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明日、マリンへ黒木登板予定のロッテ戦を観に行きます!3週連続の黒木観戦。過去2度とも、黒木は好投するも打線の援護がなく負け投手。明日こそは勝ってくれ! 対戦相手は西武・張。正直、石井貴じゃなくて良かった。だって過去2試合の相手投手が、岩本と川越。いづれも復活をめざす、それぞれにドラマがある選手だった。もちろん単純に能力(調子を加味したうえで)としてみれば、張のほうがかなり手強い気はするけど。えー、明日も観戦前はフットサルがあります。またもや途中抜け。(チームの皆様、ごめんなさい)うーん。過去2試合の観戦記を書く前に3戦目を迎えてしまった。うーん。トップに表示される日記に、読書感想が一つも無くなってしまった。うーん。ただの面倒くさがりか・・・うーん。冴えんなぁー。勝って払拭しよう。黒木のインタビュー聞くぞ。
2004年04月30日
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会社の休みは、カレンダー通り。でも、PCのアップデートやら何やらでやることがあるので2日くらい出る必要有り。まぁ、それは2日間ある飲み会の前にそれぞれやるとして…。野球観戦と飲み会2日の他は、遠出の予定なし。この機会に日記を書こう!たくさん書こう!「GWなのに、寂しいヤツだな・・・」と思われようが構わない(泣笑)見栄を張っても仕方ないので(何の見栄だ!)。せめて、“ただゴロゴロしているうちに休みが終わった”という事態は避けたいものだ。
2004年04月29日
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高校の同級生と飲みました。悲しいかな男のみ飲み。参加率の良さが侘しさに輪をかける(涙)以前 はこんな状態だったM。Mは毎度ビックなネタを持ってくる。「テレビ見たらさ、うちの姉貴がニュースに出てた」“ハングライダーをしていた○○さん(Mの姉)が誤って転落し腰の骨を折る重傷”とかそんな感じの。まぁ前回の放火同様、M本人には深刻な様子はない。というのも、お姉さま、肋骨を1本折っただけで済んだのだとか。(それでも充分大変だと思うが)結構、ニュース報道でも適当な時があるみたいです。当日ニュースを見る前に、もう一人の姉からまずメールが入っていたらしい。「○○ちゃんが、ハングライダーで落ちて怪我したんだって」と。で、テレビを見たら、姉の名が・・・家には、ニュースを見た諸方の親戚が心配して電話をしてきたらしいが、Mの両親は、ニュースを録画して変なはしゃぎ方をしていたのだとか。「うちの娘が、テレビに映っちゃってね」という感じで。なんだこの家族は。ただMの話を聞いてみると、お姉さんは、たまたま木にひっかかり(布の一部かなにかわからないが)助かったようだ。ひっかかった部分が支点となり頭を下にして、ぶら下がるように。頭は地面とスレスレだったらしい。おいおい、めちゃくちゃ危機一髪じゃん。笑い事じゃないよ。まぁ無事だったからこそ、笑ってるんだろうけど。M家、大丈夫でしょうか?タイトル苦しい。【枝葉】のほうが使えれば文句なかったのに。え?そんなことはどうでもいい? 確かに。
2004年04月26日
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呪術の有効性が実証され、オカルトが最重要視される時代。呪禁官養成学校に通うギアの前に現れたのは・・・・初めて読む、牧野修。表紙折り返しにある評論家の絶賛文句が凄いです!これは天変地異の前触れなのか! (ホラー評論家、東雅夫)世界は言葉で出来ている。牧野の言葉で出来ている。(評論家、笹川吉晴)一部抜き出し。他に井上雅彦さんの言葉も。そこまでのものかは私には分かりませんが(笑)まず、オカルトと科学が両立する世界観が面白い。【科学】は、オカルト台頭後も消えはしなかった。いざというときの為に文化として保護はされたが、社会的地位は落ちていった。違法な呪的行為を取り締まる呪禁局特別捜査官、略称【呪禁官】。一方、反オカルト派の科学結社【ガリレオ】は、テロ行為により呪術廃絶を目指す。そして謎の魔術結社【月の花嫁】。呪符、呪詛、蟲毒、精霊、天使、三つの神器(プロスペロの書、ピュタゴラスの石、プシュケーの燈火)まさしく、古今東西の呪術が飛び交うハイパー伝奇!(裏表紙より)なのである。冒頭の呪禁官が窮地に陥る場面。これからの展開に大きく期待を抱かせる緊迫感!だけど、進むとちょっとテンションが変わってくるような感じがします。まぁ、いろいろと事件が起きたりはするのですが…ギアが呪禁官をめざす養成学校。野外模擬演習。同室の仲間と力を合わせて、嫌な上級生に挑んでいく。学校に現れた怪物、不思議な先生・・・ハリーポッター?といった感じも(違うか)青春もの成長記ともいえるでしょうか。さわやかです。他のキャラクターもなかなかユニーク。機械の身体になったスーパー科学者とか、ガリレオのネコ、ロバ、ニワトリとか、古美術商を装った○○○など。なんだか盛りだくさんで楽しかったです。(もっとましな感想を・・・)どうやら、他の牧野作品とは雰囲気が違うそうですが、続き(『呪禁局特別捜査官 ルーキー』)も確保しているので、そちらも近いうちに。この本も最近、文庫化したようですが、その前にギリギリ読めた。セーフ。(だから何だ)『呪禁官』 牧野修 NON・NOVEL(祥伝社) 平成13年9月初版第1刷発行
2004年04月25日
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今更観戦記 第二弾!先週(4/17)続いて2週連続の黒木。今回はマリン初登板!ジョニーが帰ってきて盛り上がらないはずがない!ロッテ 対 オリックス 千葉マリン (ここまでオリックスには4連敗中)この日の黒木は、かなり苦しいピッチング。2回まではヒット1本(併殺で切り抜ける)も、3回先頭の日高にHR。(ロッテ投手陣は結構日高に打たれている気がする)0-1。その後、4回1死1,2塁、5回1死満塁のピンチを迎えるが、ともに併殺で脱出!なんとか、本当に苦しみながらもどうにかこうにか、1点に抑える。が、が、ロッテは3併殺のオリックスに負けない拙攻を繰り返す。オリックスの投手は川越。(勝ち運に見放され、年をまたいで15連敗中)前回の岩本といい、今回の川越といい、復活をめざす気迫十分の相手。5回まで、6安打、4四死球。なのに、なのに、得点は【ゼロ】。なんでだよー。黒木に復活勝利を!という野手の気持ちが空回りをしているのか。そして0-1のまま迎えた、7回表のオリックスの攻撃。1アウトからヒットで、その次のバッターが送りバントの構え(勝負に来た!)。だが、ここでなんと!キャッチャー橋本が痛恨の悪送球・・・・さらに次打者・村松にきっちりタイムリー。0-2。ここで黒木は降板。 無念。投球内容は、6回1/3 被安打9 被四死球2 奪三振2 失点2 自責点1決していい内容ではないが、気迫のこもった粘りのピッチング。スタンドの観客はベンチに戻る黒木に拍手を贈った。その後ロッテの投手陣はオリックスの攻撃を封じ、打線も8回にフランコのソロHRで1点を返すが、9回はあっさりと終了。1-2 で敗戦。 黒木2連敗。黒木はテンポも良くなかったし、常にランナーを出していたが、ここぞというときの勝負球はさすがで、かつてのエースを意地を見せた。やはり問題は打線。常に塁を賑わしていたのに、あと1本が出ない。とても、フラストレーションがたまる試合だった。川越は2年ぶりに勝利。この後数試合、好投を続けるきっかけとなった。ロッテは、この日の敗戦でオリックスに開幕から5連敗。苦手意識をもってしまったのか、翌日も負け、このあと連敗は8まで伸び、ロッテ低迷の原因となってしまった。非常に痛い負けだった。
