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イギリスのニュー・ウェイヴ系ロックバンド「ロキシー・ミュージック」のシングル。この曲のオリジナルは1975年10月発売のロキシーミュージック5枚目のアルバム「Siren」の1曲目に収録されてた曲。シングルカットもされてイギリスで2位、アメリカでも30位を獲得する大ヒット。5枚目のアルバム「Siren」は名曲の宝庫のようなアルバムです。「Love Is The Drug」リリースしてから20年経ってFaithlessのRollo & Sister Blissがリミックス!そして新たなサウンドで蘇ったバージョンです。ロキシー・ミュージックのこの時点でのバンド構成Bryan Ferry – Vocals, KeyboardsAndy Mackay – SaxophonePaul Thompson – DrumsPhil Manzanera – GuitarsEddie Jobson – Synthesizers, Keyboards1曲目「Love Is The Drug [Rollo & Sister Bliss Monster Mix Edit]」初めてこのバージョンを聴いた時の印象はあまり良くなかったのを覚えてる。1988年にリリースされた松任谷由実さんの「リフレインが叫んでる」のイントロを真似たように思えたキーボードやオリジナルで一番の中毒効果のあったベースが完全に消えてる事。でも、何年か経ってから聴いてみたらめちゃくちゃカッコいい!と思えた。それまでに新たに聴いた音楽の影響などのせいか、オリジナルの格好良さとはまた全然違うカッコ良さを感じるようになった。2曲目「Love Is The Drug [Rollo & Sister Bliss Monster Mix]」ややあっさり目の1曲目のリミックスをより派手に複雑にしたバージョン。1曲目が4分16秒なのに対し、この2曲目のリミックスは8分45秒。倍ほど長くてもやりすぎ感を感じないセンスの良さ。ラテンパート部分も鳥肌もののカッコ良さです。3曲目「Love Is The Drug (Original Version)」これはオリジナルバージョン。でも最初の10秒のSE部分が削られています。足音の部分を全てカットして車のドアを開ける音から始まる。そして何よりこの曲はベースのカッコ良さが凄い!中毒性のあるようなドライブするベースは気持ち良い!これ言っちゃうと終わりなんだけど…やっぱりオリジナルが一番カッコいい・・・。4曲目「Love Is The Drug [Rollo & Sister Bliss Deep Mix]」ボーカルとドラムのみが中心になってる前半とライブ演奏のような演出。Deep Mixの名前通りかなりDEEPなリミックスです。カッコイイけど何度も続けては聴けない・・・。「Love Is The Drug 」は1990年リリースのライブ盤「Heart Still Beating」のバージョンも最高です!ややテンポ速めで緊張感がより増した感じもゾクゾクする。「Roxy Music」の事って一度も書いてなかったと思う。アルバムはライブ盤含め7枚持ってて、ほとんど買ってたように思う。事実上ラストのアルバム、1982年発売の「Avalon」が一番好きなアルバムです。「Love Is The Drug 」が収録されてる「Siren」が2番目に好きなアルバム。アルバム2曲目のパワーバラード「End Of The Line」も最高です。HARDな「Whirlwind」やノリが気持ち良い「Both Ends Burning」とか好きな曲だらけです。オリジナルの「Love Is The Drug」が収録されているアルバム「Siren」のジャケット
2023年01月21日
イタリアのシンガー「ミルバ」が1964年に発売したシングル。このタイトルを見てすぐにザ・ピーナッツの曲だとわかる人も多いと思いますが、実はこのタイトルで日本で最初に歌ったのは「ミルバ」です。1963年11月に「東京たそがれ」というタイトルでザ・ピーナッツがシングル発売。あまりヒットする事もなかった。しかし1964年にミルバが来日。その時のライブでこの曲を日本語でカバー。ミルバの美しい日本語と驚異的な歌唱力でこの曲が話題になった。そしてザ・ピーナッツも「ウナ・セラ・ディ東京」とタイトルを変え、編曲もテンポもミルバのように変えそれが大ヒットした。ミルバが歌っていなければ、この曲はあのまま消えていました。A面「ウナ・セラ・ディ東京」作詞 岩谷時子さん 作曲・編曲 宮川泰さん ミルバが歌った事で世の中にこの曲が浸透して、宮川泰さんが亡くなった時にお通夜でもこの曲が流されました。自分はザ・ピーナッツバージョンしか知らなかったのですが、20歳になった頃にミルバを聴き始めてこの曲を昔に歌ってた事を知って聴いたら圧倒的な歌唱力と表現力に引き込まれた。自分の中では「この曲=ミルバ」になっています。ミルバの「ウナ・セラ・ディ東京」は本当に素晴らしいので聴いて欲しい1曲。B面「知らなかった Non sapevo」この曲はミルバのオリジナル曲。それを日本語で歌っています。ザ・ピーナッツも「ウナ・セラ・ディ東京」のB面にこの曲をレコーディングして入れています。この曲は日本語バージョンよりもオリジナルで聴く方が自分は好きです。日本語バージョンはテンポが少し遅いように思うし、オリジナルの方が編曲も演奏も良い。ミルバは全曲、谷村新司さんのカバーでアルバムを一枚リリースしています。
2023年01月18日
1971年3月発売のセルジュ・ゲンズブールのコンセプトアルバム。セルジュ・ゲンスブールはフランスのフレンチポップ、ロックのシンガーソングライター。このアルバムはいろいろ問題があって話題になり、ゲンズブールの最高傑作とも言われてるいつ聴いても凄いと思わせるアルバム。コンセプトアルバムで大人の男と15歳の少女メロディ・ネルソンとの禁断の物語。1曲目「Melody」2曲目「Ballade De Melody Nelson」3曲目「Valse De Melody」4曲目「Ah ! Melody」5曲目「L'hôtel Particulier」6曲目「En Melody」7曲目「Cargo Culte」ロックでファンク色の強いアルバムです。女優で歌手のジェーン・バーキンがボーカルで参加。ジャケ写もジェーン・バーキンです。二人は籍は入れてないのですが事実婚。ゲンズブールが亡くなるまでその関係は続いていました。1曲目の「Melody」からカッコ良すぎて鳥肌になる人も多いと思う。まず、ゲンズブルールの語りに絡みつくベースのフレーズとプレイの超絶カッコ良さにゾクゾク。淡々とリズムを刻むドラムもめちゃくちゃカッコいい!次第に激しいファンクのノリになっていく構成も最高。強烈に個性的なストリングスのアレンジも凄い。ZEPが数年後に大幅にストリングス使った時のような印象。コントラバスを効果的に使ってる編曲にも惹かれる。ずっとゲンズブールの語りで進んでいく曲ですが、途中でメロディ・ネルソン(ジェーン・バーキン)との出会いのようなセリフ入る。2曲目「Ballade De Melody Nelson」は二人のデュエット。この曲もストリングスが印象的なプログレ要素も強いアレンジです。ヘッドフォンで聴いてると何回、ゾクゾクする事か・・・。3曲目「Valse De Melody」は美しいシャンソンです。4曲目「Ah ! Melody」はアコースティックギターのアルペジオが美しいフォーキーな曲。ストリングスとホーンが入ってくると視野が広がっていくようで感動的。5曲目「L'hôtel Particulier」はロックなギターリフから始まるファンクなノリの曲。自分は1曲目とこの曲を一番よく聴いてた。6曲目「En Melody」はファンクなインスト。インスト・・・でも途中でけたたましいメロディ・ネルソンの笑い声が急に入るのでドキッとする。7曲目「Cargo Culte」は再び語りで進んでいく。重苦しい曲です。飛行機事故でメロディ・ネルソンが亡くなってしまうパート。フランスの男性シンガーはSerge Reggiani、Salvatore Adamo、Claude Françoisの事は何度か書いたように思うけど、Serge Gainsbourgの事は初めて書いたと思う。
2023年01月02日
2021年4月20日に発売されたゲイリー・ムーアのアルバム。2011年2月に亡くなって10年後にこれまでスタジオレコーディングされていて未発表だった曲を集めた貴重な音源集です。レコーディングミュージシャンVocals, Guitar – Gary MooreBass – Pete Rees (5曲目以外)Drums – Darrin Mooney (1曲目、3曲目、8曲目)Drums – Graham Walker (2曲目、4曲目、7曲目)Keyboards – Vic Martin (5曲目以外)Drum Loops, Drum Programming – Roger King (5曲目)BOX仕様のDeluxe Limited Editionです。内容はデジパックジャケのCD、ギターピック4枚、コースター2枚、ポストカードとステッカーのセット外箱BOXは使い古されたように角がつぶれたような印刷がされていて凝っています。紙質もいい感じです。1曲目「I'm Tore Down」ライブでは演奏されていたフレディ・キングのカヴァー曲。このスタジオテイクはライブ演奏そのままに近い形なのでライブ感が凄く楽しめる演奏です。2曲目「Steppin' Out」ブルースの名曲のカバー。クリームの演奏でも有名な曲です。Memphis Slimが「Memphis Slim at the Gate of the Horn」の中に収録したのがオリジナルのようです。3曲目「In My Dreams」ゲイリーの歌もたっぷりと聴ける美しく哀しいバラードです。このアルバムで初めて聴いた曲でした。これまでのゲイリームーアのバラードの中でベスト10に入る名曲です。4曲目「How Blue Can You Get」1964年にB.B.キングがカヴァーしてヒットした名曲。オリジナルはJohnny Moore's Three Blazers が1949年に発表したもののようです。youtubeで探して初めてオリジナルのこの曲を聴いたけど、カッコ良すぎる!5曲目「Looking At Your Picture」この曲、めちゃくちゃ気に入って良く聴いてるのですが、何年頃に作ってレコーディングしてた曲なのだろ?あまり詳しい事がどこにも書かれていないのでいろいろ謎の多いこのアルバムです。ギターと歌以外、全て打ち込みですが、めちゃくちゃカッコいい!6曲目「Love Can Make A Fool Of You」1982年のアルバム「Corridors Of Power」レコーディング時に録音された曲のリメイク。まったく違う曲だと思える曲にリメイクされています。元の曲はミディアムロックなアレンジでSAXソロが入ってたりしています。タレントの坂上忍さんが当時カバーしてシングルとして発売しています。1982年バージョンのアレンジとほぼ同じようなアレンジです。浜田麻里さんという女性シンガーもカバーしていました。7曲目「Done Somebody Wrong」Elmore James のカヴァー。The Allman Brother Bandのこの曲のライブ音源も最近聴いた。他にも多くのアーティストがカバーしてる名曲です。Gary Mooreのバージョンはいろいろと他のカバーと聴き比べてみるとやはり独特でオリジナリティを強く感じます。8曲目「Living With The Blues」アイルランドのチャリティアルバムのためにレコーディングされてた曲のようですが、自分はこのアルバムで初めて聴いた。このバラードも本当に感動的で何度もリピートして聴いてしまった。
2022年12月31日
アメリカのロックバンド「Three Dog Night」の1970年発売のシングル。1970年3月31日発売の3rdアルバム「It Ain't Easy」からのシングルカット。アルバムのB面2曲目に収録されています。この時のバンド編成Cory Wells – Lead vocalsChuck Negron – Background vocalsDanny Hutton – Background vocalsMike Allsup – GuitarJoe Schermie – BassFloyd Sneed – DrumsJimmy Greenspoon – KeyboardsA面「Mama Told Me (Not to Come)」この曲は「Eric Burdon & the Animals」のためにランディ・ニューマンが作った曲です。その曲をThree Dog Nightがカバーして大ヒット、全米1位になった曲。ファンクなロックです。語りに近いAメロ部分はラップ。ライブバージョンで聴く方がこの曲のカッコ良さがよくわかるように思う。B面「Rock and Roll Widow」山口百恵さんの曲でまったく同じタイトルの曲がありますが、この曲のカバーではありません^^アルバム「It Ain't Easy」自体、まったく聴いてなかったので凄く懐かしく聴いた。10代で一人暮らし始めて、その頃に「Three Dog Night」もよく聴いてたので懐かしさは強烈。「Naturally」からの4枚ばかり聴いてたけど、3rdまでのアルバムも渋い曲だらけです。
2022年12月28日
日本のロックバンド「BLUE ENCOUNT」の新曲が発売されました。Amazonで発売日に買ってたんだけど、まだ聴いていないCDの山に紛れ込んでてやっと昨夜聴いた。夏に配信のみでリリースしたバラードの新曲も良かったけど、今回の曲はそれ以上に惹かれた。バンド構成田邊駿一さん(Vo. Gt.)江口雄也さん(Gt.)辻村勇太さん(Ba.)高村佳秀さん(Dr.)DVDと2枚組のシングルCD1曲目「Z.E.R.O.」2010年代以降にメジャーデビューした日本のバンドの中で自分のベスト5に確実に入るバンド。何度か「BLUE ENCOUNT」の事は書いてると思う。洋楽としてはもうほとんど聴かなくなったメタルコア、Screamo系なんだけど、好きだったバンドはUnderoath、Killswitch Engage、Atreyu、Trivium、The Usedとか、今、頭に浮かんだバンド。日本のその手のバンドはいくつかずっと聴いてるバンドがある。「BLUE ENCOUNT」はいろんな要素が融合しててどう行くのか分からない展開が楽しい。この「Z.E.R.O.」もCDで初めて聴いた時からすぐに気に入った。来年2月にアルバムも出るようなので、今から楽しみです。2曲目「青」この曲も配信のみでリリースした曲。この曲はダウンロードしてなかったので初めて聴いた。前作の美しいバラード「終火」は具体的な風景が浮かんでくるような曲で、子供の頃の終わって行く夏の変な寂しさを思い出すような曲でした。この「青」は力強いメッセージのハードな曲。「BLUE ENCOUNT」の曲は聴きだすとクセになる事が多い。リズム隊も凄く良いし、ギターのフレーズもどれもカッコいいし、歌は個性のある感情の出し方と歌い回しが凄く良い。「HEART」「Survivor」「ポラリス」「PREDATOR」「さよなら」「もっと光を」「VOLCANODANCE」「LAST HERO」「幻聴」は比較的、最近単曲で聴きたくなる曲。DVDは「Z.E.R.O.」のMV
2022年12月26日
マウンテンの1stアルバム「Climbing!」からシングルカットされた曲。アメリカのハードロックバンドで「Mississippi Queen」がアメリカで大ヒットしたので、日本でもある程度の知名度はあるバンドです。マウンテンの事はこれまで書いた事はなかったような気がする。1st〜3rdのアナログ盤も持ってたのに、ないって事は中古レコード屋に売ったみたい…記憶にないけど。もうカセットに録音してるし、もう聴かないと勝手に思って売ったレコードが多くある。売らなきゃ良かったって思うレコードが山ほどある。当時の中古レコード屋さんは買取に必死で、自分が何か買うと、「何か売りたいレコードない?」とか店長クラスの人から必ず言われた。「車で家まで取りに行くから」とか言われて・・・。残しておきたいと少し思うようなレコードでも自分が欲しいブートと交換とか、おいしい条件言われて手放した物が多い。60年代〜70年代のブリティッシュロック、プログレは特に高値で買うって言われた。日本盤の7インチ、限定仕様の海外7インチとか特に欲しがってた。何があっても絶対売らなかったレコードだけが今、残ってる。それでも数え切れない枚数残してた。今になって、持ってたのに定価より高い値段で状態の良い物を改めて買い直す事も多い。このマウンテンの1stはアナログ盤で買い直してないだけど、やっぱりアナログ盤で聴きたい。3rdアルバム「Flowers Of Evil」の方が好きですが、「Climbing!」も超名盤。「Flowers Of Evil」はライブ音源とごちゃ混ぜアルバムなのですが、スタジオ録音の全曲が凄く好きです。(2016年リマスター 紙ジャケ)「For Yasgur's Farm」(邦題 ヤスガーの農場)Leslie West – GuitarsFelix Pappalardi – Bass guitar Steve Knight – Organ Corky Laing – Drums リードトラックで1stシングル「Mississippi Queen」のリードボーカルはLeslie Westです。2枚目のシングルをリードボーカルを変えてパワーバラードにしたのは凄く良い。両者とも甲乙つけがたいほど好きなボーカルです。声質やタイプはかなり違うので曲によって2倍楽しめる。自分は「Mississippi Queen」よりも「For Yasgur's Farm」の方が楽曲的にも好きでした。初めて聴いた時、イントロのハードな音に惹かれたのを思い出す。歌頭からメロウな演奏になる展開もゾクゾクする。メロディーも良いし、嫌味のないボーカルも当時から好きだった。この曲、シングル曲なのにライブ盤「Twin Peaks」には収録されていませんでした。メンバー内ではこの曲をシングルカットする事で何か確執があったようなのでチョイスされなかったのかと思ってた。しかし2016年にリマスターされ、再発されたCDにはなんと!この「For Yasgur's Farm」のライブバージョンがボーナストラックで収録された!またこのライブバージョンが、スタジオの何倍もカッコ良くて必聴です!やはりこの「For Yasgur's Farm」は初めて聴いてから40年以上経つけど、飽きさせない曲。「Mississippi Queen」は何度も聴いてると飽きてしまうんだけど。何年かして再び聞くと「Mississippi Queen」も新鮮に感動できる。ライブ盤
2022年12月26日
アメリカのロックバンド「Three Dog Night」の1971年2月発売のシングル。1970年11月発売の4thアルバム「Naturally」からの2枚目のシングルカット。リードトラックで先行発売されたシングルは「One Man Band」でした。バンド構成Chuck Negron – Lead vocalsCory Wells – Background vocalsDanny Hutton – Background vocalsMike Allsup – GuitarJoe Schermie –Bass guitarFloyd Sneed – DrumsJimmy Greenspoon – Keyboardsジャケットのデザインを3回変えて発売。品番はそのまま同じ。どのデザインが一番最初だったのか忘れた。A面「Joy To The World」(邦題 喜びの世界)バンド名も曲名も知らなくても、この曲は誰でも一度は聴いた事があると思う曲。全米1位、そして各国で大ヒットした曲です。日本でももちろんヒット。多くの映画の印象的な場面で使われています。「フォレスト・ガンプ」「28Days」など。アルバム「Naturally」のB面ラストに収録されています。イントロの音は歪ませたウーリッツァーだと思う。ローズではないと思うけど…。この頃のアーティストは使用楽器を事細かく掲載する人も多かったけど3DNはあまり載せてなかったように思う。個性的な音とフレーズのイントロでいきなり掴まれる。コーラスはメンバー全員駆り出されて楽しそうに歌っています。ライブ盤を聴いててもこの曲での異様な盛り上がりは伝わってくる。ゴスペルのようにも聞こえる歌詞とコーラス。ライブのラストのために作られたかのような盛り上がっていく構成。B面「I Can Hear You Calling」アルバム「Naturally」1曲目に収録されてるファンキーなノリのロックナンバー。3DNは商業ロックバンドとして有名になってしまったので、マニアックなロックファンは敬遠してた人も多かったとか。マニアックなファンが少なかったからか当時のブートはかなり少ない。同時期のZEPのブートなんて同じ日の同じ会場の音質が違うものが出てたりする。「Naturally」や「Harmony」「Seven Separate Fools」のツアーのブートがいろいろあれば凄く欲しい。音質はどうでもいい、ライブアレンジの種類とか知りたい。当時のライブ盤も2枚しかない。商業ロックバンドでも何でもいいけど、Three Dog Nightは今、聴いてもカッコいい!
