の部分が光っているので不思議に思いましたが、近くからよく見ると白い絵の具が盛り上がっており、ライトの光が当たって輝いて見えた事が分かりました。モネの「睡蓮の池、緑の反映」は高さ2m、横4mの大作で、写真撮影可なので撮りました。盛り上がった絵の具のタッチを見るのがとても面白かったです。2008年2月に盗まれた絵は、セザンヌの「赤いチョッキの少年」、ドガの「リュドヴィック・ルピック伯爵と娘たち」、モネの「ヴェトウィユ近郊のヒナゲシ畑」、ゴッホの「花咲くマロニエの枝」で、モネとゴッホの絵は同じ月にチューリッヒで発見され、セザンヌとドガの絵は、2012年に容疑者がベオグラードで捕まった事で見つかりました。今回の展示会では、4点とも見ることができました。↑ 東京・新国立美術館 「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」↑ 可愛いイレーヌ。 ルノワール「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」↑ 手前から。 ①マネの「ベルヴュの庭の隅」 ②モネの「シヴェルニーのモネの庭」 ③ドガの「リュドヴィック・ルピック伯爵とその娘たち」 ④ ロートレックの「コンフェッティ」 ↑ 国立新美術館。↑ モネ 「睡蓮の池、緑の反映」。
2018.03.25
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2018年3月4日、東京上野の国立西洋美術館で「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」を見ました。日本スペイン外交関係樹立150周年記念として、ベラスケスの名画が7点来ていました。スペイン王フィリペ4世と長男のバルタサール王太子の絵は注目でした。王太子はハプスブルグ家の将来を期待され、オーストリア王女マリアナと結婚する予定でしたが、17歳の時、天然痘で亡くなってしまいます。昔、プラド美術館に行きましたが、あまりの絵画の多さにびっくりし、駆け足で回りました。印象的だったのは、ベラスケスがマルガリータ女王を描いた「ラス・メニーナス」、ゴヤの「裸体のハマ」と「着衣のハマ」、「我が子を喰らうサトゥルヌス」などです。↑ スペイン王フィリペ4世の長男のバルタサール王太子。↑ ベラスケスの絵画7点。向かって右側から、①戦争の神「マルス」②セビリアの彫刻家「ファン・マルディネス・モンタニエースの肖像」③王太子の遊び相手だった「バリェーカスの少年」④6歳の王太子を描いた「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」⑤狩り好きだったフィリペ4世の「猟銃服姿のフィリペ4世」⑥紀元前3世紀のギリシャの哲学者「メニッポス」⑦新約聖書の場面である「東方三博士の礼拝」。これはベラスケスの妻と娘をモデルにしたと言われている。
2018.03.09
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2018年3月4日、東京国立博物館表慶館で「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」展を見ました。サウジアラビア国王の至宝が初めて日本で公開され、100万年以上前の石器から20世紀に至るまでの文化財を見ることができました。アラビア半島の交易の歴史が分かり、とても興味深かったです。一部ですが写真を載せます。↑ 東京国立博物館表慶館で「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」展↑ アラビア半島地図。↑ 前3,500~前2,500年頃の人形石柱。↑ 前2,900~前2,600年頃の像。祈る男。↑ 樹脂香料(乳香、没薬)の交易の説明。↑ 乳香。↑ 没薬。↑ 柱の台座、祭壇。↑ 男性像。ウラー。前4世紀~前3世紀。↑ 男性頭部。前1~2世紀。↑ 葬送用マスク。1世紀。↑ メッカへの巡礼の道。↑ カァバ神殿のあるメッカの聖モスク。↑ コーラン。↑ カァバ神殿の扉。1635年~1636年。↑ アブドゥルアジーズ王。サウジアラビア王国の初代国王。↑ アブドゥルアジーズ王のコーラン。
2018.03.08
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2018年3月4日に東京国立博物館平成館で,「仁和寺と御室派のみほとけー天平と真言密教の名宝」展を見ました。京都の仁和寺は光孝天皇が886年に建立発願し、次の宇多天皇が888年に完成させた真言密教の寺院で、御室派の総本山です。仁和寺には一度参拝したことがあります。仁和寺の国宝である薬師如来像、十一面観音菩薩立像を見ることができ、弘法大師・空海が中国で書写して持ち帰ったという国宝「三十帖冊子」も展示してありました。手のひらサイズの手帳にびっしりと漢字の記載がありました。仁和寺の観音堂が修理中のため、観音堂の像33体が平成館で再現されていました。通常は非公開なのですが、今回は見ることができ、圧巻です。(展示中撮影可)御室派の大阪・葛井寺(ふじいでら)の国宝「千手観音菩薩坐像」が展示され、1,041本の手を見ることができました。奈良時代の作品で、本当に良くできていました。
2018.03.07