2004年04月24日
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「~しませう」この【せう】だけは納得できない。有効だった時代も確かにあった。しかし今の【せう】はただ闇雲にお茶目なだけ・・・『Hanako』に連載していたエッセイに大幅加筆。松尾スズキ初の単行本&文庫本。(文庫になったのが1999年で、単行本はその5年前。連載はいつ?)正直いって、松尾さんをあまりよく知りません。すみません。マリナーズの長谷川に似た人?くらいの認識です(似てない?)作家、俳優、演出家。劇団『大人企画』を旗揚げ。過剰な物語性と不条理な笑い、特異なキャラクターに定評ありとのこと(折り返しのプロフィールより)力のあまり入っていなさそうな雰囲気と題名にひかれて読んだ。よくも悪くも、今の大人には逃げ場が多い。子供になろうと思えば、いつだってなれるし、・・・(中略)逃げ場の数だけ我々は、欠落をしょいこんでいる。(P14)それでもいいじゃないか、欠落かかえた大人でもいいじゃない、というスタンス。真面目なんだか、不思議なんだかよくわかりませんが、何だか心惹かれました。冒頭の“せう”は『「お茶目」口承伝説』のなかで【ゆうゆ】(タレント)とともに挙げられている。「せう」だけは、どんなに時代がロ過しても復活する文化ゾンビの一員だと。(P73)う~ん。私もどこかで使っていることでせう(ぺた)文庫化に際し、古い話題でも直さずにそのまま載せている(終わりに一言コメントがあるものも)ダウンタウンと爆笑問題の売れ方の差を【ブスに対する視線の違い】にもとめていたり、(ダウンタウンが売れに売れ、爆笑問題は燻っていた頃か)99年の時点で既に「ゆうゆは遠くになりにけり」であったりするのもなかなか面白い。(今となっては、遥か彼方)そして松尾さんはこんな人でもある。朝日がまぶしくて不眠になっているのに、面倒くさいからカーテンを買わず、【バランス脅迫症】であり、タクシーに敗れて打ちのめされる。相当な使い手である。(何の?笑)他にも、劇用刺青師・かすみさんや、師と呼ぶ、東京善意友の会の会長、喫茶『バガボン怒』マスター・呼元有人さんなどまわりにいる強烈すぎる人たちの話も凄い(どこまでホントなのやら)なんだか底の知れない人で興味がわいてくる。解説の山本直樹さんによると、ヴォネガット好きらしいです。なんだか最近、本当にまとまらなくなってきた(放棄?)『大人失格 子供に生まれてスミマセン』 松尾スズキ 知恵の森文庫(光文社)(1999年8月初版1刷発行)
2004年04月23日
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情けないことですが、只今ガタガタしております。先週の土曜日。ほどんど寝ずに、風邪気味でフットサルを2時間やり、炎天下でチケットを買うために東京ドームの前で1時間立ち尽くし、試合中は、ジョニーの投球に熱くなり、不甲斐ない打線を見て寒くなり、その日の夜は、いつもの【フットサル後の頭痛】はなかったものの、次の日、ダウン。遊んでいて、体調を崩すとは・・・日曜日は一日寝ていた。次の日の朝、回復!なんだ、まだ若いじゃん、と思ったものの、仕事が終わり、家に帰ると、頭が痛くなった。何も出来ずに寝る。次の日の朝、回復!なんだ、やっぱり大丈夫だ、と思ったものの、仕事が終わり、家に帰ると、頭が痛くなった。何も出来ずに寝る。次の日の朝、回復!なんだ、昨日と同じだろー、と思ったら、その次の日も同じような状態。なんなんだろー。別に家に帰るのが嫌なわけでも、仕事大好きなわけでもないのに。多分、筋肉痛は既に治っていると思うが、身体が重い。いや、体重自体はMAXから3キロ減っている。心配ない。そしてしかし何と!明日は一年に一度の健康診断なのである。再びやってきた、バリウムとの闘い、血も抜かれる。いざ、勝負!(ほぼ同じ体格の後輩と、体重の勝負をすることも決定している)昔は(といってもまだ若造なので、そんなにたいした昔ではない)何もしなくても、健康そのものだったのに、最近ホント、ガタガタしている。高校の頃、それまで大好きだった牛乳が突然飲めなくなった(腹をこわす)が、最近は豆乳を牛乳代わりに飲むようになった。なんだかネットリとして苦手だったカスピ海ヨーグルトも(ヨーグルト自体は好き)毎朝、食べるようになった。でも、まだ切れが戻らない。軽やかな動きが戻らない。やはり、ずっと座っている仕事のせいか。というわけで、今日もまた読書感想は書けず。日付だけが過ぎていき、書かれていない日記が増えていく。もう、開き直って、書けるときにタイムリーなことを書いていき、後で空いたところを埋めていくことにする。よって、もうガタガタになって、どれをいつ更新したのかわからなくなるだろう。なので、申し訳ありませんが、そんな日記でも読んで下さる方がいらっしゃるのなら、日記一覧で、【NEW】となっているところを探して頂けると助かります。何日も更新されなかったり、一日に何日分も更新したりと不安定な状態は続くと思いますが、「そういう適当なヤツなんだ」と広い心で見ていただければ幸いです。と、勢いだけで書きなぐりました。普段なら、これだけの内容で10日分は行くね。なんだか自分で首を絞めている気もしてきた。まっいいか、使いまわそう。おっと、明日は、尿も便も取らなきゃいけないし、バリウム飲むし、血抜くし(シツコイ)、もう寝なければ・・・
2004年04月22日
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何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそういうのでどうやら僕は煙であるようだった。裏表紙にも紹介されている、冒頭の一文です。こんな調子で始まる、噂の舞城!注目の作家です。覆面作家・舞城氏の作品を読むのは『煙か土か食い物』についで二作目。『世界は~』の前にもう1冊講談社ノベルスで出ているようですが、この暑さとあの厚さのために、先にこちらを読んでしまうことに決定。結論から言うと・・・とても良かったです。『煙か~』より好きです。講談社の企画である【密室本】(本自体が袋とじ状になっていて立ち読みできない)のうちの1冊ですが、私が読んだ密室本の中ではダントツに面白かった(4冊中)良かった、好きです、面白い、だけでも何ですので、ちょっと内容を。福井県在住。家が隣同士で同級生の僕(友紀夫)と、ルンババ。12歳の頃、ルンババの姉・涼ちゃんが自分の家の屋根から飛び降りて死んだ。時は経ち、中3に。ルンババはいつの間にか名探偵になっていて、事件を解決している。修学旅行中に、広場で喧嘩をしていた、井上ツバキに拉致(?)されて、埼玉へ。そこにいた、妹のエノキと出会う。ボンバイエー。密室が何個も出てきて、人が死んでいる。助け出して、泣いて、飛ぶ。へぇーきれいだなと思った密室もあったし、くだらなさも十分。それでいて青春を感じ、すっきりもしているので読後感は悪くないのです。この文体と、めちゃくちゃな登場人物たちを使っていながら、テーマ自体はとても真っ直ぐでわかりやすい。(読み込めていないだけかもしれませんけど)単なるイロモノではない、“読ませる力”を感じます。(話の中で登場するホッパーは、私が名前をきいて絵のイメージが浮かぶ数少ない画家の一人で思わず【週刊グレートアーティスト31】(安直万歳)を開いたが、絵はひとつしか載っていなかった。残念!)閉じ込められていたり、閉じ込めていたり。やはりどこかに出口がないと、窒息してしまう。仁丹もどきがどんなに気持ち悪くても、そこで読むのをやめずに最後までいきましょう。いつもにも増してまとまりがありませんが、これにて。『世界は密室で出来ている。』 舞城王太郎 講談社ノベルス (2002年4月第1刷発行)
