日本語で話そう

July 23, 2015
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カテゴリ: ドイツ旅行
以前書いたがミュンヘンからのノインシュヴァンシュタイン城行の日帰りバスに大きな荷物で乗り込んだのは我ら二人だけ。他の皆はルートリッヒ二世のファンタジーと呼ばれるリンダーホフ城とオーバーアマガウの街、ノインシュヴァンシュタイン城、を見学してその日のうちにミュンヘンに帰った。

ノインシュヴァンシュタイン城の見えるホーエンシュバウガウのホテルミューラーで城入場の予約時間が書かれたチケットを持たされて、荷物と共に降ろされてからは皆と別行動である。
城入場予約時間までは1時間半、城までは歩いて40分の山登り。
ピストン輸送のバスも長い列、馬車も長い列。

仕方ないので城まで歩いた。
ハアハア言って城に到着した時はまだ40分の余裕。そこで15分かかるマリエン橋まで行って来ることにした。ここもわずかながらアップダウンの山道。
城への予約時間が気になって急いだので橋に着いた時は息も絶え絶え。
しかしそこからの眺めはそんなことも吹っ飛んでしまう絶景だった。

その絶景から見える城は、どこのガイドブックにも、旅行パンフレットにも乗っているおなじみの景色なので、ウサギの写真はそのマリエン橋をノインシュヴァンシュタイン城から撮った風景。

マリエン橋
マリエン橋 (C)灰色ウサギ

マリエン橋に行く途中から街側を望むとホテルミュラーの上の山にもう一つの城ホーエンシュバウガウ城が見える。
ノインシュヴァンシュタイン城を見学して山を下ると、ミュンヘンに帰るみんなのバスが発車した。
夫とウサギはそれからホーエンシュバウガウ城のチケットを買い、今度はそちらの山登り20分。最終だから急いで登れと言われ、急ぐ。
どうして城はこうも山の上ばかりに有るのだろうとぶつぶつ言いながら登る。

そしてまた、さっき登ったあちらの山の上のノインシュヴァンシュタイン城を眺める絶景ポイントでその美しさに溜息を付くのであった。

白鳥城(ノインシュヴァンシュタイン)が出来上がるのをルートヴィヒ2世はこの城の窓から望遠鏡で毎日見ていたそうな。こっちの城とあっちの城、向かい合った二つの対照的な城が観光客が引き上げて静かになった夕方の静寂に包まれていくのを噴水のある庭のベンチで見ていた。


ホーエンシュバウガウ城
ホーエンシュバウガウ城 posted by (C)灰色ウサギ

ホーエンシュバウガウへ来る途中寄ったオーバーアマガウの街はヘンゼルとグレーテルに出てくる街のように家々が赤ずきんちゃんや三匹の子豚などにペイントされた可愛らしい街だった。40分ほどの休憩時間にアイスクリームを買って木陰のベンチで休憩。

座っている私の横にドイツ人が寄ってきて「こんにちは」と日本語で言った。私が「グリュスゴット」と言うと、びっくりして、少し向こうにいた奥さんを呼んで日本語であいさつしたらドイツ語で返されたとうれしそうに告げた。
彼は日本車に乗り、日本のカメラを持っているんだと言い。わたし達はバスの出発時間ぎりぎりまでその小さな街で話をした。
急ぎ足でバスに走る途中、夫が言った。「今度は僕から話しかけたんじゃないよ。あっちが話しかけてきたんだからね」


オーバーアマガウ2
オーバーアマガウ2 posted by (C)灰色ウサギ






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Last updated  July 23, 2015 11:18:04 PM
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