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約10日のご無沙汰です。すみません。この間の出来事に関しては追々ということで。 今日は友人と表参道ヒルズへ行ってみました。 お店を巡ってらせん状にぐるぐる回るような構造になっていて、友人と2人でとにかくひたすらぐるぐる回ってました。できたばかりということもあり、平日の昼間にも関わらずかなりの混雑。土日祝日なんて大変なことになっているんだろうな。 いくつかお店をのぞいてみたんですが、さすが表参道。高い。生協なら80円で売ってるよ?というようなノートが4桁の値段だったりする。どの商品もこの値段からゼロを1つ取って2で割った値段でなら買ってもいい、といったところ(…)。 結局表参道ヒルズは歩いただけで終わってしまったのですが、表参道ですごい掘り出し物を見つけました。FERRAN NEWYORKが閉店セールをやっていて、なんとバッグが90%オフだったのです。これは買いでしょう!と購入。しかも2つ。やはりいろんな所に行ってみるものです。
2006年02月28日
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まずは写真を。先日買ったうさぎちゃんです。何度も目が合ってしまい、心を動かされて我が家へ連れてきてしまいました。覇気はなさそうだけど本当に和みます。荒んだ心をなぐさめてもらおうっと(泣)。 ところでこれもやはり先日のこと。電車に乗っていたら隣に人が座ったのです。フードを被っている時点でどこか怪しかったのですが、その後この人が出た行動がすごかった。 物を食べはじめたんです。別にそれだけ聞いても驚かないと思うのですが、食べている物がすごい。まずするめにマヨネーズをつけて食べていました(通勤電車で調味料を使う人を初めて見た)。しかもその合間にミルクティーを飲んでるんですよ。「へっ?するめにミルクティー?」と食べてもいないのに不快感。そして今度は巻き寿司とミルクティーを一緒に(もちろんしょうゆ使用)。この度胸とセンス(?)は一体何なんだと本気で不思議になりました。おかげで話のネタを提供していただけたのはありがたいんですけど。
2006年02月17日
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国立劇場文楽公演の第2部を観てきました。チケットを取るときにスケジュールを勘違いをしたらしく、4日間に3つの観劇が詰まってしまいました。 演目は「小鍛冶」と「曽根崎心中」の2つ。「小鍛冶」の稲荷明神の人形の動きは狐つながりということで八重垣姫(「本朝廿四孝」狐火の段)の動きにそっくりでした。とにかく激しく動く動く。 「曽根崎心中」は吉田玉男さん休演のため、徳兵衛を遣う人形遣いが桐竹勘十郎さんに変更。やはり玉男さんの徳兵衛とは印象が違います。 勘十郎さんの徳兵衛は若くて生々しいものでした。生々しいという点では歌舞伎の「曽根崎心中」に近いように思います。情熱的というか若気の至りというか…そんな徳兵衛。 一方玉男さんの徳兵衛は生々しさを超越したところにあって、神様か仙人が遣っているようでした。今まで徳兵衛といえば玉男さんで、比較対象がなかったので、今回の勘十郎徳兵衛を観て初めて気が付くところも多く、刺激になりました。 そういえば今回の「曽根崎心中」は出遣い(人形遣いが頭巾を被らずに人形を遣うこと)が最後の天神森の段だけでした。前回(一昨年?)観たときは他の場面も出遣いでしたし、舞台写真をいくつか見てもやはりそうだったので、今回は何か意図なり理由なりがあるのかしら、と少々気になりました。 ちなみに客席に赤川次郎さんがいらっしゃるのを発見。それと私が「いつか文楽公演の時に客席でばったりお会いできたら嬉しいな」と思っていたある方が客席にいらっしゃるのを発見。そういう意味でも刺激的な文楽鑑賞でした。 帰宅後さらなる刺激的な出来事が。ある雑誌の編集部から電話が来たのです。先日この雑誌の読者プレゼントのコーナーに応募したのでさてはそれが当たったかと思ったらさにあらず。応募葉書の自由記述欄に書いたコメントを、読者投稿欄に掲載させてほしい、とのことでした。載せてくれるというのなら載せてもらおうということで承諾。さらに名前を出すか出さないかの希望を聞かれ、どうせなら名前を売っておけ(?)と名前掲載も承諾。別に載ったからどうなるわけでもないですが、記念にはなります。でもどうせならプレゼントを当ててほしかったな。