2004年04月21日
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田舎に帰らなくてはならないかも。 と、シコちゃんは言う。「すみませんねぇ」と言っているみたいな笑顔で。いつも“バカアマ”と呼んでいたお姉さんが妊娠したらしい・・・『シコちゃんの夏休み』含7作品収録、短編集。鷺沢さんの本は、だいぶ前に読んだ『大統領のクリスマスツリー』についで二冊目。タイトルと、角川文庫の“解説・永倉万治”に惹かれたので、この本を選ぶ。あとがきに、「F」は成績のことで、不可にあたるもの、落第を意味する。「何の後悔もないわ」とだけは決して言えないであろう女性たちが主人公。 とある。不可、落第という言葉はとても厳しい。否定されている、という不安が付き纏う。さらに、鷺沢さんは続ける。「F」をとってしまったのなら、してもしてもし足りないほどの後悔の原因が自分の歩んできた道のどこかにすでに存在しているのなら、気の済むまでそれを見つめ気の済むまで後悔したっていいじゃないか、と思っています。(P197)後悔したっていいよ。 というのは、私もずっと思っていたこと。呪文のように「後悔しないように・・・」と多くの人がいうし、私も人にそう言います(通りもいいし)。だけど【後悔しない】って、そんなに大事だろうか?「あーしておけばなぁ」(たとえもっと切実であったとしても)と後で悔やむ。でもそこから始まるのでは?後悔すら許されないなんて辛すぎる。後悔しないように、と気負ってガンジガラメになるよりも、後悔したっていいから、好きなようにやれるだけやったほうがいい。どっちにしろ自分が掴んだ結果なんだから、先に進む糧として積極的に後悔するほうが良いのではないか。難しいな。(言葉を弄んでいるだけの気がしないでもないが)どんどん離れていきそうなので、内容に戻ることにする。シコちゃんと言えば、普通はどう考えてもシコースキーのことなのですが(嘘)(ここでは、ちょっと変わった、あららな由来です)まぁ、それはともかく、シコちゃんにしろ、『最後の1枚』『家並みの向こうにある空』の主人公たちにしろ、【人生を変えよう】と決め、立ち止まり自分を見つめ、また進もうとする。だからといって、すぐに思うようにいくわけではない。ぬるま湯に浸かってのんびりしている私が、「共感できる」といっても空ろな感は否めないが、そこには人の強さ(常に弱さと同居しているが)を感じるし、希望がある。最後になりましたが、鷺沢さんは今年4月にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。単行本ー平成8年7月角川書店『F 落第生』 鷺沢萠 角川文庫 (平成10年2月初版発行)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前に1回書いたのに、保存する前に消えちまったー。何度目だ?言いたかったことが半分くらいになった気がする。確かに後悔はしているが、また書けばいいだけだ。内容劣るけど(多分)。学んでいない気もするが、とりあえず日記は進んでいる。よしとしよう。いいのか?
2004年04月20日
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三年前のある日、ふと、働くのは嫌だな、毎日ぶらぶら遊んで暮らしたいな、と思い立ち、思い立ったが吉日、ってんで、その瞬間から仕事を辞め・・・P10といったリズムで話がどんどん進む。わけもわからないうちにずんずんと。大黒様。大黒、いや腐れ大黒でいいや、を捨てにいく。友人菊池に会って、バイトする。まぁそんな、それだけの話です。私ではこの独特の世界を説明しきれないので、かま玉うどんさんの日記でこの小説が何たるかをご笑味下さい。二話目の『河原のアバラ』。↑でかま玉うどんさんもおっしゃってるように、いきなりの出だし♪こちらのほうがまだストーリーがあるかな。うどん屋で働いていて、はま子が激しくて、友人の五郎は「骨を実家に届けてくれ」と頼まれたようだ。ってこれじゃぁ、わかりませんなぁ(笑)でも何だか夢中で読んでしまう。これまた不思議な小説です。実は私、“フォーク並び”っていう呼び方、知らなかったんです。(ATMなどでよくみる、複数ある口に対して一列で並んで待って、空いたところへ前の人から順番に…というやつですね)他の作品も読んでみなければなりません。癖になるか?以上。『くっすん大黒』 町田康 文春文庫 (2002年5月第1刷)
2004年04月19日
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今更観戦記。4月17日 日ハム 対 ロッテ の5回戦。フットサルを途中で切り上げて東京ドームへ。当日券で余裕だろ~と思っていたら・・・大間違い!ずらっ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~と、チケット売り場から続く長蛇の列。試合開始20分前の段階、警備員(?)は、「あと1時間半かかります」と。日ハム 対 ロッテ でなぜ、こんな事態に?1、今期から北海道に移動した日ハムが東京ドームへ帰ってきた。2、新庄効果?3、黒木の公式選復帰登板 +同じく復活を目指している岩本の投げ合い。順不同で(笑)まだ到着していなかった一緒に観戦するAんちゃんに、「途中でチケットショップに寄って、券がないか見てくれ!」とメール。「どこにもないよー」というわけで、そのまま並び続けて買う。合流。幸いにはそれほど時間は思ったよりもかからず。それでもドームの中へ入れたのは、2回裏。席につくか、どうかという絶妙のタイミングで、【ホームラン!】を打たれた(涙) ロッテの天敵、高橋信の3ラン。(後で確認したところによると、ヒット、四球、アウト2つのあとHR)この後、ロッテはランナーは出すものの、あと一本が出ず岩本から得点を奪えない。なんとか諸積のHR(見れたのは貴重な経験)で1点返すが他に動きはなし。そして7回裏。2回の失点の後は、四球のランナーを1人だしただけという気迫の投球が続く黒木。しかし先頭バッターに、この日3個目の四球を与えてしまう。ここで投手交代。 黒木 6回0/3 被安打2 被四死球3 奪三振5 観客席はスタンディングオベーション。日ハム側からも黒木に対して拍手が。黒木はお辞儀をして答える。私はほとんど泣きそうだった。黒木の後を次いだのは、川井。目の前であの投球を見て、奮起しないわけがない!!が、いきなり次の打者・小田に2ランホームランを食らう!!ぐぐぐ、力んだか。このあとさらに1点を奪われ、勝負あり。9回のベニーのHRも焼け石に水でした。日ハム ○ 6-2 ×ロッテ勝ち投手・岩本(6回1/3、失点1) 負け投手・黒木。ヒーローインタビューも良かった。半分泣いてたよ、ガンちゃん。「黒木投手の存在があったから、自分も頑張れた・・・」かつてパリーグを沸かせた、両エースの復活!とこのときは、思ったのだが・・・。なかなかうまくいかないものですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・観戦してから数日後、軽く書いていたが、アップするタイミングを失っていた。楽天混乱のドサクサに紛れて、書いてしまえ!ということで今更。
