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今回は「言葉のパターンと意識レベルの関係性」というテーマで見ていきたいと思います。
言葉が変われば意識が変わります。また意識が変われば言葉が変わります。「鶏が先か、卵が先か」の話になりそうですが、その言葉と意識の関係性を見ていきましょう。
言葉のパターンと意識レベルはある程度の連動性があります。たとえば、
・「ごめんなさい」「すいません」→罪悪感の意識レベル
・「ありがとう」→感謝の意識レベル
・「ま、いっか」「ま、そういうこともあるよね」→楽観の意識レベル
・「どうせ無理だ」→無力感の意識レベル
などがあります。この言葉のパターンによって意識のレベルに影響を与えます。
外部からの刺激や情報が、意識レベルのフィルターを通り、呼び起こされ、「感情・反応・行動」が変わってきます。そして、出てくる結果も違うものとなるのです。
意識レベルを上げるコツは言葉を変えることです。「自分はどこの意識レベルにいたいだろうか」と考えて、言葉を選ぶことです。たとえば「ごめんなさい」より「ありがとう」を使えば、感謝の意識レベルに上げることになります。
また、簡単な方法として「他人になりきり法」があります。
たとえば、愛の意識レベルだったら、マザー・テレサになりきってみたり、相手のおばあちゃんになったつもりで言葉を選んでみるのです。すると、普段の自分とは違ったセリフが出てきたりします。
このように、意識レベルのイメージにあった人になりきってみることが、簡単に意識レベルを変える方法です。
意識レベルには段階があります。そのため、無力感の意識レベルにいる人であれば、まず怒らせたりして、怒りの意識レベルに上げる必要もあります。これは次の段階に行くために必要な途中過程なのです。
どんなことを口ぐせで呟いているか、または、心の中でどんな言葉を言っているかを注目してみると、どこの意識レベルにいるかが推測できます。それは、使っている言葉に意識が表れているからです。
ここからは「言葉で考える子育て術」というテーマで言葉を見ていきましょう。
子供に言葉で伝えるとき、どんなことを心がけていますか? 大切なのは「こうなってほしい状態を伝えること」です。
たとえば、水の入ったコップを渡して「こぼさないでね」と伝えると、子供は水をこぼしてしまいます。これは“こぼす”を意識してしまうからです。
ですから、伝えるときはこうなってほしい状態を伝えることです。コップを渡したときは、「しっかり持ってね」と伝えることです。他にも、「走らないでね」ではなく「ゆっくり歩いてね」などです。
「○○しないでね(否定形)」ではなく、「○○してね(肯定形)」で伝えることが大切です。「こうなってほしい状態」を親は考えるのです。
また他にも、「今日どうだった?」と子供に聞くと、よくないことを伝えてくる可能性もあります。なので、「今日何が楽しかった?」と聞くと、楽しかったこと、ワクワクしたことに焦点を当てるようになります。
さらに「あなたはどう思うの?」「どう考えるの?」ということを聞いてみることが大事です。これは子供の「自分基準」を育てるために必要なのです。
いかがだったでしょうか? 今回は「言葉のパターンと意識レベルの関係性」というテーマでまとめてきました。
使う言葉を変えたり、偉人などになりきってみると、意識のレベルも簡単に変えれそうですね。「なりきる」というのは、一つのテクニックなのです。
さて明日は、これまでの内容をまとめたいと思います。全体的に見て、アファメーションを考えていきましょう。お楽しみに!
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考】
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「停滞している」と感じたときに活用した… 2023/07/14
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