2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
全16件 (16件中 1-16件目)
1
☆☆☆☆独特な間合い、味わい。JTのCMみたいな構成。あらすじとか、どうやって書いたらいいのかわからん。病み付きになる可能性有り。全く気にならなくなる可能性も有る。『残響』 保坂和志 中公文庫 (2001年11月初版印刷)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年10月31日
コメント(0)
☆☆☆☆ホラー小説大賞短編賞受賞作品。好きだなこれ。表題作も『鉄柱 クロガネノミハシラ』も。雰囲気がいい。寒いようで妙な温かさがあって、淡々ともしていて。他の作品も是非読んでみたい。『白い部屋で月の歌を』 朱川湊人 角川ホラー文庫 (平成15年11月初版発行)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年10月30日
コメント(0)
私立探偵バークは、人探しの依頼を受けた。“コブラ”という名の幼児虐待殺人犯。依頼主は、フラッド。女性武術家。1985年発表のシリーズ化しているハードボイルドの第一作。アウトロー探偵バークは、金がなくなると詐欺もする前科27犯。自分の好きに生きようとしても、まわりが許してくれるものじゃない。だが、そこそこに強いか、そこそこにすばやけりゃ、少なくとも、まわりに縛られずに生きることはできる。まあ、何はともあれ、おれはこうやって生きている。 (P21)舞台はNYの暗黒街。はじめは、なんだかとっつき難くかった。バークの用心ぶりは大げさにみえるし、何をやっているんだかよくわからない。(声だけの秘書、非難通路の小窓のみで出入りする隣のオフィス、などなど)犯罪、正義に対するスタンスもよくわからないし、言葉遣いも馴染みがないし。まぁでもそれが次第に気にならなくなり、話に入り込みはじめる。癖のある登場人物が次々に登場し、コブラの存在が少しずつ見えてきて、フラッドのアクションが炸裂し、バークの凄みもようやくわかり出す。この本を読むきっかけとなったのは、多分『ST警視庁科学特捜班』今野敏の解説かなんかで、私の好きな“プロフェッショナル集団もの”的な紹介をされていたからだと思う。(確かめてないから、違うかもしれないが)池上冬樹さんの解説からそのまま借用すると、六十数キロの護衛犬パンジイ、唖の武術の達人マックス、廃棄物処理場に住む天才的な発明家モグラ、性転換を望む男娼ミシェル…などなど(他にも数名)。なかでも気になるのが、表に出てこない“モグラ”と、運び屋“マックス”。「話せ」という掛け声で肉に噛み付くパンジイ(ナポリタン・マスチフ)も捨てがたい。かなり精力的に動きアクションでも大活躍で、主人公といって差し支えない“フラッド”が次回以降出て来なさそうなのが残念だ。(ゲスト登場?の女性がタイトル・ロールに使われているようだから。次作『赤毛のスレーガ』など)また、作者のアンドリュー・ヴァクスの経歴も興味深い。1942年NY生まれ。非行少年厚生施設勤務→大学助教授を経て、現在は青少年犯罪と幼児虐待専門の弁護士として活躍中。(著者紹介より)うーん、なるほど。経験がいかされているのだろう。作中でバークが弁護士の真似事で詐欺を働くのは“あり”なのか(苦笑)550ページ以上の長編なので、今回はじっくり再読はせず9ヶ月前の印象で書いたが、忘れないうちに、次も読みたい。 原題“FLOOD”by Andrew H.Vachss 1985『フラッド』 アンドリュー・ヴァクス ハヤカワ文庫 (1994年9月発行)
2004年10月29日
コメント(0)
日曜の夜が怖い。なぜなら、私の町で切り裂き魔が暗躍するから。私は、その犯人を知っているのかもしれない。もしかしたら…『日曜の夜は出たくない』含む7編収録(+2)。仔猫みたいなまん丸い目をした30過ぎの小男。好奇心旺盛で首をなんにでも突っ込む。それが、探偵役である【猫丸】先輩。ちょっと振り回されたい気もするこの人が、いい味を出している。探偵は大抵変人で、猫丸もやはり変人だろうが、どことなく親しみやすい不思議なキャラ。約9ヶ月ぶりにチラッと再読。すぐに話を思い出せたのは、『約束』、『海に棲む河童』、『寄生虫館の殺人』。『約束』はとても地味な話だが、、“公園で話す、疲れたおじさんと少女”という設定と、猫丸の優しさが印象に残った理由だと思う。ちょっとイイヒト過ぎる? いや、きっとこれが地なのだろう。