2004年04月18日
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この日、結局朝までほとんど眠れず。久々のフットサルが楽しみでワクワクして・・・というわけではなく、身体もダルイのに、はやくから横になっているのに、眠れない。で体調が戻らぬまま、フットサルへ。約3ヶ月ぶりか。よっぽど、気をつけてプレーしないと怪我をすると思い、アップを念入りに。その甲斐あってか、まずまずの動き。3得点、2アシスト、1スルー(そのままゴール)。上出来♪チームとしても、皆のコンディションを考えれば、連携もそれなりに良かったし、メンバー満遍なく得点でき、失点もそれほどではなく、うちよりもレベルが高いチームとほぼ互角に戦えた。うーん、楽しい。やはり、身体は動かすべきだ。しかし、この日はこの喜び(多少の苦しみを伴う)をいつまでも堪能していられない。9時から12時まで活動だったが(体育館が使える時間)、私は11時であがらしてもらう。もともと、部活の先輩方がつくったチームだが、参加を強制されているわけではないし、このあたりはかなり自由にやらしてもらっている。やりたい時にやる。まぁ、私はほぼ皆勤賞なのだけれど・・・暇人?そうそう、そういえばチームメートのMさんが近々結婚するらしい。おめでとうございます!(Mさんは、4つ上くらいかな?)フットサルをやっていなければ、Mさんと出会うこともなかったであろう。先輩の職場の上司で、もともとは敵チームの嫌な選手(手強いという意味)だったが、うちのチームに加わってもらうことになった。(部外では、私の高校時代からの友人K君とMさんの二人のみが参加) “昨日の敵は、今日の友”という何だか少年ジャンプ的な展開が男心をくすぐる(謎)。的確なプレーは時に激しく、敵だととっても嫌だが味方だと何とも頼もしい。一方、普段は気さくで温厚な人柄。尊敬していしまいます。フットサルやっていて良かった。と、話を戻して。11時にプレーを終了して、体育館についている風呂に入る。プールその他施設がそろうここには、何とジャグジーがあるのだ!(以前にも書いたことがあるが、ジャグジー(気泡風呂)の名称は、開発したJacuzzi兄弟から来ている、らしい)気持ちよく汗を流す。さてフットサルを早退してまで私が駆けつける、この後の目的地は・・・東京ドーム!そう、黒木を見に行くのだ!10連敗阻止なのだ!(ちなみに、プロ野球・パリーグ・ロッテの話ですよ)その模様は次の日の日記にて。最近、日記タイトルが投げやりです。え、あまり変わらないって?そんなはずでは・・
2004年04月17日
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アスノタメ、ソロソロネマス。アスハ、ヤクサンカゲツブリノ、フットサル。シカモ、【ゴゼン・クジ】カイシ。アサ【ロクジ】オキ!ジツハイマ、マタ、カゼギミデス。 アタマ ト ノド ガ イタイ。トナリノセキノ、アノヒト(カゼデ、フツカヤスンデイル)にウツサレタカ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サラニ、アシタハ、ソレヨリモ、チョージュウヨウナ、イベントガ。ロッテ ノ【ジョニー・クロキ】ガ、トウキョウドームデ、フッカツ!!フットサル、トチュウデヌケテ、ミニイッテキマス!ゲンザイ、ロッテハ、ドトウノ キュウレンパイチュウ。トニカク、ウテナイ。デモ、ソレハ【アシタ】ノタメ。クロキノフッカツヲ、“ ゲキテキナモノ ” ニスルタメ。ブタイヲ、コレデモカ、コレデモカ ト トトノエタノダ!ソウ、モリアゲルタメニ、キュウレンパイシテミタノダ。ダセンハ、ネムッタフリ ヲ シテイタノダ。ソウデショ?ソウダヨネー?ソウダトイッテクレー!!!ソシテ、アシタハ、ダイバクハツ!モウダサクレツ!ウチマクル!ジャナイト、ヤッテラレンヨ。タノンダゾ、ジョニー! ロッテニ、ショウりヲ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サァ、アシタカエッテキテノオタノシミ。カッタカナ~?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チナミニ、ヒラガナガ、ナンカショカニツカワレテイマス。コタエは、イクツ?トイウワケデ(?)、スミマセン。ミナサマノトコロヘハ、ニチヨウビニ、ユッ~~クリト ウカガイマス。アエテ、ヨミカエサズ。キット、ヘンナブンショウノ、オンパレードデショウ。キニシナイ、キニシナイ。ヒトヤスミ、ヒトヤスミ。オヤスミナサイ。サイゴマデヨミトオシタアナタ!ケッコウ、イジッパリ?イエイエ、アリガトウゴザイマシタ。・・・・・・・・・・・・・・・・えー、けして文字化けではないです(笑) 読みにくくてすみません。この文は一度アップしましたが、理由あって次の日の朝に削除。(よって鮮度が落ちています)ただその行為のせいか(?)皆様のところのリンクがおかしくなってしまったようなので、再びアップ。
2004年04月16日
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犯罪研究会の合宿。年齢不詳の民宿の主人が語りだす。「あの森で何が起こったのか、実際のところ誰も知らないんだ」前日に読んだ本とギャップがあり過ぎです(笑)折原さんは、クラクラしたくなったときに、急に読みたくなるんです。樹海に伝わる話。10年前。作家の夫、画家の妻。幼い双子の姉妹。家族に降りかかった出来事。1年前。湖畔で発見された不審な中年男。気を失っていた男が持っていた手記。ノートの1ページ目には『鬼頭家の惨劇』と記されていた・・・面白そうではあるんですが、どうも入り込めず。勝手な言い分ですが、五転六転が面倒くさくなってしまった(それを求めていたのに)仕掛けを平凡に感じてしまい、読み終えてもすっきりしない。全体的に中途半端に感じました。覚悟を決めて(笑)ある程度の長編を読んだほうがいいのかも。それにしても、折原作品には“書けない作家”が本当に良く出てきます。折原さん自身の気が滅入ることがなければいいのですが。『鬼頭家の惨劇 忌まわしき森へ』 折原一 祥伝社文庫 (平成15年12月初版第1刷発行)
2004年04月15日
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鮎太13歳の春、冴子がやって来た。祖母と二人だけの土蔵の中の生活に変化が起きた。『深い深い雪の中で』含6編連作いつかは読んでみたいと思っていた作品。井上靖を読んだのも初めてでした。克己ということを教えてくれた大学生の加島。冴子が多少の軽蔑をこめて説明した、庭にある翌檜の木のこと。「あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。でも、永久に檜にはなれないんだって!それであすなろうと言うのよ」(P42)こうくると、とっても前向きで「失敗しても頑張ろう!」といった教訓話めいたものになりそうな気もするが、そんなに簡単ではない。少年だった鮎太が、中学3年になり(『寒月がかかれば』)、高校を卒業して(『漲ろう水の面より』)、新聞社に入社し(『春の狐火』『勝敗』)、終戦を迎えた(『星の植民地』)。成長していく過程には、“檜になろう”と思いつつも、檜になっていく友を横目に見、焦りもがく姿が描かれている。自伝的な作品ということもあってか、それはとても重いものであるように感じる。しかし、それでもどこかさわやかな印象が残るのは、作者の人間性によるものだろうか。「~ 貴方は翌檜でさえもないじゃあありませんか。翌檜は、一生懸命に明日は檜になろうと思っているでしょう。貴方は何になろうとも思っていらっしゃらない。」(P112)地味でも、自分がこうと決めた進むべき道。何をするにしても志が重要なのだろう。そのこと自体はわかっているのだが、自分をごまかしても仕方がない。乗り切れない自分がいる。私に一番足りないのは、ここかもしれない。『あすなろ物語』 井上靖 新潮文庫 (昭和33年11月発行)