2022年12月21日
ドイツのアーティスト「ニナ・ハーゲン」の1993年11月発売の8枚目のアルバム。このアルバムも当時ハマってよく聴いてた。ニナ・ハーゲンもデビューからほとんどのアルバムを買って聴いてた。ケイト・ブッシュにしてもそうですが、ここまで振り切ってたらどんなサウンドでも、どんなメッセージでも楽しめてしまう。その上、歌唱力は極上。オペラも平気で歌いこなしてしまう天性の歌唱。変幻自在な七色どころじゃない声を持っていて男にも女にも悪魔にも天使にも宇宙人にも昆虫にも何にでもなって歌ってしまう。ニナ・ハーゲンの事は何度か書いたけど、よく考えればあまり書いてなかったと思う。このアルバムは入門編にはあまり向いてないかも知れないけど、聴きやすいアルバムではあると思う。このアルバムの目玉の一つは元ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラがプロデュース、そしてギターとドラムのプログラミングを担当している事!ロキシー・ミュージックっぽい音やフレーズが出てきたりしてそれまでのニナ・ハーゲンとはちょっと違う新鮮な新しい風も感じられる。「Revolution Ballroom/Nina Hagen」1曲目「So Bad」2曲目「Revolution Ballroom」3曲目「Right On Time」4曲目「Pollution Pirates」5曲目「King Of Hearts」6曲目「L'Amore」7曲目「Pillow Talk」8曲目「Berlin」9曲目「I'm Gonna Live The Life」10曲目「Gypsy Love」11曲目「Omhaidakhandi」1曲目「So Bad」この1曲目を聴いてカッコ良いと思わない人っているの?ってまで思ってしまう大好きな曲。ロキシー・ミュージックっぽさも感じられたり、ニナ・ハーゲンが最高なのは当然としてユーリズミックスのデイブ・スチュワートがかなり曲のレベルを上げてるように感じる。凄いミュージシャンが参加してるのでも楽しめるアルバムです!2曲目「Revolution Ballroom」タイトルナンバーは民族音楽の要素を加えたノリの気持ち良い曲。ザクザクと心地良いアコギはフィル・マンザネラが弾いてる。ニナの歌声に嫌悪感を持つ人もいると思うけど、魅力に気づいてハマると抜けられないはず。3曲目「Right On Time」古いブルースナンバーをブルースソウルに仕上げた感じのアレンジ。アレンジも演奏も歌唱もクオリティ高過ぎて最高です4曲目「Pollution Pirates」レゲエを感じさせる明るい民族音楽風なアレンジで海洋汚染の事を歌っています。5曲目「King Of Hearts」この曲は全てがカッコ良すぎる!アルバムの中でベスト3に入る好きな曲。ファンクなノリとソウルフルなニナのボーカルのうねりが他にはない特別なものを感じさせる。さりげなく入るシタールとタブラの効果が強烈!6曲目「L'Amore」前の曲で予告のようにさりげなく入ってたシタールとタブラが全面に押し出されインドミュージックを作り上げています。天才的なアレンジ力で神がかった世界を作り上げています。このアルバムで一番好きな曲です。心が安らぐ。7曲目「Pillow Talk」アレンジ凝りまくってるコミカルなナンバー。90年代!って感じの音作りだけど30年経てば古臭さがまったく感じなくなってる。8曲目「Berlin」1989年のベルリンの壁開放によって目まぐるしい速さで世界が変わっていく姿を感じる曲。アレンジは天才!としか言えないカッコ良さ!そしてニナ・ハーゲンは天才という言葉では語られない才能がある人だと思える曲。9曲目「I'm Gonna Live The Life」昔からある楽曲にニナが歌詞をつけた曲。ブルージーなギターから始まるシブすぎるナンバー。この曲を歌うニナ・ハーゲンは完全なブルースシンガー。10曲目「Gypsy Love」この曲のカッコ良さも驚異的。HIPHOPなリズムにニナのラップが乗ります。ニナ・ハーゲンのカッコ良さを改めて認識できる曲のひとつ。11曲目「Omhaidakhandi」これは世界中の民族音楽が合体したかのような曲です。聴いてると心の芯が熱くなってくるような感動があります。
2022年12月16日
スリー・ドッグ・ナイトの1975年1月20日発売のシングル。A面「YOU」1971年発売の5枚目アルバム「Harmony」からのシングルカット。4年後に突然のシングルカット。それも日本のみのシングルカット。この曲はマービン・ゲイ(Marvin Gaye)のカバー曲です。ジャケットに「マービン・ゲイとの熱い友情に生まれた3.D.Nの最高傑作」と書かれています。カバー曲が最高傑作なわけないし、マービン・ゲイとの友情も本当なのかよくわからない。 オリジナルのマービン・ゲイのバージョンはカッコ良すぎて比べられない。リズム隊、フルート、コンガ、コーラス、そしてボーカル、強烈にカッコいいノリです。Three Dog Nightのバージョンももちろんめちゃくちゃカッコ良い。でも4年後にわざわざシングルカットするほどでもないようにも思う。日本でもディスコサウンドブームが湧き起こって来た頃だったから、シングルカットしたのじゃないかと自分は思ってる。Michael Allsup – guitarJimmy Greenspoon – keyboardsChuck Negron – lead vocalsJoe Schermie – bassFloyd Sneed – drumsCory Wells – background vocalsDanny Hutton – background vocalsB面「Into My Life」1973年発売の7枚目のアルバム「Cyan」からのシングルカット。名盤「Cyan」のラストに収録されてる超名曲です。ピアノ中心にしたバラード調から次第に盛り上がっていく大作。来年はアルバム「Cyan」発売から50年目なので、この辺でちゃんとリマスターしてボーナストラックもたっぷりつけてBOXにでもして再発してほしい。「Seven Separate Fools」以降のアルバムもリマスター、再発してほしいとずっと思ってる。Chuck Negron – lead vocalsMike Allsup – guitarGordon DeWitty – organJimmy Greenspoon – keyboardDanny Hutton – background vocalsCory Wells – background vocalsJack Ryland – bassFloyd Sneed – drums
2022年12月15日
2008年に突然発売された「スリー・ドッグ・ナイト」のライブCD1972年ドイツ、フランクフルトと1973年イギリス、エドモンドでのライブ。全曲全米トップ20に入ったヒット曲のみ収録したライブ盤です。1曲目「One Man Band」 1972年ドイツ、フランクフルト 1970年11月発売シングル。4thアルバム「Naturally」収録2曲目「The Family Of Man」1972年ドイツ、フランクフルト 1972年3月発売シングルカット。5thアルバム「Harmony」収録3曲目「Easy To Be Hard」1973年イギリス、エドモンド 1969年4月発売シングル。2nd「Suitable for Framing」収録4曲目「Never Been To Spain」1972年ドイツ、フランクフルト 1972年1月発売シングル。5thアルバム「Harmony」収録5曲目「Mama Told Me (Not To Come)」1972年ドイツ、フランクフルト 1970年5月発売。3rdアルバム「It Ain't Easy」収録6曲目「An Old Fashioned Love Song」1972年ドイツ、フランクフルト 1971年11月発売。5thアルバム「Harmony」収録7曲目「Eli's Coming」1973年イギリス、エドモンド 1969年10月発売シングル。2nd「Suitable for Framing」収録8曲目「Liar」1973年イギリス、エドモンド 1971年7月シングルカット。4thアルバム「Naturally」収録9曲目「Celebrate」1972年ドイツ、フランクフルト 1970年1月発売シングル。2nd「Suitable for Framing」収録10曲目「Try A Little Tenderness」1972年ドイツ、フランクフルト 1969年1月発売シングルカット。1st「Three Dog Night」収録11曲目「One」1972年ドイツ、フランクフルト 1969年4月シングルカット。1stアルバム「Three Dog Night」収録12曲目「Joy To The World」1973年イギリス、エドモンド 1971年2月シングルカット。4thアルバム「Naturally」収録こうやってみると、如何に大ヒット曲を多く持っているかわかる。ここに入りきれなかった大ヒットシングルはまだまだあります。「Black And White」「Pieces Of April」「Out in the Country」「The Show Must Go On」「Sure As I'm Sittin' Here」など。音質は当時のライブの音を十分に楽しめる臨場感あふれるサウンドです。日本でも「スリー・ドッグ・ナイト」の人気は洋楽の中でもトップ5に入るほどのだったようです。2枚組ライブ盤「Around the World with Three Dog Night」と同じ音源も2曲含まれています。「An Old Fashioned Love Song」のライブバージョンはより感動的です。「One Man Band」や「The Family Of Man」もライブバージョンを聴くと曲のカッコ良さがよりわかる。「Around the World with Three Dog Night」のCDが手に入りにくくなっていますが、このライブ盤ならまだ買えると思う。
2022年12月10日
1984年10月発売の「TOTO」のヒットシングル。5枚目のアルバム「Isolation」からのリードトラックで第一弾シングル。かなりメンバー間のゴタゴタの中、作られたアルバムのイメージがある。それまでのリードボーカル「ボビー キンボール」の問題などでアルバムリリースまで2年半以上もかかったようです。新たに加入した「ファーギー・フレデリクセン」は最初は好きじゃなかった。歌唱がスティーブ・ペリーのようで(スティーブ・ペリーは大好きなボーカリスト)、何となくジャーニーの真似バンドのように思えてしまった。聴き慣れれば「ファーギー・フレデリクセン」の声もこの頃のTOTOの個性で今では大好きなボーカリストです。すぐにバンドから抜けてしましましたが・・・。結局「ボビー キンボール」が戻ってきたり新メンバーを入れたりとボーカリストが落ち着いてた時期はあまりなかったような気がする。バンド構成David Paich – Keyboards, Lead vocals (A面)Fergie Frederiksen – Lead vocals (B面), backing vocalsSteve Lukather – Guitars, backing vocalsSteve Porcaro – KeyboardsMike Porcaro – BassJeff Porcaro – Drums, PercussionA面「Stranger In Town」 作詞.作曲 David Paich・Jeff Porcaro前作のアルバム「TOTO IV」が異常なセールスだったので、あまり売れなかった印象がありますが、アルバムはゴールドディスク獲得、このシングルも全米Top40に入るヒット。当時ラジオから流れる、このやや不気味なイントロはインパクト大きかった。前作の抜けるようなPOPで明るい雰囲気だったのがDARKなイントロで最初に聴いた時はTOTOだと思わなかった人もいるかも。サビはキャッチーでPOPですが。このシングルバージョンはアルバムよりも45秒ほど短い。インスト部分をかなりカットしてたりしています。これはこれでシングル向きな編集で好きです。シングルバージョンを聴くことはほとんどありませんが。B面「Change Of Heart」 作詞・作曲 David Paich・Fergie Frederiksenこの曲もジャーニーのハードな曲のようです。1984年に「この曲ジャーニーの新曲やで」って聴かせたら信じる人もいると思う。ギターが違うからギター好きな人ならすぐに嘘だとバレると思うけど…。でも、この曲は当時から凄く好きだった曲。シンフォンックな展開部分も鳥肌ものでカッコいい!(この曲はシングルもアルバムも同じです)アルバムでこの次の曲のイントロが特にジャーニーのようだったのも驚きだった^^
2022年12月09日
1982年6月発売のフリートウッド・マックのシングル。数日前に1971年からバンドメンバーになったクリスティン・マクヴィーさんが亡くなった事を知った。フリートウッド・マックもよく聴いてるわりに、あまり書いてなかったバンドです。かなり前に一度「Landslide」の事だけ書いたような気がする。Christine McVieがリードボーカルを取ってる曲をいろいろ懐かしく聴いてた。最初に頭に浮かんだのは1971年6th「Future Games」収録の「Show Me A Smile」だった。アルバムラスト曲と言うこともあり印象深かった。1975年11th「Fleetwood Mac」収録「Warm Ways」「Say You Love Me」も好きだったし、1973年8th「Mystery To Me」のラスト曲「Why」も個性的なイントロが印象的な好きな曲だった。いろいろ聴いた中で一番心に残ったのがこの曲だった。この曲はChristine McVieとLindsey Buckinghamのデュエットの曲。A面「Hold Me」1982年13th「Mirage」のリードトラックで先行発売シングル。大ヒットしました。イントロのピアノのフレーズを初めて聴いた時から気に入ってた曲。MVも凝った作品でMTVで流れるのをよく観た。最近、Fleetwood Macをあまり聴いてなかったので、懐かしくなって好きなアルバム5枚を連続で聴いた。B面「Eyes of the World」この曲もイントロの雰囲気から大好きだった曲。Lindsey Buckinghamがリードボーカルを取ってるノリの良い曲。この2曲が収録されてるアルバム「Mirage」は200万枚を超える大ヒット。Christine McVieが参加する前の初期のブルースアルバムも全て好きでした。「Then Play On」とか何十年も聴いていないのでアナログ盤で通して聴きたいと思う。
2022年12月04日
日本のロックバンド「カステラ」の4枚目のアルバム。「カステラ」のアルバムは全部書いたつもりだったけど、まだ書いてないのもあった。90年代のバンドブームの中でも異色なガレージパンク系のロックバンド。このアルバム発売後にドラムのメンバーチェンジがあった。1曲目「さっき死ぬとこだったよ」2曲目「赤い空」3曲目「タコ足配線」4曲目「掃除のプロ」5曲目「B型独立宣言」6曲目「ああ輸入」7曲目「身元不明の神様」8曲目「他人の家」9曲目「父母になる」10曲目「訴えてみよう (訴訟社会を目指せ)」11曲目「かゆい頭」12曲目「23時間」13曲目「スバラシイ現実逃避」14曲目「目上の人の言うことを訊け」15曲目「でん」このアルバムは再発時に買った。それまでのアルバムは新譜で買ってたんだけど書い忘れてたのだったと思う。後によく聴くようになったアルバム。「カステラ」で一番好きなのは、やはり一番最初の「夜明け」というミニアルバムです。初めて聴いた時の衝撃は覚えてる。まだインディーズ時代だった。「さよなら記憶力」「途中で寝るな」「ビデオ買ってよ」「間がもたないよ」「HAPPY」など好きな曲だらけのアルバム。かなりの回数聴いたアルバムなので全曲覚えてしまってる。メジャレーベルから出るようになって少し変わってきた。1曲目「さっき死ぬとこだったよ」を初めて聴いた時は笑った。5曲目「B型独立宣言」が一番気に入ってる曲。ほんわかのんびりなアレンジも良い感じ。これB型の人が聴くと怒るかも。「♪B型はB型で集まって島に行って国を作る」で始まる曲。12曲目「23時間」がその次の好きな曲。この曲も当時かなり斬新に感じた。その後にこのようなテーマの曲はいろいろ出てきた。9曲目「父母になる」のアレンジが好きだった。歌詞はおもしろい。1992年、ドラマーチェンジ後のツアーパンフ
2022年12月02日
アメリカのロックバンド「Frijid Pink」の1970年6月発売の2ndアルバム。この前ピンク・レディーのライブDVDを観てたら、ピンク繋がりでこのバンドを思い出した。たしか、かなり前に1stアルバムの事やシングルの事を書いたように思う。バンド構成Kelly Green - Vocals,CowbellGary Ray Thompson - GuitarTom Harris - BassRichard Stevers - Drums、Tympani1曲目「Black Lace」2曲目「Sing A Song For Freedom」3曲目「I'll Never Be Lonely」4曲目「Bye Bye Blues」5曲目「Pain In My Heart」6曲目「Sloony」7曲目「I'm Movin'」8曲目「I Haven't Got The Time」ボーナストラック9曲目「We're Gonna Be There」10曲目「Shorty Kline」11曲目「I Love Her」12曲目「Lost Son」このアルバムではやはりシングルカットしたリードトラックの2曲目「Sing A Song For Freedom」のカッコ良さが印象に残る。このアルバムの中で1,2を争うかっこいい曲。日本でも「自由の歌」と邦題がついてシングルカットされました。サイケロックを楽しめるアルバムです。1曲目「Black Lace」はどっぷり深いブルースナンバー。Kelly Greenの個性的な歌唱が活きるしぶしぶな曲です。3曲目「I'll Never Be Lonely」は1960年代後半〜1970年代前半の音だとすぐに感じる事ができる曲。この曲もかなり好きだった。(今も好きだけど)ギターソロが雑でこれがまためちゃくちゃカッコいい!4曲目「Bye Bye Blues」は男版ジャニスのような世界でハードなブルースナンバー。LPのA面ラストをどんより締めくくる曲。5曲目「Pain In My Heart」この曲は「Sing A Song For Freedom」に負けないぐらいにどっぷり深みにハマってしまう曲。8分20秒と長尺ナンバーだけどサイケな世界が繰り広げられる展開で飽きさせない。Kelly Greenがカウベルを叩いてるのはこの曲。6曲目「Sloony」も強烈にカッコいいジャズロック!!アップテンポで疾走するインストです。7曲目「I'm Movin'」もかなり好きだった曲。サイケなハードロックです。このバンド、あまり日本では有名でないのは来日公演が実現できなかったからだと思う。この頃は来日さえすれば、ある程度人気者になるって感じでした。BLACK SABBATHも予定通りに来日公演が開催されていたら伝説になってたと思う。8曲目「I Haven't Got The Time」はアルバムラスト曲。もろブルースな曲です。ボーナストラックの9曲目「We're Gonna Be There」は1971年シングル曲。日本でも「ジョニーの凱旋」と邦題をつけてシングル発売。少しユーライアヒープっぽい感じもするロックナンバー。10曲目「Shorty Kline」はシングル「We're Gonna Be There」のB面曲。明るくキャッチーな曲。この2曲はアルバム未収録曲でリマスター版CDで初めてボートラとしてCD化。11曲目「I Love Her」は1971年発売のシングル「Lost Son」のB面曲。キャッチーで明るいPOPな曲。12曲目「Lost Son」はシングルA面。この2曲もアルバム未収録曲でシングルのみでの発表された曲。