2006年02月16日
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3日の夜の部に引き続き今日は昼の部を観劇しました。昼の部は演目と配役を見た時点で「あまり期待できないなぁ…」と思ったというのが正直なところ。ところが嬉しい大誤算の演目がありました。それが「極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)」です。 話の内容は、町奴(町人)の幡随院長兵衛と旗本奴(武士)の水野十郎左衛門が対立。水野からの招きを受けた長兵衛は子分や妻子に後事を託して命を捨てる覚悟で水野邸に赴き、水野の刃に倒れる、というもの。長兵衛役の吉右衛門さんの言葉をお借りすれば「封建制の時代に町人が旗本と対立して立派に死ねる」という誇りが核となっている演目、ということになるのでしょう。 平成15年の5月に團十郎さんの長兵衛で観たのですが、そのときはひどい話だな、程度の印象しか持てませんでした。死ぬのがわかっていて出かけていくというのも馬鹿げているし、水野のやり方も汚い。なんでこんな演目が今まで上演されつづけているのだろうと不思議で仕方ありませんでした。 しかし今回の観劇で印象ががらっと一変。それは吉右衛門長兵衛が先ほど挙げたような誇りを感じさせるものだったからだと思います。冷静に考えてみれば馬鹿馬鹿しいことなのかもしれないけれど、その誇りが格好いいと思えたし、何より吉右衛門長兵衛が格好良かった。「人は一代名は末代の幡随院。今が命の捨て時だ。」の台詞なんて本当に惚れ惚れとしてしまう。そういう台詞を言える長兵衛もすごいし、そう言って様になる吉右衛門さんもすごい。同じ演目でも演者によって全く違うものになるという至極当たり前のことを改めて実感した「幡随長兵衛」でした。 そして長兵衛の女房のお時役の玉三郎さんがまた良かった。夜の部の「京鹿子娘二人道成寺」も良かったのですが、私としてはお時役の方が感激が大きかったです。というのは、非常に贅沢な話なのですが、玉三郎さんの道成寺がいいのは当たり前、という意識が出来上がってしまっていたからだと思います。良くても「そりゃそうだ。玉三郎だもん。」の一言で終わってしまうというか。その点お時という役、町奴の女房という役は、玉三郎さんのイメージにぴったり、という役ではない印象があって、さてこれを玉三郎さんはどう演じるのだろうかという姿勢で観ていました。 玉三郎さんのお時がまさしく「姐さん」なのにびっくりしました。長兵衛の子分に頭を下げられて遜色ない貫禄。そして長兵衛が死にに行くと知って、もちろん悲しいのだけれど親分の女房として覚悟ができている。その様を見せられるってすごいことだと思うのです。玉三郎さんの芝居を見て思うのは、その役になったときにその人の生活も過去もなにもかも背負って存在しているということ。お時はまさにそうで、たとえば長兵衛の着替えを手伝う場面を見ても、そこに生活と習慣が感じられる。他にも挙げていけば切りがないのですが…よかった。親分も姐さんも。 ところが親分と姐さんの子どもの役が宗生君(橋之助さんの次男)なのですが、あれはちょっと…。せめて元気だけでもあればまあいいかと思うのですが、なんだか冷めているし声を作るわけでもないしせっかくの親分と姐さんの芝居も坊ちゃんが現実に引き戻してしまうというか。いくら子役とはいえ、重要な役なのだから選んでほしいと思わずにいられませんでした。この演目に関しては以上。 「あまり期待できないなぁ」という予想を裏切らなかったのが「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」の陣門組討。後白河法皇の御落胤である平敦盛の命を救うため、熊谷直実が敦盛を討つと見せかけて実は身替わりに自分の息子の小次郎を討つという場面。