2004年04月14日
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【眠り猫】(猫のダンナ)細い眼。ポーカーフェイス。主食ーバナナ。職業ー私立探偵。元刑事。そして同じく職業ー私立探偵の元ヤクザ、白兎を飼っている【長田】。この二人に、新劇女優の【冴子】が出会い話がはじまる。花村萬月のデビュー2作目だそうです。あまり本屋などで見かけた覚えもないし、タイトルを聞いてもピンとこない。だが、そこは流石萬月。なかなか良かったです。猫、長田、冴子。そこに、美少年・金髪ピアス・バイク乗りの高校生、猫の息子【タケ】も絡んでくる。そして、長田の元に来た一つの依頼が事件を呼ぶ。ギラギラ度、のめり込み感のようなものは(雑な表現だこと)少々おとなしく、物足りないと感じる人もいるかもしれない。が、逆に言えばそれほど構える必要もなく、とっても読みやすい。(と、いいつつも、それほど花村萬月を読んでいるわけではない。4作目かな)それでも、やはり暴行シーンなどはありますけど。ちょっと青臭いような部分、消化不良気味な所もあるが、花村萬月が出来上がっていく過程を見るようで、むしろ好ましく、こういうのもいい。語り手を【冴子】にしているのも、逆に新鮮に感じる。猫の底知れなさがもっと書き込まれていればさらに良かったと思う。徳間文庫で、続編 『猫の息子』 が出ているようです。(はじめに『眠り猫』が刊行されたのは1990年9月のようだ)そのうち、新潮文庫でも出るのかな?待つか。『眠り猫』 花村萬月 新潮文庫 (平成16年2月発行)
2004年04月13日
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約20店。行動範囲内 (通勤途中(沿線)多少の寄り道含む&車で1時間以内)にあるブックオフ、ブックキング、古本市場、ブックマーケットなど大型古本屋の店舗数である。これに商店街の古本屋だとか、チェーン店ではないものを含めると、30店近く。さらに友達と飲みにいったり、フットサルの会場近く、てな所にも結構見付かる。1、2回しか行ったことがないところまであわせると・・・そうそう全部をまわれるわけではないが、このうち5店に寄るだけでも、大抵のものは見つかる。新しいものほど。根気強く探せば、もう何でもある、という気がする。だがしかし、そんなに時間もお金も場所も地位も名誉もない。そこで自分なりの駆け引きがある。「機が熟していない」「もっと安いところがあるはずだ」「神様が買っちゃえと言っている」「これは、あそこでセールの時に!」「そろそろ文庫化か?」「ちくしょー、ねぇよー」私が買う本は、古本的な価値があるものではなくて、一般に広く流通している、そんなに古くもない小説がほとんど。なので安く買っている分、売ったとしても値段はほとんどつかないと思う。だから、売るわけにはいかぬのだーー!と溜め込みを正当化してみる。(「買わなきゃいいでしょ」という当然すぎるツッコミは却下)ロッテの5割も遠く、そんなわけで、懲りずにいろいろ買っております。最近の成果。(半額ぐらいでは買いませぬ)『ヤンのいた島』 沢村凛 (七生子さんのところで見たぞ!) 『リトル・バイ・リトル』 島本理生『空中ブランコ』 奥田英朗『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 サリンジャー、村上春樹訳『百鬼徒然袋 風』 京極夏彦私は文庫で集めているので、本来は手を出さないのですがあまりの安さに思わず。会社の昼休みのみで『陰摩羅鬼の瑕』読破を目指している隣の席のSさんに譲る。(2冊とも100円。こんな値段で売るな!と思いつつ買ってしまう私・・・)新刊が売れなくなって、出版社がつぶれる。作家が本を書けなくなる。という事態にだけはなって欲しくない。消費者としては安いほうが断然うれしいのだけど、そのことによって、書き手、出版社、本屋を苦しめる結果になるのはまずい。自分の行為によって、好きなものの将来をつぶして、首をしめてどうする?(たかが一人、だけれども。全体の流れはわからない)古本屋のチェーン店が流行ることによって、業界が活性化!となるのならいいのだが。共存出来ているのでしょうか・・・ということを、ふと我に帰り、考えることもある。だが、安~くお目当ての本を買って、ほくそ笑む自分もいる。そして新刊は買わない・・・結局は自分がかわいいワガママ偽善者。【発行後3ヶ月は、定価以外で売るのは禁止!】とかでも全然OKなのですが・・・
2004年04月12日
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最早単なる記憶力テスト?この前日、私は先輩の結婚式の二次会に行ったようだ。こういう席では、あまり料理が食べられない。食事よりも会話、になる。普段でもそうなのだが、この日は特に。全体的に料理が辛めだった、というのも一つの理由。私は辛いものが苦手な、お子様な舌の持ち主である。外で食べたカレーで、「なんだ、辛くないな」と思ったことはない。次々に弟が生まれた為、食事(味覚)を常に幼児にあわさざるをえず・・・という理由は成り立たないか。父母ともに辛いもの食べないし。そうは言っても、鮨のワサビ、ホットドックのマスタード、などは平気。カレーも激辛をうたったものでなければ、食べられないことはない。でもキムチでさえ、わざわざ望んで食べようとは思わない。タバスコ、唐辛子などは特に苦手だ。何もなきゃ食べるけど。要するに、甘ちゃんなのである。そうそう、部活の先輩(2つ上。うちらが1年時の3年)の結婚式二次会の話だった。I さん(新郎)、おめでとうございます!卒業後、この代の先輩方との交流はほとんどなかったので、久しぶりに会う人が多い。男女とも10人ずつ(だったはず)の2コ上の先輩の代。これまた何度か書いたが、女子10名は奇跡の“オール綺麗どころ”。とっても健全だった(?)我が部。あまりドロドロした恋愛劇はなく。後輩達は、「○○さん派」と主張するくらい。(それも飲んだ時たま~に)会に何人が来るのか?(卒業後すぐとかなら、皆揃うのだろうけど)私が特に会いたいのは二人。そのうち一人は新郎 I さんの元彼女であるから、やはり来ず。もうひとりの先輩は無事に(笑)出席でラッキー!独特のアンニュイさは相変わらずで、うれしくなってしまった。今回初めて知ったこと。周りのレベルの高さ故か、「俺はNさん派」!とは全く聞いた事のない(悪く言えばあまり人気がなかった)Nさん。何とキャスターをやっているようだ!(株関連で、テレビ出演中)さすがは、3女。懐が深い。(意味不明)3女は半分以上の方が結婚しているが、3男は I さんで二人目!(一人目のAさんはだいぶ前に。この方には一番お世話になったのでこの日に会えてうれしかった)周りからなんやかんや心配されるお年頃。(いい人いないの?と)M2さん(男)がこんなことを言っていた。「うちの代の男はね、名前順に結婚することに決めたんだよ」一人目A(あ○○○)さん、そしてこの日二人目 I (い○○○)さん。見事、【あ】~【い】だ。あーからいー。M2さん、巧い言い訳を考えた!M2(む○○○)さんの前には、超個性派M1さんが居るだけに、この法則は効く。(って既婚者二人だけだからこそ、だけど)まぁそんなことはどうでもいんですけど(笑)この日、最後に新郎 I さんが、「今日、幹事をやってくれたSくん(3男・元主務)が秋に結婚します! お相手は、同じく幹事をやってくれた○○さん(新婦側?)です」と報告。おぉー、吃驚したぁー。おめでとうございます!!なんでも、Sさんは新郎新婦の紹介でお付き合いを始めたのだとか。(この日、うちらの代が出席したのもSさんに誘って頂いたから)そんなわけで、S(し○○)さんの結婚が10月に決まったので、Oさん、Kaさん、Kuさんはそれまでに結婚してなくてはなりません。大変です。こういう超個人的などうでもいいような話は長くなるなぁ、昔から。ここまで読んでくれた方に感謝。