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2018年1月27日に池袋PARCOの「におい展」を見に行きました。どんな臭いにおいか楽しみでした。スウェーデンの「シュールストレミング」は、塩漬けのニシンが発酵したもので、最強の臭さとされています。匂いましたが、鼻が曲がるほどでは無いような気がしました。男女のフェロモンが吹き付けてある服を匂うと、男性の服は臭さを感じ、女性の服は感じませんでした。臭い靴下は匂うと親近感を感じます。会社から帰り革靴を脱ぐと、時々妻が臭いというので、このような匂いなのでしょう。加齢臭も匂いましたが、想像していた匂いと全然違いました。ドリアンはシンガポールで生活していたとき、市場で買っては食べていました。懐かしい匂いで、臭さは感じません。くさや、臭豆腐、カメムシもあまり臭くありませんでした。私の体臭の匂いを検知器で測ると、無臭の分類でした。私には耳の付け根に先天性耳瘻孔(じろうこう)という小さな穴があります。穴から僅かですが、液や塊がでることがあります。指で取りこの匂いを嗅ぐと、うまく説明できない不思議なにおいがします。それもあり、昔から匂いに興味がありました。昔買って読んだ本で面白かったのが「匂いのエロティシズム 鈴木隆 集英社新書」です。著者はパヒューマー(調香師)で、匂いとエロスについて詳しく書かれています。詳細は読んでのお楽しみですが、第5章の「匂いに感じる人々」は色々と考えさせられました。靴下の臭い匂いについてすぐに思い出すのが、「ストップ!!ひばりくん! Vol.4 江口寿史 ジャンプ・コミックス 集英社」の「お祭りの夜に!!の巻 p119」です。町内会のお祭りの会場で、怪しい男が「くつした遊び」をやらないかと梶先輩に持ち掛けます。「千葉で一番足のくさい男が一週間はいてたってシロモノだ」というところが笑いを誘います。ぜひ読んでください。↑ におい展 池袋パルコ7階会場。↑ 思ったほど臭くは感じなかった。↑ 男性と女性のフェロモン。↑ 左の男性の服の脇を匂うと、臭く感じた。右の女性は普通の匂いに思えた。↑ 臭い靴下。 ↑ 加齢臭。↑ 服を匂ってみたが、亡くなった祖父や、父親とも違う匂いなので戸惑う。↑ ドリアン。↑ シンガポールで時々買っては食べていた。↑ 懐かしい匂い。臭くは感じなかった。↑ くさやは、伊豆諸島の特産品。↑ そんなに臭く感じなかった。↑ 腐豆腐。台湾や中国で有名。↑ 腐豆腐もあまり臭く感じなかった。↑ 香水を作る蒸留器。↑ 地中海の花と果実の表。↑ カメムシ。カメムシの匂いが入っている香料。レモンの皮、バラの花びら、香水。↑ 蓋を開けて、それぞれ匂いを嗅ぐことができる。↑ 動物の香料。独特な匂いがした。↑ ミイラに使われた香料。↑ 体の匂いを測定してみた。↑ 30で、無臭の範囲だった。↑ 「匂いのエロティシズム 鈴木隆 集英社新書」 読むともっと匂いについて知りたくなる本。↑ 「ストップ!!ひばりくん! Vol.4 江口寿史」。本当に読んで面白い漫画。くつした遊びの事が描いてある。
2018.01.28
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2018年1月21日夕方、武道館の周りは水樹奈々さんのコンサートを見に来たファンでいっぱいでした。↑ 武道館のある北の丸公園。↑ ファンが武道館を目指す。
2018.01.24
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2018年1月21日に、東京・科学技術館の「2018ハンドメイドバイシクル展」を見に行きました。ハンドメイドの自転車が沢山展示されていました。特に印象に残った自転車は、「SANO MAGIC」の木製自転車です。ブースにて佐野さんからお話をお聞きすることができました。ヨットなどを製作したときに、予備として2倍分のマホガニーを輸入しており(その後マホガニーは輸入禁止品となる)、在庫のマホガニーで自転車、家具、スピーカーを作っているそうです。自転車は年に3台作るのが限度で、1ミリに薄くしたマホガニーを沢山重ねて合板にし、加工されています。フラットになったハンドルを見ると、32枚のマホガニーの合板を曲げて作られており、その跡を見ることができます。マホガニーバイクを購入され、日本を旅されている方からも話を聞くことができました。72歳で1か月に1,000キロ以上自転車で走っているそうです。北海道、九州、四国を走った記録が展示されていました。「BYOB FACTORY」のブースでは、自分で自転車を作成し、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、マレーシア、タイ、ミャンマー、インド、ネパール、インド(ヒマラヤ)、タイ、カンボジア、ベトナム、中国を回って、21か月で日本に帰られた方の自転車が展示されていました。その方に聞くと、宿泊はキャンプで、費用は110万円程度だったそうです。↑ 東京・科学技術館。↑ 2018ハンドメイドバイシクル展。↑ 会場の風景。↑ SANO MAGIC。↑ 佐野さんと、マホガニーバイクを購入して月1,000キロ以上走られている方。↑ マホガニーの自転車。↑ 1ミリにしたマホガニーを32枚張り合わせ、曲げている。↑ マホガニー自転車で旅行をされた方の記録。北海道。↑ 九州。↑ 四国。↑ 「BYOB FACTORY」。↑ 工房にて、自分で自転車を作る。↑ 自分で作った自転車で海外を旅行された。↑ 地図。↑ ルート。↑ 各国のルートが記載されている。↑ オーストラリア。↑ ニュージーランド。↑ マレーシア、タイ、ミャンマー、カンボジア↑ インド、ネパール。↑ 中国。↑ ヒマラヤ。
2018.01.23