『海に棲む河童』導入部で用いられている昔話がいい雰囲気。最後の訳文が丁寧でございます。芸達者という感じ。『寄生虫館の殺人』“反省はしても書き直しはしない”、という流儀のフリーライター檀原。彼が書くルポのありそうでなさそうな壊れ具合が面白い(笑)寄生虫館が本当にあるのは目黒なんですね。目白にあるのは切手博物館。学校の目と鼻の先だったのに一度も行かず。むしろ↑で挙げなかった残り4話『空中散歩者の最後』、『一六三人の目撃者』『生首幽霊』、『日曜の夜は出たくない』 のほうが普通のミステリっぽい。(すぐ思い出した3話も、しっかりミステリしているけど)墜落した男、劇の最中に死んだ男優、バラバラ死体、通り魔 など。バラバラ感は確かにあるが、お気楽読者である私はあまり気にならなかった。表題作のような話も好きだ。ドキドキからの解放にニンマリ。最後の2編(?)『誰にも解析できないであろうメッセージ』『蛇足ーあるいは真夜中の電話』は、ちょっとクドイ。作者の自己満足感が漂う。でもそんなことは百も承知で書いているのだろうから、それもまたOK。いろいろとやらずにはいられない凝り性なところは、好きな人には堪らないでしょう。解説で小野不由美さんが何度もおっしゃっているように、人物造形が巧みで、脇にいるキャラでも気になる人が多い。短編集の割にボリュームがあるのだが(400P)、読み始めると厚さが苦にならない。特に猫丸先輩をもっと見たい、知りたい、という気になる。続きも楽しみ。本屋でみかけたが、このシリーズは漫画化しているもよう。(表紙しか見ていないが、何とも不安になる“絵”だったのであまり読む気はしない)さて、どういうわけだか、私はどうしても、猫丸先輩を 【猫人間】 としてイメージしてしまう・・・(頭だけが猫。普通に生活してとけこんでいる。この人ちょっと変、くらいな感じで)『日曜の夜は出たくない』 倉知淳 創元推理文庫 (1998年1月初版)
2004年10月28日
コメント(0)
「宇宙人、見つけたの」「あたしね、死んじゃったみたいなの」「オレ、狼男なんだ」さて、どうする?全ての話が、【会話のみ!】で構成された6編収録の短編集。「おまえ、あやまれよ」「なんであやまらなきゃいけないんだよ」「うるせぇ、いいからあやまれ、って言ってんだよ」「わかったよ。ごめん」「うるせぇ、あやまってすむ問題かよ」(ちなみにこれはは本の内容とは全く無関係。今でも覚えている小学生時友達同士の会話)気を取り直して。短編それぞれのタイトルは『宇宙人の証明』、『四十四年後の証明』、『呪いの証明』『狼男の証明』、『幽霊の証明』、『嘘の証明』男女二人の会話だけで成り立っている。さすがは、『風が吹いたら桶屋がもうかる』を書いた井上夢人!(岡嶋二人の一人)きびしい形式へのこだわりと、遊び心。これだでも嬉しくなる。こんなの初めて読みました。解説の小森健太朗さんによると、比較的良く有るらしい。>会話文のみけど、それを6編もそろえたのが凄い。そそるタイトルばかりだし(笑)宇宙人、幽霊、狼男は冒頭の通り。“四十四年後”は、未来からのTEL(クロノトーキー)“呪い”は、「私が呪い殺したのよ」で、“嘘”は・・・・。展開の途中、「ゲームなのコレ?」というようなことは何話かにあるが、お約束というほどではなく、オチも様々な形なので油断が出来なくて面白い。何より、空白が多いから、はやく読めてしまうのがいい(笑)読むのに比べて、書くのは本当に大変なのだろうけど。お見事。なかでも『幽霊の証明』が好み。『嘘の証明』の意外性も○。フッと息抜きで、こういう変わった趣向のものを読むのもいい。『もつれっぱなし』 井上夢人 文春文庫 (2000年2月第1刷) 単行本は96年11月刊
2004年10月27日
コメント(0)
死刑囚の冤罪を晴らす!依頼を受けた刑務官がパートナーに選んだのは・・・仮釈放中、前科者の少年だった。第47回江戸川乱歩賞受賞作。まず、「冤罪」という単語だけで、ピリピリとした緊迫感がある。しかもこの話の設定では、いつ死刑が実行されてもおかしくはない段階。“時間”との戦いでもある。この時点で、『幻の女』 ウィリアム・アイリッシュ のような話かな?と思った。カウントダウン。“焦り”、“希望と絶望” などの心の揺れ動き。ちょっと違った。(いつかわからないのでは、カウントダウンのしようもないか)そういった意味でのドキドキ感はあまりなくて、はじめに読んだ時は少しガッカリ。(そこが売りではないのに、勝手に勘違いした自分が悪いのだが)自分にはあまり向かないかもなぁと思っていた。