直実は幸四郎さんで敦盛は福助さん。 今回の上演ではいつもと違ったことをいろいろやっていました。敦盛と小次郎が密かに入れ替わっていたという場面で「はい、ここですりかわりましたよ」とばかりに顔を見せたりとか、敦盛の妻の玉織姫が平山武者所に斬られる場面を浪幕の前で済ませてしまうとか、遠くにいって小さく見える様を表現するために普段子役を使うところを使わないとか、二セ敦盛の小次郎と熊谷のやりとりの場面でなぜか遠くの船が動いていたりとか(単に私が知らないだけで実はよくやる方法、というのがあったらごめんなさい)。でも工夫したわりには「そうやったからといって別に…」とか「いや、それはやらん方がいいでしょう」という感想に至るものがほとんど(というか全て)。 でもそれ以前に配役の時点でいかがなものかと思ってしまうのですが…。幸四郎直実はもっともらしくやるならもっともらしくやるなりの熱を感じさせてほしいのに、逆に「あの、本当に戦いに来てるんですか?」と聞きたくなってしまうような緩慢さを感じました。ただそうでなくても以前観た吉右衛門直実と比べてしまうと断然吉右衛門直実の方がいいと思う。「妹背山婦女庭訓」の大判事役のときも感じたのですが、吉右衛門さんの台詞には目の前に新たな世界を広げる力があるように思います。幸四郎直実を見ていたらふとそんなことが頭に浮かびました。 福助敦盛は、なんていうか…美川憲一さん系統なんですよね。「玉の様な御粧ひ。情なや無慚やと。」という感じではない。あとは福助さんらしい感情的な敦盛で、それが今まで観た敦盛とは異質に思われました。 役者さんに関してはこんな感じなのですが、あとは全体として、今さらながら、人形浄瑠璃として上演した時、振りも含めて丸本に書いてあるとおり演じられるということは大きな強みなんだなと感じました。
2006年02月14日
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国立劇場文楽公演第一部を観に行ってきました。が、あいにくの体調不良で集中できず。最後まで観るには観たんですが、細部までは目が向けられませんでした。残念。「関取千両幟」という作品で、場面転換の間に三味線の曲弾きがあるんです。そればかりが印象に残っています。とはいっても曲弾きの技術をすごいと思う反面曲弾きという行為自体はいいと思えないのですが。 あとは今回の公演、玉男さんの休演に加えて文吾さんも出演されていないのです。なんだか心配だなぁ。 ちなみに今日はNHKの中継の打ち合わせがあったのか、NHKのスタッフの方達が多くいらしていました。あとは「演劇界」の劇評を書いておられる方を二人ほどお見かけしました。 まともな感想も書けず申し訳ない。このままで終わるのもなんなので写真でも載せてみようかと。 先日浅草のカフェ・ムルソーでいただいたショートケーキです。隅田川沿いにある、とてもながめのいいお店。ケーキの味もなかなか凝っていました。
2006年02月13日
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少々ご無沙汰しました。先日大学で友人とばったり会いまして、久しぶりだったので喜んでいたら、別れ際に彼女が「ねこっぽの更新楽しみにしているから」と一言。それを聞いて「そうだ、更新しなきゃ」と思いつつここまでずるずる来てしまいました。面目ない。そんな事情ですので、後ほど2月10日分も更新する予定です。決してネタには困って更新しなかったわけではないので。暫しお待ちくだされ(追記:10日分、更新しました!)。 さてまずは11日。地域伝統芸能まつり@NHKホールを観に行ってきました。これは「日本各地に脈々と受け継がれて来た芸能を保存、伝承し、地域の活性化をはかる取組み」(パンフレットより)で、今回で6回目。2日間に渡って行われ、1日目と2日目で演目が異なるのですが、私は1日目を選びました。プログラムは以下の通り。1. 阿波踊り(徳島県徳島市)2. 藤守の田遊び(静岡県大井川市)3. 大塩天満宮獅子舞(兵庫県姫路市)4. 