2022年11月27日
アメリカのロックバンド「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)」の1971年1月発売の大ヒットシングル。6枚目のアルバム「Pendulum」からのシングルカット。バンド構成John Fogerty – Vocals, Lead guitar, Piano, Fender Rhodes, Saxophone, Percussion, Tom Fogerty – Rhythm guitar, PercussionStu Cook – Bass, Kalimba, PercussionDoug Clifford – Drums, PercussionA面「Have You Ever Seen The Rain」(雨を見たかい)少し前に友人とこの曲の話になって、この雨の事がナパーム弾が降りしきる様子を歌ってるって友人は言ってたけど、たしかJohn Fogertyはその事について肯定も否定もしなかった。そうとも取れる要素は強くあるし1971年って事を考えると、やはりそうかなとも思ってしまう。昔は、この曲の事をそんな風に思い込んで自分も聴いてた時期があったけど。最近、前ほど歌詞やメッセージに拘りはなくなってきて、メロディーやリズム、演奏、アレンジの方に感動する事の方が多くなった。歌詞も必ず読むけど以前ほど歌詞で感動する事はかなり少なくなった。怒りや不満を歌にしてる曲を聴くと、こっちまで伝染しそうで少し拒絶するようになってきた。拳を振り上げるようなそんな歳じゃないし。できるだけ穏やかな気持ちにさせてくれる曲に惹かれる。歌詞にこだわって聴いてた頃よりも今、音楽を純粋に楽しんでるような気がする。この曲もアレンジのカッコ良さと気持ち良いリズム隊で何回も聴きたくなってしまう。「Pendulum」の収録曲、全曲聴きすぎてどれも好きな曲ばかりです。シングルヒットしたこの曲よりも、この次の「(Wish I Could) Hideaway」がめちゃくちゃ好き。あと「Chameleon」も単体で聴きたくなる好きな曲。B面「Hey Tonight」この曲も凄いカッコイイ曲。アルバム「Pendulum」のB面2曲目に収録されてる曲。アメリカでは両A面としてこのシングルは発売されています。LPで聴くよりのこのシングル盤で聴いた方が音圧が高いように思えたので、この2曲はこのシングル盤でよく聴いた。アルバムでこの曲の次に流れ出す「It's Just A Thought」もめちゃくちゃ良い曲。ちょっとProcol Harumっぽい感じもする曲。
2022年11月25日
イギリスのロックバンド「Jethro Tull」の1stアルバム。Progressive Rock、Blues Rock、Folk Rock、Jazz Rockなどさまざまな音楽性でシアトリカルな世界を創り上げたジェスロ・タルのデビューアルバム。何度かジェスロ・タルについては書いたと思うけど、凄く好きなバンドなのに意外と書いてなかったって部類に入るバンド^^;バンド名のジェスロ・タルは、「農学者のジェスロ・タル」の名前をそのままバンド名にしています。この1st「This Was」(邦題 日曜日の印象)は、ブルース色、ジャズ色がかなり強めに出てるアルバムです。次のアルバムからプログレ色をもっと前に出してきたように感じる。バンド構成Ian Anderson – Vocals , Flute, Mouth organ, Claghorn, PianoMick Abrahams – Vocals (track 4),Electric Guitar, Nine-string GuitarGlenn Cornick – BassClive Bunker – Drums, Percussion2001年リマスタのアナログ盤ジャケット再現率の高かった紙ジャケCDで聴いた。この紙ジャケシリーズは本当に感動するほどにアナログ盤のジャケットを細かい部分まで再現できています。1曲目「My Sunday Feeling」2曲目「Some Day The Sun Won't Shine For You」3曲目「Beggar's Farm」4曲目「Move On Alone」5曲目「Serenade To A Cuckoo」6曲目「Dharma For One」7曲目「It's Breaking Me Up」8曲目「Cat's Squirrel」9曲目「A Song For Jeffrey」10曲目「Round」ボーナストラック11曲目「One For John Gee」12曲目「Love Story」13曲目「Christmas Song」シングルカットされ、初のコンピレーションアルバム「Living In The Past」にも収録されてる9曲目「A Song For Jeffrey」が有名。CD「Living In The Past」には2004年リマスターの「A Song For Jeffrey」が収録されています。音質の違いにかなり驚く。ステレオの左右の振り分けまで変えています。ボーカルにかけてるエフェクトまで違って聞こえます。自分は2001年リマスターのこのCDのMIXの方が好きです。ブルース色の強いロックナンバーです。1曲目「My Sunday Feeling」は文句なしにカッコイイ!ジェスロ・タルと言えばやはりIan Andersonの個性的なフルート。ここから始まるジェスロ・タルの未来が少し見えるような楽曲です。次に印象的な曲は、6曲目「Dharma For One」です。ライブでもセットリストに当時よく入っていました、Clive Bunkerのドラムソロも楽しめるJazz寄りのロックナンバー。2曲目「Some Day The Sun Won't Shine For You」はもろブルースナンバー。この気だるさをカッコイイと思えるようになったの20代後半になってからだったと思う。5曲目「Serenade To A Cuckoo」はラーサーン・ローランド・カークのカバー。インストのJazzナンバーですが、イアン・アンダーソンのフルートが堪能できます。ギターソロも半端なくカッコイイ!知らずに聴けば普通にジャズバンドが演奏してると思うはず。3曲目「Beggar's Farm」も好きな曲。昔からこの曲のダークな感じが凄く好きです。狂気のフルートソロも楽しめます。
2022年11月23日
イギリスのロックバンド「Badfinger」の1970年11月発売のシングル。かなり前にこのバンドが「Without You」のオリジナルだと書いただけで、アルバムやシングルの事は一度も書いてなかったかも知れない。バンド構成Pete Ham – Vocal, Rhythm guitarJoey Molland – Lead guitar, Backing vocalsTom Evans – Bass, Backing vocalsMike Gibbins – DrumsA面「No Matter What」(邦題 嵐の恋)この曲のメロディーって何かしてる時に急に浮かんできて、しばらく頭の中で歌ってみてやっと何の曲だったか思い出す事の多い曲^^;歌詞を思い出せばいきなりタイトルそのまま歌ってるけどメロディーだけ浮かぶ。メロディーが絶えず頭のどこかに残ってるんだと思う。3rdアルバム「No Dice」A面5曲目に収録されてる曲です。個人的にはこの曲の次のA面ラストに入ってる「Without You」が異常に好きだった。「No Matter What」に話を戻すと、この曲のラスト間近のサビ繰り返し部分で急に妙なブレイクが入る。そしてブレイク部分に変な雑音が入る。これはMIXの段階での完全なミスだそうです。わざとやってると、斬新でカッコイイかも・・・とか思ったかも知れない。2010年に出たリマスター版CDでは、この曲の元々のバージョンがボーナストラックで収録されています。そっちのバージョンはアンプラグドな演奏です。これがまたカッコイイ演奏と歌です。B面「Better Days 」3rdアルバム「No Dice」のB面2曲目に収録されてるキャッチーな名曲。心地良いテンポに気持ち良いギターのオブリ。アルバム「No Dice」以外、最近ほとんど聴いてなかったので違うアルバムが聴きたくなってきた。
2022年11月22日
アメリカのロックバンド「Three Dog Night」の1972年3月発売のシングル。5枚目のアルバム「Harmony」からの3曲目のシングルカット。「Harmony」はどの曲をシングルで切っててもヒットすると思うキャッチーな曲に溢れてる名盤。中でも一番キャッチーでPOPだと思うのがこの曲。第一弾シングルは名曲「An Old Fashioned Love Song」でした。これはリードシングルになるべきシングルだったので別格です。第二弾シングルは「Never Been To Spain」でした。アルバム1曲目のややマニアックな曲にも関わらず、大ヒットしました。この頃のスリー・ドッグ・ナイトは神がかっています。ジャケットは見開きジャケット。片面はB面曲「Going In Circles」ジャケA面「The Family Of Man」ミディアムアップのキャッチーなナンバーです。シングルカットの順番が違ってたら、もっと大ヒットになってたと思う。それでも全米12位までヒットチャートを上がったヒット曲です。前のシングルカット2枚が全米4位、全米5位と超大ヒットだし、アルバムもバカ売れだったので3枚目のシングルカットはやや落ち着いたヒット曲に。日本でも売れたバンドですが、過小評価されてるバンドだと思ってる。このバンドの曲をお手本に(真似て)作られた曲が日本にも多いと思うけどな。この面を前に出して店頭に並べると、映画のサントラ盤に。でも邦題が変わってしまったので、それは出来なくなった。B面「Going In Circles」(邦題 男と女のすべて)(コロムビア映画「男と女のすべて」サウンド・トラック)このシングルが発売された時点では映画のタイトルは「男と女のすべて」でしたが、映画公開時には邦題が変更され「ある愛のすべて」として上映されました。(日本公開は1973年5月5日)この映画はエリザベス・テイラー、スザンヌ・ヨーク、マイケル・ケインの三角関係を描いたちょっと…問題作でした。エリザベス・テイラーの怪演に観終わったあとのどんより感も楽しめる^^;昔、3番館で3本立てとかで観た映画ですが、10代だったのでインパクト強かった。また観たいと思ってもDVD化されていないので観られない。ケーブルテレビなどでも放映してないと思うし。キャストも豪華なんだからBlu-rayで出してほしい。映画の話はここまでで・・6枚目のアルバム「Seven Separate Fools」の先行シングルでした。B面ですが・・・。この美しく力強いバラードはB面にするには勿体なさすぎる!「Seven Separate Fools」のリードトラックとしてA面で発売するべきだった曲。「Black And White」がリードトラックになるのもわかるけど。(全米1位獲得した曲)このシングル「Going In Circles」は初サントラ盤です。初めての映画の主題歌があの複雑で怖くてドロドロな映画の主題歌って・・。めちゃくちゃいい曲です。ユーライア・ヒープのようなコーラスも印象的!プロコム・ハルムのようなイメージも浮かんでくる曲です。「スリー・ドッグ・ナイト」はもっともっと日本で評価されるべきバンド。まったく聴いたことない人も名曲だらけなのでベスト盤でも1枚買うとハマる人多いと思う。映画の結末は予想もしなかった事に。問題作ってほどではないかも知れないけど異色作ではあると思う。この映画10代半ばで、たしか元映の3本立てで観て気分がどんよりした思い出がある。
2022年11月20日
イギリスのシンガー・ソング・ライター/ギタリスト「デイヴ・・メイスン」の1stソロアルバム。1967年にスティーブ ウィンウッド、ジム カパルディ、クリス ウッド、デイブ メイソンの4人で「トラフィック」を結成。デイヴ・メイスンは脱退、再加入を繰り返し安定して在籍したメンバーではありませんでした。すぐにソロアルバムの制作を始め、1970年6月にこのアルバムをリリース!何度も聴いたアルバムだけど、いつまでも色褪せない魅力を感じるアルバムです。確実に世界的名盤と呼んでも良いアルバム!急にまた聴きたくなったのは、少し前に「ムーディー・ブルース」のEP「メランコリー・マン」の事を書いた時に、そのジャケット裏にデイヴメイスンの広告が載ってたのを見てかなり久しぶりに1stアルバムを聴きたくなった。参加ミュージシャンDave Mason — Guitars, VocalsLeon Russell — PianoLarry Knechtel, John Simon — KeyboardsMichael DeTemple, Don Preston — GuitarsChris Ethridge, Larry Knechtel, Carl Radle — BassJohn Barbata, Jim Capaldi, Jim Gordon, Jim Keltner — DrumsBacking vocalsBonnie Bramlett, Rita Coolidge, Mike Coolidge, Lou Cooper, Claudia Lennear, Bob Norwood, Jack Storti2010年リマスター盤CDで聴いた。1曲目「Only You Know And I Know」2曲目「Can't Stop Worrying, Can't Stop Loving」3曲目「Waitin' On You」4曲目「Shouldn't Have Took More Than You Gave」5曲目「World In Changes」6曲目「Sad And Deep As You」7曲目「Just A Song」8曲目「Look At You Look At Me」このアルバムでいつも感動してしまう曲は6曲目「Sad And Deep As You」です。レオン・ラッセルの弾くピアノの優しさとデイヴの柔らかい歌声が胸に沁みる名曲です。あまり知られてない曲だけど、めちゃくちゃ良い曲なので多くの人に知ってほしい曲。そして何と言ってもシングルカットした1曲目「Only You Know And I Know」は文句なし名曲!日本盤のシングルタイトルは「二人だけが知っている」でした。ギタリスト「デイヴ・メイスン」も堪能できる軽快なロックナンバー!アコギのフレーズも最高だし、Gソロもシンプルなのに惹きつけられる。レオン・ラッセルもちょうど本格的に活動を始めた頃。コーラスで参加してるリタ・クーリッジがこの曲をカバーしてアルバムに収録しています。デイヴ・メイスンのオリジナル「Only You Know And I Know」はファンクなノリの気持ち良さもあってずっと16刻んでるような心地良さ。リタ・クーリッジのバージョンはよりシンプルに8ビートの気持ち良さで、あれはあれで本当にめちゃくちゃ良い!この曲、日本でヒットしたわけでもないので、マニアックな洋楽ファンの中でしか語られてないのが勿体無い。そしてこの曲の歌詞がまたいい!身につまされると言うかリアルに人間関係を歌ってる。その次の好きな曲は3曲目「Waitin' On You」です。ストレートなロックンロールナンバー。この曲でもレオン・ラッセルの弾くロックンロールピアノに耳を奪われる。もちろんデイヴのギターが最高なのですが。5曲目「World In Changes」が感動的な重めなロックナンバー!この曲のラリー・ネクテルのオルガンソロは必聴!8分の6になる展開も好きです。自分で曲を作ってバンドで演奏してた頃、ある曲でこの曲からヒントもらって作ったのを思い出した。7曲目「Just A Song」も気持ち良いの一言。サビに入ってくるバンジョーの音色がとにかく最高です!このアルバムは60年代〜70年代ロックファンなら外せない1枚である事は間違いない!…と思う。
2022年11月14日
イギリスのブルースロック「Ten Years After」のシングル。1971年8月発売6枚目のアルバム「A Space in Time」からのリードトラック。これまでに「Ten Years After」の事は何度も書いてるけど、この曲の事や「A Space in Time」の事は一度も書いてなかったような気がする。「Ten Years After」自体、10代の頃から好きなバンドだったので書きたい事はまだまだあるのですが、後回しになっている感じ。バンド構成Alvin Lee – Guitar and VocalsLeo Lyons – BassRic Lee – DrumsChick Churchill – KeyboardsA面「I'd Love To Change The World」(チェンジ・ザ・ワールド)この曲のイントロが流れ出すだけでカッコ良すぎて今でも鳥肌が立ってしまうほどです。都倉俊一さんは「マンデー・モナリザ・クラブ」のイントロをアレンジする時に無意識にこの曲のイントロのフレーズが頭に浮かんだのじゃないかなって思う時がある。このシングルがシングル売上としては「Ten Years After」史上、1番売れた曲でした。とにかくこの曲はカッコ良い!アルヴィン・リーのギターのどのフレーズもゾクゾクする。この曲が収録されてるアルバム「A Space in Time」も1曲目「One of These Days」から鳥肌が止まらない名曲ばかりです!多分、廉価版とかで買えるんじゃないかな。知らんけど^^;B面「Let the Sky Fall 」「I'd Love To Change The Worldだけ聴くと、これブルースロック?って思う人もいると思うけど、この曲ならブルース好きも大満足するブルースロックです。前半の曲の雰囲気から急に視野が広がっていくようなギターソロの雰囲気にいつもゾクゾクさせられる。この曲とアルバム1曲目「One of These Days」は最強ブルースロックです。ライブ盤「Recorded Live」でも1曲目に演奏されています。スタジオバージョンよりもアップテンポにアレンジしてる「One of These Days」も鳥肌モノの演奏です。20代の頃に「Ten Years After」と「Paul Butterfield Blues Band」に凄くハマってた時期があって他のブルースバンドやブルースロックバンドもいろいろ集めて聴いてた。「Johnny Winter」「Fleetwood Mac」「John Mayall & The Bluesbreakers」「Free」などその時期にいろいろと開拓して聴き始めてた。