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2017年1月6日に東京丸の内の三菱一号館美術館に行き、「パリ♥グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」を見ました。トゥールーズ・ロートレックの版画は好きですが、特にムーランルージュを舞台にした版画はお気に入りです。昔、車で南仏のアルビに行き、トゥールーズ・ロートレック美術館の版画、油絵、デッサンを見たことがあります。中学校の時の美術の教科書に、ロートレックの「ムーランルージュ、ラ・グリュ」の絵が紹介されており、そこには、ムーランルージュで踊り子がスカートをたくし上げて踊っており、それを見た男性客が不快になり拒否している姿という内容の解説が書いてありました。それを読んだとき、そのような内容のポスターをわざわざ作るだろうかと疑問に思い、それからムーランルージュやロートレックの事を調べ始めたのが好きになるきっかけでした。女性は踊子のラ・グリュ、男性は骨なしヴァランタンで、二人ともダンサーだったので、教科書の記載は違っていると思いました。美術館を出た後、丸の内ビル1階で「読売新聞報道写真 女性スキージャンプ髙梨沙羅選手の歩み」を見ました。ジャンプをする写真は迫力があります。東京駅のライトアップを見て家に帰りました。今日は娘が美術館に行っています。↑ 奥に三菱一号館美術館がある。↑パリ♥グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展。↑ 三菱一号館美術館。↑ 「ムーランルージュ、ラ・グリュ」アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック。↑ フレンチカンカンのダンサー・ジャンヌ・アヴリルの絵と記念撮影。↑ 美術館3階の廊下から中庭を撮影。↑ 三菱1号館は、1963年に解体されたが、2009年に復元された。↑ 屋根裏も復元されている。↑ 三菱一号館は1894年にできた、初めてのオフィスビル。↑ 美術館入口。↑ ライトアップされている。↑ 丸の内のオフィス街。↑ 丸の内ビル。↑ 読売新聞報道写真 女性スキージャンプ髙梨沙羅選手の歩み。↑ フィンランドのロマミエニ。↑ 札幌市大倉山ジャンプ競技場。↑ ノルウェー・リレハンメル。↑ 東京駅。↑ 丸の内ビル。↑ 新丸ビル。↑ KITTE
2018.01.07
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2018年1月3日、箱根駅伝で青山学院大学が優勝したのを見た後、渋谷のサンシャインシティに行き、「ざんねんないきもの展」を見ました。サンシャイン水族館x高橋書店「ざんねんないきもの事典」、「続ざんねんないきもの事典」今泉忠明(監修)による展示がありました。何が残念なのかは本に書いてあるので、詳細は読んでいただくとしますが、1件だけ記載します。デンキウナギですが、のどに肛門があるそうです。喉から、細長い糞がでます。↑ サンシャイン水族館の「ざんねんないきもの展」パンフレット。↑ 渋谷・サンシャイン60のビルが見える。↑ サンシャインシティの入り口。↑ サンシャインシティ内の巨大噴水とスクリーン。↑ ナジャタウン。子供たちが小学生の頃、連れて行ったことがある。↑ ざんねんないきもの展の広告。↑ ざんねんないきもの展、 入り口の看板。↑ デンキウナギ。↑ デンキウナギの肛門はのどにある。のどから糞がでる。体の8割は発電のための器官で、生きるために必要な胃腸などの臓器は、体の前半に集まっている。↑ 青い舌で敵を威嚇するアオジタトカゲ。残念な部分がある。↑ アオジタトカゲ。↑ シマリス。 体に残念な部分がある。↑ シマリスのしっぽ。↑ シマリスのしっぽ。↑ カメレオン。↑ カメレオン。↑ クリオネ。貝の仲間で、貝殻は無い。
2018.01.03
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2017年12月16日、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」を見ました。28人のアーティストが、ドラえもんをモチーフにした作品を展示しており、午前に美術館に入ったにもかかわらず、あまりの楽しさに、気が付けば夕方まで中にいました。ドラえもん展は2002年にも開催され、一部はその作品が展示されています。今回一番笑ったのが、しりあがり寿さんの「万事解決!劣化防止スプレーの巻」という短編アニメーション作品です。何度も見ました。あまりにも印象に残ったので、ミュージアムショップでマグカップを買いました。カップは青とピンクがあり、どちらにしようか迷っていると、後ろにいた知らない人が「ドラえもんは青でしょう」と言ったので、青にしました。撮影可作品の一部を載せます。村上隆さんの作品「あんなこといいな 出来たらいいな」は、ドラえもんの世界に花が埋め尽くされています。蜷川実花さんの「ドラちゃんの一日デートの巻」と「同 2017」は、ドラえもんとあゆみさんの一日デートの風景を撮影したものです。写真を通じて楽しさが伝わってきます。何だかとても羨ましかったです。坂本友由さんの作品「僕らはいつごろ大人になるんだろう」は、「のび太の宇宙小戦争」の話で、ピリカ星でスモールライトの効果が切れ、しずかちゃんが大きくなる場面です。魅せる絵だなあと感心しました。↑ 東京・六本木ヒルズ。↑「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」の紹介。↑ 森美術館入口。↑村上隆さん「ぼくと弟とドラえもんとの夏休み」。2002年作品。↑ 村上隆さん。「あんなこといいな 出来たらいいな」。2017年作品。↑ 作品の左半分。↑ 作品の右半分。↑ タイムマシン。 藤子・F・不二雄先生。↑Mr.さん「重力ちょうせつ機」。↑ 会田誠さん「キセイノセイキ~空気~」。