2004年04月11日
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重いよ~。いろいろと。タイトル考えるのも面倒だ。・・・・・・・・・・・・・・これから先輩の結婚式の二次会へ行って来ます。いい気分転換になればいいな。
2004年04月10日
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剣術指南をしていた伝兵衛が惨殺された。弟の伝之丞は、かつて道場に出入りしていた本庄茂平次が下手人だと確信する。忰(せがれ)の伝十郎を留守に残し、兄の敵討の旅に出るが・・・『敵討』と『最後の仇討』の2編収録。『敵討』は天保九年から始まる話。伊予松山藩の熊倉伝之丞親子による敵討。伝之丞が敵を求めて出立するも、行方不明に。忰の伝十郎も同じように・・・【敵討】藩に願書 → 藩から幕府に届出 → 公認!(全国どの地でもOK)随分簡単に書きましたが、当然そう生ぬるいものではありません。敵討のためとはいえ、この行為は脱藩を意味し流浪の身となる。伝之丞は「家名は伝十郎に」と懇願し去ったが、その伝十郎も・・・。敵を探し出せるのは極めて稀なこと。公務的性格もあり、果たすまでは帰れない。収入はなくなり、餓えて行き倒れになるものも多い。残された妻、母、子供ら。相手の剣の腕前は?そう簡単に決断出来るものではありません。伝十郎は、まず父の足どりを辿り、行方をおう。伯父(伝兵衛)の門人だった浪人、小松典膳も探索に加わる。二人は江戸市中を歩き回る。が、手がかりを見出せない。茂平次の背景にある大きな影。時が経つ・・・と、書きすぎか。もう一つの『最後の仇討』は、仇討禁止令が公布された後の明治。臼井六郎の話。書かなすぎか。吉村さんの作品は、淡々としていて遊びが少ない。主人公が心情を露わにする、口にする場面などはあまりない。だが、これでもか、これでもかと行動、状況、背景が描き込まれ、その積み重ねがずっしりとくる。(綿密な取材のなせる業でもあるのだろう)だから、読むときも集中力がないと、ただただスゥーと進んでしまう。今回は残念ながら、ちょっとそんな感じだった(涙)解説で野口武彦さんが言っているように、敵討は美談としてとりあげられることが多いが、それは成功したから。苦難の末、討ち果たす。それ以外の結果のほうが、可能性としては大いにあった。そんな中での、愛するものを奪ったものへの復讐劇。想いは重い。『敵討』 吉村昭 新潮文庫 (平成15年12月発行)
2004年04月09日
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唐沢俊一さんが「古本マニア雑学ノート」のなかで、“そんなにたくさん本を買っていつ読むの?というのは愚問だ。切手収集マニアに「そんなに切手を買っていつ手紙を出すのだ」と訊くようなものだ”というようなことを言っている。切手と本は別物だと思うが(笑)(といいつつ、唐沢さんは買った本は極力読むようにこころがけているという。)私はまだそこまでの境地には至っておらず。(行きたくもないですが)ですが、傍からみたらどうだろう?ちょっと自信(何の?)がなくなってきた。読んでいこう。とは、常に思っているんですけど。読むより買うほうが、手間、時間がかからないものだから、つい。というわけで、この度、光文社文庫の【山田風太郎ミステリー傑作選】全10巻に手をだしまして・・・無事揃いました。それを記念致しまして(?)山田風太郎の文庫を一所に並べてみました。(普段は違う場所に置いてある) それぞれ1列ずつ、3段分です。(相変わらずのボケボケ画像です)既読のものは別にしてあるので、全て未読本。一番上の段、右側にあるのが【光文社文庫】(1冊2センチ以上の厚み!)うむぅー。これはなかなか多いですね。これよりも多く所有しているのは、筒井康隆と吉村昭くらい。山風だけで、少なくても3ヶ月は暮らせます(笑)
2004年04月08日
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メッツの松井稼頭央が凄まじいデビューを飾った!1打席目 中越え本塁打 ※初球打ち 2打席目 右翼線適時二塁打 3打席目 押し出し四球 4打席目 右中間二塁打 5打席目 敬遠四球 まだ映像観てないし、西武ファンだったわけでもないけど、結果を見ただけで、鳥肌がたった。とてつもない。これ以上は考えられない。興奮してしまったので、思わず書込み。タイトルも考え付かず、使い回しで(笑)
2004年04月07日
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警察手帳の大量盗難事件発生!?一括保管していた30人分の手帳が全て消えた。紛失防止を狙って導入した新制度。起案した貝瀬は・・・表題作他3編収録。『陰の季節』に続いて、警察の内部を描くこの事件から始まります。警務科企画調査官。という今まであまり見たことのない設定の主人公・貝瀬。外勤警察官の鑑と讃えられた父は、定年後発病し入院中。面会に訪れた病院で受けた事件の連絡は、貝瀬にとって致命的だった。またもや地味目の話。ですが、これがまたしっかり読ませます。外部犯は考えにくい状況。となると、疑いの目は・・・内部へと。警務部といがみあう刑事部。現場の当直員責任者の刑事一課・益川。手帳の保管責任者、『軍曹』とあだ名される県警きっての堅物・大和田。警務部への憎悪。“揺らぎ”。捗らない調査。迫り来る制限時間。マスコミへの発表。父の病状。犯人は誰?【動機】はいったい?唯一(?)のアクションシーン、貝瀬と益川の取っ組合いでのやりとりが印象深い。「てめえらの仕事って何だよ。俺らは体張ってんだ。街ィ守ってんだよ。てめえはなに守ってんだ?」P53と激高する益川。それに対する貝瀬のせりふ。やはり横山さんはこれを書きたいのではないかと思う。皆、必死で守ってんだよ。というところを。(そんな単純じゃないかもしれませんけど)警務部と刑事部。営業と管理みたいなものか。(違う?)他に『逆転の夏』は、かつて殺人を犯し刑期を終えた男が、見知らぬ男から“殺人依頼”をされる話(100頁超。一番長い)『ネタ元』は地方紙事件記者もの。『密室の人』公判中に居眠りをし、妻の名前を洩らした判事の話。(これだけだと訳がわかりませんが、意外な展開に)『動機』 横山秀夫 文春文庫(2002年11月第1刷)
2004年04月06日