2022年11月08日
イギリスのロックバンド「Grapefruit」の1968年1月29日発売のデビューシングル。「Grapefruit」はビートルズが設立した「Apple Publishing」からのデビューです。バンド名「Grapefruit」と名付けたのはジョン・レノン。後に妻になるオノヨーコが書いた「グレープフルーツ」という本からジョンが名付けたとか。自分が果物のグレープフルーツを初めて食べたのは多分、他の人よりかなり早いと思う。小学生になるか、ならないかの頃、大阪万博より前だった。大型船の船長で1年のほとんどを海外と海上で過ごしてる親戚のおじさんがいて、日本の港に帰って来た時は、まだ当時、町の果物屋では売ってなかったグレープフルーツをいっぱいお土産で持って来てくれた。アメリカで買ってくれてた。今ほど甘みがあるわけではなく、渋みと酸味が強かった印象で半分に切った切り口にグラニュー糖をかけて食べるのが普通だった。グレープフルーツを食べる専用のスプーンも家族分もらってた。その頃、デパートではたまに高価で売ってたけど高過ぎて買うことはなかった。他にも日本では見た事のない珍しいお菓子などもお土産にもらってた。それと西洋、東洋の物が早くから多く入って来てた神戸に住んでるので、海外の食べ物を口にするのは他の街の友人たちとも話しててかなり早かったのを知った。トムヤムクンを初めて飲んだのも1970年代だったと思う。辛かったけど子供の頃から好きだった。パクチーも何の問題もなく子供の頃から気にならなかった。ナンプラー、酢、砂糖、唐辛子の味付けの料理を違和感もなく食べてたので、今もタイ料理が大好きなんだと思う。ニンニクは苦手だからいつも極力少なくしてくださいって注文する時に言うけど…。歳を重ねるごとにニンニクの臭いが無理になってきた。・・・・まったく関係ない話でした。A面「Dear Delilah」(邦題「いとしのデライラ」)QUEENのフレディ・マーキュリーが最後に飼っていた愛猫の名前が「デライラ」最後のアルバムにも「Delilah」とそのままタイトルにして曲にして収録。このグレープフルーツの曲から名付けたのだろうか。当時は最先端だったのかわからないけど、シンバルにフェイザーかフランジャーを掛けまくってて音割れが激しい。このアナログ盤で聴いても当然、音割れは凄いし、何年か前に発売されたリマスター盤でもこのフランジャーでの音割れはまったく解消できていない。この曲はシングルバージョンとアルバムバージョンがあるのですが、聴き比べてみても同じく音割れは同じです。メロディーも美しくコーラスも好きなのですが、そのせいであまり聴こえにくいのが残念。イタリア語バージョン「Dolce Delilah」はエフェクトは同じですが、音割れは気にならない程度にMIXされなおしています。気持ち良く聴くにはイタリア語バージョン「Dolce Delilah」が一番イイ。B面「Dead Boot」この曲、昔から大好きだった。短い曲ですが、メロディーも演奏もアレンジも自分の好きなツボを突いてくる。1分57秒しかないのが勿体なくて、4分くらいの曲で聴きたいと思ってしまう。歌い出しのメロディーが低く過ぎてボーカルが音が取れてないのが気になる人はこの曲のイタリア語バージョン「Mai Nessuno」はオススメ。なぜかイタリア語だと完璧に低音が出せています。アレンジ、演奏もイタリアバージョンの方が音数増やしていてよりドラマチックです!
2022年11月03日
カナダのロックバンド「ゲス・フー」の1969年発売のシングル。1970年1月発売の6枚目のアルバム「American Woman」の先行シングル。バンド構成Burton Cummings – vocalsRandy Bachman – lead and rhythm guitarJim Kale – bassGarry Peterson – drumsA面「No Time」アルバムリードトラック向きの軽快なキャッチーな楽曲です。Burton CummingsとRandy Bachmanが作った曲です。この曲は1969年9月発売の5枚目のアルバム「Canned Wheat」の1曲目にも収録されていますが、なぜかレコーディングしなおして12月にこのシングル発売。そして1970年1月発売の6枚目のアルバムにまた新しいレコーディングバージョンが収録された。「Canned Wheat」バージョンよりも少しアップテンポにしてよりキャッチーにアレンジ。レコード会社もこの曲を大ヒットさせようといろいろ考えてそんな事になったのかと思う。計画通りにこの曲はカナダで1位、アメリカで5位と大ヒットしました!この曲のヒットの流れで、この次のシングル「American Woman」が超大ヒット!アメリカでも1位を取った。B面「Proper Stranger」この曲も6枚目のアルバム「American Woman」からシングルカット。アルバムB面のラストから2曲目に収録。ブルージーで重めなノリが渋いブルースロックナンバー!アコギのリフもかっこ良くて最高です。アルバム「American Woman」の中でもベスト3に入る好きな曲です。コーラスもカッコいい!同じくブルースロックな「American Woman」に引けを取らないカッコ良い曲です!
2022年10月30日
1981年1月に発売された「TOTO」の三枚目のアルバム。このアルバムが世界的に大ヒットしてると思ってる日本人が多いのですが、なぜか日本のみで大ヒットしました。オリコンアルバムチャート3位まで上がった。アメリカやヨーロッパでは商業的には失敗だと言われ、アメリカではトップ40にも入らなかった。前作「ハイドラ」(Hydra)から世界売り上げは半分になってしまった。(しかし次の「TOTO IV」は「ターンバック」の12倍の売り上げ!)日本でアルバムが大ヒットしたきっかけは先行シングル「グッバイ・エリノア」がヒットしたのが大きい。この時からTOTOは日本をかなり意識してくれるようになった。A面1曲目「Gift With A Golden Gun」2曲目「English Eyes」3曲目「Live For Today」4曲目「A Million Miles Away」B面1曲目「Goodbye Elenore」2曲目「I Think I Could Stand You Forever」3曲目「Turn Back」4曲目「If It's The Last Night」このアナログ盤に針を下ろしたのは20年ぶりぐらいかも知れない。CDでばかり聴くようになってから棚にしまいこんでしまってた。通して聴いてみて、やはりかなりキャッチーでPOPだけどメタルっぽさもあるアルバムだと感じた。それがあの時のアメリカで受けなかったのか・・。「Goodbye Elenore」なんて絶対売れそうに思うけどアメリカでは受けなかった。日本ではラジオでもかなり聴いたしシングル盤もかなり売れた。1981年の日本と言うと雑誌「ミュージックライフ」「音楽専科」「ヤングギター」などの影響で洋楽ではヘヴィメタルが急に目立ち始めてた。イギリスでもNWOBHMってムーブメントが起きたりしてたのも大きい。MSG、レインボー、ホワイトスネイク、アイアンメイデン、デフレパードなどが音楽雑誌の表紙を飾るようになって、キャッチーなメタルが一般にも浸透してきてた。(自分が好きなOZZYは1983年頃から一気に音楽雑誌の表紙を飾る事になります)そんな時に出た「ターン・バック」「Goodbye Elenore」なんてその頃のメタル好きが飛びつきそうなリフとアレンジ。そして1曲目「Gift With A Golden Gun」もキャッチーなメタルとも言えるようなアレンジ。TOTOのライブに行くと普通に長髪のメタル好きが多く集まってた。その中の一人が自分だけど^^;メタル好きな友人と自分も観に行ったし。スティーブ・ルカサーの存在がメタル好きの中ではかなり大きかった。日本のみでシングルカットされたA面3曲目「Live For Today」もハードロック調の曲です。この曲がこのアルバムで一番好きかも知れない。少し前に書いたTOTOの東京公演ライブのブートの中でもこの曲を演奏してるけど、あのライブバージョンはイマイチ好きじゃないから、ブートの事を書いた時に何も書かなかった。やたらHARDにアレンジし過ぎてて、オリジナルのこの曲の心地良い感じがかなり薄れてる。逆にA面ラストの「A Million Miles Away」はライブアレンジの迫力が最高です。イントロをKeyのみで始めるライブバージョンかなり好きです。この曲は1999年ライブ盤「Livefields」にも収録されててその演奏も凄く好きです。A面1曲目「Gift With A Golden Gun」の1982年ライブバージョンはびっくりするほどのスティーブルカサーの勢いあるスリリングなリフで始まりかなりテンポアップされて演奏されました。めちゃくちゃカッコ良いライブバージョンです!2曲目「English Eyes」もライブではかなりHARDにアレンジされています。これもライブバージョンの勢いの方がさらに好きです。唯一「Live For Today」だけはスタジオオリジナルバージョンの方が良いように感じる。アメリカとヨーロッパでシングルカットされたのは、アルバムラストの「If It's The Last Night」です。日本のみ「Live For Today」なのはその時の日本の状況がよくわかってると思う。「If It's The Last Night」だったとしても日本ではヒットしたと思いますが。この3枚目のアルバム「ターン・バック」は敬遠してたのか、あまり聴いてなかった。2nd「ハイドラ」と1stアルバム「TOTO」と5th「Isolation」7th「The Seventh One」ばかり聴いてたような気がする。「TOTO IV」も通して聴く事は少なかったように思う。「TURN BACK」改めて良いアルバムだと思いながら2回通して聴いた。
2022年10月21日
アメリカのロックバンド「Three Dog Night(スリー・ドッグ・ナイト)」の1974年発売シングル。8枚目のアルバム「Hard Labor」からの第二弾シングルです。Cory Wells - A面 Lead vocals Background vocalsChuck Negron -B面 Lead vocals Background vocalsMike Allsup - GuitarsJimmy Greenspoon - KeyboardDanny Hutton - Background vocalsSkip Konte - KeyboardJack Ryland - BassFloyd Sneed - Percussion, DrumsA面「Sure As I'm Sittin' Here」 邦題「人生なんてそんなもの」アルバム「Hard Labor」の1曲目に収録されてる曲です。(この曲の前に1分ほどの短いSEとインストがあります)サーカスで流れるような陽気だけど少し不気味な有名な曲のあとに、ピアノの軽快な跳ねるようなイントロが鳴り出します。アルバムバージョンは4分45秒といろんあな仕掛けもあったりするのですが、シングルバージョンはシンプルに編集されてて聴きやすさではこっちです。自分はアルバムバージョンの方が好きですが…。「気楽に行こう!」って感じの歌詞とメロディーは、元気を出させてくれる。ブラスセクションのアレンジもキャッチーで心地良い!B面「Anytime Babe」アルバム「Hard Labor」の2曲目に収録されています。「Sure As I'm Sittin' Here」の後に流れ始める美しいバラードナンバーです。Chuck Negron の美しくパワフルなボーカルが最高です!今は、少し手に入りにくくなってる8枚目のアルバム「Hard Labor」もスリー・ドッグ・ナイトの名盤と呼ばれてる「Naturally」や「It Ain't Easy」「Harmony」と比べても引けを取らない素晴らしいアルバムです。
2022年10月18日
エルヴィス・プレスリーの1968年11月発売のライブアルバム。たしかこのアルバムがエルヴィス初のライブアルバムだったと思う。エルヴィスのライブ盤ではやはり1970年発売の「オンステージ」と1973年発売の「エルヴィス・イン・ハワイ」の2作が特に有名だと思う。このライブ盤はテレビ・ショーの録音をレコードにしたものでコンサートホールじゃなくスタジオ収録なので観客は比較的静かです。このLPは豪華仕様で見開きジャケの中は8ページのブックレットになっています。このLPは家にずっとあって、多分、父親が買ったものなのかも知れない。子供の頃はまったく針を落とした事もなかったのですが、20歳も過ぎた頃にふと聴いてみたくなって聴いてみたらめちゃくちゃカッコ良くてそれから数枚、エルヴィスのLPを買ったり映画を観に行ったりした。もうすぐ映画「エルヴィス」がBlu-ray発売されるので観るのが楽しみ。映画館でやってるのを知ってたけど、今の映画館のシネコンで観るのはあまり好きじゃないのでBlu-ray発売まで我慢しようと思い発売を待ってた。映画館には極力行きたくないのでどの映画もBlu-ray待ちになる事が多い。(「ゴジラ」だけは映画館で観たいので映画館で観に行きますが…)今日はCDで聴いた。アナログ盤ではメドレー内でカットされてる曲もあってCDで聴いてからアナログ盤でも聴いた。音の違いにも驚いた。A面1曲目「Trouble/Guitar Man」2曲目「Lawdy, Miss Clawdy/Baby, What You Want Me To Do」3曲目「Heartbreak Hotel/Hound Dog/All Shook Up/can't Help Falling In Love/ Jailhouse Rock/don't Be Cruel/Blue Suede Shoes/Love Me Tender」B面4曲目「Where Could I Go But To The Lord/Up Above My Head/Saved」5曲目「Baby, What You Want Me To Do/that's All Right/Blue Christmas/One Night/ Tiger Man/Trying To Get To You」6曲目「Memories」7曲目「Nothingville/Big Boss Man/Let Yourself Go/It Hurts Me/Guitar Man/ Little Egypt/Trouble/Guitar Man」8曲目「If I Can Dream」このライブを聴いて人としてのエルヴィスにも興味を持った。歌詞間違って笑ってしまったり、バンドメンバーとふざけあったり…。それまではどんな人なのかとかさえ考えた事もなかった存在だったのでリアルな人間味を感じて、昔のスーパースターのイメージから急に親近感が湧いたのを思い出す。1曲目の「Trouble」や「Guitar Man」はイメージ通りのノリと演奏を楽しめる。自分は2曲目のメドレーの最初の「Lawdy, Miss Clawdy」が、スタジオ盤ではホンキートンクピアノでの警戒で明るいノリのイメージがこのライブでは、渋いブルースになってて、こっちのカッコ良さに鳥肌になった。めちゃくちゃ歌い方がカッコいい!3曲目のメドレーは超有名曲のオンパレード!「Heartbreak Hotel」のオリジナルのあの軽い感じも捨てがたいけど、ライブバージョンは仰々しいイントロを付けてのHeavyな演奏と歌唱。「All Shook Up」の変わり様にも惹きつけられる。この時のアレンジ、凄くイイ!「Can't Help Falling In Love」のストリングアレンジも素晴らしくこのバージョンも好きです。オーソドックスなオリジナルのあのアレンジの方がそりゃ好きですが。そして自分が物凄く好きな曲「Blue Suede Shoes」はいろんなアレンジのバージョンがあるけどどれも捨てがたいアレンジ。「Love Me Tender」で歌詞間違えて笑う所とか人間味が感じられて凄くいい。B面1曲目「Where Could I Go But To The Lord」はゴスペルアルバムも出してるエルヴィスが歌い上げるゴスペル。続く「Up Above My Head」と「Saved」もゴスペルナンバー。完全にエルヴィス風にアレンジ。6曲目「Memories」もこのライブ盤で特に好きな曲。エルヴィスの歌唱が美しくカッコよすぎる。名曲です。ラスト曲「If I Can Dream」(明日への願い)はロッカバラードの基本形のような曲でこれをカッコよく思えない人がいるのか?って思ってしまうほどカッコいい曲。スタジオアルバムは4枚しか持っていないので、集めたいけど手に入らない物もあって見つけにくい。Blu-rayが届くのが楽しみ。LPの裏ジャケブックレット中にも写真が多く掲載されています
2022年10月12日