しずかちゃんを想像する。↑ 蜷川実花さん。2002年の「ドラちゃんの一日デートの巻」↑ 何だか羨ましい。↑ 蜷川実花さん「ドラちゃんの一日デートの巻 2017」。↑ 水族館でデート。↑ 鴻池朋子さん「しずかちゃんの洞窟(へや)」洞窟のような皮の壁に描かれている。↑ 山口晃さん「ノー・アイテム・デー」。↑ 森村泰昌さん&ザ・モーヤーズさん。「ドラス」。↑ ドラミちゃん。口がチャックになっている。↑森村泰昌さん+コイケジュンコさん「時を駆けるドラス」。 ↑森村泰昌さん+コイケジュンコさん「空を越えるドラス」。 ↑ 梅佳代さんの写真作品。 梅佳代さんの写真集「うめめ」は大好きで、オランダ人の友達にプレゼントで送った。↑ 奈良美智さん ドラミちゃんの像と、後ろは「依然としてジャイアンにリボンをとられたままのドラミちゃん@真夜中」。↑ 篠原愛さん「To the Bright ~のび太の魔界大冒険」。「のび太の魔界大冒険」で、歌う人魚とツノクジラが出てくる場面。↑ れなれなさん「静かな決意」。「のび太の新魔界大冒険」で、悪魔の城に乗り込もうとする場面を、黒板アートで描いている。細かく立体感もあり、びっくりする作品。↑ 坂本友由さん「僕らはいつごろ大人になるんだろう」。「のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」の、人間の指ほどの大きさのピリカ人が住むピリカ星で、スモールライトの効果が切れて元の大きさに戻るしずかちゃんを描いた作品。絵の一番下に、ドラえもんの頭が見える。↑ 記念撮影。↑ しりあがり寿さんのマグカップ。早速コーヒーを飲んだ。しりあがり寿さんの4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」は、新聞の夕刊を取っていたとき見ていた。
2017.12.17
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上野公園で、水で絵を描く男性がおられました。立ち止まる人の希望を聞いて、注文の絵を描いています。海外からの女性観光客2人の顔を、即興で描きました。よく似ています。その女性たちに「アメリカンライオン」と「イングリッシュライオン」の違いを知っているかと問い、知らないと答えると、ライオンの絵を描いて「これはアメリカンライオン」、次に「Lion」と綴って「これはイングリッシュライオン」と説明して笑いを誘っていました。↑ ギャラリーの希望を聞いて、水の絵を描き始める。↑ 馬の注文があった。↑ あっという間に完成。↑ 海外からの観光客女性二人を、即興で描く。特徴がとらえられている。↑ アメリカンライオン。↑ イングリッシュライオン。↑ 時間が経つと、水が乾いて絵が消えていく。
2017.12.14
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最後に、朝夏まなとさんが来られ、ファンの挨拶を受けていました。私は宝塚歌劇団の公演を見たことがないのですが、オランダにいたときは、毎月パリに行ってはナイトショーを見ていました。ムーランルージュ、クレイジーホース、リド、フォーリーベルジェール、パラディラタンなどを繰り返し回りました。いつも北駅近くの宿に泊まっていたので、モンマルトルのムーランルージュは一番多く通っていました。その頃のショーは「FORMIDABLE」で、1992年はマイケルジャクソンさんの姉のラトーヤジャクソンさんが1年間歌っていました。「FORMIDABLE」の曲はお気に入りで、すぐにCDを買って、何度も聞きました。いまだにこれを聞くと、ムーランルージュやモンマルトルを思い出します。ムーランルージュやフォーリーベルジェールと言えば、ミスタンゲット、エディットピアフ、ジョセフィンベーカー、イブモンタンなどが出演していたことで有名です。CDで歌声を聞くと、当時のその場にいたような感じがします。宝塚歌劇団とは関係ありませんが、セガのサクラ大戦シリーズで、帝国華撃団、巴里華撃団、紐育華撃団が設定されています。好きな歌は東京の「檄!帝国華撃団」、パリの「御旗のもとに」、「巴里よ、目覚めよ」、ニューヨークの「地上の戦士」ですが、特に「巴里よ、目覚めよ」はパリのレビューのようでお気に入りです。【朝夏まなとさん(あさかまなと)】↑ ムーランルージュの「FORMIDABLE」、ラトーヤジャクソンさん。(LA TOYA JACKSON)↑ ミスタンゲット。↑ ジョセフィンベーカー。↑ エディットピアフ。
2017.11.25
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宝塚歌劇団宙組で退団される方の出待ち写真です。伶美うららさん、涼華まやさん、彩花まりさん、瀬音リサさんと続きます。【伶美うららさん(れいみうらら)】【涼華まやさん(すずかまや)】【彩花まりさん (あやかまり)】【瀬音リサさん (せおとりさ)】
2017.11.24
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2017年11月19日夜、東京・日比谷の宝塚歌劇団・宙組の5人が退団しました。東京・日比谷の宝塚劇場で行われた退団公演「神々の土地」「クラシカル ビジュー」の千秋楽があり、朝夏まなとさん、瀬音リサさん、彩花まりさん、涼華まやさん、伶美うららさんを出待ちで見ました。また、向かい側の日比谷シャンテ3階には、朝夏まなとさんの衣装が飾られていました。↑ 朝夏まなとさん。↑ 宝塚歌劇 宙組公演。↑ 「神々の土地」「クラシカル ビジュー」。↑ 主な出演者。↑ 「神々の土地/クラシカル ビジュー」、「ベルリン、わが愛」、「ひかりふる路」、「ポーの一族」。↑ 東京宝塚ビル。↑ 東京宝塚ビル。正面。↑ 日比谷シャンテ。↑ 日比谷シャンテ3階にある、朝夏まなとさんのステージ衣装。