半能「融 酌之舞」(シテ:梅若六郎 ワキ:森常好 笛:藤田六郎兵衛 小鼓:大倉源次郎 大鼓:亀井広忠 太鼓:助川治)5. 祇園のお座敷遊び「拳」(京都府京都市)6. 桐生八木節(群馬県桐生市)7. 講談「め組の喧嘩」(一龍斎貞水)8. 竿燈(秋田県秋田市)このイベントのいいところは様々な演目を一度に見られてしかも無料ということ。無料といっても予め観覧申し込みをしなければならず、何年か前に聞いたところによるとその倍率は10倍とのことで、そう簡単にも観られないらしいのですが(というわけで今回私は葉書を5通投函。当たったのは1通。)。ちなみにこの公演の様子は1. 3月4日(土)13:30~17:00 @衛生第2テレビ2. 3月11日(土)14:25~17:00 @教育テレビ3. 4月23日(日)14:00~16:25 @衛生ハイビジョンで放映されます。ご興味のある方はぜひどうぞ。 すごかったのは3.の大塩天満宮獅子舞。獅子の遣い手が上に持ち上げられた状態(騎馬戦のような状態で獅子の遣い手を大勢が支える)で登場。動きがあまりに激しくて、数人がかりで支えないと遣い手が落ちてしまいます。あと獅子の胴の部分が、布ではなくて毛でできているんです。しかもとてもつややかな毛。何の毛だろうと思ったら馬のたてがみとのことでした。 5.の祇園のお座敷遊びでは、舞妓さんに芸妓さんが4人づつ、計8人が登場。幕が開くと「おお~」とどよめきが。一緒にお茶屋のおかみさんも登場したのですが、感じの良さとか気配りとか、なるほど、ああいう人がおかみさんなんだ、という感じ。ちなみにこの場面ではステージ上に祇園のお茶屋さんが再現されたのですが、お客さんとしてこのイベントの実行委員会会長である梅原猛さんも登場。 これらの芸能が観られたことも収穫だったのですが、さらなる収穫も。 収穫その1。ロビーにいくつかチラシが置いてありまして、その中に地域文化資産ポータルなるもののチラシがありました。「北海道から沖縄まで自治体が保有する伝統芸術等の映像をインターネット上で公開するポータルサイト」で、「「祭り」、「口承文芸」、「伝統芸能」、「伝統技能」、「習俗」の5つの分類に別けられ」」た「100本の映像コンテンツを公開」(チラシより)とのこと。2006年4月1日公開予定だそうです。URLはhttp://bunkashisan.ne.jp 。 収穫その2。会場ロビーには各地の観光PRコーナーが設けられていまして、終演後PRコーナー巡りをしていたら、大阪府のコーナーがあるのを見つけました。パンフレットを配っていたので何気なくもらったところ、パンフレットの入っていた袋に文楽の首(かしら)の絵が描かれているではありませんか。ちょっと得した気分。 さらに中を見たところ、入っていたのは観光PRの冊子ではなく1.天王寺の舞楽のリフレット 2.難波大社生國魂(いくくにたま)神社略誌 3.重要無形民族文化財指定住吉の御田―住吉大社「御田植神事」略記― 。観光PR誌なら有楽町辺りで簡単に手に入りますが、今回手に入れたもの(特に2と3)は普通は直接寺社に行かなければ入手できなそうなものだったので、つくづく今日は来て良かったわ、と感じたのでありました。
2006年02月11日
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今日は用事があって大学へ行ったのですが、帰ろうとしたところでばったりと先輩にお会いしました。しかもなんとお茶に誘ってくださった。というわけで思いがけなくティータイム。何しろ最近節約生活を送っていたので「こんな風にお茶をするなんて結構久しぶりかも」なんぞと思ってしまいました。もちろん思っただけですよ。こんな話、先輩にはお話できません(笑)。 ここのお店、デザートには必ずアイスクリームが付いてくるのですが、フレーバーがちょっと変わっている。チョコミントはいいとして、あとの2つが焼きリンゴとオリーブオイル。焼きリンゴってリンゴと何が違うの?オリーブオイルってただのオリーブじゃなくて油?気になってしかたなかったので私がオリーブオイル、先輩が焼きリンゴに挑戦。お互いのアイスを分け合って両方を試食。 まず焼きリンゴは、確かに“焼き”リンゴでした。