が、再読してみて印象が変わった。犯行時刻の前後数時間の記憶を失っている死刑囚。が、ふと思い出した【階段】の記憶。ここから、事件は再び動き出すのか?充分魅力的な設定。(どうして印象があまり良くなかったのだろうか?)さらに、【死刑】をとりまく問題、【13】という数字の関わり方も興味深かったし、刑務官という職業、保護司という立場、仮釈放中の身の危うさ、なんていうのもほとんど触れたことのない話(今まで読んできたミステリでも)でぐっと引き込まれた。もちろん、被害者と加害者という図式も絡んでくる。ここが一番の肝なのだろう。証拠探しそのものの過程は、再読でもあまりピンと来なかった。「大変そう」には書いてあったが、月日の経過などを考えると、どうも伝わってこず。死刑を覆そう、という割には“あっさり”した感が・・・ただ、もともと社会派的な話は苦手なほうなのだが、二転三転する展開で全体的には面白く読むことが出来た。同じ系統の話よりは、『幽霊人命救助隊』のほうが読みたいな、と思ってしまう。まぁ、単なる好みの問題でしょう。『13階段』 高野和明 講談社文庫(2004年8月第1刷発行) 単行本は、2001年8月刊行
2004年10月26日
コメント(0)
バレエ団事務所にて、男が殺されていた。被疑者であるバレリーナは、正当防衛を主張する。楽な事件かと思われたが・・・・加賀恭一郎のシリーズ。(『卒業』に登場。他にも幾つかあるようだ)『卒業』は読んだのだけれど、記憶がかなりとんでいる。剣道をやっていたというのは憶えているのだが・・・殺された男は、事務所に忍び込んだところで被疑者と鉢合わせたらしい。身元不明。誰なのか?目的は?バレエ団との関係は?というところから、話がひろがっていき、謎が解かれぬままに、更なる事件が・・・やはり、バレエ団という特殊な集団、環境を舞台にしていることが、作品に奥行きを与えているのだと思う。以下は舞台となる高柳バレエ団所属のあるダンサーのセリフ。「ダンサーというものは踊りに対しては潔癖だし、他人との実力差を客観的に捉えているものなんだ。自分より優れた者がいる時に、その者をおしのけて自分が踊るなんてことは本能的にできないんだよ。」(P185)こういう世界であればいいなぁと思う。もちろん各バレリーナの力量、性格その他の違いにより、バレエに対する思いも千差万別であろうが、「バレリーナである」というだけで、“別世界の芸術家”として尊敬の眼差しでみつめてしまいそうになる(全くバレエと縁がない)私としては、ついつい夢見てしまう。まぁ、それもこの小説の世界では許されるだろう。ちょっと綺麗すぎる気もするが、ありがちな“才能妬み合戦”より新鮮に感じる。(そういう要素が全くはいらないというわけにはいかないだろうが。)タイトルも巧く嵌っていると思うし、【眠りの森の美女】の充て方もお見事。何かに賭けられる人々というのは美しく強い。その分多くの悲劇も生まれるのだろうが。展開としては、初めの"本当に正当防衛であるのか?”というすぐ解決してしまいそうなところから、次々に問題が拡がっていき、新たな事件が起きる。間延びせず、次に進んでくれるので読みやすい。私がこれまで読んできた東野作品(ほとんどが初期のもの)は、どれも標準以上で凝っているなぁと思うのだが、めちゃくちゃ面白かった!というような強烈なインパクトはまだ無い。ただ評価が非常に高い作品が幾つも残っているので今後も楽しみ。(まずは『白夜行』あたりかな)『眠りの森』 東野圭吾 講談社文庫(1992年4月第1刷)
2004年10月25日
コメント(2)
都内の2LDKのマンションに暮らす4人。良介(21)、琴美(23)、未来(24)、直輝(28)。いつからか、サトル(18)も加わり、更に奇妙な共同生活に・・・・少し前のドラマに出てきそうな、なんだかお洒落な(語彙力注意)設定。(所詮最後に見た連ドラが「イグアナの娘」なヤツの言うことです)共同生活する4人は特別な恋愛感情も無く、ドロドロした人間関係も無い。話したいことではなく、話してもいいことだけを話しているから(P37)うまくいく共同生活。他人に干渉しないでいられるのって、一種の才能?なかなか出来るもんじゃない。楽で魅惑的だけど、油断大敵じゃ。良介以外はキャラが濃い。サトルは、男娼だ。(私は他のメンバーとは一緒に暮らせそうにない)住人5人それぞれの視点による5章。良介亀はこつこつとがんばったからウサギに勝てたわけじゃない。こつこつと歩いている姿を、ウサギに見せなかったから勝てたのだ。