ディープ・パープルとロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラの共演でライブレコーディングされたアルバムです。( Deep Purple and the Royal Philharmonic Orchestra)この前、レインボーのDVDを観ていた中に1984年武道館のライブ映像があった。それは25人のオーケストラとの共演で、その映像を観ながらこのアルバムの事を思い出してた。このLPを買ったのはハードロックにどっぷりハマり出した10代後半の頃。買ってきてみたものの、何度か聴いただけでレコード棚にしまいこんだままになってた。それからかなり年月が経った頃に急に思い出し聴いてみたらジョン・ロードの凄さに感動。その時からDeep Purpleの中ではジョン・ロードとイアン・ギランが特に好きになった。なのでジョン・ロードがホワイトスネイクに加入したら、そのままホワイトスネイクファンになったし、1985年にDeep Purple再始動するとDeep Purpleの音を追ってた。イアン・ギランも脱退してバンド組むとイアン・ギランが活動してる方に意識が向いてパープルはあまり聴かなくなっていった。かなり久しぶりにこのLPに針を落として聴いてみた。2000年ごろに全編が収録されてるCDが2枚組で出た時にそれを買ってそっちばかり聴いてた。このアナログ盤、針を落として聴いた回数は少ないので、かなり良い状態で聴けた。ほとんどスクラッチノイズもなく新品のような音。CDはこの日のコンサートがノーカット収録の2枚組。A面1曲目「第1楽章 - First Movement」a モデラート - Moderatob アレグロ - Allegroc ヴィヴァーチェ - vivace2曲目「第2楽章 - Second Movement」a パート1 アンダンテ - Part 1-AndanteB面1曲目「第2楽章 - Second Movement」b パート2 - Part 2 2曲目「第3楽章 - Third Movement」バンド構成Deep PurpleJon Lord keyboards、organIan Gillan vocalsRitchie Blackmore guitarRoger Glover bassIan Paice drumsMalcolm Arnold conductorRoyal Philharmonic Orchestra orchestral instruments全曲作曲 ジョン・ロード第一楽章モデラートのパートから起伏もしっかりしててすぐに曲の世界に引き込まれる。ピアノ習ってる時にピアノの先生に「モデラート!モデラート!」とか何度もややピステリックな声で言われたので好きな言葉じゃないけど^^;モデラートのドラマチックなパートから陽気なパート「アレグロ」へと繋がる流れは最高です。アレグロの最初のフレーズは「エリザベート」の中のフレーズに凄く似てると初演を観た時から思ってる。「バート・イシュル 」のメインメロディーです。シルヴェスター・リーヴァイはこのアルバムを聴いてるじゃないかと思ってる。そしてリッチーのアグレッシブなソロが始まると、さっきまでのクラシックな世界から一気にハードロックの世界に。ヴィヴァーチェのパートはハードロックとオーケストラが完全融合していく。そういえば昔、ヴィヴァーチェって名前のパウダーコロンがあったなぁ。第2楽章アンダンテは始まり方がかなり不穏な空気に包まれてて恐る恐る歩いてるテンポって感じ。この第二楽章アンダンテが自分は一番好きです。不穏な美しさと徐々に優しさが加わってくる印象。ここのパートはイアン・ギランの余裕ある歌唱が楽しめる。イアン・ギラン好きな事はずっと書いてきてるけど、この曲のように高音シャウトするのではなく普通に歌ってる方が好きです。中盤からは完全にDeep Purpleの世界になる部分もあって、ここの部分のリッチーのギターが素晴らしく、そしてそれ以上にジョン・ロードのオルガンソロのカッコよすぎるフレーズに鳥肌です。第三楽章はヴィヴァーチェからプレストへ。ハードロックファンならプレストなんて聞くとワクワクしてしまうと思う。一番ハードロックとして楽しめるパートです。このパートにはイアン・ペイスの長いドロムソロが含まれています。ドラムとティンパニーの共演。アナログ盤で通して聴いてみて改めてジョン・ロードの偉大さがわかる。
2022年10月10日
フランスのアーティスト「Christine And The Queens」の2ndアルバム。2015年に発売された1st「Chaleur Humaine」の事はかなり前に書いたような気がするけど4年前に出たこのアルバムの事は書いていなかったような気がする。「Christine And The Queens」を知ったのは高校時代からのロック好きの友人が1st「Chaleur Humaine」は買ってみて損しないと思うよって勧めてくれたのがきっかけ。買ってきて聴いてみて最初は特に引き込まれなかったんだけど何度か聴いてるうちに妙にハマってきて当時はよく聴いてた。たしか一番最初にハマった曲は「Saint Claude」だったと思う。来月、3rdアルバムが発売されます。2枚組 Collector's EditionDisc 1は英語バージョンDisc 2はフランス語バージョンDisc 11曲目「Comme Si」2曲目「Girlfriend」 Feat. Dâm-Funk3曲目「Walker」4曲目「Doesn't Matter」5曲目「5 Dollars」6曲目「Goya Soda」7曲目「Damn (What Must a Woman Do)」8曲目「What's-Her-Face」9曲目「Feel So Good」10曲目「Make Some Sense」11曲目「Stranger」Disc 21曲目「Comme si on s’aimait」2曲目「Damn, dis-moi」 Feat. Dâm-Funk3曲目「Marcheuse」4曲目「Doesn't Matter (Voleur de soleil)」5曲目「5 Dols」6曲目「Goya ! Soda !」7曲目「Follarse」8曲目「Machin-Chose」9曲目「Bruce est dans le brouillard」10曲目「G」11曲目「Les yeux mouillés」12曲目「L’étranger (Voleur d'eau)」Bastien Doremus Drum Programming David Frank Keyboards, Bass, PianoDam-Funk Keyboards [Keytar], Bass, Drum ProgrammingMarlon McClain GuitarDaniel Aged Pedal Steel Guitar James Manning BassLance Tolbert BassChris Drum Programming, Bass, Key, Harpsichord, Drums, Piano懐かしさも新しさも感じる音で、フレーズも80年代後半〜90年代に聴いてたような曲を思い出し懐かしさを感じる。1曲目「Comme Si」はいきなりイントロの懐かしい感じのカッコ良さに引き込まれる。ボーカルのフレーズもファンクな渋さで暑苦しさがまったくないのがまたクールです。2曲目「Girlfriend」、この曲も凄く好きな曲!特にフランス語オリジナルバージョンがさらに艶っぽくエロかっこいい!フランス語の響きって子供の頃から聞き慣れてて(まったく言葉自体はわからないけど)、特に女性の使うフランス語の響きが好きだった。小学4年生ぐらいから3本立ての2番館とかで洋画を観るのが好きになってカトリーヌ・ドヌーヴの虜になっていった。このブログでもドヌーヴの事は数え切れないほど書いたように思う。どの映画のドヌーヴも好きです。ジャンヌ・モローも好きですが、彼女が30歳超えた頃の「エヴァの匂い」「突然炎のごとく」「雨のしのび逢い」などが特に好きだった。10代の頃は特に、アメリカの映画よりもフランス映画、イタリア映画を好んで観てた。男優ではかなりベタですが、ジャンポール・ベルモンド、アランドロン、ジャンギャバンが好きだった。なのでフランス語の響きは子供の頃から耳に心地良くて、音楽でもミッシェル・ポルナレフ、イベット・ジロー、パトリシア・カース、シャンタル・ゴヤイヴ・モンタン、フランソワーズ・アルディ、クロード・フランソワ、ジジ・ジャンメール、シャルル・アズナヴール、など好きなアーティストも多いように思う。3曲目「Walker」は立ち止まって悩んでる時に元気くれそうな曲。4曲目「Doesn't Matter」はこのアルバム最初に聴いた時に一番気に入ってた曲。5曲目「5 Dollars」はシングルカットしたキャッチーな曲。この曲も大好きな曲。6曲目「Goya Soda」がアルバムの中で今、一番好きかも。フランス盤のみ収録の「Bruce est dans le brouillard」がめちゃくちゃ良い!アメリカ盤では「Feel So Good」ですが、この曲もいいのですが。11曲目「Stranger」、フランス盤はラスト12曲目に収録「L’étranger (Voleur d'eau)」
2022年10月07日
TOTOの1982年来日公演のブート。かなり高音質なサウンドボート物です。大ヒットアルバム「TOTO IV」に伴うツアーで、武道館公演の音源です。1982年来日時の日本武道館公演は、5月17日、18日、21日の3公演。その中の5月17日の公演を「NHKヤング・ミュージックショー」が収録して7月24日に放映しました。1982年ツアーパンフのツアー日程のページで、このブートレッグ、5月18日公演表記なのですが、多分5月17日のライブだと思う。「NHKヤング・ミュージックショー」は約1時間に編集されていましたが、ボビーのフェイクとかまったく同じなので、その音源のみのノーカット版じゃないかと思う。その音にテレビ放送での音は観客の声を重ねているだけのように思える。テレビ放映は9曲のみだったのでノーカットで聴けるのは最高です。Disc 11曲目「Girl Goodbye」 1st「TOTO」2曲目「Child's Anthem」 1st「TOTO」3曲目「I'll Supply The Love」 1st「TOTO」4曲目「Live For Today」 3rd「Turn Back」5曲目「A Million Miles Away」 3rd「Turn Back」6曲目「Georgy Porgy」 1st「TOTO」 7曲目「Good For You」 4th「TOTO IV」8曲目「Africa」 4th「TOTO IV」9曲目「Hydra」 2nd「Hydra」10曲目「99」 2nd「Hydra」Disc 21曲目「Goodbye Elenore」 3rd「Turn Back」 「Guitar Solo」2曲目「Gift With a Golden Gun」 3rd「Turn Back」3曲目「Make Believe」 4th「TOTO IV」4曲目「Rosanna」 4th「TOTO IV」5曲目「English Eyes」 3rd「Turn Back」6曲目「Afraid of Love」 4th「TOTO IV」7曲目「Lovers in The night」 4th「TOTO IV」8曲目「Hold The Line」 1st「TOTO」 「メンバー紹介」 9曲目「Runaway」 「 Unreleased」「NHKヤング・ミュージック・ショー」で放映された曲オープニングでのメンバー紹介映像で「Childs Anthem」が少しだけ流れた。1曲目「Girl Goodbye」2曲目「I'll supply the love」3曲目「Million miles away」4曲目「Georgy porgy」5曲目「Good for you」6曲目「Africa」7曲目「Goodbye Elenore 」8曲目「Rosanna」9曲目「English eyes」2nd「Hydra」からの曲が2曲と少ないのですが、1980年来日時は2nd「Hydra」中心だったので満遍なく各アルバムからバランスの取れたセットリスト。個人的には自分の好きな曲の連続なので大満足なライブでした。NHKの放送分の選曲はどうかと思いますが・・・。この時の最新アルバム4th「TOTO IV」からは「Afraid of Love」と「Lovers in The night」「Make Believe」の3曲が特に好きでこの3曲のライブバージョンが再び聴けるだけでも満足です。アルバムで一番好きな曲は昔も今も「Waiting For Your Love」なのですが、セットリストに入っていませんでした^^;「Waiting For Your Love」は絶対にかっこいい!このブートは初期のTOTOのライブを120%楽しめる内容です。ヒット曲もあの曲もこの曲も網羅されているので、当時FMで軽くTOTOを聴いてた人でも懐かしく楽しめると思う。ツアーパンフ裏表紙の写真
2022年10月03日
フランスのシンガーソングライター/ロックシンガー「Michel Polnareff」の1971年発売のシングル。(日本盤は1972年発売)ミッシェル・ポルナレフの事は前にも何度も書いてるけど、詳しいデータがあまり残っていない。特に日本では日本独自のタイトルのアルバムも多く、特に初期はどれがオリジナルアルバムなのかわかりにくい。「来日記念盤」なら山ほどあるけど「来日期待盤」とは珍しい。このEP発売の数ヶ月後に初来日を果たすのですが。この時点ではうっすら決まってたんだろうなこの時期のフランスのポップシーン、ロックシーンもどんな状況だったのかわかりにくい。日本で取り上げられてヒットすると、そのアーティストがフランスでも中心なのかと思うとそうでなかったり…。ミッシェル・ポルナレフに関してはフランスでかなり売れてたのはわかっていますが、日本ではあまり語られないクロード・フランソワとの立ち位置などもイマイチわからない。映画「最後のマイ・ウェイ」(クロード・フランソワの一生を映画にしたもの)の中では一瞬だけ一つのセリフにミッシェル・ポルナレフの名前がクロードの口から語られるけど、好意的とは真反対なセリフだったように思う。あの映画を見る限りではクロード・フランソワは当時のフランスの頂点だったのかと思える。フレディー・マーキュリーの映画でかなり史実と異なるフィクションが多かったので映画はそんなものだと思っています。史実よりも大切なのは作品として盛り上げる事。それを前提に脚本が書かれるから。ミッシェルとクロードはいっさい関わりはなかったのだろうか?時代はしっかり被っています。映画「最後のマイ・ウェイ」はクロード・フランソワの超個性的な才能や人格がわかりやすく描かれています。クロード・フランソワをまったく知らない人に楽しめるのかどうかは分からないけど…。(クロード・フランソワはあの「マイ・ウェイ」を作曲した人、それをシナトラが歌いました)大きな交通事故にあったエピソードや「Chanson Populaire」で奇跡的に復活したエピソードなどがないのですが。映画を観てると、クロードも名曲を山ほど残してるのがよくわかる。A面「渚の想い出」(Tous Les Bateaux ... Tous Les Oiseaux)ウミネコの鳴き声と波の音、船の汽笛のSEから始まる美しいクラシカルな印象の楽曲。最初は何度もリタルダントが使われるのでしつこいように感じてたけど、これ不思議で、何度も聴くと気持ち良くなってくる。多分、人それぞれこの曲を聴いて頭の中に浮かぶ海の景色がかなり違うように思う。「君にあげよう 全ての船 全ての島 すべての太陽 すべてのバラ 君を驚かすようなすべてのものを」で始まる情熱的な楽曲です。曲調とアレンジは柔らかく優しい感じです。B面「コンピューターの夢」(Computer's Dream)1971年でこのタイトルは凄い。タイトルのまま不思議な曲です。静かにエレピのみのイントロにミッシェルのスキャットが被さってきます。次第にスキャットが盛り上がるとカウベルが鳴り出しラテンを前出したファンクパートに。かっこいいベースラインとギロの音。この曲は歌詞はなくスキャットがあるだけで、ほぼインストナンバーとも思える。クロード・フランソワもいち早くディスコ系のR&Bやファンクを取り入れて派手に踊りながら歌うパフォーマンスも話題になったけど、Michel Polnareffのファンクとはまったく毛色が違う印象。
2022年09月28日
日本のロックバンド「カステラ」の3枚目のシングル。 バンド構成大木知之さん ボーカル長谷川裕さん ギター福地伸幸さん ベース福田健治さん ドラム1989年ツアーパンフ1曲目「石油ストーブ」作詞・作曲 長谷川裕さん 編曲 カステラ2ndアルバム「鳥」の先行シングルとしてアルバム発売の1ヶ月前に先行発売。アルバム「鳥」はたまに聴いてるのですが、このシングルは同じバージョンだったかどうかを確かめる感じで聴いてた。アルバムバージョンと同じでした^^;この曲をシングルとして発売したCBSソニーも凄い…。「鳥」からならどの曲をシングルに切っても「石油ストーブ」並みに強烈ですが。「♪僕の部屋に今日から石油ストーブがある 友達からもらった石油ストーブがある 今までは僕の部屋 電気ストーブがあった 電気代はかかるし あまり暖かくない 石油を買いに行こう 石油を買いに行こう 石油を買いに行こう 石油を買いに行こう」「♪とてもあたたかくて とても気持ち良いから いねむりをしてたら 家が燃えちゃったよ 友達のおうちに住ませてもらおう 友達のおうちにも石油ストーブがある・・・・・こんな感じで始まって何かいろいろと怖さを感じるのですが、レゲエ風アレンジで曲調は可愛く明るめ。この後の歌詞もいろいろと良い感じです^^;この曲もだけど「鳥」はよく聴いててたから懐かしい。もう32年も前の曲なのか・・・。2曲目「あいやいやい」作詞・作曲 長谷川裕さん 編曲 カステラアルバム1曲目のガレージパンクなナンバー。この曲も笑ってしまうシチュエーションで…こんな奴いたなぁって思い出すような曲。「♪外で君が待ってるけど ぼくはまだ家にいるんだ 外で君が待ってるけど ぼくはまだ家にいるんだ・・・・ 外で君が待ってるけど ぼくはまだまだまだまだ窓の中 テレビなんだかおもしろそうで カラダそっちに向いてしまう 急がないとダメなのに 落ちついてしまうのは なぜだか自分でも わからない・・・・」こんなダメ男の歌なんだけど、変にカッコいい曲で凄く好きだった曲。レーザーディスクで「HEY!外人 カステラワールド・ツアー90」を持ってるんだけど、LDプレイヤーはあるけど、普段オーディオアンプにもモニターにも繋げてない。「石油ストーブ」「頭の輪あるいいヤツ」「ビデオ買ってよ」「君は何かかくしてる」などのライブ映像が観たいので久々に繋げようかと思ってる。「LIVE1989・7・2 日比谷野音」はVHSなので、いつでも繋がってて観られる^^こっちは自分が好きな「歯が抜ける」「HAPPY」「セミの唄」「セミの唄」「夜明け」が聴けます。一度、ビデオデッキに絡みついてしまってテープが切れて観られなくなったけど、中古で見つけて再び購入。VHSとLDで出てたライブを全てBlu-ray1本にまとめて出して欲しい。「夜更かしは出来ない」が気怠くて好きなんだけどどのライブにも収録されていない。ライブではセットリストに入ってた事はあったように思うけど。1990年「鳥」発売時のツアーパンフ
2022年09月27日