アップルパイ系の味なのかもしれない。先輩曰くハーゲンダッツに似た感じのフレーバーがあるとのこと。一方オリーブオイルは果たしてオリーブオイル味かどうかはわからないけど、すごくさっぱりしたアイス(というかシャーベット)でした。ただあっさりしすぎていてあまり食べた気はしないかも。食後の口直しには適しているけど、デザートそのものを楽しむのだったら焼きリンゴ味の方がいいんじゃないかな。何はともあれ珍しいものをいただきました。 さてこの先輩と二人だけでこんなに長くお話させていただく機会は今までなかったので、お茶に誘っていただいただけで大変ありがたかったのですが、実用的な話とか、経験談とか、アドバイスとか、とにかくいろんな意味でためになるお話を伺うことができて、「せ、先輩~(涙)」と感激モノでした。よく人とのつながりを大事にしなさいというけど、本当にそうだな、と思った。空元気かもしれないけど、なんだか活性化されました。 さてこの日、前から聞いてみたいと思っていた義太夫を録音したものを拝借することができたので、家に帰って早速聞いてみました。この演目の名人として必ず名の挙がる大夫のもので、それなりに古い。どの文献を読んでもこの大夫のこの演目はいいと賞賛されているので、期待が膨らむ反面、期待のし過ぎで逆によく思えなかったら嫌だな、という変な心配もしたりもしました。 心配は取り越し苦労に終わりました。すごく良かった。技術的なことは全く分からないけど、義太夫って実はこんなにすごいものだったんだ、と驚かされました。たとえば今まで昔の義太夫に執心していた人の話などを読んだときに、そこまでのめりこむ心境が理解できなかったんです。非常に失礼な言い方だけれど、そんなに義太夫って惹き付けるものがあるのかしら、と。でも、今回の録音資料を聞いて、やはりそこまでのめりこむ心境は理解しきれないのだけれど、義太夫の持つ、人の心に染み込み、動かしていく力を強く感じることができました。 私の大好きな本『文楽の研究』(三宅周太郎著)に次のような部分があります。〈一と口で義太夫とは何かといえば、結局、それはそれらの古書にある「夜歩きの友」という言葉で代弁せられるかと思う。(中略)「夜歩きの友」とは即ち、この人生を歩いて行く上の多難な道の友の意味に近い。(中略)この人生ではいわゆる孤独ではない、寂寥ではない、荒涼ではない、が、ある種の人には全身的に、どんな幸福な刹那でも、ある「独り」の感がひそんでいるはずである。全くの独り、この地獄は結局ある種の人間には永久に去り難い魔物であろう。義太夫とはそういう場合の、そういう心境の「友」として発生したと思うのが、私の今までの研究の結論である。真っくらな独りの夜の友、こういう心境の許に、人間の声が自然に鬱して唄われたものこそ、義太夫の思想的起源ではなかろうか。〉 この部分、好きなんです。あくまでも「そうだったらいいな」という意味で。そしてできることなら「そうだよな」と思えるようになりたい。そのときに今日聞いた義太夫は力になってくれるのではないか、という気がしました。
2006年02月10日
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これ!というネタもないのでタイトルはストレートに(というかそのまんま)。節約生活一応継続中。初めのうちは「おおっ。これをこうすれば~円浮くぞ!」というのを楽しんでいたのですが、最近は削れるところはあらかた削ってしまったので上記の類の感動はあまりなく…。今日は5:00起きでお弁当を作りました。ここまで来ると削るといったら食費くらいしかないもんで。でも早起きしたおかげでなんだか今日は1日を有効に使えた気がします。ちなみに家を出るとき父親に「どこに行くの?」と聞かれたので「大学だけど」と答えたら「暇つぶし?」と返された…。やはり売られた喧嘩は買うべきなのでしょうか。それにしても今日は大学はやけに賑やかでした。どうやら今週は卒論発表会の期間らしい。もう一年も経っちゃったんだなーとしみじみとしました。去年の今頃は「質問が出たらどうしよう」なんて心配してたなーとか。話変わって。今日大学から帰る途中こんな人を見かけました(想像してみてください)。