2017.11.23
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2017年11月12日に、東京・六本木にある国立新美術館の「新海誠展」に行きました。去年映画館で「君の名は。」を見て、映像の美しさを楽しみました。今回はデビューからの6作品について、詳しく紹介されていました。各所に液晶テレビがあり、名場面の映像が流れ、内容が良く理解できました。絵コンテ、原画、背景画も数多く展示され、その線や絵をみるだけでも楽しくなります。各作品の作画監督などメンバーの紹介もありました。昼に入場したのに、会場を出ると夕方になっていました。6作品は下記の通りです。1)「ほしのこえ」2002年。宇宙と地球に離れた男女の繋がりを描いた物語。2)「雲のむこう、約束の場所」2004年。戦後に日本が南北に分断統治された世界で、主人公が飛行機に乗り、連絡が取れなくなった北海道の女性に会いに行く。3)「秒速5センチメートル」2007年。「桜花抄」、「コスモナウト」と合わせて3部作になる。男女の淡い恋とすれ違いが続く切ない物語。4)「星を追う子ども」2011年。地下世界アガルタを舞台にした冒険ファンタジーの物語。化け物がでてきたり、死んだ人を生きかえさせようとしたり。5)「言の葉の庭」2013年。靴職人を目指す男子高校生と女性教師の物語。雨の描写が美しい。6)「君の名は。」2016年。主人公の男女が夢の中で入れ替わる物語。彗星の一部が地上に落ち、話が大きく展開する。「君の名は。」が大ヒットし、映画に出てくる場面を実際に行く「聖地巡礼」が流行りました。私も聖地巡礼には興味があったのですが、飛騨に行く時間が無く、まだ制覇していません。東京であれば、新宿駅周辺、渋谷、代々木、信濃町、四谷、国立新美術館、そして映画の最後の場面に出てくる須賀神社になろうかと思います。飛騨なら飛騨古川駅、飛騨市図書館、気多若宮神社など。また、映画に出てくる東京の高校の内部設定は、広島市立基町高校の新校舎(中が吹き抜けで周りに教室がある)を参考にしたそうです。↑ 国立新美術館の新海誠展。↑ 「君の名は。」 / "Your name."↑ 千代田線 乃木坂駅。↑ 「君の名は。」の立花瀧(たちばなたき)と宮水三葉(みやみずみつは)↑ 「秒速5センチメートル」。↑ 「ほしのこえ」。↑ 「雲のむこう、約束の場所」。↑ 「言の葉の庭」。↑ 「言の葉の庭」の場面を背景とした記念写真。↑ 国立新美術館の中。↑ 「君の名は。」の中で、この風景があった。↑ 国立新美術館で撮影した夕日。
2017.11.13
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2017年11月5日夕方、東京上野の国立西洋美術館で、「北斎とジャポニスム」展を見ました。浮世絵師・葛飾北斎の絵が印象派の画家に大きな影響を与えており、展示された北斎の絵とモネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガン、カサットなどの絵を比較すると、似ているところが沢山ありました。例えば、北斎の相撲取りとドガの踊子が、双方とも腰に手を当てています。北斎の三匹の子犬とゴーガンの三匹の子犬も似ています。また、葛飾北斎の最も有名な絵である「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は多くの画家を魅了してきたようで、波や富士山を真似た絵や工芸品が紹介されていました。国立西洋美術館はル・コルビュジエが設計した国内唯一の建造物で、2016年に世界文化遺産に登録されました。美術館では松方コレクションも展示しています。松方コレクションについては、「世界名画の旅2 フランス編 朝日文庫 朝日新聞社」p44~57に経緯が書いてあります。オランダで生活していたとき、世界名画の旅1~7を繰り返し読みましたが、特に松方コレクションの「ゴッホ・アルルの寝室」の話が好きでした。松方幸次郎氏は川崎造船所の社長で、第一次世界大戦前後の造船ブームで得た金で、美術品を買いあさりました。画廊に入っては、ステッキで端から端までを指して、全ての絵画を購入したということもあったそうです。川崎造船所が経営破綻し、パリに残ったコレクションは第二次世界大戦後にフランス政府に没収されました。1951年のサンフランシスコ講和会議で、日本全権の吉田茂氏がフランス側に松方コレクションの返還を交渉したところ、フランス政府は作品展示の美術館を造ることを条件に、一部の作品を除いて日本に寄贈することにしました。そして建設されたのが国立西洋美術館です。日本に返還されなかった美術品の一つに、ゴッホの有名な「アルルの寝室」があります。これはパリのオルセー美術館で見ることができます。昔になりますが、海外から帰国し、東京から広島へ新幹線で帰った時の事です。座席に座り、横の座席のご婦人に挨拶をしたのが縁で、会話が始まりました。その方は岡山に住んでおられ、私の両親と同じくらいの年齢の方でした。趣味は美術館巡りということで、印象派の話で盛り上がりました。話題は松方コレクションになり、その女性の知識の多さに驚きました。住所情報を交換し、毎年、見た絵について感想を書いた手紙や年賀状を送り合いました。数年前、そのご婦人のご家族から手紙をいただき、そのご婦人が逝去されたことを知りました。国立西洋美術館や松方コレクションの事を考えると、新幹線の中で偶然にお会いして絵画の話をし、それから数十年も手紙や葉書を交換したそのご婦人の事を思い出します。↑ 東京上野の国立西洋美術館。「北斎とジャポニスム」展。腰に手を当てる相撲取りと、腰に手を当てるドガの踊子。↑ 国立西洋美術館。↑ 購入した「HOKUSAI and JAPONISME」。北斎の絵と印象派画家の絵が比較してあり、似ているところを探すのが楽しい。↑ オーギュスト・ロダンの「カレー市民」。松方コレクション。↑ エミール・アントワーヌ・ブールデル 「弓をひくヘラクレス」。↑ オーギュスト・ロダン 「地獄の門」。↑ オーギュスト・ロダン 「考える人」。松方コレクション。