1976年11月6日テキサス州ヒューストンでのイーグルスのライブ。この日はグレン・フライの誕生日。そして発売前のアルバム「Hotel California」からの楽曲も2曲演奏された。この日の1ヶ月後にアルバム「Hotel California」が発売になりました。テレビ放映用に収録された音源なのでもちろんサウンドボード物。音質はブートにしたら文句なし。この日のライブの曲順はまったく違います。これが実際の1976年11月6日ヒューストンでのセットリスト1曲目「Take It Easy」2曲目「Outlaw Man」3曲目「Doolin-Dalton」4曲目「Desperado」5曲目「Lyin' Eyes」6曲目「Take It to the Limit」7曲目「Already Gone」 (Jack Tempchin cover)8曲目「One of These Nights」9曲目「Hotel California」10曲目「Wasted Time」11曲目「Midnight Flyer」12曲目「Turn to Stone」(Joe Walsh song)13曲目「Funk #49」(James Gang cover)14曲目「Good Day in Hell」15曲目「Rocky Mountain Way」(Joe Walsh song)16曲目「Witchy Woman」Encore17曲目「James Dean」18曲目「Best of My Love」(with J.D. Souther)19曲目「Walk Away」(James Gang cover)20曲目「Tequila Sunrise」「Hotel California」を初めてライブで演奏したのは10月15日 ASU Activity Centernから。11月6日は12回目の演奏。「Hotel California」から始まるセットリストは10月20日~22日のカリフォルニアでのライブ3daysのセットリストでその中の10/21のセットリストがこのCDのセットリストとほぼ同じです。アンコールまではこの日のライブ音源じゃないのかと怪しんでしまう。アンコールの4曲だけがグレン・フライの誕生日の音源じゃないのかと…。観客の歓声の音がアンコールから明らかにまったく違う。CDの曲順1曲目「Hotel California」2曲目「Lyin' Eyes」3曲目「Wasted Time」4曲目「Take It To The Limit」5曲目「Desperado」6曲目「Midnight Flyer」7曲目「Turn To Stone」(Joe Walsh song)8曲目「Already Gone」(Jack Tempchin cover)9曲目「One Of These Nights」10曲目「Funk #49」(James Gang cover)11曲目「Good Day In Hell」12曲目「Rocky Mountain Way」(Joe Walsh song)13曲目「Witchy Woman」14曲目「James Dean」15曲目「The Best Of My Love」(with J.D. Souther)16曲目「Walk Away」17曲目「Tequila Sunrise」演奏された曲目は「One Of These Nights」のツアーの時とほぼ同じで、そこに新曲2曲を加えた感じ。そして一番怪しいと思ったのは、このCDのセットリストに「Take It Easy」が入っていない事。1曲目じゃなければ、アンコールの一番最後に演奏してたはず。このブートCDで泣きそうに感動するのは3曲目「Wasted Time」です。オフィシャルの「Eagles LIVE」での「Wasted Time」は洗練されたアレンジと演奏に進化していますが、このブートCDではまだ数回しかライブでは演奏していない状態。生々しい歌唱と演奏と荒削りなライブアレンジ。Keyはハモンドが前面に出ています。物凄い好きな曲ってのもあるけど、このブートの「Wasted Time」を初めて聴いた時は泣いた。「Wasted Time」に続けて演奏される名バラード連続は反則だと思うほどに感動する。この時の「Take It To The Limit」めちゃくちゃ好きです。それだけでは終わらずに超名バラード「Desperado」がその次に控えています。普通ならバラード3曲続くと、だるく感じたりバラせば良いのにって思ってしまいがちですが、ここまで名曲だと3曲続こうが5曲続こうが納得させられて泣かされてしまう。1976年11月6日ヒューストンでの実際の曲順だと3連続で演奏されてるわけではなく、10月21日のカリフォルニアのライブならこのままの曲順で演奏されています。このCDの「One Of These Nights」の生々しさと重さも最高です。このままテレビ放映されたのならかなり荒いMIXです。自分はこれがいいけど、当時のテレビのスピーカーでこの音が流れたら割れまくってるようにしか聞こえなかったのかも知れない。この時の「Witchy Woman」も本当に最高です。そして多分、本当の11月6日のライブだと思うアンコールの4曲。J.D. Southerが飛び入りした「The Best Of My Love」は貴重すぎて鳥肌です。この日は「Tequila Sunrise」がラスト曲。この終わり方も良いな。1976年2月3日の大阪公演も「Tequila Sunrise」がラスト曲。来日公演の他の日は「Oh Carol」がラスト曲でした。このブートCDは安く手に入りやすいのでネットで探せば買えます。
2022年09月17日
イーグルスの大ヒットシングル。6枚目のアルバム「The Long Run」からの3枚目のシングルカット。リードトラックで最初にシングルカットされたのは「Heartache Tonight」100万枚超えるヒット。1979年9月18日全米発売。アルバム「The Long Run」発売の1週間前の先行発売でした。2枚目のシングルカットは1979年11月にアルバムタイトルナンバー「The Long Run」、これも大ヒット。3枚目のシングルカットがこのバラードナンバー「I Can't Tell You Why(言い出せなくて)」です。A面「I Can't Tell You Why」(言い出せなくて)作詞・作曲 Don Henley ・Glenn Frey ・Timothy B. Schmit リードボーカル Timothy B. Schmit ベースのTimothy B. Schmitがリードボーカルを取った曲はこの曲は最初でした。アルバム「The Long Run」のレコーディングが1978年3月から開始され、一番最初に完成したのがこの曲でした。この曲、好きすぎて発売直後は、アルバムの中でこの曲を一番多く回数聴いてたと思う。「The Sad Cafe」と並んでアルバムの中で特に好きな曲です。ティモシー・B・シュミットのファルセットを多用した美しい歌唱がこの曲のアレンジにハマりすぎてていつ聴いても鳥肌立つ曲。B面「Disco Strangler」作詞・作曲 Don Henley ・Glenn Frey ・Don Felderリードボーカル Don Henleyシングル「 I Can't Tell You Why」のB面曲は日本以外の国では「The Greeks Don't Want No Freaks」でした。この「Disco Strangler」はアルバム発売当初は好きじゃなくて飛ばして聴いてたように思う。後々、好きになってきた曲。「The Greeks Don't Want No Freaks」も好きじゃなかったのに、今では好きな曲になってしまってる。この何年かで音楽の好みも少し変わってきたように感じる。好きじゃなかった曲が、急に好きになったり、凄く好きだった曲がそれほどでもなくなったり。アルバム収録の「King Of Hollywood」も好きじゃなかったのに、リピートして聴くようになってたり…。
2022年09月08日
アメリカのサイケ/ハードロック「ヴァニラ・ファッジ」の3枚目。今日はオジーの「Bark at the Moon Tour」のブートを聴いてた。そのツアーはドラムがカーマイン・アピスで、カーマイン・アピスと言えば「Vanilla Fudge」って事で、最初の5枚の中からどれを聴こうかと悩んだ末、やはり3枚目を選んだ。「Some Velvet Morning」を聴くために「Near the Beginning」と悩んだ。この後「Near the Beginning」聴いてしまいそうですが…。Carmine Appice - Drums, Backing vocals, Lead vocal (track 6)Tim Bogert - Bass, Backing vocals, Lead vocal (track 1)Vince Martell - Electric guitar, Backing vocals, Lead vocal (track 2) (track 7)Mark Stein - Keyboards, Lead vocals (tracks 3, 4 & 5),(tracks 1 & 2)1991年に突然発売されたボーナストラック3曲追加したドイツ盤CDで聴いた。1998年にもボートラ曲を変えたアメリカ盤が発売されました。1曲目「The Sky Cried - When I Was A Boy」2曲目「Thoughts」3曲目「Paradise」4曲目「That's What Makes A Man」5曲目「The Spell That Comes After」6曲目「Faceless People」7曲目「Season Of The Witch」Bonus tracks1曲目「You Keep Me Hanging On (7" version)」2曲目「Come By Day Come By Night」3曲目「People」1曲目の「The Sky Cried - When I Was A Boy」を初めて聴いたのは10代の頃だったと思う。多くのSE音が恐怖心を起こさせ、激しいハモンドの音が強い怒りに聞こえ衝撃を受けたのを思い出す。多分、このアルバム10年以上ぶりに聴いたけど今の年になって久々に聞いたこの曲は素直に新鮮に感じたし感動もした。今日は7分41秒間妙な緊張感の中、聴いた。2曲目「Thoughts」はヨーロピアンプログレとかユーライアヒープのような雰囲気が好きで若い頃はこのアルバムで一番好きだったのを思い出す。3曲目「Paradise」はインスト部分が多い曲ですが、展開からのロッカバラード部分への流れが今聴いてもやっぱりカッコいい!後半のパートの激しさも最高です。4曲目「That's What Makes A Man」はこのアルバムで一番キャッチーな曲かも知れない。シングルカット向きに思える。プログレ色強めなナンバー。5曲目「The Spell That Comes After」アナログ盤ではここからがB面。何かの信号のようなBass音から神秘的なスペイシーな世界が広がってくる。インテンポになる所までの流れが強烈にかっこいい!ヴァニラファッジってこんなカッコ良かったっけ?って思いながら聴いてた。6曲目「Faceless People」はカーマイン・アピスのリードボーカル。ハードプログレナンバーです。この曲も改めてカッコ良さに鳥肌でした。カーマイン・アピスの素直なボーカルも凄くイイ!7曲目「Season Of The Witch」はアルバムラスト曲。なんでこの8分47秒もある曲をシングルカットしたのだろ?それも曲を半分に切ってA面、B面に分けてる。この曲は前にも何度か書いたドノヴァンの曲のカバーです。Donovanのオリジナルはまったく雰囲気が違っています。3枚目のアルバム、名盤「Sunshine Superman」のB面1曲目に収録されています。オリジナルはブルージーなミディアムロックです。この曲に関しては断然、ドノヴァンのオリジナルがカッコ良すぎるので…。「Sunshine Superman」のB面1曲目「Season Of The Witch」〜2曲目「The Trip」〜3曲目「Guinevere」のこの流れは最強にカッコいい!「Sunshine Superman」のアルバム聴きたくなってきた!「Season Of The Witch」を聴いてると1970年の名曲「Season Of Farewell」も思い出してしまう。ドノヴァンもまたじっくり聴きたくなってきた。これから出るいろんなアーティストの新しい曲を一切聴かないとしても、これまである曲だけで死ぬまで音楽に飽きずに楽しめると思う。ドノヴァンの話になってしまってた。ヴァニラ・ファッジの話に。ボーナストラック1曲目「You Keep Me Hanging On (7" version)」はもう超有名な大ヒット曲。ボーナストラック2曲目「Come By Day Come By Night」はシングル「You Keep Me Hanging On」のB面に収録されてた曲。この曲、めちゃくちゃ良いんだけど忘れ去れている曲のようで勿体ない。ボーナストラック3曲目「People」は4枚目のアルバム「Near the Beginning」からのシングルカット「Some Velvet Morning」のB面のみに収録されてた隠れた名曲。「Some Velvet Morning」自体、物凄く美しくカッコいい曲です。「People」はファンクなノリと民族音楽を掛け合わせたような不思議な曲です。
2022年09月05日
アメリカのロックバンド「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(C.C.R.)の1970年発売のシングル。1970年7月25日発売の5枚目のアルバム「コスモズ・ファクトリー」からのシングルカット。「Cosmo's Factory」から6曲もシングルカットされ、そのうち3曲が100万枚以上売り上げる大ヒット曲です。「Who'll Stop the Rain」「Up Around the Bend」「Lookin' Out My Back Door」の3曲。バンドメンバーA面「Long As I Can See The Light」 邦題「光りある限り」 作詞・作曲 John Fogertyアルバムラストに収録されてるミディアムスローなブルースナンバー。ほとんどの国でこの曲は「Lookin' Out My Back Door」のB面に収録されています。日本と一部の国のみA面B面が逆になっています。自分は「Long As I Can See The Light」の方が好きですが、やはりミリオンセラーになった「Lookin' Out My Back Door」の人気は強力です。胸に沁みてくるようなSAXソロはJohn Fogertyが演奏しています。ソウルフルな歌唱にも引き込まれて毎回聴き込んでしまう。B面「Lookin' Out My Back Door」 作詞・作曲 John Fogertyミリオンセラーに輝いたこの曲は完全カントリー&ウエスタンなナンバーです。アメリカは今でもカントリー&ウエスタンの人気は衰える事なく売れ続けています。日本ではカントリーやブルーグラスはなかなか定着するのは難しいように思ってた。自分はナターシャーセブンがめちゃくちゃ好きなので中学生の頃からカントリー、ブルーグラスは当たり前のように聴いていました。この手のC.C.R. の曲なら「Cotton Fields」が特に好きだった曲。この2曲が収録されてるアルバム「Cosmo's Factory」を最近よく聴いてたけど、今日は40th Anniversary Editionの「Pendulum」を久々に聴いたらまたハマってしまった。日本では「Have You Ever Seen The Rain」が大ヒットしたのでこのアルバムも売れました。何かのCMに使われたのでヒットしたように思う。邦題は「雨を見たかい」でベトナムの空からナパーム弾が雨のように落ちる様を歌っているとか言われています。アメリカのラジオでは放送禁止になった。でも、そんな意図で書かれたかどうかは本人は語っていないようです。「Lookin' out My Back Door」でさえヘロインやコカインの事を歌っているとか広まっていましたが、本人は3歳だった自分の子供のために書いた曲だと語っています。自分の都合の良いように聴くのは自由だけど。
2022年08月23日
高島忠夫さんと寿美花代さんを両親に持つ高嶋政宏さんの1993年シングル。高嶋政宏さんと言えば、東宝エリザベート初演で最高の狂気なルキーニを観せてくれたのが一番印象深い。東宝版エリザベートであのルキーニを超える事は不可能だと思ってる。それ以降もいろんな役者がルキーニを演じたけど、高島さんの足元にも及ばないようにいつも感じてた。重厚なのに狂気の軽薄さがたまらなく良かった。高島さんのルキーニは20回以上劇場で観たけど、あのルキーニを生でまた観たいと思ってしまう。2000年東宝版初演のルキーニ「ゴジラ」映画出演でも有名なのもあって、平成VSゴジラに似てるように思えてしまう。ゴジラ以上の目力です。高島さんのルキーニの狂気は凄まじかった。久しぶりにKing Crimsonのアルバム「Red」と「In The Wake Of Poseidon」を聴いてたら、高嶋政宏さんを思い出した。King Crimsonマニアとしても有名な高島さんですが、このシングルのカップリング曲に「Starless」をレコーディングしています。「Starless」をシングルでリリースした日本人アーティストなんて高島さんただ一人だと思う。King Crimsonファンなら12分もある曲をシングルに入れられるのか?とか思うのは当然ですが、歌のある部分を中心に短縮したバージョンでレコーディング。4分半に短縮した「Starless (Abridged)」をさらにまだ要約したバージョンです。 1曲目「こわれるくらい抱きしめたい」作詞 沢ちひろさん 作曲 TSUKASAさん 編曲 武部聡志さんボーカルが少し奥に感じるのが気になるけど、さすが天才アレンジャーの武部聡志さんが料理すると聞き入ってしまう。メロディーや雰囲気はゴダイゴのようなイメージ。ルキーニを演じてた歌唱とは考えられないほどの爽やかでPOPな歌唱です。ちょっとタケカワユキヒデさんにも似てるような・・・。2曲目「STARLESS」Fripp, Wetton, Bruford, Palmer-James 編曲 本間昭光さん高島さんはジョン・ウエットンの歌い回しやブレスの感じまで忠実にカバーしてるように感じる。これをカップリングにするのをOKしたレコード会社も凄いと思う。もちろん英詞のまま歌ってるし、プログレファンしか知らないようなマニアックな曲。2分52秒にまとめても楽曲の良さはよくわかる構成です。編曲の本間昭光さんは松任谷正隆さん主宰の「マイカ音楽研究所」に入学して松任谷正隆さんから作曲やアレンジを学んだだけあって、この「STARLESS」のアレンジも秀逸です!それときっとプログレが好きなんだと思う。2000年初演帝国劇場のパンフから2000年初演稽古場2000年初演稽古場 一路さんのエリザベートが観たい!一路さんのエリザベートと高島さんのルキーニでハウスのカレーのCMにも出てた^^;シシィとルキーニが仲良さそうにカレーを食べる^^大手企業のCMに使われるほど当時は凄い話題だった。これも「平成VSゴジラ」か1974年「ゴジラ対メカゴジラ」や「対メガロ」の時のゴジラに負けない目力!