(P33)琴美正直なところ、人間の、あるいはこの世の中の、悪意という悪意に、私はすっかり飽きている。(P95)未来もしも私が匿名で何かをできるとしたら、私は決して本当の自分など曝け出さず、逆に、誇張に誇張を重ねた偽者の自分を演出するだろうと思う。(P129)と、面倒くさくなってきた。当然、サトルと直輝も一癖あり。(端折りすぎ!)なんだか、他人同士が近くにいることの覚悟が出来ているっていうか、タフだねホントと呆れていいものか、それでいいのかアンタ達、っていうか、そこまでいっちゃってる?そんなことないでしょ?と不安になってみたり、まぁー要するに、「吉田修一は甘くねぇ」てなわけである。文庫の解説は、川上弘美さん。4回読み返したそうである。川上さんが良介のことを好きになった、という箇所が紹介されているが、私はその場面自体がとても好きだ(良介自身がということではなくて)・・・・・・お父さん、とりあえず金沢の公務員の息子は確保しました。(P60)こういう、“おちゃらけ真面目な独白?”は微笑ましくていいな。本筋に関係ないどうでもいい感想のほうが長くなる。まぁなんせ長めの本の感想なんて、2005年02月25日以来だもんな書くの。そりゃー、感覚がつかめないのも無理ないや。というか内容無いのは昔からか(笑)次はいつになることやら。『パレード』 吉田修一 幻冬舎文庫 (平成16年4月初版発行)
2004年10月24日
コメント(0)
【ホーティ】は養父の元から逃げ出し、トラックの荷台に飛び乗った。ずっと一緒だった、びっくり箱の人形【ジャンキー】だけを持って。行き着いた先は・・・・カーニヴァルだったはじめて読む作家です。猫のゆりかごさんの感想(違う作品ですが)を見たのがきっかけです。はじめは少々取っ付きにくい。雰囲気もなんだか暗い。(私が読んでいるのはハヤカワ文庫で二刷のもの(1990年)だが、表紙の暗いタッチの絵がとてもよく雰囲気が出ている)だが、ホーティが【ジーナ】たちと出会う当たりから、次第にのめり込んでいく。ホーティが過ごすことになったカーニヴァル(移動見世物)。客を呼び寄せることにのみ生き甲斐を感じて働く人種、性別、年齢を超えた人々。特にジーナの存在は、ホーティにとってなくてはならないものとなる。ボスである【人食い】こと、ピエール・モネートル。元医者であり、人間嫌いで読心術の大家。かつて彼が、ある“二本の木”をみつけたことから「この物語は始まる」、といってもいい。完全に同一な二本の木。原物と複製。モネートルは、ある発見をした・・・そして、孤児院で手に入れた人形【ジャンキー】と、ホーティの不思議な関係。一番の謎、【夢みる宝石】 とは?理解出来ていない部分は多くあるのだろうが、面白かった。(以前の日記、【「あ~ん」を好きな作品でうめる】の“ゆ”の欄を、『ユービック』とどちらにするか迷ったほど)こんな設定、どうやって思いつくのだろう?わざわざ“仲介者”を探す、とか、“どうでもいい無意識のうちに作り出すもの”とか。【夢みる宝石】。う~ん。全く未知の世界へ誘われて、いつの間にか、作者が用意した特別な道筋を辿っている。自分では決して想像しないようなこと、作者が本当に自分の思いのままに気ままに好き勝手創り上げた世界を、作者の頭の中を覗き込むかのような感覚で体験する。わかるわけがないと思う(笑)普段からあまり考えて読むほうではないので、(いい大人なのに)この作品が持つ意味とか、狙い、主張など全然気がついていないかもしれない。でも、楽しめた。小説を読んで良かったな、と思うのはこんな時。でいつものように具体的な感想はないまま、終わる。【 『THE DREAMING JEWELS』 by Theodore Sturgeon (1950) 】『夢みる宝石』 シオドア・スタージョン 永井淳 訳 ハヤカワ文庫 (1979年10月発行)
2004年10月08日
コメント(2)