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“雪印の牛肉すり替え”から始まり、辻本、眞紀子、宗男。ワールドカップにUSJ。白装束、スーパーフリー、長崎幼児殺害。拉致被害者一時帰国、イラク戦争開戦・・・世の中で起こる物事を笑いのネタに。「日本原論」シリーズ4作目。(『サイゾー』(見たことありません)2002年3月号~2003年12月号)次々に起こる事件に嫌気がさし、ついつい誰かのせいにしたくなる。そんな責任転嫁気味のタイトル。(「お前だよ!」と突っ込むしかない、と太田の“ごあいさつ”にある)他に読んでいない爆笑問題の本が多数あるが、先にこの本を選択。読了してから3ヶ月以上経つ。正直いって中身はほとんど覚えていない。もはや“対岸の火事”とは言ってはいられないのだけれど。ひとつひとつの出来事は、たしかにマスコミを騒がせた。しかしそれは一過性のもので、少し時期が経てば新しいニュースがとってかわる。ベタな言い方になるが、情報過多の現代において“踊らされている”という感覚が付きまとう。先日の参院選で再び脚光を浴びた(?)名前もあるし、まさしく現在進行中のものもある。だが約1年から2年前のことに過ぎないのに、妙に懐かしい気分になってしまったり(“タマちゃん”くらいなら構わない気もするが)頭の片隅から消えかけていたものも幾つかある。喉元を過ぎる前にもう忘れている。今後、このサイクルの速度は増していくだろう。爆笑問題のネタはつきない。世の中が次々に材料を提供してくれるから。太田のギャクは、改めてみると、かなりクダラナイ。ものも多い。でもそれで救われている気がしてしまう。わかっちゃいるんだけど、コメディアンだから笑いにしてるんだよ。といった感じか。太田のわざとらしさが好きである。まぁ、それだけではないのが魅力なんだけど。 私の中にいつも1人の疲れたサラリーマンがいて、そのサラリーマンが笑えるかどうかが、漫才の基準になっている。P204 あとがきより『こんな世界に誰がした』 爆笑問題 幻冬舎(2004年1月第1刷発行)
2004年04月05日
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【この世界】はいったい何だ?以前いた【あの世界】とは間違いなく違う。いったいどこが?“情報による呪縛、時間による束縛、空間による圧迫”いや、もっと本質的なもの。とにかく、俺はあの世界に戻らなければならない。この世界から脱走しなければならない。久しぶりの筒井康隆。これまた凄く凄い話でした。『パプリカ』よりも、ある意味くらくら来ます。どういう展開になるのか、全く読めない話。という本は、たまにみかけます。ただ、筒井康隆の場合は、根底から覆される可能性があるので油断ならない。この『脱走と追跡のサンバ』も常にそんな危険・期待を内包しつつ進んでいきます。いつどこでいったいこっちの世界に迷い込んだのか。ボートか?職業適性所か?時計屋か?追ってくる、みどり色の背広を着た“尾行者”正体は?脱走?追跡?誰が誰を?何の為の追いかけっこ?この世界とあの世界、どっちの世界があっちで、こっち?って・・・・・・・・・・・というような感じでまだまだまだ続くのですが、私が内容を追っていっても、追いつけるものではありません。もうなんだかよくわかりません。とにかくすげぇーのです。凄い凄いばかりで凄いばかみたいですが、ばか凄いのです。うーー~~。これは読んでからすぐに感想を書くべき本だった。もう一回はじめから読むのは疲れそうだしなぁ(苦笑)そんなこともあって、まともな感想は書けません。(いつもと同じか)もうちょっと忘れた頃に、また読みたいです。筒井康隆とは何たるかを十二分に堪能。(えらそー。)↓発表、私の生まれる前だ・・・。今読んでも全く問題ない。『脱走と追跡のサンバ』 筒井康隆 角川文庫 (昭和49年6月初版発行)
2004年04月04日
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ロッテ 対 ダイエー の二回戦を千葉マリンスタジアムに観にいった。友人の友人からチケットを頂けたので。電車で本を読むか、車で歌いながら行くか。迷った挙句、車で行くことを選択。なんせ久しぶりなので、気分が高揚して仕方が無い。マリンに近づくにつれて、顔がにやけてしまうのだ。「おー、この道は『凍える牙』で音道貴子と疾風が走った道か?」なんて思いながら・・・1時間ちょっとで着いた。12時前。試合は13時開始で、現地(千葉マリン)で待ち合わせ。チケットはまだ手にしてはいない。(今回は内野指定席とのこと)まだ友人は来ていないようだ。連絡がつかない。仕方なく、無料で配っていたタケノコ汁を食しながら待つ。出来れば、スタメン発表時には席についていたかったのだが、相手にお願いしている身だし、開始15分前に球場に入れればいいかと思っていた。しかし、12時55分に友から電話。「今、西船橋なんだけど、電車が来ない」なんだとー。おい、頼むよ。タクシー拾ってすぐ行くから待ってて、と言われる。試合が始まってしまった。仕方なく、チケット売り場横のテレビにて観戦。ロッテ先発のミンチーの調子が良さそうだ。1回表、そして裏の攻撃もあっけなく終了。生で観たかったロッテの4番、イ・スンヨプの打席も終わってしまった。ようやく、友人が来た!走って来たので許してやる(笑)2回表のツーアウトで席に着いた。その席が・・・バックネット裏、真正面。高さも2段目(前から2列目ではなく)から少し後ろと程よい。文句なし。サイコー。お前は偉い!(チケットをくれたのは友人の友人なのだが、そんな友人を持った友人が偉い)遅れたことなんて忘れてしまった。ピッチャーが投げたコース(内角・外角)が完璧にわかる。(その分、高低はちょっと微妙だが)ボールの軌道(変化の仕方)もわかるし、当然打球の行方も(距離感ははじめつかみにくかったが)見易い。内野手の動きも全て目に入ってくる。改めて、最高。やはりマリンに来た以上、外野席で応援するのももちろん棄てがたい。(実はマリン久しぶりなので、知らない応援がかなりあった)だが、たまにはこういうのもいい!絶対いい!“自分でチケットを買って” とはなかなかいかないけど。あまり詳しく試合内容を書いていくことはしないが、とにかく野球観戦を堪能できた。この日は、ミンチーが絶好調。とにかく、球が良く動く。ウェイクフィールド直伝だと云う、ナックルも効果的。(よくわからなかった変化球は、全てナックルと判断しながら観た)コントロールも良くて、打たれる気がしなかった。だが、ミンチーは好調時にも不運な当たりでランナーを出すと、連打を食らって失点というケースが結構あるので、油断は出来ない。しかも相手はダイエー打線。一方、ダイエーの斎藤は去年20勝(うちロッテ戦5勝、負けなし。多分)のエース。オープン戦からパッとせず、開幕戦もチラッと観たが、それほどいい出来ではなかった。(それでも完投勝ちしてしまうのは流石だが)際どい戦いかと思ったが、斎藤が四球から崩れる。3回、四球、犠打、エラー、犠飛で1点先制。相手のミスに乗じて、ノーヒットで得点。これがロッテの攻撃?その後も、ロッテが追加点。ベニーの満塁からの走者一掃タイムリー(4回)とフランコのソロHR(7回)。一方のミンチーは、7回までダイエー打線を松中の内野安打1本に抑える。8回に打たれた2本目のヒットは、柴原のライトポール直撃のホームラン。5-1。しかし、ここまで被安打2、死球1と完璧な内容。9回、チーム初完投を目指してマウンドに登ったミンチーが打たれる。やはりダイエー打線は甘くない。無死から、井口、松中の連続ツーベースで1点返す。 5-2。なおも、ノーアウト2塁で、バッター城島。ここでロッテは、投手交代。もちろん、抑えのエース・小林雅。前日の試合、雅は9回表1点リードの場面で、城島に同点ホームランを打たれている。はやくも来た名誉挽回のチャンス。バレンタインも粋なことします。粘られながらも、何とかサードゴロに打ち取る。その後、四球をふたつだすも(ある意味、雅らしい)、最後はセカンド浜名が(以前ダイエーに所属)フットワーク良く、ニ遊間のゴロをさばき、試合終了。