2022年08月22日
アメリカのロックバンド「ラズベリーズ」の1972年7月発売のシングル。デビューアルバム「Raspberries」からの2枚目のシングルカット。リードトラックで1stシングルの「Don't Want To Say Goodbye」はアルバムと同時発売。ストリングスを大胆に使ったアレンジのゆったりしたクラシカルなバラードでしたが、ヒットには至らなかった。デビューアルバム「Raspberries」の輸入盤には擦るとかなり強いラズベリーの香りがするシールが貼られてた。匂いを放つジャケットってあの頃いくつかあったように思う。Eric Carmen - Bass 、Vocals, PianoWally Bryson - Lead guitar, Backing and lead vocalsDave Smalley - Rhythm guitar, Backing and lead vocalsJim Bonfanti - Drums, Backing vocalsA面「Go All The Way」デビューアルバム1曲目に収録されてるロックナンバー。この曲のイントロリフなんて80年代のポップ寄りのメタルバンドのGリフの基本になってるようなフレーズ。リズムアレンジもLAメタルでよくあった基本的なアレンジのように思う。歌が入るとメロウになって美しいメロディーを聴かせる。この曲、好きな人かなり多いんじゃないかと思う。知ってる人は知っている系の名曲ですが、70年代ロックファンのツボを全て突いてるように思える曲。エリック・カルメンって多分、確実に数少ないロックの天才のアーティストの一人だと思う。デビューアルバムで聴くと、その後のロックバンドがいろいろ拝借してると思えるアレンジやフレーズが山のように出てきます。歌詞はかなり際どいらしくイギリスでは放送禁止になった所もあるとか。B面「With You In My Life」アルバムB面2曲目に収録されてる曲です。この曲はエリック・カルメンではなくギターのウォーリー・ブライソンの作品です。ベースはチューバが吹き、ブラスセクション、ホンキートンクピアノも加えたコミカルなアレンジの楽曲。この曲も凄く好きだった曲。(今も好きです^^)ラズベリーズを聴き始めるなら、1stアルバムから聴くのがベスト。アルバムラスト「I Can Remember」を聴き終えると、レコード(CD)買った事の満足感に満たされると思う。いいアルバムです。「I Can Remember」で感動しない人間なんているのかな?とまで思ってしまう。
2022年08月13日
カーペンターズの1973年発売シングル。1973年は超特大ヒット曲を3曲リリースしています。1曲目がこの「Sing」、2曲目が誰も知らない人がいないだろう「Yesterday Once More」そして3曲目が「Top of the World」です。自分はこの3曲の中からダントツ「Top of the World」が好きです。Karen Carpenter –Vocals, DrumsRichard Carpenter – Backing vocals, PianoJoe Osborn – BassTom Scott – RecordersThe Jimmy Joyce Children's Choir – backing vocalsDoug Strawn - Triangle, TambourineA面「Sing」(シング)リコーダーの印象的な音色で始まるイントロ。この曲は子供向け教育番組「セサミ・ストリート」の挿入歌として作られた曲。なので、途中で少年少女合唱団が歌い出します。この曲、自分は初めて英語の曲を歌詞丸暗記で歌えるようになった曲。きっかけは、カーペンターズではなく、桜田淳子さん。桜田淳子さんのアルバム「三色すみれ」の中にこの曲を英語でカバーしています。小学低学年の時にアルバム「三色すみれ」を買った時になぜか気になって桜田淳子さんの歌う通りにカタカナで歌詞を書いて覚えた。「♪シーング シンガァーソン〜 シンガァ〜トラァウ〜 シンガァ〜スツローン シーンオ、グシーン ノットバー シーンオ、ハッピー ノ、サアー 」ここまでは何となくそんな感じで歌えてたけど、次が何度聞いてもカタカナ出かけなくて苦労した「♪シーング シンガァーソン〜 メェイッ、シンポ〜チョオ ラァスヤァイホォ〜ライゥローン」どこの東南アジアの国の言葉かと思ってしまうような聞き取り。桜田淳子さんの独特な個性ある発声もあって、こんな風に聞こえたんだと思う。いまだに英詞を見ずに桜田淳子さんバージョンを一緒に歌うとこうなる。英詞を読みながら歌うとこんな風に歌う方が難しい。桜田淳子さんの発音が悪いわけじゃなくて聞き取り方の問題でした。桜田淳子さんバージョンはオリジナルとほぼ同じアレンジで同じ楽器を使用して子供のコーラスもそのまま。ただ子供コーラスは日本語で歌っています。Carpentersのオリジナルをアナログ盤で久しぶりに聴いたら、この大人の落ち着いた歌唱に驚く。桜田さんはまだ16歳の時の歌唱なのでそれは仕方ない。小学低学年ながらにこの曲にハマった自分もおもしろい。LPとCDB面「 I Won't Last A Day Without You」「シング」のB面は日本以外では「Druscilla Penny」でした。日本のみこの曲。完全なA面曲だと思う曲をB面に持って来る贅沢さ。海外ではこの曲は翌年にシングルカットされ大ヒットしました。なので、この曲は「シング」のシングル盤を持ってなくても自然と耳にしている曲になってます。ラジオでもかなり流れてたんだと思う。正直・・「 I Won't Last A Day Without You」の方が何倍も好きな曲です。「Sing」ももちろん好きですが。「つめたい人々と顔を合わせ 生きて行かなければならない人生」「世の中のバカげた事には我慢できてもあなたがいなければ1日だって生きられない」とあなたと出会えた事の喜びを歌い上げてる曲です。曲調は少し寂しげでも熱い想いの楽曲です。そういえば・・カーペンターズの曲の事を書くのは初めてかも。ほとんどのアルバム持ってるし、死ぬほど好きな曲は山のようにあります。
2022年08月03日
1970年1月発売のC.C.R.(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)の大ヒットシングル。5枚目のアルバム「Cosmo's Factory」のA面3曲目に収録。「Cosmo's Factory」はアメリカだけで400万枚を突破。A面「Travelin' Band」作詞・作曲 John Fogertyアルバムからの第一弾シングル。このシングルB面「Who'll Stop The Rain」とともに両A面扱いになっている国も多い。日本は「トラベリン・バンド」がA面です。(「Travelin' Band」がF-2764 「Who'll Stop The Rain」がF-2765)ド・ストレートなロックンロールナンバーです。いろいろ合わせたような感じもするけど、ストレートなロックンロールってそんな感じだから。『40th Anniversary Edition』BOXの「Cosmo's Factory」のボーナストラックには「Travelin' Band」の別バージョン「Travelin' Band (Remake Take)」が収録されてる!ほぼ1発録りの生々しいロックンロールが鳥肌ものです!40周年の時に出たBOXはめちゃくちゃお買い得!各アルバムにボーナストラックがたっぷり!B面「Who'll Stop The Rain」作詞・作曲 John Fogertyこの曲は今ではブルース・スプリングステーンが歌ってるバージョンの方が有名になったかも知れない。1979〜1981年のツアーではかなりの割合でセットリストに入ってた。雨の日の1曲目はこの曲から始まったとの話もある。自分もBruce Springsteenのライブ音源をかなりいろいろ聴いたのでイメージづいてしまってる。でも!やっぱりこの曲はC.C.R.の方が良い。そりゃ当たり前ですが。作った人が演奏して歌うのが一番良いのは当然。2009年リマスターの「40th Anniversary Editions Box Set」の音は気持ちいい!でも・・このアナログシングル盤の音の方が断然好きですが。C.C.R.の事は何度かしか書いていないので書こうとは思ってるけど、なかなか書けていない。好きな曲が凄い曲数あるバンドです。
2022年07月27日
アメリカのロックミュージシャン「ビリー・スクワイア」の1984年6月発売の大ヒットシングル。4thアルバム「Signs Of Life」のリードトラック。この曲が第一弾シングルカットでアルバムもビルボード11位まで上昇してプラチナディスクを獲得した。Billy Squier – Vocals, Guitars, Keyboards, SynthesizersJeff Golub – Guitars, Slide guitarAlan St. Jon – Keyboards, SynthesizersDoug Lubahn – Bass, Backing vocalsBobby Chouinard – DrumsLarry Fast – SynthesizersJimmy Maelen – Percussionアメリカ盤のLimited Edition EP折りたたまれたジャケットを広げるとカラーポスターになっています。A面「Rock Me Tonite」アルバムバージョンよりも45秒ほど短いシングルバージョン。シングルバージョンでもこの曲の構成とアレンジの秀逸さはよくわかります。骨太のハードロックパートと展開部分のテクノ取り入れた電子音の対比がめちゃくちゃカッコいい!イントロ〜ヴァース部分のアレンジも80年代の「キラークイーン」かと思えるようなカッコ良さ!これは売れて当然!だと今でも久しぶりに聴くと思える。これまでの音とこのアルバムから変わったのはプロデューサーが変わったのが大きな一因。QUEENのプロデュースで有名なマックからジム・スタインマンに。シンセを大胆に取り入れたのは大成功だった。この曲、ライブバージョンで聴くとさらにめちゃくちゃカッコいい!ライブバージョンを聴くのがおすすめ!当時のライブならブートでそれなりにいろいろ出ています。」B面「Can't Get Next To You」この曲はそれまでのビリー・スクワイアのファンも驚かないハードロックナンバー。アルバム通して聴くと地味な印象になりがちな楽曲だけど、こうやってシングル曲として聴くとクオリティの高さに改めて気づく。ビリーのボーカルは魅力的です。日本ではそれほど売れなかった印象ですが、世界的には大スターでした。アルバムの中でシンセを一番多用して作り上げた「(Another) 1984」はQUEENのブライアン・メイも参加しています。アメリカ盤のジャケット広げるとこのポスターになります。日本盤の見本盤
2022年07月22日
Shirley MacLaine(シャーリー・マックレーン)の1976年ニューヨーク・パレス劇場でのライブを収録したライブ盤です。映画女優としての認識がある人は多いと思いますが、ショーでもワールドツアーをしていてライブパフォーマーとして超一流の存在です。「アパートの鍵貸します」や「愛と追憶の日々」「80日間世界一周」「ハリーの災難」など知らない人はいないような映画に主演していて、多くの賞も獲得してる女優です。自分が一番好きなのは3部作オムニバス作品「黄色いロールス・ロイス」です。二部の主演でした。この映画は3部とも凄く好きな俳優ばかり出演してる映画です。弟は自分の大好きな俳優のウォーレン・ベイティです。姉弟で映画で共演した事はあったのかな・・・シャーリー・マックレーンの事を書き始めるとかなり長くなりそうなので、できるだけ短くまとめよう…まず、このLPを買ったきっかけから。1990年10月シャーリー・マックレーンは初来日公演を行います。1990年10月8日大阪フェスティバルホールでこの奇跡的な初来日を観ました。と言っても、主催者のキョードー大阪から招待チケットが送られてきて無料で観ました。その頃、キョードーのコンサートなどのチケット半券裏に住所、氏名を書き込んでおくとライブのお知らせや優待チケットなどが送られてきてました。自分はキョードー主催の外タレライブによく行ってたので、きっと招待券が送られてきたのかと思ってる。座席は当日引き換えだったと思う。映画スターとしてのシャーリー・マックレーンはもちろん大好きだったし、弟がウォーレン・ベイティという事もあり喜んでフェスティバルホールへと。これぞ、本場のショー!なのか!と思うエンターテインメントぶりに鳥肌でした。痛く感動してどうしてもシャーリー・マックレーンのレコードがほしいと思い、探し回ってやっとこのレコードを発見して購入。1990年といえばもうアナログ盤からCD盤へ移行がほぼ終わってる状態。レコード探すのはかなり大変だったけど、ジャズ専門の店で見つけて無事買えました。このレコードは1976年のショーの収録で、自分が観た1990年のショーとは内容はかなり違ってましたが、重なってる部分もあり記憶に残すには助かったアイテムです。A面1曲目「If My Friends Could See Me Now (from the musical Sweet Charity)」2曲目「My Personal Property (from the movie Sweet Charity)」3曲目「Remember Me?」4曲目「Big Spender (from the musical Sweet Charity)」5曲目「Irma La Douce (from the musical Irma La Douce)」6曲目「I'm a Person Too」B面1曲目「The Gypsy In My Soul」2曲目「It's Not Where You Start (from the musical Seesaw)」3曲目「Every Little Movement (Has a Meaning All Its Own)」4曲目「The Donkey Serenade (Hustle)」5曲目「She's a Star (La Chanteuse a Vingt Ans)」6曲目「I'm a Brass Band (from the musical Sweet Charity)」7曲目「If My Friends Could See Me Now (Finale) (from the musical Sweet Charity)」このライブ盤は、この内容でヨーロッパを回ってアメリカに戻っての凱旋公演。客席の盛り上がりはレコードでもよくわかる。オープニングの「If My Friends Could See Me Now」からショーの世界に一瞬で引き込まれる。この曲は初来日公演でも歌ってくれた曲です。シャーリー・マックレーン主演の映画「musical スイート・チャリティ」からの楽曲。本人の生歌で聴ける奇跡です。「Big Spender」は、QUEENのライブのアンコールなどでフレディ・マーキュリーが踊りながら歌う事でも有名な曲。この曲も1990年初来日公演で歌ってくれました!この曲ももちろん「スイート・チャリティ」からのナンバー!「I'm a Brass Band 」「My Personal Property 」の2曲は来日公演では聴けなかった。この2曲も凄く好きなナンバーです。映画「スイート・チャリティ」の事も書きたいけど、長くなりすぎそう。来日公演では上手下手に縦型の字幕が流れる装置があり、セリフ部分も字幕があってよくわかって楽しめました。2002年にアメリカでこのライブ盤が初CD化された時も、奇跡的に情報を見つけて買う事ができました。今は入手不可に近い状態だと思う。初来日ツアーパンフ
2022年07月19日
アメリカのシンガ・ソング・ライター「エリック・カルメン」の1976年4月発売のシングル。少し前にも書いたRaspberries(ラズベリーズ)のバンドリーダーが、この「エリック・カルメン」1974年9月に4枚目のアルバム「StartingOver 」が最後のアルバムになった。このアルバムのラスト曲がタイトルナンバー「Starting Over」です。「最初からやり直す」って曲がアルバムの最後です。この曲、美しくて泣けるからおすすめです!1975年4月にRaspberriesは解散。1975年11月に1stソロアルバム「Eric Carmen」をリリース。A面「Never Gonna Fall in Love Again」 邦題 恋にノー・タッチ1stアルバム「Eric Carmen」のA面3曲目に収録されてるのがこの曲。エリック・カルメンと言えば、まず「All By Myself」ですが、あえて2ndシングルの「Never Gonna Fall in Love Again」の事を。(ちなみに「All By Myself」はフランク・シナトラ、トム・ジョーンズ、シャーリー・バッシー セリーヌ・ディオン、シェリル・クロウなどの大物アーティストがカバーしています)「All By Myself」は超強力なパワーバラードですが、この曲はヨーロッパの香りのするソフトロックです。久々にじっくり向き合って聴いたけど、全てが凄い。楽曲、構成、アレンジ、演奏、そして歌唱。曲を聴いてると10代の頃に聴いてた光景が見えてくる。 ホントにイイ曲!B面「No Hard Feelings」1stアルバムのB面4曲目に収録されてるハードロックンロール。エリック・カルメン、やっぱりいいわぁ〜世界では凄い人気だったのに日本ではなぜか、あまり盛り上がらなかった印象。レコード会社の責任かも。日本ではこの曲をA面シングル曲にして押してたら、売れたような気がする。1976年と言えばちょうどQUEENが日本中を巻き込んでブームになってた頃。この「No Hard Feelings」はやや知的なロックンロールでQUEENのロックナンバーに通じる所があるように思う。特に後半のアレンジや演奏。