勇太。田臥勇太ですね。実は、デビュー戦の映像が観れなかった!!!残念。なにやら、24時間だか48時間経つと映像の価格がかなり跳ね上がるとか。(うろ覚え)うー、悔しい。【補強余波で故障者リスト入り。最低でも5試合は出場できない!】なんてニュースも飛び込んでくるし。はやくも試練が!でもここまで来たのだから、是非とも喰らいついてくれ~。そして、いつでもプレイが観られるような活躍を!(かなり厳しい戦いだろうけど、頑張れ先駆者)と、いきなり熱くなりましたが、実はバスケは全然詳しくありません。思いっきり、“にわか”です。もちろん、田臥効果。(でもプレーすら観ていないので、にわかファンですらない?)それでも去年の動向は個人的にはかなり注目していて、ニュースは気にしていました。この日記で田臥をとりあげたことも → 『見えているもの、見えないもの』(日記のなかの田臥の記事はリンクが切れています)ここまで書いていて何ですが、バスケは観るより実際にプレーするほうが好きです。(サッカーもそう。野球はやるより、観るほうが好き)でも、専門的にやったことはないし、遊びですらもう何年もやってない。先生、バスケがしたいです。(単純なやつ)話の流れとしては、当然 『スラムダンク』 へ移ります(笑)好きでした。今でも、読むと泣きます。最後のほう。背中を痛めた桜木花道「オヤジ(安西先生)の栄光時代はいつだよ・・・全日本のときか? オレは・・・オレは今なんだよ」うぉー!!熱い!若い!カッコいい!この気持ちね。「今やるしかねぇんだよ」っていうさ。うーん、いい!そんで仲間には「こんなところは通過点にすぎないんだ」と。燃え尽き症候群とか、将来が・・・、とかいろいろあって、もちろんそれも大事だけど。でもそんな理屈が通用しない時はあるよな。あるんだよきっと。(残念ながら自分には無かったけど。爆)とわけのわからないうちに終了。
2004年10月07日
コメント(4)
流行の「あ~ん」の各文字からはじまる好きな小説リストをつくってみました。要するに、猫のゆりかごさん、七生子さんの真似っ子です。あ 『悪童日記』 アゴタ・クリストフい 『異邦の騎士』 島田荘司う 『姑獲鳥の夏』 京極夏彦え 『エディプスの恋人』 筒井康隆お 『オルガニスト』 山之口洋か 『完四郎広目手控』 高橋克彦き 『黄色い部屋の謎』 ガストン・ルルーく 『暗いところで待ち合わせ』 乙一け 『肩甲骨は翼のなごり』 ディヴィッド・アーモンドこ 『甲賀忍法帖』 山田風太郎さ 『聖の青春』 大崎喜生し 『しあわせの書』 泡坂妻夫す 『スローターハウス5』 カート・ヴォネガットせ 『占星師アフサンの遠見鏡』 ロバート・J・ソウヤーそ 『存在の耐えられない軽さ』 ミラン・クンデラた 『大誘拐』 天藤真ち 『ちみどろ砂絵』 都筑道夫つ 『罪と罰』 ドストエフスキーて 『天使はモップを持って』 近藤史恵と 『時の鳥籠』 浦賀和宏な 『夏のロケット』 川端裕人に 『西の魔女が死んだ』 梨木香歩ぬ ね 『猫は知っていた』 仁木悦子の 『ノルウェイの森』 村上春樹は 『バガージマヌパナス』 池上永一ひ 『光の帝国 常野物語』 恩田陸ふ 『フィッツジェラルドをめざした男』 ディヴィッド・ハンドラーへ 『ベルリン飛行指令』 佐々木譲ほ 『蓬莱』 今野敏ま 『マチルダ』 ポール・ギャリコみ 『未来イソップ』 星新一む 『ムッシュ・クラタ』 山崎豊子め 『メインディッシュ』 北森鴻も 『モンテ・クリスト伯』 アレクサンドル・デュマ や 『山猫の夏』 船戸与一ゆ 『ユービック』 フィリップ・K・ディックよ 『吉原御免状』 隆慶一郎ら 『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎り 『琉球の風』 陳舜臣る れ 『レッド・ドラゴン』 トマス・ハリスろ 『ローマ人の物語』 塩野七生わ 『われ笑う、ゆえにわれあり』 土屋賢治と、こんな感じです。【ぬ】と【る】は出てこなかった~!(涙)何とか埋めましたが、一作家一作品に限定したため(自分縛り)、もうかなり昔に読んで記憶が曖昧なもの ・・・『ノルウエィの森』などシリーズで全部はまだ読めていないもの ・・・『ローマ人の物語』文庫4巻途中などその作者だと違う作品のほうがいいのにというもの ・・・『ラッシュライフ』など(『陽気な~』のほうが好き) 実はそれほど好きではないが無理やりいれこんだもの ・・・?などなどいろいろと操作したものがあります。「ちくしょー、あの本を読んでいれば!」と、積読本をうらやんだり(笑)やはり、本を読むようになってからそう月日が経っていないので、“読みたいのに読んでいない本”がかなりあることを、改めて実感した。「買って、整理している暇があったら、その分読め」毎度、思うんだけど、これがなかなか難しい。でも、リストつくるのはとても楽しかったです。初っ端の【あ】から悩みまくり。先のお二人が挙げていた『アルージャーノンに花束を』と『雨の檻』両方とも好きだし、『アクロイド殺害事件』、『あすなろ物語』など、幾らでも出てきそう(結局↑のような選択になりましたが)。ほかに【し】、【な】、【は】、【も】なども候補が幾つかあって悩みついたすえ自分らしく決定(?)。また、ちょっと経ってからやってみたら、変化があって面白いかも。・・・・・・・・・・・・早速、2点ばかり作品を変更しました。以前のリストを見ていただいた方でもわからないでしょう。あくまで自分基準だしね。