2017.11.11
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2017年11月5日に東京・上野の森美術館の「怖い絵展」を見ました。上野駅でチケットを買った後、長い行列に並び、約3時間後に入口に着きました。美術館の中も大混雑なので、じっくり絵を見ることは出来ず残念です。「怖い絵」と言えば中野京子さんの本が有名ですが、美術館の中に、中野京子さんの絵の解説がパネルで紹介されていました。怖い絵展に飾られている絵に、キルケやセイレーンが描かれています。若い頃、岩波文庫の「ホメロス・オデュッセイア 松平千秋訳」を何度も読み、キルケ、セイレーンの物語が好きになりました。例えば上記本、ホメロス・オデュッセイア(上)第十歌 p257~にて、魔女キルケがオデュッセウスの部下をキュケオーンという飲み物を飲ませて豚に変えてしまうが、結局オデュッセウスの説得で、キルケは部下を元の人間に戻し、オデュッセウスとキルケは1年間同棲します。この話を読むと、泉鏡花の小説「高野聖」で、旅人たちが若い女性と情を交わして馬などの生き物に変えられてしまう話や、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」で、神の食べ物を勝手に食べた両親が豚に変わってしまうシーンを思い出します。セイレーンについては上記本(上)第十二歌p319~にて、部下には蝋の耳栓をさせて船を漕がせ、オデュッセイアは縄で体を柱に縛り、セイレーンの歌を聞いて半狂乱になっても、海に飛び込まないようにしました。オデュッセウスは、セイレーンの歌声を聴いても死ななかった初めての人かもしれません。ちなみに、サイレンはこのセイレーンが語源です。オデュッセウスは結局、約10年間旅をして、やっと故郷のイタカに戻り、妻のペネロペと生活を始めます。塩野七生さんの「再び男たちへ」文春文庫p29には、「帰宅拒否症なる現象について」というエッセイがあり、オデュッセウスは重症の帰宅拒否症であったと書いてあり、笑ってしまいました。キルケやカリプソといった外の女性と楽しく暮らし、故郷のイタカで待つ妻に虫がつくことを心配してもすぐには帰らず、共にした部下は皆死んでしまいます。旅行三昧の10年間でした。スザンナと長老たちの話は旧約聖書に書かれており、ベルリンでレンブラントが描いた絵を見たことがあります。水浴するスザンナを見た長老たちが、姦淫をさせるように脅迫しますが、断られた事に腹を立て、嘘の告発をするも、その嘘が見破られスザンナの無実が証明されます。レディ・ジェーン・グレイの処刑の絵は、大変大きく、迫力がありました。イングランド女王としてたった9日間王座に座っただけで退位させられ、即位したヘンリー8世の子メアリーから反逆罪の罪を着せられ、1554年に首を切られて処刑されます。絵には、結婚指輪をはめたジェーン・グレイが目隠しをされ、自分の首を置く台を手探りでさがしています。台の下は、血を吸わせる藁が敷いてあります。怖い絵を見終わり、ショップに行くと、紙兎ロペとアキラ先輩が「怖い絵」とコラボしているポストカードがあり、購入しました。毎朝、紙兎ロペを見た後に出勤しています。↑ セイレーンの顔。↑ 東京・上野の森美術館。「怖い絵展」。↑ 長蛇の列。入口まで2時間半掛かった。↑ 上野の森美術館入口。↑ 怖い絵展の主要な絵画。↑ キルケ。↑ 「オデュッセウスに杯を差し出すキルケ」、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス。(イギリス・オールダム美術館)鏡にオデュッセウスの姿が見える。キルケの足元には、部下が姿を変えられた豚がいる。↑ セイレーン。↑ 「飽食のセイレーン」、ギュスターヴ=アドルフ・モッサ。(フランス・ニース美術館)↑ オデュッセウスとセイレーン。↑ 「オデュッセウスとセイレーン」、ハーバード・ジェイムズ・ドレイバー。(イギリス・リーズ美術館)↑ 「スザンナと長老たち」、フランソワ=グザヴイエ・ファーブル。(フランス・ファーブル美術館)↑ ジェーン・グレイと聖職者。↑ 泣き崩れる待女。↑ ジェーン・グレイの結婚指輪。↑ 「レディ・ジェーン・グレイの処刑」、ポール・ドラロージュ。ロンドン・ナショナル・ギャラリー。↑ 紙兎ロペ。アキラ先輩とロペがセイレーンになっている。
2017.11.10