2022年07月12日
アメリカのロックバンド「ラズベリーズ」の1973年3月発売のシングル。2ndアルバム「Fresh」からのシングルカット。バンドメンバーEric Carmen - rhythm guitar, lead and backing vocals, pianoWally Bryson - lead guitar, backing and lead vocalsDave Smalley - bass, backing and lead vocalsJim Bonfanti - drums, backing vocalsエリック・カルメンが在籍してたバンドです。A面「Let's Pretend」リードボーカルのエリックカルメンの高音ファルセットボイスも心地良い、美しいメロディーのソフトロックです。大ヒットしたわけでもないのですが、当時聴いた人はきっと印象に残ってると思う曲。ラズベリーズで多分、一番有名だと思うのは「Go All The Way」デビューアルバムからの第二弾シングルでした。ラズベリーズは活動期間も短く、4枚のアルバム残しただけでした。1975年4月にバンド解散。エリック・カルメンはソロでその後活躍しています。B面「Every Way I Can」キャッチーでポップな軽快なロックナンバー。この曲のリードボーカルはBassのDave Smalleyが担当。このバンドをブルーススプリングスティーンも影響を受けた音楽としてあげていた。CD化されてからアルバムを4枚とも買ってよく聴いてた。ラズベリーズ最大のヒット曲「Go All The Way」も凄く好きな曲だし美しいバラードのデビューシングル「Don't Want To Say Goodbye」も飽きない曲。3rdアルバムの中の「Hard To Get Over A Heartbreak」や「Tonight」「Making It Easy」のような激しい目のロックンロールナンバーにも名曲が多いバンドです。
2022年07月05日
1977年5月発売のイーグルスのシングル。この曲は超大ヒットアルバム「ホテルカリフォルニア」からの第三弾シングルカットでした。第一弾は「New Kid In Town」、第二弾はタイトル曲「Hotel California」、そしてこの曲。全て全米で大ヒット。アルバムは全米だけで2700万枚、全世界では3300万枚以上売りあげて現在でも売れ続けてるアルバムです。ダウンロード数も加えたらさらに凄い数字になっているようです。A面「Life In The Fast Lane」イーグルスの全曲の中でベストなリフの一つだと思う。初めて聴いた時は興奮して聴いたのを覚えてる。ドン・ヘンリーのハスキーなリードボーカルがこの曲に完璧にハマってる。スタジオバージョンをよりファンキーにカッコよくしたのが1980年発売の「Eagles Live」のライブバージョン。いろんなブートでこの曲を聴いてるけど、このオフィシャルライブ盤のバージョンが一番良く思える。ブートのようにライブ感や臨場感はあまりないのですが、スタジオバージョンを進化させたようなイメージで聴いています。多少、音質が悪くてもオーディエンス物のブートで観客の楽しそうな叫びや歌声が入ってるのを聴くのも好きです。「Eagles Live」のライブバージョンはシングルカットもされました。「Life In The Fast Lane」のライブバージョンがB面に収録B面「The Last Resort」グレン・フライが弾く優しく静かなピアノから始まる曲。そのピアノにドン・ヘンリーの声が重なりランディー・マイズナーのベースとドン・ヘンリーのドラムが重なってくる。ドラマチックなアレンジはその後も続きます。この曲はアメリカの先住民たちが守っていた自然を後から来た者たちが壊していく嘆きを歌っています。物語を語るように歌われる名曲です。7分25秒の長い曲だけど、シングルバージョンとして編集される事なくノーカットで溝ギリギリで収録されています。7分以上の曲を7インチEPに収録するのは常識的ではなかったけど曲を作った者の要望もあってノーカットで収録した。テーマがテーマなだけに反発も大きかったようです。ライブではあまり演奏されなかった曲です。再結成時の1994年ツアーでは演奏されてライブ盤にオフィシャルで初めてライブバージョンが収録された!これ、聴いてほしいと思ってしまう。凄い良いから。
2022年07月05日
ビー・ジーズの15枚目のアルバム「失われた愛の世界」からの第三弾シングルカット曲。1975年「Jive Talkin」辺りからディスコサウンドに傾向していって、この時は「Saturday Night Fever」の2年後でまだまだディスコを全面に出してた頃。A面「Love You Inside Out」ミディアムテンポの気持ち良いアレンジの曲。この曲はAメロはディスコなのですが、Bメロが60年代のビー・ジーズが歌いそうなメロディで哀愁とダンスミュージックの心地良さが同居してる曲のように思ってる。レコードの棚のビー・ジーズのシングルをかためてる所を見てて、なんやかんやでビー・ジーズのシングルかなり買ってる事に気づく。まだまだ書いていないシングルもアルバムもある。B面「I'm Satisfied」アルバム「失われた愛の世界 (Spirits Having Flown)」のB面4曲目に収録されてる曲。ブルージーでゴスペルの香りもかなりするミディアムバラード。A面もB面もリードボーカルはBarry Gibbです。ディスコ時代はほとんどがファルセット高音ボイスのBarry Gibbがリードを取る曲が多かった。このアルバムも10曲中9曲がBarry Gibbの完全なリードボーカルです。iTunesでビー・ジーズを流しっぱなしにするとアルバム「Spirits Having Flown」の次に1997年のアルバム「Still Waters」が流れ出す。サウンドの違いにいつも驚く。1曲目に流れ出すのが「Alone」、この曲のイントロはブルース・スプリングスティーンの曲のようでディスコサウンドとの差に感動したりする。
2022年07月01日
ザ・パワー・ステーションはイギリスのロックシンガー「Robert Palmer」とイギリスのバンド「Duran Duran」のベース「John Taylor」、ギター「Andy Taylor」とアメリカのスタジオセッションドラマー「Tony Thompson」の4人で作ったユニット。デュランデュランはロバート・パーマーの大ファンだったらしく、共演した事をきっかけにこのユニットの話が出来上がっていった。A面「Some Like It Hot」けたたましいほどのドラムのビートから始まる曲。ここまでドラムを前に前に出した事には意味があって、このセッションドラマーのトニー・トンプソンを全面的にバックアップするのが目的もあった。3人の名の知れた有名なミュージシャンが1人のスタジオドラマーを世に紹介したかったそうです。久しぶりにアナログ盤で聴いたけど、やりすぎなほどにドラムのビートが前に出てて、さらにエフェクトも掛けまくりで目立っています。発売当初はこのやりすぎ感のドラムが好きになれずに、そんなに好きではなかったけど、やっぱり大ヒットしただけの事はあると今となればカッコいいと思える。アルバムから3枚目のシングルカット「Communication」と、アルバムラストのバラード曲の「Still In Your Heart」が好きだった。A面3曲目「Lonely Tonight」の重さと打ち込みの音とか気に入ってました。B面「The Heat Is On」この曲はアルバム未収録。でも「Some Like It Hot」のバージョン違いと言ってもいい曲。A面よりもさらに遊びを多く入れて自由に楽しんで編集したようでA面よりもさらに楽しめる。この時のメンバーはデュランデュランの2人以外は2003年に若くして亡くなっています。
2022年07月01日
アメリカのブラスロック/ジャズロック「Blood, Sweat & Tears」(BST)の1969年3月発売のシングル。1969年1月発売の2ndアルバム「Blood, Sweat & Tears」からのシングルカット。2ndアルバム「Blood, Sweat & Tears」は全米だけで400万枚を超える超大ヒット!世界中で大ヒットしました。日本でもBSTの人気は凄まじく初来日で武道館2daysを含む全国ツアーを大成功させました。A面「You've Made Me so Very Happy」この曲は1967年に「Brenda Holloway」がヒットさせた楽曲のカバーになります。オリジナルよりも遥かにヒットさせてしまいました。キャッチーなこの曲のシングルカットで「Blood, Sweat & Tears」の知名度がより上がった。聴くと「聴いた事ある」「知ってる!」って人がかなり多いと思う。アルバムバージョンよりも約1分カットして3分26秒に。B面「Blues / , Pt. II」この曲は2ndアルバムのハイライトのひとつで11分45秒の大作。なぜ、この曲をシングルカットしたのはよくわからない。半分の長さにしてしまっていてアルバムバージョンを聴いた人にとっては物足りない所じゃない。この曲「ブルース」ってタイトルに付いてるけど完全なジャズロック曲です。クリームの「 Sunshine Of Your Love」、Willie Dixonの「Spoonful」、そしてアル・クーパーが在籍時に書いた「Somethin' Goin' On」などをメドレーのように構成して作られた組曲です。この前から2ndばかり聴いてるけど一番好きなのは「Blood, Sweat & Tears 4」です。アル・クーパーが戻ってきて参加した「John The Baptist (Holy John)」も好きな曲。
2022年06月30日
日本のロックバンド「MY FIRST STORY」が2019年8月に発売したシングル。「MY FIRST STORY」の事は何度か書いてると思う。このシングルも発売当初、結構聴いてた。2021年にはボーカルのHiroこと森内寛樹さんがソロアルバムをリリース。カバーアルバムですが、声の良さに引き込まれるアルバムです。1曲目「無告」デビュー当時から聴いてるけど、進化していく姿をずっと見ていられるのは感動です。前にも書いてるけど、メタルやハードロックを聴きまくってた10代〜20代に自分は森進一さんの歌声に惚れ込んでレコードも買いまくりライブにも行ってた。メタルも聴き続けながら森さんの個性の塊の歌唱に感動してた。その森進一さんの息子のバンドなので当然、長男のバンドもこの「MY FIRST STORY」もCDが出れば買うし、新作が楽しみな2バンドです。メタルコア、デスコア、エモ、インダストリアル、スクリーモなどのジャンルも大好きなので多くのインディーズバンドやメジャーなバンドの事をかなり書いたし聴いてきた。なので「MY FIRST STORY」はすんなりと入ってくる音楽。その上、森進一さんの息子となるとどうしても贔屓目になってしまうけど楽曲も良いし、演奏もアレンジもカッコいい。そしてボーカルの個性が最高です。この「無告」はキャッチーで歌詞も良いので聴き入ってしまう。CDを出す度に歌が上手く、凄くなっていくHiroさんの成長に驚く。2曲目「mine」こんなメロウな曲でもHiroさんの声質はカッコ良さを発揮できる。森進一さんもデビュー当時から男性がカラオケで歌うには無理があるハイトーンを出していましたが、そのあたりも似てるような気がする。「別れの接吻」「劇場の前」「悲しみの器」「夏子ひとり」「ライラ ライ」「さざんか」「冬の旅」「東京ハートブレイク・ホテル」「北の蛍」「ルーム・キー」「悲しいけれど」「移り香」「旅路のはてに」「あゝ人恋し」「林檎抄」・・・・比較的ハイトーンな楽曲の中で自分が好きな曲はこんな感じ。もっと凄いハイトーンボイスで歌ってる曲もあるけど…。3曲目「花 -0714- (Re:arrange)」このアレンジのバージョンも凄くイイ!アコギ1本の「 Feat. UK」バージョンもカッコ良すぎて鳥肌だったけど、この2019年バージョンの演奏、アレンジ、歌唱ともに凄く洗練されてて感動だった。「花 -0714-」と言えば、ストリートでこの曲をアコギ1本で歌ってる男の子がいてそこを通りがかったHiroさんがいきなり飛び入りで歌うという凄いハプニングがTwitterに上がってるのを観た。突然歌い出してもめちゃくちゃ上手い。鳥肌モノの感動です。Hiroさんの人柄の良さが滲み出てる動画でした。いろいろ言われても森進一さんは何も反論しないし相手にしない…。 親しかった人に裏切られて何か言われても黙っている。男だなといつも思う。言われっぱなしでいろいろ誤解されまくっていますが、昔から森さんのコンサートやトークを聴いてる者は森進一さんの人柄の良さを知っている。なので森進一さんを揶揄したり批判する人は底の浅い人だと思って冷ややかに見てる。お母さんの森昌子さんは正直、ほとんど知らない・・・昔から興味ない存在だった。1995年のデビュー30周年ライブのパンフデビュー当時の10代の森進一さんが表紙でした。セットリストも最強です。ただオープニングとラスト曲がベタなのが好きじゃないけど。1曲目は「東京ハートブレイク・ホテル」とかアルバム曲で始まるとかその時の一番新しいシングルのB面「GoldenDays(黄金の日々)」で始まったら最高だった。そしてラストはやっぱり「ひとすじの白い道」でしょ。「別れの接吻」がセトリ入りしてないのも寂しい。カバー曲2曲はいらないかも。このライブVHSは持ってるのでBlu-rayにダビングしたからよく観てる。ノーカットじゃないけど。
2022年06月30日
イギリスの人気シンガー、ペトゥラ・クラークの大ヒット曲。ペトゥラ・クラークは現在89歳でご健在です。今は歌っていないのかも知れませんが。A面「Downtown 恋のダウンタウン」 この曲は全米1位、全英2位と世界中で大ヒットした曲です。レコードに針を落とすと低音のピアノイントロが流れ出す。次第に楽器が重なって行って派手なビッグバンドサウンドになっていきます。こんなサウンドをアナログ盤で聴くといつも頭に浮かぶのは、昭和の神戸三宮のネオンと夜景。大型ナイトクラブや大型キャバレーなどの大きな看板が派手さを競うように光っていた。記憶はほとんどはっきりしないけど、外食で幼い頃に三宮に行った光景が断片的に浮かんでくる。ニュートーキョーってレストランによく連れていってもらったと思う。セロリの匂いがするポタージュスープを初めて飲んだ時の事とか、飲むためのスプーンの形が家にあるものとかなり違っていて幅が広くてずっしり重かった思い出。セロリの匂いがするポタージュスープが小学生でやみつきになってた。そのおかげでセロリは大好きな野菜だった。新世界、紅馬車、月世界…鉄塔のようなネオンの看板とかもの凄い派手だった。この曲が発売された頃など、知る由もないけど匂いや眩しさが浮かび上がってくるサウンド。ドラムのスネアの音とティンパニーの音、そしてホーンセクションの分厚い響き。大好きなビッグバンドの自分が一番好きな感じがこの感じ。アウトロのミュートトランペットのソロとか鳥肌です。B面「Baby it's me 恋のマスコット」60年代前半ポップのカッコ良さがたっぷり味わえる音。ペトゥラ・クラークの低い声が魅力的です。年中年かぶりに聴いて改めてめちゃくちゃ良い曲だと感動しました。もし89歳の今でも歌ってるのなら聴きたいと思う。いつまで歌ってたのかとかわからないけど、とりあえず一番新しいものを買ってみよう。全盛期じゃなく、次第に落ち着いて行き、声量や声質じゃなく味で聴かせるようになってから本気で好きになったアーティストが多い。
2022年06月29日
アメリカのインディーロック「Campfires」のシングル。シカゴの2人組のインディーロック。10年以上前にミナミのインディー系、エレクロニカ系の輸入盤屋で見つけて買ったEP盤。ジャケット写真のサイケだけどナチュラリーな雰囲気に惹かれ、それと500枚限定とか書いてあったのでついつい買ってしまったレコード。そしてバンド名「キャンプファイヤーズ」・・・このバンド名だとジャケ買いでも絶対買わない所ですが、あまりにもダサい気がして逆に興味津々になった。A面1曲目「Stormy Late Fall」とにかく初めて針を置いた瞬間にぶっ飛んだ。ジャケットから想像してた音とは正反対な位置だと思えるほど違った。ファズロックなんて通り越した素敵すぎる雑なギターサウンド!そして気だるい歌。おもしろいしカッコいい!自由で最高。2曲目「Rustic Arcadia」これまた素敵なタイトル。ラスティックアルカディア素朴って言うより田舎の桃源郷ってイメージ。適当な感じでフェードインしてくる雑さもイイ!この曲はギターインストです。B面「She Was Down」潰れ切ったような深い歪みがファズサウンドを通り越してる。この雑でテキトーさがインディーロックの醍醐味の一つかも。「何これ?下手くそやん」で片付けたら面白さがわからずに終わってしまう。レコード屋でわけわからないインディーバンドをジャケットやバンド名だけで買ってしまうけど確かにハズレも多くあったけど、中にはとんでもなくカッコいいのもある。このバンド、この後何もリリースなかったようですが、何年か前から何やらリリースしてるようなので探して買ってみようかな。Amazonでも売ってないと思うし。
2022年06月28日
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