日本語で話そう

November 8, 2018
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カテゴリ: 国内旅行
奈良時代の古刹

秋篠寺

奈良に来た以上はウサギここを訪れないと落ち着かない。東洋のミューズ(ビーナス)技芸天に会いたいのである。人生の中で何度も何度も会いに来た。ちょっと薄暗く長い年月が経った埃の匂いのする国宝のお堂の中で首を優しく傾けて見下ろす仏様にはその時心にあった少しの迷いも雑念も、一時、消え去って仏の世界や悠久の彼方に飛ぶのである。

東大寺三月堂で日光月光を拝する時もそうだけど、お堂の壁に据え付けられた古い木のベンチに腰掛けてゆっくり時間を掛けて眺める。内陣は土間で柱はむき出しの礎石の上に立っている。決して急いではいけない。

ここに、このお堂の中に有って良かった。遥々時間を掛けて来てここでしか会いたく無い。ここにいてこその仏様である。


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去りがたい気持ちでお堂を出て苔の美しい庭を出る。

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あきしの の みてらを いでて かえりみる
いこまがたけ に ひ は おちむ と す


技芸天のことは何遍でも書きそうだ。

因みにこの寺御朱印を出さない。どこもかも御朱印ブームの中この潔さ。





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Last updated  November 8, 2018 10:15:52 AM
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