2004年10月06日
コメント(18)
ゴルフ好きの父。多い時には1ヶ月に8回はコースに出る。子供のから野球に夢中だったが(今もソフトはしているが)、もうすっかりゴルフの虜だ。もともと父の家系はとてつもなくタフであり、“飲んで2時に帰ってきて、少々休んで【その日朝5時】に起きてゴルフへ”なんてことが充分可能な人である。この前、初めてゴルフのある朝に起きれない父を見たが、そのときは、ヘベレケになって帰ってきたのが朝4時半だった。結局30分遅刻したものの、プレーには支障がなかったらしい。さて、一方の母である。はっきりいって、トロい。運動全般は苦手、だと思う。私の運動神経と体力(その他)がイマイチなのは、母系の血によって融和されているからだと勝手に責任転嫁している。その母が急にゴルフに凝りだした。きっかけは、父と打ちっ放しに行ったこと。その時、生まれて初めてゴルフクラブを握り、そのまま150球打ったとか。ゴルフを全くやらない私は、この数がどれほどのものなのか良くわからない。が、50歳を過ぎてから初めてやるにしては、かなり多いのではないだろうか?筋がいいかどうか?とか、スイングがどうだこうだとか、そんなことよりも、家に帰って来てからその様子を楽しそうに話しているのが印象深い。(なんだかえらそうな私。)まぁそれでも突発的なものだと思っていた。が、もしかしたら本気かもしれない!(いいんだけどさ)というのは・・・ケーブルテレビのゴルフ番組を一人で観るようになったのだ!以前は父が観ていると、なんとなーく眺めていたか、別の部屋で別のテレビを観ているかだったのに。観ながら、軽くスイングの真似しているし、もうすっかり…するとこの前、やはり父の練習(打ちっ放し)についていった時のこと。なんと、母は・・・ 350球 も打ったとさーおいおい、これは凄いってわかるぞ。何年か前に、私自身バッティングセンターで250球くらい打ち込んだことがあった(暇人)(左打席20球→右打席20球→左→右→左→右・・・・・という感じで)もう、最後のほうはクタクタで、意地で打っていた(必要ないのに)。あのへなちゃこスイング250で20代の私があれだけ疲れたのである。方や母は・・・ ピンピンしてるぅ! まぁ多少の疲労感は感じられたが、それより充足感がみてとれた。うーむ。母もタフだったか。今頃気づいたぞ。となると、私のこの虚弱ぶりはいったい・・・・・・・・・私は、5つほど理由があって、まだゴルフを始めるつもりはないが、もしやらざるを得ない事態になったら、父よりも母に教えを請うべきかもしれない。(父は教え魔っぽいから逆にいいかな)
2004年10月05日
コメント(6)
電車の中。酔っ払って悪態をつく爺さん。「やめろよ」勇気を振り絞って叫んだ男。(22歳、毒男、アニオタ、秋葉系)全てはここから始まった・・・中野独人(なかのひとり) とは、「インターネットに集う独身の人たち」という意味の架空の名を表すそうです。(最終P)“2ちゃんねる”(掲示板)でのやりとりをそのまま本にぃ!話題の本を旬なうちに。(珍しく!)といっても、既に2ちゃんねるでは下火になっていたりして。感想を書こうと思いつつ追いつけていない本が、ほんの何十冊かあるんですけど(苦笑)さて、この本。簡単に言えば、「持てない男がどうにかして彼女を…」ということなのですが、それだけではありません。(多分)多数の仲間(これが凄い)のバックアップを得て、成長していく物語なのであります。いやー、面白かったです。電車男、えるめす、の主役2人もいい味だしていますが、見えないところから支える住人さん達がこれまたイイ!(この語彙では、感想とはいえないなぁ)笑いあり、涙あり。臨場感もあって、自分も参加している気持ちに。「めしどこか、たのむ」おい、おい(笑)ネットでも読めるらしく、わざわざ買うまでもないのかもしれませんが、PCをずっとスクロールするのも面倒だし、寝転んで読みたいし、【本】を購入。まぁ、当然お金はかかってしまうのですが…、良かったかな。2ちゃんねるに抵抗が少ない人には、お薦めです。(あまりいない?)用語の説明とかあるわけではないし、はじめての人は戸惑うかも。