1、顔はアイフルのCMにチワワと一緒に出てくる俳優さん(名前が分からん…)似。2、館ひろしさんが着ていそうな黒の革のコートを着ている(後姿だけ見れば「おおっ!?館ひろしか!?」と思ってしまう)。3、子どもを乗せるための椅子の付いたママチャリに乗っている。4、ママチャリでヨークシャーテリアの散歩をこなしている。5、自転車の速度はかなり遅いのに、このヨークシャーテリアは付いていけていない。なんていうんでしょう…「ママチャリでダメ犬の散歩をする館ひろし」って感じですかね。全体として本当にバランスが取れていなくて笑いを堪えることができませんでした。笑えるつながりであと1つ。ANAのエコ割のCM、ご存知ですか?西岡徳馬さんと秋本奈緒美さんが夏のサンタモニカでロケをしていると見せかけて実は冬の日本海だった、というもの。真顔で「だってサンタモニカじゃないもん」と言い放つ西岡さんがたまらないです。
2006年02月06日
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2日初日の2月大歌舞伎の夜の部を早速観劇してきました。なるべく早めに観ておこうという理由だけで3日にしたのですが、考えてみれば3日って節分なんですよね。というわけで、役者さんたちによる豆まきがあったのです。ちょっと得した気分。 とはいうものの役者さんたちが豆を撒くのは舞台から。私がいるのは三階席。さすがにここまで豆が飛んでくるわけがないよなーとボケーっと見ていたのです。そしたら!背後から突然豆が飛んできた!何事!?と思ったら歌舞伎座の係りの方が3階、さらには4階の幕見席からも豆を撒いていたんです。やっぱり災いを払って福を呼ぶ行事だけにすみずみまで豆を撒くみたいです。おかげで私も豆をいただくことができましたv(^_^)v。私が知っている限り、歌舞伎座で何か物をもらえる機会というと、1.道成寺の手拭撒き2.初午の日に振舞われるお汁粉3.節分の豆まき がありますが、3が一番もらえる人が多いのではないかと思います。ただ2のお汁粉は先着でいただけるので、運に左右されず力技でどうにかなるので一番確実かも。 さて舞台の感想を。1つ目は「梶原平三誉石切」。讒者といった悪人のイメージの強い梶原景時が思慮のある武将として登場する芝居です。今回は配役がなぁ…。以前(歌舞伎座・平成15年11月)に見たときは梶原…仁左衛門さん 六郎太夫(婿に三百両の金が必要となり、刀を売りにくる)…坂東吉弥さん 梢(六郎大夫の娘)…芝雀さん今回の配役は梶原…幸四郎さん六郎太夫…歌六さん梢…芝雀さん 私としては前回の方がよかったな、と。梢役の芝雀さんは前回と変わりませんが、周りが違うと前回と違って見える部分もあると思うし。 幸四郎さんの梶原は、当たり前だけどいかにも幸四郎さんらしいものでした。変な表現ですが、地を這ってうねっているような印象を受ける芸。仁左衛門さんの梶原はさわやかだったけど、同じ役でも役者によって全然違う。幸四郎さんはもっともらしく演じることでそれなりに立派に見せてしまう。それがいいのか悪いのかは別ですけど、でもこういう持ち味が生かせる役もあるんだろうしなぁ。 この作品の見せ場は六郎太夫が持参した刀が名剣であるという証拠に、梶原が鶴岡八幡宮の手水鉢をまっぷたつに切るところ。この場面でいくつか型があるようで、前回見た仁左衛門さんは六郎太夫と梢を手水鉢の左右に控えさせ、前を向いてまっぷたつに切るというものでした。今回は吉右衛門型だそうで、梶原は客席に背を向けた状態で手水鉢に刀を当てるんです。すると当ててから少しして手水鉢がパカっと割れます。ちなみに六郎太夫と梢は舞台中央あたりから二人並んでこの様子を見ているという形。 あとは手水鉢を切った直後に梶原が「刀も刀」と名刀を誉めると、六郎太夫が「斬り手も斬り手」と梶原を誉める件があります。その直後に大向こうから「役者も役者」と入ることがあるのですが、昨日は入りませんでした。あれ、結構好きなんだけどな。 六郎太夫の歌六さんは様々な面において中途半端な印象がありました。梢とのやりとりも見ていてどこか冷めてしまう。 