日本語で話そう

January 9, 2015
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カテゴリ: 中山道六十九次


鵜沼宿から次の加納宿までは16.8Km有る。
宿場から宿場がとても長いので、お城見物して如庵でゆっくりしたので出発が遅くなった不安が付きまとう。
加納宿(岐阜)に宿が取ってあるのでなんとしても夕暮れまでには到着したい。

道はあまり面白味のない、民家が多い地区を進む。
平坦な道ではあるが、山の中と違って、緑がすくないのは旅人にとって寂しい。それに何より、岐阜に近づくに連れて、伊吹おろしの西風が冷たくて寒い。

あまりの寒さに、途中の店で毛糸の帽子とネックウォーマーを買った。喜多さんも、スーパーやコンビニを見つけてはせっせとトイレに通う。
コメダが有った!
飛び込んで温かいココアとコーヒーを飲んだのである。



  • IMG_3560.JPG


時刻はそろそろ4時、日暮れ前には目的地に着いたけれど、そのころにはもう宿場や本陣なんてどうでもいいぐらいに疲れていた。

早くホテルに行こうという夫。
その途中、栗きんとんの店を見つけたウサギ。

「ああ、そうだ、岐阜には以前手土産ベスト1になったことが有る弁天堂の栗粉餅が有るじゃない。買ってからホテルに行こう。」

しかーし、弁天堂も遠かった。中山道からも駅からもホテルからも離れていくのだった・・。

  • IMG_3561.JPG


それでも執念で足を引きずりながら、その小さな弁天堂の店を探し出し、無事栗粉餅を買いましたとさ。

ホテルに着くころにはすっかり暗くなった空から白いものがふわふわと、とーっても嫌な予感。
部屋のテレビが、今夜は猛吹雪だと言っていた。
どうせ明日は雪だから歩けないとぐっすり眠りについた翌朝、窓から見える景色は案の定、真っ白白の雪景色。
どこもかしこも雪景色。

  • IMG_3565.JPG




これから向かう先の中山道は新幹線がいつも雪で止まる関ヶ原に近づく道。弥次さん、喜多さんは暗黙の了解で、出勤する人々が雪の中をつるつる滑りながら歩いて行く外をホテルのレストランから眺めながら、ゆっくり朝ごはんを食べていたのであった。












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Last updated  January 10, 2015 01:58:04 AM コメント(7) | コメントを書く
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