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2017年10月28日(土)に、妻と東京上野の東京都美術館に行き、「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を見ました。ゴッホは浮世絵版画を模写した油絵を描いたりしており、その説明と紹介がありました。オランダ・アムステルダムにあるゴッホ美術館の所蔵絵画の「花魁(おいらん)渓斎英泉による」は、油絵で花魁を描いた絵です。渓斎英泉の「雲龍打掛の花魁」という浮世絵が、フランス雑誌「パリ・イリュストレ」の日本特集号の表紙を飾りました。転写の印刷をしたため、本来は右を向いた花魁の絵が、雑誌では逆の左側を向いた絵になりました。ゴッホはそれを見て模写したため、花魁も左側を向いた絵になっています。この絵にはカエルや鶴も描かれており、これらも浮世絵の絵を見て描いたとされています。他にはゴッホの「種まく人」も展示され、絵を見るとミレーの影響が大きいのですが、絵の中央を大きな木が描かれており、これは歌川広重の浮世絵(名所江戸百景/亀戸梅屋敷)の梅の木のように、枝が画面を分けている構図を真似ているのが分かります。今回は日本に来ていませんが、ゴッホ美術館には「梅の花」というゴッホの油絵があり、歌川広重の亀戸梅屋敷をそのまま模写した絵があります。この絵の両側にはゴッホが漢字を真似て描いています。漢字は吉原とか大黒屋の住所などで、広重の絵とは関係なく、他の絵を見て記したようです。ゴッホはパリ郊外のオーヴェールで亡くなります。ゴッホの死後、日本の画家や文学者たちがオーヴェールを訪れ、芳名録が3冊残されています。この紹介もありました。↑ 「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」「花魁(おいらん)渓斎英泉による」↑ ゴッホ展フェイスマッピングで、あなたの顔がゴッホに変身。↑ ?↑ ゴッホに似ているか分からない。
2017.11.07
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2017年10月15日(日)に、上野の東京国立博物館・平成館に行き、運慶展を見ました。運慶の父親である康慶や運慶自身の作品がずらりと並んでいました。像の目は玉眼といって、水晶の玉を入れてリアルにできています。奈良・興福寺の四天王立像、和歌山・金剛峯寺の八大童子立像など、国宝や重要文化財が集められていました。どの像を見ても、表情が豊かです。一番印象に残っているのは、運慶の三男である康弁の作品である「龍燈鬼立像」、「天燈鬼立像」です。鬼の体の筋肉を見ると、本当に良く表現できたなと感心します。足の筋肉に浮き出る血管まで彫ってあり、ずっと見入りました。全然飽きませんでした。↑ 運慶展。(興福寺中金堂再建記念特別展)↑ 上野の東京国立博物館。↑ 東京国立博物館・平成館の内部。↑ 運慶展。↑ 日本彫刻の最高峰、集結。↑ 運慶学園の紹介。
2017.10.18
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東京・京橋にある翠波(すいは)画廊の方から、2017年10月6日(金)にBS日テレ「ぶらぶら美術博物館」で同画廊が紹介されるとの案内をいただき、番組を見ました。ピカソの版画など紹介されていました。翌日、翠波画廊を訪れ、店内の絵画を拝見しました。画廊の方と話をしている時、ずっと昔、画家のベルナール・シャロワさんが日本の歌手の絵を描いた話を聞いたことがあるが、誰なのか分からないという話をすると、早速画集を持ってこられ、それは浅香唯さんで、画集に絵が紹介されていると教えて頂きました。とても美しい素敵な絵でした。私が若い頃、浅香唯さんと握手をしたことがあります。その時の写真です。↑ 東京京橋の翠波画廊。↑ 私が浅香唯さんと握手した写真。↑ 上記写真の拡大。↑ もう一枚撮った写真。不二家のペコちゃんみたいに、舌をちょっと出している。
2017.10.09
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藝祭はとても面白く、あっという間に時間が経ちました。大学を出て、上野公園へ行きましたが、途中は藝大の皆さんの露店が続きます。上野公園の広場では、巨大な作品が置いてありました。
2017.09.13
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2017年9月10日に、妻と一緒に上野の東京藝術大学に行き、藝祭2017を見てきました。絵画棟を回るだけで時間がかかり、他の棟や、音楽学部は次の機会にしました。難解な作品が多く、立ち止まっては、これは何だろうと妻と話し合っていました。↑ 上野の東京藝術大学。↑ 絵画棟を見ることにした。↑ 道路を挟んで、反対側は音楽学部がある。↑ 校舎の窓から、東京スカイツリーが見えた。
2017.09.12
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上野の東京都美術館で、ボストン美術館の至宝展が開催されているので見に行きました。今回の目玉はゴッホがアルルで描いた「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」と、「ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人」の絵です。ルーラン夫人の絵の右下に、「La Berceuse: ゆりかご」という文字が描かれていると案内にあったので見ると、確かに赤塗りの上に赤い絵の具で書いてありました。ゴッホはルーラン夫妻の絵を複数描いており、私は似た構図の絵をオランダのクレラーミュラー美術館、アムステルダム市立美術館、アメリカのニューヨーク市立美術館、メトロポリタン美術館で見たことがあります。また、クロード・モネの絵で「アンティーブ・午後の効果」という絵が来ていました。以前画集を見て、本物を見たいと思っていたので良かったです。フランス・コートダジュールのニースとカンヌの間にアンティーブという町があり、地中海とその要塞都市、そして雪をかぶったフランスアルプスが午後の光に照らされた風景を描いた素敵な絵です。今回の展示会には来ていませんが、ボストン美術館ですぐに思い出すのは、ポール・ゴーギャンの大作である「我々は何処から来たのか、我々は何者か、我々は何処に行くのか」という絵です。ゴーギャンはこの絵を描いた後、砒素を飲んで自殺未遂を起こします。その他に、クロード・モネの「日本娘」も有名です。妻のカミーユに赤い着物を着せて描きました。