5-2でロッテが勝利♪(充分、細かいか)ナイスゲーム。まぁでも、「村松と小久保がダイエーに残っていたら」と考えると恐ろしい・・・柴原、村松、井口、小久保、松中、城島、バルデス、ズレータ、川崎。(順番はどうにしろ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それはともかく・・・実は非常にもったいないことをしていたことが試合後に判明した!今回、チケットをくれた友人の友人は、某大手広告代理店のロッテ担当。バックネットの私達とは別の席(VIP席?)で観戦していた。なんとそこで、イ・ソンジョンさん(スンヨプの奥様)と一緒だったらしい。(彼女が迷っていたところに、声をかけたとのこと)そして、友人の携帯に電話を何度もかけていた。その場所に私達を案内してくれるつもりだったとか。しかし、友人は電話があったことに気が付かず・・・「写真くらい、一緒に撮れたのに」と試合後に一言。チッ、惜しい!結構、私は美人運(?)あるんだけどなー(笑)あと一歩のところで会えず。でも、本当はそれよりもイ・スンヨプのヒットが見たかったのに!(と、言っておこう)ちなみにこの試合、イ・スンヨプはノーヒット。そして、翌日の試合で場外ホームランをかっ飛ばした!(これは本当に観たかった~)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁそれもともかく。やはり、ライブはいい!空気、雰囲気、熱気を直に感じられる。ライトスタンドの盛り上がりには定評があるマリンだが、現在の好調さが更にテンションを挙げているのは間違いないだろう。好調ロッテについて、もっと書きたいんだけど(好調なうちに)このへんで。4連勝のあと、この日は昨年を思いだせる拙い内容での敗戦(4/6)。勝ち試合のあとで、アップしたかったよー。明日、うまく切り替えられるだろうか?【春の珍事】で終わらないでくれ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今日も(4/7)内容なく負けて、連敗。うーん。また連勝のあとに連敗するいつもの失敗を繰り返すのか?木曜、オリックス戦のエース清水に注目。(というより、問題は“どうも信頼しきれない打線”だけど)やはり長くなってしまうな。【簡潔に】という言葉は、私の自書にはないのか。これでも、試合内容かなり削ったんだけど(苦笑)
2004年04月03日
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古びたビジネスホテルで見付かった老夫婦の死体。部屋が荒らされた様子はなく、死体に外傷もない。しかし口元からは、微かな“あんず”の臭いが・・・婦人の持ち物から、相当に古い一葉の白黒写真がみつかった。表題作『花散る頃の殺人』他6編収録。『凍える牙』でお馴染みの、機動捜査隊員・音道貴子が登場するシリーズ。ペンギン滝沢もちらりと。(巻末では、乃南さんと対談までしていますが、笑)さすがに安定感があるというか、安心して読めるミステリ短篇集。所属しているチームでのゴタゴタは無く、(【おっちゃん】なんて、綽名をつけられてはいるものの)事件に集中して落ち着いて読んでいられるのもいい。それでも貴子個人の問題はいろいろとありますが。それぞれ簡単に。『あなたの匂い』刑事という職業。わずらわしい、だけではすまない近所付き合い。ゴミ漁りストーカーの影がちらつく。『冬の軋み』暴行事件発生。加害者の中には中学生らしき姿も。同時期に続発していたひったくり。犯人との関連は?『長夜』“目を開けたまま路上で寝ている”という通報。かけつけてみると・・・。それは貴子も知っている、染織家だった。『茶碗酒』12月31日の警察署。各課から割り当てられた宿直員たち。滝沢登場。もちろん貴子も。自殺。酔っ払い。紅白。熱燗。除夜の鐘・・・サイレン、茶碗酒。『雛の夜』ラブホテルで若い女性が一人倒れている!しかし警察が到着すると、その姿が消えている。たてつづけにおきているこの事件(?)。何が行われているのか?やはり、表題作がいいですかね。『茶碗酒』は15ページほど。事件がメインではない“おまけ”っぽい話。そんなに強烈ではないですが、脇をかためる人物たちも掘り下げていくと、なかなか面白そう。機捜の八十田、【ウツボ】藤代主任。元警察官のおかま、村越安雲(本名・鉄平)。音道三姉妹の真ん中、行子も気になります(出番ないですけど)まだまだ続きそうですが、これって、もう続編出ているんでしたっけ?『女刑事音道貴子 花散る頃の殺人』 乃南アサ 新潮文庫 (平成13年8月発行)
2004年04月02日
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野球の話になると目を輝かせる息子の茂。今日も、楽しそうに少年野球に出かけていった。しかし以前、内緒で見に行った茂の試合のことが気にかかる・・・『夕空晴れて』 他 野球とどこかで繋がっている短編、7編収録。茂は、ベンチにいた。試合に出場することなく、終了後にはグランド整備をしている。今は亡き夫の試合を良く見に行っていたが、夫は常にフィールドの中にいたから意外な気がした。ここから、少年野球チームの監督は実は・・・というように話が続いていく。一番入りやすい話だと思います。最後は、野球小説になくてはならないシーンです(笑)さてこの本。タイトル『受け月』を見ると、野球とは結びつかないのですが、裏表紙の内容説明野球に関わる人びとを通じて人生の機微を描いた連作短篇集。感動の直木賞受賞作。をみて、読む決意を。野球に対する捉え方、想いは、赤瀬川隼さんに近いかな。「俺は野球というゲームを考え出したのは人間じゃなくて、人間の中にいる神様のような気がするんだ。」(P37)『夕空晴れて』、茂の父の言葉。愛するものにとっては、似たような認識は何にでもあるのだろうけど。サッカーにしても、ゴルフにしても、マラソンにしても。他に野球と直接結びついている2編を挙げる。『ナイス・キャッチ』かつて甲子園に出た四番打者。ノンプロで活躍後、母校で高校野球の監督に。中学の県大会で連続優勝したエースの息子は、越境して有名校へ進んだ。全く予期していないことだった・・・ここでのバッティング談義はよく聞く話である。裸になって、スイングしてみると・・・という例のアレ(わかります?)それはともかく、「どうしてたかが野球で・・・」という母、反発する息子(この話ではだいぶおとなしいが)、昔の父の姿、という典型的ではあるが、どこかホッとするような話であり、野球と生活の密接な結びつきの強さを感じる。『受け月』過激な指導法。祈り、ジンクス、お守り等は極端に嫌う。野球しか知らない、社会人野球の名物監督・谷川鐵次郎の引退。心臓の大手術を控える孫婿は、グループの重役・石井(かつての教え子)の息子だった。手術の日でもある引退試合当日、谷川がとった行動は・・・妻の【沙や】と孫娘【さやか】のコンビがいいです。野球以外は不器用な選手・監督。ずっと見守ってきた妻。選手。勝負事。プラスアルファの部分が野球にはあるのかな。だから野球小説も、これだけ書かれるのでしょう。それほどインパクトがあるわけではないが、読みやすい本でした。全~く関係ない話ですが、伊集院光は野球に関する薀蓄も相当なものだと思います。(確か日ハムファンですよね?こういう人、ロッテファンにもいないだろうか)『受け月』 伊集院静 文春文庫 (1995年第1刷)
2004年04月01日
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