私自信は、野球の実況CHでお世話になっています(書込みはできそうにない)知ったような口をきくのは危険なのでこれくらいで(笑)・・・・・・・・・・・・・・・・・(表紙をめくると用語解説あり。40語ちょっと)ところで(と改めるほどの話ではないが)ガンダムオタクのことを、【ガノタ】というのですね。はじめてききました。私は初期のヤツはしっかり見てました(あとは【Z】をちょっと)。で、この話の感想をガンダム的擬音で表現。はじめに・・・ザクっ(刺されて)、グフっ(痛みを知って)、ドムっ(爆弾を落とされて)さいごに・・・ゲルググぅ(得体が知れないものが飛び出す)こりゃー、アホだ(笑)ちょっといつもと雰囲気違うかもしれませんが、今回だけですので。いろいろな人がいるもんだ。自分の未熟さを知りました。『電車男』 中野独人 新潮社 ¥1300 (発行/2004年10月20日)これより先は気をつけて。ちょっと突っ込みます。特に未読の方には、見ることをお薦めしません。読み終えてから、いろいろなところを覘いてみた。【ネタ】か【ガチ】かの論争があることを知る。へぇー。「いくらなんでも、これだけ大掛かりなネタ作らんでしょ」「そんなの別にどっちでもいいよ。この話で感動したのは確かだし」なんて余裕に構えていたのだが(【ガチ派】だった)…認識が変わりました。逆に凄いと思う。とにかくいろいろな意味で衝撃的でした。(でも、ここからまた二転三転?)自分が踊らされているようで。それがちょっとコワ。以上。ここまで読んでいただいた方に感謝。
2004年10月04日
コメント(8)
要は、また古本を買ってしまったということですよ!(やけ?)以前の日記(↓下のね)で「本を買う時は選択基準を厳しくする」と宣言したはずが・・・久~しぶりに、ふと古本屋に行ってみる(この行為自体が間違いのもと?)「あ、この本はきっと私の為に、売れずに待っていてくれたんだ」とか思ってしまうわけで。久しぶり(?)の購入リスト。・井村君江 『ケルトの神話』 ・内田百けん 『阿房列車』・小川洋子 『薬指の標本』 ・梶尾真治 『未来のおもいで』 ・霞流一 『フォックスの死劇』 ・佐藤多佳子 『神様がくれた指』 ・篠田真由美 『美貌の帳』 ・柴田よしき 『猫と魚 あたしと恋』 ・澁澤龍彦 『秘密結社の手帖』 ・菅浩江 『夜陰譚』 ・田中啓文 『蹴りたい田中』 ・保坂和志 『残響』 ・ガルシア・マルケス 『エレンディラ』 以上文庫。・森奈津子 『からくりアンモラル』(ハヤカワJコレ)全部で、実質 ¥2500 くらいです。(10%の割引券分をひいて) 日明恩 『それでも、警官は微笑う』 を探していたのですが(続編を先に買ってしまった!)残念ながらナシ。あわよくばと期待した、『永遠の仔』&『蒼穹の昴』(ともに文庫)もさすがにまだ出回るには早いか、×(バツ)。『蹴りたい田中』 は、七生子さん強力プッシュの【帯】がついていなかったものの、誘惑に勝てず(笑)これらの本は、しばらく床に積んでおきます。何とか、置き場を確保しないと。順番を逆にしないと片付かないよなぁ。
2004年10月03日
コメント(8)
私はかなり中古品に依存している。その最たるものは、【本】。 全体の95%くらいは古本であろう。で、次は【CD】。 これは80%くらいか。中学や高校生の時に、TUTAYAや友達からレンタルしてテープに録音していたものが、今は驚くほど安価だ。懐かしさもあり、それをつい買ってしまったりする。アルバムでも200円とかだもんなー。最近では、浜田麻里 『Anti-Heroine』、鈴木祥子 『Long Long Way Home』 とか。 『水の中の月』なんて久しぶりに聴いたよ。(この曲(鈴木祥子)はマイナーでしょうか?)他には、安全地帯、THE ALFEE、高野寛 などなど。ユニコーンとかは今でもそんなに値段が下がっていないけど。お金があれば、新しいものをワンサカ買いたいのだけれど・・・しかし、“自分は得した買い物をしている” という思い(こみ)からか、ついつい判断基準が甘くなって量がかさむ。「さてどれくらいお金を使ったのか?」と後で計算してみると・・・ちょっとした恐怖体験が出来るという。(もう秋だし必要ない!)さて、ずっと探していた『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 は断念。というのは、【古本で探すのは】ということですが。Book 1st のポイントサービスが、本に適用されるのが9月いっぱいまで。それまでに見つからなかったら、このポイントで換えてしまおうと思っていた。結局、貯まっていたポイント+図書券500円+現金300円ほどで新刊を購入。なんだかんだいって、得した気分だ。図書券は知らぬ間に財布に入っていたものだし。やっぱり、新しい本はいいなぁー(笑)もう本当にどうしようもなく、部屋の収納能力が限界に達してきたので、今後、本を買うときは選択基準を厳しくしようと思う。それでも、古本を買うのは止められないだろうが・・・・・そういえば、車も中古だ。もう6年も乗っていると気づきビックリ。