2017.07.31
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先週の日曜日に、千葉市美術館で「ウォルタークレインの本の仕事」展を見ました。ウォルタークレインは19世紀にイギリスで版画による絵本を沢山制作した有名な人で、私も以前読んだ本に紹介されていたので知っていました。子供向けのアルファベットの教材から、美女と野獣、シンデレラ、長靴をはいた猫などの童話の色刷り本も作っています。花を擬人化した絵もありました。中には私の知らないストーリーの絵本も紹介されていました。例えば青髭(Bluebeard)は知らず、掲示の絵本を読んで知りました。強欲で金持ちな青髭男と仕方なく結婚した妻が、留守中に絶対に開けてはいけないと夫から言われた部屋に入ると、部屋中血だらけで、男の前妻の死体がありました。部屋を開けた事に気づいた夫が妻を殺そうとしますが、後は読んでのお楽しみです。絵本はどれもシンプルな英語で書いてあるので、話が良く分かりました。ウォルターは浮世絵の影響も受け、影の付け方も、線ではなく、浮世絵のように黒一色で表したりしています。ある絵本の中にも、浮世絵が描かれていました。見るだけでも大変な量の作品が掲示されており、最後は駆け足のようになりましたが、内容は十分満足しました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Last Sunday, I saw "Walter Crane's book creation exhibition" at Chiba city museum of art. Mr.Walter Crane is very famous English man who was artist and book illustrator in 19 century. I knew his works to see some art books. I could see many his works from alphabet textbook for children to colored beautiful books of fairy tails, for example, "Beauty and beast", ”Cinderella", ”Puss in boots" etc, and added that beautiful pictures flowers personalized. I did not know some stories about the fairy tails that I learned in this exhibition. For example, "Bluebeard". A lady got married with ill-famed blue-beard man. When he left a house for his business trip, he passed some keys for all rooms, he made her promise not to open one small room. She fired by curiosity and opened the room her husband banned to open. Then she got a shock to find his ex wife's dead body was hidden there. After his back home, he found her open the room secretly. He got anger and tried to kill his wife. What would happen her ! His books are written by simple English so that I could read it. Mr.Walter was influenced by Japanese UKIYO-E or Japanese woodblock prints made in Edo era. When he drew dark side in his book, he not drew many lines but blackened the area simply like UKIYO-E way. And I could see UKIYO-E in his books. I enjoyed a lot to see many his original works though time was not enough.↑「ウォルタークレインの本の仕事」展。/"Walter Crane's book creation exhibition"↑「美女と野獣」の絵本の一部。/ A part of "Beauty and beast".↑美女。/ "A beauty"↑ 野獣はまるでイノシシみたい。/" A beast". he is like a wild boar.↑ 千葉市美術館 / Chiba city museum of art.↑ 旧川崎銀行千葉支店の建物の中に美術館がある。/ The museum is in the building of former KAWASAKI BANK CHIBA BRANCH.
2017.05.26
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