梢の芝雀さんは相変わらずかわいいのだけれど、まだ外面に内面が追いついていない印象。もう少し日が経てばバランスが取れるのではないかと感じました。 豆まきと休憩を挟んで2つ目は「京鹿子娘二人道成寺」。平成16年1月に玉三郎さんと菊之助さんのコンビで好評を博した舞台の再演です。普通「京鹿子娘二人道成寺」というと花子と桜子という二人の白拍子が出てくるものなのですが、玉三郎版は花子というひとりの人間の陰と陽の部分を出そうというもの。 まず目を見張るのは菊之助さんがこの2年で大きく成長したなということ。(前へ前へと進もうとしているという意味での)内面の充実から来る強さが感じられました。それだけに今の菊之助さんが持つ魅力を生かして菊之助さんだけの道成寺を観たいという気がしたのも事実。菊之助さんだけだと「ああ、大きくなったな」と感じても、そこに玉三郎さんが並ぶと「そうはいってもまだまだだな」と感じてしまう。酷な話だなとは思うのですが…。ただ玉三郎さんが意図する陰と陽という点では玉三郎さんと菊之助さんの組合せは最高だと思います。 踊りとしては同じ振りをする二人を比べられる機会が多いのが面白いです。観客にとっての見え方の違いって、踊り手にしてみればほんのわずかな動きの違いなんだろうなとつくづく感じました。菊之助さんの動きと比較して感じたのですが、玉三郎さんの踊りは体の芯がぶれないのです。その点菊之助さんの踊りにはまだ贅肉がある。 踊りについていろいろと考えるには面白い演目だと思いました。昨年12月の「船弁慶」のような特別な問題意識があるわけではないけれど、もしかしたら何度か幕見に通うかもしれません。 ちなみに所化(坊主)に門之助さんと猿弥さんが出ているんです。門之助さんが花道から出てくる所化たちの先頭で「聞いたか聞いたか」と言う役。これまで耳にした「聞いたか聞いたか」の台詞の中で一番和みます(笑)。猿弥さんは時間つなぎのための舞の話(洒落も含めてひたすら舞に関する話をする)係。「ああ~猿弥さんだよ~」と思ったらひどく懐かしく感じてしまいました。「京鹿子娘二人道成寺」に関しては以上。 最後が「人情噺小判一両」。人情噺というので文七元結のように落語をもとにした心の温まる話かと思ったら、案に相違して暗い結末を迎える物語で「…へっ?」とびっくり。浪人に一両を恵んだところ、その好意にプライドを傷つけられ、その浪人は自害してしまうという話なんです。テーマとしては嫌いではないんだけど、芝居の作りとして安易だよなぁ…という感じ。伝えたいことを何でもかんでも台詞にすればいいってものじゃないと思うんだけどな。主な出演者は菊五郎さんと吉右衛門さん。なんとなく見慣れない組合せですが、お二人とも役と合っていてよかったのではないかと。 かなり長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。
2006年02月03日
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先月の下旬から節約生活を始めてみました。なんかもっとお金を大事に使わなきゃなーと思って、「よし、節約だ!」と。お金を使って楽しむのもいいけど、お金を溜めるのを楽しむのもいいよな、と思うし。今まで節約意識を持って生活していなかったので、削れる部分はたくさん。たとえばバスを使うのをやめて歩くことで往復340円の節約。ペットボトルを買うのをやめて、家から持っていくor給湯室で用意すれば約150円の節約。その他ネットでポイントを溜めて金券と交換したりとか、引出しの中に眠っていた割引券を引っ張り出したりとか、節約しようと思えばいろいろ方法はあるんだよなぁ。最近はいかに安上がりにするかを考えるのが楽しみになりつつあります。今日も某所へ行くためのルートを往復で320円安くする方法を発見し、大喜びしてました。節約生活で忘れてはいけないのが収入と支出の記録。excelでばっちり付けてます。その名も「ねこっぽのおさいふ」(笑)。こういう記録って付け始めるとハマるんですよね。
2006年02月02日
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