2004年10月02日
コメント(6)
いやー、こいつぁー凄いね。前回の買い物日記で、「漫画を買うのは控える」ってなことを言いましたが、、両方とも、ちょっと前に既に買っていたものなのでお許しを。(って誰に言ってるんだ)『PLUTO プルートウ』 001 浦沢直樹×手塚治虫購入後すぐに読んだ。期待通り。アトム世代ではないので、そのあたりの感慨のようなものはあまりないのだけれど、ノース2号とダンカンの交流、生き様(?)など、やはり読み応えがあります。ブラウ1589の事件も気になるなぁ。あと最後に出てきたあの人(?)も。全体的にどのくらいの長さでやるのかわかりませんが(元ネタのほうも知らないし)サスペンス調が強くなっていくのか、ロボットドラマ的意味合いになっていくのか、それとも想像もつかないとんでもない事態が待ち構えているのか(笑)続きが非常に気になるところです。それにしても、なんでも見事にこなしますね。で、もっと驚いたのは、『DEATH NOTE -デスノート-』1~3 原作 大場つぐみ 漫画 小畑健まさか、再びジャンプコミックスにお世話になるときが来るとは思わなかった。『ジャンプ』自体、高校生くらいまでは夢中になって読んでいたけど、ここ何年かは読んでいなかったから。うーん。これをジャンプで連載しますか。軽く内容に触れると・・・“ノートに名前を書かれた人間は死ぬ”という、DEATH NOTE を、【死神】が人間界に落とす。それを拾った高校生・【夜神月】(やがみらいと)は、ノートに名前を・・・・といった漫画のような設定なのですが、漫画なのでもちろん問題無しです。まぁこれだけでは別にどってことはなく、“ノートを拾った虐められっ子が復讐を企て、なぜか純粋な死神と一騒動!”なんてふうに進みそうですが(って、単純すぎか)そんなことはなく、ちょっと意外な展開へと。念の為、反転しておきます。夜神月は、全国模試1位も余裕綽綽の天才。ノートを手にした彼は、大量の名前を書いた!それも、ニュースで報道される大犯罪者たちの名を!この行為から、事態は急展開!同じくいちおう反転。短期間の大量の死は、凶悪な大量殺人と認定され、犯人は【キラ】と呼ばれる。世界的な名探偵【L】も登場して、二人の対決が始まる!下手なミステリより、スリルあるしドキドキもの。とにかく展開がはやく、予想がつかない。心理的な駆け引きがまた面白い。【死神】も登場するし、漫画的な都合のいい部分はあるけれど(だから、それでいいんだって)大人でも充分楽しめると思う。ちょっとミステリ小説に飽きてきた人なんか、気分をかえる意味でもお薦めです。絵もなかなかいいですね。雰囲気バッチリ。『ヒカルの碁』を書いていた人ですな。(実は、『サイボーグ爺ちゃんG』が結構好きでした。笑)ただ、ちょっと気がかりなのは、ジャンプで連載をしていているということ。なまじ人気があるということで、終わらせることが出来なくなり、無理やりストーリーをつくって、だらだらしてしまったりすると、もったいない。はじめから「全部で何回」というように決まっていればいいのだけれど。人気週刊漫画誌だと、そうもいかないのだろうなぁ。行き当たりバッタリではなく、綿密に組み立てられ、着地がしっかりした作品になればうれしいのだけれど。それにしても、少年誌も変わったねぇー。ドラゴンボールの後半、【セル】が出てくる時くらいから、やけに簡単に普通の人を殺してしまうんだなぁーと思ったものだが。聞くところによると、『ハンターハンター』なんてもっと凄いことになっているというし。読む年齢層も変化しているのだろうか?青年誌の方がいいような気がするんだけど。と、ここで思い出した!ジャンプど真ん中、『ONE PIECE』 のコミック、しっかり全巻買ってたんだ。思いっきり、嘘ついてた(汗)小中学生には、やはりこちらを強くお薦め!・・・・・・・・・・・ぎゃっ!恥ずかしぃ。スペル間違えてた!
2004年10月01日
コメント(8)
全16件 (16件中 1-16件目)
1